JP2020177440A - 制御装置及び報知装置 - Google Patents

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裕真 中井
剛史 大西
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Abstract

【課題】ユーザに与える違和感を抑制することができる制御装置及び報知装置を提供する。【解決手段】報知装置1は、操作面200になされた操作を受け付ける操作受付部2と、操作が受け付けられたことを示す操作フィードバックを振動と音によって報知する報知部3と、制御装置4と、を備えて概略構成されている。制御装置4は、なされた操作を受け付けたことを示す操作フィードバックを振動と音によって報知する際、振動を生成する信号を特徴付ける特徴量に到達するタイミングと音を生成する信号を特徴付ける特徴量に到達するタイミングが一致するように、いずれか一方の信号の出力を遅らせる制御部40を備えて概略構成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、制御装置及び報知装置に関する。
従来の技術として、振動による触覚フィードバックを呈示するタッチインタフェースモジュールが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このタッチインタフェースモジュールは、タッチ表面に対するユーザの接触が検出された場合、タッチ表面に振動を付加して触覚フィードバックを発生させる。
特開2019−36321号公報
このようなタッチインタフェースモジュールが、例えば、振動による触覚フィードバックに音を加えて操作を受け付けたことを示す操作フィードバックを報知する場合、振動と音の発生開始のタイミングを合わせて出力すると、振動と音を特徴付ける特徴量の時間的なずれにより、ユーザに違和感を生じさせる可能性がある。
従って本発明の目的は、ユーザに与える違和感を抑制することができる制御装置及び報知装置を提供することにある。
本発明の一態様は、なされた操作を受け付けたことを示す操作フィードバックを振動と音によって報知する際、振動を生成する信号を特徴付ける特徴量に到達するタイミングと音を生成する信号を特徴付ける特徴量に到達するタイミングが一致するように、いずれか一方の信号の出力を遅らせる制御部を備えた制御装置を提供する。
本発明によれば、ユーザに与える違和感を抑制することができる。
図1(a)は、実施の形態に係る報知装置が配置された車両内部の一例を示す概略図であり、図1(b)は、報知装置のブロック図の一例である。 図2(a)は、実施の形態に係る報知装置のタッチパッドの一例を示す上面図であり、図2(b)は、タッチパッドの一例を示す側面図であり、図2(c)は、報知装置の特徴量情報の一例を説明するための概略図である。 図3(a)及び図3(b)は、信号の特徴量の一例を説明するためのグラフである。 図4は、実施の形態に係る振動生成信号と音生成信号の一例を示すグラフである。 図5は、実施の形態に係る制御部によって特徴量が一致するように調整された振動生成信号と音生成信号の一例を示すグラフである。 図6は、実施の形態に係る複数の特徴量を有する振動と音を測定した波形の一例を示すグラフである。 図7は、実施の形態に係る制御部によって複数の特徴量が一致するように調整された振動生成信号と音生成信号の一例を示すグラフである。 図8は、実施の形態に係る報知装置の動作の一例を示すフローチャートである。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る制御装置は、なされた操作を受け付けたことを示す操作フィードバックを振動と音によって報知する際、振動を生成する信号を特徴付ける特徴量に到達するタイミングと音を生成する信号を特徴付ける特徴量に到達するタイミングが一致するように、いずれか一方の信号の出力を遅らせる制御部を備えて概略構成されている。
この制御装置は、振動と音によって操作フィードバックを呈示する場合、振動と音を特徴付ける互いの特徴量が一致するタイミングで信号が出力されるので、振動と音の発生開始を合わせる場合と比べて、ユーザに与える違和感を抑制することができる。
[実施の形態]
(報知装置1の概要)
以下に本実施の形態に係る報知装置の一例について各図を参照しながら説明する。なお以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(b)では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。
報知装置1は、図1(a)〜図2(b)に示すように、操作面200になされた操作を受け付ける操作受付部2と、操作が受け付けられたことを示す操作フィードバックを振動と音によって報知する報知部3と、制御装置4と、を備えて概略構成されている。
この報知装置1は、車両8に搭載されている。報知装置1は、この車両8の車載装置85と電気的に接続され、車載装置85を操作するように構成されている。この車載装置とは、例えば、空調装置、音楽再生装置、映像再生装置、ナビゲーション装置、及び車両8の基本的な設定や自動運転の制御などを行う車両制御装置などである。
報知装置1は、操作対象である車載装置85から出力されるトリガ信号Sに応じて振動と音により、操作フィードバックを行うように概略構成されている。車載装置85は、報知装置1が操作を受け付けたことで出力した操作情報Sに基づいてなされた操作を判定し、判定した操作に応じた操作フィードバックを実行させるトリガ信号Sを出力する。なお報知装置1は、特定の操作を受け付けたことによって操作フィードバックを行うように構成されても良い。この特定の操作は、一例として、プッシュ操作である。
(操作受付部2の構成)
本実施の形態の操作受付部2は、図1(b)に示すように、タッチパッド20と、荷重センサ21と、を備えて概略構成されている。
タッチパッド20は、車両8のフロアコンソール80に配置されている。このタッチパッド20は、ユーザの体の一部(例えば、操作指)や専用のペンで操作面200に触れることにより、触れた操作面200上の位置を検出するものである。
ユーザは、操作面200に操作を行って表示装置81に表示されたカーソルの移動、リストのスクロール、アイコンの選択、決定などを指示することにより、接続された車載装置85の操作を行うことができる。タッチパッド20としては、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、静電容量方式などのタッチパッドを用いることが可能である。本実施の形態のタッチパッド20は、一例として、静電容量方式のタッチパッドである。このタッチパッド20は、操作面200になされたタッチ操作、タップ操作、なぞり操作、ジェスチャ操作などを受け付ける。
タッチパッド20は、絶縁を保ちながら交差する複数の電極を有し、複数の電極の全交点における静電容量を読み出して静電情報Sとして制御装置4に周期的に出力する。制御装置4は、静電しきい値42を有し、取得した静電情報Sの静電容量と静電しきい値42とを比較し、静電しきい値42以上である静電容量に基づいて操作がなされた操作面200の座標を算出する。この座標は、例えば、加重平均などを用いて算出される。
タッチパッド20の裏面201には、図2(a)及び図2(b)に示すように、荷重センサ21と、後述する振動アクチュエータ30と、が取り付けられている。この荷重センサ21は、操作指9によって操作面200に付加された荷重Fを検出する。そして荷重センサ21は、検出した荷重Fの情報である荷重情報Sを制御装置4に出力する。制御装置4は、荷重しきい値43を有し、取得した荷重情報Sの荷重と荷重しきい値43とを比較し、荷重が荷重しきい値43以上となった場合、操作面200にプッシュ操作がなされたと判定する。
なお制御装置4は、プッシュ操作の他に、操作面200に対する操作指9の接触を判定するように構成されても良い。この際、制御装置4は、例えば、接触に関するしきい値と、プッシュ操作に関する荷重しきい値43と、を有している。制御装置4は、タッチパッド20によって検出された静電容量が静電しきい値42以上であり、かつ検出された荷重が接触に関するしきい値以上であった場合、操作面200に接触があったとして座標を算出する。
本実施の形態の操作受付部2は、タッチパッド20と荷重センサ21であったがこれに限定されず、いずれか一方であっても良い。また変形例として操作受付部2は、操作面200になされたプッシュ操作を検出するマイクロスイッチを有して構成されても良いし、操作レバーやダイヤルの操作を受け付けるように構成されても良い。報知装置1は、操作レバーやダイヤルが操作された場合、操作レバーやダイヤルに対する振動と、この振動に連動して音を操作フィードバックとして報知する。
(報知部3の構成)
報知部3は、図1(a)及び図1(b)に示すように、振動を生成する振動アクチュエータ30と、音を出力する音出力部31と、を備えて概略構成されている。
振動アクチュエータ30は、例えば、圧電アクチュエータ、ボイスコイルモータ、モータなどを備えて概略構成されている。本実施の形態の振動アクチュエータ30は、圧電素子を備えて構成される圧電アクチュエータである。振動アクチュエータ30は、制御装置4から出力される振動生成信号Sに応じた振動を操作面200に付加する。この振動は、図2(b)に矢印で示すように、振動が付加される前の基準位置から上下に操作面200を移動させる振動である。なお基準位置は、図2(b)に一点鎖線で示す操作面200の位置である。
音出力部31は、図1(a)に示すように、車両8に搭載されたスピーカを含んで概略構成されている。このスピーカは、車両8の左右のドア、左右のピラー、タッチパッド20などに配置されている。音出力部31は、制御装置4から出力される音生成信号Sに応じた音を出力する。
(制御装置4の構成)
制御装置4は、なされた操作を受け付けたことを示す操作フィードバックを振動と音によって報知する際、振動を生成する信号を特徴付ける特徴量に到達するタイミングと音を生成する信号を特徴付ける特徴量に到達するタイミングが一致するように、いずれか一方の信号の出力を遅らせる制御部40を備えて概略構成されている。なお制御装置4は、いずれか一方に限定されず、信号を相対的に遅くしたり早くしたり調整してタイミングを一致させても良い。
制御部40は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(=Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(=Random Access Memory)41及びROM(=Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部40が動作するためのプログラムが格納されている。RAM41は、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられると共に、静電しきい値42、荷重しきい値43、信号情報44及び特徴量情報45を記憶している。また制御部40は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。なお静電しきい値42、荷重しきい値43、信号情報44及び特徴量情報45は、HDD(=Hard Disk Drive)やSSD(=Solid State Drive)などの記憶装置に記憶されても良い。
信号情報44は、検出された操作ごとの振動生成信号Sと音生成信号Sの情報である。制御部40は、検出された操作に応じた振動生成信号Sと音生成信号Sを信号情報44から読み出して報知を行う。
制御部40は、振動を生成する信号(振動生成信号S)の特徴量と音を生成する信号(音生成信号S)の特徴量とを関連付けた情報である特徴量情報45を有している。この特徴量情報45は、一例として、図2(c)に示すように、振動生成信号Sの波形の開始時間から特徴量に至るまでの特徴量時間αと、音生成信号Sの波形の開始時間から特徴量に至るまでの特徴量時間βと、その特徴量時間の差d(=β−α)と、に関する情報である。制御部40は、この差dがゼロとなるように各信号の波形の開始時間を調整する。
この特徴量情報45は、予め記憶されていても良いし、操作対象である車載装置85から取得しても良いし、操作フィードバックを行う際に振動生成信号Sと音生成信号Sとから検出して生成されても良い。本実施の形態の特徴量情報45は、報知する操作フィードバックごとに予め記憶されている。なお報知装置1は、特徴量情報45を生成する場合、特徴量を検出する検出部を備えて構成される。この検出部は、例えば、ピークホールド回路や特徴量を検出するソフトウェアなどを備えて概略構成される。
なお図2(c)では、一例として、振動生成信号Sと音生成信号Sの組み合わせが一つのみ図示されているが、報知する操作フィードバックの種類に応じて複数の信号の組み合わせがある。報知装置1は、その組み合わせごとの差dを有する特徴量情報45を予め記憶している。
この特徴量とは、信号の振幅のピーク、信号の振幅の絶対値の最大値、信号の波形の塊と波形の塊の間などである。なお特徴量は、信号の振幅のピークが好ましいがこれに限定されない。ここでは、特徴量について、図3(a)及び図3(b)を参照しながら説明する。この図3(a)及び図3(b)は、縦軸が振幅X、横軸が時間tであり、信号S及び信号Sの開始時間を原点としている。
図3(a)に示す信号Sは、1周期の正弦波から構成されている。この信号Sを特徴付ける特徴量は、振幅の正のピーク(最大値)である特徴量5a、振幅の負のピーク(最小値)である特徴量5c、及び上側の波形と下側の波形の間の特徴量5bである。なお特徴量は、図中において丸で囲った中央の値である。
また図3(b)に示す信号Sは、2つの波形の塊が繋がった信号となっている。この信号Sの特徴量は、最初の波形の塊では、正のピーク(最大値)である特徴量5e、負のピーク(最小値)である特徴量5dなどである。また信号Sの特徴量は、二番目の波形の塊では、正のピーク(最大値)である特徴量5h、負のピーク(最小値)である特徴量5gなどである。さらに信号Sの特徴量は、振幅の絶対値の最大値である場合、特徴量5eである。またさらに信号Sの特徴量は、波形の塊と波形の塊の間である場合、特徴量5fである。
図4は、上側が振動生成信号Sであり、下側が音生成信号Sである。この図4の上側は、縦軸が加速度A、横軸が時間tである。図4の下側は、縦軸が音圧B、横軸が時間tである。なお図4において振動生成信号Sと音生成信号Sの開始時間tは、一致しているものとする。
振動生成信号Sは、図4に示すように、特徴量5i〜特徴量5lなどが振動生成信号Sを特徴付ける特徴量となりえる。この振動生成信号Sは、例えば、スイッチを押した際の「カッ」という触覚をユーザに呈示する信号である。そこで振動生成信号Sの特徴量は、「カッ」部分を特徴付ける正のピークである特徴量5iとなる。
また音生成信号Sは、一例として、図4に示すように、波形の塊ごとの正負のピークである特徴量5m〜特徴量5tなどが少なくとも特徴量となりえる。振動生成信号Sがスイッチを押した際の「カッ」部分を特徴量とする場合、音生成信号Sの特徴量は、この特徴量に応じた波形の塊であって振幅の正のピークを有する特徴点となる。また音は、振幅が正のピークの音が聞こえ易い。そこで音生成信号Sの特徴量は、正のピークである特徴量5oとなる。
図4に示すように、振動生成信号Sの特徴量5i(特徴量時間α)と、音生成信号Sの特徴量5o(特徴量時間β)と、では、時間の差dが生じる。この差dによって、ユーザは、振動と音のずれを感じる。
制御部40は、呈示する操作フィードバックごとに差d(=β−α)に関する情報を特徴量情報45として有しているので、いずれか一方の信号の出力を遅らせることにより、差dをゼロ、つまり振動生成信号Sが特徴量5iに到達するタイミングと、音生成信号Sが特徴量5oに到達するタイミングと、を一致させる。
図5は、タイミングを一致させた場合の振動生成信号Sと音生成信号Sである。制御部40は、振動生成信号Sの出力を音生成信号Sの出力よりも時間d(=t−t)、遅らせている。このように、特徴量に到達するタイミングを一致させると、振動の報知のタイミングと音の報知のタイミングとが一致して、ユーザにとって振動と音のずれが抑制される。
なお差dは、振動生成信号Sと音生成信号Sから定めても良いし、振動生成信号Sで操作面200を駆動した際に測定された波形と、音生成信号Sを用いて音出力部31から音を出力した際に測定された波形と、から定めても良い。
また制御部40は、振動生成信号S及び音生成信号Sの複数の特徴量に到達するタイミングが一致するように信号の出力を調整するように概略構成されている。
図6の上側の波形は、「カッチッ」と音がするスイッチを押した際の加速度を測定して得た波形Sである。上側のグラフは、縦軸が加速度A、横軸が時間tである。また図6の下側の波形は、同じスイッチを押した際の音を測定して得た波形Sである。下側のグラフは、縦軸が音圧B、横軸が時間tである。
このスイッチを押した際の「カッ」が波形Sの特徴量5uと波形Sの特徴量5xに対応し、「チッ」が波形Sの特徴量5wと波形Sの特徴量5yに対応する。つまりスイッチが押された際、特徴量5uと特徴量5x、特徴量5wと特徴量5yのタイミングが一致する。
図7の上側に示す振動生成信号Sは、図6の測定結果を模した振動を生成する信号であり、波形Sの特徴量5uに対応する特徴量6a、特徴量5wに対応する特徴量6bを有している。特徴量6aは、「カッ」に対応する波形の塊の正のピークである。また特徴量6bは、「チッ」に対応する波形の塊の正のピークである。
また図7の下側に示す音生成信号Sは、図6の測定結果を模した振動を生成する信号であり、波形Sの特徴量5xに対応する特徴量6c、特徴量5yに対応する特徴量6dを有している。特徴量6cは、「カッ」に対応する波形の塊の正のピークである。また特徴量6dは、「チッ」に対応する波形の塊の正のピークである。
上述のように、ユーザの違和感は、特徴量のタイミングを一致させることで緩和される。従って制御部40は、「カッ」に対応する振動生成信号Sの特徴量6aと音生成信号Sの特徴量6cのタイミングを一致させ、「チッ」に対応する振動生成信号Sの特徴量6bと音生成信号Sの特徴量6dのタイミングを一致させるように振動生成信号S及び音生成信号Sの出力のタイミングを調整する。
以下に本実施の形態の報知装置1の動作の一例について図8のフローチャートに従って説明する。ここでは、報知装置1が操作面200になされたプッシュ操作を受け付けたことを報知する場合について説明する。
(動作)
制御装置4の制御部40は、操作受付部2から出力される静電情報S及び荷重情報S2に基づいてプッシュ操作がなされるか監視する。制御部40は、ステップ1の「Yes」が成り立つ、つまりプッシュ操作を検出した場合(Step1:Yes)、プッシュ操作に応じた振動生成信号S及び音生成信号Sを信号情報44から読み出すと共に対応する差dを特徴量情報45から読み出す(Step2)。
制御部40は、差dが正の値であった場合(Step3:Yes)、振動生成信号Sの出力を遅らせ、先ず音生成信号Sを出力して音の報知を開始する(Step4)。
次に制御部40は、差dの絶対値分の時間、待機した後(Step5)、振動生成信号Sを出力して振動の報知を開始する(Step6)。制御部40は、振動生成信号S及び音生成信号Sの出力を終えると報知を終了する。
ここでステップ3において制御部40は、差dが負の値であった場合(Step3:No)、音生成信号Sの出力を遅らせ、先ず振動生成信号Sを出力して振動の報知を開始する(Step7)。
次に制御部40は、差dの絶対値分の時間、待機した後(Step8)、音生成信号Sを出力して音の報知を開始する(Step9)。制御部40は、振動生成信号S及び音生成信号Sの出力を終えると報知を終了する。
なお制御部40は、差dがゼロの場合、振動生成信号Sと音生成信号Sとを同時に出力する。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る報知装置1は、ユーザに与える違和感を抑制することができる。報知装置1は、振動生成信号Sの特徴量と音生成信号Sの特徴量とのタイミングを合わせて操作フィードバックを報知することができるので、同時に信号を出力する場合と比べて、振動と音のずれが緩和され、ユーザに与える違和感を抑制することができる。
報知装置1は、振動生成信号S及び音生成信号Sを特徴付ける特徴量が複数ある場合、複数の特徴量のタイミングが一致するように信号を出力するので、この構成を採用しない場合と比べて、より振動と音のずれが緩和され、ユーザに与える違和感をより抑制することができる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…報知装置、2…操作受付部、3…報知部、4…制御装置、5a〜5y…特徴量、6a〜6d…特徴量、8…車両、9…操作指、20…タッチパッド、21…荷重センサ、30…振動アクチュエータ、31…音出力部、40…制御部、42…静電しきい値、43…荷重しきい値、44…信号情報、45…特徴量情報、80…フロアコンソール、81…表示装置、85…車載装置、200…操作面、201…裏面

Claims (6)

  1. なされた操作を受け付けたことを示す操作フィードバックを振動と音によって報知する際、振動を生成する信号を特徴付ける特徴量に到達するタイミングと音を生成する信号を特徴付ける特徴量に到達するタイミングが一致するように、いずれか一方の信号の出力を遅らせる制御部を備えた制御装置。
  2. 前記特徴量は、信号の振幅のピークである、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記特徴量は、信号の振幅の絶対値の最大値である、
    請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記振動を生成する信号、及び前記音を生成する信号の複数の前記特徴量に到達するタイミングが一致するように信号の出力を調整する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記振動を生成する信号の特徴量と前記音を生成する信号の特徴量とを関連付けた情報を有する、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 操作面になされた操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作が受け付けられたことを示す操作フィードバックを振動と音によって報知する報知部と、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御装置と、
    を備えた報知装置。
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