JP2016218564A - 触覚呈示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プッシュ操作を受け付けない位置でプッシュ操作が行われた場合に誤操作であったと操作者に認識させることができる触覚呈示装置を提供する。
【解決手段】触覚呈示装置1は、図1(b)及び図2(a)に示すように、操作面110になされた操作を検出するタッチパネル11を操作面110の法線方向とその逆方向に振動させて操作者に触覚を呈示する触覚呈示機構20と、触覚を呈示するための振動要求S(第1の振動要求S)の入力に基づいて操作者によるタッチパネル11の押し下げに抗する抗力Fを生成しないように触覚呈示機構20を制御する制御部30と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、触覚呈示装置に関する。
従来の技術として、タッチ入力を検出するタッチセンサと、タッチセンサのタッチ面を振動させる触感呈示部と、タッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、タッチ面にタッチしているタッチ対象に対して触感を呈示するように触感呈示部の駆動を制御する制御部と、を備えた入力装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この入力装置は、荷重検出部により所定の荷重基準を満たしていない状態から満たす状態に変化する押圧荷重を検出した際に、タッチ対象に対してスライド操作に係る触感と異なるプッシュ操作に係る触感を呈示する。
特開2011−48606号公報
しかし、従来の入力装置は、なされたプッシュ操作に対してタッチ面を振動させるので、操作者は、画面の切り替わりなどを確認しないと、プッシュ操作が受け付けられたのかが分からない。
従って、本発明の目的は、プッシュ操作を受け付けない位置でプッシュ操作が行われた場合に誤操作であったと操作者に認識させることができる触覚呈示装置を提供することにある。
本発明の一態様は、操作面になされた操作を検出する操作パネルを操作面の法線方向とその逆方向に振動させて操作者に触覚を呈示する触覚呈示機構と、触覚を呈示するための第1の振動要求の入力に基づいて操作者による操作パネルの押し下げに抗する抗力を生成しないように触覚呈示機構を制御する制御部と、を備えた触覚呈示装置を提供する。
本発明によれば、プッシュ操作を受け付けない位置でプッシュ操作が行われた場合に誤操作であったと操作者に認識させることができる。
図1(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置が搭載された車両内部の一例を示す概略図であり、図1(b)は、触覚呈示装置のブロック図の一例である。 図2(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の図1(a)のII(a)-II(a)線で切断した断面の一例を矢印方向から見た概略図であり、図2(b)は、触覚呈示機構が生成する抗力のパターンの一例を説明するための概略図である。 図3は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図4(a)は、第2の実施の形態に係る触覚呈示装置のブロック図の一例であり、図4(b)は、第3の実施の形態に係る触覚呈示装置のブロック図の一例である。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る触覚呈示装置は、操作面になされた操作を検出する操作パネルを操作面の法線方向とその逆方向に振動させて操作者に触覚を呈示する触覚呈示機構と、触覚を呈示するための第1の振動要求の入力に基づいて操作者による操作パネルの押し下げに抗する抗力を生成しないように触覚呈示機構を制御する制御部と、を備えて概略構成されている。
この触覚呈示装置は、操作パネルの押し下げが許容される領域では、操作パネルの押し下げに抗する抗力が生成されず、他の領域では、抗力が生成されて押し下げし辛いので、操作者が許容されていない領域において操作パネルを押し下げようとしても下がり難いので、誤操作であると認識することができる。
[第1の実施の形態]
(触覚呈示装置1の全体構成)
図1(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置が搭載された車両内部の一例を示す概略図であり、図1(b)は、触覚呈示装置のブロック図の一例である。図2(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の図1(a)のII(a)-II(a)線で切断した断面の一例を矢印方向から見た概略図であり、図2(b)は、触覚呈示機構が生成する抗力のパターンの一例を説明するための概略図である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(b)では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。
この触覚呈示装置1は、接続された電子機器から出力された振動要求に基づいて操作パネルとしてのタッチパネル11を振動させて触覚を呈示する。また触覚呈示装置1は、タッチパネル11を上昇及び下降させる機構を有し、この機構を用いてプュシュ操作が許容される後述するプッシュ領域では、プッシュ操作を可能とし、プッシュ領域以外では、抗力を生成してプッシュ操作がし難いように構成されている。
この触覚呈示装置1は、図1(a)に示すように、車両8に搭載されている。触覚呈示装置1は、車両8に搭載された電子機器の操作部として機能する。この電子機器は、一例として、カーナビゲーション装置、空調装置、音楽再生装置、映像再生装置、車両8の車両制御装置などである。
触覚呈示装置1は、運転席と助手席の間に伸びるフロアコンソール80に配置されている。このフロアコンソール80には、タッチパネル11の操作面110が露出している。
速度計などが配置されたインストルメントパネル81の中央付近には、表示装置82が配置されている。この表示装置82は、上述の電子機器の表示部として機能する。触覚呈示装置1は、例えば、表示装置82に表示されたカーソルの移動や選択、表示されたアイコンの選択、決定、ドラッグ、ドロップ等の指示を行うことができるように構成されている。本実施の形態では、操作指による操作について説明する。
触覚呈示装置1は、図1(b)及び図2(a)に示すように、操作面110になされた操作を検出するタッチパネル11を操作面110の法線方向とその逆方向に振動させて操作者に触覚を呈示する触覚呈示機構20と、触覚を呈示するための振動要求S(第1の振動要求S)の入力に基づいて操作者によるタッチパネル11の押し下げに抗する抗力Fを生成しないように触覚呈示機構20を制御する制御部30と、を備えて概略構成されている。
この法線方向とは、図2(a)に示す矢印A方向であり、その逆方向とは、矢印A方向の逆方向である矢印B方向である。また抗力Fは、法線方向、つまり矢印A方向のタッチパネル11を押し上げる力である。
(タッチパネル11の構成)
タッチパネル11は、例えば、操作者の体の一部(例えば、指)や専用のペンで操作面110に接触することにより、接触した操作面110上の位置を検出するタッチセンサである。操作者は、例えば、操作面110に操作を行うことにより、接続された電子機器の操作を行うことが可能となる。タッチパネル11としては、例えば、周知の抵抗膜方式、赤外線方式、SAW(Surface Acoustic Wave)方式、静電容量方式等のタッチパネルを用いることが可能である。
本実施の形態に係るタッチパネル11は、例えば、静電容量方式のタッチパネルである。従ってタッチパネル11の操作面110の下方には、複数の電極が互いに絶縁されて交差して配置されている。このタッチパネル11は、マルチタッチを検出するタッチパネルであり、操作面110になされたなぞり操作、フリック操作、タッチ操作、ピンチイン操作、ピンチアウト操作などを検出することができる。
このタッチパネル11は、制御部30と電気的に接続され、複数の電極の組み合わせの全てを走査して得られた、操作がなされた座標の情報を検出情報Sとして制御部30に出力する。タッチパネル11は、この検出情報Sを周期的に出力する。
タッチパネル11は、図2(a)に示すように、上部が開放された本体13に取り付けられている。この本体13の上部には、ベゼル12が取り付けられている。このベゼル12の中央には、開口12bが設けられている。この開口12bには、タッチパネル11の操作面110が露出している。
この操作面110とベゼル12の表面12aとは、一例として、図2(a)に示すように、面一となっており、さらにフロアコンソール80と面一となっている。従って触覚呈示装置1は、フラッシュサーフェイス化がなされた優れた意匠となっている。
タッチパネル11は、図2(a)に示す面一となっている状態が初期状態であり、触覚が呈示される場合、この初期状態から上下に移動する。なお以下では、操作面110の法線方向、及びその逆方向を上下方向と呼ぶものとする。
またタッチパネル11は、図2(a)に示すように、操作面110と反対の面にベース14が取り付けられている。このベース14の対向する辺近傍には、タッチパネル11の上下方向の移動を案内する一対の案内片14aが対向するように配置されている。
また一対の案内片14aが配置されていないベース14の一方の辺近傍には、触覚呈示機構20と連結する連結片14bが配置されている。この案内片14a及び連結片14bは、図2(b)の紙面の下方に向かって突出する形状を有している。連結片14bの端部には、後述する触覚呈示機構20の連結ピン25aが挿入される凹部14cが設けられている。
さらにベース14には、プッシュ操作におけるタッチパネル11の傾きを抑制するスタビライザ15が取り付けられている。
(触覚呈示機構20とフォトエンコーダ28の構成)
触覚呈示機構20は、タッチパネル11を上下方向に駆動する。この触覚呈示機構20は、一例として、図2(a)に示すように、主に、モータ21と、ギア部22と、を備えて概略構成されている。
モータ21は、例えば、制御部30から出力される駆動信号Sに基づいて正逆回転を行う。このモータ21の出力軸21aには、ピニオンギア23が取り付けられている。
ギア部22は、このピニオンギア23と、ピニオンギア23と噛み合う半円形状のギア25と、を備えて概略構成されている。このギア25は、例えば、本体13に回転可能に支持されたシャフト24に取り付けられている。
またギア25の半円形状の周面には、ピニオンギア23と噛み合うギア歯が設けられている。さらにギア25の回転軸に交差する面には、連結ピン25aが回転軸方向に突出するように設けられている。
この連結ピン25aは、ベース14の連結片14bに設けられた凹部14cに挿入されている。この連結片14bは、モータ21の回転運動をタッチパネル11の直進運動に変換する変換部材である。従って触覚呈示機構20は、タッチパネル11を初期位置から上昇及び下降させると共に初期位置に停止させるように構成されている。
より具体的には、触覚呈示機構20は、図2(a)の紙面において、モータ21が時計回りに回転した場合、ピニオンギア23を介してギア25が反時計回りに回転して連結ピン25aが上方向に移動するので、連結片14bが連結ピン25aによって押し上げられてタッチパネル11が上昇する。
また触覚呈示機構20は、図2(a)の紙面において、モータ21が反時計回りに回転した場合、ピニオンギア23を介してギア25が時計回りに回転して連結ピン25aが下方向に移動するので、連結片14bが連結ピン25aによって押し下げられてタッチパネル11が下降する。
初期位置の検出には、例えば、モータ21の回転を検出するフォトエンコーダ28が位置センサとして用いられる。このフォトエンコーダ28は、ギア25が設けられてない一方のシャフト24の端部に設けられた円板の回転角を検出し、この回転角に基づいてタッチパネル11の上下方向の移動位置を算出するように構成されている。
このフォトエンコーダ28は、図1(b)に示すように、制御部30に電気的に接続され、算出したタッチパネル11の上下方向の位置を位置情報Sとして出力する。なおタッチパネル11の上下方向の位置は、初期状態が基準となっている。
制御部30は、この位置情報Sに基づくタッチパネル11の位置に応じた駆動信号Sを生成し、触覚呈示機構20を介したタッチパネル11の位置制御を行っている。また制御部30は、位置情報Sに基づいてタッチパネル11になされたプッシュ操作を判定する。
なおタッチパネル11の位置検出は、フォトエンコーダ28に限定されず、磁気センサなどであっても良い。またタッチパネル11のプッシュ操作の検出は、例えば、機械的なスイッチ、圧力センサなどを用いてなされても良い。
(制御部30の構成)
制御部30は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部30が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。また制御部30は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。
制御部30は、操作面110に対してなされたなぞり操作などにおいてタッチパネル11が初期位置から下がらないように、初期位置からのずれを修正し、位置サーボ機構としての触覚呈示機構20を制御している。
また制御部30は、図1(b)に示すように、制御対象の電子機器から振動要求Sを取得する。この振動要求Sは、タッチパネル11を振動させて操作者に触覚呈示するように要求する信号である。制御部30は、この振動要求Sを取得してから予め定められた期間、駆動信号Sを生成してタッチパネル11を振動させる。
また上述したように、制御部30は、タッチパネル11から出力される検出情報S、及びフォトエンコーダ28から出力される位置情報Sに基づいて駆動信号Sを生成してタッチパネル11を振動させ、またタッチパネル11を初期位置に駆動する。
制御部30は、プッシュ操作を受け付けない領域では、触覚呈示機構20を介してタッチパネル11を押し下げし難いように法線方向に抗力Fを生成し、プッシュ操作が許容されたプッシュ領域においては、プッシュ操作ができるように抗力Fを生成しないように構成されている。制御部30は、プッシュ操作が許容されていない領域でプッシュ操作がなされた場合、なされたプッシュ操作力に抗すると共に初期位置にタッチパネル11が保持されるように触覚呈示機構20を制御する。以下では、抗力の生成パターンについて説明する。
(抗力の生成パターンについて)
本実施の形態の制御部30は、表示装置82に表示される表示画像の情報を有していないので、タッチパネル11によって操作が検出された座標の情報、つまり検出情報Sだけでは、適切に振動を呈示することができない。
そこで制御部30は、電子機器から出力された第1の振動要求Sに基づいて振動を呈示すると共に、第1の振動要求Sの次になされた第2の振動要求Sを取得するまで、触覚呈示機構20に対して抗力Fの生成を指示しないように構成されている。
この抗力Fは、タッチパネル11を押し下げられないように、押し下げる力に抗して触覚呈示機構20が生成する力である。以下では、具体的な表示例に基づいて、抗力の生成パターンについて説明する。
図2(b)は、車両8の車両制御装置が表示画面820に表示させる表示画像821の一例である。また図2(b)の表示画面820の外に図示しているグラフは、XY方向の抗力の生成パターンの一例を示している。この表示画像821は、操作する電子機器の選択を行うことができるメニュー画面である。なお図2(b)に示す点線は、実際には表示されない線であり、アイコンそれぞれのプッシュ領域を図示するための線である。
この表示画像821は、一例として、カーソル822と、アイコン823a〜アイコン823eと、が含まれている。カーソル822は、タッチパネル11の操作面110になされたなぞり操作などに応じて表示画面820内を移動するポインタである。
アイコン823aは、例えば、ナビゲーション装置を操作するためのアイコンであり、プッシュ領域824aが設定されている。アイコン823bは、例えば、音楽再生装置を操作するためのアイコンであり、プッシュ領域824bが設定されている。アイコン823cは、例えば、空調装置を操作するためのアイコンであり、プッシュ領域824cが設定されている。アイコン823dは、例えば、現在の車両8の状態などを表示させるためのアイコンであり、プッシュ領域824dが設定されている。アイコン823eは、例えば、各種設定を行うためのアイコンであり、プッシュ領域824eが設定されている。
操作者が、例えば、ナビゲーション装置を操作したい場合、操作面110をなぞって、カーソル822をナビゲーション装置のアイコン823aのプッシュ領域824a内に重ね、そして操作面110を押し下げるプッシュ操作を行うことにより、表示装置82には、ナビゲーション装置が操作可能な表示画像が表示される。
ここで触覚呈示装置1は、図2(b)に示すように、このプッシュ領域外においてプッシュ操作していることを操作者に認識させるため、プッシュ操作によってタッチパネル11が下がらないように、触覚呈示機構20を制御して抗力Fを生成する。操作者は、プッシュ操作を行ってもタッチパネル11が押し下がらないので、この位置におけるプッシュ操作が許容されていないこと、つまり誤操作していることを認識することができる。
具体的には、なぞり操作によって、カーソル822が、例えば、空調装置のアイコン823cのプッシュ領域824cの外から中に移動する場合において、カーソル822が各プッシュ領域の外に位置する間、制御部30は、触覚呈示機構20を制御して、ゼロではない抗力Fを生成する。
車両制御装置は、取得した操作情報Sに基づくなぞり操作が検出された座標と、アイコン823cのプッシュ領域824cの座標とを比べ、一例として、プッシュ領域824cの境界の座標Xをカーソル822が超えたことをトリガとして振動要求Sを制御部30に出力する。
制御部30は、取得した振動要求Sに基づいて触覚呈示機構20を制御して、予め定められた期間、タッチパネル11を上下方向に振動させると共に、抗力Fをゼロとして抗力Fの生成を停止する。
操作者は、各プッシュ領域外にカーソル822が位置する場合、タッチパネル11に対して行ったなぞり操作により、タッチパネル11が押し下がらない感触を受け、またプッシュ領域824cにカーソル822が入った後、タッチパネル11を押し下げられるような感触を受ける。
カーソル822がプッシュ領域824c内にある場合、プッシュ操作を受け付けるので、操作者がプッシュ操作を行うと、タッチパネル11の下方の移動に伴ってギア部22が回転し、この回転によってフォトエンコーダ28がプッシュ操作を検出する。
このプッシュ領域824cに対する抗力Fの生成停止は、例えば、図2(b)に示すように、プッシュ操作が行われない場合、カーソル822が座標X、座標Y又は座標Yを跨いでプッシュ領域824c外に出て、車両制御装置から出力された振動要求S(第2の振動要求S)が入力するまで継続される。
以下に本実施の形態の触覚呈示装置1の抗力Fの生成と生成停止に関する動作の一例について図3のフローチャートを参照して説明する。図2(b)に示す表示画像821が表示され、カーソル822が各プッシュ領域外にあり、プッシュ操作終了後、操作指が操作面110から離れる場合について説明する。
(動作)
触覚呈示装置1の制御部30は、タッチパネル11から周期的に出力される検出情報Sに基づいて操作情報Sを電子機器に出力すると共に、電子機器から振動要求Sが出力されるか否かを監視する。この時点では、触覚呈示機構20は、抗力Fを生成している。
制御部30は、振動要求S(第1の振動要求S)が入力すると(S1:Yes)、触覚呈示機構20を制御して予め定められた期間、振動を呈示すると共に抗力Fの生成を停止する(S2)。そして制御部30は、周期的に出力される検出情報Sに基づいて操作情報Sを電子機器に出力すると共に振動要求S(第2の振動要求S)が電子機器から出力されるか否か、及びフォトエンコーダ28から出力される位置情報Sに基づいてプッシュ操作がなされるか否かを監視する。
操作者は、タッチパネル11の振動により、プッシュ領域にカーソル522が入ったことを認識し、プッシュ操作を行って操作指を操作面110から離す。
制御部30は、フォトエンコーダ28から出力される位置情報Sに基づいてプッシュ操作が行われたと判定すると(S3:Yes)、プッシュ操作がなされたとする操作情報Sを電子機器に出力する(S4)。制御部30は、操作指と操作面110との接触が解除された後、触覚呈示機構20を制御して抗力Fを生成し(S5)、カーソル522の移動に伴う抗力Fの生成停止動作を終了し、次の操作を監視する。
ここでステップ1において、制御部30は、振動要求S(第1の振動要求S4)が入力しない場合(S1:No)、継続して触覚呈示機構20を制御して抗力Fを生成する(S6)。
またステップ3において、制御部30は、プッシュ操作がなく(S3:No)、振動要求S(第2の振動要求S)が入力した場合(S7:Yes)、予め定められた期間、タッチパネル11を振動させると共に、触覚呈示機構20を制御して抗力Fの生成を開始する(S5)。
さらにステップ7において、制御部30は、振動要求S(第2の振動要求S)がない場合(S7:No)、ステップ3に戻る。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る触覚呈示装置1は、プッシュ操作を受け付けない位置でプッシュ操作が行われた場合に誤操作であったと操作者に認識させることができる。具体的には、触覚呈示装置1は、プッシュ操作が許容されない領域では、抗力Fを生成し、プッシュ操作が許容されるプッシュ領域では、抗力Fが生成されないので、操作者がプッシュ領域以外でプッシュ操作を行った場合、表示画像821の切り替わりを見なくても、タッチパネル11が押し下がらないことから誤操作であることを認識することができる。
触覚呈示装置1は、電気的に接続された電子機器から出力される振動要求Sに基づいて抗力Fの生成と停止を判断するので、プッシュ領域に関する情報を記憶する場合と比べて、大きな記憶容量が必要なく製造コストが抑制される。また触覚呈示装置1は、プッシュ領域とカーソル822などの位置とを比較して抗力Fの生成、停止などを判定しないので、高度な処理をする必要がなく製造コストが抑制される。
[第2実施の形態]
第2の実施の形態は、第1の振動要求Sが入力してから予め定められた時間が経過した場合、抗力Fを生成する点で上記の実施の形態と異なっている。
図4(a)は、第2の実施の形態に係る触覚呈示装置のブロック図の一例である。なお以下に記載する実施の形態において、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分は、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。また第2の実施の形態及び後述する第3の実施の形態は、一例として、振動要求Sがプッシュ領域に入った際の第1の振動要求Sのみ電子機器から出力される場合を想定している。
本実施の形態に係る触覚呈示装置1の制御部30は、図4(a)に示すように、予め定められた時間としての時間しきい値300を有している。制御部30は、振動要求S(第1の振動要求S)が入力してから時間の計測を行うように構成されている。
従って制御部30は、電子機器から出力された振動要求Sが入力すると、操作が計測している時間の計測を行い、計測された時間が時間しきい値300を超えた場合、触覚呈示機構20を制御して抗力Fを生成する。
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る触覚呈示装置1は、例えば、操作者の意図に反してプッシュ領域内にカーソルが入った場合などにおいて、時間しきい値300を超えると抗力Fが生成されてプッシュ操作がし難くなるので、車両の振動などによりタッチパネル11を押し下げるような誤操作を抑制することができる。
また触覚呈示装置1は、第1の振動要求Sのみで抗力Fの生成と生成停止を判断することができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、第1の振動要求Sが入力した後の操作の軌跡が予め定められた距離よりも長い場合、抗力Fを生成する点で上述の実施の形態と異なっている。
図4(b)は、第3の実施の形態に係る触覚呈示装置のブロック図の一例である。本実施の形態に係る触覚呈示装置1の制御部30は、振動要求S(第1の振動要求S)が入力した後のなぞり操作などの軌跡を算出するように構成されている。
また制御部30は、図4(b)に示すように、距離しきい値301を有し、当該軌跡と距離しきい値301とを比較し、当該軌跡が距離しきい値301よりも長い場合、プッシュ領域外に操作がなされたと判定し、触覚呈示機構20を制御して抗力Fを生成する。
なお距離しきい値301は、例えば、表示される表示画像に合わせて電子機器から出力されても良い。
(第3の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る触覚呈示装置1は、第1の振動要求Sが入力してからの操作の軌跡によってプッシュ領域外に操作がなされたと判定することができるので、プッシュ領域の座標の情報を記憶する場合と比べて、記憶容量が少なくて済み、製造コストが抑制される。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態は、第1の実施の形態〜第3の実施の形態を組み合わせた点で上述の実施の形態と異なっている。
本実施の形態に係る触覚呈示装置1の制御部30は、時間しきい値300及び距離しきい値301を有している。
この制御部30は、第1の振動要求Sが入力してから第2の振動要求Sが入力するまで抗力Fを生成しない第1の条件、第1の振動要求Sが入力してからの時間が時間しきい値300を超えると抗力Fを生成する第2の条件、及び第1の振動要求Sが入力した後の操作の軌跡が距離しきい値301より長くなると抗力Fを生成する第3の条件を有し、先に満足された条件によって抗力Fの生成と生成停止を行うように構成されている。
(第4の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る触覚呈示装置1は、誤操作を認識させると共に、意図しないプッシュ操作を抑制することができる。
なお変形例として、触覚呈示装置1は、上述の第1の条件〜第3の条件の任意の2つを組み合わせて抗力Fの生成と生成停止を判断するように構成されても良い。
上述の実施の形態に係る触覚呈示装置1は、例えば、用途に応じて、その一部が、コンピュータが実行するプログラム、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)及びFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって実現されても良い。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…触覚呈示装置、8…車両、11…タッチパネル、12…ベゼル、12a…表面、12b…開口、13…本体、14…ベース、14a…案内片、14b…連結片、14c…凹部、15…スタビライザ、20…触覚呈示機構、21…モータ、21a…出力軸、22…ギア部、23…ピニオンギア、24…シャフト、25…ギア、25a…連結ピン、28…フォトエンコーダ、30…制御部、80…フロアコンソール、81…インストルメントパネル、82…表示装置、110…操作面、300…時間しきい値、301…距離しきい値、522…カーソル、820…表示画面、821…表示画像、822…カーソル、823a〜823e…アイコン、824a〜824e…プッシュ領域

Claims (5)

  1. 操作面になされた操作を検出する操作パネルを前記操作面の法線方向とその逆方向に振動させて操作者に触覚を呈示する触覚呈示機構と、
    触覚を呈示するための第1の振動要求の入力に基づいて操作者による前記操作パネルの押し下げに抗する抗力を生成しないように前記触覚呈示機構を制御する制御部と、
    を備えた触覚呈示装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の振動要求が入力するまでは、前記抗力を生成するように前記触覚呈示機構を制御する、
    請求項1に記載の触覚呈示装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の振動要求と前記第1の振動要求の次に取得した第2の振動要求の間、前記抗力を生成しないように前記触覚呈示機構を制御する、
    請求項1又は2に記載の触覚呈示装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の振動要求が入力してから予め定められた時間が経過した場合、前記抗力を生成する、
    請求項1又は2に記載の触覚呈示装置。
  5. 前記制御部は、前記第1の振動要求が入力した後の操作の軌跡が予め定められた距離よりも長い場合、前記抗力を生成する、
    請求項1、2及び4のいずれか1項に記載の触覚呈示装置。
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