JP2017130021A - 触覚呈示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ターゲットへの操作指の引き込み感を想起させる操作性に優れた触覚呈示装置を提供する。【解決手段】検出対象物である指100により操作面11にされた操作位置(x、y)を検出する操作検出部であるタッチパッド10と、タッチパッド10の検出結果に基づいて操作面11を振動させ、指100と操作面11との間の摩擦力を制御する振動部であるアクチュエータ12と、操作面11上のターゲット50の周辺領域55においてアクチュエータ12に所定の駆動電圧E1を印加し、周辺領域55以外の領域においてアクチュエータ12に駆動電圧E1より小さい電圧(例えば、ゼロ)を印加する制御を行なう制御部14と、を有して触覚呈示装置を構成する。【選択図】図5

Description

本発明は、触覚呈示装置に関する。
従来の技術として、タッチパッド上を指等でなぞり操作等を行なうときに、ターゲットの周辺で摩擦係数を変動させて触覚呈示をする触覚呈示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の触覚呈示装置は、指等が操作面に接触した時にタッチエリア中のタッチを検出するように構成されたセンサーと、アクチュエータと、1つ以上のプロセッサを含む。プロセッサは、センサーを使ってタッチの位置を決定し、位置に少なくとも部分的に基づいて生成する触覚効果を選択することができ、触覚効果は決定された位置かまたはその近傍における特徴の存在をシミュレートするように選択される。プロセッサは、アクチュエータを使って同定された触覚効果を生成するように触覚信号を送信する。この特徴は、タッチパッド表面の摩擦係数を変動させることによってシミュレートされる。
また、触覚呈示装置は、触覚効果を生成する操作面の質感または摩擦係数中の変動を表すことができるとされている。ターゲットの周辺で、高い摩擦の第一のエリアに続いてより低い摩擦の第二のエリアと、より高い摩擦の第三のエリアを有することによって、箱の感覚が触覚呈示できるとされている。
特表2012−520519号公報
しかし、従来の特許文献1の触覚呈示装置は、ターゲットの周辺においてアクチュエータを駆動して操作面の質感により触覚効果を生成している。また、操作面の任意の点からターゲットへの引き込み感を呈示するものではなかった。したがって、タッチパッド上を指等でなぞり操作等を行なうことにより、別の場所に設置されている表示部の操作状態を見るいわゆるブラインド操作を行なうには、問題があった。
従って、本発明の目的は、ターゲットへの操作指の引き込み感を想起させる操作性に優れた触覚呈示装置を提供することにある。
[1]本発明は、上記目的を達成するために、検出対象物により操作面にされた操作位置を検出する操作検出部と、前記操作検出部の検出結果に基づいて前記操作面を振動させ、前記検出対象物と前記操作面との間の摩擦力を制御する振動部と、前記操作面上のターゲットの周辺領域において前記振動部に所定の駆動電圧を印加する制御を行なう制御部と、を有することを特徴とする触覚呈示装置を提供する。
[2]前記制御部は、前記周辺領域以外の領域において前記振動部に前記駆動電圧より小さい電圧を印加する制御を行なうことを特徴とする上記[1]に記載の触覚呈示装置であってもよい。
[3]また、前記制御部は、前記周辺領域を超えて前記ターゲット内に前記検出対象物が到達したら、前記振動部に前記駆動電圧より小さい電圧を印加する制御を行なうことを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の触覚呈示装置であってもよい。
本発明によれば、ターゲットへの操作指の引き込み感を想起させる操作性に優れた触覚呈示装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る触覚呈示装置の配置の一例を示す車両内部の概略図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る触覚呈示装置のブロック図の一例である。 図3(a)は、本発明の実施の形態に係る触覚呈示装置の平面図であり、図3(b)は、図3(a)の構造を示すための断面図である。 図4(a)は、本発明の実施の形態に係る触覚呈示装置の表示装置に表示される画面の一例であり、図4(b)は、この表示装置の画面に対応したタッチパッドの平面図であって、タッチパッド上のターゲット、各摩擦領域を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る触覚呈示装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図6(a)は、本発明の実施の形態に係る触覚呈示装置の動作において、指の位置とアクチュエータへ供給する駆動電圧との関係を示す図、図6(b)は、指の位置と、指と操作面との間の摩擦力を示す図、図6(c)は、指の位置と指の速度(なぞり速度)を示す図である。 図7(a)は変形例1の、指の位置とアクチュエータへ供給する駆動電圧との関係を示す図、図7(b)は、指の位置、指と操作面との間の摩擦力を示す図である。 図8(a)は変形例2の、指の位置とアクチュエータへ供給する駆動電圧との関係を示す図、図8(b)は、指の位置、指と操作面との間の摩擦力を示す図である。
(本発明の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る触覚呈示装置の配置の一例を示す車両内部の概略図である。図2は、本発明の実施の形態に係る触覚呈示装置のブロック図の一例である。また、図3(a)は、本発明の実施の形態に係る触覚呈示装置の平面図であり、図3(b)は、図3(a)の構造を示すための断面図である。
本発明の実施の形態に係る触覚呈示装置1は、検出対象物である指100により操作面11にされた操作位置(x、y)を検出する操作検出部であるタッチパッド10と、タッチパッド10の検出結果に基づいて操作面11を振動させ、指100と操作面11との間の摩擦力を制御する振動部であるアクチュエータ12と、操作面11上のターゲット50の周辺領域55においてアクチュエータ12に所定の駆動電圧Eを印加し、周辺領域55以外の領域においてアクチュエータ12に駆動電圧Eより小さい電圧E(例えば、ゼロ)を印加する制御を行なう制御部14と、を有して構成されている。
触覚呈示装置1は、例えば、図1に示すように、車両8の運転席と助手席との間に伸びるフロアコンソール80に配置されている。この触覚呈示装置1は、電磁気的に接続された電子機器の操作を行うことができるものである。触覚呈示装置1は、例えば、操作指や導電性を有するペンなどの検出対象物による操作により、電子機器の表示部に表示されたカーソルの移動や選択、表示されたアイコンの選択、決定、ドラッグ、ドロップなどの指示を行うように構成されている。車両8のインストルメントパネル81に配置された表示装置85は、この電子機器の表示部として機能する。なお本実施の形態では、主に指によるなぞり操作について説明する。
本実施の形態の予め定められたターゲット50は、後述する表示装置85の表示画面に表示されたアイコン60に対応してタッチパッド10上に設定されるタッチ操作、なぞり操作の目標物である。
タッチパッド10は、例えば、操作指で触れた操作面11上の位置を検出するタッチセンサである。操作者は、例えば、操作面11に操作を行うことにより、接続された電子機器の遠隔操作を行うことが可能となる。タッチパッド10としては、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、SAW(Surface Acoustic Wave)方式、静電容量方式などのタッチパッド、操作面11を撮像することにより接触位置を検出する検出装置などを用いることが可能である。本実施の形態では、タッチパッド10は、一例として、静電容量方式のタッチパッドであるものとする。
タッチパッド10は、一例として、図1、図3に示すように、表面が操作面11となるパネル10aを有すると共に、絶縁状態を保ちながら交差する複数の駆動電極及び検出電極(図示省略)がパネル10aに配置されている。タッチパッド10は、この複数の駆動電極及び検出電極を走査し、駆動電極と検出電極の組み合わせで得られる静電容量を検出する。タッチパッド10は、例えば、予め定められた閾値と静電容量とを比較し、操作指が検出された検出点の座標を1周期分算出して検出情報Sとして周期的に制御部14に出力する。この座標は、例えば、操作面11に設定された直交座標系における座標である。
図3(b)に示すように、タッチパッド10のパネル10aは、ベース20に設けられた支持部21、22に両端あるいは周囲が指示されて、パネル厚さの方向に所定の振動モードで振動することができる。この振動は、パネル10aの下面側に取り付けられたアクチュエータ12により加振される。なお、操作面11は、アクチュエータ12の上部を除いたパネル10aの表面とされている。
(アクチュエータ12の構成)
アクチュエータ12は、例えば、金属板と、圧電素子と、を備えたモノモルフ型の圧電アクチュエータである。このモノモルフ型圧電アクチュエータとは、1枚の圧電素子だけで屈曲する構造のアクチュエータである。圧電素子の材料としては、例えば、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、メタニオブ酸鉛、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などが用いられる。なお、アクチュエータ12の変形例としては、2枚の圧電素子を金属板の両面に設けたバイモルフ型圧電アクチュエータであっても良い。
このアクチュエータ12は、例えば、制御部14から出力される正弦波となる駆動電圧Eに基づいて超音波で振動する。この超音波振動の振動数は、一例として、20kHz以上である。
上記示したアクチュエータ12により、パネル10aが加振されて振動すると、パネル10aの表面、すなわち、操作面11には、超音波振動が発生する。例えば、操作面11を指でタッチ操作あるいはなぞり操作する場合、操作面11と指との間には、空気の膜であるスクイーズ膜が形成され、スクイーズ効果が発生する。このスクイーズ効果とは、操作面11と指との間の空気の膜により、操作面11のなぞり操作時に摩擦力が低下する現象である。この摩擦力の低下は、アクチュエータ12の加振力、すなわち、アクチュエータ12に印加する駆動電圧Eにより制御することができる。
(制御部14の構成)
制御部14は、図2に示すように、タッチパッド10、アクチュエータ12と接続され、LIN、CAN等の車載LAN90を介して、表示装置85に接続されている。また、タッチパッド10での操作により遠隔操作の対象とされる車載機器200等にも接続されている。制御部14は、タッチパッド10から検出情報Sが入力される。また、表示装置85からターゲット情報Sが入力される。また、アクチュエータ12に駆動電圧Eを出力する。
制御部14は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部14が動作するためのプログラムなどが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。また制御部14は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。
ここで、制御部14は、図4(a)で示す表示装置85の表示画面86上に表示されたアイコン60のターゲット情報Sに基づいて、図4(b)で示すタッチパッド10上にターゲット50を設定する。このターゲット50は、タッチ操作、なぞり操作の目標物である。制御部14は、このターゲット50に向かってなぞり操作をするときに、アクチュエータ12の駆動電圧を制御して触覚呈示の制御を行なう。
図4(a)において、表示画面86は、左上を原点としてX、Y座標が設定されている。アイコン60、カーソル110等はこのX、Y座標系により位置、領域が規定されている。一方、図4(b)において、タッチパッド10の操作面11は、左上を原点としてx、y座標が設定されている。このx、y座標系によりアイコン60に対応するターゲット50の位置、領域が規定されている。また、指100のタッチ操作の位置、なぞり操作の位置も、このx、y座標系により検出される。
図4(b)において、ターゲット50の境界線50aを中心とした一定幅の領域を周辺領域55(ハッチングで示す領域)とする。また、周辺領域55の外の領域を第1高摩擦領域56とする。また、ターゲット50内である周辺領域55の内部の領域を第2高摩擦領域57とする。第1高摩擦領域56は摩擦が大であり、指すべりの悪い領域である。第2高摩擦領域57も摩擦が大であり、指すべりの悪い領域である。周辺領域55は、第1高摩擦領域56及び第2高摩擦領域57に比べて摩擦が小であり、指すべりの良い領域である。
指100のタッチ操作の位置、なぞり操作の位置(x、y)は、図2に示すように、検出情報Sとして制御部14に入力される。また、検出情報Sに基づいて、X、Y座標系に変換された操作情報Sが表示装置85に入力されて、カーソル110の位置制御を行なう。
(触覚呈示装置1の動作)
図5は、本発明の実施の形態に係る触覚呈示装置の動作を説明するためのフローチャートである。また、図6(a)は、本発明の実施の形態に係る触覚呈示装置の動作において、指の位置とアクチュエータへ供給する駆動電圧との関係を示す図、図6(b)は、指の位置と、指と操作面との間の摩擦力を示す図、図6(c)は、指の位置と指の速度を示す図である。以下において、このフローチャートに従って触覚呈示装置1の動作を説明する。
制御部14は、図6(a)に示すように、駆動電圧Eをゼロに設定する。この駆動電圧Eは、後述する周辺領域55での駆動電圧Eよりも小さい電圧とするので、本実施の形態では、E=0(ゼロ)とする。(Step1)。これにより、アクチュエータ12の駆動電圧がゼロとなるので、アクチュエータ12、パネル10aは振動せず、スクイーズ効果が発生しない。図6(b)に示すように、指と操作面との間の摩擦力は、f(E)である。なお、触覚呈示装置1の動作は、図4(a)、(b)に示すように、カーソル110がアイコン60の外に位置しており、したがって、指100が第1高摩擦領域56の点x1から開始されるものとしている。また、指100はx方向に沿ってのみ移動するとして説明する。
制御部14は、指位置(x、y)を検出する(Step2)。
制御部14は、指位置(x、y)が周辺領域55かどうかを判断する(Step3)。周辺領域55であると判断した場合(x2<x<x4)はStep4へ進み、周辺領域55でないと判断した場合はStep2へ戻ってなぞり操作の位置検出を継続する。
指位置(x、y)が周辺領域55にあると判断した場合は、制御部14は、駆動電圧をEに設定する(Step4)。この駆動電圧Eは、E=0(ゼロ)より大きい値に設定される。これにより、アクチュエータ12へ駆動電圧Eが印加されて、アクチュエータ12、パネル10aが振動する。パネル10aの振動により、スクイーズ効果が発生し、図6(b)に示すように、摩擦力がf(E)(<f(E))に低下する。
制御部14は、指がターゲット内に到達したかどうかを判断する(Step5)。指位置(x、y)を検出して、ターゲット内に到達したと判断した場合(x4<x<x6)はStep6へ進み、ターゲット内に到達していないと判断した場合はStep2へ戻ってなぞり操作の位置検出を継続する。
制御部14は、図6(a)に示すように、駆動電圧Eをゼロに設定する。この駆動電圧Eは、周辺領域55での駆動電圧Eよりも小さい電圧とするので、本実施の形態では、E=0(ゼロ)とする。(Step6)。これにより、アクチュエータ12の駆動電圧がゼロとなるので、アクチュエータ12、パネル10aは振動せず、スクイーズ効果が発生しない。図6(b)に示すように、指と操作面との間の摩擦力は、f(E)(>f(E))に増加する。
なお、指がどちらの方向からターゲットへ向かう場合でも、制御部14は、上記と同様の動作により、アクチュエータ12の振動制御を行なう。
上記示したフローにより、一連の処理実行動作を終了する。
ここで、図6(c)は、指の位置と指の速度(なぞり速度)を示す図である。操作者は、A点(x=x1)から指をターゲットに向かってなぞり操作を行なう。摩擦力f(E)に抗してなぞり操作を行なうことにより、x=x1において速度ゼロから速度を上げて、第1高摩擦領域56で速度v1に達する。
x=x2に達すると、周辺領域55において摩擦力がf(E)(<f(E))に低下するので、指の速度はv2(>v1)に増加する。したがって、操作者は、ターゲットへの操作指の引き込み感を想起することができる。
x=x4に達すると、指がターゲット内に到達し、指と操作面との間の摩擦力は、f(E)(>f(E))に増加して第2高摩擦領域57を形成する。これにより、指の速度は低下して、操作者は、ターゲット内(x4〜x5〜x6)で操作指が止められる感触を呈示される。
(変形例1)
図7(a)は変形例1の、指の位置とアクチュエータへ供給する駆動電圧との関係を示す図、図7(b)は、指の位置、指と操作面との間の摩擦力を示す図である。
変形例1は、第1高摩擦領域56での駆動電圧Eをゼロではなく、ゼロ以上の所定の値に設定する場合である。ただし、図7(a)に示すように、駆動電圧E<Eに設定する。これにより、摩擦力は、f(E)>f(E)となる。すなわち、第1高摩擦領域56から周辺領域55に到達すると、摩擦力がΔf(=f(E)-f(E))だけ低下する。これにより、操作者は、ターゲットへの操作指の引き込み感を想起することができる。
(変形例2)
図8(a)は変形例2の、指の位置とアクチュエータへ供給する駆動電圧との関係を示す図、図8(b)は、指の位置、指と操作面との間の摩擦力を示す図である。
変形例2は、周辺領域55において、2段階で駆動電圧を制御するものである。第1高摩擦領域56での駆動電圧Eをゼロとする。第1高摩擦領域56から周辺領域55に到達すると、x=x2において、駆動電圧をEからEにする。さらに、x=x3において、駆動電圧をEからEにする。これにより、摩擦力は、f(E)、f(E)、f(E)となり、Δf1(=f(E)-f(E))、Δf2(=f(E)-f(E))と段階的に摩擦力が低下する。これにより、操作者は、ターゲットへの操作指の引き込み感を想起することができる。
(実施の形態の効果)
本実施の形態においては、以下のような効果を有する。
(1)本実施の形態に係る触覚呈示装置は、検出対象物である指100により操作面11にされた操作位置(x、y)を検出する操作検出部であるタッチパッド10と、タッチパッド10の検出結果に基づいて操作面11を振動させ、指100と操作面11との間の摩擦力を制御する振動部であるアクチュエータ12と、操作面11上のターゲット50の周辺領域55においてアクチュエータ12に所定の駆動電圧Eを印加し、周辺領域55以外の領域においてアクチュエータ12に駆動電圧Eより小さい電圧E(例えば、ゼロ)を印加する制御を行なう制御部14と、を有して構成される。これにより、指100は、摩擦力の大きい第1高摩擦領域56から摩擦力の小さい周辺領域55を経て、ターゲット50に到達する。したがって、操作者は、ターゲットへの操作指の引き込み感を想起することができる。
(2)また、ターゲットの周辺領域55を摩擦力の小さい領域とし、周辺領域55の内部の領域を摩擦力の大きい第2高摩擦領域57とする。ターゲットに到達すると、指の速度は低下して、操作者は、ターゲット内で操作指が止められる感触を呈示される。
(3)上記(1)、(2)により、ターゲットへの操作指の引き込み感を想起させる操作性に優れた触覚呈示装置を提供することができる。また、ターゲットへの操作指の引き込み感の呈示がされるので、表示画面を見ながらタッチパッドの操作を行なうブラインド操作の操作性を向上させることができる。
(4)本実施の形態に係る触覚呈示装置は、ターゲット以外の領域を摩擦力の大きい第1高摩擦領域56に設定する。この領域は、アクチュエータ12の駆動電圧Eをゼロまたは小さな値に設定可能である。したがって、消費電力を抑えた触覚呈示装置を実現でき、省エネ効果が期待できる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…触覚呈示装置、
8…車両
10…タッチパッド
10a…パネル
11…操作面
12…アクチュエータ
14…制御部
20…ベース
21…支持部
50…ターゲット
50a…境界線
55…周辺領域
56…高摩擦領域
57…高摩擦領域
60…アイコン
80…フロアコンソール
81…インストルメントパネル
85…表示装置
86…表示画面
90…車載LAN
100…指
110…カーソル
200…車載機器
…検出情報
…ターゲット情報
…操作情報

Claims (3)

  1. 検出対象物により操作面にされた操作位置を検出する操作検出部と、
    前記操作検出部の検出結果に基づいて前記操作面を振動させ、前記検出対象物と前記操作面との間の摩擦力を制御する振動部と、
    前記操作面上のターゲットの周辺領域において前記振動部に所定の駆動電圧を印加する制御を行なう制御部と、
    を有することを特徴とする触覚呈示装置。
  2. 前記制御部は、前記周辺領域以外の領域において前記振動部に前記駆動電圧より小さい電圧を印加する制御を行なうことを特徴とする請求項1に記載の触覚呈示装置。
  3. 前記制御部は、前記周辺領域を超えて前記ターゲット内に前記検出対象物が到達したら、前記振動部に前記駆動電圧より小さい電圧を印加する制御を行なうことを特徴とする請求項1又は2に記載の触覚呈示装置。
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