JP7310213B2 - 転写型ハードコートフィルム、及び当該フィルムを利用したハードコート体の製造方法 - Google Patents
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に関する。
項1. 転写用基材の上に、少なくとも、ハードコート層を有し、
前記ハードコート層が、ポリカーボネート(メタ)アクリレートと多官能オリゴマーを含む樹脂組成物の硬化物によって形成されている、転写型ハードコートフィルム。
項2. 前記ポリカーボネート(メタ)アクリレートと前記多官能オリゴマーとの質量比が、65:35~20:80の範囲である、項1に記載の転写型ハードコートフィルム。
項3. 前記ポリカーボネート(メタ)アクリレートの、標準ポリスチレンで換算された重量平均分子量が1000以上である、項1又は2に記載の転写型ハードコートフィルム。
項4. 前記転写用基材の上に、少なくとも、前記ハードコート層、及びプライマー層をこの順に有する、項1~3のいずれか1項に記載の転写型ハードコートフィルム。
項5. 前記転写用基材の上に、少なくとも、前記ハードコート層、前記プライマー層、及び接着層をこの順に有する、項4に記載の転写型ハードコートフィルム。
項6. 前記転写用基材の上にハードコート層が直接積層されている、項1~5のいずれか1項に記載の転写型ハードコートフィルム。
項7. 項1~6のいずれかに記載の転写型ハードコートフィルムの前記転写用基材側とは反対側に、樹脂成形体を積層して、転写用基材付きハードコート体を得る工程と、
前記転写用基材付きハードコート体から前記転写用基材を剥離してハードコート体を得る工程と、
を備える、ハードコート体の製造方法。
項8. 前記転写用基材付きハードコート体を得る工程において、転写型ハードコートフィルムの前記転写用基材側とは反対側に、樹脂を射出することで樹脂成形体を一体化させて、転写用基材付きハードコート体を得る、項7に記載のハードコート体の製造方法。
項9. 前記転写用基材付きハードコート体を得る工程において、転写型ハードコートフィルムの前記転写用基材側とは反対側に、予め成形された樹脂成形体を貼り合わせて、転写用基材付きハードコート体を得る、項7に記載のハードコート体の製造方法。
本発明の転写型ハードコートフィルムは、転写用基材の上に、少なくとも、ハードコート層を有し、当該ハードコート層が、ポリカーボネート(メタ)アクリレートと多官能オリゴマーを含む樹脂組成物の硬化物によって形成されていることを特徴とする。本発明の転写型ハードコートフィルムでは、このような構成を有することにより、当該転写型ハードコートフィルムの成形性と転写用基材の剥離性に優れており、さらに、転写用基材を剥離した後のハードコート層の耐摩擦性及び耐候性に優れる。以下、本発明の転写型ハードコートフィルムについて詳述する。
本発明の転写型ハードコートフィルムは、図1に示すように、少なくとも、転写用基材1の上に、ハードコート層2が積層された積層構造を備える。
[転写用基材1]
転写用基材1は、ハードコート層2を支持する支持基材としての役割を果し、ハードコート層2を被転写体に転写した後に剥離される層である。
ハードコート層2は、転写用基材1の上に設けられる層であり、被転写体となる樹脂成形体に転写された後に、最表面に位置して樹脂成形体にハードコート性(耐傷性等)を付与する役割を果たし、耐候性の向上にも寄与する層である。
ハードコート層2には、紫外線曝露に対する耐候性を備えさせるために、必要に応じて、紫外線吸収剤が含まれていてもよい。ハードコート層2に使用される紫外線吸収剤の種類については、特に制限されないが、例えば、ヒドロキシフェニルトリアジン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シュウ酸アニリド系化合物、サリチル酸フェニルエステル系化合物、アクリルニトリル系化合物等が挙げられる。これらの中でも、好ましくはヒドロキシフェニルトリアジン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、更に好ましくはヒドロキシフェニルトリアジン系化合物が挙げられる。これらの紫外線吸収剤は、1種を単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
ハードコート層2の厚さについては、特に制限されないが、例えば、1~100μm、好ましくは1.5~50μm、更に好ましくは2~20μmが挙げられる。
ハードコート層2の形成は、電離放射線硬化性樹脂と、必要に応じて各種添加剤とを混合した樹脂組成物を、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコート等の方法で転写用基材1に塗工し、当該樹脂組成物に電子線、紫外線等の電離放射線を照射して硬化させればよい。
本発明の転写型ハードコートフィルムにおいて、プライマー層3は、ハードコート層2の密着性を向上させるために、必要に応じて設けられる層である。
接着層4は、本発明の転写型ハードコートフィルムの転写用基材1とは反対側の表面に、必要に応じて配される層であり、被転写体となる樹脂成形体に接着する役割を果たす。
離型層は、転写用基材1を剥離し易くするために、転写用基材1とハードコート層2の間に必要に応じて設けられる層である。本発明の転写型ハードコートフィルムにおいては、所定のハードコート層を備えているため、離型層は設けなくてもよいし、転写用基材1をハードコート層2の表面から剥離した後に、離型層の一部がハードコート層2の表面に残存することを抑制する観点からは、離型層は設けないことが好ましい。すなわち、転写用基材1の上にハードコート層2が直接積層されていることが好ましい。
着色層5は、本発明の転写型ハードコートフィルムを用いて製造したハードコート体を固定する際の接着剤塗布部の隠蔽、情報表示、意匠性の付与等の目的で、転写用基材1とハードコート層2の間、ハードコート層2とプライマー層3の間、プライマー層3と接着層4の間、及び接着層4のプライマー層3側とは反対側の面上のいずれか少なくとも1つに、必要に応じて設けられる層である。
本発明の転写型ハードコートフィルムから転写用基材1を剥離した状態のシート、又は本発明の転写型ハードコートフィルムを用いて製造したハードコート体において、着色層5が設けられていない部位のOD値(ODlow値)と、着色層5が設けられている部位のOD値(ODhigh値)を測定する。算出式(ODhigh値-ODlow値)に従って求められる値が着色層5のOD値となる。ここで、ODlow値とODhigh値は、透過濃度計を用い、中心波長555nmにて測定される値である。
本発明の転写型ハードコートフィルムは、転写用基材1の上に、ハードコート層2、さらには、必要に応じて、プライマー層3、着色層5、接着層4などを積層させることにより製造される。また、転写用基材1とハードコート層2の間に離型層を設ける場合には、転写用基材1の上に離型層を形成した後に、ハードコート層2などを積層させればよい。
本発明の転写型ハードコートフィルムは、被転写体となる樹脂成形体に対して、ハードコート層2を転写することにより、ハードコート性(耐傷性等)と共に耐候性を付与するために使用される。本発明の転写型ハードコートフィルムにおける転写用基材1は、樹脂成形体に転写された後に剥離される。
本発明の転写型ハードコートフィルムの転写用基材1側とは反対側が被転写体となる樹脂成形体6に接するように積層した後に、転写用基材1を剥離することによって、ハードコート体を得ることができる。即ち、本発明の転写型ハードコートフィルムを用いて製造したハードコート体は、図6に示すように、少なくとも、樹脂成形体6、及びハードコート層2がこの順に積層された積層構造になる。また、本発明の転写型ハードコートフィルムにおいて、プライマー層3、接着層4、着色層5などが設けられている場合であれば、これらの層を前記のような位置に積層する。本発明の転写型ハードコートフィルムを用いたハードコート体は、樹脂成形体6上に積層されたハードコート層2によって、ハードコート性(耐傷性)と共に優れた耐候性を備えることができる。
第I工程:本発明の転写型ハードコートフィルムを射出成形型に挿入(転写用基材1側とは反対側が、射出される樹脂側に配置)し、射出成形型を閉じ、流動状態の樹脂を型内に射出して樹脂と本発明の転写型ハードコートフィルムを一体化する。
第II工程:樹脂成形体と一体化された本発明の転写型ハードコートフィルムから転写用基材1を剥離する。
第1工程:型開き状態の雌雄一対の金型の間に、本発明の転写型ハードコートフィルムを、転写用基材1側とは反対側がキャビティ側に向くように供給して、固定する。更に、本発明の転写型ハードコートフィルムを加熱、軟化させると共に、転写用基材1と対面している金型側から真空吸引して、本発明の転写型ハードコートフィルムを当該可動金型の形状に沿って密着させることにより、本発明の転写型ハードコートフィルムを予備成形する。
第2工程:両金型を型締めした後、両金型で形成されるキャビティ内に、流動状態の樹脂を射出、充填して固化させることにより、樹脂成形体と本発明の転写型ハードコートフィルムを積層一体化させる。
第3工程:可動金型を固定金型から離間させて、本発明の転写型ハードコートフィルムが一体化された樹脂成形体を取り出し、本発明の転写型ハードコートフィルムから転写用基材1を剥離する。
[実施例1~5]
2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム 東洋紡 コスモシャイン A4100)からなる転写用基材(厚さ50μm)に、表1に記載の質量比でポリカーボネート(メタ)アクリレートと多官能オリゴマーとを含む下記のハードコート層形成用の樹脂組成物を塗工し、電子線照射7Mradにて硬化させることにより、転写用基材上にハードコート層(3μm)を積層させた。次いで、当該ハードコート層面にコロナ放電処理をした上に、下記のプライマー層形成用の樹脂組成物をグラビアリバース法によって塗工して厚さ3μmのプライマー層を形成し、更に当該プライマー層上に、熱融着樹脂(アクリル樹脂)をグラビアリバース法によって塗工して厚さ4μmの接着層を形成した。斯して、転写用基材上に、ハードコート層、プライマー層、及び接着層が順に積層された転写型ハードコートフィルムを得た。
ハードコート層形成用の樹脂組成物として、下記のウレタン系オリゴマーを用いたこと以外は、実施例1~5と同様にして、転写用基材上に、ハードコート層、プライマー層、及び接着層が順に積層された転写型ハードコートフィルムを得た。
・ポリカーボネート(メタ)アクリレートとしてポリカーボネート骨格を有するウレタンアクリレート(分子量約5,000)と、多官能オリゴマーとして1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタエリスリトールトリアクリレート等が反応してなるウレタンアクリレートとを、それぞれ表1に記載の質量比で含む混合物を100質量部
・ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤(BASFジャパン株式会社製「Tinuvin479」):0.7質量部
・反応性官能基を有する光安定剤(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジニルメタクリレート、日本乳化剤株式会社製「サノールLS-3410」):4.2質量部
・非反応性シリコーン化合物(ポリエーテル変性シリコーンオイル):0.3質量部
・耐傷フィラー(シリカ粒子、平均粒子径:2μm):2重量部
・6官能ウレタンアクリレート(重量平均分子量約1,000):60質量部
・2官能カプロラクトン系ウレタンアクリレート(重量平均分子量約22,000):40質量部
・ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤(BASFジャパン株式会社製「Tinuvin479」):0.7質量部
・反応性官能基を有する光安定剤(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジニルメタクリレート、日本乳化剤株式会社製「サノールLS-3410」):4.2質量部
・非反応性シリコーン化合物(ポリエーテル変性シリコーンオイル):0.3質量部
・ ポリカーボネート系ウレタンアクリル共重合体(質量平均分子量及びアクリル成分の含有量は、表1に示す通り):100質量部
・ ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤*1:17質量部
・ ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤*2:13質量部
・ ヒンダードアミン系光安定剤*3:8質量部
・ ブロッキング防止剤*4:9質量部
・ 硬化剤(ヘキサメチレンジイソシアネート):25質量部
*1 チヌビン400(商品名)、2-[4-[(2-ヒドロキシ-3-ドデシルオキシプロピル)オキシ]-2-ヒドロキシフェニル]-4,6-ビス(2,4-ジメチルフェニル)-1,3,5-トリアジン、BASFジャパン株式会社製
*2 チヌビン479(商品名)、2-(2-ヒドロキシ-4-[1-オクチルオキシカルボニルエトキシ]フェニル)-4,6-ビス(4-フェニルフェニル)-1,3,5-トリアジン、BASFジャパン株式会社製
*3 チヌビン123(商品名)、ビス(1-オクチロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)セバケート)、BASFジャパン株式会社製
*4 シリカ粒子、平均粒径:3μm
型開き状態の雌雄一対の金型(可動金型と固定金型)の間に、転写型ハードコートフィルムを、接着層面がキャビティ側に向くように供給して、固定した。その後、転写型ハードコートフィルムの接着層を100℃に加熱して軟化させると共に、転写用基材側と対面している金型側から真空吸引して、軟化した転写型ハードコートフィルムを当該可動金型の形状に沿って密着させることにより、転写型ハードコートフィルムを予備成形した。次いで、両金型を型締めした後、両金型で形成されるキャビティ内に、流動状態のポリカーボネート樹脂(帝人社製 パンライトL-1250Z、MVR8cm3/10min)を成形温度315℃、圧力170MPaにて射出、充填して固化させることにより、ポリカーボネート成型品と転写型ハードコートフィルムを積層一体化させて転写用基材付きハードコート体を得た。その後、可動金型を固定金型から離間させた後、転写用基材をハードコート層から剥離することにより、ポリカーボネート、接着層、プライマー層、及びハードコート層がこの順で積層されているハードコート体を製造した。
JIS K 7161-1194に規定された試験方法に準拠して、実施例1~5及び比較例1で得たハードコート層と同様のハードコート層の150℃環境での伸びを測定して、成形性を評価した。それぞれ、実施例1~5及び比較例1で用いたハードコート層形成用の樹脂組成物を、厚さ50μmの2軸延伸PETフィルム(東洋紡 コスモシャイン A4100)の易接着処理面に塗工し、電子線照射10Mradにて硬化させて、PETフィルム上に形成されたハードコート層(厚さ3μm)を剥離した。得られた各ハードコート層を、ダンベル形状に切りとって試験片とした。試験片の測定部の幅は25mm、引張速度は100mm/min、チャック間距離は500mmとし、試験片にクラックが入るまで延伸して、伸び率(%)として求めた。結果を表1に示す。
それぞれ、実施例1~5及び比較例1で用いたハードコート層形成用の樹脂組成物を、厚さ75μmの2軸延伸PETフィルム(東洋紡 コスモシャイン A4100)の易接着処理面に塗工し、電子線照射7Mradにて硬化させて、PETフィルム上にハードコート層(厚さ3μm)を形成した。次に、ハードコート層の表面に、ニチバン製のセロハンテープ(CT-405AP-24)を貼り、長さ200mm、幅12mmのサンプルとなるように、2軸延伸PETフィルム、ハードコート層、及びセロハンテープの積層体を裁断した。得られたサンプルのPETフィルム側を、厚さ1mmのステンレス鋼板の上に両面テープ(寺岡製のNo.751 50mm)で固定し、市販の引張試験機(オリエンテック社製のテンシロン万能材料試験機 RTC-1250A)を用いて、180°ピール粘着力試験を行い、転写用基材としてのPETフィルムからのハードコート層の剥離力(N/12mm)を測定した。図7に180°ピール粘着力試験の様子を示す模式図を示す。引張試験機の上部と下部に、試験板とサンプルを固定する部品として、上部チャックと下部チャックを準備した。セロハンテープを剥がす際には、背面が重なるようにサンプルの掴みしろを持って180°に折り返した。この時、ハードコート層がPETフィルムから剥離していることを確認する。引張試験機の下部チャックに試験板の片端を固定し、上部チャックに試料の掴みしろを固定した。次に、引張試験機を、引張速度毎秒5.0±0.2mmで動かし測定を開始した。測定開始後、最初の25%の長さの測定値は無視した。その後、試験板から引き剥がされた50%の長さの粘着力測定値を平均し、ピール粘着力試験によって測定された剥離力(N/12mm)とした。結果を表1に示す。
JIS K 7204;1999に規定された試験方法に準拠して、実施例1~5及び比較例1で得た各転写型ハードコートフィルムのハードコート層の表面について、試験前後のヘイズ値の差ΔHに基づいて、耐摩擦性を評価した。摩耗輪としては、CS10Fを使用した。結果を表1に示す。
JIS K 7350-2:2008(A法-デイライトフィルタを通した暴露)に規定された試験方法に準拠して、実施例1~5及び比較例1で得た各転写型ハードコートフィルムのハードコート層の表面について、耐候性を評価した。露光出力と露光時間は180W-Xe、2000時間で暴露試験を行い、試験前後の色差(ΔE*ab)をJIS Z 8730:2009に準拠して測定し、ΔE*ab≦3.0を〇、ΔE*ab>3.0を×とした。その結果を表1に示す。
2 ハードコート層
3 プライマー層
4 接着層
5 着色層
6 樹脂成形体
Claims (7)
- 転写用基材の上に、少なくとも、ハードコート層を有し、
前記ハードコート層が、ポリカーボネート(メタ)アクリレートと多官能オリゴマーを含む樹脂組成物の硬化物によって形成されており、
前記ポリカーボネート(メタ)アクリレートと前記多官能オリゴマーとの質量比が、65:35~20:80の範囲であり、
前記転写用基材の上にハードコート層が直接積層されている、転写型ハードコートフィルム。 - 前記ポリカーボネート(メタ)アクリレートの、標準ポリスチレンで換算された重量平均分子量が1000以上である、請求項1に記載の転写型ハードコートフィルム。
- 前記転写用基材の上に、少なくとも、前記ハードコート層、及びプライマー層をこの順に有する、請求項1又は2に記載の転写型ハードコートフィルム。
- 前記転写用基材の上に、少なくとも、前記ハードコート層、前記プライマー層、及び接着層をこの順に有する、請求項3に記載の転写型ハードコートフィルム。
- 請求項1~4のいずれかに記載の転写型ハードコートフィルムの前記転写用基材側とは反対側に、樹脂成形体を積層して、転写用基材付きハードコート体を得る工程と、
前記転写用基材付きハードコート体から前記転写用基材を剥離してハードコート体を得る工程と、
を備える、ハードコート体の製造方法。 - 前記転写用基材付きハードコート体を得る工程において、転写型ハードコートフィルムの前記転写用基材側とは反対側に、樹脂を射出することで樹脂成形体を一体化させて、転写用基材付きハードコート体を得る、請求項5に記載のハードコート体の製造方法。
- 前記転写用基材付きハードコート体を得る工程において、転写型ハードコートフィルムの前記転写用基材側とは反対側に、予め成形された樹脂成形体を貼り合わせて、転写用基材付きハードコート体を得る、請求項5に記載のハードコート体の製造方法。
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