JP5963116B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に係り、特に、筒形ヒューズが装着される筒形ヒューズ装着部が設けられた電気接続箱に関するものである。
従来から、自動車等の車両には、例えばジャンクションボックス等の電気接続箱が設けられている。このような電気接続箱として、特開2006−44443号公報(特許文献1)に開示されているように、筒状のヒューズ本体の両端部に接続端子が設けられた、筒形ヒューズが装着されるものがある。特許文献1に開示されているように、筒形ヒューズ装着部は、周壁で囲まれた凹所形状を有し、電気接続箱の内部回路を構成するバスバーが底面に配設された構造とされている。そして、筒形ヒューズが周壁内に挿入されて、筒形ヒューズの接続端子が底面に設けられたバスバーと重ね合わされてねじ止めされることで、電気接続箱の内部回路と接続されるようになっている。
ところで、特許文献1に記載の電気接続箱においては、図12に示すように、筒形ヒューズ装着部70の周壁72内に、筒形ヒューズ74を誤った方向で挿入してしまうと、筒形ヒューズ74が倒れた状態で周壁72内の奥深くに着座してしまい、筒形ヒューズ74を取り出す際に指が届きにくく、取り出しが困難になるという問題があった。特に、近年の電気接続箱の高密度化の要求から、筒形ヒューズ装着部は、リレー装着部等の高さ寸法の大きな電気部品装着部に近接して形成されることが多く、リレー装着部等よりも深い位置に形成されることから、指を入れることがより困難であった。
このような問題に対処するために、筒形ヒューズ装着部の高さ位置を、他の電気部品装着部と同等にまで高くすることも考えられる。しかし、筒形ヒューズ装着部の位置を高くしようとすると、底面に配設されるバスバーを、その高さ分だけ立ち上げなければならず、バスバーの曲げ加工が余分に必要になると共に、バスバーおよび箱体内部の形状が複雑になって、製造コストが増加するという問題があった。
特開2006−44443号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、筒形ヒューズの装着作業性をコスト効率良く向上することの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、筒状のヒューズ本体の軸方向の両端部に、該ヒューズ本体の軸直角方向の一方に突出され、先端部が前記軸直角方向の外側に突出する一対の接続端子が設けられた筒形ヒューズが装着される筒形ヒューズ装着部を備え、該筒形ヒューズ装着部が、底面から突出する周壁で囲まれた凹所形状とされている電気接続箱において、前記筒形ヒューズ装着部には、前記ヒューズ本体が収容される本体収容部と、前記接続端子が収容される端子収容部とが形成されており、前記本体収容部と前記端子収容部のそれぞれにおいて、前記周壁が対向して形成されている一方、前記筒形ヒューズが、前記ヒューズ本体の前記軸直角方向における前記接続端子の底部から前記ヒューズ本体の頂部に至る寸法である高さ寸法を有しており、前記底面からの前記周壁の高さ寸法が、前記筒形ヒューズの高さ寸法よりも大きくされていると共に、前記本体収容部の前記周壁と、前記端子収容部の前記周壁との最小対向面間距離が、前記筒形ヒューズの高さ寸法よりも小さくされているものである。
本発明においては、筒形ヒューズ装着部において、ヒューズ本体が収容される本体収容部の周壁と、接続端子が収容される端子収容部の周壁との最小対向面間距離が、筒形ヒューズの筒形ヒューズ装着部への装着状態における底面からの高さ寸法よりも小さくされている。なお、本体収容部の周壁と、接続端子が収容される端子収容部の周壁との最小対向面間距離とは、筒形ヒューズ装着部に装着された筒形ヒューズの、ヒューズ本体の軸方向の投影視における、本体収容部の周壁と端子収容部の周壁との対向面間距離のことを言い、本体収容部の周壁において筒形ヒューズ装着部の内側に最も突出された面と、端子収容部の周壁において筒形ヒューズ装着部の最も内側に突出された面との対向面間距離を言う。これにより、誤った方向で筒形ヒューズを周壁内部に挿入しようとした場合には、筒形ヒューズのヒューズ本体が、本体収容部の周壁で係止されると共に、筒形ヒューズの接続端子が、接続端子収容部の周壁で係止される。その結果、筒形ヒューズを周壁の開口部付近に留めることが出来て、誤挿入を防止できると共に、筒形ヒューズを容易に取り出すことが出来る。
そして、筒形ヒューズの誤方向での落ち込みを防止出来ることから、取り出しの容易性を確保しつつ、ヒューズ装着部の深さ寸法を大きく設定することが出来、周壁を筒形ヒューズの高さ寸法よりも大きく設定することが出来る。そして、周壁の高さをより大きく設定できることから、相対的に筒形ヒューズ装着部の底面をより深い位置に設定することが出来る。その結果、筒形ヒューズ装着部の底面に配設されるバスバーに要求される高さ寸法を小さくすることが出来、高さ寸法を確保するためのバスバーの曲げ加工の回数を削減することが出来る。これにより、バスバー形状の簡素化と、バスバーが配設される電気接続箱内部の形状を簡素化することが出来、製造コストの低減を図ることが出来る。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記本体収容部の前記周壁には、前記本体収容部の内側に突出する誤挿入防止突部が形成されており、該誤挿入防止突部によって、前記端子収容部の前記周壁との最小対向面間距離が設定されているものである。
本態様においては、本体収容部の周壁を部分的に内側に突出させて、端子収容部の周壁との最小対向面間距離を設定することにより、正規の方向で筒形ヒューズを装着した場合には、ヒューズ本体と本体収容部の周壁との間に隙間を形成することが出来る。これにより、ヒューズ本体の周辺における空気の流動性を確保することが出来る。
本発明の第三の態様は、前記第二の態様に記載のものにおいて、前記誤挿入防止突部が、前記本体収容部において対向する前記周壁の両方に形成されているものである。
本態様によれば、筒形ヒューズが、ヒューズ本体を対向する周壁の何れの側に傾斜した状態で挿入されようとした場合でも、誤挿入防止突部でヒューズ本体を係止することが出来、筒形ヒューズの誤挿入を防止することが出来る。
本発明の第四の態様は、前記第二又は第三の態様に記載のものにおいて、前記誤挿入防止突部が、前記周壁の開口縁部に形成されているものである。
本態様によれば、筒形ヒューズを周壁の開口縁部で係止して、筒形ヒューズが周壁内部に挿入される前の段階で、誤挿入を防止することが出来る。これにより、筒形ヒューズが周壁の開口縁部に留められることから、より容易に取り出すことが出来る。なお、より好ましくは、前記誤挿入防止突部が、前記底面から前記周壁の開口縁部に亘って延びるリブ形状とされた態様が採用され得る。このようにすれば、誤挿入防止突部で周壁を補強することもできる。
本発明の第五の態様は、前記第一〜第四の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記筒形ヒューズ装着部が、前記周壁の高さ寸法よりも大きな高さ寸法を有する複数の電気部品装着部で挟まれた領域内に形成されているものである。
本態様によれば、電気部品装着部間の隙間を有効に利用して、筒形ヒューズ装着部をスペース効率良く形成することが出来る。そして、本発明によれば、筒形ヒューズが誤った方向で筒形ヒューズ装着部の深くに落ち込むことを防止できることから、周囲に高さ寸法の大きな電気部品装着部が形成されている場合でも、筒形ヒューズを容易に取り出すことが出来る。
本発明の第六の態様は、前記第一〜第五の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記筒形ヒューズ装着部における前記端子収容部に、幅寸法が大きくされた指入れ部が形成されているものである。
本態様によれば、筒形ヒューズ装着部の両端部に指入れ部が形成されて、幅寸法が大きくされている。これにより、指入れ部に指を入れることが出来、筒形ヒューズの挿入と取り出しをより容易にすることが出来る。
本発明においては、筒形ヒューズ装着部において、筒形ヒューズのヒューズ本体が収容される本体収容部の周壁と、筒形ヒューズの接続端子が収容される端子収容部の周壁の内面との最小対向面間距離を、筒形ヒューズの高さ寸法よりも小さく設定した。これにより、筒形ヒューズが誤った方向で周壁内に挿入されようとした場合には、筒形ヒューズを周壁で係止することが出来、筒形ヒューズの誤挿入を阻止すると共に、取り出しを容易にすることが出来る。そして、筒形ヒューズが誤った方向で周壁の内部深くに落ち込むことを防止できることから、筒形ヒューズの取り出しの容易性を確保しつつ、周壁を筒形ヒューズの高さ寸法よりも高く形成することが出来る。その結果、筒形ヒューズ装着部の底面をより深い位置に設定することが出来、底面に配設されるバスバーの曲げ加工回数を削減して、製造コストの低減を図ることが出来る。
本発明の一実施形態としての電気接続箱の斜視図。 図1におけるII−II断面図。 筒形ヒューズの上面図。 筒形ヒューズの側面図。 筒形ヒューズ装着部を拡大して示す上面図。 筒形ヒューズ装着部を拡大して示す断面図。 筒形ヒューズ装着部への、筒形ヒューズの正規の装着状態を示す上面図。 筒形ヒューズ装着部への、筒形ヒューズの正規の装着状態を示す断面図。 誤方向で挿入されようとした筒形ヒューズの係止状態を示す斜視図。 誤方向で挿入されようとした筒形ヒューズの係止状態を示す断面図。 本発明の異なる態様としての電気接続箱の筒形ヒューズ装着部の上面を示す説明図。 従来構造の筒形ヒューズ装着部を説明するための説明図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1および図2に、本発明の一実施形態としての電気接続箱10を示す。電気接続箱10は、合成樹脂からなるアッパケース12とロアケース14が、複数のバスバー16を挟んで相互に組み付けられた構造とされている。なお、以下の説明において、特に断りのない場合、上下方向とは、図2中の上下方向をいうものとする。
アッパケース12は、上面視において略正方形とされている。アッパケース12の中央部分には、筒形ヒューズ18が装着される、筒形ヒューズ装着部20が形成されている。図3および図4に、筒形ヒューズ18を示す。筒形ヒューズ18は、従来公知の所謂ガラス管ヒューズであり、例えば銀等の溶断部がガラス管内に収容されてなる、円筒形状のヒューズ本体22を有すると共に、ヒューズ本体22の軸方向(図3中、左右方向)の両端部に外嵌された一対の金属製の口金24,24に、接続端子26,26がそれぞれ一体形成された構造とされている。接続端子26は、口金24からヒューズ本体22の軸直角方向(図4中、下方)に突出された後に、ヒューズ本体22の軸方向の外側に突出された、L字の板形状とされている。これら接続端子26,26は、ヒューズ本体22の軸方向の両外側に突出されており、その突出端部に、ボルト挿通孔28が貫設されている。
図5および図6に、筒形ヒューズ装着部20を示す。筒形ヒューズ装着部20は、底面30から突出する周壁32で全周が囲まれた、上方に開口する凹所形状とされている。図6に示すように、周壁32の底面30からの突出先端縁部34は、全周に亘って上下方向で一定の高さ位置に設定されており、周壁32の底面30からの突出高さ寸法:Hは、筒形ヒューズ18の高さ寸法:t(図4参照)よりも大きく設定されている。なお、筒形ヒューズ18の高さ寸法:tは、筒形ヒューズ装着部20への装着状態における底面30からの突出高さ寸法である。本実施形態における周壁32の高さ寸法:Hは、筒形ヒューズ18の高さ寸法:tの略2倍に設定されている。
筒形ヒューズ装着部20には、筒形ヒューズ18のヒューズ本体22が収容される本体収容部36と、本体収容部36の両側に、筒形ヒューズ18の接続端子26,26がそれぞれ収容される一対の端子収容部38,38が形成されている。なお、端子収容部38,38は、本体収容部36を挟んで対称の互いに略同様の構造とされていることから、図中に同一の符号を付することにより、特に区別することなく説明する。端子収容部38の底面30には貫通孔40が形成されており、貫通孔40を通じて、バスバー16a,16bが露出されている。バスバー16a,16bにはボルト挿通孔42が貫設されており、該ボルト挿通孔42を通じて、ロアケース14に形成されたボルト穴44が底面30上に臨まされている。
本体収容部36において対向する周壁32a,32bは、互いに平行に延びる直線形状とされている。一方、端子収容部38において、本体収容部36側の端縁部に位置する周壁32c,周壁32dは、周壁32aおよび周壁32bから連続して対向すると共に、互いに平行に延びる直線形状とされている。そして、周壁32cおよび周壁32dにおける本体収容部36と反対側の端縁部から、周壁32eが円形に延伸されており、周壁32eによって、周壁32cと周壁32dが連結されている。これにより、端子収容部38には、周壁32eで囲まれた領域に、上面視において円形状の指入れ部46が形成されており、筒形ヒューズ装着部20は、中央部分において略一定の幅寸法(図5中、上下方向寸法)を有すると共に、両端部の指入れ部46,46において幅寸法が大きくされている。
また、本体収容部36における周壁32a,32bには、誤挿入防止突部としての複数(本実施形態においては、計4つ)の係止リブ48が形成されている。これら係止リブ48はいずれも同様の形状とされており、周壁32aに形成された係止リブ48を例に説明すると、係止リブ48は、周壁32aから本体収容部36の内側に向けて突出して、周壁32aの高さ方向に延びるリブ形状とされている。本実施形態の係止リブ48は、底面30から周壁32の開口縁部となる突出先端縁部34に至る、周壁32aの高さ寸法の全長に亘って形成されている。なお、係止リブ48の底面30からの突出先端面には、本体収容部36の内側に行くにつれて底面30に接近するテーパ面50が形成されており、筒形ヒューズ18を筒形ヒューズ装着部20に容易に挿入できるようにされている。
筒形ヒューズ装着部20に装着されるヒューズ本体22の軸方向(図5中、左右方向)の投影視で、本体収容部36の周壁32aと、これと対向する端子収容部38の周壁32d,32eとの対向面間距離(図5中、上下方向での離隔距離)は、本実施形態においては、周壁32aから係止リブ48が突出されていることにより、周壁32aに形成された係止リブ48と、端子収容部38の周壁32dとの間で、最も小さくされている。これにより、本実施形態においては、周壁32aから突出された係止リブ48と、端子収容部38の周壁32dとの間で、本体収容部36の周壁32aと、端子収容部38の周壁32d,32eとの最小対向面間距離:Dmin1が設定されており、最小対向面間距離:Dmin1が、筒形ヒューズ18の高さ寸法:tよりも小さくされている。なお、同様に、本体収容部36の周壁32bから突出された係止リブ48と、端子収容部38の周壁32cとの間で、本体収容部36の周壁32bと端子収容部38の周壁32c,32eとの最小対向面間距離:Dmin2が設定されている。本実施形態においては、周壁32aと周壁32dとの最小対向面間距離:Dmin1と、周壁32bと周壁32cとの最小対向面間距離:Dmin2が等しい大きさとされている。
このような係止リブ48が、本体収容部36において対向する周壁32aと周壁32bのそれぞれにおいて2つずつ、周壁32aおよび周壁32bの延伸方向(図5中、左右方向)で隙間を隔てて形成されている。また、周壁32aに形成された係止リブ48,48と、周壁32bに形成された係止リブ48,48が、周壁32a,32bの延伸方向で互いに等しい位置に設定されており、周壁32aと周壁32bの対向方向(図5中、上下方向)で隙間を隔てて対向位置されている。なお、周壁32aに形成された係止リブ48と、周壁32bに形成された係止リブ48との対向面間距離:Drib は、筒形ヒューズ18におけるヒューズ本体22の径寸法:φ(図4参照)よりも大きくされている。
図1に示したように、筒形ヒューズ装着部20は、アッパケース12の中央部分に形成されている。そして、アッパケース12において、筒形ヒューズ装着部20の周囲には、電気部品としてのリレー52(図1においては、1つのみ図示)が装着されるリレー装着部54a〜54cや、電気部品としての図示しないコネクタが装着されるコネクタ装着部56、抵抗58が装着される抵抗装着部60等の電気部品装着部が形成されている。本実施形態の筒形ヒューズ装着部20は、リレー装着部54aと、リレー装着部54bおよび抵抗装着部60で挟まれた領域内に形成されている。図6から明らかなように、筒形ヒューズ装着部20の両側に形成されたリレー装着部54a,54bや抵抗装着部60は、それぞれ、筒形ヒューズ装着部20の底面30を基準として、筒形ヒューズ装着部20の周壁32の高さ寸法:Hよりも大きな高さ寸法:Ha,b,c を有している。従って、筒形ヒューズ装着部20は、リレー装着部54aと、リレー装着部54bおよび抵抗装着部60で挟まれた凹所状の窪んだ領域内に形成されている。
このような構造とされた筒形ヒューズ装着部20には、図7および図8に示すように、筒形ヒューズ18が装着される。筒形ヒューズ18は、接続端子26,26側から周壁32内に挿入されて、ヒューズ本体22が、周壁32aに形成された係止リブ48,48と、周壁32bに形成された係止リブ48,48との間に挿入される。これにより、ヒューズ本体22が本体収容部36内に収容されると共に、接続端子26,26が端子収容部38,38に収容されて、端子収容部38,38の底面30に露出されたバスバー16a,16bに重ね合わされる。そして、各端子収容部38において、接続端子26に貫設されたボルト挿通孔28と、バスバー16a,16bに貫設されたボルト挿通孔42に図示しないボルトが挿通されて、ロアケース14のボルト穴44に螺着されることにより、各接続端子26,26がバスバー16a,16bとそれぞれ接続されて、筒形ヒューズ18が、バスバー16a,16bを含んで構成された電気接続箱10の内部回路と接続される。
そして、本実施形態に従う構造とされた電気接続箱10においては、筒形ヒューズ装着部20において、本体収容部36の周壁32aと端子収容部38の周壁32dとの最小対向面間距離:Dmin1が、筒形ヒューズ18の高さ寸法:tよりも小さくされている。従って、図9および図10に示すように、筒形ヒューズ18が傾斜した状態で周壁32内に挿入されようとした場合には、筒形ヒューズ18のヒューズ本体22が周壁32aの係止リブ48で係止されると共に、接続端子26,26が周壁32d,32dで係止されて、筒形ヒューズ18が誤った方向で周壁32内に挿入されることを防止することが出来る。そして、筒形ヒューズ18が誤った方向で底面30まで落ち込むことが防止されることから、筒形ヒューズ18を容易に取り出すことが出来、筒形ヒューズ18の装着作業性を向上することが出来る。更に、高さ寸法の大きなリレー装着部54a,54bや抵抗装着部60で挟まれた狭小の凹所内でも、誤挿入時の筒形ヒューズ18の取り出しの容易性を確保しつつ、筒形ヒューズ装着部20をスペース効率良く形成することが出来る。
そして、筒形ヒューズ18が誤方向で周壁32内の深くに落ち込むことが防止されることから、誤挿入時の取り出しの容易性を確保しつつ、周壁32の突出高さ寸法:Hを大きく形成することが出来る。その結果として、底面30の高さ位置(図6中の上下方向位置)をより低く(図6中、より下方に)設定することが出来、底面30の下方に配設されるバスバー16a,16bにおいて、高さ寸法を確保するために必要とされる曲げ加工の回数を削減することが出来、バスバー16a,16bの形状の簡素化と、これによるアッパケース12およびロアケース14の形状の簡素化を図ることが出来、製造コストを低減することが出来る。
なお、本実施形態においては、本体収容部36において対向する周壁32aと周壁32bの両方に係止リブ48,48が形成されており、周壁32bの係止リブ48と、端子収容部38の周壁32c,32eとの最小対向面間距離:Dmin2についても、筒形ヒューズ18の高さ寸法:tより小さくされている。従って、筒形ヒューズ18が図9および図10に示した方向と反対方向に傾斜して、ヒューズ本体22を周壁32b側、接続端子26,26を周壁32c側に位置した傾斜状態で周壁32内に挿入されようとした場合にも、ヒューズ本体22を周壁32bの係止リブ48で係止すると共に、接続端子26,26を周壁32c,32cで係止して、筒形ヒューズ18の誤挿入を防止することが出来る。
さらに、本体収容部36の周壁32a,32bのそれぞれにおいて、係止リブ48を突出させて最小対向面間距離:Dmin1,Dmin2を設定したことにより、ヒューズ本体22の収容状態において、周壁32a,32bとヒューズ本体22との間に、隙間を形成することが出来る。これにより、ヒューズ本体22の周辺の空気の流動性を確保することも出来る。
また、係止リブ48が、周壁32a,32bの突出先端縁部34,34まで延出されている。これにより、筒形ヒューズ18を周壁32の開口縁部に留めることが出来て、筒形ヒューズ18を容易に取り出すことが出来る。特に、周壁32aおよび周壁32bのそれぞれに、同一高さ寸法を有する係止リブ48を2つずつ形成したことにより、誤方向で挿入されようとしたヒューズ本体22の両端部を同一高さ位置に留めることが出来、筒形ヒューズ18の取り出しをより容易にすることが出来る。加えて、本実施形態においては、誤挿入防止突部が、周壁32a,32bの高さ寸法の全長に亘って延びる係止リブ48とされていることから、係止リブ48で周壁32a,32bの強度を向上することも出来る。
更にまた、端子収容部38,38における本体収容部36と反対側の端部には、幅寸法が大きくされた指入れ部46,46が形成されている。これにより、ヒューズ本体22の両端部を指で摘む際に、指入れ部46,46に指を入れてヒューズ本体22を容易に摘むことが出来る。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、前記実施形態における誤挿入防止突部としての係止リブ48は必ずしも必要ではなく、図11に示す異なる態様としての筒形ヒューズ装着部62のように、本体収容部36の周壁32aに誤挿入防止突部を形成することなく、周壁32aと端子収容部38の周壁32dとの最小対向面間距離:Dmin を、筒形ヒューズ18の高さ寸法:tより小さくしても良い。更に、図11から明らかなように、指入れ部は必ずしも必要ではない。
また、上述のように、誤挿入防止突部は必ずしも必要ではないが、誤挿入防止突部の具体的態様は、前記実施形態の如きリブ形状に限定されるものではない。例えば、本体収容部の周壁における高さ方向の中間部分に部分的に誤挿入防止突部を形成する等しても良いし、誤挿入防止突部を、ヒューズ本体の軸方向で所定寸法に亘って延びる突部形状とする等しても良い。
10:電気接続箱、16:バスバー、18:筒形ヒューズ、20,62:筒形ヒューズ装着部、22:ヒューズ本体、26:接続端子、30:底面、32:周壁、36:本体収容部、38:端子収容部、46:指入れ部、48:係止リブ

Claims (6)

  1. 筒状のヒューズ本体の軸方向の両端部に、該ヒューズ本体の軸直角方向の一方に突出され、先端部が前記軸直角方向の外側に突出する一対の接続端子が設けられた筒形ヒューズが装着される筒形ヒューズ装着部を備え、該筒形ヒューズ装着部が、底面から突出する周壁で囲まれた凹所形状とされている電気接続箱において、
    前記筒形ヒューズ装着部には、前記ヒューズ本体が収容される本体収容部と、前記接続端子が収容される端子収容部とが形成されており、前記本体収容部と前記端子収容部のそれぞれにおいて、前記周壁が対向して形成されている一方、
    前記筒形ヒューズが、前記ヒューズ本体の前記軸直角方向における前記接続端子の底部から前記ヒューズ本体の頂部に至る寸法である高さ寸法を有しており、前記底面からの前記周壁の高さ寸法が、前記筒形ヒューズの高さ寸法よりも大きくされていると共に、
    前記本体収容部の前記周壁と、前記端子収容部の前記周壁との最小対向面間距離が、前記筒形ヒューズの高さ寸法よりも小さくされている
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記本体収容部の前記周壁には、前記本体収容部の内側に突出する誤挿入防止突部が形成されており、該誤挿入防止突部によって、前記端子収容部の前記周壁との最小対向面間距離が設定されている
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記誤挿入防止突部が、前記本体収容部において対向する前記周壁の両方に形成されている
    請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記誤挿入防止突部が、前記周壁の開口縁部に形成されている
    請求項2又は3に記載の電気接続箱。
  5. 前記筒形ヒューズ装着部が、前記周壁の高さ寸法よりも大きな高さ寸法を有する複数の電気部品装着部で挟まれた領域内に形成されている
    請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続箱。
  6. 前記筒形ヒューズ装着部における前記端子収容部に、幅寸法が大きくされた指入れ部が形成されている
    請求項1〜5の何れか1項に記載の電気接続箱。
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