JP2016220576A - 柑橘類エキスの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
項(1)
柑橘類エキスの製造方法であって、柑橘類の果実を原料として、ペクチナーゼ活性を有する酵素を用いて酵素処理する工程と、β−グルコシダーゼ活性を有する酵素を用いて酵素処理する工程と、を備えることを特徴とする柑橘類エキスの製造方法。
項(2)
柑橘類エキスの製造方法であって、柑橘類の果実を原料として、ペクチナーゼ活性を有する酵素を用いて酵素処理する工程と、β−グルコシダーゼ活性を有する酵素を用いて酵素処理する工程と、油脂を添加する工程と、該油脂を分離除去する工程と、を備えることを特徴とする柑橘類エキスの製造方法。
項(3)
柑橘類エキスの製造方法であって、柑橘類の果実を原料として、ペクチナーゼ活性を有する酵素を用いて酵素処理する工程と、油脂を添加する工程と、該油脂を分離除去する工程と、を備えることを特徴とする柑橘類エキスの製造方法。
項(4)
柑橘類エキスが含有するフラバノンが遊離のものである、項(1)又は項(2)に記載の製造方法。
項(5)
柑橘類が、ミカン属(Citrus)又はキンカン属(Fortunella)に属する少なくとも1種である、項(1)乃至項(4)に記載の製造方法。
項(6)
前記原料が、粉砕物又は抽出物である項(1)乃至項(5)のいずれか1項に記載の製造方法。
項(7)
項(1)乃至項(6)のいずれか1項に記載の製造方法により得られる柑橘類エキス。
項(8)
項(7)記載の柑橘類エキスを含有する食品、飲料、医薬部外品又は飼料。
本発明による柑橘類エキスを用いることにより、フラバノンの機能性を利用した食品、飲料、医薬部外品又は飼料を提供することができる。
なお、本発明において柑橘類エキスが含有するフラバノンとは、アグリコンの状態で存在する、いわゆる遊離の状態のものをいう。
本発明において、油脂を添加し攪拌処理した後、該油脂の分離除去を行うことで、ベルガモチン等の光毒性を有するフラノクマリンの含有量を効果的に低減した柑橘類エキスを製造することができる。本発明において、β−グルコシダーゼ活性を有する酵素を用いた酵素処理及び油脂を添加し攪拌処理した後、該油脂の分離除去を行うことで、機能性成分の一種であるフラバノンの含有量を効率的に増大させることに加えて、ベルガモチン等の光毒性を有するフラノクマリンの含有量を効果的に低減した柑橘類エキスを製造することができる。特に、柑橘類に特有のフラノクマリンとしては、ベルガプテン、ベルガモチン又はオキシポイセダニンが挙げられ、本発明においては、これらのうち、少なくとも1種以上の含有量を低減することができる。本発明において、得られる柑橘類エキスが含有するフラノクマリンの含有量は、油脂の添加及び分離除去を行う前よりも低減されていればよく、好ましくは固形物あたり10ppm以下であり、より好ましくは不検出である。
油脂を添加し攪拌処理を行う場合において、β−グルコシダーゼ活性を有する酵素を用いた酵素処理を行うときには、該攪拌処理と並行して又は該攪拌処理後に行うことが好ましい。
水洗したハッサク果実(ホール)1000gを粉砕処理し、水500gを加えて混合した後、ペクチナーゼ製剤であるスミチームAP2を1.5g添加して、60℃で2時間酵素処理を行った。次いで、90℃で10分間酵素失活処理を行った後、濾布(不織布)を用いて濾過することにより固液分離を行い液部を回収することで、ハッサク抽出物750g(固形分9.8%、pH3.2)(調製1)を得た。
調製1で得られたハッサク抽出物100gに、β−グルコシダーゼ製剤であるアロマーゼを0.5g添加して、60℃で5時間酵素処理した後、90℃で10分間酵素失活処理を行うことで、β−グルコシダーゼ処理した本発明の柑橘類エキス90g(固形分10.2%)(実施例1)を得た。
調製1で得られたハッサク抽出物100gに、米ぬか油(米サラダ油:加藤製油株式会社製)20gを加えて、室温下(20℃〜25℃)で10分間攪拌した。攪拌終了後1時間静置し分離を行い、油層(上層)を除去して水層(下層)を回収した。回収した水層に、β−グルコシダーゼ製剤であるアロマーゼを0.5g添加して、60℃で5時間酵素処理した後、90℃で10分間酵素失活処理を行うことで、油脂攪拌処理及びβ−グルコシダーゼ処理した本発明の柑橘類エキス90g(固形分10.7%)(実施例2)を得た。
調製1で得られたハッサク抽出物100gに、β−グルコシダーゼ製剤であるアロマーゼを0.5g添加して、60℃で5時間酵素処理した後、90℃で10分間酵素失活処理を行った。次いで、米ぬか油(米サラダ油:加藤製油株式会社製)20gを加えて、室温下(20℃〜25℃)で10分間攪拌した。攪拌終了後1時間静置し分離を行い、油層(上層)を除去して水層(下層)を回収することで、β−グルコシダーゼ処理及び油脂攪拌処理した本発明の柑橘類エキス90g(固形分11.2%)(実施例3)を得た。
調製1で得られたハッサク抽出物100gに、米ぬか油(米サラダ油:加藤製油株式会社製)20gを加えて、室温下(20℃〜25℃)で10分間攪拌した。攪拌終了後1時間静置し分離を行い、油層(上層)を除去して水層(下層)を回収することで、油脂攪拌処理した本発明の柑橘類エキス90g(固形分9.8%)(実施例4)を得た。
実施例1、実施例2、実施例3及び実施例4で得られた本発明の柑橘類エキス並びに調製1で得られたハッサク抽出物について、フラバノン(エリオジクチオール、ナリンゲニン及びヘスペレチン)の含有量と、フラノクマリン(ベルガプテン、ベルガモチン及びオキシポイセダニン)の含有量とを、高速液体クロマトグラフィー(以下、「HPLC」という)で以下に示す測定条件にて測定した。結果を表1に示す。
検出器:UV検出器(紫外波長260nm)
カラム:InertSustain C18(内径4.6mm、長さ250mm)
移動相A:15容量%アセトニトリル水溶液(0.1容量%リン酸含有)
移動相B:40容量%アセトニトリル水溶液(0.1容量%リン酸含有)
グラジエント:移動相Aから移動相Bへのグラジエント(45分間)
流速:1.0ml/分
カラム温度:40℃
標品:エリオジクチオール(和光純薬工業株式会社製)、ナリンゲニン(和光純薬工業株式会社製)及びヘスペレチン(東京化成工業株式会社製)をそれぞれ80%アセトニトリル水溶液に溶解した後、適宜希釈し、検量線を作成した。
検体:各試料を80%アセトニトリル水溶液で、適宜希釈したもの。
検出器:UV検出器(紫外波長310nm)
カラム:InertSustain Phenyl(内径4.6mm、長さ250mm)
移動相A:40容量%アセトニトリル水溶液(0.1容量%リン酸含有)
移動相B:アセトニトリル
グラジエント:移動相Aから移動相Bへのグラジエント(35分間)
流速:1.0ml/分
カラム温度:40℃
標品:ベルガプテン(東京化成工業株式会社製)、ベルガモチン(和光純薬工業株式会社製)及びオキシポイセダニン(和光純薬工業株式会社製)をそれぞれアセトニトリルに溶解した後、適宜希釈し、検量線を作成した。
検体:各試料をアセトニトリルで、適宜希釈したもの。
水洗したレモン果実(ホール)3000gを粉砕処理し、水1500gを加えて混合した後、ペクチナーゼ製剤であるスミチームAP2を4.4g添加して、60℃で2時間酵素処理を行った。次いで、90℃で10分間酵素失活処理を行った後、JIS Z 8801−1準拠の標準ふるい:公称目開き150μm(以下、「100メッシュ」という)のふるいを用いて濾過することにより固液分離を行い液部を回収することで、レモン抽出物2050g(固形分8.1%、pH2.7)(調製2)を得た。
調製2で得られたレモン抽出物80gに、β−グルコシダーゼ製剤であるアロマーゼを0.08g添加して、60℃で2時間酵素処理した後、90℃で10分間酵素失活処理を行うことで、β−グルコシダーゼ処理した本発明の柑橘類エキス70g(固形分7.8%)(実施例5)を得た。
調製2で得られたレモン抽出物80gに、パーム油(パームエース(登録商標)N:不二製油株式会社製)24gを加えて、室温下(20℃〜25℃)で10分間攪拌した。攪拌終了後遠心分離処理(2000×G、5分間)を行い、油層(上層)を除去して水層(下層)を回収した。回収した水層に、β−グルコシダーゼ製剤であるアロマーゼを0.08g添加して、60℃で2時間酵素処理した後、90℃で10分間酵素失活処理を行うことで、油脂攪拌処理及びβ−グルコシダーゼ処理した本発明の柑橘類エキス70g(固形分7.9%)(実施例6)を得た。
調製2で得られたレモン抽出物80gに、β−グルコシダーゼ製剤であるアロマーゼを0.08g添加して、60℃で2時間酵素処理した後、90℃で10分間酵素失活処理を行った。次いで、パーム油(パームエースN:不二製油株式会社製)24gを加えて、室温下(20℃〜25℃)で10分間攪拌した。攪拌終了後遠心分離処理(2000×G、5分間)を行い、油層(上層)を除去して水層(下層)を回収することで、β−グルコシダーゼ処理及び油脂攪拌処理した本発明の柑橘類エキス70g(固形分7.3%)(実施例7)を得た。
調製2で得られたレモン抽出物80gに、パーム油(パームエースN:不二製油株式会社製)24gを加えて、室温下(20℃〜25℃)で10分間攪拌した。攪拌終了後遠心分離処理(2000×G、5分間)を行い、油層(上層)を除去して水層(下層)を回収することで、油脂攪拌処理した本発明の柑橘類エキス70g(固形分7.6%)(実施例8)を得た。
実施例5、実施例6、実施例7及び実施例8で得られた本発明の柑橘類エキス並びに調製2で得られたレモン抽出物について、フラバノン(エリオジクチオール、ナリンゲニン及びヘスペレチン)の含有量と、フラノクマリン(ベルガプテン、ベルガモチン及びオキシポイセダニン)の含有量とを、対比試験1と同様にして測定した。結果を表2に示す。
水洗したグレープフルーツ果実(ホール)350gを粉砕処理して得られた粉砕物(pH3.1)に、硬化パーム油(パームエースN:不二製油株式会社製)70gを加えて攪拌混合しながら、さらに、ペクチナーゼ製剤であるスミチームAP2を0.35g及びセルラーゼ製剤であるスミチームAC(新日本化学工業株式会社製)を0.35gそれぞれ添加して、60℃で1時間酵素処理を行った。次いで、濾布(不織布)を用いて濾過することにより固液分離を行い液部を回収した後、遠心分離処理(2000×G、5分間)を行い、油層(上層)を除去して水層(下層)を回収した。回収した水層に、β−グルコシダーゼ製剤であるアロマーゼを0.7g添加して、60℃で1時間酵素処理した後、90℃で10分間酵素失活処理を行うことで、油脂攪拌処理及びβ−グルコシダーゼ処理した本発明の柑橘類エキス260g(固形分10.2%)(実施例9)を得た。
水洗したグレープフルーツ果実(ホール)350gを粉砕処理して得られた粉砕物(pH3.1)に、硬化パーム油(パームエースN:不二製油株式会社製)70gを加えて攪拌混合しながら、さらに、β−グルコシダーゼ製剤であるアロマーゼを0.7g、ペクチナーゼ製剤であるスミチームAP2を0.35g及びセルラーゼ製剤であるスミチームAC(新日本化学工業株式会社製)を0.35gそれぞれ添加して、60℃で2時間酵素処理を行った後、90℃で10分間酵素失活処理を行った。次いで、濾布(不織布)を用いて濾過することにより固液分離を行い液部を回収した後、遠心分離処理(2000×G、5分間)を行い、油層(上層)を除去して水層(下層)を回収することで、油脂攪拌処理及びβ−グルコシダーゼ処理した本発明の柑橘類エキス260g(固形分10.1%)(実施例10)を得た。
水洗したグレープフルーツ果実(ホール)350gを粉砕処理して得られた粉砕物(pH3.1)に、ペクチナーゼ製剤であるスミチームAP2を0.35g及びセルラーゼ製剤であるスミチームAC(新日本化学工業株式会社製)を0.35gそれぞれ添加して、60℃で2時間酵素処理を行った。次いで、90℃で10分間酵素失活処理を行った後、濾布(不織布)を用いて濾過することにより固液分離を行い液部を回収することで、グレープフルーツ抽出物280g(固形分9.8%)(比較例1)を得た。
実施例9及び実施例10で得られた本発明の柑橘類エキス並びに比較例1で得られたグレープフルーツ抽出物について、フラバノン(エリオジクチオール、ナリンゲニン及びヘスペレチン)の含有量と、フラノクマリン(ベルガプテン、ベルガモチン及びオキシポイセダニン)の含有量とを、対比試験1と同様にして測定した。結果を表3に示す。
ユズ果実を搾汁した後の残渣200gを粉砕処理し、水100gを加えて混合した(pH3.2)後、ペクチナーゼ製剤であるスミチームAP2を0.3g添加して、60℃で2時間酵素処理を行った。次いで、90℃で10分間酵素失活処理を行った後、100メッシュのふるいを用いて濾過することにより固液分離を行い液部を回収することで、ユズ抽出物200g(固形分10.0%)(調製3)を得た。
調製3で得られたユズ抽出物40gに、β−グルコシダーゼ製剤であるアロマーゼを0.2g添加して、60℃で5時間酵素処理した後、90℃で10分間酵素失活処理を行うことで、β−グルコシダーゼ処理した本発明の柑橘類エキス35g(固形分10.6%)(実施例11)を得た。
調製3で得られたユズ抽出物40gに、米ぬか油(米サラダ油:加藤製油株式会社製)8gを加えて、室温下(20℃〜25℃)で10分間攪拌した。攪拌終了後1時間静置し分離を行い、油層(上層)を除去して水層(下層)を回収した。回収した水層に、β−グルコシダーゼ製剤であるアロマーゼを0.2g添加して、60℃で5時間酵素処理した後、90℃で10分間酵素失活処理を行うことで、油脂攪拌処理及びβ−グルコシダーゼ処理した本発明の柑橘類エキス35g(固形分11.4%)(実施例12)を得た。
調製3で得られたユズ抽出物40gに、β−グルコシダーゼ製剤であるアロマーゼを0.2g添加して、60℃で5時間酵素処理した後、90℃で10分間酵素失活処理を行った。次いで、米ぬか油(米サラダ油:加藤製油株式会社製)8gを加えて、室温下(20℃)で10分間攪拌した。攪拌終了後1時間静置し分離を行い、油層(上層)を除去して水層(下層)を回収することで、β−グルコシダーゼ処理及び油脂攪拌処理した本発明の柑橘類エキス35g(固形分11.3%)(実施例13)を得た。
調製3で得られたユズ抽出物40gに、米ぬか油(米サラダ油:加藤製油株式会社製)8gを加えて、室温下(20℃〜25℃)で10分間攪拌した。攪拌終了後1時間静置し分離を行い、油層(上層)を除去して水層(下層)を回収することで、油脂攪拌処理した本発明の柑橘類エキス35g(固形分10.9%)(実施例14)を得た。
実施例11、実施例12、実施例13及び実施例14で得られた本発明の柑橘類エキス並びに調製3で得られたユズ抽出物について、フラバノン(エリオジクチオール、ナリンゲニン及びヘスペレチン)の含有量と、フラノクマリン(ベルガプテン、ベルガモチン及びオキシポイセダニン)の含有量とを、対比試験1と同様にして測定した。結果を表4に示す。
調製1で得られたハッサク抽出物200gに、パーム油(パームエースN:不二製油株式会社製)50gを加えて、50℃で10分間攪拌した。攪拌終了後遠心分離処理(2000×G、5分間)を行い、油層(上層)を除去して水層(下層)を回収した。回収した水層に、β−グルコシダーゼ製剤であるアロマーゼを0.4g添加して、60℃で2時間酵素処理した後、90℃で10分間酵素失活処理を行った。次いで、さらに遠心分離処理(2000×G、5分間)を行い、上清を除去して沈殿物を回収し、回収した沈殿物をフリーズドライヤーを用いて乾燥することで、油脂攪拌処理及びβ−グルコシダーゼ処理した本発明の柑橘類エキスの粉末0.5g(固形分95.5%)(実施例15)を得た。
得られた本発明の柑橘類エキスの粉末について、フラバノン(エリオジクチオール、ナリンゲニン及びヘスペレチン)の含有量と、フラノクマリン(ベルガプテン、ベルガモチン及びオキシポイセダニン)の含有量とを、対比試験1と同様にして測定した。結果を表5に示す。
Claims (8)
- 柑橘類エキスの製造方法であって、柑橘類の果実を原料として、ペクチナーゼ活性を有する酵素を用いて酵素処理する工程と、β−グルコシダーゼ活性を有する酵素を用いて酵素処理する工程と、を備えることを特徴とする柑橘類エキスの製造方法。
- 柑橘類エキスの製造方法であって、柑橘類の果実を原料として、ペクチナーゼ活性を有する酵素を用いて酵素処理する工程と、β−グルコシダーゼ活性を有する酵素を用いて酵素処理する工程と、油脂を添加する工程と、該油脂を分離除去する工程と、を備えることを特徴とする柑橘類エキスの製造方法。
- 柑橘類エキスの製造方法であって、柑橘類の果実を原料として、ペクチナーゼ活性を有する酵素を用いて酵素処理する工程と、油脂を添加する工程と、該油脂を分離除去する工程と、を備えることを特徴とする柑橘類エキスの製造方法。
- 柑橘類エキスが含有するフラバノンが遊離のものである、請求項1又は請求項2に記載の製造方法。
- 柑橘類が、ミカン属(Citrus)又はキンカン属(Fortunella)に属する少なくとも1種である、請求項1乃至請求項4に記載の製造方法。
- 前記原料が、粉砕物又は抽出物である請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の製造方法。
- 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の製造方法により得られる柑橘類エキス。
- 請求項7記載の柑橘類エキスを含有する食品、飲料、医薬部外品又は飼料。
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