JP2016221811A - 電熱線層を含む有機ガラス積層体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】有機ガラス基体1、第1接着層2、部分的に設けられた電熱線層3、及びハードコート層4が順に積層された有機ガラス積層体において、ハードコート層4を、硬化性樹脂を含む樹脂組成物の硬化物で形成し、且つ接着層2のガラス転移点を80〜250℃に設定することによって、優れた耐摩耗性及び耐候性を備えつつ、電熱線層の発熱による接着層の白化を効果的に抑制でき、十分な視界の確保が可能になる有機ガラス積層体。
【選択図】図1
Description
項1. 有機ガラス基体、第1接着層、部分的に設けられた電熱線層、及びハードコート層がこの順に積層されてなり、
前記ハードコート層が、硬化性樹脂を含む樹脂組成物の硬化物で形成されており、且つ
前記第1接着層のガラス転移点が80〜250℃である、
ことを特徴とする、有機ガラス積層体。
項2. 前記電熱線層が、金属箔で形成されている、項1に記載の有機ガラス積層体。
項3. 前記電熱線層の線幅が3〜100μmである、項1又は2に記載の有機ガラス積層体。
項4. 前記電熱線層の開口率が70%以上である、項1〜3のいずれかに記載の有機ガラス積層体。
項5. 前記ハードコート層の形成に使用される硬化性樹脂が、電離放射線硬化性樹脂である、項1〜4のいずれかに記載の有機ガラス積層体。
項6. 前記電熱線層と前記ハードコート層の間にプライマー層を有する、項1〜5のいずれかに記載の有機ガラス積層体。
項7. 前記電熱線層及び前記ハードコート層の間に、樹脂フィルム層を有する、項1〜6のいずれかに記載の有機ガラス積層体。
項8. 前記電熱線層及び前記ハードコート層の間に、第2接着層を有する、項1〜7のいずれかに記載の有機ガラス積層体。
項9. 前記有機ガラス基体からハードコート層の間に、部分的に形成された着色層を有する、項1〜8のいずれかに記載の有機ガラス積層体。
項10. 項1〜9のいずれかに記載の有機ガラス積層体を製造するために使用される有機ガラス積層用シートであって、
基材フィルム上に少なくとも第1接着層、部分的に設けられた電熱線層、及びハードコート層が積層されており、
前記ハードコート層が、硬化性樹脂を含む樹脂組成物の硬化物で形成されており、且つ
前記第1接着層のガラス転移点が80〜250℃である、
有機ガラス積層用シート。
項11. 前記基材フィルムが樹脂フィルム層であり、
前記基材フィルムの一方の面に、基材フィルム側から少なくとも前記電熱線層及び前記第1接着層がこの順で積層され、且つ他方の面に少なくとも前記ハードコート層が積層されており、
有機ガラス基体上に有機ガラス積層用シート自体を積層させて使用される、項10に記載の有機ガラス積層用シート。
項12. 前記基材フィルムが樹脂フィルム層であり、
少なくとも前記基材フィルム、前記第1接着層、前記電熱線層、及び前記ハードコート層がこの順に積層されており、
有機ガラス基体上に有機ガラス積層用シート自体を積層させて使用される、項10に記載の有機ガラス積層用シート。
項13. 前記基材フィルムが前記ハードコート層と離型可能な離型用フィルム層であり、
前記離型用フィルム層上に、少なくとも前記ハードコート層、前記電熱線層、及び前記第1接着層がこの順に積層されており、
有機ガラス基体上に、前記第1接着層、前記電熱線層、前及び前記ハードコート層を転写するために使用される、項10に記載の有機ガラス積層用シート。
項14. 項10〜13のいずれかに記載の有機ガラス積層用シートを用いて、有機ガラス基体上に、少なくとも第1接着層、電熱線層、及びハードコート層を積層させる積層工程を含む、有機ガラス積層体の製造方法。
項15. 前記積層工程において、項10〜13のいずれかに記載の有機ガラス積層用シートに対して、有機ガラス樹脂を射出させる、項14に記載の有機ガラス積層体の製造方法。
項16. 前記積層工程において、予め成形された有機ガラス基体に、項10〜13のいずれかに記載の有機ガラス積層用シートを圧着させる、項14に記載の有機ガラス積層体の製造方法。
本発明の有機ガラス積層体は、有機ガラス基体、第1接着層、部分的に設けられた電熱線層、及びハードコート層がこの順に積層されてなり、当該ハードコート層が、硬化性樹脂及び紫外線吸収剤を含む樹脂組成物の硬化物で形成されており、且つ当該第1接着層のガラス転移点が80〜250℃であることを特徴とする。以下、本発明の有機ガラス積層体について詳述する。
本発明の有機ガラス積層体は、図1に示すように、少なくとも、有機ガラス基体1、第1接着層2、部分的に設けられた電熱線層3、及びハードコート層4をこの順に有する積層構造を有する。
以下に、本発明の有機ガラス積層体を構成する各層の組成、物性、厚さ等について説明する。
本発明の有機ガラス積層体において、有機ガラス基体1に使用される有機ガラスの種類については、透明で強度があり、現状のガラス代替として使用可能なものである限り、特に制限されないが、例えば、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリオレフィン、ABS等が挙げられる。これらの有機ガラスの中でも、ポリカーボネートは耐衝撃性や透明性、耐熱性に優れており、好適に使用される。
第1接着層2は、有機ガラス基体1に対して、電熱線層3を接着させるために設けられる層である。また、本発明の有機ガラス積層体では、ガラス転移点が80〜250℃の第1接着層2を採用し、当該第1接着層2で電熱線層3を埋設することによって、電熱線層3の発熱による第1接着層2の白化を抑制することが可能になる。
電熱線層3は、第1接着層2とハードコート層4との間に、部分的に設けられる層であり、通電によって発熱し、有機ガラス積層体における結露及び曇りの発生防止や除去の役割を果たす。
ハードコート層4は、電熱線層3の上に設けられる表面層であり、硬化性樹脂を含む樹脂組成物の硬化物によって形成される。ハードコート層4によって、有機ガラス積層体に優れた耐候性及び耐摩耗性を備えさせることが可能になる。
ハードコート層4の形成に使用される硬化性樹脂については、架橋により硬化する樹脂であることを限度として特に制限されないが、例えば、電離放射線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、常温硬化性樹脂、1液反応硬化性樹脂、2液反応硬化性樹脂等が挙げられる。これらの硬化性樹脂の中でも、より一層効果的に優れた耐候性及び耐摩耗性を備えさせるという観点から、好ましくは電離放射線硬化性樹脂が挙げられる。
3官能以上の(メタ)アクリレートとしては、例えば、ウレタン(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ウレタン(メタ)アクリレート、ポリカーボネート(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール系(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポリブタジエン(メタ)アクリレート、シリコーン(メタ)アクリレート、アミノプラスト樹脂(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの3官能以上の(メタ)アクリレートは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
2官能の(メタ)アクリレートの種類については、前述する(メタ)アクリレートの中で2官能のものを適宜選択すればよい。
ハードコート層4には、耐候性をより一層向上させるために、前記硬化性樹脂以外に、紫外線吸収剤が含まれていることが望ましい。
ハードコート層4の厚さについては、特に制限されないが、より一層優れた耐候性、耐摩耗性、及び曲げ加工追従性を備えさせるという観点から、通常1〜10μm、好ましくは1.5〜6μmが挙げられる。
ハードコート層4の形成は、使用する硬化性樹脂の種類に応じた方法を採用すればよい。例えば、熱硬化性樹脂、常温硬化性樹脂、1液反応硬化性樹脂、又は2液反応硬化性樹脂を使用する場合であれば、これらの樹脂と、紫外線吸収剤と、必要に応じて各種添加剤を混合したハードコート層4用の樹脂組成物を、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコート等の方法で所定の配置部位に塗工し、必要に応じて加熱を行うことにより、当該樹脂組成物を硬化させればよい。
プライマー層5は、電熱線層3とハードコート層4との間に、必要に応じて設けられる層であり、ハードコート層4の接着性を向上させる役割を果たす。後述する樹脂フィルム層6を設ける場合、プライマー層5は、樹脂フィルム層6とハードコート層4の間に設けることが好ましい。また、後述する第2接着層7を設ける場合、プライマー層5は、第2接着層7とハードコート層4の間に設けることが好ましい。
樹脂フィルム層6は、電熱線層3の支持等のために、電熱線層3とハードコート層4との間に、必要に応じて設けられる層である。
第2接着層7は、電熱線層3とハードコート層4との接着性を高めるために、これらの層の間に、必要に応じて設けられる層である。
着色層8は、本発明の有機ガラス積層体を固定する際の接着剤塗布部の隠蔽、情報表示、意匠性の付与等の目的で、有機ガラス基体1からハードコート層4までの間に、必要に応じて設けられる層である。
(着色層8のOD値の測定方法)
本発明の有機ガラス積層体において、着色層8が設けられていない部位のOD値(ODlow値)と、着色層8が設けられている部位のOD値(ODhigh値)を測定する。算出式(ODhigh値−ODlow値)に従って求められる値が着色層8のOD値となる。ここで、ODlow値とODhigh値は、透過濃度計を用い、中心波長555nmにて測定される値である。
本発明の有機ガラス積層体は、電熱線層3の発熱により、視界を十分に確保した上で、結露や曇りの発生防止や除去ができ、しかも優れた耐候性及び耐摩耗性を備えているので、外装部材として好適に使用される。
本発明の有機ガラス積層体の製造方法については、前述する層構造を形成できることを限度として、特に制限されないが、例えば、有機ガラス基体1以外の各層を予め積層させた有機ガラス積層用シートを作製しておき、当該有機ガラス積層用シートを用いて、少なくとも第1接着層2、電熱線層3、及びハードコート層4を有機ガラス基体1に積層させる方法(以下、「第1法」と表記することもある);ガラス基体1の上に各層を順次積層させる方法(以下、「第2法」と表記することもある)等が挙げられる。前記第1法及は、有機ガラス積層体を効率的に製造できるので、本発明の有機ガラス積層体の製造方法として好適である。以下、前記第1法及び第2法について説明する。
第1法では、基材フィルム上に、少なくとも第1接着層2、電熱線層3、及びハードコート層4を積層させた有機ガラス積層用シートを用いて、有機ガラス基体1上に、少なくとも第1接着層2、電熱線層3、及びハードコート層4をこの順に積層させる工程を行う。
第I工程:第1有機ガラス積層用シートを、第1接着層2の面が有機ガラス樹脂側に配置されるように射出成形型に挿入し、射出成形型を閉じ、流動状態の有機ガラス樹脂を射出成形型内に射出して有機ガラス基体1と有機ガラス積層用シートを一体化する。
第II工程:転写用シートを使用した場合は、離型用フィルム層9を剥離して除去する。
第1工程:型開き状態の雌雄一対の金型の間に、有機ガラス積層用シートの第1樹脂層2側の面がキャビティ側に向くように供給して、固定する。更に、有機ガラス積層用シートの有機ガラス樹脂が射出される側の面を加熱、軟化させると共に、それとは反対側の面と対面している金型側から真空吸引して、有機ガラス積層用シートを当該可動金型の形状に沿って密着させることにより、第1有機ガラス積層用シートを予備成形する。
第2工程:両金型を型締めした後、両金型で形成されるキャビティ内に、流動状態の有機ガラス樹脂を射出、充填して固化させることにより、有機ガラス基体1と有機ガラス積層用シートを積層一体化させる。
第3工程:可動金型を固定金型から離間させて、有機ガラス基体1と有機ガラス積層用シートが一体化された有機ガラス積層体を取り出す。
第4工程:有機ガラス積層体の余分な部分をトリミングして所望の形状に調整する。
第5工程:転写用シートを使用した場合は、離型用フィルム層9を剥離して除去する。なお、本第5工程は、前記第3工程における金型の離間と同時に行ってもよく、また前記第3工程と前記第4工程の間に行ってもよい。
第2法では、有機ガラス基体1の上に、少なくとも第1接着層2、電熱線層3、及びハードコート層4をこの順で順次積層させる。また、第2法において電熱線層3の積層には、樹脂フィルム層6上に予め電熱線層3を形成させておき、これを第1接着層2上に積層させればよい。また、有機ガラス積層体に、プライマー層5、樹脂フィルム層6、第2接着層7及び/又は着色層8を設ける場合には、これらの層が所定の配置となるように積層さればよい。各層の形成方法については、前記の通りである。
本発明は、前記第1法によって有機ガラス積層体を製造するための有機ガラス積層用シートを提供する。当該有機ガラス積層用シートの層構造については、使用態様(転写法又はラミネート法の別)に応じて、適宜設定される。使用態様毎の有機ガラス積層用シートの層構造については、前記の通りである。
実施例1
有機ガラス積層用シート(ラミネートシート)の製造
2軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる樹脂フィルム層(厚さ100μm)に、ドライラミネート接着剤(2液硬化型ウレタン系接着剤;ポリエステルウレタンポリオールから成る主剤タケラックA-310(武田薬品工業社製)とキシレンジイソシアネートから成る硬化剤タケネートA-10(武田薬品工業社製))を用いて銅箔(厚さ10μm)をドライラミネートにより貼り合わせた。次いで、以下に示す条件で、フォトリソグラフィー法によりメッシュ形状(開口率91%)の銅箔からなる電熱線層を形成した。
・ ポリカーボネート系ウレタンアクリル共重合体*1:100質量部
・ ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤*2:17質量部
・ ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤*3:13質量部
・ ヒンダードアミン系光安定剤*4:8質量部
・ ブロッキング防止剤*5:9質量部
・ 硬化剤(ヘキサンメチレンジイソシアネート):25質量部
*1:ポリカーボネート系ウレタンアクリル共重合体は、ウレタン成分の含有量は30質量%、質量平均分子量50000を使用した。
*2:チヌビン400(商品名)、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、BASFジャパン株式会社製
*3:チヌビン479(商品名)、2−(2−ヒドロキシ−4−[1−オクチルオキシカルボニルエトキシ]フェニル)−4,6−ビス(4−フェニルフェニル)−1,3,5−トリアジン、BASFジャパン株式会社製
*4:チヌビン123(商品名)、ビス(1−オクチロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート)、BASFジャパン株式会社製
*5:シリカ粒子、平均粒径:3μm。
・6官能のウレタンアクリレート(分子量約1,000):60質量部
・2官能のカプロラクトン変性ウレタンアクリレート(分子量数千程度):40質量部
・ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤:0.7質量部(BASFジャパン株式会社製「Tinuvin479」)
・反応性官能基を有する光安定剤(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニルメタクリレート、日本乳化剤株式会社製「サノールLS−3410」):4.2質量部・非反応性シリコーン化合物(ポリエーテル変性シリコーンオイル):0.3質量部
・耐傷フィラー(シリカ粒子、平均粒子径:2μm):2質量部
前記で得られた有機ガラス積層用シート(ラミネート用シート)を使用して、射出成形一体化法を行い、ポリカーボネート基体を一体化させた。具体的には、型開き状態の雌雄一対の金型(可動金型と固定金型)の間に、有機ガラス積層用シートを、第1接着層が樹脂と接するように樹脂フィルムをキャビティ内に供給し、固定した。その後、有機ガラス積層用シートの樹脂フィルム層を100℃に加熱して軟化させると共に、ハードコート層側と対面している金型側から真空吸引して、軟化した有機ガラス積層用シートを当該可動金型の形状に沿って密着させることにより、有機ガラス積層用シートを予備成形した。次いで、両金型を型締めした後、両金型で形成されるキャビティ内に、流動状態の前記ポリカーボネート樹脂を射出、充填して固化させることにより、形成されたポリカーボネート基体と有機ガラス積層用シートを積層一体化させた。その後、可動金型を固定金型から離間させて、ポリカーボネート基体、第1接着層、電熱線層、樹脂フィルム層、プライマー層、及びハードコート層が順に積層された有機ガラス積層体を得た。
有機ガラス積層用シート(転写シート)の製造
実施例1で使用したハードコート層形成用の樹脂組成物を、ポリエチレンテレフタレートからなる離型用フィルム層(厚さ75μm)に、硬化後の厚さが3μmとなるように塗工し、電子線照射10Mradにて硬化させることにより、離型用フィルム層上にハードコート層を積層させた。次いで、当該ハードコート層にコロナ放電処理をした後に、実施例1で使用したプライマー層形成用の樹脂組成物をグラビアリバース法によって塗工して厚さ3μmのプライマー層を形成した。更に、当該プライマー層上に、熱融着性アクリル樹脂(ガラス転移点105℃、分子量10万)をグラビアリバース法によって塗工して厚さ4μmの第2接着層を形成した。更に、当該第2接着層上に厚さ10μmの銅箔をラミネート法により接着し、実施例1と同条件でフォトリソグラフィー法によりメッシュ形状の銅箔からなる電熱線層を形成した。
前記で得られた有機ガラス積層用シート(転写用シート)を使用して、実施例1と同条件で射出成型を行った後に、離型用フィルム層を剥離し、ポリカーボネート基体、第1接着層、電熱線層、第2接着層、プライマー層、及びハードコート層が順に積層された有機ガラス積層体を得た。
有機ガラス積層用シート(転写シート)の製造
実施例1で使用したハードコート層形成用の樹脂組成物を、ポリエチレンテレフタレートからなる離型用フィルム層(厚さ75μm)に、硬化後の厚さが3μmとなるように塗工し、電子線照射10Mradにて硬化させることにより、離型用フィルム層上にハードコート層を積層させた。次いで、当該ハードコート層にコロナ放電処理をした後に、実施例1で使用したプライマー層形成用の樹脂組成物をグラビアリバース法によって塗工して厚さ3μmのプライマー層を形成した。更に、当該プライマー層上に、スクリーン印刷で銅ペースト(商品名「CP4121」、旭硝子製、Cu100質量部及びバインダー樹脂22質量部含有)をメッシュパターンを印刷し、120℃で30分間焼成することによって、メッシュ形状の電熱線層(線幅50μm、スペース450μm、厚み10μm、開口率81%)を形成した。
前記で得られた有機ガラス積層用シート(転写用シート)を使用して、実施例1と同条件で射出成型を行った後に、離型用フィルム層を剥離し、ポリカーボネート基体、第1接着層、電熱線層、プライマー層、及びハードコート層が順に積層された有機ガラス積層体を得た。
有機ガラス積層用シート(転写シート)の製造
実施例1で使用したハードコート層形成用の樹脂組成物を、ポリエチレンテレフタレートからなる離型用フィルム層(厚さ75μm)に、硬化後の厚さが3μmとなるように塗工し、電子線照射10Mradにて硬化させることにより、離型用フィルム層上にハードコート層を積層させた。次いで、当該ハードコート層にコロナ放電処理をした後に、実施例1で使用したプライマー層形成用の樹脂組成物をグラビアリバース法によって塗工して厚さ3μmのプライマー層を形成した。更に、当該プライマー層上に、着色層用のインキ組成物(黒色顔料:カーボンブラック(平均粒径24nm)210質量部、バインダー樹脂:塩酢ビ樹脂100質量部、アクリル樹脂100質量部の混合物を含有)をグラビアダイレクト法にて、3度重ね塗り塗工することにより、縦170mm、横100mm、幅20mmの枠状(開口部を有する形状)の着色層(厚さ5μm)を形成した。当該着色層上に、熱融着樹脂(アクリル樹脂)をグラビアリバース法によって塗工して厚さ4μmの第2接着層を形成し、更に銅箔(厚さ10μm)をドライラミネートにより貼り合わせた。次いで、実施例1と同条件でフォトリソグラフィー法によりメッシュ形状の銅箔からなる電熱線層を形成した。更に、電熱線層側の面に、熱融着性アクリル樹脂(ガラス転移点105℃、分子量10万)をダイコート法により厚さが10μmとなるように塗工し、第1接着層を形成した。斯して、第1接着層、電熱線層、第2接着層、着色層、プライマー層、ハードコート層、及び離型用フィルム層が順に積層した有機ガラス積層用シート(転写用シート)を得た。
前記で得られた有機ガラス積層用シート(転写用シート)を使用して、実施例1と同条件で射出成型を行った後に、離型用フィルム層を剥離し、ポリカーボネート基体、第1接着層、電熱線層、着色層、プライマー層、及びハードコート層が順に積層された有機ガラス積層体を得た。
有機ガラス積層用シート(ラミネートシート)の製造
2軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる樹脂フィルム層(厚さ100μm)に、ドライラミネート接着剤(2液硬化型ウレタン系接着剤;ポリエステルウレタンポリオールから成る主剤タケラックA-310(武田薬品工業社製)とキシレンジイソシアネートから成る硬化剤タケネートA-10(武田薬品工業社製))を用いて銅箔(厚さ10μm)をドライラミネートにより貼り合わせた。次いで実施例1と同条件でフォトリソグラフィー法によりメッシュ形状の銅箔からなる電熱線層を形成した。次いで、電熱線層を積層させた樹脂フィルム層の電熱線層とは反対側の面に対して、コロナ放電処理をした後に、着色層用のインキ組成物(黒色顔料:カーボンブラック(平均粒径24nm)210質量部、バインダー樹脂:塩酢ビ樹脂100質量部、アクリル樹脂100質量部の混合物を含有)をグラビアダイレクト法にて、3度重ね塗り塗工することにより、縦170mm、横100mm、幅20mmの枠状(開口部を有する形状)の着色層(厚さ5μm)を形成した。
前記で得られた有機ガラス積層用シート(ラミネート用シート)を使用して、実施例1と同条件で射出成型を行い、ポリカーボネート基体、第1接着層、電熱線層、樹脂フィルム層、着色層、プライマー層、及びハードコート層が順に積層された有機ガラス積層体を得た。
有機ガラス積層用シート(ラミネートシート)の製造
熱融着性アクリル樹脂の代わりに、セパレーター付き粘着フィルムを使用して、ガラス転移温度が15℃で厚み30μmの熱融着性アクリル樹脂からなる第1接着層を形成したこと以外は、実施例1と同条件で、第1接着層、電熱線層、樹脂フィルム層、プライマー層、及びハードコート層が順に積層した有機ガラス積層用シート(ラミネート用シート)を得た。
厚さ3mmのポリカーボネート板の片面に、前記で得られた有機ガラス積層用シート(ラミネート用シート)を第1接着層がポリカーボネート板側になるように配置した上で、50℃、0.5Mpa、5分間の条件で加熱処理して張り合わせることにより、有機ガラス積層用シートとポリカーボネート板を一体化させた。斯して、ポリカーボネート基体、第1接着層、電熱線層、樹脂フィルム層、プライマー層、及びハードコート層が順に積層された有機ガラス積層体を得た。
得られた有機ガラス積層体について、通電時の抵抗、発熱効率、耐摩耗性、耐候性、及び通電後の外観について、以下の方法で評価した。
得られた有機ガラス積層体における電熱線層の端部に導電銅箔テープ(日新EM社製)を貼り合わせ、簡易の取出部とした。当該取出部に電源装置をつなぎ、2Vの直流電圧を印加し、抵抗及び発熱効率を算出した。抵抗は、2Vの直流電圧の印加時の電流値から算出した。また、発熱効率は、下記式に従って、2Vの直流電圧の印加による発熱量から算出した。
発熱効率(W/m2)=電圧(2V)×電流値(A)÷有機ガラス積層体の面積(m2)
ASTM D1044-08E1に基づき、摩耗輪にCS−10Fを用い、50rpm、500g荷重の条件に設定してテーバー磨耗試験を行った。テーバー磨耗試験前後の各有機ガラス積層体の4カ所について、ヘーズメータ(日本電色工業製 NDH−2000)を用いてJIS K7136に記載の方法に従ってヘイズを測定し、その平均値を求めた。前記テーバー磨耗試験後のヘイズからテーバー磨耗試験前のヘイズを差し引くことにより、テーバー磨耗試験前後のヘイズ差(ΔH)を求めた。当該ヘイズ差(ΔH)に基づいて、以下の判定基準に従って、耐摩耗性を評価した。
○:ヘイズ差(ΔH)10%未満
×:ヘイズ差(ΔH)10%以上
得られた有機ガラス積層体を恒温恒湿槽(85℃、相対湿度85%RH)で1000時間保存した後に、JIS K5400に準拠してテープ剥離試験を行い、以下の以下の判定基準に従って、耐候性を評価した。
○:テープ剥離試験によって剥離した表面積が10%未満である。
△:テープ剥離試験によって剥離した表面積が10%以上、50%未満である。
×:テープ剥離試験によって剥離した表面積が50%以上である。
得られた有機ガラス積層体における電熱線層の端部に導電銅箔テープ(日新EM社製)を貼り合わせ、簡易の取出部とした。当該取出部に電源装置をつなぎ、2Vの直流電圧を15分間印加した後に、各有機ガラス積層体のヘイズを測定した。なお、ヘイズは、各有機ガラス積層体の4カ所について、ヘーズメータ(日本電色工業製 NDH−2000)を用いてJIS K7136に記載の方法に従って測定し、その平均値を算出した。
○:ΔH<0.5%
△:0.5%≦ΔH<2%
×:2%≦ΔH
各有機ガラス積層体の性能の評価結果を表1に示す。この結果から、第1接着層のガラス転移点が180〜250℃を満たす有機ガラス積層体(実施例1〜5)は、通電後の白化が認められず、外観が安定で、通電後でも視界を十分に確保できる状態であった。また、実施例1〜5の有機ガラス積層体は、優れた耐摩耗性も備えていた。更に、実施例1〜5の有機ガラス積層体は、車両の窓等の外装用途において十分に許容できる耐候性を備えており、特に実施例2〜5の有機ガラス積層では、格段に優れた耐候性を備えていた。
2 第1接着層
3 電熱線層
4 ハードコート層
5 プライマー層
6 樹脂フィルム層
7 第2接着層
8 着色層
9 離型用フィルム層
Claims (16)
- 有機ガラス基体、第1接着層、部分的に設けられた電熱線層、及びハードコート層がこの順に積層されてなり、
前記ハードコート層が、硬化性樹脂を含む樹脂組成物の硬化物で形成されており、且つ
前記第1接着層のガラス転移点が80〜250℃である、
ことを特徴とする、有機ガラス積層体。 - 前記電熱線層が、金属箔で形成されている、請求項1に記載の有機ガラス積層体。
- 前記電熱線層の線幅が3〜100μmである、請求項1又は2に記載の有機ガラス積層体。
- 前記電熱線層の開口率が70%以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の有機ガラス積層体。
- 前記ハードコート層の形成に使用される硬化性樹脂が、電離放射線硬化性樹脂である、請求項1〜4のいずれかに記載の有機ガラス積層体。
- 前記電熱線層と前記ハードコート層の間にプライマー層を有する、請求項1〜5のいずれかに記載の有機ガラス積層体。
- 前記電熱線層及び前記ハードコート層の間に、樹脂フィルム層を有する、請求項1〜6のいずれかに記載の有機ガラス積層体。
- 前記電熱線層及び前記ハードコート層の間に、第2接着層を有する、請求項1〜7のいずれかに記載の有機ガラス積層体。
- 前記有機ガラス基体からハードコート層の間に、部分的に形成された着色層を有する、請求項1〜8のいずれかに記載の有機ガラス積層体。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の有機ガラス積層体を製造するために使用される有機ガラス積層用シートであって、
基材フィルム上に少なくとも第1接着層、部分的に設けられた電熱線層、及びハードコート層が積層されており、
前記ハードコート層が、硬化性樹脂を含む樹脂組成物の硬化物で形成されており、且つ
前記第1接着層のガラス転移点が80〜250℃である、
有機ガラス積層用シート。 - 前記基材フィルムが樹脂フィルム層であり、
前記基材フィルムの一方の面に、基材フィルム側から少なくとも前記電熱線層及び前記第1接着層がこの順で積層され、且つ他方の面に少なくとも前記ハードコート層が積層されており、
有機ガラス基体上に有機ガラス積層用シート自体を積層させて使用される、請求項10に記載の有機ガラス積層用シート。 - 前記基材フィルムが樹脂フィルム層であり、
少なくとも前記基材フィルム、前記第1接着層、前記電熱線層、及び前記ハードコート層がこの順に積層されており、
有機ガラス基体上に有機ガラス積層用シート自体を積層させて使用される、請求項10に記載の有機ガラス積層用シート。 - 前記基材フィルムが前記ハードコート層と離型可能な離型用フィルム層であり、
前記離型用フィルム層上に、少なくとも前記ハードコート層、前記電熱線層、及び前記第1接着層がこの順に積層されており、
有機ガラス基体上に、前記第1接着層、前記電熱線層、前及び前記ハードコート層を転写するために使用される、請求項10に記載の有機ガラス積層用シート。 - 請求項10〜13のいずれかに記載の有機ガラス積層用シートを用いて、有機ガラス基体上に、少なくとも第1接着層、電熱線層、及びハードコート層を積層させる積層工程を含む、有機ガラス積層体の製造方法。
- 前記積層工程において、請求項10〜13のいずれかに記載の有機ガラス積層用シートに対して、有機ガラス樹脂を射出させる、請求項14に記載の有機ガラス積層体の製造方法。
- 前記積層工程において、予め成形された有機ガラス基体に、請求項10〜13のいずれかに記載の有機ガラス積層用シートを圧着させる、請求項14に記載の有機ガラス積層体の製造方法。
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