JP2018072952A - 操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の振動に起因する操作の誤判定を抑制することができる操作装置を提供する。
【解決手段】操作装置1は、検出対象によって操作面100に付加された荷重Fを検出する荷重検出部12と、操作面100の法線方向を負として負の値となる第1の荷重しきい値Th1を有し、荷重検出部12によって検出された荷重Fが第1の荷重しきい値Th1以下である場合、当該検出された荷重Fを車両8の振動によって生じた荷重であると判定する制御部14と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図3
【解決手段】操作装置1は、検出対象によって操作面100に付加された荷重Fを検出する荷重検出部12と、操作面100の法線方向を負として負の値となる第1の荷重しきい値Th1を有し、荷重検出部12によって検出された荷重Fが第1の荷重しきい値Th1以下である場合、当該検出された荷重Fを車両8の振動によって生じた荷重であると判定する制御部14と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、操作装置に関する。
従来の技術として、ユーザの操作により生じた荷重に応じた検出信号を出力する歪検出素子が設けられた複数の操作部と、歪検出素子からの検出信号に基づき、該歪検出素子が設けられた操作部への操作を検出する検出手段と、複数の操作部に設けられた歪検出素子からの検出信号に基づき、これらの操作部に同時期に荷重が生じたか否かを判定し、同時期に荷重が生じた場合には、該時期におけるこれらの歪検出素子からの検出信号を無効化する無効化手段と、を備えた車載装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この車載装置は、車両の振動による誤検出を防ぐことができる。
しかし従来の車載装置は、複数の操作部に対して有効であり、操作部が1つの場合には適用することができない。
従って本発明の目的は、車両の振動に起因する操作の誤判定を抑制することができる操作装置を提供することにある。
本発明の一態様は、車両に搭載され、検出対象によって操作面に付加された荷重を検出する荷重検出部と、操作面の法線方向を負として負の値となる第1の荷重しきい値を有し、荷重検出部によって検出された荷重が第1の荷重しきい値以下である場合、当該検出された荷重を車両の振動によって生じた荷重であると判定する判定部と、を備えた操作装置を提供する。
本発明によれば、車両の振動に起因する操作の誤判定を抑制することができる。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る操作装置は、車両に搭載され、検出対象によって操作面に付加された荷重を検出する荷重検出部と、操作面の法線方向を負として負の値となる第1の荷重しきい値を有し、荷重検出部によって検出された荷重が第1の荷重しきい値以下である場合、当該検出された荷重を車両の振動によって生じた荷重であると判定する判定部と、を備えて概略構成されている。
実施の形態に係る操作装置は、車両に搭載され、検出対象によって操作面に付加された荷重を検出する荷重検出部と、操作面の法線方向を負として負の値となる第1の荷重しきい値を有し、荷重検出部によって検出された荷重が第1の荷重しきい値以下である場合、当該検出された荷重を車両の振動によって生じた荷重であると判定する判定部と、を備えて概略構成されている。
この操作装置は、操作面に対する操作では発生し難い操作面の法線方向の荷重が検出された場合、この負方向の荷重が第1の荷重しきい値以下となるほど大きいと車両の振動によって生じた荷重であると判定するので、この構成を採用しない場合と比べて、操作による荷重と車両の振動による荷重とを切り分け、車両の振動に起因する操作の誤判定を抑制することができる。
[実施の形態]
(操作装置1の概要)
図1(a)は、実施の形態に係る操作装置の一例が搭載された車両内部の概略図であり、図1(b)は、タッチパッドの操作面の一例を示す概略図であり、図1(c)は、操作面に付加される荷重の一例について説明するための概略図である。図2(a)は、実施の形態に係る操作装置の一例を示すブロック図であり、図2(b)及び図2(c)は、検出された荷重と時間のグラフの一例である。図2(b)及び図2(c)は、縦軸が検出された荷重Fであり、横軸が時間tである。また図2(b)及び図2(c)は、縦軸の正方向の荷重Fが図1(c)に示すタッチパッド10の裏面101の法線方向の荷重Fであり、縦軸の負方向の荷重Fが操作面100の法線方向の荷重Fである。
(操作装置1の概要)
図1(a)は、実施の形態に係る操作装置の一例が搭載された車両内部の概略図であり、図1(b)は、タッチパッドの操作面の一例を示す概略図であり、図1(c)は、操作面に付加される荷重の一例について説明するための概略図である。図2(a)は、実施の形態に係る操作装置の一例を示すブロック図であり、図2(b)及び図2(c)は、検出された荷重と時間のグラフの一例である。図2(b)及び図2(c)は、縦軸が検出された荷重Fであり、横軸が時間tである。また図2(b)及び図2(c)は、縦軸の正方向の荷重Fが図1(c)に示すタッチパッド10の裏面101の法線方向の荷重Fであり、縦軸の負方向の荷重Fが操作面100の法線方向の荷重Fである。
なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図2(a)では、主な情報の流れを矢印で示している。さらに数値範囲を示す「A〜B」は、A以上B以下の意味で用いるものとする。
操作装置1は、車両8に搭載された電子機器を遠隔で操作できるように構成されている。この操作装置1は、例えば、図1(a)に示すように、車両8の運転席と助手席の間に位置するフロアコンソール80に操作面100が露出するように配置されている。
操作装置1は、例えば、電子機器の表示部として機能する表示装置85に表示されたカーソルの移動、アイコンの選択、決定、表示された画像のスクロールなどを操作面100になされた操作に従って指示することができる。この表示装置85は、車両8のインストルメントパネル81に配置されている。
この操作装置1は、車両8の振動によるダブルタップの誤検出を抑制するように構成されている。このダブルタップとは、操作面100を二回叩く操作のことであり、例えば、マウスのダブルクリックに相当する。そしてダブルタップは、選択されたアイコンなどの決定を指示するものである。
具体的には、操作装置1は、図1(a)〜図2(b)に示すように、検出対象によって操作面100に付加された荷重Fを検出する荷重検出部12と、操作面100の法線方向を負として負の値となる第1の荷重しきい値Th1を有し、荷重検出部12によって検出された荷重Fが第1の荷重しきい値Th1以下である場合、当該検出された荷重Fを車両8の振動によって生じた荷重であると判定する判定部としての制御部14と、を備えて概略構成されている。また操作装置1は、操作面100に対する検出対象の接近及び接触を検出するタッチパッド10を備えている。
本実施の形態の検出対象は、操作者の指(操作指)であるがこれに限定されず、ペン先が導電性部材で形成された専用のペン(タッチペン)であっても良い。
荷重Fは、例えば、図1(c)に示すように、操作指9が操作面100を押す方向、つまり操作面100の法線方向とは逆の方向の力であることから操作面100の反対側の裏面101の法線方向の荷重Fが正、操作面100の法線方向の荷重Fが負となる。従って第1の荷重しきい値Th1は、ダブルタップでは生じない負の荷重に対するしきい値となっている。
また操作装置1は、例えば、図2(b)に示すように、正の値となる第2の荷重しきい値Th2、及び第2の荷重しきい値Th2よりも小さい第3の荷重しきい値Th3を有し、荷重検出部12によって検出された第1の荷重F1が第2の荷重しきい値Th2以上となった後(時間t2)、第1の時間T1(時間t2〜時間t5)内に第3の荷重しきい値Th3以下(時間t3)となる条件を満たすと共に、続いて検出された第2の荷重F2が当該条件を満たす場合、操作面100にダブルタップがなされたと判定する。
さらに制御部14は、例えば、図2(c)に示すように、検出された荷重F(第3の荷重F3)が第1の荷重しきい値Th1以下(時間t23)となり、さらに第1の荷重しきい値Th1以上(時間t25)となって第2の時間T2(時間t25〜時間t27)内に第2の荷重しきい値Th2以上(時間t26)となった場合、当該検出された荷重Fを車両8の振動による荷重としてダブルタップの判定を行わない、又は判定した場合に破棄するように構成されている。図2(c)では、時間t27以降の第3の荷重F3に対してもこの条件が当てはまり、第2の荷重しきい値Th2、第3の荷重しきい値Th3及び第1の時間T1によるダブルタップの判定を行わない例を示している。
この第1の荷重しきい値Th1〜第3の荷重しきい値Th3は、しきい値情報140として制御部14に記憶されている。
(タッチパッド10の構成)
タッチパッド10は、例えば、操作者の体の一部や専用のペンが操作面100に接触した操作面100上の位置を検出するタッチセンサである。タッチパッド10としては、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、SAW(Surface Acoustic Wave)方式、静電容量方式などのタッチパッドを用いることが可能である。本実施の形態のタッチパッド10は、静電容量方式のタッチパッドである。
タッチパッド10は、例えば、操作者の体の一部や専用のペンが操作面100に接触した操作面100上の位置を検出するタッチセンサである。タッチパッド10としては、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、SAW(Surface Acoustic Wave)方式、静電容量方式などのタッチパッドを用いることが可能である。本実施の形態のタッチパッド10は、静電容量方式のタッチパッドである。
このタッチパッド10は、例えば、操作面100の下方に、複数の駆動電極と複数の検出電極とが絶縁性を保ちながら交差して配置されている。タッチパッド10は、この駆動電極と検出電極の組み合わせ全てを走査して組み合わせごとの静電容量を検出する。そしてタッチパッド10は、予め定められたしきい値以上の静電容量に基づいて加重平均などの方法によって検出対象を検出した座標を算出する。
タッチパッド10は、例えば、図1(b)の紙面左上を原点とするXY座標系が操作面100に設定されている。操作面100は、横がX軸、縦がY軸となっている。タッチパッド10は、上述のように、検出対象が検出された位置をこのXY座標系における座標として算出し、検出情報S1として周期的に制御部14に出力する。そして制御部14は、検出情報S1に基づいて操作情報S3を生成して接続された電子機器に出力する。電子機器は、この操作情報S3に基づいてカーソルの移動などを行う。
なお変形例として制御部14は、タッチパッド10によって操作指9が検出されると共に、荷重検出部12が荷重Fを検出する条件が満たされた場合に操作情報S3を出力するように構成されても良い。
(荷重検出部12の構成)
荷重検出部12は、例えば、タッチパッド10の裏面101の中央に配置されている。この荷重検出部12は、例えば、ひずみゲージを用いて構成されている。このひずみゲージは、例えば、薄い絶縁体上にジグザグ形状にレイアウトされた金属膜の抵抗体が取り付けられた形状を有している。そしてひずみゲージは、荷重による変形によって変化する電気抵抗に基づいてひずみ量を検出し、このひずみ量を荷重に変換して荷重情報S2として制御部14に出力する。この変換された荷重Fは、一例として、デジタル値である。
荷重検出部12は、例えば、タッチパッド10の裏面101の中央に配置されている。この荷重検出部12は、例えば、ひずみゲージを用いて構成されている。このひずみゲージは、例えば、薄い絶縁体上にジグザグ形状にレイアウトされた金属膜の抵抗体が取り付けられた形状を有している。そしてひずみゲージは、荷重による変形によって変化する電気抵抗に基づいてひずみ量を検出し、このひずみ量を荷重に変換して荷重情報S2として制御部14に出力する。この変換された荷重Fは、一例として、デジタル値である。
(制御部14の構成)
制御部14は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部14が動作するためのプログラムと、しきい値情報140が格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。また制御部14は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行うと共に後述する経過時間を計測するように構成されている。
制御部14は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部14が動作するためのプログラムと、しきい値情報140が格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。また制御部14は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行うと共に後述する経過時間を計測するように構成されている。
しきい値情報140は、第1の荷重しきい値Th1〜第3の荷重しきい値Th3、第1の時間T1及び第2の時間T2に関する情報である。
第1の荷重しきい値Th1は、車両8の振動を判定するための荷重に対するしきい値である。この第1の荷重しきい値Th1は、操作面100の法線方向、つまり負方向の荷重に対するしきい値である。制御部14は、検出された荷重Fが第1の荷重しきい値Th1以下となった後、第1の荷重しきい値Th1以上となると、第2の荷重しきい値Th2以上となるまでの時間、又は第2の時間T2まで時間の計測を行う。
第2の荷重しきい値Th2及び第3の荷重しきい値Th3は、ダブルタップを判定するための荷重に対するしきい値である。この第2の荷重しきい値Th2及び第3の荷重しきい値Th3は、裏面101の法線方向、つまり正方向の荷重に対するしきい値である。制御部14は、検出された荷重Fが第2の荷重しきい値Th2以上となると、荷重Fが第3の荷重しきい値Th3以下となるまでの時間、又は第1の時間T1までの時間の計測を開始する。
第1の時間T1は、ダブルタップを判定するための時間に対するしきい値である。制御部14は、検出された荷重Fが第2の荷重しきい値Th2以上となった後、第3の荷重しきい値Th3以下となるまでの時間が第1の時間T1以内であり、この条件を満たす荷重Fが二回検出された場合、ダブルタップがなされたと判定する。従って制御部14は、第3の荷重しきい値Th3以下となる前に第1の時間T1が経過すると、ダブルタップがなされていないと判定する。この第1の時間T1は、一例として、200msである。
なお制御部14は、例えば、追加の条件として、一つ目のタップ開始時間(時間t1)から二つ目のタップ開始時間(時間t6)までの時間が第3の時間T3以内である場合にダブルタップがなされたと判定する。この第3の時間T3は、しきい値情報140に含まれる。
第2の時間T2は、車両8の振動を判定するための時間に対するしきい値である。制御部14は、検出された荷重Fが第1の荷重しきい値Th1以下(時間t23)となった後、第1の荷重しきい値Th1以上(時間t25)となってから第2の荷重しきい値Th2以上(時間t26)となるまでの時間を計測し、この時間が第2の時間T2(時間t25〜時間t27)以下であれば車両8の振動であると判定する。
つまり制御部14は、当該時間が第2の時間T2より長い場合、ダブルタップの判定を行う。
第2の時間T2は、車両8の振動の周波数によって定められる。具体的には、第2の時間T2は、当該周波数の1/4〜1/2として定められる。この範囲とすることにより、第2の時間T2内に二番目のタップが判定されてダブルタップが判定される誤判定を抑制することができる。本実施の形態の第2の時間T2は、一例として、50〜100msとされる。
ここでダブルタップの判定の一例について図2(b)を参照しながら説明する。制御部14は、例えば、図2(b)に示すように、時間t1において第1の荷重F1が検出されると、荷重情報S2と第2の荷重しきい値Th2に基づいて第1の荷重F1が第2の荷重しきい値Th2以上となるか監視する。制御部14は、時間t2において第1の荷重F1が第2の荷重しきい値Th2以上となると時間の計測を開始する。
次に制御部14は、第1の荷重F1が時間t3において第3の荷重しきい値Th3以下となると、時間の計測を停止して時間t2から時間t3までの経過時間と第1の時間T1(時間t2〜時間t5)とを比較する。制御部14は、当該経過時間が第1の時間T1以内であれば、第1の荷重F1がダブルタップの最初のタップであると判定する。ここでは、制御部14は、最初のタップであると判定する。
次に制御部14は、第1の荷重F1の検出が終了する時間t4以降の時間t6において第2の荷重F2が検出されると、第1の荷重F1の際と同様に、荷重情報S2と第2の荷重しきい値Th2に基づいて第2の荷重F2が第2の荷重しきい値Th2以上となるか監視する。制御部14は、時間t7において第2の荷重F2が第2の荷重しきい値Th2以上となると時間の計測を開始する。
次に制御部14は、第2の荷重F2が時間t8において第3の荷重しきい値Th3以下となると、時間の計測を停止して時間t7から時間t8までの経過時間と第1の時間T1(時間t7〜時間t10)とを比較する。制御部14は、当該経過時間が第1の時間T1以内であれば、第2の荷重F2がダブルタップの二番目のタップであると判定し、第1の荷重F1と第2の荷重F2を生じさせた操作がダブルタップであったと判定する。
なお上述したように、制御部14は、第1の荷重F1の検出と第2の荷重F2の検出との間隔が第3の時間T3より長い場合、条件を満たしていてもダブルタップであると判定しないものとする。この第3の時間T3は、一例として、1sである。
また車両8の振動の判定の一例について図2(c)を参照しながら説明する。制御部14は、例えば、図2(c)に示すように、時間t20において第3の荷重F3が検出されると、荷重情報S2と第2の荷重しきい値Th2に基づいて第3の荷重F3が第2の荷重しきい値Th2以上となるか監視する。制御部14は、時間t21において第3の荷重F3が第2の荷重しきい値Th2以上となると時間の計測を開始する。
次に制御部14は、第3の荷重F3が時間t22において第3の荷重しきい値Th3以下となると、時間の計測を停止して時間t21から時間t22までの経過時間と第1の時間T1(時間t21〜時間t23)とを比較する。制御部14は、当該経過時間が第1の時間T1以内であれば、第3の荷重F3がダブルタップの最初のタップであると判定する。ここでは、制御部14は、最初のタップであると判定する。
次に制御部14は、検出された第3の荷重F3が時間t23において第1の荷重しきい値Th1以下となり、そして時間t25において第1の荷重しきい値Th1以上となると時間の計測を開始する。
次に制御部14は、第3の荷重F3が時間t26において第2の荷重しきい値Th2以上となると、時間t25〜時間t26までの経過時間と第2の時間T2(時間t25〜時間t27)とを比較する。制御部14は、当該経過時間が第2の時間T2以内である場合、車両8の振動による荷重を検出しているとしてダブルタップの判定を行わない、又は判定途中でそれまでの結果を破棄する。
このダブルタップの判定を行わないとは、例えば、制御部14が検出された荷重Fを一時的に記憶し、一定時間分の荷重Fが得られた後にダブルタップの判定を行う場合、この判定の前に車両8の振動を検出しているか否かを判定し、車両8の振動を検出している場合に続いてダブルタップの判定を行わないことを意味している。
また判定途中でそれまでの結果を破棄するとは、例えば、制御部14が第2の荷重しきい値Th2などを用いたダブルタップの判定を行い、その途中において車両8の振動が検出されたと判定した場合、それまで判定した最初のタップなどの結果を破棄して次に検出された荷重Fに対してダブルタップの判定を行うことを意味している。
以下に本実施の形態に係る操作装置1の動作の一例について図3のフローチャートを参照して説明する。ここでは、検出された荷重Fが車両8の振動に起因する荷重であると判定すると、ダブルタップの判定を終了する場合について説明する。
(動作)
操作装置1の制御部14は、車両8の電源が投入されると、荷重検出部12から荷重情報S2を取得する(Step1)。制御部14は、取得した荷重情報S2に基づく検出された荷重Fを時系列的に記憶する。
操作装置1の制御部14は、車両8の電源が投入されると、荷重検出部12から荷重情報S2を取得する(Step1)。制御部14は、取得した荷重情報S2に基づく検出された荷重Fを時系列的に記憶する。
次に制御部14は、荷重Fと第1の荷重しきい値Th1とを比較する。制御部14は、荷重Fが第1の荷重しきい値Th1より大きい場合(Step2:No)、第2の荷重しきい値Th2と比較する。制御部14は、荷重Fが第2の荷重しきい値Th2以上である場合(Step3:Yes)、荷重Fが第3の荷重しきい値Th3以下となるまでの経過時間の計測を行う(Step4)。
次に制御部14は、計測した経過時間が第1の時間T1以内である場合(Step5:Yes)、タップが検出されたと判定する。続いて制御部14は、そのタップの判定が二回目のタップの判定であった場合(Step6:Yes)、ダブルタップがなされたと判定し(Step7)、ダブルタップを示す操作情報S3を操作対象の電子機器に出力する。
ここでステップ2において制御部14は、荷重Fが第1の荷重しきい値Th1以下となった場合(Step2:Yes)、荷重Fが第1の荷重しきい値Th1以上となってから第2の荷重しきい値Th2以上となるまでの経過時間の計測を行う(Step8)。制御部14は、経過時間が第2の時間T2以下である場合(Step9:Yes)、検出された荷重Fが車両8の振動に起因する荷重であると判定し(Step10)、ダブルタップの判定を終了する。またステップ9において制御部14は、経過時間が第2の時間T2より長い場合(Step9:No)、ダブルタップの判定を行うため、ステップ3に処理を進める。
またステップ3において制御部14は、荷重Fが第2の荷重しきい値Th2より小さい場合(Step3:No)、ステップ2に処理を進める。
さらにステップ5において制御部14は、経過時間が第1の時間T1より長い場合(Step5:No)、タップなしと判定する(Step11)。
またさらにステップ6において制御部14は、判定されたタップが最初のタップであった場合(Step6:No)、二番目のタップを判定するため、ステップ2に処理を進める。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る操作装置1は、車両の振動に起因する操作の誤判定を抑制することができる。具体的には、操作装置1は、操作面100に対する操作では発生し難い操作面100の法線方向の荷重Fが検出された場合、この負方向の荷重Fが第1の荷重しきい値Th1以下となり、また荷重Fが第1の荷重しきい値Th1以上となってから第2の荷重しきい値Th2以上となるまでの経過時間が第2の時間T2以内であると荷重Fが車両の振動に起因すると判定する。従って操作装置1は、この構成を採用しない場合と比べて、操作による荷重と車両の振動による荷重とを切り分け、車両の振動に起因する操作の誤判定を抑制することができる。
本実施の形態に係る操作装置1は、車両の振動に起因する操作の誤判定を抑制することができる。具体的には、操作装置1は、操作面100に対する操作では発生し難い操作面100の法線方向の荷重Fが検出された場合、この負方向の荷重Fが第1の荷重しきい値Th1以下となり、また荷重Fが第1の荷重しきい値Th1以上となってから第2の荷重しきい値Th2以上となるまでの経過時間が第2の時間T2以内であると荷重Fが車両の振動に起因すると判定する。従って操作装置1は、この構成を採用しない場合と比べて、操作による荷重と車両の振動による荷重とを切り分け、車両の振動に起因する操作の誤判定を抑制することができる。
操作装置1は、車両が走行中であっても精度良く、操作指の操作面100に対する接触を検出することができるので、操作者の意図しないダブルタップの誤判定を抑制して操作性が向上する。
操作装置1は、例えば、図2(b)及び図2(c)に示すように、走行による振動に起因する荷重の波形とダブルタップによる荷重の波形の周波数が近くても上述の各条件を課すことによって車両の振動によるものなのかダブルタップによるものなのかを判定することができる。また操作装置1は、車両の振動に起因する荷重を判定することができるので、タッチパッド10と荷重検出部12を組み合わせた操作の検出精度が向上して操作性がさらに向上する。
なお他の実施の形態として操作装置1は、荷重検出部12によって検出された荷重Fが第1の荷重しきい値Th1以下である場合、当該検出された荷重Fを車両の振動によって生じた荷重であると判定するように構成されても良い。
また判定の精度を高めるため、操作装置1は、さらに検出された荷重Fが第1の荷重しきい値Th1以下となり、さらに第1の荷重しきい値Th1以上となって第2の時間T2内に第2の荷重しきい値Th2以上となった場合、当該検出された荷重Fを車両の振動による荷重としてダブルタップの判定を行わない、又は判定途中でそれまでの結果を破棄するように構成されても良い。
また他の実施の形態として操作装置1は、車両8に搭載されていたがこれに限定されず、振動が発生する場所に配置されても良い。操作装置1は、例えば、当該振動の周波数に応じて第2の時間T2などを設定することで、検出された荷重が振動に起因する荷重なのか否かを判定することができる。
上述の実施の形態及び変形例に係る操作装置1は、例えば、用途に応じて、その一部が、コンピュータが実行するプログラム、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)及びFPGA(Field Programmable Gate Array)などによって実現されても良い。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…操作装置、8…車両、9…操作指、10…タッチパッド、12…荷重検出部、14…制御部、80…フロアコンソール、81…インストルメントパネル、85…表示装置、100…操作面、101…裏面、140…しきい値情報
Claims (4)
- 車両に搭載され、検出対象によって操作面に付加された荷重を検出する荷重検出部と、
前記操作面の法線方向を負として負の値となる第1の荷重しきい値を有し、前記荷重検出部によって検出された荷重が前記第1の荷重しきい値以下である場合、当該検出された荷重を前記車両の振動によって生じた荷重であると判定する判定部と、
を備えた操作装置。 - 前記判定部は、正の値となる第2の荷重しきい値、及び前記第2の荷重しきい値よりも小さい第3の荷重しきい値を有し、前記荷重検出部によって検出された第1の荷重が前記第2の荷重しきい値以上となった後、第1の時間内に前記第3の荷重しきい値以下となる条件を満たすと共に、続いて検出された第2の荷重が前記条件を満たす場合、前記操作面にダブルタップがなされたと判定する、
請求項1に記載の操作装置。 - 前記判定部は、検出された荷重が前記第1の荷重しきい値以下となり、さらに前記第1の荷重しきい値以上となって第2の時間内に前記第2の荷重しきい値以上となった場合、当該検出された荷重を前記車両の振動による荷重としてダブルタップの判定を行わない、又は判定途中でそれまでの結果を破棄する、
請求項1又は2に記載の操作装置。 - 前記第2の時間は、前記車両の振動の周波数に基づいて予め定められる、
請求項3に記載の操作装置。
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2016
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