JP2016213388A - 窒化物半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

窒化物半導体装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電流コラプス現象が抑えられた窒化物半導体装置及びその製造方法を提供する。【解決手段】 窒化物半導体装置1の製造方法は、ヘテロ接合を有する窒化物半導体積層体16上にp型窒化物半導体層22を成膜する工程、p型窒化物半導体層22の一部をエッチングして窒化物半導体積層体16を露出させる工程、露出した窒化物半導体積層体16上にi型又はn型の窒化物半導体の表面層24を成膜する工程、p型窒化物半導体層22上にゲート電極36を形成する工程、及び、窒化物半導体積層体16上であってp型窒化物半導体層22を間に置いて対向する位置の一方にドレイン電極32を形成し、他方にソース電極34を形成する工程、を備える。【選択図】図1

Description

本明細書で開示する技術は、窒化物半導体装置及びその製造方法に関する。
ヘテロ接合を有する窒化物半導体積層体を備える窒化物半導体装置が開発されている。この窒化物半導体装置は、ヘテロ接合面近傍に形成される2次元電子ガス層をチャネルとして利用する。この窒化物半導体装置では、ドレイン電極とソース電極の間にゲート電極が設けられており、そのゲート電極の電位に応じてドレイン電極とソース電極の間を流れる電流量が制御される。
非特許文献1及び非特許文献2に開示されるように、この種の窒化物半導体装置では、ゲート電極と窒化物半導体積層体の間にp型窒化物半導体層を介在させる技術が開発されている。p型窒化物半導体層が設けられていると、ゲート電極が接地されたときに、p型窒化物半導体層から伸びる空乏層が、p型窒化物半導体層の下方の2次元電子ガス層の電子を枯渇させることができる。一方、ゲート電極に正電位が印加されると、空乏層が縮小し、p型窒化物半導体層の下方に2次元電子ガス層が形成され、ドレイン電極とソース電極が2次元電子ガス層を介して導通する。このように、p型窒化物半導体層が設けられている窒化物半導体装置は、ノーマリオフで動作することができる。
また、この種の窒化物半導体装置では、オン状態のドレイン電流がスイッチング中に減少する電流コラプス現象の発生が問題となっている。電流コラプス現象は、窒化物半導体積層体の表面準位又は窒化物半導体積層体とパッシベーション膜の間の界面準位に電荷が蓄積することが1つの原因だと考えられている。特許文献1は、電流コラプス現象を抑えるために、窒化物半導体積層体上にi型又はn型の窒化物半導体の表面層を形成する技術を開示する。表面層が窒化物半導体積層体上に設けられていることにより、窒化物半導体積層体の表面準位又は界面準位が減少し、電荷の蓄積が抑えられ、電流コラプス現象が抑えられる。
Injun Hwang et. al., ISPSD (2012), p.41 Y. Uemoto et. al., IEEE Transaction on Electron Devices, Vol.54 (2007), p.3393
特開2014−72258号公報
窒化物半導体積層体上に形成される表面層の膜厚は、ゲートリーク電流の電流経路となるのを回避するために、薄くする必要がある。このため、特許文献1の窒化物半導体装置の製造方法は、窒化物半導体積層体上にp型窒化物半導体層を成膜する工程、ゲート形成領域以外のp型窒化物半導体層上にチタン層を成膜する工程、熱処理によってp型窒化物半導体層とチタン層を反応させて窒化チタンを形成する工程、窒化チタンをウェットエッチングにより除去する工程を備える。この製造方法では、チタン層とp型窒化物半導体層を反応させて窒化チタンを形成するときの熱処理時間を調整することで、ゲート形成領域以外の領域に未反応のp型窒化物半導体層を残存させる。また、この未反応のp型窒化物半導体層は、窒化チタンが形成されるときに窒素が吸い上げられることによってi型又はn型になる。これらの工程により、ゲート形成領域には膜厚が厚いp型窒化物半導体層が形成され、ゲート形成領域以外の領域には膜厚が薄い表面層が形成される。
しかしながら、熱処理時間の調整によって膜厚の薄い表面層を高精度に形成することは難しい。本明細書は、電流コラプス現象が抑えられた窒化物半導体装置及びその製造方法を提供する。
本明細書で開示する窒化物半導体装置の製造方法は、ヘテロ接合を有する窒化物半導体積層体上にp型窒化物半導体層を成膜する工程、p型窒化物半導体層の一部をエッチングして窒化物半導体積層体を露出させる工程、露出する窒化物半導体積層体上にi型又はn型の窒化物半導体の表面層を成膜する工程、p型窒化物半導体層上にゲート電極を形成する工程、及び、窒化物半導体積層体上であってp型窒化物半導体層を間において対向する位置の一方にドレイン電極を形成し、他方にソース電極を形成する工程を備える。
上記製造方法によれば、p型窒化物半導体層をエッチングして窒化物半導体積層体を露出させた後に、表面層を成膜する。このため、膜厚の薄い表面層を高精度に成膜することができる。
本明細書で開示する窒化物半導体装置は、ヘテロ接合を有する窒化物半導体積層体、ドレイン電極、ソース電極、p型窒化物半導体層、i型又はn型の窒化物半導体の表面層及びゲート電極を備える。ドレイン電極は、窒化物半導体積層体上に設けられている。ソース電極は、窒化物半導体積層体上に設けられており、ドレイン電極から離れて配置されている。p型窒化物半導体層は、窒化物半導体積層体上に設けられており、ドレイン電極とソース電極の間であってドレイン電極とソース電極の双方から離れて配置されている。表面層は、p型窒化物半導体層とドレイン電極の間の窒化物半導体積層体上に設けられている。ゲート電極は、p型窒化物半導体層上に設けられている。
本明細書で開示する窒化物半導体装置の一実施形態では、表面層が、p型窒化物半導体層上にも設けられている。さらに、ゲート電極は、表面層を介してp型窒化物半導体層上に設けられている。この実施形態の窒化物半導体装置では、ゲート電極とp型窒化物半導体層の間に電気抵抗値が高抵抗な表面層が介在するので、ゲートリーク電流が抑えられる。
本明細書で開示する窒化物半導体装置の他の一実施形態では、表面層が、p型窒化物半導体層上にも設けられている。表面層には、p型窒化物半導体層の上面を露出させる開口が形成されている。さらに、ゲート電極は、表面層の開口を通過してp型窒化物半導体層上に設けられている。この実施形態の窒化物半導体装置では、表面層に開口を形成するときの加工ダメージによってp型窒化物半導体層の上層部に電気抵抗値が高抵抗な層が形成されるので、ゲートリーク電流が抑えられる。
実施例の窒化物半導体装置の要部断面図を模式的に示す。 図1に示す窒化物半導体装置を製造する一過程の要部断面図を模式的に示す。 図1に示す窒化物半導体装置を製造する一過程の要部断面図を模式的に示す。 図1に示す窒化物半導体装置を製造する一過程の要部断面図を模式的に示す。 図1に示す窒化物半導体装置を製造する一過程の要部断面図を模式的に示す。 図1に示す窒化物半導体装置を製造する一過程の要部断面図を模式的に示す。 図1に示す窒化物半導体装置を製造する一過程の要部断面図を模式的に示す。 変形例の窒化物半導体装置の要部断面図を模式的に示す。 図8に示す窒化物半導体装置を製造する一過程の要部断面図を模式的に示す。 図8に示す窒化物半導体装置を製造する一過程の要部断面図を模式的に示す。
以下、本明細書で開示される技術の特徴を整理する。なお、以下に記す事項は、各々単独で技術的な有用性を有する。
本明細書で開示される窒化物半導体装置の製造方法は、ヘテロ接合を有する窒化物半導体積層体上にp型窒化物半導体層を成膜する工程、p型窒化物半導体層の一部をエッチングして窒化物半導体積層体を露出させる工程、露出する窒化物半導体積層体上にi型又はn型の窒化物半導体の表面層を成膜する工程、p型窒化物半導体層上にゲート電極を形成する工程、及び、窒化物半導体積層体上であってp型窒化物半導体層を間において対向する位置の一方にドレイン電極を形成し、他方にソース電極を形成する工程、を備えていてもよい。ゲート電極を形成する工程は、ドレイン電極及びソース電極を形成する工程に対して、先に実施されてもよいし、後に実施されてもよい。ドレイン電極とソース電極は、同時に形成されてもよいし、別工程で形成されてもよい。ドレイン電極とソース電極は、窒化物半導体積層体の上面に接するように形成されてもよく、表面層を介して窒化物半導体積層体上に形成されてもよい。
上記製造方法の表面層を成膜する工程は、表面層がp型窒化物半導体層上にも成膜されるように実施されてもよい。この場合、ゲート電極を形成する工程は、ゲート電極が表面層を介してp型窒化物半導体層上に形成されるように実施されてもよい。この製造方法で製造される窒化物半導体装置では、ゲート電極とp型窒化物半導体層の間に電気抵抗値が高抵抗な表面層が介在するので、ゲートリーク電流が抑えられる。
上記製造方法の表面層を成膜する工程は、表面層がp型窒化物半導体層上にも成膜されるように実施されてもよい。この場合、ゲート電極を形成する工程は、p型窒化物半導体層上に形成された表面層に開口を形成してp型窒化物半導体層の上面を露出させ、ゲート電極が開口を通過してp型窒化物半導体層上に形成されるように実施されてもよい。この製造方法で製造される窒化物半導体装置では、表面層に開口を形成するときの加工ダメージによってp型窒化物半導体層の上層部に電気抵抗値が高抵抗な層が形成されるので、ゲートリーク電流が抑えられる。
本明細書で開示する窒化物半導体装置は、ヘテロ接合を有する窒化物半導体積層体、ドレイン電極、ソース電極、p型窒化物半導体層、i型又はn型の窒化物半導体の表面層及びゲート電極を備えていてもよい。ドレイン電極は、窒化物半導体積層体上に設けられている。ソース電極は、窒化物半導体積層体上に設けられており、ドレイン電極から離れて配置されている。ドレイン電極とソース電極は、窒化物半導体積層体の上面に接するように形成されてもよく、表面層を介して窒化物半導体積層体上に形成されてもよい。p型窒化物半導体層は、窒化物半導体積層体上に設けられており、ドレイン電極とソース電極の間であってドレイン電極とソース電極の双方から離れて配置されている。表面層は、p型窒化物半導体層とドレイン電極の間の窒化物半導体積層体上に設けられている。ゲート電極は、p型窒化物半導体層上に設けられている。
本明細書で開示する窒化物半導体装置の一実施形態では、表面層が、p型窒化物半導体層上にも設けられていてもよい。この場合、ゲート電極は、表面層を介してp型窒化物半導体層上に設けられていてもよい。この実施形態の窒化物半導体装置では、ゲート電極とp型窒化物半導体層の間に電気抵抗値が高抵抗な表面層が介在するので、ゲートリーク電流が抑えられる。
本明細書で開示する窒化物半導体装置の他の一実施形態では、表面層が、p型窒化物半導体層上にも設けられていてもよい。この場合、表面層には、p型窒化物半導体層の上面を露出させる開口が形成されていてもよい。さらに、ゲート電極は、表面層の開口を通過してp型窒化物半導体層上に設けられていてもよい。この実施形態の窒化物半導体装置では、表面層に開口を形成するときの加工ダメージによってp型窒化物半導体層の上層部に電気抵抗値が高抵抗な層が形成されるので、ゲートリーク電流が抑えられる。
本明細書で開示する窒化物半導体装置及びその製造方法において、窒化物半導体積層体は、電子走行層及びバリア層を有していてもよい。電子走行層の半導体材料は、InXaAlYaGa1−Xa−YaN(0≦Xa≦1、0≦Ya≦1、0≦Xa+Ya≦1)であり、バリア層の半導体材料は、InXbAlYbGa1−Xb−YbN(0≦Xb≦1、0≦Yb≦1、0≦Xb+Yb≦1)であり、InXbAlYbGa1−Xb−YbNのバンドギャップがInXaAlYaGa1−Xa−YaNのバンドギャップよりも大きいのが望ましい。p型窒化物半導体層の半導体材料は、InXcAlYcGa1−Xc−YcN(0≦Xc≦1、0≦Yc≦1、0≦Xc+Yc≦1)である。p型窒化物半導体層の組成は、バリア層の組成と同一でもよい。表面層の半導体材料は、InXdAlYdGa1−Xd−YdN(0≦Xd≦1、0≦Yd≦1、0≦Xd+Yd≦1)である。
以下、図面を参照して各実施例を説明する。各実施例において共通する構成要素については共通の符号を付し、その説明を省略する。
図1に示されるように、窒化物半導体装置1は、HFET(Heterostructure Field Effect Transistor)又はHEMT(High Electron Mobility Transistor)と称される種類であり、基板12、バッファ層14、窒化物半導体積層体16、p型窒化物半導体層22、表面層24、パッシベーション膜26、ドレイン電極32、ソース電極34及びゲート電極36を備える。
基板12の材料には、窒化物半導体系の半導体材料が結晶成長可能なものが用いられている。基板12の材料には、一例では窒化ガリウム、サファイア、炭化珪素、又はシリコンが用いられる。
バッファ層14は、基板12の上面に接して設けられている。バッファ層14の材料には、一例ではノンドープの窒化ガリウム(i-GaN)、ノンドープの窒化アルミニウム(i-AlN)、ノンドープの窒化アルミニウムガリウム(i-AlGaN)が用いられる。バッファ層14は、有機金属気相成長法(MOCVD: Metal Organic Chemical Vapor Deposition)を利用して、基板12上に低温下で積層されている。
窒化物半導体積層体16は、電子走行層15及びバリア層17を有する。電子走行層15は、バッファ層14の上面に接して設けられている。電子走行層15の材料には、一例ではノンドープの窒化ガリウム(i-GaN)が用いられている。電子走行層15は、有機金属気相成長法を利用して、バッファ層14上に積層されている。バリア層17は、電子走行層15の上面に接して設けられている。バリア層17の材料には、一例ではノンドープの窒化アルミニウムガリウム(i-AlGaN)が用いられている。バリア層17のアルミニウムの組成比は約5〜30%であり、その厚みは約5〜30nmであるのが望ましい。バリア層17は、有機金属気相成長法を利用して、電子走行層15上に積層されている。バリア層17のバンドギャップは、電子走行層15のバンドギャップよりも大きい。このため、電子走行層15とバリア層17のヘテロ接合面には、2次元電子ガス層が形成される。
p型窒化物半導体層22は、バリア層17の上面に接して設けられており、ドレイン電極32とソース電極34の間であってドレイン電極32とソース電極34の双方から離れて配置されている。p型窒化物半導体層22の材料には、一例ではマグネシウムがドープされた窒化アルミニウムガリウム(p-AlGaN)が用いられている。p型窒化物半導体層22のマグネシウムのドーパント濃度は、一例では、1×1018〜1×1020cm-3である。p型窒化物半導体層22の組成は、バリア層17の組成と同一である。p型窒化物半導体層22の厚みは、約30〜100nmであるのが望ましい。一例では、p型窒化物半導体層22のアルミニウムの組成比が約18%であり、その厚みが約30nmである。p型窒化物半導体層22は、有機金属気相成長法を利用して、バリア層17の上面に積層されている。
表面層24は、p型窒化物半導体層22とドレイン電極32の間のバリア層17の上面、及び、p型窒化物半導体層22とソース電極34の間のバリア層17の上面に接して設けられている。表面層24はさらに、p型窒化物半導体層22のドレイン側の側面、ソース側の側面及び上面に接して設けられている。表面層24の材料には、一例ではノンドープの窒化ガリウム(i-GaN)が用いられている。表面層24の厚みは、約2〜5nmであるのが望ましい。一例では、表面層24の厚みが約2nmである。なお、表面層24の材料には、シリコンがドープされた窒化ガリウム(n-GaN)が用いられてもよい。この場合、表面層24のシリコンのドーパント濃度は、一例では1×1014〜1×1017cm-3であるのが望ましい。
ドレイン電極32及びソース電極34の各々は、表面層24の開口24a,24bを通過してバリア層17の上面に接して設けられている。ドレイン電極32とソース電極34は、p型窒化物半導体層22を間に置いて対向する位置に配置されている。ドレイン電極32の材料には、窒化物半導体系の材料に対してオーミック接触可能な材料が用いられるのが望ましい。ドレイン電極32の材料には、一例ではチタンとアルミニウムの積層電極が用いられている。ソース電極34の材料にも、窒化物半導体系の材料に対してオーミック接触可能な材料が用いられるのが望ましい。ソース電極34の材料には、一例ではチタンとアルミニウムの積層電極が用いられている。これにより、ドレイン電極32及びソース電極34の各々は、電子走行層15とバリア層17のヘテロ接合面に形成される2次元電子ガス層に対してオーミック接触可能に構成されている。ドレイン電極32及びソース電極34の各々は、電子ビーム蒸着技術を利用して、バリア層17の上面に積層されている。なお、この例では、ドレイン電極32及びソース電極34の各々が表面層24の開口24a,24bを通過してバリア層17の上面に接しているので、コンタクト抵抗が低い。この例に代えて、ドレイン電極32及びソース電極34の各々は、表面層24を介してバリア層17上に形成されていてもよい。
ゲート電極36は、表面層24を介してp型窒化物半導体層22上に設けられている。換言すると、ゲート電極36とp型窒化物半導体層22は、表面層24によって隔てられている。ゲート電極36の材料には、窒化物半導体系の材料に対してオーミック接触可能な材料が用いられるのが望ましい。ゲート電極36の材料には、一例ではニッケルと金の積層電極が用いられている。これにより、ゲート電極36は、表面層24に対してオーミック接触可能に構成されている。ゲート電極36は、電子ビーム蒸着技術を利用して、表面層24の上面に積層されている。なお、ゲート電極36の材料には、窒化物半導体系の材料に対してショットキー接触可能な材料が用いられてもよい。
パッシベーション膜26は、表面層24の上面に接して設けられている。パッシベーション膜26は、ドレイン電極32、ソース電極34及びゲート電極36を露出させるように、それら電極以外の領域を被覆する。パッシベーション膜26の材料には、一例では酸化シリコン(SiO2)が用いられている。パッシベーション膜26は、プラズマCVD技術を利用して、表面層24の上面に被膜される。なお、パッシベーション膜26の材料は、プラズマCVD技術を利用して成膜される窒化シリコン(SiN)、原子層積層法を利用して成膜される酸化アルミニウム(Al2O3)、スパッタ又はMOCVD技術を利用して成膜される窒化アルミニウム(AlN)であってもよい。
次に、窒化物半導体装置1の動作を説明する。窒化物半導体装置1は、ドレイン電極32に正電位が印加され、ソース電極34に接地電位が印加されて用いられる。ゲート電極36が接地されているとき、p型窒化物半導体層22から伸びる空乏層が、p型窒化物半導体層22の下方において、電子走行層15とバリア層17のヘテロ接合面近傍の2次元電子ガス層の電子を枯渇させる。このため、ドレイン電極32とソース電極34の間の電流経路は、このp型窒化物半導体層22が対向するヘテロ接合面において遮断され、窒化物半導体装置1はオフになる。
ゲート電極36に正電位が印加されると、p型窒化物半導体層22から伸びていた空乏層が縮小し、p型窒化物半導体層22の下方においても、電子走行層15とバリア層17のヘテロ接合面近傍に2次元電子ガス層が発生する。ソース電極34から注入された電子は、2次元電子ガス層を介してドレイン電極32に流れ、窒化物半導体装置1はオンになる。このように、窒化物半導体装置1は、ノーマリオフで動作する。
窒化物半導体装置1は、ゲート電極36とドレイン電極32の間に表面層24が設けられている。表面層24は、バリア層17の上面に接して設けられており、バリア層17とパッシベーション膜26の間に介在する。後述の製造方法で説明するように、p型窒化物半導体層22をドライエッチングで加工したときに、バリア層17の上面に加工ダメージが残存する。例えば、このような加工ダメージが残存するバリア層17がパッシベーション膜26に接すると、バリア層17とパッシベーション膜26の間の界面準位が多くなり、そのような界面準位に蓄積した電荷によって電流コラプス現象が発生してしまう。しかしながら、窒化物半導体装置1では、結晶欠陥の少ない高品質な表面層24がバリア層17とパッシベーション膜26の間に設けられているので、このような界面準位が少なくなり、電荷の蓄積が抑えられ、電流コラプス現象が抑えられる。なお、電流コラプスを抑えるという点では、表面層24の半導体材料がGaNであるのが望ましい。一方、表面層24の半導体材料がアルミニウム又はインジウムを含む場合、特に、表面層24に含まれるアルミニウムがバリア層17に含まれるアルミニウムよりも多い場合、表面層24の下方において電子走行層15とバリア層17の間の2次元電子ガス層の電子密度が濃くなり、オン抵抗が低下する。表面層24の半導体材料は、所望する特性に応じて調整可能である。
窒化物半導体装置1では、p型窒化物半導体層22とバリア層17の接合部に寄生ダイオードが存在している。このため、窒化物半導体装置1がオンするときに、ゲート電極36に正電位が印加されると、この寄生ダイオードが順バイアスされる。しかしながら、窒化物半導体装置1では、ゲート電極36とp型窒化物半導体層22の間に表面層24が介在している。表面層24の電気抵抗値は大きいので、寄生ダイオードを介したゲートリーク電流が抑えられ、消費電力の増大が抑えられる。
次に、窒化物半導体装置1の製造方法を説明する。まず、図2に示されるように、基板12上にバッファ層14、電子走行層15及びバリア層17を積層する。バッファ層14、電子走行層15及びバリア層17は、有機金属気相成長法を利用して、基板12上に順に結晶成長される。
次に、図3に示されるように、有機金属気相成長法を利用して、バリア層17の上面にp型窒化物半導体層22を結晶成長する。
次に、図4に示されるように、ドライエッチング技術を利用して、p型窒化物半導体層22の一部を除去してバリア層17を露出させる。
次に、図5に示されるように、有機金属気相成長法を利用して、バリア層17の上面に表面層24を結晶成長する。表面層24は、p型窒化物半導体層22の側面及び上面にも成膜される。
次に、図6に示されるように、ドライエッチング技術を利用して、表面層24の一部に開口24a,24bを形成する。バリア層17の上面は、表面層24の開口24a,24bにおいて露出する。
次に、図7に示されるように、電子ビーム蒸着技術を利用して、表面層24の開口24a,24bに露出するバリア層17の上面にドレイン電極32及びソース電極34を形成する。次に、電子ビーム蒸着技術を利用して、p型窒化物半導体層22が設けられている範囲の表面層24上にゲート電極36を形成する。最後に、パッシベーション膜26を成膜すると、図1に示す窒化物半導体装置1が完成する。
上記製造方法は、p型窒化物半導体層22をドライエッチング加工した後に、表面層24を成膜することを特徴としている。電流コラプス現象を抑えるためには、ゲート電極36とドレイン電極32の間のバリア層17上に表面層24が成膜されていればよい。このため、例えば、表面層24とp型窒化物半導体層22をこの順で成膜した後に、p型窒化物半導体層22のみをドライエッチング加工して表面層24を残存させる製造方法も考えらえる。しかしながら、この製造方法では、膜厚の薄い表面層24を残しながらp型窒化物半導体層22のみをドライエッチング加工しなければならず、高精度な加工精度が要求される。例えば、ドライエッチング加工で表面層24も除去されると、電流コラプス現象を抑えることができなくなる。一方、上記製造方法では、p型窒化物半導体層22をドライエッチング加工した後に、表面層24を成膜するので、所望の膜厚を有する表面層24を高精度に成膜することができる。
図8に、変形例の窒化物半導体装置2を示す。窒化物半導体装置2では、p型窒化物半導体層22上の表面層24に開口24cが形成されており、ゲート電極36がその開口24cを通過してp型窒化物半導体層22の上面に接して設けられている。
次に、窒化物半導体装置2の製造方法を説明する。なお、図5に示す製造過程までは、窒化物半導体装置1の製造方法と共通である。
次に、図9に示されるように、ドライエッチング技術を利用して、表面層24の一部に開口24a,24b,24cを形成する。バリア層17の上面は、表面層24の開口24a,24bにおいて露出する。p型窒化物半導体層22の上面は、表面層24の開口24cにおいて露出する。
次に、図10に示されるように、電子ビーム蒸着技術を利用して、表面層24の開口24a,24bに露出するバリア層17の上面にドレイン電極32及びソース電極34を形成する。次に、電子ビーム蒸着技術を利用して、表面層24の開口24cに露出するp型窒化物半導体層22の上面にゲート電極36を形成する。最後に、パッシベーション膜26を成膜すると、図8に示す窒化物半導体装置2が完成する。
上記製造方法は、p型窒化物半導体層22が設けられている範囲の表面層24の一部に開口24cを形成してp型窒化物半導体層22の上面を露出させることを特徴とする。表面層24の一部に開口24cを形成するときに、p型窒化物半導体層22の上面にドライエッチング加工の加工ダメージが残存し、p型窒化物半導体層22の上層部の電気抵抗値が高抵抗化する。このため、窒化物半導体装置2がオンするときに、p型窒化物半導体層22とバリア層17の接合部に存在する寄生ダイオードを介したゲートリーク電流が抑えられ、消費電力の増大が抑えられる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:窒化物半導体装置、 12:基板、 14:バッファ層、 15:電子走行層、 16:窒化物半導体積層体、 17:バリア層、 22:p型窒化物半導体層、 24:表面層、 26:パッシベーション膜、 32:ドレイン電極、 34:ソース電極、 36:ゲート電極

Claims (5)

  1. 窒化物半導体装置の製造方法であって、
    ヘテロ接合を有する窒化物半導体積層体上にp型窒化物半導体層を成膜する工程と、
    前記p型窒化物半導体層の一部をエッチングして前記窒化物半導体積層体を露出させる工程と、
    露出する前記窒化物半導体積層体上にi型又はn型の窒化物半導体の表面層を成膜する工程と、
    前記p型窒化物半導体層上にゲート電極を形成する工程と、
    前記窒化物半導体積層体上であって前記p型窒化物半導体層を間に置いて対向する位置の一方にドレイン電極を形成し、他方にソース電極を形成する工程と、を備える製造方法。
  2. 前記表面層を成膜する工程は、前記表面層が前記p型窒化物半導体層上にも成膜されるように実施され、
    前記ゲート電極を形成する工程は、前記ゲート電極が前記表面層を介して前記p型窒化物半導体層上に形成されるように実施される、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記表面層を成膜する工程は、前記表面層が前記p型窒化物半導体層上にも成膜されるように実施され、
    前記ゲート電極を形成する工程は、前記p型窒化物半導体層上に形成された前記表面層に開口を形成して前記p型窒化物半導体層を露出させ、前記ゲート電極が前記開口を通過して前記p型窒化物半導体層上に形成されるように実施される、請求項1に記載の製造方法。
  4. 窒化物半導体装置であって、
    ヘテロ接合を有する窒化物半導体積層体と、
    前記窒化物半導体積層体上に設けられているドレイン電極と、
    前記窒化物半導体積層体上に設けられており、前記ドレイン電極から離れて配置されているソース電極と、
    前記窒化物半導体積層体上に設けられており、前記ドレイン電極と前記ソース電極の間であって前記ドレイン電極と前記ソース電極の双方から離れて配置されているp型窒化物半導体層と、
    前記p型窒化物半導体層と前記ドレイン電極の間の前記窒化物半導体積層体上に設けられているi型又はn型の窒化物半導体の表面層と、
    前記p型窒化物半導体層上に設けられているゲート電極と、を備え、
    前記表面層が、前記p型窒化物半導体層上にも設けられており、
    前記ゲート電極は、前記表面層を介して前記p型窒化物半導体層上に設けられている、窒化物半導体装置。
  5. 窒化物半導体装置であって、
    ヘテロ接合を有する窒化物半導体積層体と、
    前記窒化物半導体積層体上に設けられているドレイン電極と、
    前記窒化物半導体積層体上に設けられており、前記ドレイン電極から離れて配置されているソース電極と、
    前記窒化物半導体積層体上に設けられており、前記ドレイン電極と前記ソース電極の間であって前記ドレイン電極と前記ソース電極の双方から離れて配置されているp型窒化物半導体層と、
    前記p型窒化物半導体層と前記ドレイン電極の間の前記窒化物半導体積層体上に設けられているi型又はn型の窒化物半導体の表面層と、
    前記p型窒化物半導体層上に設けられているゲート電極と、を備え、
    前記表面層が、前記p型窒化物半導体層上にも設けられており、
    前記表面層には、前記p型窒化物半導体層の上面を露出させる開口が形成されており、
    前記ゲート電極は、前記表面層の前記開口を通過して前記p型窒化物半導体層上に設けられている、窒化物半導体装置。
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