JP2016217545A - 貯湯式ヒートポンプ給湯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温水と中温水の何れかを選択して所望の給湯温度を得る構成において、給湯温度を安定化し、ユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】貯湯式ヒートポンプ給湯機35は、HPユニット7、貯湯タンク8、給水配管9、ふろ用熱交換器20、温水導入配管20a、第1温水配管21a、第1給湯混合弁22、ふろ用混合弁23、制御部36、第2給湯混合弁78、中温配管79等を備える。制御部36は、貯湯運転または加熱運転の実行中において、給湯運転を実行するときに、中温配管79から取出す湯水の使用を禁止した状態で第1給湯混合弁22及び第2給湯混合弁78を制御する。これにより、中温配管79から取出す湯水の温度が変動し易い状況でも、給湯温度を安定させることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、温水の貯湯及び給湯が可能な貯湯式ヒートポンプ給湯機に関する。
従来技術として、例えば特許文献1に記載されているような貯湯式ヒートポンプ給湯機が知られている。従来技術では、貯湯タンクの中間部に中温水の取出口を設け、この取出口から取出された中温水と上部出湯管から取出された高温水とを混合して所定の湯温を確保する。そして、この混合水に対して、給水管から供給される低温水を混合することにより、設定温度の湯水を得るようにしている。また、従来技術の給湯機は、ヒートポンプユニットを熱源として貯湯タンク内の湯水を加熱するときに用いる貯湯回路と、貯湯タンクに貯留された温水を熱源として浴槽水等の加熱対象水を加熱するときに用いる温水循環回路とを備えている。貯湯回路は、貯湯タンクの下部からヒートポンプユニットに低温水を導入すると共に、ヒートポンプユニットにより加熱された高温水を貯湯タンクの上部に戻すものである。温水循環回路は、貯湯タンクから温水を取出すと共に、取出した温水を追焚き用の熱交換器に導入する。そして、熱交換器から流出した湯水を貯湯タンクの下部または上部に戻すものである。
また、特許文献1に記載の従来技術には、中温水を優先的に取出す給湯回路が記載されている。この従来技術では、貯湯タンクの中間部湯温が中温水の有無を判断する第1設定温度以上であり、かつ、貯湯タンクの上部湯温が使用状況を判断する第2設定温度を一度も下回らないときに、この状態を中温水使用禁止モードと判断する。そして、中温水使用禁止モードでは、混合弁による高温水と中温水との混合を禁止するようにしている。
また、特許文献2に記載の従来技術には、浴槽水が循環する2つの経路として高温水経路及び中温水経路を備えたシステム回路が記載されている。このシステム回路では、風呂の追焚きを行うときに、貯湯タンク内の残湯温度が所定温度以上の場合には、中温水経路側に温水を流通させる。また、残湯温度が所定温度未満の場合には、高温水経路側に温水を流通させる。
特開2007−71413号公報 特開2007−113832号公報
上述した特許文献1に記載の従来技術では、中温水を優先的に取出す給湯回路において、貯湯タンク内の中温水を可能な限り給湯温度に近い状態まで使い切ることで、給湯機の運転効率を高めることができる。しかしながら、中温水の温度は、貯湯タンク内の温度分布に依存している。具体的に述べると、例えば貯湯タンクの上部に滞留する高温水と下部に滞留する低温水との境界部が中温水の取出口に近い場合、あるいは、中温水の温度が給湯温度に近い場合等には、中温水の湯温が不安定となり易い。この状態において、貯湯運転、風呂追焚き運転等が行われた場合には、例えば配管内の残水、追焚き熱交換後の低温水等が貯湯タンクの下部側から中温水の取出口に流入することがある。この結果、貯湯タンク内で中温水の取出口付近の湯温が不安定となり、中温水を利用した給湯時に給湯温度が変動し易くなるという問題がある。
一方、特許文献1に記載の従来技術では、貯湯タンク内の残湯温度に基いて高温水経路と中温水経路の切換制御を行う。しかしながら、この切換制御は、風呂を対象としたものであり、風呂以外の給湯を考慮していないという問題がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、高温水と中温水の何れかを選択して所望の給湯温度を得る構成において、給湯温度を安定化し、ユーザの利便性を向上させることが可能な貯湯式ヒートポンプ給湯機を提供することを目的としている。
本発明に係る貯湯式ヒートポンプ給湯機は、湯水を加熱するヒートポンプ加熱手段と、ヒートポンプ加熱手段により加熱された温水を貯留するタンクであって、上部側ほど湯温が高くなるように温水が貯留される貯湯タンクと、貯湯タンクの下部からヒートポンプ加熱手段に低温水を導入し、ヒートポンプ加熱手段により加熱された温水を貯湯タンクの上部に導入する貯湯運転を実行するための貯湯回路と、貯湯タンクの上部から熱交換器の1次側に温水を供給し、熱交換器の2次側に導入される加熱対象水を加熱する加熱運転を実行するための加熱回路と、貯湯タンクの上部の温水を取出すタンク高温出湯配管と、貯湯タンクの中間部の湯水を取出すタンク中間出湯配管と、水源から少なくとも貯湯タンクの下部に低温水を供給する給水配管と、タンク高温出湯配管、タンク中間出湯配管及び給水配管を流れる3種類の湯水のうち2種類の湯水を混合し、混合した湯水を送出する第1給湯混合弁と、3種類の湯水のうち第1給湯混合弁で混合されない湯水と、第1給湯混合弁から送出された湯水とを混合し、混合した湯水を給湯対象に向けて送出する第2給湯混合弁と、ヒートポンプ加熱手段、第1給湯混合弁及び第2給湯混合弁を制御する機能と、貯湯運転及び加熱運転を実行する機能とを有し、貯湯運転及び加熱運転の実行中には、タンク中間出湯配管から取出す湯水の使用を禁止した状態で第1給湯混合弁及び第2給湯混合弁を制御する制御部と、を備えている。
本発明によれば、貯湯運転及び加熱運転の実行中のように、貯湯タンクの中間部から取出す温水の温度が変動し易い状況では、当該温水の使用を禁止した状態で給湯運転を実行することができる。これにより、中間部から取出す温水の温度変化の影響を排除し、給湯温度を安定させることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。また、貯湯タンクの中間部から取出す温水の温度が安定した状態では、当該温水を使用して給湯運転を実行することができる。これにより、給湯温度を精度よく調整できると共に、貯湯式ヒートポンプ給湯機の効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態1による貯湯式ヒートポンプ給湯機を示す構成図である。 本発明の実施の形態1における貯湯運転を示す動作説明図である。 本発明の実施の形態1における追焚き運転を示す動作説明図である。 本発明の実施の形態1における給湯運転を示す動作説明図である。 本発明の実施の形態1において、給湯選択制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1において、中温水使用優先制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1において、中温水使用優先制御の他の一例を示すフローチャートである。
実施の形態1.
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、本明細書で使用する各図においては、共通する要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本明細書において、「湯水」とは、温水(湯)及び水を総称している。また、「低温水」とは、例えば水道等と同様の低温な水を意味し、「高温水」とは、貯湯運転時にHPユニット7により加熱された高温の湯を意味している。また、高温と低温の間の中間温度領域の温水は、「中温水」と表記する場合がある。
図1は、本発明の実施の形態1による貯湯式ヒートポンプ給湯機を示す構成図である。この図に示すように、貯湯式ヒートポンプ給湯機35は、タンクユニット33と、ヒートポンプサイクルを利用するHPユニット7と、後述のリモコン44とを備えている。HPユニット7とタンクユニット33とは、HP往き配管14及びHP戻り配管15を介して接続されると共に、図示しない配線を介して電気的に接続されている。
HPユニット7は、後述する貯湯タンク8の下部または給水配管9から供給される湯水を加熱する(沸上げる)もので、ヒートポンプ加熱手段を構成している。HPユニット7により加熱された温水は、運転形態に応じて、貯湯タンク8の上部に貯湯されるか、または、給湯対象に供給される。HPユニット7は、圧縮機1、水冷媒熱交換器3、膨張弁4及び空気熱交換器6を冷媒配管5により環状に接続したもので、ヒートポンプサイクルを構成している。水冷媒熱交換器3は、冷媒配管5を流れる冷媒と、貯湯タンク8から導入された低温水との間で熱交換を行うためのものである。なお、水冷媒熱交換器3は、冷媒配管5を流れる冷媒と、水道等の水源から直接供給される低温水との熱交換を行う構成としてもよい。
タンクユニット33には、貯湯タンク8を含めて、以下に述べる各種の部品、配管等が内蔵されている。貯湯タンク8は、HPユニット7により沸上げた温水を貯湯するものである。貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第3給水配管9cが接続されている。水道等の水源から供給される低温水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第3給水配管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。一方、貯湯タンク8の上部には、温水導入出口8d及び温水導出口8eが設けられている。温水導入出口8dには、貯湯タンク8内に貯留された湯を後述の浴槽30側に供給するための第2温水配管21bと、送湯配管13とが接続されている。温水導出口8eには、後述のふろ用熱交換器20に温水を導入するための温水導入配管20aが接続されている。また、貯湯タンク8の上下方向の中間部には、貯湯タンク8内から中温水を取出すための中温導出口8fが設けられている。
ここで、貯湯タンク8の温水導入出口8dには、HPユニット7により加熱された温水が導入される。また、貯湯タンク8内の湯水が給湯に使用されるときには、水源から第1給水配管9a及び第3給水配管9c等を経由して貯湯タンク8の水導入口8aに低温水が導入される。このため、貯湯タンク8の内部には、上下方向において上部側ほど湯水の温度が高くなり、下部側ほど湯水の温度が低くなる温度成層が形成される。また、貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ41,42,43が高さを変えて取付けられている。これらの貯湯温度センサ41〜43は、貯湯タンク8内の湯水の温度分布を検出するものである。
具体的に述べると、貯湯温度センサ41は、貯湯タンク8の上下方向の中間部(中温導出口8fの近傍)に配置され、中温導出口8fの近傍で湯水の温度を検出する。貯湯温度センサ42は、貯湯タンク8の上部に配置され、上部側の湯水の温度を検出する。貯湯温度センサ43は、貯湯タンク8の下部に配置され、下部側の湯水の温度を検出する。そして、貯湯温度センサ41〜43の検出結果は、貯湯タンク8内の貯湯量を把握し、後述する沸上げ運転の開始及び停止等を制御するための処理に用いられる。
タンクユニット33には、熱源ポンプ12及びふろ用熱交換器20が内蔵されている。熱源ポンプ12は、タンクユニット33内の後述する各種配管に湯水を循環させるためのポンプであり、HP往き配管14上に設けられている。ふろ用熱交換器20は、貯湯タンク8から供給される高温水を利用して2次側の加熱対象水(浴槽水、暖房用水等)を加熱するための熱交換器である。本実施の形態では、ふろ用熱交換器20の2次側の構成として、浴槽30内の湯水を循環させるふろ往き配管27及びふろ戻り配管28を例示して説明する。ふろ用熱交換器20は、ふろ往き配管27と、ふろ戻り配管28と、浴槽30とで形成される循環経路の途中に設置されている。ふろ戻り配管28には、上記循環経路に浴槽水を循環させるふろ循環ポンプ29と、浴槽30から流出した浴槽水の温度を検出するふろ戻り温度センサ38と、浴槽30内の水位レベルを検出するための水位センサ46と、ふろ戻り配管28を流れる湯水の流れを検出するフロースイッチ47とが設けられている。ふろ往き配管27には、ふろ用熱交換器20から流出した温水の温度を検出するふろ往き温度センサ37が設けられている。
また、タンクユニット33には、三方弁11、四方弁18が内蔵されている。三方弁11は、湯水が流入するa,bポートと、湯水が流出するcポートとを有する流路切替手段である。三方弁11は、3つの経路a−c,b−c,a−b−cの間で湯水の流路を切換えるように構成されている。四方弁18は、湯水が流入するb,cポートと、湯水が流出するa,dポートとを有する流路切換手段である。四方弁18は、4つの経路a−b,a−c,b−d,c−dの間で湯水の流路を切換えるように構成されている。
また、タンクユニット33は、水導出口配管10、送湯配管13、HP往き配管14、HP戻り配管15、第1バイパス配管16、第2バイパス配管17、温水導入配管20a及び温水導出配管20bを備えている。水導出口配管10は、貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bと三方弁11のaポートとを接続している。HP往き配管14は、三方弁11のcポートとHPユニット7の入口側とを接続している。HP戻り配管15は、HPユニット7の出口側と四方弁18のcポートとを接続している。HP戻り配管15には、HPユニット7から流出する湯水の温度(出湯温度)を検出するHP出湯温度センサ39が設けられている。
送湯配管13は、四方弁18のdポートと、貯湯タンク8の上部の温水導入出口8dとを接続している。第1バイパス配管16は、四方弁18のaポートと、貯湯タンク8の中央部から下部の間に設けられた温水導入口8cとを接続している。温水導入配管20aは、貯湯タンク8の温水導出口8eと、ふろ用熱交換器20の1次側入口とを接続している。温水導出配管20bは、ふろ用熱交換器20の1次側出口と三方弁11のbポートとを接続している。第2バイパス配管17は、HP往き配管14のうち熱源ポンプ12とHPユニット7との間の部位から分岐し、四方弁18のbポートに接続されている。
さらに、タンクユニット33は、第1給水配管9a、第2給水配管9b、第1温水配管21a、第2温水配管21b、第1給湯混合弁22、ふろ用混合弁23、第1給湯配管24、第2給湯配管25、第2給湯混合弁78及び中温配管79を備えている。第1給水配管9aの一端は、水道等の水源に接続されている。第1給水配管9aの他端には、減圧弁31を介して第2給水配管9b及び第3給水配管9cが接続されている。第2給水配管9bは、下流側が途中から分岐してそれぞれ第1給湯混合弁22とふろ用混合弁23とに接続されている。給水配管9は、これらの第1給水配管9a、第2給水配管9b及び第3給水配管9cにより構成されている。また、第1温水配管21aは、温水導入配管20aの途中から分岐し、第1給湯混合弁22に接続されている。第2温水配管21bは、貯湯タンク8の温水導入出口8dとふろ用混合弁23とを接続している。なお、温水導入配管20a及び第1温水配管21aは、貯湯タンク8の上部の温水を取出すタンク高温出湯配管の具体例を構成している。
第1給湯配管24は、第1給湯混合弁22の流出側と、給湯栓34とを接続している。給湯栓34は、図示しない配管等を介して給湯対象に接続されるものである。給湯対象には、ユーザが使用するシャワー、カラン等の蛇口が含まれている。第2給湯混合弁78は、第1給湯配管24の途中に設けられると共に、中温配管79に接続されている。中温配管79は、貯湯タンク8の中温導出口8fと第2給湯混合弁78とを接続するもので、貯湯タンク8の中間部の湯水を取出すタンク中間出湯配管の具体例を構成している。
第1給湯混合弁22は、第1温水配管21aに供給される高温水と、中温配管79に供給される中温水と、第2給水配管9bに供給される低温水とからなる3種類の湯水のうち2種類の湯水を混合し、混合した湯水を第2給湯混合弁78に向けて送出するものである。このとき、第1給湯混合弁22は、2種類の湯水の流量比を調整することにより、リモコン44にて設定された目標給湯温度に近い温度の中温水を生成することができる。
また、第2給湯混合弁78は、前記3種類の湯水のうち第1給湯混合弁22で混合されない湯水と、第1給湯混合弁22から送出された湯水とを混合し、混合した湯水を給湯対象に向けて送出するものである。このとき、第2給湯混合弁78は、第1給湯混合弁22から送出された湯水と、第1給湯混合弁22で混合されない湯水との流量比を調整することにより、目標給湯温度に近い温度の中温水を生成することができる。このようにして温度調整された一般給湯用の温水は、第2給湯混合弁78から第1給湯配管24及び給湯栓34を経由して蛇口等の給湯対象に供給される。なお、本実施の形態では、第1給湯混合弁22により高温水と低温水とを混合し、両者の混合水に対して第2給湯混合弁78により中温水とを混合する場合を例示している。
一方、ふろ用混合弁23の流出側には、第2給湯配管25が接続されている。第2給湯配管25の途中には、第2給湯配管25を開閉するふろ用電磁弁26と、第2給湯配管25を通る湯の流量を検出するふろ用流量センサ45とが設けられている。ふろ用混合弁23は、第2温水配管21bから供給される高温水と、第2給水配管9bから供給される低温水との流量比を調整することにより、目標給湯温度に近い温度の中温水を生成する。このようにして温度調整されたふろ用の中温水は、第2給湯配管25、ふろ用流量センサ45、ふろ用電磁弁26、ふろ往き配管27(または、ふろ戻り配管28)を順次経由して浴槽30に供給される。
三方弁11は、水導出口配管10とHP往き配管14とが連通する形態(a−c経路)と、温水導出配管20bとHP往き配管14とが連通する形態(b−c経路)と、水導出口配管10とHP往き配管14と温水導出配管20bとが連通する形態(a−b−c経路)とからなる3つの形態の何れかに切換えられる。四方弁18は、HP戻り配管15と送湯配管13とが連通する形態(c−d経路)と、HP戻り配管15と第1バイパス配管16とが連通する形態(a−c経路)と、第1バイパス配管16と第2バイパス配管17とが連通する形態(a−b経路)と、送湯配管13と第2バイパス配管17とが連通する形態(b−d経路)とからなる4つの形態の何れかに切換えられる。
制御部36は、貯湯式ヒートポンプ給湯機35を制御するもので、マイクロコンピュータ等により構成され、タンクユニット33に内蔵されている。制御部36は、制御プログラム等が予め記憶された記憶回路と、前記制御プログラムに基いて演算を行う演算処理装置(CPU)と、信号の入出力を行う入出力ポートとを備えている。入出力ポートには、HPユニット7及びタンクユニット33が備える前述の各種センサ類、各種弁類、ポンプ類等のアクチュエータが接続されている。また、制御部36には、リモコン44が相互通信可能に接続されている。リモコン44は、ユーザが運転動作指令及び設定値の変更操作を行うもので、浴槽30に給湯する温水の温度目標値等を設定することができる。リモコン44には、貯湯式ヒートポンプ給湯機35の状態等の情報を表示する表示部、ユーザが操作するスイッチ等の操作部、スピーカ、マイク等が搭載されている。
制御部36は、各センサの出力、リモコン44の設定等に基いて各種弁類、ポンプ類等のアクチュエータを駆動することにより、貯湯式ヒートポンプ給湯機35の制御を実行する。この制御には、貯湯運転、追焚き運転、給湯運転、給湯選択制御、中温水使用優先制御等が含まれている。以下、これらの運転及び制御について説明する。
(貯湯運転)
図2は、本発明の実施の形態1における貯湯運転(沸上げ運転)を示す動作説明図である。この図に示すように、貯湯運転は、HPユニット7により貯湯タンク8内の湯水を沸上げる貯湯運転を単独で行うものである。貯湯運転では、まず、三方弁11がa−c経路に保持される。a−c経路では、aポートとcポートとが連通し、bポートが閉じた状態に保持される。これにより、水導出口配管10とHP往き配管14とが連通すると共に、温水導出配管20bが閉じられて湯水がふろ用熱交換器20から戻る流路が遮断される。また、四方弁18は、c−d経路に保持される。c−d経路では、cポートとdポートとが連通し、aポートとbポートとが閉じた状態に保持される。これにより、HP戻り配管15と送湯配管13とが連通すると共に、第1バイパス配管16が閉じられて湯水が貯湯タンク8の温水導入口8cに向かう流路が遮断される。
貯湯運転では、上記の状態において、HPユニット7及び熱源ポンプ12を駆動する。これにより、貯湯タンク8の下部から流出する低温水は、水導出口配管10、三方弁11、熱源ポンプ12及びHP往き配管14を順次経由してHPユニット7に流入し、HPユニット7により加熱される。そして、HPユニット7から流出した温水は、HP戻り配管15、四方弁18及び送湯配管13を順次経由して、貯湯タンク8の温水導入出口8dに流入し、貯湯タンク8の内部に貯湯される。
上述したように、貯湯運転が実行されることで、貯湯タンク8の内部には、上部側から高温水が貯留される。この貯湯量の増加は、貯湯温度センサ41〜43により検出される。そして、貯湯運転は、貯湯量が予め設定された基準の量を超えた時点で終了され、熱源ポンプ12及びHPユニット7が停止される。なお、貯湯運転で説明した湯水の流路及びその構成部品は、貯湯タンクの下部からHPユニット7に低温水を導入し、HPユニット7により加熱された温水を貯湯タンク8の上部に導入するための貯湯回路A(図2参照)を構成している。
(追焚き運転)
図3は、本発明の実施の形態1における追焚き運転を示す動作説明図である。追焚き運転は、例えばユーザの追焚き操作によりふろ循環ポンプ29が起動されたときに実行される。追焚き運転は、貯湯タンク8内の温水を熱源として利用することにより、加熱対象水としての浴槽水を加熱するものである。なお、追焚き運転は、本実施の形態における加熱運転の一例を示している。追焚き運転では、図3に示すように、まず、三方弁11がb−c経路に保持される。b−c経路では、bポートとcポートとが連通し、aポートが閉じた状態に保持される。これにより、温水導出配管20bとHP往き配管14とが連通すると共に、水導出口配管10が閉じられて貯湯タンク8の水導出口8bから湯水が流出する流路が遮断される。また、四方弁18は、b−d経路に保持される。b−d経路では、bポートとdポートとが連通し、aポートとcポートとが閉じた状態に保持される。これにより、第2バイパス配管17と送湯配管13とが連通すると共に、HP戻り配管15及び第1バイパス配管16が閉じられてHPユニット7及び貯湯タンク8の温水導入口8cが湯水の流路から遮断される。
追焚き運転では、上記の状態において、熱源ポンプ12を作動させる。これにより、貯湯タンク8の温水導出口8eから高温水が流出し、この高温水は、温水導入配管20aを経由してふろ用熱交換器20の1次側を流通しつつ、2次側の浴槽水と熱交換を行うことにより温度が低下する。そして、ふろ用熱交換器20の1次側から流出した温水は、温水導出配管20b、三方弁11、HP往き配管14の一部、第2バイパス配管17、四方弁18及び送湯配管13を順次経由して、貯湯タンク8の温水導入出口8dに流入する。一方、ふろ用熱交換器20にて熱交換により加熱された2次側の浴槽水は、ふろ往き配管27を経由して浴槽30に流入する。
このようにして、追焚き運転では、浴槽水をふろ用熱交換器20、ふろ往き配管27及びふろ戻り配管28に循環させつつ、浴槽水の加熱を行うことができる。また、追焚き運転は、ふろ戻り温度センサ38により検出された浴槽水の温度が湯張り温度を超えた時点で終了され、熱源ポンプ12が停止される。湯張り温度は、リモコン44等により設定されるものである。なお、追焚き運転で説明した湯水の流路及びその構成部品は、貯湯タンク8の上部からふろ用熱交換器20の1次側に温水を供給し、ふろ用熱交換器20の2次側に導入される加熱対象水を加熱するための加熱回路B(図3参照)を構成している。また、本実施の形態の貯湯式ヒートポンプ給湯機35は、加熱運転の一例として、浴槽水を所望の温度に保温する保温運転を実行することができる。保温運転は、ふろ戻り温度センサ38により検出した浴槽水の温度に基いて、上述した浴槽水の加熱動作を断続的に繰返すものである。
(給湯運転)
図4は、本発明の実施の形態1における給湯運転を示す動作説明図である。給湯運転は、貯湯タンク8に貯留された温水を所望の温度に調整した上で蛇口等の給湯対象に供給するものである。給湯運転は、例えばユーザが蛇口を操作することにより給湯要求が発生したときに実行される。給湯運転では、三方弁11により温水導入配管20a及び温水導出配管20bが遮断され、四方弁18により送湯配管13が遮断された状態となる。そして、この状態で、第3給水配管9cから貯湯タンク8の下部に加わる水圧により、貯湯タンク8の温水導出口8eまたは中温導出口8fから温水が取出され、給湯に利用される。給湯要求の発生時には、後述の選択条件に基いて、中温水を使用する給湯運転(中温水使用給湯運転)と、中温水の使用を禁止した給湯運転(中温水禁止給湯運転)のうち何れか一方の給湯運転が選択され、選択された給湯運転が実行される。以下、これらの運転について説明する。
まず、中温水使用給湯運転では、貯湯タンク8の温水導出口8eから第1温水配管21aに取出した高温水と、第2給水配管9bに供給される低温水とが第1給湯混合弁22により混合される。続いて、貯湯タンク8の中温導出口8fから中温配管79に取出した中温水と、第1給湯混合弁22から流出した温水とが第2給湯混合弁78により混合される。このとき、制御部36は、第1給湯混合弁22を制御して高温水と低温水とを適切な流量比で混合させると共に、第2給湯混合弁78を制御することにより、第1給湯混合弁22から流出する温水と、中温配管79を流れる中温水とを適切な流量比で混合させる。これにより、制御部36は、第2給湯混合弁78から流出する温水の温度(給湯温度)が目標給湯温度に近づくように温度制御を行う。
一方、中温水禁止給湯運転では、第2給湯混合弁78により中温配管79が閉じた状態に保持される。これにより、貯湯タンク8内の中温水は、第1給湯混合弁22から流出する温水から遮断された状態となり、中温水の使用(取出し)が禁止される。この状態では、第1温水配管21aに取出した高温水と、第2給水配管9bに供給される低温水とが第1給湯混合弁22により混合され、この温水がそのまま給湯対象に供給される。このとき、制御部36は、第1給湯混合弁22を制御することにより、高温水と低温水とを適切な流量比で混合させ、第1給湯混合弁22から流出する温水の温度(給湯温度)が給湯温度に近づくように温度制御を行う。
上記制御によれば、例えば中温水の温度が安定している場合には、給湯運転として中温水使用給湯運転を選択することができる。この結果、第1給湯混合弁22と第2給湯混合弁78とを用いて、高温水、中温水及び低温水を適度な流量比で混合し、給湯温度を精度よく調整することができる。一方、中温水の温度が変動し易い場合には、給湯運転として中温水禁止給湯運転を選択することができる。これにより、中温水の温度変化の影響を排除し、給湯温度を安定させることができる。
詳しく述べると、貯湯タンク8の中温導出口8fから取出される中温水の温度は、貯湯タンク8内の温度分布に依存している。即ち、貯湯タンク8は温度積層式であるため、貯湯タンク8の上部と下部との間には、中温水が滞留する境界部が存在する。この境界部が中温導出口8fの近傍に位置している場合には、中温配管79から取出す中温水の温度が変動し易い。また、中温水の温度が給湯温度に近い場合には、給湯量を基準として、中温配管79から取出す中温水の比率が増加することになる。この状態で、例えば沸上げ運転が実行された場合には、貯湯タンク8の上部に温水が流入して境界部が下側に移動するので、中温配管79から取出す中温水の温度が変動し易くなる。また、追焚き運転が実行された場合には、貯湯タンク8の上部から温水が流出して境界部が上側に移動するので、中温水の温度が変動し易くなる。このように、中温配管79から取出す中温水の温度が大きく変動すると、第2給湯混合弁78による温度制御が変動を抑え切れず、給湯温度が不安定となる虞れがある。
[実施の形態1による具体的な制御例]
そこで、本実施の形態では、図5から図7に示すように、予め設定された選択条件に基いて、中温水使用給湯運転と中温水禁止給湯運転のうち何れか一方の給湯運転を選択する給湯選択制御を実行する。以下、これらの図を参照しつつ、具体的な制御例について説明する。まず、図5は、本発明の実施の形態1において、給湯選択制御の一例を示すフローチャートである。この図に示すルーチンは、給湯要求が発生したときに実行されるものとする。図5に示すルーチンでは、まず、ステップS1において、貯湯温度センサ41により検出した貯湯タンク8の中温導出口8fの近傍の湯温(以下、タンク中間部の検出温度と表記)が、中温水の使用の適否を判定する設定温度よりも低いか否かを判定する。この設定温度は、ユーザによりリモコン44にて設定されるもので、例えば目標給湯温度であってもよい。
ステップS1の判定が成立した場合には、中温水の使用が可能であると判断し、ステップS2に移行する。ステップS2では、例えば熱源ポンプ12が停止しているか否かに基いて、貯湯運転及び追焚き運転が非実行状態であるか否かを判定する。ステップS2の判定が成立した場合、即ち、貯湯運転及び追焚き運転が非実行状態である場合には、ステップS3に移行する。ステップS3では、第2給湯混合弁78の制御を許可し、中温水使用給湯運転を実行する。なお、中温水使用給湯運転を一旦開始した後でも、貯湯運転または追焚き運転の実行要求が発生した場合には、中温水禁止給湯運転に移行し、この状態で貯湯運転または追焚き運転を実行するのが好ましい。
一方、ステップS1,S2のうち少なくとも一方が不成立の場合には、ステップS4に移行する。ステップS4では、第2給湯混合弁78により中温配管79を閉じて中温水の使用を禁止し、中温水禁止給湯運転を実行する。このように、給湯選択制御では、給湯要求の発生時において、タンク中間部の検出温度が設定温度よりも低く、かつ、貯湯運転及び追焚き運転が実行されていないという選択条件が成立した場合に、中温水使用給湯運転を実行する。また、前記選択条件が不成立の場合には、中温水禁止給湯運転を実行する。
上述した給湯選択制御によれば、貯湯運転及び追焚き運転の実行中のように、貯湯タンク8の中温導出口8fから中温配管79に取出す温水の温度が変動し易い状況では、第2給湯混合弁78により中温配管79の温水の使用を禁止した状態で、第1給湯混合弁22を制御して中温水禁止給湯運転を実行することができる。これにより、中温水の温度変化の影響を排除し、給湯温度を安定させることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。また、中温配管79に取出す温水の温度が安定した状態では、中温水使用給湯運転を実行することができる。これにより、中温水を利用して給湯温度を精度よく調整できると共に、貯湯式ヒートポンプ給湯機35の効率を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、中温水使用給湯運転の実行中に貯湯運転と追焚き運転のうち少なくとも一方の運転を実行する要求があった場合には、中温水禁止給湯運転に移行した状態で、要求された運転を実行することができる。これにより、必要に応じて貯湯運転及び追焚き運転を実行しつつ、これらの運転により給湯温度が変動するのを回避することができる。
次に、図6に示す制御について説明する。図6は、本発明の実施の形態1において、中温水使用優先制御の一例を示すフローチャートである。この図に示すルーチンは、図5に示す給湯選択制御と組合わせて使用されるものとする。中温水使用優先制御は、中温水使用給湯運転の実行中に貯湯運転及び追焚き運転の実行を禁止することを特徴としている。
図6に示すルーチンでは、まず、ステップS11において、中温水を使用中であるか否か、即ち、中温水使用給湯運転の実行中であるか否かを判定する。ステップS11の判定が成立した場合には、ステップS12に移行し、貯湯運転または追焚き運転の要求があるか否かを判定する。そして、ステップS12の判定が成立した場合には、ステップS13に移行し、熱源ポンプ12の作動を禁止する。即ち、ステップS13では、貯湯運転及び追焚き運転の実行を禁止する。
次に、ステップS14では、中温水の使用要求が完了したか否か、即ち、中温水使用給湯運転が終了したか否かを判定する。ステップS14の判定が不成立の場合には、当該判定が成立するまで待機する。一方、ステップS14の判定が成立した場合には、ステップS15に移行し、熱源ポンプ12の作動禁止を解除する。即ち、ステップS15では、貯湯運転及び追焚き運転の実行禁止を解除する。また、ステップS11,S12のうち少なくとも一方が不成立の場合には、そのまま本ルーチンを終了する。
上述した図6の中温水使用優先制御によれば、中温水使用給湯運転の実行中には、貯湯運転及び追焚き運転を中温水使用給湯運転が終了するまで禁止することができる。この結果、中温水使用給湯運転の実行中に貯湯運転または追焚き運転が行われて給湯温度が変動するのを抑制し、給湯温度を安定させることができる。
次に、図7に示す制御について説明する。図7は、本発明の実施の形態1において、中温水使用優先制御の他の一例を示すフローチャートである。この図に示すルーチンは、図5に示す給湯選択制御と組合わせて使用されるものとする。図7に示すルーチンは、前記図6中で熱源ポンプ12の作動を禁止する処理に代えて、熱源ポンプ12の回転数を低下させることを特徴としている。具体的に述べると、図7に示すルーチンでは、ステップS21,S22,S24において、図6中のステップS11,S12,S14と同様の処理を実行する。
一方、ステップS23では、中温水使用給湯運転の実行中に貯湯運転と追焚き運転のうち少なくとも一方の運転を実行する要求があった場合に、熱源ポンプ12の低回転運転を開始する。低回転運転とは、中温水使用給湯運転の非実行時(通常時)と比較して、熱源ポンプ12の回転数を低下させるものである。また、ステップS25では、中温水使用給湯運転が終了した場合に、熱源ポンプ12の低回転運転を終了し、熱源ポンプ12の回転数を通常時の状態に復帰させる。
上述した図7の中温水使用優先制御によれば、中温水使用給湯運転の実行中には、貯湯運転及び追焚き運転における湯水の循環流量を通常時よりも減少させることができる。これにより、貯湯タンク8に出入りする温水の量を減少させ、中温配管79から取出す温水の温度変化を抑制することができる。従って、本制御によれば、図6に示す制御の場合と同様に、給湯温度を安定させることができる。しかも、中温水の使用中に貯湯運転及び追焚き運転を禁止する必要がないので、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、前記実施の形態1では、第1給湯混合弁22により高温水と低温水とを混合し、両者の混合水に対して第2給湯混合弁78により中温水とを混合する場合を例示した。しかし、本発明はこれに限らず、第1給湯混合弁22は、高温水、中温水及び低温水のうち2種類の温水を混合すればよいものであり、第2給湯混合弁78は、第1給湯混合弁22により混合された温水と、第1給湯混合弁22で混合しなかった温水とを混合させればよいものである。また、実施の形態1では、図5から図7に示す制御を例示したが、本発明はこれに限らず、図5に示す制御だけでもよい。
1 圧縮機,3 水冷媒熱交換器,4 膨張弁,5 冷媒配管,6 空気熱交換器,7 HPユニット(ヒートポンプ加熱手段),8 貯湯タンク,8a 水導入口,8b 水導出口,8c 温水導入口,8d 温水導入出口,8e 温水導出口,8f 中温導出口,9 給水配管,9a 第1給水配管,9b 第2給水配管,9c 第3給水配管,10 水導出口配管,11 三方弁,12 熱源ポンプ,13 送湯配管,14 HP往き配管,15 HP戻り配管,16 第1バイパス配管,17 第2バイパス配管,18 四方弁,20 ふろ用熱交換器(熱交換器),20a 温水導入配管(タンク高温出湯配管),20b 温水導出配管,21a 第1温水配管(タンク高温出湯配管),21b 第2温水配管,22 第1給湯混合弁,23 ふろ用混合弁,24 第1給湯配管,25 第2給湯配管,26 ふろ用電磁弁,27 ふろ往き配管,28 ふろ戻り配管,29 ふろ循環ポンプ,30 浴槽,31 減圧弁,33 タンクユニット,34 給湯栓,35 貯湯式ヒートポンプ給湯機,36 制御部,37 ふろ往き温度センサ,38 ふろ戻り温度センサ,39 HP出湯温度センサ,41,42,43 貯湯温度センサ,44 リモコン,45 ふろ用流量センサ,46 水位センサ,47 フロースイッチ,78 第2給湯混合弁,79 中温配管(タンク中間出湯配管)

Claims (5)

  1. 湯水を加熱するヒートポンプ加熱手段と、
    前記ヒートポンプ加熱手段により加熱された温水を貯留するタンクであって、上部側ほど湯温が高くなるように温水が貯留される貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクの下部から前記ヒートポンプ加熱手段に低温水を導入し、前記ヒートポンプ加熱手段により加熱された温水を前記貯湯タンクの上部に導入する貯湯運転を実行するための貯湯回路と、
    前記貯湯タンクの上部から熱交換器の1次側に温水を供給し、前記熱交換器の2次側に導入される加熱対象水を加熱する加熱運転を実行するための加熱回路と、
    前記貯湯タンクの上部の温水を取出すタンク高温出湯配管と、
    前記貯湯タンクの中間部の湯水を取出すタンク中間出湯配管と、
    水源から少なくとも前記貯湯タンクの下部に低温水を供給する給水配管と、
    前記タンク高温出湯配管、前記タンク中間出湯配管及び前記給水配管を流れる3種類の湯水のうち2種類の湯水を混合し、混合した湯水を送出する第1給湯混合弁と、
    前記3種類の湯水のうち前記第1給湯混合弁で混合されない湯水と、前記第1給湯混合弁から送出された湯水とを混合し、混合した湯水を給湯対象に向けて送出する第2給湯混合弁と、
    前記ヒートポンプ加熱手段、前記第1給湯混合弁及び前記第2給湯混合弁を制御する機能と、前記貯湯運転及び前記加熱運転を実行する機能とを有し、前記貯湯運転及び前記加熱運転の実行中には、前記タンク中間出湯配管から取出す湯水の使用を禁止した状態で前記第1給湯混合弁及び前記第2給湯混合弁を制御する制御部と、
    を備えた貯湯式ヒートポンプ給湯機。
  2. 前記制御部は、前記タンク中間出湯配管から湯水を取出している状態で前記貯湯運転と前記加熱運転のうち少なくとも一方の運転の実行要求があった場合に、前記タンク中間出湯配管からの湯水の使用を禁止した状態で前記一方の運転を実行する、請求項1に記載の貯湯式ヒートポンプ給湯機。
  3. 前記制御部は、前記タンク中間出湯配管から湯水を取出している状態で前記貯湯運転と前記加熱運転のうち少なくとも一方の運転の実行要求があった場合に、前記タンク中間出湯配管からの湯水の取出しが完了するまでは前記貯湯運転及び前記加熱運転の実行を禁止する、請求項1に記載の貯湯式ヒートポンプ給湯機。
  4. 前記制御部は、前記タンク中間出湯配管から湯水を取出している状態で前記貯湯運転を実行する場合に、当該湯水を取出していない場合と比較して、前記貯湯回路を流れる湯水の流量を減少させる、請求項1から3のうち何れか1項に記載の貯湯式ヒートポンプ給湯機。
  5. 前記制御部は、前記タンク中間出湯配管から湯水を取出している状態で前記加熱運転を実行する場合に、当該湯水を取出していない場合と比較して、前記加熱回路を流れる湯水の流量を減少させる、請求項1から4のうち何れか1項に記載の貯湯式ヒートポンプ給湯機。
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