JP6770718B2 - 触覚呈示装置 - Google Patents

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本発明は、触覚呈示装置に関する。
従来の技術として、センサ基板と、センサ基板の上面となる操作面に設けられ、触覚により認識可能な操作基準と、操作基準を押下することで操作され、センサ基板の下に配置されたスイッチと、を備えた静電容量式ポインティングデバイスが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この静電容量式ポインティングデバイスのスイッチは、例えば、メタルドームやラバードームなどによって構成されるスイッチを用いることができる。
特開2009−277038号公報
しかし従来の静電容量式ポインティングデバイスは、操作面の押し下げ、つまりプッシュ操作がオン判定となる荷重が固定となるため、操作者によっては操作負荷が大きくなる可能性がある。
従って本発明の目的は、操作者の操作負荷を低減することができる触覚呈示装置を提供することにある。
本発明の一態様は、操作面になされたプッシュ操作のオンを判定するためのオン判定しきい値、及びプッシュ操作のオフを判定するためのオフ判定しきい値を有し、操作面に付加されて検出された荷重がオン判定しきい値を超えて増加する増加区間では検出された荷重に従ってオン判定しきい値を変化させると共に変化したオン判定しきい値に従ってオフ判定しきい値を変化させ、続いて検出された荷重が変化したオフ判定しきい値を下回って減少する減少区間では検出された荷重に従ってオフ判定しきい値を変化させると共に変化したオフ判定しきい値に従ってオン判定しきい値を変化させる判定部を備えた触覚呈示装置を提供する。
本発明によれば、操作者の操作負荷を低減することができる。
図1(a)は、実施の形態に係る触覚呈示装置が配置された車両内部の一例を示す概略図であり、図1(b)は、触覚呈示装置のブロック図の一例であり、図1(c)は、検出される荷重や操作面に付加される振動の一例について説明するための概略図である。 図2(a)は、実施の形態に係る触覚呈示装置が検出する荷重の時間変化の一例を示すグラフであり、図2(b)は、触覚呈示装置がプッシュ操作と判定する区間の一例を示すグラフであり、図2(c)は、呈示される触覚呈示のタイミングの一例を示す概略図である。 図3は、実施の形態に係る触覚呈示装置の主に増加区間における動作の一例を示すフローチャートである。 図4は、実施の形態に係る触覚呈示装置の主に減少区間における動作の一例を示すフローチャートである。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る触覚呈示装置は、操作面になされたプッシュ操作のオンを判定するためのオン判定しきい値、及びプッシュ操作のオフを判定するためのオフ判定しきい値を有し、操作面に付加されて検出された荷重がオン判定しきい値を超えて増加する増加区間では検出された荷重に従ってオン判定しきい値を変化させると共に変化したオン判定しきい値に従ってオフ判定しきい値を変化させ、続いて検出された荷重が変化したオフ判定しきい値を下回って減少する減少区間では検出された荷重に従ってオフ判定しきい値を変化させると共に変化したオフ判定しきい値に従ってオン判定しきい値を変化させる判定部を備えて概略構成されている。
この触覚呈示装置は、オン判定しきい値及びオフ判定しきい値が検出された荷重に応じて変化するので、この構成を採用しない場合と比べて、操作者に適した判定しきい値を使用することができて操作者の操作負荷を低減することができる。
[実施の形態]
(触覚呈示装置1の概要)
図1(a)は、実施の形態に係る触覚呈示装置が配置された車両内部の一例を示す概略図であり、図1(b)は、触覚呈示装置のブロック図の一例であり、図1(c)は、検出される荷重や操作面に付加される振動の一例について説明するための概略図である。図2(a)は、実施の形態に係る触覚呈示装置が検出する荷重の時間変化の一例を示すグラフであり、図2(b)は、触覚呈示装置がプッシュ操作と判定する区間の一例を示すグラフであり、図2(c)は、呈示される触覚呈示のタイミングの一例を示す概略図である。
図2(a)に示す「○」は、荷重Fが測定された時間を示しており、付された数字が検出された順番を示している。以下では、「○」に数字nが付されている場合を時間tと記載する。従って図2(a)は、時間t〜時間t22までに検出された荷重Fの一例が図示されている。
なお以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(b)では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。さらに数値範囲を示す「A〜B」は、A以上B以下の意味で用いるものとする。
触覚呈示装置1は、例えば、図1(a)に示すように、車両8の運転席と助手席の間のフロアコンソール80に配置されている。この触覚呈示装置1は、車両8に搭載されている電子機器に電気的に接続され、電子機器の表示部に表示されるカーソルなどを操作するように構成されている。車両8のセンターコンソール81に配置された表示装置85は、例えば、この電子機器の表示部として機能する。
この触覚呈示装置1は、図1(a)〜図1(c)に示すように、操作面20になされたプッシュ操作のオンを判定するためのオン判定しきい値ThON、及びプッシュ操作のオフを判定するためのオフ判定しきい値ThOFFを有する判定部としての制御部5を備えて概略構成されている。
この制御部5は、図2(a)に示すように、操作面20に付加されて検出された荷重Fがオン判定しきい値ThONを超えて増加する増加区間Tでは検出された荷重Fに従ってオン判定しきい値ThONを変化させると共に変化したオン判定しきい値ThONに従ってオフ判定しきい値ThOFFを変化させる。
また制御部5は、続いて検出された荷重Fが変化したオフ判定しきい値ThOFFを下回って減少する減少区間Tでは検出された荷重Fに従ってオフ判定しきい値ThOFFを変化させると共に変化したオフ判定しきい値ThOFFに従ってオン判定しきい値ThONを変化させる。
また制御部5は、オン判定しきい値ThONとオフ判定しきい値ThOFFとの差分△Thが予め定められた範囲内となるようにオン判定しきい値ThON及びオフ判定しきい値ThOFFを連動して変化させる。
つまり制御部5は、増加区間Tでは、検出された荷重Fをオン判定しきい値ThONとし、減少区間Tでは、検出された荷重Fをオフ判定しきい値ThOFFとするように構成されている。
さらに制御部5は、オン判定しきい値ThONが最初のオン判定しきい値ThONより小さくならないように、またオフ判定しきい値ThOFFが最初のオフ判定しきい値ThOFFより小さくならないように変化させるように構成されている。
この最初のオン判定しきい値ThON及びオフ判定しきい値ThOFFとは、例えば、図2(a)に示す時間t〜時間tの区間のように、デフォルトで記憶されている判定しきい値、言い換えるなら判定しきい値が変化する前、つまり検出された荷重Fがオン判定しきい値ThONを超える前に使用される判定しきい値の初期値を示している。
ここで触覚呈示装置1は、図1(b)及び図1(c)に示すように、操作面20に対するなぞり操作などを検出するタッチパッド2と、操作面20に付加された荷重Fを検出する荷重センサ3と、操作面20に振動を付加する振動付加部としてのアクチュエータ4と、を備えて概略構成されている。
制御部5は、プッシュ操作のオン及びオフに伴って操作面20に振動を付加して触覚(触覚フィードバック)を呈示するように構成されている。アクチュエータ4は、例えば、図1(c)に示すように、振動付加前の操作面20の基準位置200を基準として上下に操作面20を振動させる。
(タッチパッド2の構成)
タッチパッド2は、例えば、操作者の体の一部や専用のペンで操作面20に触れることにより、触れた操作面20上の位置を検出するものである。本実施の形態では、操作指による操作について説明する。操作者は、例えば、図1(c)に示すように、操作指9によって操作面20に対してなぞり操作やタッチ操作などを行うことにより、接続された電子機器の操作を行うことが可能となる。
タッチパッド2としては、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、SAW(Surface Acoustic Wave)方式、静電容量方式などのタッチパッドを用いることが可能である。本実施の形態のタッチパッド2は、一例として、静電容量方式のタッチパッドである。
タッチパッド2は、例えば、複数の駆動電極と複数の検出電極とが操作面20の下方に絶縁性を保ちながら交差して配置されている。タッチパッド2は、例えば、駆動電極と検出電極との全ての組み合わせで走査を行って静電容量を読み出し、予め定められたしきい値以上の静電容量に基づいて操作面20に接触する操作指の座標を算出する。そしてタッチパッド2は、例えば、算出した座標の情報である検出情報Sを走査周期に応じて周期的に生成して制御部5に出力する。なお座標は、例えば、操作面20に設定されたXY座標系における座標である。
(荷重センサ3の構成)
荷重センサ3は、例えば、タッチパッド2の裏面21側に配置され、操作面20に付加される荷重Fを検出するように構成されている。この荷重センサ3は、例えば、歪ゲージを用いて荷重を検出するものである。
荷重センサ3は、例えば、図2に示すように、検出周期Tで荷重Fを検出して荷重情報Sとして制御部5に出力する。この荷重Fは、図1(c)に示すように、操作面20を押し下げる方向が正である。なお検出周期Tは、例えば、タッチパッド2の走査周期に合わせても良い。
(アクチュエータ4の構成)
アクチュエータ4は、例えば、ユニモルフ型又はバイモルフ型の圧電アクチュエータである。アクチュエータ4は、例えば、タッチパッド2の裏面21側に配置されている。そしてアクチュエータ4は、図1(c)に示すように、制御部5から入力する駆動信号Sに基づいて操作面20を基準位置200から上下に振動させて操作者に触覚フィードバックを呈示する。
(制御部5の構成)
制御部5は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部5が動作するためのプログラムと、変化前の最初のオン判定しきい値ThON及びオフ判定しきい値ThOFFと、が格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果、検出された荷重F、変化したオン判定しきい値ThON及びオフ判定しきい値ThOFFなどを格納する記憶領域として用いられる。また制御部5は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。
オン判定しきい値ThONは、操作面20になされたプッシュ操作のオンを判定するためのしきい値である。プッシュ操作は、図1(c)に示すように、操作指9によって操作面20を押し下げる操作であり、例えば、カーソルで選択したアイコンに割り当てられた機能の決定などに用いられる。また操作者は、例えば、地図画像のようにスクロール可能な画像において、スクロールしたい方向側にカーソルなどを移動させ、そして操作面20を長押しすることで当該画像を押している間、地図画像をスクロールさせることができる。
またさらに操作者は、項目などをスクロールさせるため、スクロールの機能が割り当てられたアイコンを選択し、所望の画面が表示されるまで連続的なプッシュ操作を行うことができる。
図2(b)に示す「ENTER」は、プッシュ操作による決定操作が判定された期間を示しており、オンからオフまでの期間とされている。図2(b)では、オンが2回続けて判定された時間tからオフが判定された時間t11までの期間、及びオンが2回続けて判定された時間t15からオフが判定された時間t18までの期間である。
このように、制御部5は、検出された荷重Fが2回続けてオン判定しきい値ThONを超えると、オン判定するように構成されている。制御部5は、このオン判定により、オン判定とオフ判定を繰り返すようなチャタリングを抑制することが可能となる。
オフ判定しきい値ThOFFは、プッシュ操作のオフを判定するためのしきい値である。図2(a)では、上述のように、オフ判定は、時間t11及び時間t18においてなされている。
制御部5は、例えば、図2(a)に示すように、増加区間Tにおいて検出された荷重Fに従ってオン判定しきい値ThONを変化させると共に変化したオン判定しきい値ThONに従ってオフ判定しきい値ThOFFを変化させる。なお連続して同じ荷重Fが検出された場合、例えば、増加区間Tの際は増加、減少区間Tの際は減少としている。
図2(a)では、検出された荷重Fは、時間tにおいて最初のオン判定しきい値ThONを超えている。そして検出された荷重Fは、時間tまで増加している。なお時間tにおける荷重Fは、時間tにおける荷重Fと同値であるものとする。
制御部5は、この増加区間Tにおいて、検出された荷重Fをオン判定しきい値ThONとする。具体的には、制御部5は、例えば、時間tから時間tの間に、検出された荷重Fが最初のオン判定しきい値ThONを超えるので、時間tにおいて検出された荷重Fが新たにオン判定しきい値ThONとされる。そして当該オン判定しきい値ThONの変化に伴って、オフ判定しきい値ThOFFが高くなるように変化する。
最初のオフ判定しきい値ThOFFは、一例として、最初のオン判定しきい値ThONの半分の値となるようにされている。そして制御部5は、時間tにおいてオン判定しきい値ThONが検出された荷重Fとされると、当該オン判定しきい値ThONからの差分△Thの値にオフ判定しきい値ThOFFが変更される。
上述のように、最初のオフ判定しきい値ThOFFは、一例として、オン判定しきい値ThONの半分の値である。つまり最初のオン判定しきい値ThONが、一例として、1Nである場合、オフ判定しきい値ThOFFが0.5Nである。差分△Thは、一例として、この際のオン判定しきい値ThONとオフ判定しきい値ThOFFの差(例えば、0.5N)が最小値とされる。最小値は、僅かな荷重Fの変化でオン判定とオフ判定が繰り返されることを抑制するために設けられている。
なお差分△Thは、例えば、図2(a)に示すように、点線の矢印が最小値であり、一点鎖線の矢印が最大値である。最小値と最大値の間の差分△Thは、例えば、実線の矢印として図示している。
また差分△Thは、時間t〜時間t10、及び時間t14〜時間t17におけるオン判定しきい値ThONとオフ判定しきい値ThOFFの差が予め定められた範囲の最大値となるようにされ、その結果、オフ判定しきい値ThOFFが変化する。
例えば、時間tや時間t14において、変化したオン判定しきい値ThONの半分の値をオフ判定しきい値ThOFFとすると、プッシュ操作のオフが判定され難くなる。そこで制御部5は、変化したオン判定しきい値ThONと当該オン判定しきい値ThONの半分との差分が最大値を超えるような場合、差分△Thが最大値となるようにオフ判定しきい値ThOFFを変化させる。
差分△Thの最大値は、上述のように、オン判定しきい値ThONとオフ判定しきい値ThOFFとの差が大きくなりすぎて、オン判定の後にオフ判定が判定され難くなるのを抑制するために設けられている。そしてこの差分△Thの最大値は、一例として、差分△Thの最小値の1.5〜2.5倍程度であることが好ましい。本実施の形態の差分△Thの最大値は、一例として、差分△Thの最小値の2倍、つまり最小値が0.5Nである場合、1Nとされる。
従って制御部5は、オン判定しきい値ThONとオフ判定しきい値ThOFFとの差分△Thが予め定められた範囲、つまり0.5〜1Nの間に収まるようにオン判定しきい値ThON及びオフ判定しきい値ThOFFを連動して変化させる。
また制御部5は、減少区間Tでは、検出された荷重Fに従ってオフ判定しきい値ThOFFを変化させると共に変化したオフ判定しきい値ThOFFに従ってオン判定しきい値ThONを変化させる。
制御部5は、減少区間Tである、時間t11〜時間t13、及び時間t18〜時間t19では、オフ判定しきい値ThOFFを検出された荷重Fの値とする。なお制御部5は、オン判定しきい値ThONが最初のオン判定しきい値ThONより小さくならないように、またオフ判定しきい値ThOFFが最初のオフ判定しきい値ThOFFより小さくならないように変化させる。
なお時間t19では、時間t19における荷重Fをオフ判定しきい値ThOFFとすると、最初のオフ判定しきい値ThOFFよりも小さくなってしまうので、制御部5は、時間t19におけるオフ判定しきい値ThOFFは、最初のオフ判定しきい値ThOFFとする。
制御部5は、図2(a)〜図2(c)に示すように、プッシュ操作がオン判定されたことをトリガとして駆動信号Sを生成してアクチュエータ4に出力し、触覚フィードバックを呈示する。また制御部5は、プッシュ操作がオフ判定されたことをトリガとして駆動信号Sを生成してアクチュエータ4に出力し、触覚フィードバックを呈示する。
以下に本実施の形態の触覚呈示装置1の動作の一例について図3及び図4のフローチャートに従って説明する。図3のフローチャートは、主に増加区間Tにおけるフローチャートの一例である。図4のフローチャートは、主に減少区間Tにおけるフローチャートの一例である。
(動作)
触覚呈示装置1の制御部5は、周期的にタッチパッド2から検出情報Sを取得すると共に荷重センサ3から荷重情報Sを取得する(Step1)。
次に制御部5は、ThON≦F(F:検出された荷重 ThON:オン判定しきい値)が成立すると(Step2:Yes)、オン判定が2回目であるか確認する。制御部5は、オン判定が連続して2回目である場合(Step3:Yes)、駆動信号Sを生成してアクチュエータ4に出力して触覚を呈示する(Step4)。さらに制御部5は、検出情報Sに基づいて操作指9が検出された座標値とプッシュ操作がオン判定されたことを含む操作情報Sを生成して接続されている電子機器に出力する。
次に制御部5は、検出された荷重Fを新たなオン判定しきい値ThONとし、当該オン判定しきい値ThONに連動してオフ判定しきい値ThOFFを変化させる(Step5)。この際、制御部5は、差分△Thが最小値と最大値の間の適切な判定しきい値となるようにオフ判定しきい値ThOFFを変化させる。
次に制御部5は、検出された次の周期の荷重Fを取得する。制御部5は、F≦ThOFFが成り立つ場合(Step6:Yes)、ThON≦F成立後の初回のF≦ThOFFであるか否かを確認する。制御部5は、ThON≦F成立後の初回のF≦ThOFFである場合(Step7:Yes)、駆動信号Sを生成してアクチュエータ4に出力して触覚を呈示する(Step8)。さらに制御部5は、検出情報Sに基づいて操作指9が検出された座標値とプッシュ操作がオフ判定されたことを含む操作情報Sを生成して接続されている電子機器に出力する。
次に制御部5は、検出された荷重Fを新たなオフ判定しきい値ThOFFに変化させると共に当該オフ判定しきい値ThOFFに応じてオン判定しきい値ThONを変化させる(Step9)。この際、制御部5は、差分△Thが最小値と最大値の間の適切な判定しきい値となるようにオン判定しきい値ThONを変化させる。
次に制御部5は、検出された次の周期の荷重Fを取得する。そして制御部5は、検出された荷重Fが変化させる前の最初のオフ判定しきい値ThOFF(初期値)以上であるか確認する。制御部5は、ThOFF(最初のオフ判定しきい値:初期値)≦Fが成り立つ場合(Step10:Yes)、図3のステップ1に処理を進める。
ここでステップ2において制御部5は、ThON≦Fが成立しない場合(Step2:No)、ステップ6に処理を進める。
またステップ3において制御部5は、ThON≦Fの成立が1回目であった場合(Step3:No)、ステップ5に処理を進める。
またステップ6において制御部5は、F≦Thoffが成り立たない場合(Step6:No)、図3のステップ1に処理を進める。
またステップ7において制御部5は、ThON≦F成立後の初回のF≦ThOFFでない場合(Step7:No)、ステップ9に処理を進める。
さらにステップ10において制御部5は、ThOFF(最初のオフ判定しきい値:初期値)≦Fが成り立たない場合(Step10:No)、ThON及びThOFFを初期値に戻し(Step11)、処理を終了する。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る触覚呈示装置1は、操作者の操作負荷を低減することができる。具体的には、触覚呈示装置1は、オン判定しきい値ThON及びオフ判定しきい値ThOFFが検出された荷重Fに応じて変化するので、この構成を採用しない場合と比べて、操作者に適した判定しきい値を使用することができて操作者の操作負荷を低減することができる。
触覚呈示装置1は、リアルタイムにオン判定しきい値ThON及びオフ判定しきい値ThOFFが変化するので、この構成を採用しない場合と比べて、連続的にプッシュ操作を行った場合、最初のプッシュ操作の操作負荷よりも後のプッシュ操作の操作負荷が小さくなり、操作性が向上する。
触覚呈示装置1は、リアルタイムにオン判定しきい値ThON及びオフ判定しきい値ThOFFが変化するので、この構成を採用しない場合と比べて、操作者ごとに適切な操作性を提供することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、この実施の形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。この新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、この実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、この実施の形態は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…触覚呈示装置、2…タッチパッド、3…荷重センサ、4…アクチュエータ、5…制御部、8…車両、9…操作指、20…操作面、21…裏面、80…フロアコンソール、81…センターコンソール、85…表示装置、200…基準位置、ThON…オン判定しきい値、ThOFF…オフ判定しきい値

Claims (5)

  1. 操作面になされたプッシュ操作のオンを判定するためのオン判定しきい値、及び前記プッシュ操作のオフを判定するためのオフ判定しきい値を有し、前記操作面に付加されて検出された荷重が前記オン判定しきい値を超えて増加する増加区間では検出された荷重に従って前記オン判定しきい値を変化させると共に変化した前記オン判定しきい値に従って前記オフ判定しきい値を変化させ、続いて検出された荷重が変化したオフ判定しきい値を下回って減少する減少区間では検出された荷重に従って前記オフ判定しきい値を変化させると共に変化した前記オフ判定しきい値に従って前記オン判定しきい値を変化させる判定部を備えた触覚呈示装置。
  2. 前記判定部は、前記オン判定しきい値と前記オフ判定しきい値との差分が予め定められた範囲内となるように前記オン判定しきい値及び前記オフ判定しきい値を連動して変化させる、
    請求項1に記載の触覚呈示装置。
  3. 前記判定部は、前記増加区間では、検出された荷重を前記オン判定しきい値とし、前記減少区間では、検出された荷重を前記オフ判定しきい値とする、
    請求項1又は2に記載の触覚呈示装置。
  4. 前記判定部は、前記オン判定しきい値が最初のオン判定しきい値より小さくならないように、また前記オフ判定しきい値が最初のオフ判定しきい値より小さくならないように変化させる、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の触覚呈示装置。
  5. 前記操作面に振動を付加する振動付加部を有し、
    前記判定部は、前記プッシュ操作のオン及びオフに伴って前記操作面に振動を付加して触覚を呈示する、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の触覚呈示装置。
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