JP2016216630A - 樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願発明の目的は、光透過性及び耐衝撃性に優れる樹脂組成物を提供することにある。
【解決手段】本願発明の樹脂組成物は、(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂、(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂、及び(c)水添ブロック共重合体を含有し、上記(a)、上記(b)、及び上記(c)の合計100質量部に対して、上記(a)40〜80質量部、上記(b)及び上記(c)の合計20〜60質量部を含み、上記(b)と上記(c)との質量比が、20/80〜80/20であり、上記(b)が、スチレン系化合物と、スチレン系化合物と共重合可能な化合物とを、ゴム質重合体存在下で重合して得られる樹脂であり、上記ゴム質重合体の平均粒子径が2.0μm以下であることを特徴としている。
【選択図】なし

Description

本発明は、樹脂組成物に関する。
ポリフェニレンエーテルを含む樹脂組成物は、光透過性、機械的特性、電気的特性、耐熱性、低吸水性、寸法安定性に優れるものの、耐衝撃性に劣ることが知られている。
耐衝撃性が良好な樹脂組成物としては、例えば、ポリフェニレンエーテルとハイインパクトポリスチレン(HIPS)とを含む樹脂組成物が知られている。しかしながら、この樹脂組成物は、耐衝撃性が改善するものの、光透過性が悪くなってしまう。
また、例えば、ポリフェニレンエーテルとポリスチレンとを含有する樹脂組成物は、光透過性は良好であるものの、耐衝撃性に劣ることが知られている。
このように、スチレン系樹脂及びポリフェニレンエーテルを配合して、光透過性及び耐衝撃性の両性質に優れる樹脂組成物を得るのは困難と考えられていた。
特開平2−124966号公報
特許文献1には、ポリフェニレンエーテルを含む樹脂組成物として、ポリフェニレンエーテル中の水添ブロック共重合体の短径が0.3μm以下である樹脂組成物が開示され、光透過性や耐衝撃性が良好な成形体が得られることが記載されている。
ここで、一般的に光透過性と耐衝撃性は相反する関係にあるが、近年、軽量化やコストの観点から製品や部品の肉厚が薄くなる傾向があり、更なる耐衝撃性の向上が必要となった。特許文献1の樹脂組成物は、成形体を薄くすると、耐衝撃性が十分とはいえない場合があり、更なる改良が求められていた。
そこで、本発明は、光透過性及び耐衝撃性に優れた樹脂組成物の提供を目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討を行った結果、ポリフェニレンエーテル系樹脂、ゴム変性ポリスチレン系樹脂、及び水添ブロック共重合体を含む樹脂組成物において、樹脂組成物中のポリフェニレンエーテル系樹脂、ゴム変性ポリスチレン系樹脂、水添ブロック共重合体の含有量を特定範囲とし、平均粒子径が特定値以下のゴム質重合体を用いて重合したゴム変性ポリスチレン系樹脂を用いることによって、光透過性及び耐衝撃性に優れた樹脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
〔1〕
(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂、(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂、及び(c)水添ブロック共重合体を含有し、
上記(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂、上記(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂、及び上記(c)水添ブロック共重合体の合計100質量部に対して、上記(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂40〜80質量部、上記(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂及び上記(c)水添ブロック共重合体の合計20〜60質量部を含み、
上記(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂と上記(c)水添ブロック共重合体との質量比が、20/80〜80/20であり、
上記(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂が、スチレン系化合物と、スチレン系化合物と共重合可能な化合物とを、ゴム質重合体存在下で重合して得られる樹脂であり、上記ゴム質重合体の平均粒子径が2.0μm以下であることを特徴とする、樹脂組成物。
〔2〕
上記(c)水添ブロック共重合体における芳香族ビニル化合物部分の含有量が50質量%以上である、〔1〕に記載の樹脂組成物。
〔3〕
更に、(d)縮合リン酸エステル系化合物を含有する、〔1〕又は〔2〕に記載の樹脂組成物。
〔4〕
上記(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂、上記(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂、及び上記(c)水添ブロック共重合体の合計100質量部に対して、上記(d)縮合リン酸エステル系化合物5〜30質量部を含む、〔3〕に記載の樹脂組成物。
〔5〕
厚さ2.5mmの成形品にしたときの900nmレーザー光の透過率が60%以上である、〔1〕〜〔4〕の何れかに記載の樹脂組成物。
〔6〕
〔1〕〜〔5〕の何れかに記載の樹脂組成物を含む成形品。
本発明によれば、光透過性及び耐衝撃性に優れた樹脂組成物を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」と言う。)について詳細に説明する。以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。また、本発明は、その要旨の範囲内で適宜変形して実施することができる。
(樹脂組成物)
本実施形態の樹脂組成物は、(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂、(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂、及び(c)水添ブロック共重合体を含有し、上記(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂、上記(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂、及び上記(c)水添ブロック共重合体の合計100質量部に対して、上記(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂40〜80質量部、上記(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂及び上記(c)水添ブロック共重合体の合計20〜60質量部を含み、上記(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂と上記(c)水添ブロック共重合体との質量比が、20/80〜80/20であり、上記(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂が、スチレン系化合物と、スチレン系化合物と共重合可能な化合物とを、ゴム質重合体存在下で重合して得られる樹脂であり、上記ゴム質重合体の平均粒子径が2.0μm以下である。
本実施形態の樹脂組成物は、さらに、(d)縮合リン酸エステル系化合物、添加剤を含んでいてもよい。
−(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂−
(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂(本明細書において、「PPE」と称する場合や、単に「(a)成分」と称する場合がある。)は、フェニレンエーテルの単独重合体(ホモポリマー)でもよいし、フェニレンエーテルと他の単量体との共重合体(コポリマー)でもあってもよい。
上記(a)成分は、1種のみを単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記(a)成分として、例えば、下記式(1)で表される繰り返し単位構造(フェニレンエーテルに由来する単位構造)を有する単独重合体及び/又は共重合体が挙げられる。
Figure 2016216630
[式中、R1、R2、R3、及びR4は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜7の第1級のアルキル基、又は炭素数1〜7の第2級のアルキル基、フェニル基、ハロアルキル基、アミノアルキル基、炭化水素オキシ基、及び少なくとも2個の炭素原子がハロゲン原子と酸素原子とを隔てているハロ炭化水素オキシ基からなる群より選ばれる一価の基を表す。]
上記(a)成分としては、例えば、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチル−6−フェニル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジクロロ−1,4−フェニレンエーテル)等の単独重合体;2,6−ジメチルフェノールと他のフェノール類(例えば、2,3,6−トリメチルフェノールや2−メチル−6−ブチルフェノール)等との共重合体等が挙げられる。中でも、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)、2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェノールが好ましく、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)がより好ましい。
上記(a)成分の製造方法は、従来公知の方法を適用できる。上記(a)成分の製造方法としては、例えば、第一銅塩とアミンとのコンプレックスを触媒として用いて、2,6−キシレノール等を酸化重合することによって製造する方法、特開昭50−150798号公報、特開昭50−051197号公報、特開昭63−152628号公報等に記載される方法等が挙げられる。
上記(a)成分の還元粘度(0.5g/dLのクロロホルム溶液、30℃測定、ウベローデ型粘度管で測定)は、例えば、0.7dL/g以下であることが好ましく、0.6dL/g以下であることがより好ましく、また、0.15dL/g以上であることが好ましく、0.2dL/g以上であることがより好ましい。
−(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂−
(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂(本明細書において、単に「(b)成分」と称する場合がある。)とは、スチレン系化合物と、スチレン系化合物と共重合可能な化合物とを、ゴム質重合体存在下で重合して得られる樹脂(重合体)である。
上記(b)成分を重合する際に用いられる上記スチレン系化合物としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、モノクロロスチレン、p−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、エチルスチレン等が挙げられ、中でも、スチレンが好ましい。
上記(b)成分を重合する際に用いられる上記スチレン系化合物と共重合可能な化合物としては、例えば、メチルメタクリレートやエチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類;アクリロニトリルやメタクリロニトリル等の不飽和ニトリル化合物類;無水マレイン酸等の酸無水物等が挙げられる。
上記(b)成分を重合する際の上記スチレン系化合物と共重合可能な化合物の使用量は、例えば、上記スチレン系化合物及び上記スチレン系化合物と共重合可能な化合物の合計100質量%に対して、20質量%以下であることが好ましく、15質量%以下であることがより好ましい。
上記(b)成分を重合する際に用いられる上記ゴム質重合体としては、例えば、共役ジエン系ゴム、共役ジエンと芳香族ビニル化合物との共重合体、エチレン−プロピレン共重合体系ゴム等が挙げられ、中でも、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエンランダム共重合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、及びこれらを部分的に又はほぼ完全に水素添加したゴム成分(例えば、水素添加率が50〜100%であるゴム成分)が好ましい。
上記(b)成分を重合する際の上記ゴム質重合体の使用量は、得られる成形品の透過性が一層優れるという観点から、例えば、上記スチレン系化合物及び上記スチレン系化合物と共重合可能な化合物の合計100質量%に対して、25質量%以下であることが好ましく、15質量%以下であることがより好ましい。
上記ゴム質重合体の平均粒子径は、光透過性の観点から、2.0μm以下であり、1.5μm以下であることが好ましく、1.3μm以下であることがより好ましい。
なお、ここでいう平均粒子径とは、DMF(ジメチルフォルムアミド)溶剤中、23℃で測定されるコールターカウンター法による平均粒子径をいう。
−(c)水添ブロック共重合体−
(c)水添ブロック共重合体(本明細書において、単に「(c)成分」と称する場合がある。)とは、芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックAと、共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBとを含むブロック共重合体及びその少なくとも一部が水素添加された水素添加ブロック共重合体、及び/又は芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックと、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とのランダム共重合体とを含む共重合体の少なくとも一部が水素添加された水添ランダム共重合体ブロックとを有する熱可塑性エラストマーである。
中でも、上記(c)成分としては、水素添加ブロック共重合体が好ましい。
また、上記(c)成分には、芳香族ビニル化合物を構成成分として含む、ゴム変性ポリスチレン系樹脂は含まれないものとする。
−−重合体ブロックA−−
上記重合体ブロックAを構成する上記芳香族ビニル化合物としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等が挙げられる。中でも、耐衝撃性の観点から、スチレンが好ましい。上記芳香族ビニル化合物は、1種のみを単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
水素添加前の上記重合体ブロックAにおける上記芳香族ビニル化合物部分の含有量は、上記重合体ブロックA(100質量%)に対して、50質量%以上であり、光透過性の観点から、60質量%以上であることが好ましく、70質量%以上であることがより好ましい。
上記重合体ブロックAの数平均分子量(Mn(a))は、樹脂組成物の耐衝撃性のばらつきを抑制する観点から、例えば、15,000以上であることが好ましい。なお、上記重合体ブロックAが複数ある場合は、全ての重合体ブロックAの数平均分子量が15,000以上であることがより好ましい。
なお、上記重合体ブロックAの数平均分子量(Mn(a))は、下記のブロック共重合体の数平均分子量(Mn)を用いて、下式により求めることができる。
Mn(a)={Mn×a/(a+b)}/N
[式中、Mn(a)は重合体ブロックAの数平均分子量、Mnは重合体ブロックAと重合体ブロックBとからなるブロック共重合体の数平均分子量、aはブロック共重合体中の全重合体ブロックAの合計含有量(質量%)、bはブロック共重合体中の全重合体ブロックBの合計含有量(質量%)、Nはブロック共重合体中の重合体ブロックAの総数を表す。]
ここで、Mnは、下記のゲルパーミエーションクロマトグラフィー測定装置を用いた方法により求めることができる。また、aはNMRにより測定することができ、bは「100−a」で算出することができる。
−−重合体ブロックB−−
上記重合体ブロックBを構成する上記共役ジエン化合物としては、例えば、ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン等が挙げられる。中でも、耐衝撃性の観点から、ブタジエン、イソプレン、又はこれらの組み合わせが好ましい。上記共役ジエン化合物は1種のみを単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。
水素添加前の上記重合体ブロックBにおける上記共役ジエン化合物部分の含有量は、上記重合体ブロックB(100質量%)に対して、50質量%以上であり、耐衝撃性の観点から、60質量%以上であることがより好ましく、70質量%以上であることがさらに好ましい。
水素添加前の上記重合体ブロックBのミクロ構造(共役ジエン化合物の結合形態)において、1,2−ビニル結合量と3,4−ビニル結合量との合計(全ビニル結合量)は、耐衝撃性の観点から、5%以上であることが好ましく、10%以上であることがより好ましく、15%以上であることがさらに好ましく、また、80%以下であることが好ましく、50%以下であることがより好ましく、45%以下であることがさらに好ましい。
特に、上記共役ジエン化合物としてブタジエンを使用する場合は、ポリブタジエンブロック部分のミクロ構造は、耐衝撃性の観点から、1,2−ビニル結合量と3,4−ビニル結合量との合計量が5〜80%であることが好ましく、10〜50%がより好ましく、15〜45%がさらに好ましい。
なお、共役ジエンの結合形態として、1,2−ビニル結合、3,4−ビニル結合、1,4−ビニル結合があるが、上記全ビニル結合量とは、重合時の共役ジエン化合物の結合形態の割合を示すものである。例えば、1,2−ビニル結合量とは、上記3種の結合形態中の1,2−ビニル結合の割合を意味するものである。1,2−ビニル結合量、3,4−ビニル結合量、1,4−ビニル結合量は、赤外分光光度計を用いて測定し、Analytical Chemistry,Volume21,No.8,August 1949に記載の方法に準じて算出することができる。
上記水素添加ブロック共重合体のブロック構造としては、例えば、重合体ブロックAを「A」と、重合体ブロックBを「B」と表すと、A−B、A−B−A、A−B−A−B、の中から選ばれる結合形式を有している構造が挙げられる。中でも、耐衝撃性の観点から、A−B−A、A−B−A−Bがより好ましく、A−B−Aがさらに好ましい。上記水素添加ブロック共重合体のブロック構造は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
上記水素添加ブロック共重合体は、例えば、重合体ブロックAと重合体ブロックBとを含むブロック共重合体中の脂肪族二重結合を水素添加処理することにより得られる。
上記(c)成分の水素添加率(ブロック共重合体中の共役ジエン化合物部分に対する水素添加率)は、熱安定性の観点から、50%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましく、95%以上であることがさらに好ましい。
なお、上記水素添加率は、核磁気共鳴装置(NMR)により測定した値をいう。
上記(c)成分の数平均分子量(Mn)は、耐衝撃性、流動性の観点から、50,000以上であることが好ましく、また、400,000以下であることが好ましい。
なお、上記数平均分子量とは、紫外分光検出器を備えるゲルパーミエーションクロマトグラフィー測定装置を用いて測定し、標準ポリスチレンで換算した値をいう。
数平均分子量の具体的な測定方法を以下に示す。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー測定装置(商品名「GPC SYSTEM21」、昭和電工株式会社製)を用いて、紫外分光検出器(商品名「UV−41」、昭和電工株式会社製)で測定し、標準ポリスチレンで換算して数平均分子量を求める。
測定条件は、溶媒:クロロホルム、温度:40℃、カラム:サンプル側(K−G,K−800RL,K−800R)、リファレンス側(K−805L×2本)、流量10ml/分、測定波長:254nm、圧力15〜17kg/cm2)とする。
この時、重合時の触媒失活に起因した低分子量成分が検出される場合があるが、その場合は、分子量計算に当該低分子量成分は含めない。
上記(c)成分の分子量分布(重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn))としては、1.0以上であることが好ましく、また、1.3以下であることが好ましい。
上述したブロック共重合体は、本発明の趣旨に反しない限り、結合形式の異なるもの、芳香族ビニル化合物種の異なるもの、共役ジエン化合物種の異なるもの、1,2−ビニル結合量、もしくは1,2−ビニル結合量と3,4−ビニル結合量との合計量の異なるもの、芳香族ビニル化合物成分含有量の異なるもの、水素添加率の異なるもの等の各々について、2種以上を混合して用いてもよい。
上記(c)成分中の上記芳香族ビニル化合物部分の含有量は、光透過性の観点から、上記(c)成分(100質量%)に対して、50質量%以上であることが好ましく、55質量%以上であることがより好ましく、60質量%以上であることがさらに好ましい。
−(d)縮合リン酸エステル系化合物−
本実施形態の樹脂組成物は、(d)縮合リン酸エステル系化合物(本明細書において、単に「(d)成分」と称する場合がある。)を含むことにより、難燃性が向上する。
上記(d)成分としては、例えば、下記式(2)及び下記式(3)で表される芳香族縮合リン酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種を主成分として含むものが好ましい。
ここでいう「主成分」とは、下記式(2)及び下記式(3)で表される芳香族縮合リン酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種の含有量が、(d)成分100質量%に対して、90質量%以上含まれることをいい、95質量%以上含まれることが好ましく、100質量%含まれることがより好ましい。
Figure 2016216630
[式中、Q41、Q42、Q43、Q44は、各々独立して、炭素原子数1〜6のアルキル基であり;R41、R42は、各々独立して、メチル基であり;R43、R44は、各々独立して、水素原子又はメチル基であり;xは0以上の整数であり;p1、p2、p3、p4は、それぞれ、0〜3の整数であり;q1、q2は、それぞれ、0〜2の整数である]
Figure 2016216630
[式中、Q51、Q52、Q53、Q54は、各々独立して、炭素原子数1〜6のアルキル基であり;R51は、メチル基であり;yは0以上の整数であり;r1、r2、r3、r4は、それぞれ、0〜3の整数であり;s1は、それぞれ、0〜2の整数である]
なお、上記式(2)及び上記式(3)で表される縮合リン酸エステル化合物は、それぞれ複数種の分子を含んでよく、各分子について、x、yは、それぞれ、1〜3の整数であることが好ましい。
中でも、上記(d)成分は、樹脂組成物の成形加工時の揮発性が一層低減するという観点から、R43、R44がメチル基であり、p1、p2、p3、p4、q1、及びq2が0である式(2)で表される芳香族縮合リン酸エステル、並びにQ41、Q42、Q43、Q44、R43、及びR44がメチル基を表し、q1及びq2が0であり、p1、p2、p3、及びp4が1〜3の整数であり、xが1〜3の整数である(特にxが1である)式(2)で表される芳香族縮合リン酸エステルの合計含有量が、(d)成分100質量%に対して、50質量%以上であることが好ましい。
−添加剤−
本実施形態の樹脂組成物には、更に他の特性を付与するため、本発明の効果を損なわない範囲で、添加剤を添加してもよい。上記添加剤としては、例えば、可塑剤、酸化防止剤、及び紫外線吸収剤等の安定剤、帯電防止剤、離型剤、染顔料、その他の樹脂等が挙げられる。
本実施形態の樹脂組成物において、上記(a)成分の含有量は、光透過性、難燃性の観点から、上記(a)成分、上記(b)成分、及び上記(c)成分の合計100質量部に対して、40質量部以上であり、45質量部以上であることが好ましく、50質量部以上であることがより好ましく、また、80質量部以下であり、75質量部以下であることが好ましく、70質量部以下であることがより好ましい。
本実施形態の樹脂組成物において、上記(b)成分及び上記(c)成分の合計含有量は、光透過性、耐衝撃性の観点から、上記(a)成分、上記(b)成分、及び上記(c)成分の合計100質量部に対して、20質量部以上であり、25質量部以上であることが好ましく、30質量部以上であることがより好ましく、また、60質量部以下であり、50質量部以下であることが好ましく、40質量部以下であることがより好ましい。
本実施形態の樹脂組成物において、上記(b)成分と上記(c)成分との質量比(上記(b)成分の質量/上記(c)成分の質量)は、耐衝撃性の観点から、20/80以上であり、26/74以上であることが好ましく、30/70以上であることがより好ましく、また、80/20以下であり、74/26以下であることが好ましく、65/35以下であることがより好ましい。
本実施形態の樹脂組成物において、上記(d)成分の含有量は、高い耐衝撃性を維持しつつ、難燃性を付与するという観点から、例えば、上記(a)成分、上記(b)成分、上記(c)成分の合計100質量部に対して、5質量部以上であることが好ましく、8質量部以上であることがより好ましく、また、30質量部以下であることが好ましく、25質量部以下であることがより好ましく、20質量部以下であることがさらに好ましい。
(樹脂組成物の製造方法)
本実施形態の樹脂組成物は、例えば、上記(a)成分、上記(b)成分、上記(c)成分等を、二軸押出機を用いて、溶融混練することによって製造することができる。
上記二軸押出機としては、例えば、コペリオン社製のZSKシリーズ、東芝機械社製のTEMシリーズ、日本製鋼所社製のTEXシリーズ等が挙げられる。
本実施形態の樹脂組成物の製造方法における、溶融混練温度、スクリュー回転数等は、溶融混練温度100〜370℃、スクリュー回転数100〜1200rpmの範囲から適宜好適な条件を選択することができる。
二軸押出機に原料を供給するための原料供給装置としては、例えば、単独スクリューフィーダー、二軸スクリューフィーダー、テーブルフィーダー、ロータリーフィーダー等が挙げられ、中でも、原料供給の変動誤差が少ないという観点から、ロスインウエイトフィーダーが好ましい。
液状の原料を添加する場合、押出機シリンダー部分において液添ポンプ等を用いて、液状の原料をシリンダー系中に直接送り込むことによって、添加することができる。液添ポンプとしては、特に限定されることなく、例えば、ギアポンプやフランジ式ポンプ等が挙げられ、ギアポンプが好ましい。このとき、液添ポンプにかかる負荷を小さくし、原料の操作性を高める観点から、液状原料を貯めておくタンク、該タンクと液添ポンプ間との配管や、該ポンプと押出機シリンダーと間の配管等の液状の原料の流路となる部分、をヒーター等を用いて加熱して、液状の原料の粘度を小さくしておくことが好ましい。
本実施形態の樹脂組成物は、厚さ2.5mmの成形品にしたときの900nmレーザー光の透過率が60%以上であることが好ましく、70%以上であることがより好ましい。
なお、上記厚さ2.5mmの成形品にしたときの900nmレーザー光の透過率は、後述の〔測定方法〕の<光透過率>に記載の方法により測定される値をいう。
本実施形態の樹脂組成物によれば、光透過性及び耐衝撃性に優れる成形品が得られる。
(成形品)
本実施形態の樹脂組成物を成形することにより、成形品とすることができる。上記成形品は、本実施形態の樹脂組成物を少なくとも含む。
成形方法としては、例えば、射出成形、中空成形、押出成形、シート成形、フィルム成形等、公知の成形方法を用いることができ、特に射出成形機を用いて成形する方法が好ましい。上記射出成形機としては、例えば、TOSHIBA社製の「IS100GN」等が挙げられる。
本実施形態の樹脂組成物の成形方法における溶融温度、金型温度等は、溶融温度200〜320℃、金型温度30〜100℃の範囲から適宜好適な条件を選択することができる。
上記成形品は、種々の成形品として用いることができ、工業部品、電気・電子部品、事務機器ハウジング、自動車部品、精密部品等の広い分野に利用でき、特に、電気部品用途、電池用途、各種外装材等の用途に好適に使用できる。
以下、具体的な実施例及び比較例を挙げて本発明について詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例及び比較例の樹脂組成物に用いた原材料を以下に示す。
−(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂−
還元粘度(0.5g/dLのクロロホルム溶液、30℃測定、ウベローデ型粘度管で測定)0.5dL/gのポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)
−(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂−
(b−1)旭化成工業製「スタイロン492」(ゴム質重合体の使用量:ゴム変性ポリスチレン系樹脂を重合する際に用いたスチレン系化合物およびスチレン系化合物と共重合可能な化合物の合計100質量%に対して、10質量%)
(b−2)ペトロケミカル製「CT60」(ゴム質重合体の平均粒子径:1.2μm、ゴム質重合体の使用量:ゴム変性ポリスチレン系樹脂を重合する際に用いたスチレン系化合物およびスチレン系化合物と共重合可能な化合物の合計100質量%に対して、10質量%)
−(c)水添ブロック共重合体−
(c−1)旭化成ケミカルズ製、「タフテックH1081」(芳香族ビニル化合物含有量60%)(水素添加ブロック共重合体)
(c−2)旭化成ケミカルズ製、「タフテックH1041」(芳香族ビニル化合物含有量32%)(水素添加ブロック共重合体)
(c−3)芳香族ビニル化合物含有量61質量%、2個の水素添加前のポリスチレンブロックセグメントの数平均分子量が各々21,000、33,000、分子量分布1.05、水素添加前のポリブタジエンブロックセグメントの1,2−ビニル結合量38%の水添ブロック共重合体(A−B−A型の水素添加ブロック共重合体)
−(d)縮合リン酸エステル系化合物−
大八化学工業社製、「E890」
−添加剤−
ポリスチレン、PSジャパン製、「685」
ゴム変性ポリスチレン、ペトロケミカル製「ET63」(ゴム質重合体の平均粒子径:2.7μm)
実施例及び比較例における物性の測定方法を以下に示す。
〔測定方法〕
<シャルピー衝撃強度>
実施例及び比較例で得た樹脂組成物を、240〜280℃に設定したスクリューインライン型射出成形機(TOSHIBA社製、「IS100GN」)に供給し、金型温度80℃の条件で射出成形することによって、ISO−179規格で規定された寸法の試験片を製造した。
当該試験片を用いて、ISO−179に準拠し、ノッチ付きにてシャルピー衝撃強度(kJ/m2)を測定した。評価基準としては、測定値が大きい値であるほど耐衝撃性に優れていると評価した。
<光透過率>
実施例及び比較例で得た樹脂組成物を、240〜280℃に設定したスクリューインライン型射出成形機(TOSHIBA社製、「IS100GN」)に供給し、金型温度80℃の条件で射出成形することによって、90mm×50mm×2.5mmの平板試験片を製造した。
当該試験片を縦15〜30mm、横35mm〜70mm程度のサイズに切削し、紫外可視近赤外分光光度計(商品名「V−670」、日本分光株式会社製)にセットし、試験片厚み2.5mmに対する波長900nmのレーザー光透過率を測定した。評価基準としては、測定値が大きい値であるほど光透過性に優れていると評価した。
以下、各実施例及び各比較例について詳述する。
〔実施例1〕
樹脂組成物の製造装置として、二軸押出機(商品名「ZSK−40MC」、コペリオン社製)を用いた。該二軸押出機においてバレル数は12ブロックであり、原料の流れ方向について、上流から1バレル目(上流供給口)、8バレル目(下流供給口)にそれぞれ1ヶ所の計2ヶ所の供給口を設け、5バレル目に液添ポンプを設け、11バレル目に真空ベントを設けた。また、下流供給口への原料供給方法は、押出機サイド開放口から強制サイドフィーダーを用いて供給する方法とした。
上記のように設定した二軸押出機に、(a)〜(d)成分を表1に示した組成で供給し、押出温度100〜280℃、スクリュー回転数300rpm、吐出量100kg/時間の条件にて溶融混練し、樹脂組成物のペレットを得た。
〔実施例2〜7〕
(a)〜(d)成分を、表1に示した組成で二軸押出機に供給した。その他の条件は、実施例1と同様にして樹脂組成物のペレットを得た。
〔比較例1〜9〕
(a)〜(d)成分及び添加剤を、表1に示した組成で二軸押出機に供給した。その他の条件は実施例1と同様にして樹脂組成物のペレットを得た。
実施例及び比較例で調製した樹脂組成物を成形した成形品について、上記項目の評価結果を表1に示す。
Figure 2016216630
実施例1〜7は、いずれも透明性、耐衝撃性に優れており、本実施形態に係る樹脂組成物は、透明性、耐衝撃性に優れる成形品を成形できた。
ゴム変性ポリスチレン系樹脂と水添ブロック共重合体の質量比が高すぎたり、低すぎたりする樹脂組成物、及びゴム変性ポリスチレン系樹脂と水添ブロック共重合体の合計含有量が少ない樹脂組成物から得られる成形品は、耐衝撃性に劣っていた(比較例3、4、6、8)。特に、ゴム変性ポリスチレン系樹脂又は水添ブロック共重合体が含まれない樹脂組成物から得られる成形品は、耐衝撃性に一層劣っていた(比較例1、2)。
ゴム質重合体の平均粒子径が大きいゴム変性ポリスチレン系樹脂を用いた樹脂組成物、ポリフェニレンエーテル系樹脂が少ない樹脂組成物、及びゴム変性ポリスチレン系樹脂と水添ブロック共重合体の合計含有量が多い樹脂組成物から得られる成形品は、光透過性に劣っていた(比較例5、6、7、9)。
本発明の樹脂組成物は、電気部品用途、電池用途等の材料として産業上の利用可能性を有している。

Claims (6)

  1. (a)ポリフェニレンエーテル系樹脂、(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂、及び(c)水添ブロック共重合体を含有し、
    前記(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂、前記(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂、及び前記(c)水添ブロック共重合体の合計100質量部に対して、前記(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂40〜80質量部、前記(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂及び前記(c)水添ブロック共重合体の合計20〜60質量部を含み、
    前記(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂と前記(c)水添ブロック共重合体との質量比が、20/80〜80/20であり、
    前記(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂が、スチレン系化合物と、スチレン系化合物と共重合可能な化合物とを、ゴム質重合体存在下で重合して得られる樹脂であり、前記ゴム質重合体の平均粒子径が2.0μm以下である
    ことを特徴とする、樹脂組成物。
  2. 前記(c)水添ブロック共重合体における芳香族ビニル化合物部分の含有量が50質量%以上である、請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. 更に、(d)縮合リン酸エステル系化合物を含有する、請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
  4. 前記(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂、前記(b)ゴム変性ポリスチレン系樹脂、及び前記(c)水添ブロック共重合体の合計100質量部に対して、前記(d)縮合リン酸エステル系化合物5〜30質量部を含む、請求項3に記載の樹脂組成物。
  5. 厚さ2.5mmの成形品にしたときの900nmレーザー光の透過率が60%以上である、請求項1〜4の何れか1項に記載の樹脂組成物。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の樹脂組成物を含む成形品。
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