JP2016219373A - 電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂製のケースを含みかつ電池セルの位置のばらつきが抑制された電池モジュールを提供すること。【解決手段】電池モジュールを、複数の電池セル1と、前記電池セル1を収容する樹脂製のケース5とで構成し、前記ケース5に前記電池セル1の荷重を受ける支持壁51を設け、前記支持壁51にアーチ構造の補強部52を設ける。【選択図】図2

Description

本発明は複数の電池セルを有する電池モジュールに関する。
電池モジュールは互いに電気的に接続されて一体化された複数の電池セルを有する。この種の電池モジュールにおいては、当該複数の電池セルをケースに収容して一体的に保持するのが一般的である。電池セルを収容するケースは、絶縁性材料で構成するのが良いと考えられ、一般的なケースは樹脂製である。
ところでこの種の電池モジュールにおけるケースには、電池セルやバスバー等に代表される電池セル構成部材の荷重が加わる。電池セル構成部材の質量は比較的大きく、一般的な樹脂製のケースの剛性は比較的小さいため、電池セル構成部材の質量に由来する外力によってケースが変形するおそれがある。特に、ケースにおいて電池セルを支持する部分(一般的にはケースの底壁)が変形すれば、ケースに収容保持されている電池セルの位置がばらつくおそれがある。そして、電池セルの位置がばらつけば、電池セルにおける端子の位置もまたばらつき、このばらつきが大きければ、電池モジュールを製造する際に各電池セルを電気的に接続する工程が煩雑になる場合がある。また、上記のばらつきが過大であれば、電池セル同士を電気的に接続できず、電池モジュールの製造ロスが生じるおそれもある。
上記したケースの変形を抑制すべく、ケースの材料として強化繊維を含有する樹脂材料を用い、ケースの高剛性化を図る技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしこのような技術を用いると、ケースの材料コストが高くなり、また、ケースの成形性の悪化が懸念される。
特開2012−104467号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、樹脂製のケースを含みかつ電池セルの位置のばらつきが抑制された新たな電池モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の電池モジュールは、
複数の電池セルと、前記電池セルを収容する樹脂製のケースと、を有し、
前記ケースは前記電池セルの荷重を受ける支持壁を有し、
前記支持壁は、アーチ構造の補強部を有する。
本発明の電池モジュールは樹脂製のケースを有し、かつ電池セルの位置のばらつきを抑制し得る。
実施例1の電池モジュールを模式的に表す斜視図である。 実施例1の電池モジュールを模式的に表す分解斜視図である。 実施例1の電池モジュールにおけるケースの支持壁を模式的に表す斜視図である。 実施例1の電池モジュールを図1中X−X位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。 実施例2の電池モジュールを図4と同位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。 実施例3の電池モジュールを図4および図5と同位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。 実施例4の電池モジュールにおけるケースの支持壁を模式的に表す斜視図である。 実施例5の電池モジュールにおけるケースの支持壁を模式的に表す断面図である。 実施例6の電池モジュールにおけるケースの支持壁を模式的に表す断面図である。 実施例7の電池モジュールにおけるケースの支持壁を模式的に表す断面図である。
以下、具体例を挙げて本発明の電池モジュールを説明する。
(実施例1)
図1は実施例1の電池モジュールを模式的に表す斜視図である。図2は、図1に示す実施例1の電池モジュールの分解斜視図である。図3は、実施例1の電池モジュールにおけるケースの支持壁を模式的に表す斜視図である。図4は、実施例1の電池モジュールを図1中X−X位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。以下、各実施例において、上、下、左、右、前、後とは図1に示す上、下、左、右、前、後を指す。また、各実施例において、電池セルの軸方向Yとは図1に示す上下方向を指す。なお、電池セル以外の部材における軸方向Yとは、図1に示す組み付け状態において軸方向Yに一致する方向を指す。
実施例1の電池モジュールは、図1および図2に示すように、電池セル1、第1バスバー2、第2バスバー3、第1セパレータ4、ケース5、およびホルダ6で構成されている。
図2に示すように、実施例1の電池モジュールは16個の電池セル1を持つ。各電池セル1は、略同形の円筒形セルであり、軸方向Yの両端にそれぞれ端子部7を持つ。ホルダ6は略板状をなし、16個の孔部60を持つ。各孔部60は貫通孔状をなし、各孔部60の内径は各電池セル1の外径よりもやや大きい。各孔部60にはそれぞれ対応する電池セル1が挿入される。ホルダ6は、各電池セル1の上側部分を保持することで、前後左右方向において電池セル1を位置規制する。
実施例1の電池モジュールにおいて、各電池セル1は、4本一組として第1バスバー2および第2バスバー3によって直列に接続される。第1バスバー2および第2バスバー3は金属や合金等の導電性材料からなり、溶接や半田付け等の方法で各電池セル1の各端子部7に電気的に接続される。
図4に示すように、第1バスバー2と電池セル1との間には、第1セパレータ4が介在している。第1セパレータ4は、各第1バスバー2と電池セル1との電気的接続を部分的に遮断したり、第1バスバー2とホルダ6との電気的接続を遮断することで、短絡を防ぐための部材である。第1セパレータ4は絶縁材で構成すれば良く、実施例1では硬質の絶縁樹脂製である。
図2および図3に示すように、ケース5は、側壁50と支持壁51とで構成され、PBT製である。ケース5には電池セル1が収容される。側壁50は上下に開口する略角筒状をなす。支持壁51は側壁50と一体に形成されている。
支持壁51は補強部52と複数の保持部53とで構成されている。補強部52は貫通孔状の開口部54を複数有する。開口部54の数は、ケース5に収容される電池セル1の数と一致する。開口部54の内径は電池セル1の外径よりもやや大きい。
補強部52は上方に向けてかまぼこ状に隆起する板状をなす。換言すると、補強部52は、軸を前後方向に向けた円筒を軸方向に沿って切断したような形状を有する。補強部52は、前後方向に向けては直線的或いは直管状に延び、左右方向に向けては上下に湾曲している。補強部52の左端部、右端部、前端部および後端部は、それぞれ、側壁50に一体化されている。
つまり、補強部52は上方に隆起するアーチ構造をなす。ここでいうアーチ構造とは、その鉛直方向の断面が上方に隆起する曲線または屈曲線で構成される構造、つまり、アーチ断面を有する構造全般を指す。アーチ断面に対して鉛直方向に荷重を加えると、アーチ断面には下方に向けた圧縮応力が作用する。この応力は、アーチ両端の支点に伝達する過程で、水平方向に向けた応力に変換される。したがってアーチ構造は下方向への外力に対抗でき、当該アーチ構造を有する補強部52は上下方向に変形し難い。
補強部52におけるアーチ断面は、一つのみであっても良いし複数であっても良い。また、補強部52がアーチ断面を複数有する場合、各アーチ断面の配置や方向は特に問わない。つまり、本発明でいうアーチ構造とは、所謂ヴォールト構造、ドーム構造、シェル構造等をも含む概念である。
上記したように、補強部52には貫通孔状の開口部54が設けられている。保持部53は、当該開口部54の周縁部に一体に形成されるとともに下方に向けて延出している。より詳しくは、保持部53は、軸方向を上下に向け、上端部が開口し下端部に底壁55を有する有底筒状をなす。保持部53の上端部は補強部52における開口部54の周縁部に一体化されている。したがって保持部53は補強部52から下垂しているといえる。
補強部52の開口部54には電池セル1が挿通される。電池セル1の底面15、つまり、電池セル1において下方に位置する部分は、開口部54を経て保持部53に挿入されて保持部53の底壁55に当接する。したがって、保持部53は電池セル1を収容保持する。
各保持部53の各底壁55は、互いに面一または略面一に配置されている。図3に示すように、実施例1における各保持部53の底壁55は、同一の水平面上に配置されている。上記したように補強部52はアーチ構造をとっているため、保持部53の底壁55と補強部52とは交差する方向に延びている。
なお、図4に示すように、各底壁55には貫通孔状の連絡口56が設けられている。したがって、保持部53に収容された電池セル1はこの連絡口56を介してケース5の下側に露出する。図2に示すように、ケース5の下側には第2バスバー3が配置され、各電池セル1は第2バスバー3により電気的に接続される。保持部53の底壁55つまりケース5の一部は、電池セル1と各第2バスバー3との電気的接続を部分的に遮断するセパレータとしても機能する。
実施例1の電池モジュールにおいて、各電池セル1を保持する保持部53は、各々、補強部52から垂下する。したがって、実質的には、各電池セル1は支持壁51における補強部52に保持されると言える。或いは、各電池セル1による荷重は実質的に補強部52に作用するとも言える。
アーチ構造の補強部52は、上記したように、下方向への外力に抗し得る。つまり、実施例1の電池モジュールにおいては、電池セル1の荷重によりケース5に作用する下方向への外力を、アーチ構造であり下方に変形し難い補強部52が受ける。補強部52が下方に変形し難いため、補強部52に保持される電池セル1もまた下方に位置変化し難い。つまり、実施例1の電池モジュールによると、上下方向における電池セル1の位置ばらつきを抑制でき、その結果上下方向における端子部7の位置ばらつきもまた抑制でき、ひいては、各電池セル1の端子部7同士を容易に電気的に接続し得る。したがって、電池セル1の位置ばらつきに起因する電池モジュールの製造ロス、例えば、電池モジュールの導電不良等は生じ難い。
実施例1の電池モジュールは、支持壁51を、電池セル1を収容保持する保持部53と、電池セル1の質量を実質的に受け止める補強部52と、の二つの部分で構成し、このうち補強部52をアーチ構造にするとともに保持部53を補強部52から垂下させたものである。このため、保持部53が補強部52の形状に及ぼす影響を最小限にし、補強部52を連続した大きなアーチ構造にでき、補強部52による効果、つまり、下方向への外力に対する対抗効果を十分に発揮できる。
また、実施例1の電池モジュールにおいては、各保持部53の底壁55が補強部52と交差する方向に延びるとともに底壁55同士が互いに面一となるように配置されているため、底壁55に保持されている電池セル1の端子部7もまた、底壁55に沿って面一に配置されている。
このため、上記した端子部7の位置ばらつきはさらに抑制され、端子部7の電気的接続はより容易に行うことができ、かつ、電池モジュールの製造ロスをさらに抑制できる。
なお、補強部52は全体として上下方向の圧縮応力に良好に耐え得るアーチ構造をなせば良く、例えば実施例1のように補強部52の全体がアーチ構造をなしても良いし、或いは、補強部52はアーチ構造でない部分を有しても良い。
また、保持部53は底壁55を有すれば良く、有底筒状でなくても良い。例えば保持部53は底壁55を有する鉤状をなしても良い。この場合鉤状をなす複数の保持部53によって一つの電池セル1を保持しても良い。
実施例1におけるケース5はポリブチレンテレフタレート(PBT)製であるが、ケース5は電池セル1の荷重に耐え得る程度に剛性の高い材料で構成すれば良く、これに限定されない。例えば、ケース5の材料としては、ポリプロピレン、ナイロン、ポリフェニレンサルファイドが例示される。勿論、これらの樹脂材料に炭素繊維やガラス繊維等のフィラーを配合した繊維強化プラスチック(所謂FRP:Fiber Reinforced Plastics)をケース5の材料としても良い。FRP製のケース5は材料自体の特性によって優れた剛性を発揮するが、このような場合にも、支持壁51の効果によってケース5の剛性はさらに向上する。或いは、支持壁51によりケース5の剛性が向上するために、ケース5の材料たるFRP中のフィラー量を低減し、ケース5の材料コストを低減したりケース5の成形性を向上させることも可能である。
本発明の電池モジュールにおいて、支持壁51は保持部53を有さず補強部52のみで構成されても良い。この場合、アーチ構造の補強部52における上面に、電池セル1の底面15が直接載置され、補強部52が電池セル1の荷重を直接受ける。なお、この場合、電池セル1は補強部52のアーチ形状に沿って配列する。補強部52自体の下方への変形量は非常に小さいため、補強部52に載置された各電池セル1およびその端子部7の上下方向の位置は、電池セル1を載置する前の補強部52の形状に基づいて容易に算出可能である。つまり、この場合にも、端子部7の位置は上下方向にばらつき難いため、例えば、バスバーの形状を電池セル1を載置する前の補強部52の形状に基づいて適宜設計すれば、補強部52に載置した電池セル1の端子部7同士を容易に接続でき、かつ、電池モジュールの製造ロスを抑制できる。
さらに、補強部52が板状である場合等には、アーチ形状の補強部52が弾性変形可能である場合もある。この場合、下方に向けた外力が、補強部52が変形する程度に過大であっても、補強部52が自身の弾性によって上向する。したがって、この場合にも補強部52は上下に変形し難く、補強部52に保持される電池セル1の位置および端子部7の位置もまた上下方向にばらつき難い。よって、この場合にも電池セル1の端子部7同士を容易に接続でき、かつ、電池モジュールの製造ロスを抑制できる。
(実施例2)
実施例2の電池モジュールは、ケース5の支持壁51の形状以外は実施例1と概略同じである。実施例2の電池モジュールを模式的に表す断面図を図5に示す。なお、図5は、実施例2の電池モジュールを図4と同位置で切断した様子を表す。
実施例2の電池モジュールにおける支持壁51は、実施例1の電池モジュールと同じ補強部52および保持部53に加えて、さらに、補強リブ57を有する。図5に示すように、補強リブ57は補強部52におけるアーチ構造の基端58とケース5の側壁50との間に架け渡されている。補強リブ57は、側壁50および補強部52と一体成形することにより形成した。
上述したように、補強部52のアーチ断面に対して鉛直方向に荷重が加えられると、アーチ断面に作用した下方に向けた圧縮応力は、アーチ両端の支点においては水平方向に向けた応力に変換される。実施例2の電池モジュールでは、アーチ構造の基端58、つまり、アーチ両端の支点を補強リブ57によってケース5の側壁50に固定することで、保持部53の水平方向への変形、つまり、アーチ構造の開きを抑制し、保持部53の下方向への変形をより信頼性高く抑制できる。
よって、実施例2の電池モジュールによると、補強部52に保持される電池セル1の位置および端子部7の位置の上下方向のばらつきをさらに抑制でき、電池セル1の端子部7同士を容易に接続でき、かつ、電池モジュールの製造ロスを抑制できる。
(実施例3)
実施例3の電池モジュールは、ケース5の支持壁51の形状以外は実施例1と概略同じである。実施例3の電池モジュールを模式的に表す断面図を図6に示す。なお、図6は、実施例3の電池モジュールを図4および図5と同位置で切断した様子を表す。
実施例3の電池モジュールにおける支持壁51もまた、実施例2の電池モジュールと同様に、実施例1の電池モジュールと同じ補強部52および保持部53に加えてさらに補強リブ57を有する。図6に示すように、実施例3の電池モジュールにおける補強リブ57もまた、補強部52におけるアーチ構造の基端58とケース5の側壁50との間に架け渡されている。この補強リブ57は、側壁50および補強部52と一体成形することで形成した。
実施例2の電池モジュールと実施例3の電池モジュールとの大きな相違点は、実施例2の電池モジュールにおける補強リブ57がアーチ構造の凸側(つまり図5における上側)においてアーチ構造の基端58とケース5の側壁50との間に架け渡されているのに対し、実施例3の電池モジュールにおける補強リブ57はアーチ構造の凹側(つまり図6における下側)においてアーチ構造の基端58とケース5の側壁50との間に架け渡されている点である。
実施例3の電池モジュールにおける補強リブ57もまた、アーチ構造の基端58をケース5の側壁50に固定することで、保持部53の開きを抑制し、保持部53の下方向への変形をより信頼性高く抑制できる。また、補強リブ57がアーチ構造の凹側においてアーチ構造の基端58とケース5の側壁50との間に架け渡されているため、アーチ構造はさらに開き難くなり、保持部53の下方向への変形はさらに抑制される。
さらに、実施例3の電池モジュールにおいては、図6に示すように、アーチ構造の基端58側においては、ケース5の側壁50、補強部52および保持部53が補強リブ57によって隙間なく一体化されている。このため、この基端側はより一層変形し難くなり、アーチ構造はより一層開き難くなり、保持部53の下方向への変形はより一層抑制される。
よって、実施例3の電池モジュールによると、補強部52に保持される電池セル1の位置および端子部7の位置の上下方向のばらつきをさらに抑制でき、電池セル1の端子部7同士をより容易に接続でき、かつ、電池モジュールの製造ロスをさらに抑制できる。
(実施例4)
実施例4の電池モジュールは、ケース5の支持壁51の形状以外は実施例1と概略同じである。実施例4の電池モジュールにおける支持壁51を模式的に表す斜視図を図7に示す。
実施例4の電池モジュールでは、支持壁51の補強部52がドーム型のアーチ構造を有する。ドーム型のアーチ構造は実施例1のようなかまぼこ形のアーチ構造(つまりヴォールト構造)に比べてさらに変形し難く高剛性である。このため、実施例4の電池モジュールによると、補強部52に保持される図略の電池セル1の位置および端子部7の位置の上下方向のばらつきをさらに抑制でき、電池セル1の端子部7同士をより容易に接続でき、かつ、電池モジュールの製造ロスをさらに抑制できる。
(実施例5)
実施例5の電池モジュールは、ケース5の支持壁51の形状以外は実施例1と概略同じである。実施例5の電池モジュールにおける支持壁51を模式的に表す断面図を図8に示す。なお、図8は図4〜図6と同位置で支持壁51を切断した様子を表す。
図8に示すように、実施例5の電池モジュールにおいては、補強部52のアーチ断面が曲線ではなく屈曲線で構成されている。つまり、補強部52の上面および下面は曲面ではなく平面が継ぎ合わされて構成されている。この場合にも、補強部52は全体としてアーチ構造をとるため、実施例5の電池モジュールによっても、補強部52に保持される電池セル1の位置および端子部7の位置の上下方向のばらつきを抑制でき、電池セル1の端子部7同士を容易に接続でき、かつ、電池モジュールの製造ロスを抑制できる。なお、この場合、アーチ構造による補強部52の剛性を大きく発揮するためには、平面の集合体で構成される補強部52の上面および下面において、隣り合う平面同士の交差角(劣角)θは何れも鈍角であるのが良く、より好ましくはθは170°以上180°未満であるのが良く、さらに好ましくはθは170°以上175°未満であるのが良い。なお、各開口部54の一つずつが補強部52におけるこの平面の領域pの何れか一つにそれぞれ収まるようにする場合には、保持部53による補強部52のアーチ構造への影響を少なくできるため、保持部53による下方向への外力に対する対抗効果をより十分に発揮できる。
(実施例6)
実施例6の電池モジュールは、ケース5の支持壁51の形状以外は実施例1と概略同じである。実施例6の電池モジュールにおける支持壁51を模式的に表す断面図を図9に示す。なお、図9は図4〜図6と同位置で支持壁51を切断した様子を表す。
図9に示すように、実施例6の電池モジュールにおいては、補強部52のアーチ断面が曲率の異なる2種の曲線で構成されている。つまり、実施例6の電池モジュールにおける補強部52は、曲率の大きな部分52aと、曲率の小さな部分52bとで構成されている。一般に、アーチ断面の曲率が大きい程、アーチ構造の剛性は大きくなる。したがって、端部に比べて構造的に弱くなり易い補強部52の中央部分に曲率の大きな部分52aを配置することで、補強部52全体の剛性をより向上させることができる。実施例6の電池モジュールにおける補強部52は、換言すると、端部に比べて構造的に弱くなり易い補強部52の中央部分においてアーチ断面の曲率を大きくしたものと言うこともできる。このような実施例6の電池モジュールによると、補強部52の下方向への変形をさらに抑制でき、補強部52に保持される電池セル1の位置および端子部7の位置の上下方向のばらつきをさらに抑制でき、電池セル1の端子部7同士をさらに容易に接続でき、かつ、電池モジュールの製造ロスをさらに抑制できる。
(実施例7)
実施例7の電池モジュールは、ケース5の支持壁51の形状以外は実施例1と概略同じである。実施例7の電池モジュールにおける支持壁51を模式的に表す断面図を図10に示す。なお、図10は図4〜図6および図9と同位置で支持壁51を切断した様子を表す。
図10に示すように、実施例7の電池モジュールにおいては、補強部52のアーチ断面が曲線と直線とで構成されている。具体的には、アーチ断面において補強部52の端部は直線であり補強部52の中央部分は曲線であり、補強部52は全体としてアーチ構造である。換言すると、実施例7における補強部52は、湾曲した板状の部分52cと、平板状の部分52dとを有するとも言える。この場合にも、補強部52はアーチ構造をとるために、下方向への荷重に良好に抗し得る。また、構造的に強度が必要となる補強部52の中央部52cにおいて、アーチ断面は曲線であるために充分な強度が得られる。したがって、実施例7の電池モジュールによっても、補強部52に保持される電池セル1の位置および端子部7の位置の上下方向のばらつきを抑制でき、電池セル1の端子部7同士を容易に接続でき、かつ、電池モジュールの製造ロスを抑制できる。
本発明の電池モジュールの用途は特に限定されず、様々な装置や備品等に配設できる。具体例としては、車両用に搭載する組電池を挙げることができる。
本発明は、上記し且つ図面に示した実施形態にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。また、実施形態に示した各構成要素は、それぞれ任意に抽出し組み合わせて実施できる。
本発明の電池モジュールは以下のとおりである。
(1)複数の電池セル1と、前記電池セル1を収容する樹脂製のケース5と、を有し、
前記ケース5は前記電池セル1の荷重を受ける支持壁51を有し、
前記支持壁51は、アーチ構造の補強部52を有する、電池モジュール。
(2)前記補強部52は、前記電池セル1が挿通される貫通孔状の開口部54を有し、
前記支持壁51は、さらに、前記電池セル1の底面15に当接する底壁55を有する保持部53を有し、
前記保持部53は、前記補強部52における前記開口部54の周縁部に一体化されるとともに前記補強部52から下垂する、(1)に記載の電池モジュール。
(3)前記支持壁51は複数の前記保持部53を有し、
前記保持部53の各々の前記底壁55は面一に配置されている、(2)に記載の電池モジュール。
1:電池セル 5:ケース 15:電池セルの底面
51:支持壁 52:補強部 53:保持部
54:開口部 55:保持部の底壁

Claims (3)

  1. 複数の電池セルと、前記電池セルを収容する樹脂製のケースと、を有し、
    前記ケースは前記電池セルの荷重を受ける支持壁を有し、
    前記支持壁は、アーチ構造の補強部を有する、電池モジュール。
  2. 前記補強部は、前記電池セルが挿通される貫通孔状の開口部を有し、
    前記支持壁は、さらに、前記電池セルの底面に当接する底部を有する保持部を有し、
    前記保持部は、前記補強部における前記開口部の周縁部に一体化されるとともに前記補強部から下垂する、請求項1に記載の電池モジュール。
  3. 前記支持壁は複数の前記保持部を有し、
    前記保持部の各々の前記底壁は面一に配置されている、請求項2に記載の電池モジュール。
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