JP2016219638A - 電子部品内蔵基板用封止樹脂シート及び電子部品内蔵基板の製造方法 - Google Patents

電子部品内蔵基板用封止樹脂シート及び電子部品内蔵基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 線膨張係数の制御が容易で、かつ作製時のボイドの発生を抑制可能な電子部品内蔵基板用封止樹脂シートを提供すること。【解決手段】 本発明は、厚さが150μm以上1000μm以下の単層構造を有し、150℃で1時間熱処理した後の線膨張係数が10ppm/K以上28ppm/K以下である電子部品内蔵基板用封止樹脂シートに関する。電子部品内蔵基板用封止樹脂シートは、平均粒径が0.5μm〜5μmである無機充填剤を含み、前記無機充填剤の含有量が70〜87重量%であることが好ましい。【選択図】 図1F

Description

本発明は、電子部品内蔵基板用封止樹脂シート及び電子部品内蔵基板の製造方法に関する。
今日、携帯電話等のモバイル機器の普及に伴い、電子機器に用いられる回路基板の小型化・高機能化の要望の度合いは強まっている。こうした要望に対応するべく、多層プリント配線板等における電子部品の実装密度の向上が図られており、電子部品自体の小型化や配線等の微細化が進められている。
多層プリント配線板の絶縁層等には、微細な電子部品や配線を充填可能な埋め込み性が求められるところ、当該性能を考慮した樹脂組成物として、シアネートエステル樹脂、エポキシ樹脂、熱可塑性樹脂、タルク及びシリカを含有するプリント配線板用樹脂組成物が提案されている(特許文献1参照)。
特開2010−202865号公報
一方、電子部品の実装密度の向上策として、電子部品自体の小型化や配線等の微細化とともに電子部品の配置についての工夫が進められている。例えば、これまで基板の表面に実装されてきた電子部品を基板の内部(厚さ方向の範囲内)に封止樹脂により埋め込んで内蔵させる電子部品内蔵基板技術が展開されつつある。電子部品を基板に内蔵することで、高密度化・低背化することが可能になるだけでなく、例えば、銅基板内に電子部品を内蔵すると、ノイズ低減や放熱性能の向上も期待される。
電子部品内蔵基板技術の用途として、スマートフォンやPC、タブレット端末にとどまらず、民生機器(エアコン等)や車載用ハイパワーデバイス用も検討されている。そのため、内蔵する電子部品によって基板の厚さは様々で、数十ミクロンから数百ミクロンと広範囲にわたる。
電子部品を埋め込むための封止樹脂シートも基板の厚さに対応可能なように形成する必要があり、特に厚手の封止樹脂シートが要求されている。封止樹脂シートの代表的な作製方法である塗工法では、溶媒を含む原料混合物をシート状に塗工し、乾燥時に溶媒を除去して半硬化状態にする必要がある。厚手のシートの場合、表面付近が先に乾燥して内部の溶媒が十分に放散せずに残存したままの状態になることがある。溶媒が残存した封止樹脂シートを電子部品内蔵基板の製造プロセスで用いると、封止樹脂シートにおいて発泡し(ボイドが発生し)品質低下を引き起こすおそれがある。
そこで、塗工法で形成した薄手の封止樹脂シートを積層したり、多段に形成した塗工膜を乾燥固化したりして、目的の厚さを有する封止樹脂シートを作製することも1つの方策となり得る。しかしながら、封止樹脂シートの積層ないし多段塗工の際、層間でのボイドの噛み込みを十分に抑制することは困難であり、やはり品質低下を招来するおそれがある。
無機充填剤の含有量が高い場合、層間の密着性が低下することから、上述のようなボイド発生の傾向はより顕著になる。無機充填剤の含有量を低減させるとボイドの抑制に寄与し得るものの、封止樹脂シートの硬化後の線膨張係数の制御が困難となって銅基板等の基板の線膨張係数との不整合が生じ、得られる電子部品内蔵基板に反りが生じるおそれがある。
本発明は、線膨張係数の制御が容易で、かつ作製時のボイドの発生を抑制可能な電子部品内蔵基板用封止樹脂シート及びこれを用いる電子部品内蔵基板の製造方法の提供を目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、下記構成を採用することにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、厚さが150μm以上1000μm以下の単層構造を有し、
150℃で1時間熱処理した後の線膨張係数が10ppm/K以上28ppm/K以下である電子部品内蔵基板用封止樹脂シートに関する。
当該電子部品内蔵基板用封止樹脂シート(以下、単に「封止樹脂シート」ともいう。)は150μm以上1000μm以下の厚さを有しているので、1枚の封止樹脂シートで多様な厚さの基板に対応することができ、特に塗工法により得られる樹脂シートでは対応が困難であった厚手の基板に好適に対応することができる。また、150℃で1時間熱処理した後の線膨張係数(以下、単に「線膨張係数」ともいう。)が10ppm/K以上28ppm/K以下であるので、基板(特に銅基板)の線膨張係数との整合が図ることができ、電子部品内蔵基板の反りを抑制することができる。
当該電子部品内蔵基板用封止樹脂シートは、平均粒径が0.5μm〜5μmである無機充填剤を含み、
前記無機充填剤の含有量が70〜87重量%であることが好ましい。
当該封止樹脂シートを用いて得られる電子部品内蔵基板には、埋め込まれた電子部品と外部との導通を図るために封止樹脂シート部分にてビアが形成されることがある。ビアの内壁にはめっき容易性を考慮して平滑性が求められるところ、当該封止樹脂シートに含まれる無機充填剤の平均粒径を0.5μm〜5μmと微小なサイズとすることで、封止樹脂シート部分にビアを形成した場合でもビア内壁の平滑性を達成することができる。
さらに、当該封止樹脂シートにおける無機充填剤の含有量を70〜87重量%とすることで、熱硬化後の線膨張係数をより容易に制御することができる。
当該電子部品内蔵基板用封止樹脂シートでは、50℃〜200℃の温度範囲での最低溶融粘度が1Pa・s以上200Pa・s以下であることが好ましい。これにより基板封止時の封止樹脂シートの流動性が良好となり、基板の開口部及び電子部品の埋め込み性を向上させることができる。
当該電子部品内蔵基板用封止樹脂シートは、混練押出により形成されることが好ましい。これにより、無機充填剤の含有量を高めたまま、ボイドのない厚手の封止樹脂シートを効率良く作製することができる。
本発明はまた、開口部を有する基板の該開口部内に1つ以上の電子部品を配置する工程、
前記開口部を覆うように当該電子部品内蔵基板用封止樹脂シートを基板上に配置する工程、
前記電子部品内蔵基板用封止樹脂シートの上面側から加熱プレスして前記基板の開口部を充填する工程、及び
前記電子部品内蔵基板用封止樹脂シートを熱硬化させる工程
を含む電子部品内蔵基板の製造方法にも関する。
当該製造方法により、ボイド及び反りがともに抑制された高信頼性の電子部品内蔵基板を効率良く製造することができる。
本発明の一実施形態に係る電子部品内蔵基板の製造方法の一工程を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子部品内蔵基板の製造方法の一工程を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子部品内蔵基板の製造方法の一工程を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子部品内蔵基板の製造方法の一工程を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子部品内蔵基板の製造方法の一工程を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子部品内蔵基板の製造方法の一工程を模式的に示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る電子部品内蔵基板用封止樹脂シートについて、図面を参照しながら説明する。ただし、図の一部又は全部において、説明に不要な部分は省略し、また説明を容易にするために拡大または縮小等して図示した部分がある。
《電子部品内蔵基板用封止樹脂シート》
本発明の一実施形態に係る電子部品内蔵基板用封止樹脂シート3(図1D参照)は、一定の厚さを有するシート状物であり、その平面視形状は、円形、矩形、正方形等、基板形状に合わせて適宜選択することができる。封止樹脂シート3は、代表的に、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムなどの支持体(図示せず)上に積層された状態で提供される。なお、支持体には封止樹脂シート3の剥離を容易に行うために離型処理が施されていてもよい。
封止樹脂シート3は単層構造を有し、その厚さは150μm以上が好ましく、200μm以上がより好ましく、250μm以上がさらに好ましい。また、封止樹脂シート3の厚さは1000μm以下が好ましく、800μm以下がより好ましく、600μm以下がさらに好ましい。厚さが上記範囲内であると、多様な厚さの基板の封止に対応することができる。
封止樹脂シート3を150℃で1時間熱処理した後の線膨張係数は10ppm/K以上28ppm/K以下であることが好ましく、12ppm/K以上25ppm/K以下であることがより好ましく、14ppm/K以上23ppm/K以下であることがさらに好ましい。線膨張係数を上記範囲とすることで、銅基板に代表される基板との線膨張系係数を整合させることができ、得られる電子部品内蔵基板の反りを抑制することができる。
封止樹脂シート3の50℃〜200℃の温度範囲における最低溶融粘度は特に限定されないものの、1Pa・s以上200P・s以下が好ましく、2Pa・s以上190P・s以下がより好ましく、3Pa・s以上180P・s以下がさらに好ましい。封止樹脂シート3の最低溶融粘度を上記範囲とすることにより、基板の開口部への充填性(埋め込み性)を向上させてボイドの発生を抑制することができ、信頼性の高い電子部品内蔵基板を得ることができる。最低溶融粘度が高すぎると、基板の開口部の埋め込み性が低下し、一方、最低溶融粘度が低すぎると、シート形状の維持が困難となったり、樹脂の流れだしが生じたりするおそれがある。
封止樹脂シート3はエポキシ樹脂、及びフェノール樹脂を含むことが好ましい。これにより、良好な熱硬化性が得られる。
エポキシ樹脂としては、特に限定されるものではない。例えば、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、変性ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂などの各種のエポキシ樹脂を用いることができる。これらエポキシ樹脂は単独で用いてもよいし2種以上併用してもよい。
エポキシ樹脂の硬化後の靭性及びエポキシ樹脂の反応性を確保する観点からは、エポキシ当量150〜250、軟化点もしくは融点が50〜130℃の常温で固形のものが好ましく、信頼性の観点から、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂がより好ましい。中でも、ビフェニル型エポキシ樹脂が好ましく、特に、下記化学式(1)で表わされるエポキシ樹脂を含むことが好ましい。
Figure 2016219638
(式中、R1〜R4は、それぞれ独立して水素又はメチル基である。ただし、R1〜R4の全てが水素である場合を除く。)
有機成分の中には結晶性が低く、一度熱融解した後に冷却しても融解前の結晶状態に戻らず、結晶性がより低い状態となる化合物がある。結晶性の低い有機成分では、線膨張係数が高まって電子部品内蔵基板の反りが発生する場合がある。有機成分としての上記化学式(1)で表わされるエポキシ樹脂は熱融解後であっても結晶性が維持されるので、線膨張係数の増加を抑制することができ、反りを防止することができる。
封止樹脂シートは、前記化学式(1)で表わされるエポキシ樹脂を前記封止樹脂シートの全固形分重量に対して3〜10重量%含むことが好ましく、4〜9重量%含むことがより好ましい。結晶性エポキシ樹脂の含有量を上記範囲とすることで、反りの防止性と樹脂流動性とをより高いレベルで発揮することができる。
当該封止樹脂シートでは、前記化学式(1)中、R1〜R4が全てメチル基であることが好ましい。これにより結晶性エポキシ樹脂の骨格の剛直性が高まって結晶性も高まり、線膨張係数の増加をより効率良く防止することができる。
フェノール樹脂は、エポキシ樹脂との間で硬化反応を生起するものであれば特に限定されるものではない。例えば、フェノールノボラック樹脂、フェノールアラルキル樹脂、ビフェニルアラルキル樹脂、ジシクロペンタジエン型フェノール樹脂、クレゾールノボラック樹脂、レゾール樹脂などが用いられる。これらフェノール樹脂は単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
フェノール樹脂としては、エポキシ樹脂との反応性の観点から、水酸基当量が70〜250、軟化点が50〜110℃のものを用いることが好ましく、なかでも硬化反応性が高いという観点から、フェノールノボラック樹脂を好適に用いることができる。また、信頼性の観点から、フェノールアラルキル樹脂やビフェニルアラルキル樹脂のような低吸湿性のものも好適に用いることができる。
エポキシ樹脂とフェノール樹脂の配合割合は、硬化反応性という観点から、エポキシ樹脂中のエポキシ基1当量に対して、フェノール樹脂中の水酸基の合計が0.7〜1.5当量となるように配合することが好ましく、より好ましくは0.9〜1.2当量である。
封止樹脂シート中のエポキシ樹脂及びフェノール樹脂の合計含有量の下限は、9重量%以上が好ましく、10重量%以上がより好ましい。9重量%以上であると、電子デバイス、基板などに対する接着力が良好に得られる。一方、上記合計含有量の上限は28重量%以下が好ましく、27重量%以下がより好ましい。28重量%以下であると、封止樹脂シートの吸湿性を低減させることができる。
封止樹脂シート3は、耐熱性や可撓性、強度等の観点から、熱可塑性樹脂を含んでいてもよい。熱可塑性樹脂は耐溶剤性を有することが好ましい。
熱可塑性樹脂としては、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリブタジエン樹脂、ポリカーボネート樹脂、熱可塑性ポリイミド樹脂、6−ナイロンや6,6−ナイロンなどのポリアミド樹脂、フェノキシ樹脂、アクリル樹脂、PETやPBTなどの飽和ポリエステル樹脂、ポリアミドイミド樹脂、フッ素樹脂、スチレン−イソブチレン−スチレンブロック共重合体、シリコーンゴム、シリコーンレジンなどが挙げられる。これらの熱可塑性樹脂は単独で、又は2種以上を併用して用いることができる。なかでも、封止樹脂シートにおける低応力性、低吸水性及び耐溶剤性という観点から、シリコーンゴム、シリコーンレジンやスチレン−イソブチレン−スチレンブロック共重合体が好ましい。
封止樹脂シートが熱可塑性樹脂を含む場合の熱可塑性樹脂の含有量は、1重量%以上が好ましく、3重量%以上がより好ましい。1重量%以上であると、封止樹脂シートに柔軟性、可撓性を好適に付与することができる。封止樹脂シート3中の熱可塑性樹脂の含有量は、重量%以下が好ましく、14重量%以下がより好ましい。13重量%以下であると、電子デバイスや基板に対する封止樹脂シートの接着性を向上させることができる。
封止樹脂シートは無機充填剤を含むことが好ましい。無機充填剤の形状は特に限定されず、球状(楕円体状を含む。)、多面体状、多角柱状、不定形状等の任意の形状であってもよいが、中空構造付近での高充填状態の達成や適度な流動性の観点から、球状が好ましい。
無機質充填剤は、特に限定されるものではなく、従来公知の各種充填剤を用いることができ、例えば、石英ガラス、タルク、シリカ(溶融シリカや結晶性シリカなど)、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化珪素、窒化ホウ素の粉末が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。なかでも、線膨張係数を良好に低減できるという理由から、シリカ、アルミナが好ましく、シリカがより好ましい。
シリカとしては、シリカ粉末が好ましく、溶融シリカ粉末がより好ましい。溶融シリカ粉末としては、球状溶融シリカ粉末、破砕溶融シリカ粉末が挙げられるが、流動性という観点から、球状溶融シリカ粉末が好ましい。
無機充填剤の平均粒径は0.5〜5μmの範囲であることが好ましい。無機充填剤の平均粒径を上記範囲とすることで、基板に形成されるビアの内壁の平滑性を高めることができる。
封止樹脂シートは、前記無機充填剤を前記封止樹脂シートの全固形分重量に対して70〜87重量%含むことが好ましく、72〜86重量%含むことがより好ましい。無機充填剤の含有量を上記範囲とすることにより、線膨張係数及び最低溶融粘度の制御を容易に行うことができる。
封止樹脂シート3は、硬化促進剤を含むことが好ましい。
硬化促進剤としては、エポキシ樹脂とフェノール樹脂の硬化を進行させるものであれば特に限定されず、例えば、トリフェニルホスフィン、テトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレートなどの有機リン系化合物;2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾールなどのイミダゾール系化合物;などが挙げられる。なかでも、混練時の温度上昇によっても硬化反応が急激に進まず、封止樹脂シート3を良好に作製できるという理由から、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾールが好ましい。
硬化促進剤の含有量は、エポキシ樹脂及びフェノール樹脂の合計100重量部に対して0.1〜5重量部が好ましい。
封止樹脂シート3は、難燃剤成分を含むことが好ましい。これにより、部品ショートや発熱などにより発火した際の、燃焼拡大を低減できる。難燃剤組成分としては、例えば水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化鉄、水酸化カルシウム、水酸化スズ、複合化金属水酸化物などの各種金属水酸化物;ホスファゼン系難燃剤などを用いることができる。
封止樹脂シート3は、シランカップリング剤を含むことが好ましい。シランカップリング剤としては特に限定されず、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。
封止樹脂シート3中のシランカップリング剤の含有量は、0.1〜3重量%が好ましい。上記含有量が0.1重量%以上であると、硬化後の封止樹脂シートの強度を高めることができるとともに、吸水率を低減させることができる。一方、上記含有量が3重量%以下であると、アウトガスの発生を抑制することができる。
封止樹脂シート3は、顔料を含むことが好ましい。顔料としては特に限定されず、カーボンブラックなどが挙げられる。
封止樹脂シート3中の顔料の含有量は、0.1〜2重量%が好ましい。0.1重量%以上であると、良好なマーキング性が得られる。一方、2重量%以下であると、硬化後の封止樹脂シートの強度を確保することができる。
なお、樹脂組成物には、上記の各成分以外に必要に応じて、他の添加剤を適宜配合できる。
《電子部品内蔵基板用封止樹脂シートの製造方法》
電子部品内蔵基板用封止樹脂シート3の製造方法は特に限定されないが、混練物を調製し、得られた混練物をシート状に加工する方法が好ましい。具体的には、上述の各成分をミキシングロール、加圧式ニーダー、押出機などの公知の混練機で溶融混練することにより混練物を調製し、得られた混練物をシート状に加工する。混練条件として、温度は、上述の各成分の軟化点以上であることが好ましく、例えば30〜150℃、エポキシ樹脂の熱硬化性を考慮すると、好ましくは40〜140℃、さらに好ましくは60〜120℃である。時間は、例えば1〜30分間、好ましくは5〜15分間である。
混練は、減圧条件下(減圧雰囲気下)で行うことが好ましい。減圧条件下の圧力の上限は、好ましくは0.1kg/cm以下、より好ましくは0.05kg/cm以下である。減圧条件下の圧力の下限は低いほど好ましいが、生産性や物理的限界から、1×10−4kg/cm以上であってもよい。これにより、混練物への気体の混入を防止でき、得られる混練物における気孔の発生を抑制することができる。
溶融混練後の混練物は、冷却することなく高温状態のままで加工することが好ましい。加工方法としては特に制限されず、平板プレス法、Tダイ押出法、ロール圧延法、ロール混練法、インフレーション押出法、共押出法、カレンダー成形法などなどが挙げられる。加工温度としては上述の各成分の軟化点以上が好ましく、エポキシ樹脂の熱硬化性および成形性を考慮すると、例えば40〜150℃、好ましくは50〜140℃、さらに好ましくは70〜120℃である。
《電子部品内蔵基板の製造方法》
図1A〜図1Fはそれぞれ、本発明の一実施形態に係る電子部品内蔵基板の製造方法の一工程を模式的に示す図である。電子部品内蔵基板の製造手順としては特に限定されないものの、基板1に設けられた開口部O内に1つ以上の電子部品2を配置し、開口部Oを覆うように封止樹脂シート3を基板1上に配置して、封止樹脂シート3の上面側から加熱プレスして封止樹脂シートを流動させて基板1の開口部Oを充填し、封止樹脂シート3を熱硬化させるという手順を好適に採用することができる。必要に応じて、電子部品2と外部との導通を図るためのビア4を形成してもよい。
(基板準備工程)
基板1(図1A参照)としては特に限定されず、例えば、銅基板等の金属基板、(多層)プリント配線基板、セラミック基板、シリコン基板等が挙げられる。
(開口部形成工程)
次に、基板1に開口部Oを形成する(図1B参照)。開口部Oの形成方法は特に限定されず、エッチングやレーザー加工、打ち抜き加工等が挙げられる。1つの基板に対して形成する開口部の数も特に限定されず、目的とする電子部品内蔵基板の設計に応じて適宜変更すればよい。
(電子部品配置工程)
図1Cに示すように、基板1に形成した開口部Oの内部に1つ以上の電子部品2を配置する。電子部品としても何ら限定されず、半導体チップやコンデンサ、センサデバイス、発光素子、振動素子等、任意の電子部品を用いることができる。図1Cにおいては、1つの開口部Oに対して1つの電子部品2を配置しているものの、1つの開口部に対して配置する電子部品の数は1つに限定されず、目的とする電子部品内蔵基板の設計に応じて適宜変更すればよい。
(充填工程)
充填工程では、図1D及び図1Eに示すように、開口部Oを覆うように基板1上に封止樹脂シート3を積層し、次いで、封止樹脂シート3の上面側から加熱プレスして封止樹脂シート3を流動させて基板1の開口部Oを充填し、充填後、封止樹脂シート3を熱硬化させる。
封止樹脂シート3を加熱プレスして開口部Oを充填する際の加熱プレス条件としては、温度が、例えば、80〜180℃、好ましくは90〜170℃であり、圧力が、例えば、0.1〜10MPa、好ましくは0.3〜8MPaであり、時間が、例えば5〜60分間、好ましくは10〜30分間である。また、開口部Oの内壁及び電子部品2への封止樹脂シート3の密着性および追従性の向上を考慮すると、減圧条件下(例えば90〜100kPa)においてプレスすることが好ましい。
開口部の埋め込みが完了した後、封止樹脂シート3を熱硬化処理する。熱硬化処理の条件として、加熱温度が好ましくは120℃以上、より好ましくは130℃以上である。一方、加熱温度の上限が、好ましくは200℃以下、より好ましくは190℃以下である。加熱時間が、好ましくは30分以上、より好ましくは60分以上である。一方、加熱時間の上限が、好ましくは300分以下、より好ましくは180分以下である。また、必要に応じて加圧してもよく、好ましくは0.1MPa以上、より好ましくは0.3MPa以上である。一方、上限は好ましくは10MPa以下、より好ましくは8MPa以下である。これにより、基板1の内部に電子部品2が埋め込まれた電子部品内蔵基板10が得られる。
(ビア形成工程)
電子部品2と外部との導通のために、硬化後の封止樹脂シート3にレーザー照射等でビアホールを開口し、そのビアホールを銅等のメタル材料にて埋め込むことでビア4を形成することができる。開口方法やメタル材料としては、目的とする電子部品内蔵基板の設計に応じて従来公知の方法を適宜採用することができる。
以下に、この発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている材料や配合量などは、特に限定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
実施例で使用した成分について説明する。
エポキシ樹脂1:三菱化学社製のYX4000H(ビフェニル型エポキシ樹脂、エポキシ当量190g/eq.)
エポキシ樹脂2:新日鐵化学(株)製のYSLV−80XY(ビスフェノールF型エポキシ樹脂、エポキン当量200g/eq.)
エポキシ樹脂3:三菱化学社製のエピコート828(エポキシ当量190g/eq.)
フェノール樹脂:明和化成社製のMEH−7500−3S(水酸基当量103g/eq.)
熱可塑性樹脂:東レ・ダウコーニング社製のEP−2601(シリコーンエラストマーパウダー)
無機充填剤1:(株)アドマテックス製のSO−25R(溶融球状シリカ、平均粒子径0.5μm)
無機充填剤2:電気化学工業社製のFB−5SDC(溶融球状シリカ、平均粒子径5μm)
無機充填剤3:電気化学工業社製のFB−9454FC(溶融球状シリカ、平均粒子径17μm)
カーボンブラック:三菱化学社製の#20
硬化促進剤:四国化成工業社製の2PHZ−PW(2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール)
シランカップリング剤:信越化学社製のKBM−403(3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン)
[実施例1〜7及び比較例2〜4]
表1に記載の配合比に従い、各成分を配合し、ロール混練機により60〜120℃、10分間、減圧条件下(0.01kg/cm)で溶融混練し、混練物を調製した。次いで、得られた混練物を平板プレス法によりシート状に成形して、厚さ500μmの封止樹脂シートを作製した。
[比較例1]
表1の配合比で各成分を固形分濃度が93%となるようにメチルエチルケトンに添加し、倉敷紡績(株)社製「MAZERUSTAR」にて25分間撹拌し、ワニスを作成した。得られたワニスを離型処理された厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに塗工し、130℃で2分間乾燥して厚さ50μmの樹脂シートを作製した。その後、ラミネータで厚さ50μmの樹脂シートを積層して、厚さ500μmの封止樹脂シートを得た。
<評価>
作製した封止樹脂シートについて、以下の項目を評価した。結果を表1に示す。
(無機充填剤の含有量)
試料10mgを白金製容器に入れ、装置名「TG/DTA220」(SII・ナノテクノロジー社製)で1000℃まで10℃/分で昇温し、有機物を強熱昇華させて、残った無機充填剤の重量により含有量を算出した。
(線膨張係数)
150℃で1時間熱処理した後の封止樹脂シートを直径7mmの円形サイズに打ち抜いて測定サンプルとした。TMA Q400(TAインスツルメント社製)を用い、直径5mmの円形プローブとステージの間に測定サンプルを挟み、変調モードにて、荷重0.012N、−20℃〜300℃の温度範囲、0.5℃/minの昇温速度で測定し、25℃〜80℃の線膨張係数(CTE1)、200℃〜260℃の線膨張係数(CTE2)を測定し、線膨張係数(CTE1)を硬化後の封止樹脂シートの線膨張係数とした。
(無機充填剤の平均粒径)
走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて加速電圧5kV下、500倍、10000倍および50000倍で封止樹脂シートの断面を観察し、画像ソフト「Image J」を用いて500倍視野で1μm以上の無機充填剤を対象とする第1平均粒径、10000倍視野で0.1μm以上1μm未満の無機充填剤を対象とする第2平均粒径および50000倍視野で0.01μm未満の無機充填剤を対象とする第3平均粒径を算出し、第1平均粒径、第2平均粒径および第3平均粒径を基に「平均粒径」を算出した。なお、エリアサイズをモニター内全視野に設定した。
(最低溶融粘度)
各封止樹脂シートから直径25mmの円形に打ち抜いたものを2枚積層し、直径25mm、厚さ1mmの円柱形の測定サンプルを作製した。この測定サンプルについて、最低溶融粘度を、Rheometric Scientific社製の粘弾性測定装置「ARES」(測定条件:測定温度範囲50〜150℃、昇温速度10℃/min、周波数1Hz、ひずみ量10%)で粘度変化を追跡した際、粘度の最低値を測定した。
(ボイドの有無)
150℃で1時間熱処理した後の封止樹脂シートの任意の5か所の断面分析によりボイドが存在しないか、存在しても直径が50μm以下である場合を「○」、ボイドの直径が50μmを超えていた場合を「×」として評価した。
(ビア内壁面の平滑性)
150℃で1時間熱処理した後の封止樹脂シートに対し、住友重機械工業社製「LAVIA 1000W」(レーザー種CO;発信器出力60W;レーザー照射部出力1.5W;周波数500Hz;スポット径0.1mm)を用いてレーザーを照射し、直径50μmの開口(ビアを想定)を形成した。ビアの平面視での中心を通り、かつ高さ方向に沿った断面を顕微鏡で観察し、高さ方向に沿った基準線に対して凹凸の最も高い部分と最も低い部分の高低差が5μm以下の場合を「○」、5μmを超えて10μm以下の場合を「△」、10μmを超えていた場合を「×」として評価した。
(樹脂プレス変形性)
10cm×10cmに切り出した封止樹脂シートをミカド株式販売(株)製の平板プレスで温度90℃、圧力350kNで1分間プレスし、プレス後の厚さが150μm以下になった場合を「○」、150μmを超えていた場合を「×」として評価した。
(基板の反り)
10cm角の厚さ30μmの銅板にミカド株式販売(株)製の平板プレスにより成型して封止樹脂シートを貼り合せ(貼り合わせ後の厚さ100μm)、銅板と封止樹脂シートとの積層体とした。この積層体を加熱オーブンにより150℃で1時間加熱した後の反り量を測定した。積層体が銅板側を内側にして反っている場合は、銅板側を上に向け、封止樹脂シート側を下に向けて積層体を平板上に静置し、封止樹脂シート側を内側にして反っているときは、銅板側を下に向け、封止樹脂シートを上に向けて積層体を平板上に静置した。このときの平行板の表面から最も高い位置までの高さを反り量とし、反り量が5mm以下のときを「○」、5mmを超えていた場合を「×」として評価した。
Figure 2016219638
表1から分かるように、実施例1〜7の封止樹脂シートでは、ボイドの抑制及び反りの抑制がともに良好であった。一方、塗工法による比較例1ではボイドが発生し、比較例2〜4では、反りの評価が劣る結果となった。
1 基板
2 電子部品
3 封止樹脂シート
4 ビア
10 電子部品内蔵基板

Claims (5)

  1. 厚さが150μm以上1000μm以下の単層構造を有し、
    150℃で1時間熱処理した後の線膨張係数が10ppm/K以上28ppm/K以下である電子部品内蔵基板用封止樹脂シート。
  2. 平均粒径が0.5μm〜5μmである無機充填剤を含み、
    前記無機充填剤の含有量が70〜87重量%である請求項1に記載の電子部品内蔵基板用封止樹脂シート。
  3. 50℃〜200℃の温度範囲での最低溶融粘度が1Pa・s以上200Pa・s以下である請求項1又は2に記載の電子部品内蔵基板用封止樹脂シート。
  4. 混練押出により形成される請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子部品内蔵基板用封止樹脂シート。
  5. 開口部を有する基板の該開口部内に1つ以上の電子部品を配置する工程、
    前記開口部を覆うように請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子部品内蔵基板用封止樹脂シートを基板上に配置する工程、
    前記電子部品内蔵基板用封止樹脂シートの上面側から加熱プレスして前記基板の開口部を充填する工程、及び
    前記電子部品内蔵基板用封止樹脂シートを熱硬化させる工程
    を含む電子部品内蔵基板の製造方法。

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