JP2017076200A - 車両用操作装置 - Google Patents
車両用操作装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017076200A JP2017076200A JP2015202343A JP2015202343A JP2017076200A JP 2017076200 A JP2017076200 A JP 2017076200A JP 2015202343 A JP2015202343 A JP 2015202343A JP 2015202343 A JP2015202343 A JP 2015202343A JP 2017076200 A JP2017076200 A JP 2017076200A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- operator
- operation unit
- image
- cylindrical portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Position Input By Displaying (AREA)
Abstract
【課題】操作性を向上させることができる車両用操作装置を提供する。【解決手段】光透過性を有するとともに、操作者により接触操作可能な操作部10と、操作部10に配設され、操作者の接触操作を検出する検出部と、操作部10に対して背面側から画像を投影する投影部と、を備え、操作部10は、基端部から先端部に向かうに従い漸次縮径するテーパ状に形成された筒部23と、筒部23の先端開口部を閉塞するとともに、筒部23の軸方向に交差する方向に延在する頂壁部24と、筒部23が相対移動不能に固定されるとともに、筒部23の基端部から筒部23における径方向の外側に張り出す基台部25と、を有し、軸方向に沿う断面視において、筒部23の表面は、径方向の内側に向けて窪む曲線状に形成されている。【選択図】図6
Description
本発明は、車両用操作装置に関するものである。
各種車載機器(例えば空調装置や音響装置、ナビゲーション装置等)の入力操作を行う車両用操作装置として、リアプロジェクション方式を採用した構成が知られている。この種の車両用操作装置は、接触操作可能な表示部と、表示部に対して背面側から画像を投影する投影部と、を備えている。(例えば、下記特許文献1,2参照)。表示部には、タッチセンサ等の検出部が配設されている。投影部は、車載機器のアイコン画像等を表示部に投影する。
この構成によれば、表示部に投影された画像に基づいて表示部を接触操作することで、車載機器を操作できるようになっている。
この構成によれば、表示部に投影された画像に基づいて表示部を接触操作することで、車載機器を操作できるようになっている。
しかしながら、上述した特許文献1の構成にあっては、インストゥルメントパネルに設置された表示部に複数のアイコン画像等が表示される構成のため、複数のアイコン画像の中から所望のアイコン画像を選択することが難しい。この場合、例えば車体に対して振動が入力されうる状況等では、誤操作を引き起こす原因になる。また、表示部を確認しながら所望のアイコン画像等を選択する必要があり、操作性を向上させる点で改善の余地がある。
一方、特許文献2の構成にあっては、回転又は押圧操作可能なノブが表示部上に設けられているため、操作性を向上させることができると考えられる。しかしながら、ノブを可動式とすることで、構成の複雑化に繋がるという課題がある。
一方、特許文献2の構成にあっては、回転又は押圧操作可能なノブが表示部上に設けられているため、操作性を向上させることができると考えられる。しかしながら、ノブを可動式とすることで、構成の複雑化に繋がるという課題がある。
ところで、特許文献3には、半球状の操作部を備える構成が開示されている。この構成によれば、操作部上で指等を移動させることで、所望の入力操作を行えるようになっている。
しかしながら、特許文献3の構成のように、操作部が半球状に形成されている場合には、基端部(操作者の視線方向奥側)に向かうに従い操作部の傾きが急峻になる。そのため、操作者の視線方向と、操作部の法線方向と、の交差角度が基端部に向かうに従い大きくなる。したがって、仮に操作部に対して投影部から画像を投影した場合に、基端部に表示される画像が操作者から視認し難いという課題がある。
一方、操作部は先端部に向かうに従い傾き(接線)が緩やかになるため、仮に操作部に対してピンチ操作(操作部の表面に倣って2本〜5本の指を接近離間させる操作)を行う場合に、先端部に向かうに従い指先が操作部上を滑り易くなってしまう。そのため、指が操作部から離れたり、指が予期せず操作部上を滑ったりするおそれがある。
一方、操作部は先端部に向かうに従い傾き(接線)が緩やかになるため、仮に操作部に対してピンチ操作(操作部の表面に倣って2本〜5本の指を接近離間させる操作)を行う場合に、先端部に向かうに従い指先が操作部上を滑り易くなってしまう。そのため、指が操作部から離れたり、指が予期せず操作部上を滑ったりするおそれがある。
そこで、本発明は、上述した事情に考慮してなされたもので、操作性を向上させることができる車両用操作装置を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る車両用操作装置は、操作者により接触操作可能な操作部(例えば、実施形態における操作部10)と、前記操作部に配設され、操作者の接触操作を検出する検出部(例えば、実施形態における検出部12)と、操作者による前記操作部の接触操作に応じて変化する画像を表示する表示部(例えば、実施形態における操作部10)と、を備え、前記操作部は、基端部から先端部に向かうに従い漸次縮径するテーパ状に形成された筒部(例えば、実施形態における筒部23)と、前記筒部の先端開口部を閉塞するとともに、前記筒部の軸方向に交差する方向に延在する頂壁部(例えば、実施形態における頂壁部24)と、前記筒部が相対移動不能に固定されるとともに、前記筒部の基端部から前記筒部における径方向の外側に張り出す基台部(例えば、実施形態における基台部25)と、を有し、前記軸方向に沿う断面視において、前記筒部の表面は、前記径方向の内側に向けて窪む曲線状に形成されていることを特徴とする。
(2)上記車両用操作装置において、前記頂壁部には、前記軸方向に窪む陥没部(例えば、実施形態における陥没部32)が形成されていてもよい。
(3)上記車両用操作装置において、操作者の接触操作に応じて前記操作部に触覚フィードバックを行うアクチュエータ(例えば、実施形態におけるアクチュエータ13)を備えていてもよい。
(4)上記車両用操作装置において、前記アクチュエータは、前記操作部のうち前記筒部よりも前記径方向の外側に配置されていてもよい。
(5)前記操作部に対して背面側から画像を投影する投影部(例えば、実施形態における投影部11)を備え、前記操作部は、光透過性を有し、前記投影部から投影される前記画像が表面側から視認可能な前記表示部を構成していてもよい。
(6)上記車両用操作装置において、前記投影部は、操作者による前記操作部の接触操作に応じて前記画像を変化させてもよい。
(7)上記車両用操作装置において、前記検出部は、前記筒部に対するピンチ操作、前記筒部又は前記頂壁部に対する回転操作及び前記頂壁部に対するタップ操作のうち、複数の操作を検出可能に構成されていてもよい。
(1)の態様によれば、立体形状に形成された操作部の各部分(例えば、筒部や頂壁部等)を接触操作することで、車体に対して振動が入力されうる状況等であっても、誤操作の発生を抑制できる。また、操作部を視認せずに操作部の接触操作を行う、いわゆるブラインド操作が行い易くなる。さらに、操作部の操作方法が直観的に理解し易くなるので、いわゆるアフォーダンス性を向上させることができる。
その結果、操作性を向上させることができる。
しかも、筒部(及び頂壁部)を基台部に対して移動不能に構成することで、従来のような可動式のノブとは異なり、構成の簡素化や低コスト化を図ることができる。
その結果、操作性を向上させることができる。
しかも、筒部(及び頂壁部)を基台部に対して移動不能に構成することで、従来のような可動式のノブとは異なり、構成の簡素化や低コスト化を図ることができる。
ここで、軸方向に沿う断面視において、筒部の表面が径方向の内側に向けて窪む曲線状に形成されている構成としたため、例えば筒部を把持してピンチ操作を行う際、筒部の表面に指を接触させた状態で指をスムーズに移動させることができる。
また、従来のように操作部が半球状に形成されている場合と異なり、基端部に向かうに従い筒部の傾きが緩やかになる。そのため、操作者の視線方向と、筒部の法線方向と、の交差角度が基端部に向かうに従い小さくなる。したがって、仮に操作部を表示部として機能させた場合であっても、筒部の基端部に表示される画像の視認性を向上させることができる。
さらに、筒部は先端部に向かうに従い傾き(接線)が急峻になるため、仮にピンチイン操作において2本〜5本の指を接近させる場合であっても、指が筒部から離れたり、指が予期せず筒部上を滑ったりしてしまうことを抑制できる。
また、筒部の先端開口部を閉塞する頂壁部を有しているため、仮にピンチイン操作において2本〜5本の指を接近させる場合に、筒部と頂壁部との境界部分(稜線)に指が到達することで、筒部上での指の位置を判断できる。
その結果、更なる操作性の向上を図ることができる。
また、従来のように操作部が半球状に形成されている場合と異なり、基端部に向かうに従い筒部の傾きが緩やかになる。そのため、操作者の視線方向と、筒部の法線方向と、の交差角度が基端部に向かうに従い小さくなる。したがって、仮に操作部を表示部として機能させた場合であっても、筒部の基端部に表示される画像の視認性を向上させることができる。
さらに、筒部は先端部に向かうに従い傾き(接線)が急峻になるため、仮にピンチイン操作において2本〜5本の指を接近させる場合であっても、指が筒部から離れたり、指が予期せず筒部上を滑ったりしてしまうことを抑制できる。
また、筒部の先端開口部を閉塞する頂壁部を有しているため、仮にピンチイン操作において2本〜5本の指を接近させる場合に、筒部と頂壁部との境界部分(稜線)に指が到達することで、筒部上での指の位置を判断できる。
その結果、更なる操作性の向上を図ることができる。
(2)の態様によれば、頂壁部に陥没部が形成されているため、例えば陥没部の底壁をタップ操作の検出位置とすることで、頂壁部をタップ操作する際にタップ位置を判断し易くなる。これにより、更なる操作性の向上を図ることができる。また、例えば陥没部の内側壁と底壁とでそれぞれ異なる操作を検出部によって検出させることで、操作のバリエーションを向上させ、利便性を高めることができる。
(3)の態様によれば、操作者の接触操作に応じて操作部に触覚フィードバックを行うアクチュエータを備えているため、操作部に対する入力操作を触覚によって判断できる。これにより、更なる操作性の向上を図ることができる。
(4)の態様によれば、アクチュエータが操作部のうち筒部よりも径方向の外側に位置する部分に配置されているため、レイアウトの自由度を高めることができる。また、例えば操作部を表示部として機能させた場合であっても、操作部上における画像を遮らない位置にアクチュエータを配置し易くなる。
(5)の態様によれば、光透過性を有する操作部に対して画像を投影する投影部を備え、操作部を表示部として機能させることで、操作部上で操作結果を視覚によって判断できる。これにより、利便性の向上を図ることができる。
また、投影部によって表示部に画像を投影することで、本態様の操作部のように複雑な形状を有する場合であっても、操作部の全体に対して鮮明な画像を投影することができる。
また、投影部によって表示部に画像を投影することで、本態様の操作部のように複雑な形状を有する場合であっても、操作部の全体に対して鮮明な画像を投影することができる。
(6)の態様によれば、投影部が操作者の接触操作に応じて画像を変化させるため、操作部に対する入力操作を視覚によって判断できる。これにより、更なる操作性の向上を図ることができる。
(7)の態様によれば、操作方法が異なるさまざまな操作を検出することができるので、操作のバリエーションを向上させ、利便性を高めることができる。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[車両用操作装置]
図1は、車両用操作装置1の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の車両用操作装置1は、リアプロジェクション方式のものであって、車載機器への入力操作を行うものである。なお、上述した車載機器としては、ナビゲーション装置や空調装置、音響装置等が挙げられる。そして、車両用操作装置1は、操作者の手指等による操作で車載機器の各種設定や選択等を行うことで、車載機器の各種機能を実行させる。
[車両用操作装置]
図1は、車両用操作装置1の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の車両用操作装置1は、リアプロジェクション方式のものであって、車載機器への入力操作を行うものである。なお、上述した車載機器としては、ナビゲーション装置や空調装置、音響装置等が挙げられる。そして、車両用操作装置1は、操作者の手指等による操作で車載機器の各種設定や選択等を行うことで、車載機器の各種機能を実行させる。
図2は、車両用操作装置1のブロック図である。
図2に示すように、車両用操作装置1は、操作部(表示部)10(図1参照)と、投影部11と、検出部12と、アクチュエータ13と、モニタ(表示部)15と、制御部14と、を主に備えている。
図1に示すように、操作部10は、光透過性を有する材料により板状に形成されている。操作部10は、例えば投影部11から投影される画像が操作部10を透過できる程度の光透過率に設定されていれば構わない。この場合、操作部10は、透明や半透明に限らず、着色が施されていても構わない。
図2に示すように、車両用操作装置1は、操作部(表示部)10(図1参照)と、投影部11と、検出部12と、アクチュエータ13と、モニタ(表示部)15と、制御部14と、を主に備えている。
図1に示すように、操作部10は、光透過性を有する材料により板状に形成されている。操作部10は、例えば投影部11から投影される画像が操作部10を透過できる程度の光透過率に設定されていれば構わない。この場合、操作部10は、透明や半透明に限らず、着色が施されていても構わない。
図3は、図1のIII−III線に相当する操作部10の断面図である。
図1、図3に示すように、本実施形態の操作部10は、車室内のパネル21(例えばセンターコンソールやインストゥルメントパネル等)に形成された凹部22を閉塞するように配置されている。操作部10は、その表面が車室内に露呈している。操作部10は、操作者の手指等によって接触操作が可能に構成されている。具体的に、操作部10は、筒部23と、筒部23の先端開口部を閉塞する頂壁部24と、筒部23の基端部から筒部23の径方向の外側に張り出す基台部25と、を有している。これら筒部23、頂壁部24及び基台部25は、上述した光透過性を有する材料により一体に形成されている。したがって、筒部23、頂壁部24及び基台部25は、互いに相対移動不能に構成されている。なお、以下の説明では、筒部23の軸線O方向を単に軸方向、筒部23の径方向を単に径方向、筒部23の周方向を単に周方向という場合がある。また、以下の説明では、軸方向において、筒部23に対して頂壁部24側を外側といい、筒部23に対して基台部25側を内側という場合がある。
図1、図3に示すように、本実施形態の操作部10は、車室内のパネル21(例えばセンターコンソールやインストゥルメントパネル等)に形成された凹部22を閉塞するように配置されている。操作部10は、その表面が車室内に露呈している。操作部10は、操作者の手指等によって接触操作が可能に構成されている。具体的に、操作部10は、筒部23と、筒部23の先端開口部を閉塞する頂壁部24と、筒部23の基端部から筒部23の径方向の外側に張り出す基台部25と、を有している。これら筒部23、頂壁部24及び基台部25は、上述した光透過性を有する材料により一体に形成されている。したがって、筒部23、頂壁部24及び基台部25は、互いに相対移動不能に構成されている。なお、以下の説明では、筒部23の軸線O方向を単に軸方向、筒部23の径方向を単に径方向、筒部23の周方向を単に周方向という場合がある。また、以下の説明では、軸方向において、筒部23に対して頂壁部24側を外側といい、筒部23に対して基台部25側を内側という場合がある。
基台部25は、軸方向から見た平面視で矩形状に形成されている。基台部25は、上述した凹部22内に嵌め込まれている。基台部25の表面は、パネル21の表面と面一に配置されている。
図3に示すように、筒部23は、基台部25の中央部から軸方向の外側に向けて立設されている。筒部23は、軸方向における内側端部(基端部)から外側端部(先端部)に向かうに従い漸次縮径するテーパ状に形成されている。筒部23は、軸方向に沿う断面視において、径方向の内側に向けて窪む曲線状に形成されている。具体的に、筒部23は、軸方向の外側端縁と内側端縁とを結ぶ仮想直線Lに対して径方向の内側に窪んでいる。したがって、筒部23における軸方向の内側端縁は、上述した基台部25に滑らかに連なっている。
筒部23は、操作者の2本〜5本の指で把持可能に構成されている。そして、筒部23は、例えば操作者によってピンチ操作(筒部23の表面に倣って2本〜5本の指を径方向に接近離間させる操作)や、回転操作(筒部23の表面に倣って1本〜5本の指を周方向にひねる操作)される。なお、操作部10(筒部23)は、可能な限り多くの指で操作することが好ましい。これにより、例えば回転操作時等における初期位置の検出を高精度に行うことができる。
頂壁部24は、軸方向から見た平面視で円形状に形成されている。頂壁部24は、筒部23の軸線Oと同軸上に配置されている。頂壁部24は、筒部23における軸方向の外側端縁から径方向の内側に向けて突設された内フランジ部31と、内フランジ部31の内周縁に連設された陥没部32と、を有している。
内フランジ部31は、その表面が軸方向に直交する平坦面に形成されている。
内フランジ部31は、その表面が軸方向に直交する平坦面に形成されている。
陥没部32は、内フランジ部31の表面に対して軸方向の内側に向けて窪んでいる。図示の例において、陥没部32における軸方向の深さは、筒部23における軸方向の高さよりも浅くなっている。
陥没部32の内側壁33は、軸方向の内側に向かうに従い漸次縮径するテーパ状に形成されている。内側壁33における軸方向の外側端縁は、内フランジ部31における内周縁の全周に亘って接続されている。内側壁33は、例えば操作者の指によって回転操作(内側壁33の表面を周方向になぞる操作)される。
陥没部32の底壁34は、その表面が軸方向に直交する平坦面に形成されている。なお、底壁34は、例えば軸方向の外側に膨出する形状であっても構わない。底壁34は、その外周縁が内側壁33における軸方向の内側端縁に全周に亘って接続されている。底壁34は、例えば操作者の指によってタップ操作(底壁34の表面をたたく操作)される。
陥没部32の底壁34は、その表面が軸方向に直交する平坦面に形成されている。なお、底壁34は、例えば軸方向の外側に膨出する形状であっても構わない。底壁34は、その外周縁が内側壁33における軸方向の内側端縁に全周に亘って接続されている。底壁34は、例えば操作者の指によってタップ操作(底壁34の表面をたたく操作)される。
図2に示すように、検出部12は、第1タッチセンサ40及び第2タッチセンサ41を有している。
図4は、筒部23を展開した展開図である。
図4に示すように、第1タッチセンサ40は、上述した筒部23の背面全体に配設されている。第1タッチセンサ40は、例えば静電容量センサ等により構成されている。具体的に、第1タッチセンサ40は、図示しない絶縁基材を挟持するR1用電極42及びθ1用電極43がダイヤパターンに配列されて構成されている。絶縁基材及び各電極42,43は、それぞれ透明材料により形成されている。
図4に示すように、第1タッチセンサ40は、上述した筒部23の背面全体に配設されている。第1タッチセンサ40は、例えば静電容量センサ等により構成されている。具体的に、第1タッチセンサ40は、図示しない絶縁基材を挟持するR1用電極42及びθ1用電極43がダイヤパターンに配列されて構成されている。絶縁基材及び各電極42,43は、それぞれ透明材料により形成されている。
R1用電極42は、筒部23の表面上において、筒部23における軸方向の外側端縁からの径方向の位置R1を検出する。
θ1用電極43は、筒部23の表面上において、筒部23の基準位置からの周方向の距離θ1(軸線O周りの中心角)を検出する。第1タッチセンサ40では、筒部23のうち操作者の接触位置において、各電極42,43間の静電容量が変化する。これにより、第1タッチセンサ40は、操作者の接触位置をタッチ座標(R1,θ1)として検出する。
θ1用電極43は、筒部23の表面上において、筒部23の基準位置からの周方向の距離θ1(軸線O周りの中心角)を検出する。第1タッチセンサ40では、筒部23のうち操作者の接触位置において、各電極42,43間の静電容量が変化する。これにより、第1タッチセンサ40は、操作者の接触位置をタッチ座標(R1,θ1)として検出する。
図5は、頂壁部24の平面図である。
図5に示すように、第2タッチセンサ41は、上述した頂壁部24の背面全体に配設されている。第2タッチセンサ41は、第1タッチセンサ40と同様に静電容量センサ等により構成されている。第2タッチセンサ41は、図示しない絶縁基材を挟持するR2用電極47及びθ2用電極48がダイヤパターンに配列されて構成されている。
R2用電極47は、頂壁部24の表面上において、軸線Oからの径方向の位置R2を検出する。
θ2用電極48は、頂壁部24の表面上において、頂壁部24の基準位置からの周方向の距離θ2(軸線O周りの中心角)を検出する。第2タッチセンサ41では、頂壁部24のうち操作者の接触位置において、各電極47,48間の静電容量が変化する。これにより、第2タッチセンサ41は、操作者の接触位置をタッチ座標(R2,θ2)として検出する。なお、各タッチセンサ40,41の電極の配列パターンは適宜変更が可能である。
図5に示すように、第2タッチセンサ41は、上述した頂壁部24の背面全体に配設されている。第2タッチセンサ41は、第1タッチセンサ40と同様に静電容量センサ等により構成されている。第2タッチセンサ41は、図示しない絶縁基材を挟持するR2用電極47及びθ2用電極48がダイヤパターンに配列されて構成されている。
R2用電極47は、頂壁部24の表面上において、軸線Oからの径方向の位置R2を検出する。
θ2用電極48は、頂壁部24の表面上において、頂壁部24の基準位置からの周方向の距離θ2(軸線O周りの中心角)を検出する。第2タッチセンサ41では、頂壁部24のうち操作者の接触位置において、各電極47,48間の静電容量が変化する。これにより、第2タッチセンサ41は、操作者の接触位置をタッチ座標(R2,θ2)として検出する。なお、各タッチセンサ40,41の電極の配列パターンは適宜変更が可能である。
図1に示すように、投影部11は、上述したパネル21の凹部22内に収納されている。投影部11は、操作部10の全体に対して背面側から画像を投影する。これにより、操作者は、操作部10を通して投影部11から投影された画像を視認できる。なお、投影部11としては、例えば液晶プロジェクタ等が好適に用いられている。
アクチュエータ13は、例えば偏心モータや電磁式リニアソレノイド、圧電素子等により構成されている。アクチュエータ13は、操作部10のうち基台部25の背面に設置されている。アクチュエータ13は、操作部10に対して振動等を加えることで、操作者に対して触覚フィードバックを与える。なお、アクチュエータ13は、軸方向から見た平面視において、操作部10のうち筒部23及び頂壁部24と重ならない位置であって、投影部11により投影される画像を遮らない位置に配置されていれば構わない。
図2に示すように、モニタ15は、マルチインフォメーションディスプレイや、ディスプレイオーディオ、メータディスプレイ等であって、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等により構成されている。モニタ15には、音響機器に関する画像(例えば、図7参照)や地図画像80(例えば、図14参照)等が表示される。
制御部14は、CPU、RAM、ROM、インターフェース回路等を含む電子回路ユニットにより構成される。制御部14は、検出部12の検出結果に基づき、操作部10に対する操作者の操作結果を判断する。具体的に、制御部14は、操作部10に対する操作者の接触操作の有無や接触の挙動(移動方向や接触時間等)等に基づいて操作結果を判断する。制御部14は、上述した操作結果に基づいて車載機器への動作信号の出力や、投影部11やモニタ15への画像信号の出力、アクチュエータ13への動作信号の出力等を行い、車載機器や投影部11、アクチュエータ13を動作させる。
[車両用操作装置の動作方法]
次に、車両用操作装置1の動作方法について説明する。
本実施形態の車両用操作装置1では、複数の階層を経て各車載機器の機能が実行される。以下の説明では、車載機器の機器選択モードと、選択した車載機器の機能等を設定する機能設定モードと、を主に説明する。
次に、車両用操作装置1の動作方法について説明する。
本実施形態の車両用操作装置1では、複数の階層を経て各車載機器の機能が実行される。以下の説明では、車載機器の機器選択モードと、選択した車載機器の機能等を設定する機能設定モードと、を主に説明する。
<選択モード>
図6は、選択モードを説明するための説明図(車両用操作装置1の斜視図)である。なお、以下で説明する投影部11やアクチュエータ13、モニタ15等の動作は制御部14の制御によって実行される。
図6に示すように、選択モードにおいて、投影部11は、操作部10における基台部25上に車載機器のアイコン画像52(以下、単にアイコン画像52という。)を表示する。アイコン画像52は、基台部25において周方向に間隔をあけて複数表示されている。また、投影部11は、操作部10における筒部23にカーソル画像53を表示する。カーソル画像53は、軸方向から見た平面視において、径方向に延在する帯状とされている。そして、投影部11は、上述したアイコン画像52のうち、カーソル画像53と径方向で重なるアイコン画像52A(例えば、音響装置のアイコン画像52A)を強調表示する。
図6は、選択モードを説明するための説明図(車両用操作装置1の斜視図)である。なお、以下で説明する投影部11やアクチュエータ13、モニタ15等の動作は制御部14の制御によって実行される。
図6に示すように、選択モードにおいて、投影部11は、操作部10における基台部25上に車載機器のアイコン画像52(以下、単にアイコン画像52という。)を表示する。アイコン画像52は、基台部25において周方向に間隔をあけて複数表示されている。また、投影部11は、操作部10における筒部23にカーソル画像53を表示する。カーソル画像53は、軸方向から見た平面視において、径方向に延在する帯状とされている。そして、投影部11は、上述したアイコン画像52のうち、カーソル画像53と径方向で重なるアイコン画像52A(例えば、音響装置のアイコン画像52A)を強調表示する。
この状態で、操作者は、操作部10の筒部23を1本〜5本の指で把持した状態で、筒部23上で回転操作を行う(図6の矢印参照)。投影部11は、制御部14において操作者の回転操作が検出されると、操作者の回転操作に応じてカーソル画像53を周方向に移動させるとともに、カーソル画像53と径方向で重なるアイコン画像52を強調表示する。
そして、操作者は、各アイコン画像52の中から所望のアイコン画像52にカーソル画像53を合わせる。続いて、操作者は、所望のアイコン画像52にカーソル画像53を合わせた状態で、陥没部32の底壁34をタップ操作(操作者の指等によって叩く操作)する。これにより、各車載機器の中から所望の車載機器が選択される。
また、制御部14は、強調表示されるアイコン画像52Aの切り替わりや、タップ操作を検出すると、アクチュエータ13に向けて動作信号を出力する。アクチュエータ13が動作すると、その振動が操作部10を介して操作者の指等に伝わる。これにより、操作者に対して触覚フィードバックを与えることができる。
<機能設定モード>
次に、各車載機器の機能設定モードについて説明する。
まず、上述した選択モードで音響機器のアイコン画像52を選択した場合(音響機器の機能設定モード)について説明する。音響機器の機能設定モードでは、リスト表示された項目(例えばトラックリストやアルバムリスト等)の中から、所望の項目を選択する。
次に、各車載機器の機能設定モードについて説明する。
まず、上述した選択モードで音響機器のアイコン画像52を選択した場合(音響機器の機能設定モード)について説明する。音響機器の機能設定モードでは、リスト表示された項目(例えばトラックリストやアルバムリスト等)の中から、所望の項目を選択する。
図7、図8は、音響機器の機能設定モード(高速スクロールモード)を説明するための説明図ある。なお、図7は、モニタ15の正面図である。
図7、図8に示すように、音響機器の機能設定モードにおいて、制御部14は、操作部10に対する操作者の接触位置に応じてモニタ15に表示するリスト画像の表示形式を変更する。具体的に、制御部14は、操作部10のうち、陥没部32の内側壁33に指等が接触している場合に、高速スクロールモードであると判断する。図7に示すように、高速スクロールモードでは、モニタ15に選択項目61が上下方向にリスト表示される。また、モニタ15において、選択項目61の側方にはスクロール画像62が表示される。そして、制御部14は、各選択項目61のうちスクロール画像62と対応する選択項目61Aを強調表示させる。
図7、図8に示すように、音響機器の機能設定モードにおいて、制御部14は、操作部10に対する操作者の接触位置に応じてモニタ15に表示するリスト画像の表示形式を変更する。具体的に、制御部14は、操作部10のうち、陥没部32の内側壁33に指等が接触している場合に、高速スクロールモードであると判断する。図7に示すように、高速スクロールモードでは、モニタ15に選択項目61が上下方向にリスト表示される。また、モニタ15において、選択項目61の側方にはスクロール画像62が表示される。そして、制御部14は、各選択項目61のうちスクロール画像62と対応する選択項目61Aを強調表示させる。
一方、図8に示すように、投影部11は、操作部10において、内側壁33を強調表示するとともに、筒部23における軸方向の内側端縁に沿ってスクロール画像63を表示する。
この状態で、操作者は内側壁33の表面を周方向に回転操作する(図8の矢印参照)。図7に示すように、制御部14は、操作者の回転操作を検出すると、モニタ15上のスクロール画像62を上下方向に移動させるとともに、スクロール画像62と対応する選択項目61を強調表示させる。また、図8に示すように、投影部11は、制御部14において操作者の回転操作が検出されると、操作者の回転操作に応じてスクロール画像63を周方向に移動させる。
そして、操作者は、各選択項目61の中から所望の選択項目61にスクロール画像62を合わせた状態で、陥没部32の底壁34をタップ操作する。これにより、各選択項目61の中から所望の選択項目61が選択される。
そして、操作者は、各選択項目61の中から所望の選択項目61にスクロール画像62を合わせた状態で、陥没部32の底壁34をタップ操作する。これにより、各選択項目61の中から所望の選択項目61が選択される。
図9、図10は、音響機器の機能設定モード(低速スクロールモード)を説明するための説明図である。
図9、図10に示すように、音響機器の機能設定モードにおいて、制御部14は、操作部10のうち筒部23に指が接触している場合に、低速スクロールモードであると判断する。図9に示すように、低速スクロールモードでは、モニタ15上に選択項目65が左右方向にリスト表示される。また、モニタ15において、選択項目65の下方にはスクロール画像66が表示される。そして、制御部14は、各選択項目65のうちスクロール画像66と対応する選択項目65Aを強調表示させる。なお、低速スクロールモードでは、高速スクロールモードに比べて各選択項目65の画像が大きく表示される。
図9、図10に示すように、音響機器の機能設定モードにおいて、制御部14は、操作部10のうち筒部23に指が接触している場合に、低速スクロールモードであると判断する。図9に示すように、低速スクロールモードでは、モニタ15上に選択項目65が左右方向にリスト表示される。また、モニタ15において、選択項目65の下方にはスクロール画像66が表示される。そして、制御部14は、各選択項目65のうちスクロール画像66と対応する選択項目65Aを強調表示させる。なお、低速スクロールモードでは、高速スクロールモードに比べて各選択項目65の画像が大きく表示される。
一方、図10に示すように、投影部11は、操作部10において、筒部23における軸方向の内側端部を強調表示するとともに、筒部23における軸方向の内側端縁に沿ってスクロール画像67を表示する。
この状態で、操作者は筒部23の表面を周方向に回転操作する(図10の矢印参照)。すると、図9に示すように、制御部14は、モニタ15上のスクロール画像66を左右方向に移動させるとともに、スクロール画像66と対応する選択項目65を強調表示させる。また、図10に示すように、投影部11は、制御部14において操作者の回転操作が検出されると、操作者の回転操作に応じてスクロール画像67を周方向に移動させる。
そして、操作者は、各選択項目65の中から所望の選択項目65にスクロール画像66を合わせた状態で、陥没部32の底壁34をタップ操作する。これにより、各選択項目65の中から所望の選択項目65が選択される。
そして、操作者は、各選択項目65の中から所望の選択項目65にスクロール画像66を合わせた状態で、陥没部32の底壁34をタップ操作する。これにより、各選択項目65の中から所望の選択項目65が選択される。
なお、音響機器の機能設定モードについて、強調表示される選択項目61,65の切り替わりや、タップ操作が制御部14で検出されると、アクチュエータ13が動作する。これにより、操作者に対して触覚フィードバックを与えることができる。また、本実施形態ではリスト表示された選択項目61,65の中から所望の選択項目61,65を選択する方法について説明したが、これに限られない。例えば、音量調整や音響効果の調整を行えるようにしても構わない。
次に、上述した選択モードで空調装置のアイコン画像52を選択した場合(空調装置の機能設定モード)について説明する。空調装置の機能設定モードでは、風量調整モード、温度調節モード及び切替モードについて主に説明する。
図11は、空調装置の機能設定モード(風量調整モード)を説明するための説明図である。
図11に示すように、風量調整モードにおいて、投影部11は、操作部10の基台部25上に風量調整モードであることを示すモード画像71を表示する。また、投影部11は、操作部10の筒部23上に、操作者の接触操作を促す環状の案内画像72を表示する。
図11に示すように、風量調整モードにおいて、投影部11は、操作部10の基台部25上に風量調整モードであることを示すモード画像71を表示する。また、投影部11は、操作部10の筒部23上に、操作者の接触操作を促す環状の案内画像72を表示する。
この状態で、操作者は、操作部10の筒部23をピンチ操作する(図11の矢印参照)。具体的に、操作者は、2本〜5本の指で筒部23を把持した状態で、2本〜5本の指を径方向に接近離間させる。すると、投影部11は、筒部23に表示される案内画像72を、操作者のピンチ操作に追従して軸方向から見て径方向に接近離間させる。すなわち、ピンチイン操作(2本〜5本の指を接近させる操作)の場合には、筒部23における軸方向の外側に案内画像72を移動させる。一方、ピンチアウト操作(2本〜5本の指を離間させる操作)の場合には、筒部23における軸方向の内側に案内画像72を移動させる。
また、制御部14は、操作者のピンチ操作に応じて空調装置に動作信号を出力する。これにより、空調装置が所望の風量に調整される。
また、制御部14は、操作者のピンチ操作に応じて空調装置に動作信号を出力する。これにより、空調装置が所望の風量に調整される。
図12は、空調装置の機能設定モード(温度調整モード)を説明するための説明図である。
図12に示すように、温度調節モードにおいて、投影部11は、操作部10の基台部25上に現在の設定温度を示す数字画像75を表示する。また、投影部11は、筒部23における軸方向の内側端縁(基台部25との境界部分)に、現在の設定温度を示すメータ画像76を表示する。
図12に示すように、温度調節モードにおいて、投影部11は、操作部10の基台部25上に現在の設定温度を示す数字画像75を表示する。また、投影部11は、筒部23における軸方向の内側端縁(基台部25との境界部分)に、現在の設定温度を示すメータ画像76を表示する。
この状態で、操作者は、操作部10の筒部23を回転操作する(図12の矢印参照)。具体的に、操作者は、1本〜5本の指で筒部23を把持した状態で、1本〜5本の指を周方向にひねる。投影部11は、制御部14において操作者の回転操作が検出されると、操作者の指に追従するように数字画像75やメータ画像76を変更する。
また、制御部14は、操作者の回転操作に応じて空調装置に動作信号を出力する。これにより、空調装置が所望の温度に設定される。
また、制御部14は、操作者の回転操作に応じて空調装置に動作信号を出力する。これにより、空調装置が所望の温度に設定される。
図13は、空調装置の機能設定モード(切替モード)を説明するための説明図である。
図13に示すように、切替モードにおいて、投影部11は、操作部10の底壁34上に現在の空調モードを示すモード画像77(図示の例では、デフロスタモード)を表示する。
この状態で、操作者は、操作部10の底壁34をタップ操作する(図13の矢印参照)。投影部11は、制御部14において操作者のタップ操作が検出されると、底壁34に表示されたモード画像77を変更する。また、制御部14は、タップ操作に応じて空調装置に動作信号を出力する。これにより、空調装置が所望の空調モードに切り替えられる。
図13に示すように、切替モードにおいて、投影部11は、操作部10の底壁34上に現在の空調モードを示すモード画像77(図示の例では、デフロスタモード)を表示する。
この状態で、操作者は、操作部10の底壁34をタップ操作する(図13の矢印参照)。投影部11は、制御部14において操作者のタップ操作が検出されると、底壁34に表示されたモード画像77を変更する。また、制御部14は、タップ操作に応じて空調装置に動作信号を出力する。これにより、空調装置が所望の空調モードに切り替えられる。
次に、上述した選択モードでナビゲーション装置のアイコン画像52を選択した場合(ナビゲーション装置の機能設定モード)について説明する。ナビゲーション装置の機能設定モードでは、拡縮モード及び視点切替モードについて主に説明する。
図14、図15は、ナビゲーション装置の機能設定モード(拡縮モード)を説明するための説明図である。
図14に示すように、拡縮モードにおいて、制御部14は、モニタ15上に地図画像80を表示させる。一方、図15に示すように、投影部11は、操作部10の基台部25上に、ナビゲーション装置の機能設定モードを示すモード画像81を表示する。また、投影部11は、操作部10の筒部23上に、操作者の接触操作を促す環状の案内画像82を表示させる。
図14に示すように、拡縮モードにおいて、制御部14は、モニタ15上に地図画像80を表示させる。一方、図15に示すように、投影部11は、操作部10の基台部25上に、ナビゲーション装置の機能設定モードを示すモード画像81を表示する。また、投影部11は、操作部10の筒部23上に、操作者の接触操作を促す環状の案内画像82を表示させる。
この状態で、操作者は、操作部10の筒部23をピンチ操作する(図15の矢印参照)。すると、投影部11は、筒部23に表示される案内画像82を、操作者のピンチ操作に追従して軸方向から見て径方向に接近離間させる。
また、制御部14は、操作者のピンチ操作に追従するように地図画像80を拡縮させる。すなわち、制御部14は、ピンチイン操作の場合に地図画像80を縮小させる(図14(a)参照)。一方、制御部14は、ピンチアウト操作の場合に地図画像80を拡大させる(図14(b)参照)。
また、制御部14は、操作者のピンチ操作に追従するように地図画像80を拡縮させる。すなわち、制御部14は、ピンチイン操作の場合に地図画像80を縮小させる(図14(a)参照)。一方、制御部14は、ピンチアウト操作の場合に地図画像80を拡大させる(図14(b)参照)。
なお、図16に示すように、上述した拡縮モードにおいて、投影部11は、筒部23上にメッシュ状の拡縮画像88を表示しても構わない。この場合、投影部11は、ピンチ操作に応じて拡縮画像88を密集させたり広げたりしても構わない。
図17は、ナビゲーション装置の機能設定モード(視点切替モード)を説明するための説明図である。
図17に示すように、投影部11は、筒部23における軸方向の内側端縁を強調表示する。また、投影部11は、地図画像80上での現在の視点を示す視点画像85を操作部10上に表示する。具体的に、視点画像85は、径方向に延在するとともに、操作部10のうち筒部23及び基台部25に跨って表示されている。
図17に示すように、投影部11は、筒部23における軸方向の内側端縁を強調表示する。また、投影部11は、地図画像80上での現在の視点を示す視点画像85を操作部10上に表示する。具体的に、視点画像85は、径方向に延在するとともに、操作部10のうち筒部23及び基台部25に跨って表示されている。
この状態で、操作者は、操作部10の筒部23を回転操作する(図17の矢印参照)。すると、図18に示すように、制御部14は、操作者の回転操作に追従して地図画像80を回転させる。また、図17に示すように、投影部11は、制御部14において操作者の回転操作が検出されると、視点画像85を周方向に回転させる。
なお、ナビゲーション装置の機能設定モードについても、アクチュエータ13は、操作部10に対する操作者の接触操作に応じて動作しても構わない。
このように、本実施形態では、操作部10が筒部23、頂壁部24及び基台部25を有する構成とした。
この構成によれば、立体形状に形成された操作部10の各部分(例えば、筒部23や頂壁部24等)の接触操作によって車載機器の入力操作を行うことができるため、車体に対して振動が入力されうる状況等であっても、誤操作の発生を抑制できる。また、操作部10を視認せずに操作部10の接触操作を行う、いわゆるブラインド操作が行い易くなる。さらに、操作部10の操作方法が直観的に理解し易くなるので、いわゆるアフォーダンス性を向上させることができる。
その結果、操作性を向上させることができる。
この構成によれば、立体形状に形成された操作部10の各部分(例えば、筒部23や頂壁部24等)の接触操作によって車載機器の入力操作を行うことができるため、車体に対して振動が入力されうる状況等であっても、誤操作の発生を抑制できる。また、操作部10を視認せずに操作部10の接触操作を行う、いわゆるブラインド操作が行い易くなる。さらに、操作部10の操作方法が直観的に理解し易くなるので、いわゆるアフォーダンス性を向上させることができる。
その結果、操作性を向上させることができる。
また、操作部10の各部分において、それぞれ異なる操作を検出することで、操作のバリエーションを向上させ、利便性を高めることができる。
しかも、筒部23及び頂壁部24を基台部25に対して移動不能に構成することで、従来のような可動式のノブとは異なり、構成の簡素化や低コスト化を図ることができる。
しかも、筒部23及び頂壁部24を基台部25に対して移動不能に構成することで、従来のような可動式のノブとは異なり、構成の簡素化や低コスト化を図ることができる。
ここで、本実施形態では、軸方向に沿う断面視において、筒部23の表面が径方向の内側に向けて窪む曲線状に形成されている構成とした。
この構成によれば、例えば筒部23を把持してピンチ操作を行う際、筒部23の表面に指を接触させた状態で指をスムーズに移動させることができる。
また、従来のように操作部が半球状に形成されている場合と異なり、軸方向の内側に向かうに従い筒部23の傾きが緩やかになる。そのため、操作者の視線方向と、筒部23の法線方向と、の交差角度が軸方向の内側に向かうに従い小さくなる。したがって、筒部23に対して投影部11から画像を投影した場合であっても、軸方向の内側端部に表示される画像の視認性を向上させることができる。
さらに、筒部23は軸方向の外側に向かうに従い傾き(接線)が急峻になるため、仮にピンチイン操作において2本〜5本の指を接近させる場合であっても、指が筒部23から離れたり、指が予期せず筒部23上を滑ったりしてしまうことを抑制できる。
この構成によれば、例えば筒部23を把持してピンチ操作を行う際、筒部23の表面に指を接触させた状態で指をスムーズに移動させることができる。
また、従来のように操作部が半球状に形成されている場合と異なり、軸方向の内側に向かうに従い筒部23の傾きが緩やかになる。そのため、操作者の視線方向と、筒部23の法線方向と、の交差角度が軸方向の内側に向かうに従い小さくなる。したがって、筒部23に対して投影部11から画像を投影した場合であっても、軸方向の内側端部に表示される画像の視認性を向上させることができる。
さらに、筒部23は軸方向の外側に向かうに従い傾き(接線)が急峻になるため、仮にピンチイン操作において2本〜5本の指を接近させる場合であっても、指が筒部23から離れたり、指が予期せず筒部23上を滑ったりしてしまうことを抑制できる。
また、筒部23における軸方向の外側開口部を閉塞する頂壁部24を有しているため、仮にピンチイン操作において2本〜5本の指を接近させる場合に、筒部23と頂壁部24との境界部分(稜線)に指が到達することで、筒部23上での指の位置を判断できる。
その結果、更なる操作性の向上を図ることができる。
その結果、更なる操作性の向上を図ることができる。
本実施形態では、頂壁部24に陥没部32が形成されているため、陥没部32の底壁34をタップ操作の検出位置とすることで、頂壁部24をタップ操作する際にタップ位置を判断し易くなる。これにより、更なる操作性の向上を図ることができる。また、陥没部32の内側壁33と底壁34とでそれぞれ異なる操作を検出することで、操作のバリエーションを向上させ、利便性を高めることができる。
本実施形態では、操作者の接触操作に応じて操作部10に触覚フィードバックを行うアクチュエータ13を備えているため、操作部10に対する入力操作を触覚によって判断できる。これにより、更なる操作性の向上を図ることができる。
しかも、アクチュエータ13が操作部10のうち筒部23よりも径方向の外側に位置する部分に配置されているため、レイアウトの自由度を高め、投影部11から投影される画像を遮らない位置にアクチュエータ13を配置し易くなる。
しかも、アクチュエータ13が操作部10のうち筒部23よりも径方向の外側に位置する部分に配置されているため、レイアウトの自由度を高め、投影部11から投影される画像を遮らない位置にアクチュエータ13を配置し易くなる。
本実施形態では、光透過性を有する操作部10に対して画像を投影する投影部11を備え、操作部10を表示部として機能させることで、操作部10上で操作結果を視覚によって判断できる。これにより、利便性の向上を図ることができる。
また、投影部11によって操作部10に画像を投影することで、操作部10のように複雑な形状を有する場合であっても、操作部10自体を液晶や有機EL等で構成する場合に比べて操作部10の全体に対して鮮明な画像を表示することができる。
また、投影部11によって操作部10に画像を投影することで、操作部10のように複雑な形状を有する場合であっても、操作部10自体を液晶や有機EL等で構成する場合に比べて操作部10の全体に対して鮮明な画像を表示することができる。
本実施形態では、投影部11が操作者の接触操作に応じて画像を変化させるため、操作部10に対する入力操作を視覚によって判断できる。これにより、更なる操作性の向上を図ることができる。
本実施形態では、検出部12が筒部23に対するピンチ操作や、筒部23又は頂壁部24に対する回転操作、頂壁部24に対するタップ操作等を検出可能に構成されているため、操作方法が異なるさまざまな操作を検出することができる。その結果、操作のバリエーションを向上させ、利便性を高めることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、上述した実施形態で挙げた構成等はほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
上述した実施形態では、筒部23や頂壁部24を接触操作(例えば、ピンチ操作や回転操作)する構成について説明したが、これに限らず、基台部25を例えばスワイプ操作(例えば、基台部25上で指を滑らせる操作)する構成であっても構わない。
さらに、上述した実施形態では、車載機器のうち音響装置、空調装置及びナビゲーション装置の機能設定モードについて説明したが、種々の車載機器の入力操作について本発明の車両用操作装置を採用できる。
上述した実施形態では、筒部23や頂壁部24を接触操作(例えば、ピンチ操作や回転操作)する構成について説明したが、これに限らず、基台部25を例えばスワイプ操作(例えば、基台部25上で指を滑らせる操作)する構成であっても構わない。
さらに、上述した実施形態では、車載機器のうち音響装置、空調装置及びナビゲーション装置の機能設定モードについて説明したが、種々の車載機器の入力操作について本発明の車両用操作装置を採用できる。
上述した実施形態では、操作部10及びモニタ15を表示部として機能させる構成について説明したが、これに限られない。すなわち、操作部10及びモニタ15の少なくとも何れか一方が表示部として機能する構成であれば構わない。また、操作部10自体を、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等により構成することも可能である。
上述した実施形態では、基台部25が矩形状である場合について説明したが、これに限らず種々の形状(例えば、円形状等)を採用することが可能である。仮に、基台部25を円形状に形成した場合、アクチュエータとして基台部25の外周縁に圧電素子を配置しても構わない。この場合には、アクチュエータによって超音波帯域(20kHz以上)の同心円の定常波が生成されるため、操作部10の全体にスクイズ膜効果を発生させることができる。そして、操作者の接触操作に応じてアクチュエータで発生する振動を調整し、操作部10と指との間の摩擦係数を調整することで、操作者に触覚フィードバックを与えることができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…車両用操作装置
10…操作部(表示部)
11…投影部
12…検出部
13…アクチュエータ
15…モニタ(表示部)
23…筒部
24…頂壁部
25…基台部
32…陥没部
10…操作部(表示部)
11…投影部
12…検出部
13…アクチュエータ
15…モニタ(表示部)
23…筒部
24…頂壁部
25…基台部
32…陥没部
Claims (7)
- 操作者により接触操作可能な操作部と、
前記操作部に配設され、操作者の接触操作を検出する検出部と、
操作者による前記操作部の接触操作に応じて変化する画像を表示する表示部と、を備え、
前記操作部は、
基端部から先端部に向かうに従い漸次縮径するテーパ状に形成された筒部と、
前記筒部の先端開口部を閉塞するとともに、前記筒部の軸方向に交差する方向に延在する頂壁部と、
前記筒部が相対移動不能に固定されるとともに、前記筒部の基端部から前記筒部における径方向の外側に張り出す基台部と、を有し、
前記軸方向に沿う断面視において、前記筒部の表面は、前記径方向の内側に向けて窪む曲線状に形成されていることを特徴とする車両用操作装置。 - 前記頂壁部には、前記軸方向に窪む陥没部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用操作装置。
- 操作者の接触操作に応じて前記操作部に触覚フィードバックを行うアクチュエータを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用操作装置。
- 前記アクチュエータは、前記操作部のうち前記筒部よりも前記径方向の外側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用操作装置。
- 前記操作部に対して背面側から画像を投影する投影部を備え、
前記操作部は、光透過性を有し、前記投影部から投影される前記画像が表面側から視認可能な前記表示部を構成していることを特徴とする請求項1に記載の車両用操作装置。 - 前記投影部は、操作者による前記操作部の接触操作に応じて前記画像を変化させることを特徴とする請求項5に記載の車両用操作装置。
- 前記検出部は、前記筒部に対するピンチ操作、前記筒部又は前記頂壁部に対する回転操作及び前記頂壁部に対するタップ操作のうち、複数の操作を検出可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の車両用操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015202343A JP2017076200A (ja) | 2015-10-13 | 2015-10-13 | 車両用操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015202343A JP2017076200A (ja) | 2015-10-13 | 2015-10-13 | 車両用操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017076200A true JP2017076200A (ja) | 2017-04-20 |
Family
ID=58551347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015202343A Pending JP2017076200A (ja) | 2015-10-13 | 2015-10-13 | 車両用操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017076200A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018190268A (ja) * | 2017-05-10 | 2018-11-29 | 富士フイルム株式会社 | タッチ式操作装置とその作動方法および作動プログラム |
JP2019191672A (ja) * | 2018-04-19 | 2019-10-31 | スタンレー電気株式会社 | 入力装置 |
-
2015
- 2015-10-13 JP JP2015202343A patent/JP2017076200A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018190268A (ja) * | 2017-05-10 | 2018-11-29 | 富士フイルム株式会社 | タッチ式操作装置とその作動方法および作動プログラム |
JP2019191672A (ja) * | 2018-04-19 | 2019-10-31 | スタンレー電気株式会社 | 入力装置 |
JP7064934B2 (ja) | 2018-04-19 | 2022-05-11 | スタンレー電気株式会社 | 入力装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5627290B2 (ja) | 車両用コマンダ制御スイッチ、該スイッチを備えるシステム及び該スイッチを使用する方法 | |
CN106427571B (zh) | 交互式操纵装置和用于运行所述交互式操纵装置的方法 | |
JP5452566B2 (ja) | 車両用入力装置 | |
KR101721963B1 (ko) | 터치 입력장치 및 이를 포함하는 차량 | |
JP5617783B2 (ja) | 車両用の操作入力装置及び制御システム | |
JP6035828B2 (ja) | 表示操作装置および表示システム | |
CN106502555B (zh) | 车辆及其控制方法 | |
JP2015170119A (ja) | 操作装置 | |
JP6481156B2 (ja) | 入力表示装置 | |
JP2015170282A (ja) | 車両用操作装置 | |
JP6524042B2 (ja) | 車載機器操作支援システム | |
KR101681987B1 (ko) | 터치 입력장치 및 이를 포함하는 차량 | |
JP2018195134A (ja) | 車載用情報処理システム | |
JP2018136616A (ja) | 表示操作システム | |
JP2017076200A (ja) | 車両用操作装置 | |
JP6221952B2 (ja) | 入力装置 | |
EP3421300A1 (en) | Control unit for vehicle | |
US20160170507A1 (en) | Touch pad module, remote input system, and method of controlling a remote input system | |
JP2018010472A (ja) | 車内電子機器操作装置及び車内電子機器操作方法 | |
KR101422060B1 (ko) | 터치패드를 이용한 차량용 정보 표시 장치 및 방법, 그 정보 입력 모듈 | |
JP6329932B2 (ja) | 車両用操作システム | |
WO2016185891A1 (ja) | 触覚呈示装置 | |
JP2020093591A (ja) | 車両用操作装置 | |
CN107305460B (zh) | 车辆及其控制方法 | |
KR101681994B1 (ko) | 터치 입력장치 및 이를 포함하는 차량 |