JP2017049828A - 触覚呈示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出対象物によってなされたなぞり操作を安定して予め定められた領域で止め易くすることができる触覚呈示装置を提供する。
【解決手段】触覚呈示装置1は、操作指によって操作面100になされたなぞり操作を検出するタッチパッド10と、操作面100を振動させ、操作指と操作面100との摩擦力を低減させるアクチュエータ12と、操作面100の予め定められた領域に操作指が近づくに従ってアクチュエータ12に供給する駆動電圧Vを上げ、予め定められた領域の境界において駆動電圧Vを下げるように制御し、予め定められた領域の境界において摩擦力のギャップを生じさせる制御部14と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、触覚呈示装置に関する。
従来の技術として、基板と、基板を横方向の動きまたは横振動に曝すための1またはそれ以上のアクチュエータと、基板を摩擦低減超音波振動に曝すための1またはそれ以上のその他のアクチュエータとを備えるハプティックデバイスが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このハプティックデバイスは、ガラス板のような水平基板の垂直超音波振動を使用することにより、摩擦を調整して摩擦低減効果を与える。
特許第5665095号公報
しかし、従来のハプティックデバイスは、超音波振動するアクチュエータが長時間駆動されると、アクチュエータ自身の温度が上がって機能が低下する問題がある。
従って、本発明の目的は、検出対象物によってなされたなぞり操作を安定して予め定められた領域で止め易くすることができる触覚呈示装置を提供することにある。
本発明の一態様は、検出対象物によって操作面になされたなぞり操作を検出する検出部と、操作面を振動させ、検出対象物と操作面との摩擦力を低減させる振動部と、操作面の予め定められた領域に検出対象物が近づくに従って振動部に供給する駆動電圧を上げ、予め定められた領域の境界において駆動電圧を下げるように制御し、予め定められた領域の境界において摩擦力のギャップを生じさせる制御部と、を備えた触覚呈示装置を提供する。
本発明によれば、検出対象物によってなされたなぞり操作を安定して予め定められた領域で止め易くすることができる。
図1(a)は、実施の形態に係る触覚呈示装置の配置の一例を示す車両内部の概略図であり、図1(b)は、触覚呈示装置のブロック図の一例である。 図2(a)は、実施の形態に係る触覚呈示装置の触覚呈示領域における摩擦力の一例について説明するための模式図であり、図2(b)は、目的領域の境界における摩擦力の一例を示した模式図である。 図3(a)は、表示装置が表示する画像の一例を示した概略図であり、図3(b)は、実施の形態に係る触覚呈示装置のタッチパッドと表示装置とが絶対操作系を構成する場合の検出点と目的領域の位置関係の一例を示す概略図であり、図3(c)は、タッチパッドと表示装置とが相対操作系を構成する場合の検出点と目的領域の位置関係の一例を示す概略図である。 図4(a)は、実施の形態に係る触覚呈示装置の制御部が出力する駆動電圧Vのグラフの一例であり、図4(b)は、操作指に生じる摩擦力Fのグラフの一例であり、図4(c)は、操作指の操作速度vのグラフの一例である。 図5は、実施の形態に係る触覚呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る触覚呈示装置は、検出対象物によって操作面になされたなぞり操作を検出する検出部と、操作面を振動させ、検出対象物と操作面との摩擦力を低減させる振動部と、操作面の予め定められた領域に検出対象物が近づくに従って振動部に供給する駆動電圧を上げ、予め定められた領域の境界において駆動電圧を下げるように制御し、予め定められた領域の境界において摩擦力のギャップを生じさせる制御部と、を備えて概略構成されている。
この触覚呈示装置は、予め定められた領域に近づくに従って駆動電圧が上がり、そして予め定められた領域の境界で下がって摩擦力のギャップを形成するように構成されているので、振動部が長時間同じ振幅で振動することによる過熱を抑制し、検出対象物によってなされたなぞり操作を安定して予め定められた領域で止め易くすることができる。
[実施の形態]
(触覚呈示装置1の概要)
図1(a)は、実施の形態に係る触覚呈示装置の配置の一例を示す車両内部の概略図であり、図1(b)は、触覚呈示装置のブロック図の一例である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(b)では、主な情報などの流れを矢印で示している。
触覚呈示装置1は、例えば、図1(a)に示すように、車両8の運転席と助手席との間に伸びるフロアコンソール80に配置されている。この触覚呈示装置1は、電磁気的に接続された電子機器の操作を行うことができるものである。触覚呈示装置1は、例えば、導電性を有するペンや操作指などの検出対象物による操作により、電子機器の表示部に表示されたカーソルの移動や選択、表示されたアイコンの選択、決定、ドラッグ、ドロップなどの指示を行うように構成されている。車両8のインストルメントパネル81に配置された表示装置85は、この電子機器の表示部として機能する。なお本実施の形態では、主に操作指によるなぞり操作について説明する。
触覚呈示装置1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、操作指によって操作面100になされたなぞり操作を検出する検出部としてのタッチパッド10と、操作面100を振動させ、操作指と操作面100との摩擦力を低減させる振動部としてのアクチュエータ12と、操作面100の予め定められた領域に操作指が近づくに従ってアクチュエータ12に供給する駆動電圧Vを上げ、予め定められた領域の境界において駆動電圧Vを下げるように制御し、予め定められた領域の境界において摩擦力のギャップを生じさせる制御部14と、を備えて概略構成されている。
本実施の形態の予め定められた領域は、アクチュエータ12が振動を停止する領域である。この予め定められた領域については、後述する。
(タッチパッド10の構成)
図2(a)は、実施の形態に係る触覚呈示装置の触覚呈示領域における摩擦力の一例について説明するための模式図であり、図2(b)は、目的領域の境界における摩擦力の一例を示した模式図である。図2(a)及び図2(b)は、一例として、操作指9が後述するアイコン852に対応する目的領域102に向かってなぞり操作がなされる場合を示している。
タッチパッド10は、例えば、操作指で触れた操作面100上の位置を検出するタッチセンサである。操作者は、例えば、操作面100に操作を行うことにより、接続された電子機器の操作を行うことが可能となる。タッチパッド10としては、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、SAW(Surface Acoustic Wave)方式、静電容量方式などのタッチパッド、操作面100を撮像することにより接触位置を検出する検出装置などを用いることが可能である。本実施の形態では、タッチパッド10は、一例として、静電容量方式のタッチパッドであるものとする。
タッチパッド10は、一例として、図2(a)及び図2(b)に示すように、表面が操作面100となるパネル10aを有すると共に、絶縁状態を保ちながら交差する複数の駆動電極及び検出電極がパネル10aに配置されている。
タッチパッド10は、この複数の駆動電極及び検出電極を走査し、駆動電極と検出電極の組み合わせで得られる静電容量を検出する。タッチパッド10は、例えば、予め定められたしきい値と静電容量とを比較し、操作指が検出された検出点の座標を1周期分算出して検出情報Sとして周期的に制御部14に出力する。この座標は、例えば、操作面100に設定された直交座標系における座標である。
(アクチュエータ12の構成)
アクチュエータ12は、例えば、金属板と、圧電素子と、を備えたモノモルフ型の圧電アクチュエータである。このモノモルフ型圧電アクチュエータとは、1枚の圧電素子だけで屈曲する構造のアクチュエータである。圧電素子の材料としては、例えば、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、メタニオブ酸鉛、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などが用いられる。なお、アクチュエータ12の変形例としては、2枚の圧電素子を金属板の両面に設けたバイモルフ型圧電アクチュエータであっても良い。
このアクチュエータ12は、例えば、制御部14から出力される正弦波となる駆動電圧Vに基づいて超音波で振動する。この超音波振動の振動数は、一例として、20kHz以上である。
(制御部14の構成)
図3(a)は、表示装置が表示する画像の一例を示した概略図であり、図3(b)は、実施の形態に係る触覚呈示装置のタッチパッドと表示装置とが絶対操作系を構成する場合の検出点と目的領域の位置関係の一例を示す概略図であり、図3(c)は、タッチパッドと表示装置とが相対操作系を構成する場合の検出点と目的領域の位置関係の一例を示す概略図である。図4(a)は、実施の形態に係る触覚呈示装置の制御部が出力する駆動電圧Vのグラフの一例であり、図4(b)は、操作指に生じる摩擦力Fのグラフの一例であり、図4(c)は、操作指の操作速度vのグラフの一例である。
図3(a)〜図3(c)に示す矢印は、カーソル854及び操作指9の移動方向を示している。また図3(b)に示す操作面100と図3(c)に示す操作面100は、一例として、互いの形状が異なるものとしている。なお絶対座標系と相対座標系とは、例えば、表示装置85に表示される画像や接続される電子機器によって切り替わっても良い。
図4(a)〜図4(c)は、操作指が検出された操作面100上の位置である検出点を原点とし、横軸を距離としている。また図4(b)は、原点では振動が付加されないので浮揚力Fが発生せず、また境界102aに到達して振動が停止されるとパネル10aの慣性などによる浮揚力Fが発生しているものの実質的に浮揚力Fが発生していないと見なして、原点における摩擦力と境界102aにおける摩擦力を実質的に等しいとしている。
制御部14は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部14が動作するためのプログラムなどが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。また制御部14は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。
この制御部14は、操作対象となる表示装置85に表示された操作対象画像と表示装置85に表示された振動を停止させるよう予め定められた画像との位置関係に基づいて操作面100における操作指の検出位置から予め定められた領域を規定するように構成されている。また制御部14は、予め定められた領域の境界付近における最大駆動電圧Vmaxからゼロへと駆動電圧Vを下降させるように構成されている。
この操作対象画像は、一例として、図3(a)に示すカーソル854である。また本実施の形態の振動を停止させるように予め定められた画像は、一例として、図3(a)に示すアイコン852及びアイコン853である。また予め定められた領域は、一例として、図3(b)及び図3(c)に示す目的領域102及び目的領域103である。以下では、図3(b)及び図3(c)に示すように、主に目的領域102に向かって操作する場合について説明する。
また制御部14は、駆動電圧Vをアクチュエータ12に供給し、アクチュエータ12によってパネル10aを超音波で振動させることによって、スクイーズ効果による操作指9と操作面100との摩擦を低減させる。
このスクイーズ効果とは、例えば、操作面100の振動に基づいて操作指9と操作面100の間に空気の膜のようなスクイーズ膜が形成される効果である。このスクイーズ効果によって、操作指9には、図2(a)に示すように、浮揚力Fが作用する。
スクイーズ効果による浮揚力Fは、操作面100の法線方向に生じる力であり、なぞり操作に伴って操作者が操作面100に作用させる荷重は、当該法線方向とは逆方向の力である。従って操作面100に作用する操作荷重Fは、浮揚力Fと当該荷重との合力となり、当該荷重よりも浮揚力Fの分、操作荷重Fが小さくなる。図2(a)に示す操作荷重FB1は、浮揚力Fによって小さくなった操作荷重であり、浮揚力Fが発生しない図2(b)の操作荷重FB2よりも小さい。
そしてなぞり操作に伴って操作指9に作用する摩擦力Fは、動摩擦係数と操作面100の垂直抗力との乗算で求められるので、垂直抗力に比例している。この垂直抗力は、操作荷重Fの反作用として生じるので、スクイーズ効果がある場合の摩擦力FC1が、ない場合の摩擦力FC2よりも小さく、指滑りが良くなる。
本実施の形態では、このスクイーズ効果による摩擦力Fの低減は、図4(a)〜図4(c)に示すように、触覚呈示領域101において行われ、目的領域102及び目的領域103では、行われない。
なお触覚呈示装置1は、操作が検出されるまでは、アクチュエータ12を駆動しないように構成されている。従って触覚呈示領域101は、例えば、図2(a)及び図2(b)に示すように、操作指9が検出されてから目的領域102の境界102aに到達するまでの領域が、触覚が呈示される触覚呈示領域101となる。
ここで摩擦力Fは、図4(a)及び図4(b)に示すように、目的領域102に向かって駆動電圧Vが線形的に上昇するにつれて浮揚力Fが大きくなり、この浮揚力Fが大きくなったことでパネル10aに付加される操作荷重Fが小さくなって、操作開始時から境界102aに向かって減少していく。操作指9は、例えば、図4(b)に示すように、摩擦力Fが徐々に小さくなることで滑りが徐々に良くなって操作速度vが徐々に大きくなる。
駆動電圧Vは、図4(a)に示すように、点線で示す直線に沿って最大駆動電圧が大きくなるように、つまり線形的に大きくなるような波形を有している。図2(b)に示すように、操作指9が境界102aに到達する前後において駆動電圧Vが最大駆動電圧Vmaxとなった直後にゼロとされる。なお駆動電圧Vは、一例として、アクチュエータ12と同様の振動数を有することから境界102a付近の最大駆動電圧Vmaxの位置と境界102aとのずれが僅かなので、実質的に境界102aにおいて最大駆動電圧Vmaxに到達するとしている。
その結果、操作者は、図2(a)及び図2(b)に示すように、触覚呈示領域101における操作荷重FB1に基づく摩擦力FC1と目的領域102の境界102aにおける操作荷重FB2に基づく摩擦力FC2との差(=FC2−FC1)による力が操作方向とは逆方向に働くように感じる。そして操作指9の操作速度vは、図4(c)に示すように、急峻に減速する。言い換えるなら触覚が呈示されている触覚呈示領域101と触覚が呈示されない目的領域102の摩擦力のギャップΔFが生じ、このギャップΔFが壁のようになって操作指9が目的領域102で止まり易くなる。
この目的領域102及び目的領域103は、上述のように、カーソル854とアイコン852及びアイコン853との位置関係に基づいて操作面100における操作指9の検出位置から規定される。
制御部14は、例えば、操作対象の電子機器から目的領域情報Sを取得し、この目的領域情報Sに基づいて目的領域102及び目的領域103を操作面100に設定する。
図3(a)及び図3(b)に示すように、表示画面850と操作面100とが一対一対応の絶対座標系を構成する場合、表示画面850を操作面100に合わせて縮小するので、アイコン852に対応して目的領域102が位置し、アイコン853に対応して目的領域103が位置する。従って目的領域102及び目的領域103は、表示画面850と操作面100との縮尺に合わせてアイコン852及びアイコン853を縮小した形状となる。
制御部14は、この目的領域102及び目的領域103の位置と、操作指9が検出されている検出点105の位置とに応じて絶対座標系における駆動電圧Vを設定する。
また図3(a)及び図3(c)に示すように、表示画面850と操作面100とが相対座標系を構成する場合、一例として、操作指9が検出された検出点105が表示画面850に表示されているカーソル854の位置に対応し、カーソル854とアイコン852及びアイコン853の位置から検出点105と目的領域102及び目的領域103の位置が設定される。
制御部14は、操作指9が検出されている検出点105の位置と、目的領域102及び目的領域103の位置とに応じて相対座標系における駆動電圧Vを設定する。
この駆動電圧Vの波形は、一例として、次のようにして設定される。制御部14は、例えば、操作指9が検出点105において検出されると、次の周期の検出点105の座標から操作指9の操作方向を求める。そして制御部14は、一例として、操作方向に存在し、操作目標と予想される目的領域の中心との距離から徐々に大きくなり、カーソル854がアイコンの境界と交差する、つまり検出点105が目的領域の境界に達するとゼロとなる波形を有する駆動電圧Vを設定する。
なお変形例として、制御部14は、例えば、操作方向を求めると共に、操作方向に存在する目的領域の中心と検出点105を結んだ直線と目的領域との交点と、検出点105と、の距離に基づいて駆動電圧Vを徐々に大きくしても良い。他の変形例として、制御部14は、例えば、目的領域を徐々に拡大した複数の領域を目的領域の周囲に設定し、その領域ごとに最大駆動電圧を設定し、検出点105が目的領域の境界に達すると駆動電圧Vをゼロとしても良い。上記の駆動電圧Vの生成方法は、一例であって他の方法でも良い。
また制御部14は、タッチパッド10から取得した検出情報Sに基づいて操作情報Sを接続された電子機器に出力する。
以下に、本実施の形態の触覚呈示装置1の動作の一例について図5のフローチャートに従って説明する。ここでは、主に目的領域として図3(a)に示す目的領域102にカーソル854を合わせる場合について説明する。
(動作)
触覚呈示装置1の制御部14は、車両8の電源が投入されると、タッチパッド10から周期的に検出情報Sが入力すると共に、操作対象の電子機器から目的領域情報Sが入力する。
制御部14は、検出情報Sを取得すると操作がなされたか確認する。また制御部14は、目的領域情報Sに基づいて目的領域102及び目的領域103を設定する。
制御部14は、操作が検出されると(Step1)、求めた操作方向と予想される目的領域102に基づいて触覚を呈示するため駆動電圧Vをアクチュエータ12に出力する(Step2)。
制御部14は、ステップ3の「Yes」が成立する、つまり検出点105が目的領域102の境界102aに到達した場合(Step3:Yes)、駆動電圧Vを停止し(Step4)、振動による触覚の呈示を終了する。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る触覚呈示装置1は、目的領域に近づくに従って駆動電圧Vが上がり、そして目的領域の境界でゼロとなることで、摩擦力FのギャップΔFを形成し、操作指の操作速度vを急峻に減少させるので、操作指によってなされたなぞり操作を安定して目的領域で止め易くすることができる。
触覚呈示装置1は、一定の駆動電圧でアクチュエータ12を駆動する場合と比べて、ゼロの状態から線形的に駆動電圧Vを上昇させるので、消費電力が実質的に半分近くに抑制される。また触覚呈示装置1は、アクチュエータ12の温度がキュリー点を超えることで逆圧電効果による振動の呈示ができなくなるような機能の低下を抑制することができる。従って触覚呈示装置1は、消費電力が小さく、アクチュエータ12の過熱を抑制することができるので、安定して機能させることができる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…触覚呈示装置、8…車両、9…操作指、10…タッチパッド、10a…パネル、12…アクチュエータ、14…制御部、80…フロアコンソール、81…インストルメントパネル、85…表示装置、100…操作面、101…触覚呈示領域、102…目的領域、102a…境界、103…目的領域、105…検出点、850…表示画面、852…アイコン、853…アイコン、854…カーソル

Claims (4)

  1. 検出対象物によって操作面になされたなぞり操作を検出する検出部と、
    前記操作面を振動させ、前記検出対象物と前記操作面との摩擦力を低減させる振動部と、
    前記操作面の予め定められた領域に前記検出対象物が近づくに従って前記振動部に供給する駆動電圧を上げ、前記予め定められた領域の境界において前記駆動電圧を下げるように制御し、前記予め定められた領域の境界において前記摩擦力のギャップを生じさせる制御部と、
    を備えた触覚呈示装置。
  2. 前記予め定められた領域は、前記振動部が振動を停止する領域である、
    請求項1に記載の触覚呈示装置。
  3. 前記制御部は、操作対象となる表示装置に表示された操作対象画像と前記表示装置に表示された振動を停止させるよう予め定められた画像との位置関係に基づいて前記操作面における前記検出対象物の検出位置から前記予め定められた領域を規定する、
    請求項2に記載の触覚呈示装置。
  4. 前記制御部は、前記予め定められた領域の境界付近における最大駆動電圧からゼロへと駆動電圧を下降させる、
    請求項1乃至3に記載の触覚呈示装置。
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