JP2016222284A - 貼付剤包装用シート及び貼付剤包装体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】酸素バリア層4、酸素吸収層6及びシール層7を備え、酸素吸収層6が酸素バリア層4とシール層7との間に位置するように積層された貼付剤包装用シート1において、酸素吸収層6が、主鎖に不飽和結合を有しない熱可塑性樹脂を含む樹脂組成物からなり、前記熱可塑性樹脂は、JIS K7210:1999(190℃、荷重21.2N)で規定されるメルトフローレートが0.5〜12.0g/10minで、且つJIS K7112:1999で規定される密度が915〜1500kg/m3のものであり、前記樹脂組成物の、前記熱可塑性樹脂以外の樹脂の含有量が5質量%以下であるものとする。
【選択図】図1
Description
[1].酸素バリア層、酸素吸収層及びシール層を備え、前記酸素吸収層が前記酸素バリア層と前記シール層との間に位置するように積層された貼付剤包装用シートであって、前記酸素吸収層が、主鎖に不飽和結合を有しない熱可塑性樹脂を含む樹脂組成物からなり、前記熱可塑性樹脂は、JIS K7210:1999(190℃、荷重21.2N)で規定されるメルトフローレートが0.5〜12.0g/10minで、且つJIS K7112:1999で規定される密度が915〜1500kg/m3のものであり、前記樹脂組成物の、前記熱可塑性樹脂以外の樹脂の含有量が5質量%以下である、貼付剤包装用シート。
[2].酸素バリア層、酸素吸収層及びシール層を備え、前記酸素吸収層が前記酸素バリア層と前記シール層との間に位置するように積層された貼付剤包装用シートであって、前記酸素吸収層が、主鎖に不飽和結合を有しない熱可塑性樹脂を含む樹脂組成物からなり、前記熱可塑性樹脂は、SP値が8〜15で、且つぬれ指数が28〜50mN/mのものであり、前記樹脂組成物の、前記熱可塑性樹脂以外の樹脂の含有量が5質量%以下である、貼付剤包装用シート。
[4].前記熱可塑性樹脂は、JIS K7206:1999で規定されるビカット軟化温度が60〜120℃のものである、[1]〜[3]のいずれか一項に記載の貼付剤包装用シート。
[5].前記熱可塑性樹脂が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド及びポリエステルからなる群より選択される1種以上である、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の貼付剤包装用シート。
[6].前記樹脂組成物が、前記熱可塑性樹脂以外の樹脂を含まない、[1]〜[5]のいずれか一項に記載の貼付剤包装用シート。
[7].前記樹脂組成物が、前記熱可塑性樹脂と酸素との反応を促進する反応促進剤をさらに含む、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の貼付剤包装用シート。
[8].[1]〜[7]のいずれか一項に記載の貼付剤包装用シートを用いて得られた貼付剤包装体であって、前記シール層同士の一部を接着させることで形成された収容空間を有し、前記酸素吸収層が前記酸素バリア層よりも前記収容空間側に配置されている、貼付剤包装体。
◎第1実施形態
本発明の第1実施形態の貼付剤包装用シートは、酸素バリア層、酸素吸収層及びシール層を備え、前記酸素吸収層が前記酸素バリア層と前記シール層との間に位置するように積層された貼付剤包装用シートであって、前記酸素吸収層が、主鎖に不飽和結合を有しない熱可塑性樹脂を含む樹脂組成物からなり、前記熱可塑性樹脂は、JIS K7210:1999(190℃、荷重21.2N)で規定されるメルトフローレートが0.5〜12.0g/10minで、且つJIS K7112:1999で規定される密度が915〜1500kg/m3のものであり、前記樹脂組成物の、前記熱可塑性樹脂以外の樹脂の含有量が5質量%以下のものである。
第1実施形態における前記熱可塑性樹脂を、以下、「熱可塑性樹脂(A1)」ということがある。また、第1実施形態における前記樹脂組成物を、以下、「樹脂組成物(S1)」ということがある。
以下、図面を参照しながら第1実施形態の貼付剤包装用シートについて、詳細に説明する。
ここに示すように、第1実施形態の貼付剤包装用シート1は、外層2と、第1接着層3と、酸素バリア層4と、第2接着層5と、酸素吸収層6と、シール層7とを備え、これらの各層がこの順番に積層されて概略構成されている。より具体的には、第1実施形態の貼付剤包装用シート1においては、外層2が一方の表面となり、シール層7が他方の表面となるようにそれぞれ設けられている。そして、外層2とシール層7との間には、酸素バリア層4と酸素吸収層6とが設けられ、酸素バリア層4とシール層7との間に酸素吸収層6が位置するように、各層が積層されている。このような構成を有することにより、第1実施形態の貼付剤包装用シート1は、外層2から酸素バリア層4側へ向けて透過する酸素を、酸素バリア層4によって遮断するとともに、シール層7から酸素吸収層6側へ向けて透過する酸素を、酸素吸収層6によって吸収する機能を有する。
外層2は、第1実施形態の貼付剤包装用シート1に、耐熱性、耐傷性、耐突刺し性、光沢、印刷性等を付与するために、貼付剤包装用シート1の一方の表面となるように設けられている。
これらの中でも、外層2の材質は、一軸又は二軸方向に延伸されたポリオレフィン、ナイロン(登録商標)、又はポリエステルであることがより好ましい。
第1接着層3は、外層2と酸素バリア層4とを接着するために、外層2と酸素バリア層4との間に、これらに隣接するように設けられている。これにより、外層2と酸素バリア層4との層間接着力が高まり、これらの間での剥離を防止できる。
酸素バリア層4は、外層2と酸素吸収層6との間に位置するように設けられており、主に酸素の透過を抑制する。酸素バリア層4を外層2側に設けることにより、貼付剤包装用シート1を用いて形成した貼付剤包装体においては、外層2側から前記包装体内部への酸素の侵入を防止できる。
なお、酸素バリア層4としては、水蒸気等の酸素以外のガスに対してもバリア性を有するものを使用可能である。
これらの中でも前記金属箔は、安価で汎用性が高い点から、アルミニウム箔であることがより好ましい。
これらの中でも前記無機物蒸着フィルムは、蒸着等の方法で上述の好ましいバリア材が基材フィルムに付着されたものがより好ましい。
一般的には、ポリエチレンテレフタレートは、弾性率(腰)及び耐熱性が高い基材フィルムを使用したいときに選択され、ナイロン(登録商標)(特に延伸ナイロン(登録商標))は、突刺強度及び耐ピンホール性等が高い基材フィルムを使用したいときに選択され、ポリビニルアルコールは、バリア性が高い基材フィルムを使用したいときに選択される。
第2接着層5は、酸素バリア層4と酸素吸収層6とを接着するために、酸素バリア層4と酸素吸収層6との間に、これらに隣接するように設けられている。これにより、酸素バリア層4と酸素吸収層6との層間接着力が高まり、これらの間での剥離を防止できる。
酸素吸収層6は、主に酸素を吸収する機能を有する層であり、酸素バリア層4とシール層7との間に位置するように設けられている。酸素吸収層6をシール層7側に設けることにより、貼付剤包装用シート1を用いて形成した貼付剤包装体においては、酸素吸収層6よりも内側に存在する酸素を酸素吸収層6によって吸収できる。
酸素吸収層6は、熱可塑性樹脂(A1)を含む樹脂組成物(S1)からなる。次に、前記樹脂組成物(S1)の含有成分について、詳細に説明する。
第1実施形態において、前記熱可塑性樹脂(A1)はベース樹脂であり、酸素吸収層6の主たる構成成分であり、貼付剤包装用シート1の強度を向上させて、貼付剤包装体の製造時や輸送時等における意図しない破断等の不具合の発生を防止する。
なお、本明細書において、「主鎖」とは、モノマー(単量体)の重合により形成された鎖状構造を意味し、その例としては、重合体の鎖状構造のうち鎖長が最も長いものが挙げられる。
また、熱可塑性樹脂(A1)のJIS K7210:1999(190℃、荷重21.2N)で規定されるメルトフローレートは、11.7g/10min以下であることが好ましく、11.4g/10min以下であることがより好ましく、11.1g/10min以下であることがさらに好ましく、10.8g/10min以下であることが特に好ましく、例えば、8g/10min以下、6g/10min以下、4g/10min以下等であってもよい。
熱可塑性樹脂(A1)の前記メルトフローレートがこのような範囲であることで、酸素吸収層6の酸素吸収能がより向上する。
また、熱可塑性樹脂(A1)のJIS K7112:1999で規定される密度は、1450kg/m3以下であることが好ましく、1400kg/m3以下であることがより好ましく、例えば、1300kg/m3以下、1200kg/m3以下、1100kg/m3以下、1000kg/m3以下等であってもよい。
熱可塑性樹脂(A1)の前記密度がこのような範囲であることで、酸素吸収層6の酸素吸収能がより向上する。
上述の効果がより高くなる点から、熱可塑性樹脂(A1)のJIS K7215−1986で規定されるタイプDデュロメータ硬さは、46以上であることが好ましく、例えば、48以上、50以上、52以上等であってもよい。また、熱可塑性樹脂(A1)のJIS K7215−1986で規定されるタイプDデュロメータ硬さは、64以下、60以下等であってもよい。
上述の効果がより高くなる点から、熱可塑性樹脂(A1)のJIS K7206:1999で規定されるビカット軟化温度は、61℃以上であることが好ましく、例えば、70℃以上、80℃以上、90℃以上等であってもよい。同様に、上述の効果がより高くなる点から、熱可塑性樹脂(A1)のJIS K7206:1999で規定されるビカット軟化温度は、119℃以下であることが好ましく、例えば、115℃以下、111℃以下等であってもよい。
第1実施形態において、樹脂組成物(S1)の熱可塑性樹脂(A1)の含有量の上限値は、特に限定されず、100質量%であってもよい。ただし通常は、樹脂組成物(S1)が後述する反応促進剤を含有することが好ましく、前記上限値は99.999質量%であることが好ましい。
樹脂組成物(S1)は、熱可塑性樹脂(A1)以外に、熱可塑性樹脂(A1)と酸素との反応を促進する反応促進剤をさらに含むものが好ましい。前記反応促進剤を含む樹脂組成物(S1)においては、熱可塑性樹脂(A1)の酸素との反応性がより向上することで、酸素吸収層6の酸素吸収能がより向上する。
なお、本明細書において、含有量の単位「ppm」は、特に断りのない限り、すべて質量比に基づくものである。
樹脂組成物(S1)は、熱可塑性樹脂(A1)以外に、その他の樹脂を含んでいてもよい。
前記その他の樹脂は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されないが、熱可塑性樹脂であることが好ましい。
具体的な熱可塑性樹脂(B1)としては、例えば、熱可塑性樹脂(A1)として先に具体的に挙げたポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル等のうち、上述のJIS K7210:1999(190℃、荷重21.2N)で規定されるメルトフローレート及びJIS K7112:1999で規定される密度のいずれか一方又は両方の条件を満たさないものが挙げられる。そして、前記ポリエチレンとしては、例えば、先に挙げた低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセン触媒直鎖状低密度ポリエチレン(メタロセンLLDPE)に加え、高密度ポリエチレン(HDPE)も挙げられる。
例えば、第1実施形態において、前記その他の樹脂としては、熱可塑性樹脂(B1)及び熱可塑性樹脂(B2)のいずれか一方若しくは両方を、1種又は2種以上用いることができる。
これに対して、第1実施形態の貼付剤包装用シート1においては、酸素吸収層6が酸素吸収性樹脂を含んでいないか、又は酸素吸収層6の酸素吸収性樹脂の含有量が微量であることにより、酸素吸収層6が従来の薬剤包装用シートの酸素吸収層とは状態が異なっており、成形性及び密着性が良好であるため、接着層を介することなく酸素吸収層6をシール層7と直接接して積層できる。
シール層7は、それ同士が、又は他の部材と接着されるものであり、貼付剤包装用シート1の他方の表面となるように設けられている。また、酸素吸収層6の成形性及び密着性が良好であるため、シール層7は、接着層を介することなく、酸素吸収層6と直接接して積層されている。なお、シール層7同士、又はシール層7と他の部材との接着方法は、特に限定されないが、具体的な接着方法としては、例えば、ヒートシール法、超音波シール法、高周波シール法、インパルスシール法等が挙げられる。
貼付剤包装用シート1同士を、シール層7を介して接着することにより、後述する貼付剤包装体を形成できる。
また、前記環状オレフィンモノマーとしては、例えば、ジノルボルネン、二個のノルボルネン環を炭化水素鎖又はエステル基等で結合した化合物、これらのアルキル又はアリール置換体等のノルボルネン環を含む化合物等も挙げられる。
前記ポリエステル系樹脂としては、より具体的には、例えば、飽和ポリエステル系樹脂であれば、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレンテレフタレート等のポリアルキレンテレフタレート等が挙げられる。
第1実施形態において、前記その他の成分は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよく、2種以上を併用する場合、それらの比率及び組み合わせは、目的に応じて任意に選択できる。
例えば、第1実施形態において、前記その他の成分としては、前記酸化防止剤及び消臭剤のいずれか一方若しくは両方を、1種又は2種以上用いることができる。
前記消臭剤は、例えば、溶融押出しの際に、通常のマスターバッチ方式のブレンド法等により、樹脂へ添加して用いることができる。
第1実施形態において、前記消臭剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよく、2種以上を併用する場合、それらの比率及び組み合わせは、目的に応じて任意に選択できる。
本発明の第2実施形態の貼付剤包装用シートは、酸素バリア層、酸素吸収層及びシール層を備え、前記酸素吸収層が前記酸素バリア層と前記シール層との間に位置するように積層された貼付剤包装用シートであって、前記酸素吸収層が、主鎖に不飽和結合を有しない熱可塑性樹脂を含む樹脂組成物からなり、前記熱可塑性樹脂は、SP値が8〜15で、且つぬれ指数が28〜50mN/mのものであり、前記樹脂組成物の、前記熱可塑性樹脂以外の樹脂の含有量が5質量%以下のものである。
第2実施形態において、SP値とは、溶解パラメータ(Solubility Parameter)を意味する。
第2実施形態における前記熱可塑性樹脂を、以下、「熱可塑性樹脂(A2)」ということがある。また、第2実施形態における前記樹脂組成物を、以下、「樹脂組成物(S2)」ということがある。
第2実施形態における酸素吸収層は、熱可塑性樹脂(A2)を含む樹脂組成物(S2)からなり、第1実施形態における酸素吸収層と同じ効果を奏する。
樹脂組成物(S2)は、熱可塑性樹脂(A1)に代えて熱可塑性樹脂(A2)を用いた点以外は、第1実施形態における樹脂組成物(S1)と同じものである。次に、樹脂組成物(S2)の含有成分について、詳細に説明する。
第2実施形態において、熱可塑性樹脂(A2)はベース樹脂であり、熱可塑性樹脂(A1)と同様の機能を有し、酸素吸収層の主たる構成成分であり、貼付剤包装用シートの強度を向上させて、貼付剤包装体の製造時や輸送時等における意図しない破断等の不具合の発生を防止する。
熱可塑性樹脂(A2)において、「主鎖に不飽和結合を有しない」とは、前記熱可塑性樹脂(A1)の場合と同様の意味を有する。
また、熱可塑性樹脂(A2)のSP値は14.7以下であることが好ましく、14.4以下であることがより好ましく、14.1以下であることがさらに好ましく、13.8以下であることが特に好ましい。
熱可塑性樹脂(A2)のSP値がこのような範囲であることで、酸素吸収層の酸素吸収能がより向上する。
また、熱可塑性樹脂(A2)のぬれ指数は48mN/m以下であることが好ましく、46mN/m以下であることがより好ましく、44mN/m以下であることがさらに好ましく、42mN/m以下であることが特に好ましい。
熱可塑性樹脂(A2)のぬれ指数がこのような範囲であることで、酸素吸収層の酸素吸収能がより向上する。
上述の効果がより高くなる点から、熱可塑性樹脂(A2)のJIS K7215−1986で規定されるタイプDデュロメータ硬さは、46以上であることが好ましく、例えば、48以上、50以上、52以上等であってもよい。また、熱可塑性樹脂(A2)のJIS K7215−1986で規定されるタイプDデュロメータ硬さは、64以下、60以下等であってもよい。
上述の効果がより高くなる点から、熱可塑性樹脂(A2)のJIS K7206:1999で規定されるビカット軟化温度は、61℃以上であることが好ましく、例えば、70℃以上、80℃以上、90℃以上等であってもよい。同様に、上述の効果がより高くなる点から、熱可塑性樹脂(A2)のJIS K7206:1999で規定されるビカット軟化温度は、119℃以下であることが好ましく、例えば、115℃以下、111℃以下等であってもよい。
第2実施形態において、樹脂組成物(S2)の熱可塑性樹脂(A2)の含有量の上限値は、特に限定されず、100質量%であってもよい。ただし通常は、樹脂組成物(S2)が後述する反応促進剤を含有することが好ましく、前記上限値は99.999質量%であることが好ましい。
樹脂組成物(S2)は、熱可塑性樹脂(A2)以外に、熱可塑性樹脂(A2)と酸素との反応を促進する反応促進剤をさらに含むものが好ましく、反応促進剤としては、第1実施形態におけるものと同様のものを同様に用いることができる。
樹脂組成物(S2)は、熱可塑性樹脂(A2)以外に、その他の樹脂を含んでいてもよい。
前記その他の樹脂は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されないが、熱可塑性樹脂であることが好ましい。
具体的な熱可塑性樹脂(B3)としては、例えば、熱可塑性樹脂(A2)として先に具体的に挙げたポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル等のうち、上述のSP値及びぬれ指数のいずれか一方又は両方の条件を満たさないものが挙げられる。そして、前記ポリエチレンとしては、例えば、先に挙げた低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセン触媒直鎖状低密度ポリエチレン(メタロセンLLDPE)に加え、高密度ポリエチレン(HDPE)も挙げられる。
例えば、第2実施形態において、前記その他の樹脂としては、熱可塑性樹脂(B3)及び熱可塑性樹脂(B2)のいずれか一方若しくは両方を、1種又は2種以上用いることができる。
例えば、図1に示す第1実施形態の貼付剤包装用シート1では、酸素吸収層6とシール層7とが直接接するように積層されているが、図2に示すように、酸素吸収層6とシール層7とが第3接着層8を介して積層されていてもよい。図2は、本発明の他の実施形態の貼付剤包装用シートの断面を模式的に示す断面模式図である。なお、図2に示す構成要素のうち、図1に示す構成要素と同じものには、図1における符号をそのまま付与し、その詳細な説明は省略する。これは以降の他の図においても同様である。
このように酸素吸収層6とシール層7との間に第3接着層8を設けることにより、貼付剤包装用シート21においては、酸素吸収層6とシール層7との層間接着力が高まり、これらの間での剥離を高度に防止できる。第3接着層8の材質は、特に限定されないが、例えば、接着性ポリプロピレン系樹脂、接着性ポリエチレン系樹脂等が挙げられる。また、第3接着層8は、目的に応じてアンカーコート剤等を含んでいてもよい。
本実施形態の貼付剤包装用シートは、例えば、数台の押出機により原料となる樹脂等を溶融押出するフィードブロック法やマルチマニホールド法等の共押出Tダイ法、空冷式又は水冷式共押出インフレーション法等を用いる方法で製造できる。これらの製造方法の中でも、特に、共押出Tダイ法で製膜する方法は、各層の厚さ制御に優れる点で好ましい。
本発明の一実施形態の貼付剤包装体は、上述の本発明の貼付剤包装用シートを用いて得られた貼付剤包装体であって、前記シール層同士の一部を接着させることで形成された収容空間を有し、前記酸素吸収層が前記酸素バリア層よりも前記収容空間側に配置されているものである。
以下、図面を参照しながら本実施形態の貼付剤包装体について、詳細に説明する。
ここに示すように、本実施形態の貼付剤包装体10は、一対の貼付剤包装用シート1,1を用い、これらのシール層7,7同士の一部を接着させることで形成された収容空間Sを有しており、酸素吸収層6が酸素バリア層4よりも収容空間S側に配置されて、概略構成されている。すなわち、一対の貼付剤包装用シート1,1は、これらのシール層7,7同士が対向するように配置されている。
本実施形態の貼付剤包装体10は、医薬品又は化粧品等(以下、「医薬品等」ということがある)を、内部に設けられた収容空間Sに収容し、保存するための包装体である。
また、本実施形態の貼付剤包装体10は、例えば、その作製後から6か月経過した場合においても、収容空間S中の酸素濃度を0.1%以下に維持できる。
さらに、本実施形態の貼付剤包装体10は、例えば、その作製後から6か月経過した場合においても、酸素バリア層4と酸素吸収層6との密着強度を2.0N/15mm以上に維持できる。
例えば、図3に示す貼付剤包装体10は、貼付剤包装用シート1を用いたものであるが、貼付剤包装用シート1以外の本発明の貼付剤包装用シートを用いたものであってもよい。
なお、以下に示す実施例及び比較例で得られた貼付剤包装用シートの評価は、下記方法により行った。
貼付剤包装用シートを100cm2(10cm×10cm)の大きさにカットしてサンプルを作製し、このサンプルを、酸素濃度測定用PSt3タイプ(PreSens社製、検出限界:0.01%)のセンサーチップとともに200mLのサンプル瓶に投入して密封し、非接触酸素濃度計(PreSens社製、品番:Fibox 3 LCD)を用いて、酸素吸収量を測定した。サンプル瓶は40℃で保管し、測定は、25℃において、サンプル密封してから5日後、20日後、50日後の3回行った。
貼付剤包装用シートを作製後から3日間、25℃で保管した後、剥離強度試験機を用いて、酸素バリア層と酸素吸収層との間の剥離強度を測定した。
[実施例1]
以下に示す手順により、図2に示す構成の貼付剤包装用シート21を製造した。
すなわち、表1に示すように、酸素吸収層6を構成する樹脂として、熱可塑性樹脂(A1)であるメタロセン触媒直鎖状低密度ポリエチレン(メタロセンLLDPE)(宇部丸善ポリエチレン株式会社製、品番:125FN)を準備した。この熱可塑性樹脂(A1)の物性を表2に示す。
この熱可塑性樹脂(A1)に反応促進剤であるステアリン酸コバルトを添加して、樹脂組成物(S1)を得た。樹脂組成物(S1)のステアリン酸コバルトの含有量は1000ppm(質量比)とした。
さらに、第3接着層8を構成する樹脂として接着性ポリオレフィン系樹脂(三菱化学株式会社製、品番:F534A)を準備し、シール層7を構成する樹脂として共重合ポリエステル樹脂(イーストマンケミカルジャパン株式会社製、品番:GN071)を準備した。
以下に示す手順により、図1に示す構成の貼付剤包装用シート1を製造した。
すなわち、表1に示すように、酸素吸収層6を構成する樹脂として、熱可塑性樹脂(A2)である共重合ポリエステル樹脂(イーストマンケミカルジャパン株式会社製、品番:GN071)を準備した。この熱可塑性樹脂(A2)の物性を表2に示す。
この熱可塑性樹脂(A2)に反応促進剤であるステアリン酸コバルトを添加して、樹脂組成物(S2)を得た。樹脂組成物(S2)のステアリン酸コバルトの含有量は1200ppm(質量比)とした。
さらに、シール層7を構成する樹脂として共重合ポリエステル樹脂(イーストマンケミカルジャパン株式会社製、品番:GN071)を準備した。
以下に示す手順により、図2に示す構成の貼付剤包装用シート21を製造した。
すなわち、表1に示すように、酸素吸収層6を構成する樹脂として、熱可塑性樹脂(A1)である低密度ポリエチレン(LDPE)(宇部丸善ポリエチレン株式会社製、品番:F222NH)を準備した。この熱可塑性樹脂(A1)の物性を表2に示す。
この熱可塑性樹脂(A1)に反応促進剤であるステアリン酸コバルトを添加して、樹脂組成物(S3)を得た。樹脂組成物(S3)のステアリン酸コバルトの含有量は2000ppm(質量比)とした。
さらに、第3接着層8を構成する樹脂として接着性ポリオレフィン系樹脂(三菱化学株式会社製、品番:F534A)を準備し、シール層7を構成する樹脂として共重合ポリエステル樹脂(イーストマンケミカルジャパン株式会社製、品番:GN071)を準備した。
以下に示す手順により、図2に示す構成の貼付剤包装用シート21において、酸素吸収層6が異なる構成である比較用の貼付剤包装用シートを製造した。
すなわち、酸素吸収層6を構成する樹脂として、熱可塑性樹脂(A1)であるメタロセン触媒直鎖状低密度ポリエチレン(メタロセンLLDPE)に代えて、表1に示すように、前記メタロセン触媒直鎖状低密度ポリエチレン(メタロセンLLDPE)を90質量%、熱可塑性樹脂(B2)である不飽和ポリオレフィン系樹脂を10質量%となるように、それぞれ混合した混合樹脂を準備した。熱可塑性樹脂(B2)の物性を表2に示す。
前記混合樹脂に反応促進剤であるステアリン酸コバルトを添加して、樹脂組成物(RS1)を得た。樹脂組成物(RS1)のステアリン酸コバルトの含有量は1000ppm(質量比)とした。
さらに、第3接着層8を構成する樹脂として接着性ポリオレフィン系樹脂(三菱化学株式会社製、品番:F534A)を準備し、シール層7を構成する樹脂として共重合ポリエステル樹脂(イーストマンケミカルジャパン株式会社製、品番:GN071)を準備した。
メルトフローレート(g/10min):JIS K7210:1999(190℃、荷重21.2N)で規定される方法。
密度(kg/m3):JIS K7112:1999で規定される方法。
酸素透過率(mL・mm/m2・day・MPa(23℃ 60%RH)):JIS K7126−2:2006(23℃ 60%RH)で規定される方法。
SP値:Fedors法(例えば、「Polym.Eng.Sci.14(2)152,(1974)」を参照)。
ぬれ指数(mN/m):JIS K6768−1999で規定される方法。
タイプDデュロメータ硬さ:JIS K7215−1986で規定される方法。
ビカット軟化温度(℃):JIS K7206:1999で規定される方法。
2・・・外層
3・・・第1接着層
4・・・酸素バリア層
5・・・第2接着層
6・・・酸素吸収層
7・・・シール層
8・・・第3接着層
10・・・貼付剤包装体
S・・・収容空間
Claims (8)
- 酸素バリア層、酸素吸収層及びシール層を備え、前記酸素吸収層が前記酸素バリア層と前記シール層との間に位置するように積層された貼付剤包装用シートであって、
前記酸素吸収層が、主鎖に不飽和結合を有しない熱可塑性樹脂を含む樹脂組成物からなり、
前記熱可塑性樹脂は、JIS K7210:1999(190℃、荷重21.2N)で規定されるメルトフローレートが0.5〜12.0g/10minで、且つJIS K7112:1999で規定される密度が915〜1500kg/m3のものであり、
前記樹脂組成物の、前記熱可塑性樹脂以外の樹脂の含有量が5質量%以下である、貼付剤包装用シート。 - 酸素バリア層、酸素吸収層及びシール層を備え、前記酸素吸収層が前記酸素バリア層と前記シール層との間に位置するように積層された貼付剤包装用シートであって、
前記酸素吸収層が、主鎖に不飽和結合を有しない熱可塑性樹脂を含む樹脂組成物からなり、
前記熱可塑性樹脂は、SP値が8〜15で、且つぬれ指数が28〜50mN/mのものであり、
前記樹脂組成物の、前記熱可塑性樹脂以外の樹脂の含有量が5質量%以下である、貼付剤包装用シート。 - 前記熱可塑性樹脂は、JIS K7215−1986で規定されるタイプDデュロメータ硬さが45〜65のものである、請求項1又は2に記載の貼付剤包装用シート。
- 前記熱可塑性樹脂は、JIS K7206:1999で規定されるビカット軟化温度が60〜120℃のものである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の貼付剤包装用シート。
- 前記熱可塑性樹脂が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド及びポリエステルからなる群より選択される1種以上である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の貼付剤包装用シート。
- 前記樹脂組成物が、前記熱可塑性樹脂以外の樹脂を含まない、請求項1〜5のいずれか一項に記載の貼付剤包装用シート。
- 前記樹脂組成物が、前記熱可塑性樹脂と酸素との反応を促進する反応促進剤をさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の貼付剤包装用シート。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の貼付剤包装用シートを用いて得られた貼付剤包装体であって、
前記シール層同士の一部を接着させることで形成された収容空間を有し、
前記酸素吸収層が前記酸素バリア層よりも前記収容空間側に配置されている、貼付剤包装体。
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