JP2016222167A - 車両の電装品配置構造 - Google Patents
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Description
このキャパシタの電圧はバッテリと比べて高電圧であるため、キャパシタからの電力はDC/DCコンバータによって電圧変換されて車両の電装品に供給される。
そこで、DC/DCコンバータをエンジンルーム内においてバッテリの前端に隣接して配置することが考えられる。
このように構成された本発明においては、DC/DCコンバータは、バッテリの前端に隣接していることにより、キャパシタやバッテリとDC/DCコンバータとの接続のための配線長を短くしつつ、このDC/DCコンバータの後端面が車体上下方向に対して前方に傾斜するように配置されるので、例えば、バッテリの後部がカウルメンバによって上方から覆われており、バッテリの着脱作業を行う際にバッテリの前端側に手を差し入れる必要がある場合においても、バッテリの前端側に手を差し入れるためのスペースを確保することができ、これにより、バッテリの着脱の作業性を向上させることができる。
このように構成された本発明においては、バッテリの着脱作業を行う際にバッテリの前端側に手を差し入れるためのスペースを確実に確保することできる。
このように構成された本発明においては、車体前方からエンジンルーム内に導入された走行風を、DC/DCコンバータの前端面の傾斜に沿って下方に向きを変えてDC/DCコンバータの下端まで流れさせ、これにより、DC/DCコンバータを効率的に冷却することができる。
このように構成された本発明においては、車体前方からエンジンルーム内に導入された走行風を、エアクリーナボックスの上端よりも上方に突出したDC/DCコンバータの前端面の上端に衝突させ、その前端面の傾斜に沿って下方に向きを変えてDC/DCコンバータの下端まで流れさせることができ、DC/DCコンバータをより効率的に冷却することができる。
このように構成された本発明においては、事故により歩行者の頭部がDC/DCコンバータの上方から車両のボンネットに衝突した場合に、DC/DCコンバータを前方へ倒れさせることによって歩行者への衝撃を緩和することができ、これにより、歩行者保護性能を向上することができる。
このように構成された本発明においては、これらの複数の取付部のうちの少なくとも1つが変形することによってDC/DCコンバータが前方へ倒れることを確実に許容することができ、これにより、歩行者保護性能をより確実に向上することができる。
まず、図1及び図2により、本発明の実施形態による車両の電装品配置構造を適用した車両のエンジンルームについて説明する。図1は、本発明の実施形態による車両のエンジンルーム内の電装品配置構造を示す平面図であり、図2は、図1におけるII−II矢視図である。
更に、左右一対のフロントサイドフレーム10a、10bの前端には、クラッシュカン12を介して、車幅方向に延びるバンパレイン14が連結されている。また、フロントサイドフレーム10a、10bの後部の車幅方向外側には、左右の前輪のサスペンションタワー16a、16bが設けられている。
また、ダッシュパネル4の前方には、このダッシュパネル4の上端から前方に延びるカウルメンバ18が設けられている。カウルメンバ18は、ダッシュパネル4の上端に沿って車幅方向に延びるように配置され、その車幅方向両端が左右のサスペンションタワー16a、16bに連結されている。
更に、エアクリーナボックス26とバッテリ28との間において、左側フロントサイドフレーム10aの上方に、DC/DCコンバータ30が配置されている。
図5及び図6に示すように、アタッチメント48は、車体に取り付けられた状態において前後方向に薄型の箱状に形成されたDC/DCコンバータ30の後面に平行に延びる背面部50と、この背面部50の車幅方向両側からDC/DCコンバータ30の車幅方向両側面に沿って前方へ延びる保持部52と、背面部50の車幅方向両側から上方に延びる上側取付部54と、背面部50の下端中央からDC/DCコンバータ30の底面に沿って前方へ延びる下側取付部56とを備えている。このアタッチメント48は、1枚の金属板を曲げ加工することにより形成される。
また、車幅方向両側の上側取付部54は、それぞれ、上述したように正面視で略U字形に形成された支持ブラケット40の支持部44の車幅方向両側の上端にボルト固定される。
また、下側取付部56の先端部は、下方に折り曲げられており、その先端にゴムブッシュ58が取り付けられている。
このように、アタッチメント48を介してDC/DCコンバータ30をバッテリトレイ34及び支持ブラケット40に取り付けることにより、図4に示すように、DC/DCコンバータ30は、バッテリ28の前端に隣接し、且つ、エアクリーナボックス26の後端に隣接するように配置される。
このように、DC/DCコンバータ30の後端面30bが車体上下方向に対して前方に傾斜するように配置されていることにより、バッテリ28の着脱作業を行う際にバッテリ28の前端側に手を差し入れるためのスペースが確保される。従って、本実施形態のようにバッテリ28の後部がカウルメンバ18の下方に配置されおり、バッテリ28の着脱作業を行う際にバッテリ28の後端側に手を差し入れることができない場合でも、図4に仮想線で示すように、バッテリ28の前端側に手を差し入れてバッテリ28の前部を上方に持ち上げることによって、カウルメンバ18を避けながらバッテリ28の着脱作業を容易に行うことができる。
従って、図4において矢印により示すように、車体前方からエンジンルーム6内に導入され、エアクリーナボックス26の上面に沿って流れる走行風が、そのエアクリーナボックス26の上端よりも上方に突出したDC/DCコンバータ30の前端面30aの上端に衝突し、その前端面30aの傾斜に沿って下方に向きを変えてDC/DCコンバータ30の下端まで流れるようになっている。
上述したように、DC/DCコンバータ30は、金属板を曲げ加工して形成したアタッチメント48により、上側取付部54の2点において支持ブラケット40にボルト固定されると共に、下側取付部56の1点ではゴムブッシュ58を介してバッテリトレイ34の差込穴46に差し込み固定されている。従って、DC/DCコンバータ30を前方へ倒れさせる方向に所定以上の大きなモーメントが働くと、上側取付部54を支点としてDC/DCコンバータ30が前方へ回動することを許容するようにアタッチメント48(特に下側取付部56)が変形する。
本実施形態では、DC/DCコンバータ30の前端に隣接してエアクリーナボックス26が配置されている場合について説明したが、エアクリーナボックス26とは異なる部品又は部材が配置されていてもよい。
2 車室
4 ダッシュパネル
6 エンジンルーム
18 カウルメンバ
20 エンジン
26 エアクリーナボックス
28 バッテリ
30 DC/DCコンバータ
30a 前端面
30b 後端面
32 電気負荷
40 支持ブラケット
48 アタッチメント(取付部材)
50 背面部
52 保持部
54 上側取付部
56 下側取付部
58 ゴムブッシュ
Claims (6)
- ダッシュパネルによって車室と仕切られたエンジンルーム内に、エンジンと、バッテリと、DC/DCコンバータとが配置される車両の電装品配置構造であって、
上記DC/DCコンバータは、上記バッテリの前端に隣接し、且つ、このDC/DCコンバータの後端面が車体上下方向に対して前方に傾斜するように配置されることを特徴とする車両の電装品配置構造。 - 上記DC/DCコンバータの後端面は、車体上下方向から前方に10度以上傾斜している請求項1に記載の車両の電装品配置構造。
- 上記DC/DCコンバータの前端面は、車体上下方向に対して前方に傾斜している請求項1又は2に記載の車両の電装品配置構造。
- 上記DC/DCコンバータは、上記前端面の上端が、このDC/DCコンバータの前端に隣接して配置された部品又は部材の上端よりも上方に位置するように配置されている請求項3に記載の車両の電装品配置構造。
- 更に、上記DC/DCコンバータを車体に取り付ける取付部材であって、上記DC/DCコンバータの上端に対して上方から下方へ力が加えられたときに、このDC/DCコンバータが前方へ倒れることを許容する取付部材を有する請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両の電装品配置構造。
- 上記取付部材は、上記DC/DCコンバータを保持する保持部と、上記車体へ取り付けられる複数の取付部とを備え、上記DC/DCコンバータの上端に対して上方から下方へ力が加えられた場合、これらの複数の取付部のうちの少なくとも1つが変形するように形成されている請求項5に記載の車両の電装品配置構造。
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Citations (4)
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JPH0585197A (ja) * | 1991-09-25 | 1993-04-06 | Mazda Motor Corp | エンジンの吸気装置 |
JP2005059618A (ja) * | 2003-08-12 | 2005-03-10 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
JP2008221867A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Mazda Motor Corp | 車両の電子ユニットカバー構造 |
JP2013022992A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | 車載用電源装置 |
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2015
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