JP2016213341A - 積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法、積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置、積層セラミックコンデンサ連の製造方法、および積層セラミックコンデンサ連 - Google Patents

積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法、積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置、積層セラミックコンデンサ連の製造方法、および積層セラミックコンデンサ連 Download PDF

Info

Publication number
JP2016213341A
JP2016213341A JP2015096306A JP2015096306A JP2016213341A JP 2016213341 A JP2016213341 A JP 2016213341A JP 2015096306 A JP2015096306 A JP 2015096306A JP 2015096306 A JP2015096306 A JP 2015096306A JP 2016213341 A JP2016213341 A JP 2016213341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
multilayer ceramic
outer layer
ceramic capacitor
posture
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015096306A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6361570B2 (ja
Inventor
美奈子 ▲高▼橋
美奈子 ▲高▼橋
Minako Takahashi
章浩 林
Akihiro Hayashi
章浩 林
笹岡 嘉一
Yoshikazu Sasaoka
嘉一 笹岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2015096306A priority Critical patent/JP6361570B2/ja
Priority to CN201610296909.5A priority patent/CN106158370B/zh
Priority to KR1020160057387A priority patent/KR101871282B1/ko
Publication of JP2016213341A publication Critical patent/JP2016213341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6361570B2 publication Critical patent/JP6361570B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/30Stacked capacitors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G13/00Apparatus specially adapted for manufacturing capacitors; Processes specially adapted for manufacturing capacitors not provided for in groups H01G4/00 - H01G11/00
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/005Electrodes
    • H01G4/012Form of non-self-supporting electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/08Inorganic dielectrics
    • H01G4/12Ceramic dielectrics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/38Multiple capacitors, i.e. structural combinations of fixed capacitors

Abstract

【課題】積層セラミックコンデンサの第1の主面および第2の主面の向く方向を判別する。【解決手段】積層セラミックコンデンサを、磁気発生器31の前および計測器32の前を通過させる工程と、計測器32の前を積層セラミックコンデンサが通過した時の磁束密度を計測する工程と、上記磁束密度を計測する工程にて計測された磁束密度に基づいた判定対象値と少なくとも1つの閾値との大小関係を判定することにより、第1の主面および第2の主面の向く方向を判別する姿勢判別工程とを備える。上記姿勢判別工程において、判定対象値が、第1閾値より低い場合に、第2の主面が計測器32と向かい合っていると判別する。【選択図】図3

Description

本発明は、積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法、積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置、積層セラミックコンデンサ連の製造方法、および積層セラミックコンデンサ連に関する。
積層された、磁性材料を含有する内部電極層と誘電体セラミック層とを含む積層セラミックコンデンサ(以後、コンデンサと称する場合がある)には、基板に実装される際に、内部電極層が実装面に対して垂直の向きとなる方向と、平行の向きになる方向とがある。
コンデンサの外観から内部電極の積層方向を見分けることは難しい。特に、コンデンサがテーピング包装された後は、カバーフィルムを通してコンデンサの外観を見ることになるため、外観の差異を確認しづらく、内部電極の積層方向の判別は極めて困難である。
コンデンサの方向識別方法を開示した先行文献として、特開平7−115033号公報(特許文献1)、および、特開2014−130912号公報(特許文献2)がある。
特許文献1に記載されたコンデンサの方向識別方法においては、コンデンサに一定の磁場を加えて、コンデンサの磁化状態を計測し、磁化の強さによって内部電極層の方向を識別している。
特許文献2に記載されたコンデンサの方向識別方法においては、コンデンサを、磁気発生器と計測器との間を通過させ、少なくともコンデンサの通過時における磁束密度の変化を計測する。磁束密度の計測結果に基づいてコンデンサにおける内部電極層の積層方向を識別している。
内部電極層の積層方向の判別は、コンデンサにおいて積層方向に直交する主面と積層方向に沿って延びる側面との判別と言い換えてよい。主面には、第1外層が含む第1の主面と第2外層が含む第2の主面とがあり、従来のコンデンサにおいては、第1の主面と第2の主面とを判別する必要性はなかった。
特開平7−115033号公報 特開2014−130912号公報
近年、第1外層の厚さと第2外層の厚さとを異ならせたコンデンサが製造される場合がある。このコンデンサにおいては、基板に実装される前に、第1の主面および第2の主面の向く方向が判別されていることが好ましい。
上記の従来技術の方法においては、コンデンサの第1の主面および第2の主面の向く方向を判別することが困難であった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、積層セラミックコンデンサの第1の主面および第2の主面の向く方向を判別できる、積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法、積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置、積層セラミックコンデンサ連の製造方法、および積層セラミックコンデンサ連を提供することを目的とする。
本発明に基づく積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法は、第1の主面を含む第1外層と、第1外層より厚く、第2の主面を含む第2外層と、第1外層と第2外層との間にて交互に積層された複数の誘電体層と複数の内部電極層とを含む積層セラミックコンデンサにおける第1の主面および第2の主面の向く方向を判別する、積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法である。積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法は、積層セラミックコンデンサを、磁気発生器の前および計測器の前を通過させる工程と、計測器の前を積層セラミックコンデンサが通過した時の磁束密度を計測する工程と、上記磁束密度を計測する工程にて計測された磁束密度に基づいた判定対象値と少なくとも1つの閾値との大小関係を判定することにより、第1の主面および第2の主面の向く方向を判別する姿勢判別工程とを備える。上記姿勢判別工程において、判定対象値が、第1閾値より低い場合に、第2の主面が計測器と向かい合っていると判別する。
本発明の一形態においては、上記姿勢判別工程において、判定対象値が、第1閾値より高い第2閾値より低く、かつ、第1閾値より高い場合に、第1の主面が計測器と向かい合っていると判別する。
本発明の一形態においては、判定対象値は、上記磁束密度を計測する工程にて計測された磁束密度の累積値である。
本発明に基づく積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置は、第1の主面を含む第1外層と、第1外層より厚く、第2の主面を含む第2外層と、第1外層と第2外層との間にて交互に積層された複数の誘電体層と複数の内部電極層とを含む積層セラミックコンデンサにおける第1の主面および第2の主面の向く方向を判別する、積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置である。積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置は、磁気発生器と、磁束密度を計測する計測器と、積層セラミックコンデンサを搬送して磁気発生器の前および計測器の前を通過させる搬送機構と、積層セラミックコンデンサが計測器の前を通過した時に計測器にて計測された磁束密度に基づいた判定対象値と少なくとも1つの閾値との大小関係を判定することにより、第1の主面および第2の主面の向く方向を判別する姿勢判別部とを備える。姿勢判別部は、判定対象値が、第1閾値より低い場合に、第2の主面が計測器と向かい合っていると判別する。
本発明の一形態においては、姿勢判別部は、判定対象値が、第1閾値より高い第2閾値より低く、かつ、第1閾値より高い場合に、第1の主面が計測器と向かい合っていると判別する。
本発明の一形態においては、判定対象値は、計測器にて計測された磁束密度の累積値である。
本発明に基づく積層セラミックコンデンサ連の製造方法は、第1の主面を含む第1外層と、第1外層より厚く、第2の主面を含む第2外層と、第1外層と第2外層との間にて交互に積層された複数の誘電体層と複数の内部電極層とを含む複数の積層セラミックコンデンサを備える積層セラミックコンデンサ連の製造方法である。積層セラミックコンデンサ連の製造方法は、複数の積層セラミックコンデンサを、磁気発生器の前および計測器の前を通過させる工程と、計測器の前を複数の積層セラミックコンデンサの各々が通過した時の磁束密度を計測する工程と、上記磁束密度を計測する工程にて計測された磁束密度に基づいた判定対象値と少なくとも1つの閾値との大小関係を判定することにより、第1の主面および第2の主面の向く方向を判別する姿勢判別工程とを備える。上記姿勢判別工程において、判定対象値が、第1閾値より低い場合に、第2の主面が計測器と向かい合っていると判別する。
本発明の一形態においては、積層セラミックコンデンサ連の製造方法は、複数の積層セラミックコンデンサの各々の第2の主面の向く方向を互いに揃える工程をさらに備える。
本発明の一形態においては、積層セラミックコンデンサ連の製造方法は、上記第2の主面の向く方向を互いに揃える工程の後、複数の積層セラミックコンデンサを1つずつ同じ姿勢でテープの複数の凹部に収容する工程をさらに備える。
本発明の一形態においては、積層セラミックコンデンサ連の製造方法は、上記磁束密度を計測する工程の前に、複数の積層セラミックコンデンサの各々の複数の内部電極層の積層方向を互いに揃える工程をさらに備える。
本発明の一形態においては、積層セラミックコンデンサ連の製造方法は、複数の積層セラミックコンデンサを製造する工程をさらに備える。上記複数の積層セラミックコンデンサを製造する工程において、第1外層を構成する誘電体層と、第2外層を構成する誘電体層とを実質的に同じセラミックス材料系で形成する。
本発明の一形態においては、上記複数の積層セラミックコンデンサを製造する工程において、複数の第1セラミックスシートを積層して第1外層を形成し、複数の第2セラミックスシートを積層して第2外層を形成する。複数の第1セラミックスシートと複数の第2セラミックスシートとは、共通のマザーセラミックシートから切り出される。
本発明に基づく積層セラミックコンデンサ連は、複数の積層セラミックコンデンサと、複数の積層セラミックコンデンサを1つずつ収容する複数の凹部を有するテープとを備える。複数の積層セラミックコンデンサの各々は、第1の主面を含む第1外層と、第1外層より厚く、第2の主面を含む第2外層と、第1外層と前記第2外層との間にて交互に積層された複数の誘電体層と複数の内部電極層とを含む。複数の凹部に収容された複数の積層セラミックコンデンサの各々の第2の主面の向く方向は、互いに揃えられている。
本発明の一形態においては、複数の積層セラミックコンデンサの各々が磁化されている。
本発明の一形態においては、複数の積層セラミックコンデンサの各々において、第2外層の厚さと第1外層の厚さとの差が30μm以上である。
本発明の一形態においては、複数の積層セラミックコンデンサの各々において、第1外層を構成する誘電体層と、第2外層を構成する誘電体層とは、同じセラミックス材料系である。
本発明の一形態においては、複数の積層セラミックコンデンサの各々において、第1の主面と第2の主面との検出される色の分布が一部重なっている。
本発明の一形態においては、複数の積層セラミックコンデンサの各々において、第1外層を構成する誘電体層の材料となる第1セラミックスシートと、第2外層を構成する誘電体層の材料となる第2セラミックスシートとは、共通のマザーセラミックスシートから切り出されている。
本発明によれば、積層セラミックコンデンサの第1の主面および第2の主面の向く方向を判別できる。
本発明の実施形態1に係るコンデンサの外観を示す斜視図である。 図1のコンデンサをII−II線矢印方向から見た断面図である。 本発明の実施形態1に係るコンデンサの姿勢判別装置の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態1に係るコンデンサ連の構成を示す断面図である。 磁気発生器と計測器との間に、コンデンサが位置していない状態における磁力線を示す断面図である。 磁気発生器と計測器との間に、第1の主面が磁気発生器に向かい合い、第2の主面が計測器に向かい合っている第1姿勢のコンデンサが位置している状態における磁力線を示す断面図である。 磁気発生器と計測器との間に、第2の主面が磁気発生器に向かい合い、第1の主面が計測器に向かい合っている第2姿勢のコンデンサが位置している状態における磁力線を示す断面図である。 磁気発生器と計測器との間に、第1の側面が磁気発生器に向かい合い、第2の側面が計測器に向かい合っている第3姿勢のコンデンサが位置している状態における磁力線を示す断面図である。 磁気発生器と計測器との間に、第2の側面が磁気発生器に向かい合い、第1の側面が計測器に向かい合っている第4姿勢のコンデンサが位置している状態における磁力線を示す断面図である。 第1姿勢、第2姿勢、第3姿勢および第4姿勢の各々のコンデンサが計測器の前を通過した時の磁束密度の経時変化を示すグラフである。 第1姿勢、第2姿勢、第3姿勢および第4姿勢の各々のコンデンサが計測器の前を通過した時の磁束密度の累積値を示すグラフである。 実験例1においてサンプル1〜3の各々のコンデンサが計測器の前を通過した時の磁束密度の累積値を示すグラフである。 磁束密度の最大値を判定対象値としてコンデンサの姿勢を判別不可能な程度に、第1外層の厚さと第2外層の厚さとの差が小さい場合の、計測器による磁束密度の計測結果を示すグラフである。 磁束密度の最大値を判定対象値としてコンデンサの姿勢を判別可能な程度に、第1外層の厚さと第2外層の厚さとの差が大きい場合の、計測器による磁束密度の計測結果を示すグラフである。 本発明の実施形態2に係るコンデンサの姿勢判別装置の構成を示す平面図である。 本発明の実施形態2に係るコンデンサの姿勢判別装置の直線搬送機構の構成を示す平面図である。 本発明の実施形態3に係るコンデンサの姿勢判別装置の構成を示す平面図である。 本発明の実施形態3に係るコンデンサの姿勢判別装置の回転搬送機構の構成を示す拡大平面図である。 本発明の実施形態4に係るコンデンサの姿勢判別装置の構成を示す側面図である。
以下、本発明の各実施形態に係る、積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法、積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置、積層セラミックコンデンサ連の製造方法、および積層セラミックコンデンサ連について図を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(実施形態1)
まず、本発明の実施形態1に係るコンデンサの構成について説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るコンデンサの外観を示す斜視図である。図2は、図1のコンデンサをII−II線矢印方向から見た断面図である。
図1,2に示すように、コンデンサ1は、セラミック素体10を備えている。セラミック素体10は、略直方体状である。具体的には、セラミック素体10は、正四角柱状である。セラミック素体10は、第1および第2の主面10a,10bと、第1および第2の側面10c,10dと、第1および第2の端面10e,10fとを有する。
第1および第2の主面10a,10bの各々は、長さ方向Lおよび幅方向Wに沿って延びている。第1の主面10aと第2の主面10bとは、互いに平行である。第1および第2の側面10c,10dの各々は、長さ方向Lおよび高さ方向Hに沿って延びている。第1の側面10cと第2の側面10dとは、互いに平行である。第1および第2の端面10e,10fの各々は、幅方向Wおよび高さ方向Hに沿って延びている。第1の端面10eと第2の端面10fとは、互いに平行である。
セラミック素体10は、誘電体セラミックを主成分とする材料により構成されている。誘電体セラミックの具体例としては、たとえば、BaTiO3、CaTiO3、SrTiO3、または、CaZrO3などが挙げられる。セラミック素体10には、たとえば、Mn化合物、Mg化合物、Si化合物、Co化合物、Ni化合物、および、希土類化合物などの少なくとも1つの副成分が適宜添加されていてもよい。
なお、「略直方体」には、角部または稜線部が面取りされた直方体、および、角部または稜線部が丸められた直方体が含まれるものとする。
図2に示すように、セラミック素体10は、誘電体層からなり、第1の主面10aを含む第1外層15aと、第1外層15aより厚い誘電体層からなり、第2の主面10bを含む第2外層15bと、第1外層15aと第2外層15bとの間にて誘電体層と交互に積層された複数の内部電極層11,12とを含む。すなわち、第1外層15aの厚さT1と、第2外層15bの厚さT2とは、T1<T2の関係を満たす。
本実施形態においては、複数のコンデンサ1の各々において、第1外層15aを構成する誘電体層と、第2外層15bを構成する誘電体層とは、実質的に同じセラミックス材料系である。実質的に同じセラミックス材料系とは、原料となるセラミックス材料の調合割合が実質的に同じであり、調合割合および加工工程のばらつきによるセラミックス組成のばらつきの範囲は、実質的に同じセラミックス材料系に含まれる。
具体的には、複数のコンデンサ1の各々において、第1外層15aを構成する誘電体層の材料となる第1セラミックスシートと、第2外層15bを構成する誘電体層の材料となる第2セラミックスシートとは、共通のマザーセラミックスシートから切り出されている。すなわち、第1セラミックスシートと第2セラミックスシートとは、同じセラミック原料および添加剤を用い、同じ製造方法によって作製されたセラミックスシートである。第2セラミックスシートを第1セラミックスシートより多く積層することにより、第2外層15bを第1外層15aより厚くすることができ、積層セラミックコンデンサを効率的に製造することができる。
よって、コンデンサ1の第1の主面10aと第2の主面10bとは、色による判別が困難である。具体的には、複数のコンデンサ1の各々において、第1の主面10aと第2の主面10bとの光学センサ(たとえば、カメラ)により検出される色の分布が少なくとも一部重なっている。すなわち、複数のコンデンサ1の各々において、第1の主面10aおよび第2の主面10bをカメラで撮像して得た画像の処理によって、第1の主面10aと第2の主面10bとを正確に判別することが困難である。このような場合であっても、本実施形態に係るコンデンサの姿勢判別方法を用いることで、第1の主面10aと第2の主面10bとを判別することが可能となる。
本実施形態に係るコンデンサの姿勢判別方法においては、第1の主面10aと第2の主面10bとの色の差異を利用する必要が無いことから、色の差異を設けるために第1外層15aを構成する誘電体層のセラミックス材料系と第2外層15bを構成する誘電体層のセラミックス材料系とを別にする必要が無く、セラミックス材料系を別にすることによってコンデンサの電気的特性に悪影響が生じることを防止できる。
セラミック素体10の内部において、内部電極層11と内部電極層12とは、高さ方向Hに沿って交互に積層されている。複数の内部電極層11,12の各々は、長さ方向Lおよび幅方向Wに平行に設けられている。高さ方向Hにおいて隣り合う内部電極層11と内部電極層12との間には、誘電体層15が配置されている。すなわち、高さ方向Hにおいて隣り合う内部電極層11と内部電極層12とは、誘電体層15を間に挟んで互いに対向している。
内部電極層11は、第1の端面10eに引き出されている。第1の端面10eを覆うように、外部電極13が設けられている。外部電極13は、内部電極層11と電気的に接続されている。内部電極層12は、第2の端面10fに引き出されている。第2の端面10fを覆うように、外部電極14が設けられている。外部電極14は、内部電極層12と電気的に接続されている。
内部電極層11,12は、Niなどの磁性材料により構成されている。外部電極13,14は、たとえば、Ni、Cu、Ag、Pd、Au、またはAg−Pd合金などの適宜の導電材料により構成されている。
次に、本発明の実施形態1に係るコンデンサの姿勢判別装置の構成について説明する。図3は、本発明の実施形態1に係るコンデンサの姿勢判別装置の構成を示す側面図である。図4は、本発明の実施形態1に係るコンデンサ連の構成を示す断面図である。図4においては、後述する磁気発生器31と計測器32との間を通過している部分のコンデンサ連2を示している。
本発明の実施形態1に係るコンデンサの姿勢判別装置3は、コンデンサ1における第1の主面10aおよび第2の主面10bの向く方向を判別する。図3,4に示すように、姿勢判別装置3は、磁気発生器31と、計測器32と、搬送機構35と、姿勢判別部36とを備える。磁気発生器31は、永久磁石または電磁石で構成されている。
搬送機構35は、磁気発生器31の前および計測器32の前を通過するようにコンデンサ1を搬送する。本実施形態においては、搬送機構35は、磁気発生器31と計測器32との間を、コンデンサ連2を通過させることにより、磁気発生器31の前および計測器32の前を、コンデンサ1を通過させる。
具体的には、コンデンサ連2は、複数のコンデンサ1と、複数のコンデンサ1を1つずつ収容する複数の凹部21hを有するテープ20とを備える。テープ20は、キャリアテープ21とカバーテープ22とから構成されている。キャリアテープ21に複数の凹部21hが設けられている。キャリアテープ21にカバーテープ22が貼り付けられることにより、複数の凹部21hの各々が閉鎖される。
搬送機構35は、コンデンサ連2を搬送するための、第1のロール33および第2のロール34を有する。第1のロール33には、コンデンサ連2が予め巻き取られており、第1のロール33から送り出されて磁気発生器31と計測器32との間を通過したコンデンサ連2が、第2のロール34に巻き取られる。
計測器32は、磁気発生器31において発生した磁束の密度を計測可能なように配置されている。計測器32は、磁気発生器31から発生した磁束の密度を計測する。計測器32は、少なくともコンデンサ1が計測器32の前を通過した時に、磁束密度を計測する。
本実施形態においては、計測器32は、10kHz以上100kHz以下程度の間隔で磁束密度を連続して計測し、コンデンサ1が計測器32の前を通過する時の磁束密度の経時変化が捉えられる。
計測器32は、ガウスメータまたはテスラメータなどの磁束密度計と磁気プローブとを有している。磁気プローブの先端部には、たとえば直径が0.76mmのホール素子を有する磁気センサが内蔵されている。計測器32は、磁束密度の計測結果を、姿勢判別部36に出力する。
姿勢判別部36は、計測器32にて計測された磁束密度に基づいた判定対象値と少なくとも1つの閾値との大小関係を判定することにより、第1の主面10aおよび第2の主面10bの向く方向を判別する。姿勢判別部36は、コンデンサ1の姿勢判別を、コンデンサ連2にて相互に間隔をおいて一列に配置された複数のコンデンサ1に対して順に行なう。
ここで、本実施形態に係るコンデンサの姿勢判別方法の原理について説明する。図5は、磁気発生器と計測器との間に、コンデンサが位置していない状態における磁力線を示す断面図である。図6は、磁気発生器と計測器との間に、第1の主面が磁気発生器に向かい合い、第2の主面が計測器に向かい合っている第1姿勢のコンデンサが位置している状態における磁力線を示す断面図である。図7は、磁気発生器と計測器との間に、第2の主面が磁気発生器に向かい合い、第1の主面が計測器に向かい合っている第2姿勢のコンデンサが位置している状態における磁力線を示す断面図である。図8は、磁気発生器と計測器との間に、第1の側面が磁気発生器に向かい合い、第2の側面が計測器に向かい合っている第3姿勢のコンデンサが位置している状態における磁力線を示す断面図である。図9は、磁気発生器と計測器との間に、第2の側面が磁気発生器に向かい合い、第1の側面が計測器に向かい合っている第4姿勢のコンデンサが位置している状態における磁力線を示す断面図である。
図5に示すように、磁気発生器31と計測器32との間にコンデンサ1が位置していない状態においては、計測器32を通過する磁力線Lmの間隔が最も広くなり、言い換えると、単位面積あたりの磁力線Lmの本数が少なくなり、磁束密度は低くなる。
図6〜9に示すように、磁気発生器31と計測器32との間にコンデンサ1が位置している状態においては、コンデンサ1が位置していない状態よりも計測器32を通過する磁力線Lmの間隔が狭くなり、単位面積あたりの磁力線Lmの本数が多くなる。
第1の主面10aが計測器32に向かい合っている第2姿勢1bの状態においては、第2の主面10bが計測器32に向かい合っている第1姿勢1aの状態よりも計測器32を通過する磁力線Lmの間隔が狭くなり、単位面積あたりの磁力線Lmの本数が多くなる。
第1または第2の側面10c,10dが計測器32に向かい合っている第3または第4姿勢1c,1dの状態においては、第1の主面10aが計測器32に向かい合っている第2姿勢1bの状態よりも計測器32を通過する磁力線Lmの間隔が狭くなり、単位面積あたりの磁力線Lmの本数が多くなる。
図10は、第1姿勢、第2姿勢、第3姿勢および第4姿勢の各々のコンデンサが計測器の前を通過した時の磁束密度の経時変化を示すグラフである。図10においては、縦軸に磁束密度、横軸に経過時間を示している。
図10に示すように、計測器32により計測される磁束密度の最大値は、第1姿勢1aの状態で最も低く、次に第2姿勢1bの状態で低く、第3姿勢1cの状態および第4姿勢1dの状態で最も高い。
よって、第1姿勢1aの状態における磁束密度の最大値と、第2姿勢1bの状態における磁束密度の最大値との間に、第1閾値を設定し、計測器32により計測される磁束密度の最大値を判定対象値とすることにより、コンデンサ1が第1姿勢1aの状態であるか否かの判別を行なうことが可能となる。すなわち、磁束密度の最大値が、第1閾値より低い場合に、コンデンサ1が第1姿勢1aの状態であると判別することができる。
また、第2姿勢1bの状態における磁束密度の最大値と、第3姿勢1cの状態および第4姿勢1dにおける磁束密度の最大値との間に、第1閾値より高い第2閾値を設定し、計測器32により計測される磁束密度の最大値を判定対象値とすることにより、コンデンサ1が第2姿勢1bの状態であるか否かの判別を行なうことが可能となる。すなわち、磁束密度の最大値が、第2閾値より低く、かつ、第1閾値より高い場合に、コンデンサ1が第2姿勢1bの状態であると判別することができる。
さらに、磁束密度の最大値が、第2閾値より高い場合は、コンデンサ1が第3姿勢1cの状態または第4姿勢1dであると判別することができる。
図11は、第1姿勢、第2姿勢、第3姿勢および第4姿勢の各々のコンデンサが計測器の前を通過した時の磁束密度の累積値を示すグラフである。図11においては、縦軸に磁束密度の累積値、横軸に経過時間を示している。
図11に示すように、計測器32により計測される磁束密度の累積値は、第1姿勢1aの状態で最も低く、次に第2姿勢1bの状態で低く、第3姿勢1cの状態および第4姿勢1dの状態で最も高い。磁束密度の累積値の差は、磁束密度の最大値の差より大きい。
第1姿勢1aの状態における磁束密度の累積値と、第2姿勢1bの状態における磁束密度の累積値との間に、第1閾値を設定し、計測器32により計測される磁束密度の累積値を判定対象値とすることにより、コンデンサ1が第1姿勢1aの状態であるか否かの判別を行なうことが可能となる。すなわち、磁束密度の累積値が、第1閾値より低い場合に、コンデンサ1が第1姿勢1aの状態であると判別することができる。
また、第2姿勢1bの状態における磁束密度の累積値と、第3姿勢1cの状態および第4姿勢1dにおける磁束密度の累積値との間に、第1閾値より高い第2閾値を設定し、計測器32により計測される磁束密度の累積値を判定対象値とすることにより、コンデンサ1が第2姿勢1bの状態であるか否かの判別を行なうことが可能となる。すなわち、磁束密度の累積値が、第2閾値より低く、かつ、第1閾値より高い場合に、コンデンサ1が第2姿勢1bの状態であると判別することができる。
さらに、磁束密度の累積値が、第2閾値より高い場合は、コンデンサ1が第3姿勢1cの状態または第4姿勢1dであると判別することができる。
磁束密度の累積値の差は、磁束密度の最大値の差より大きいため、磁束密度の累積値を判定対象値とすることにより、コンデンサ1の姿勢の判別精度を高めることができる。
たとえば、計測器32により磁束密度を計測する際のコンデンサ1の位置がばらつくことにより、磁束密度の最大値がばらついた場合であっても、磁束密度の累積値を判定対象値とすることよって、コンデンサ1の姿勢を安定して判別することができる。
特に、内部電極層11,12の積層枚数が少ない場合には、磁束密度の最大値を判定対象値とするよりも、磁束密度の累積値を判定対象値として、コンデンサ1の姿勢を判別することが好ましい。具体的には、内部電極層11,12の積層枚数が100枚以下である場合に、磁束密度の累積値を判定対象値としてコンデンサ1の姿勢を判別することが好ましい。
このように、本実施形態に係るコンデンサの姿勢判別装置3は、コンデンサ1の第1の主面10aおよび第2の主面10bの向く方向を判別できる。その結果、姿勢の揃っていないコンデンサ1にマーキングを施して識別する、または、姿勢の揃っていないコンデンサ1を除外することができる。
ここで、第1外層15aの厚さと第2外層15bの厚さとの差の大きさが、計測器32により計測される磁束密度に与える影響を検証した実験例について説明する。
(実験例1)
まず、3種類のコンデンサのサンプル1〜3を作製した。サンプル1〜3に共通の条件として、コンデンサの外形の長さ方向Lの寸法を1.15mm、幅方向Wの寸法を0.65mm、第1外層の厚さを40μm、内部電極層の積層枚数を430枚とした。第2外層の厚さを、サンプル1は140μm、サンプル2は240μm、サンプル3は340μmとした。
図12は、実験例1においてサンプル1〜3の各々のコンデンサが計測器の前を通過した時の磁束密度の累積値を示すグラフである。図12においては、縦軸に磁束密度の累積値、横軸に経過時間を示している。
図12において、サンプル1が第3姿勢1cの状態および第4姿勢1dの状態における磁束密度の累積値を実線A、サンプル1が第2姿勢1bの状態における磁束密度の累積値を実線B、サンプル1が第1姿勢1aの状態における磁束密度の累積値を実線C、サンプル2が第1姿勢1aの状態における磁束密度の累積値を実線D、サンプル3が第1姿勢1aの状態における磁束密度の累積値を実線Eで示している。
図12に示すように、第1外層15aの厚さと第2外層15bの厚さとの差が大きくなるに従って、第1姿勢1aの状態における磁束密度の累積値と、第2姿勢1bの状態における磁束密度の累積値との差が大きくなった。よって、第1外層15aの厚さと第2外層15bの厚さとの差が大きくなるに従って、コンデンサ1の姿勢の判別精度が向上することが確認できた。
次に、第1外層15aの厚さと第2外層15bの厚さとの差の大きさが、計測器32により計測される磁束密度の最大値に与える影響を検証した実験例について説明する。
(実験例2)
図13は、磁束密度の最大値を判定対象値としてコンデンサの姿勢を判別不可能な程度に、第1外層の厚さと第2外層の厚さとの差が小さい場合の、計測器による磁束密度の計測結果を示すグラフである。図14は、磁束密度の最大値を判定対象値としてコンデンサの姿勢を判別可能な程度に、第1外層の厚さと第2外層の厚さとの差が大きい場合の、計測器による磁束密度の計測結果を示すグラフである。図13,14においては、縦軸に計測頻度を示し、横軸に磁束密度の最大値を示す。
図13に示すように、第1外層15aの厚さと第2外層15bの厚さとの差が小さい場合、計測器により計測される、第1姿勢1aの状態における磁束密度の最大値群と、第2姿勢1bの状態における磁束密度の最大値群との間に、明確な境界がなく、第1姿勢1aの状態と第2姿勢1bの状態とを判別することができない。
図14に示すように、第1外層15aの厚さと第2外層15bの厚さとの差が十分に大きい場合、計測器により計測される、第1姿勢1aの状態における磁束密度の最大値群と、第2姿勢1bの状態における磁束密度の最大値群とは、間隔Dを開けて明確に離れており、第1姿勢1aの状態と第2姿勢1bの状態とを判別することができる。
実験例2においては、第1外層15aの厚さと第2外層15bの厚さとの差を変えて、5種類のコンデンサのサンプル4〜8を作製した。サンプル4〜8に共通の条件として、コンデンサの外形の長さ方向Lの寸法を1.15mm、幅方向Wの寸法を0.65mm、第1外層の厚さを40μm、内部電極層の積層枚数を430枚とした。
第1外層15aの厚さと第2外層15bの厚さとの差を、サンプル4は5μm、サンプル5は20μm、サンプル6は30μm、サンプル7は60μm、サンプル8は100μmとした。
計測器32によって計測された、第1姿勢1aの状態における磁束密度の最大値群と、第2姿勢1bの状態における磁束密度の最大値群との差は、サンプル4は0.29mT、サンプル5は0.37mT、サンプル6は0.43mT、サンプル7は0.60mT、サンプル8は0.82mTであった。
第1姿勢1aの状態における磁束密度の最大値群と、第2姿勢1bの状態における磁束密度の最大値群とを判別するためには、繰り返し精度(±0.1mT)に同等のマージンを加えて、0.4mTの差が必要である。すると、実験例2の結果から、第1外層15aの厚さと第2外層15bの厚さとの差は、30μm以上必要であることが確認できた。
なお、第1外層15aの厚さと第2外層15bの厚さとの差が180μm以上である場合、コンデンサの製造工程におけるセラミックの焼成時に、第1外層15aおよび第2外層15bの熱収縮のバランスが崩れて構造欠陥(クラック)が生じる可能性があることがわかった。
従って、構造欠陥(クラック)の発生を抑制しつつ、コンデンサ1の姿勢を判別可能とするためには、第1外層15aの厚さと第2外層15bの厚さとの差が、30μm以上180μm未満であることが好ましい。
なお、種々の評価の結果、誘電体層にチタン酸バリウムが含まれるコンデンサにおいて、第1外層15aの厚さと第2外層15bの厚さとの差が30μm以上にて姿勢の判別が可能となるのは、少なくとも以下の条件を満たす場合である。外形の長さ方向Lの寸法が1.0mm以上、かつ、幅方向Wの寸法が0.5mm以上であるコンデンサが、0.1μF以上の静電容量を有している。または、外形の長さ方向Lの寸法が0.6mm以上1.0mm未満、かつ、幅方向Wの寸法が0.3mm以上0.5mm未満であるコンデンサが、1μF以上の静電容量を有している。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2に係るコンデンサの姿勢判別装置の構成について説明する。本実施形態に係るコンデンサの姿勢判別装置は、テープに包装される前のコンデンサ1の姿勢を判別する点が、主に実施形態1に係るコンデンサの姿勢判別装置3と異なるため、実施形態1に係るコンデンサの姿勢判別装置3と同様の構成については、同一の参照符号を付して、その説明を繰り返さない。
図15は、本発明の実施形態2に係るコンデンサの姿勢判別装置の構成を示す平面図である。図16は、本発明の実施形態2に係るコンデンサの姿勢判別装置の直線搬送機構の構成を示す平面図である。
図15,16に示すように、本発明の実施形態2に係るコンデンサの姿勢判別装置は、直線搬送機構51と、回転搬送機構52と、磁気発生器31と、計測器32と、姿勢判別部40とを備える。
直線搬送機構51には、ボールフィーダ50が接続されている。ボールフィーダ50には、複数のコンデンサ1が収容されている。ボールフィーダ50が振動することにより、直線搬送機構51にコンデンサ1が順次供給される。
直線搬送機構51は、回転搬送機構52に接続されている。直線搬送機構51は、コンデンサ1を振動により回転搬送機構52に搬送する。直線搬送機構51の搬送経路には、搬送経路の幅が広くなっている幅広部51aと、互いに対向した2つの開口部51b,51cが設けられている。
幅広部51aを挟むように、幅広部51aの両側方に1つずつ磁気発生器70が配置されている。2つの磁気発生器70は、互いの間に磁力を作用させることにより、コンデンサ1の積層方向を揃える機能を有する。積層方向の異なるコンデンサ1は、幅広部51aを通過する際に、磁気発生器70が発生する磁力によって図16中の矢印で示すように長さ方向Lを回転軸方向にして回転する。その結果、幅広部51aを通過したコンデンサ1の積層方向が揃えられる。
なお、コンデンサ1の積層方向を揃える方法は、磁力を利用する方法に限られず、たとえば、コンデンサ1の幅方向Wの寸法と高さ方向Hの寸法との違いを利用してコンデンサ1の積層方向を揃えてもよい。
直線搬送機構51の搬送経路の、幅広部51aと2つの開口部51b,51cとの間において、搬送経路を互いの間に挟むように磁気発生器31と計測器32とが配置されている。直線搬送機構51は、磁気発生器31の前を通過するようにコンデンサ1を搬送する。計測器32は、磁束密度の計測結果を、姿勢判別部40に出力する。
姿勢判別部40は、開口部51bの外側に配置され、開口部51cに向けて空気を吹き付け可能に構成されている。姿勢判別部40は、姿勢の異なるコンデンサ1が前を通過する際に、そのコンデンサ1に空気を吹き付けて開口部51cから搬送経路の外に排出する。これにより、回転搬送機構52に搬送されたコンデンサ1は、同じ姿勢に揃えられている。具体的には、複数のコンデンサ1の各々は、第2の主面10bが鉛直方向下向きの姿勢で揃えられている。
なお、開口部51cから排出されたコンデンサ1を、ボールフィーダ50に再度投入してもよいし、長さ方向Lを回転軸方向にして180度回転させて同じ姿勢に揃えてから、直線搬送機構51の搬送経路に戻してもよい。また、コンデンサ1を排出する方法は、コンデンサ1に空気を吹き付ける方法に限られず、重力または磁力を利用する方法でもよいし、ピックアップ機構を用いる方法でもよい。
回転搬送機構52は、コンデンサ1がキャリアテープ21の凹部21hに収容されるように、コンデンサ1を搬送する。回転搬送機構52は、中心軸Cを中心として回転する円板状の搬送テーブル54を有する。
具体的には、円形のローターである搬送テーブル54は、中心軸Cを中心として時計回りに回転する。搬送テーブル54は、複数の収容部54aを備えている。複数の収容部54aは、搬送テーブル54の外周に沿って相互に間隔をおいて一列に設けられている。
直線搬送機構51と回転搬送機構52との接続箇所となる搬送テーブル54のポジションP1において、直線搬送機構51から収容部54aにコンデンサ1が振り込まれる。収容部54aに振り込まれたコンデンサ1は、搬送テーブル54が回転することにより、中心軸Cを中心として周方向に沿って搬送される。
コンデンサ1は、ポジションP1から、回転搬送機構52とキャリアテープ21の搬送経路との接続箇所となる搬送テーブル54のポジションP3まで搬送される。ポジションP3において、回転搬送機構52からキャリアテープ21の凹部21hにコンデンサ1が挿入される。
キャリアテープ21の凹部21hに収容されたコンデンサ1においては、凹部21hの底と第2の主面10bとが向かい合っている。このように、複数のコンデンサ1が1つずつ同じ姿勢でキャリアテープ21の複数の凹部21hに収容される。その結果、複数の凹部21hに収容された複数のコンデンサ1の各々の第2の主面10bの向く方向は、互いに揃えられている。また、本実施形態に係るコンデンサの姿勢判別装置において、姿勢を判別された複数のコンデンサ1の各々は磁化されている。この場合、複数のコンデンサ1の各々から発生する磁束が互いに同じ方向を向くので、凹部21h内に収容されているコンデンサ1の姿勢が変わりにくくなることが期待できる。
なお、コンデンサ1が磁化されているかどうかを判定するためには、まず初めにコンデンサ1から発生する磁束の密度を計測し、そのコンデンサ1を脱磁器で消磁した後で、再度磁束密度を計測し、1回目に計測された磁束密度と2回目に計測された磁束密度を比較する。2回の磁束密度の計測結果に有意差がある場合には、コンデンサ1が磁化されていたと判定する。
本実施形態に係るコンデンサの姿勢判別装置においても、コンデンサ1の第1の主面10aおよび第2の主面10bの向く方向を判別できる。
なお、本実施形態に係るコンデンサの姿勢判別装置においては、コンデンサ1の積層方向を揃えるための磁気発生器70を備えていたが、必ずしも磁気発生器70を備えていなくてもよい。ただし、コンデンサの姿勢判別装置が磁気発生器70を備えている方が、効率的に複数のコンデンサ1の各々の姿勢を揃えることができる。
(実施形態3)
以下、本発明の実施形態3に係るコンデンサの姿勢判別装置の構成について説明する。本実施形態に係るコンデンサの姿勢判別装置は、回転搬送機構52に磁気発生器31と計測器32とが設けられている点が、主に実施形態2に係るコンデンサの姿勢判別装置と異なるため、実施形態2に係るコンデンサの姿勢判別装置と同様の構成については、同一の参照符号を付して、その説明を繰り返さない。
図17は、本発明の実施形態3に係るコンデンサの姿勢判別装置の構成を示す平面図である。図18は、本発明の実施形態3に係るコンデンサの姿勢判別装置の回転搬送機構の構成を示す拡大平面図である。
図17,18に示すように、本発明の実施形態3に係るコンデンサの姿勢判別装置は、直線搬送機構51と、回転搬送機構52と、磁気発生器31と、計測器32と、姿勢判別部40とを備える。本実施形態においては、直線搬送機構51は、回転搬送機構52にコンデンサ1を搬送する機能のみ有している。
回転搬送機構52の搬送経路において、ポジションP1とポジションP3との間に位置するポジションP2には、姿勢判別機構55が設けられている。姿勢判別機構55は、磁気発生器31と計測器32とを備えている。回転搬送機構52の搬送経路を互いの間に挟むように磁気発生器31と計測器32とが配置されている。磁気発生器31は搬送テーブル54の上方に位置し、計測器32は搬送テーブル54の下方に位置している。
回転搬送機構52は、磁気発生器31の前を通過するようにコンデンサ1を搬送する。搬送テーブル54は、一定の間隔をおいて回転運動と停止を繰り返す、いわゆる間歇動作をする。計測器32は、磁束密度の計測結果を、姿勢判別部40に出力する。
姿勢判別部40は、回転搬送機構52の搬送経路にて姿勢判別機構55より下流側に位置し、搬送テーブル54の停止時における収容部54aに対して搬送テーブル54の内周側にて隣接している。姿勢判別部40に隣接する収容部54aに対して搬送テーブル54の外周側に、この収容部54aの開口と対向する排出部52cが設けられている。姿勢判別部40は、排出部52cに向けて空気を吹き付け可能に構成されている。姿勢判別部40は、姿勢の異なるコンデンサ1が前を通過する際に、そのコンデンサ1に空気を吹き付けて排出部52cから搬送経路の外に排出する。これにより、搬送テーブル54のポジションP3に搬送されたコンデンサ1は、同じ姿勢に揃えられている。具体的には、複数のコンデンサ1の各々は、第2の主面10bが鉛直方向下向きの姿勢で揃えられている。
本実施形態に係るコンデンサの姿勢判別装置においても、コンデンサ1の第1の主面10aおよび第2の主面10bの向く方向を判別できる。
(実施形態4)
以下、本発明の実施形態4に係るコンデンサの姿勢判別装置の構成について説明する。本実施形態に係るコンデンサの姿勢判別装置は、マウンターの移動経路に磁気発生器31と計測器32とが設けられている点が、主に実施形態1に係るコンデンサの姿勢判別装置と異なるため、実施形態1に係るコンデンサの姿勢判別装置と同様の構成については、同一の参照符号を付して、その説明を繰り返さない。
図19は、本発明の実施形態4に係るコンデンサの姿勢判別装置の構成を示す側面図である。図19に示すように、本発明の実施形態4に係るコンデンサの姿勢判別装置は、搬送機構であるマウンター60と、磁気発生器31と、計測器32と、図示しない姿勢判別部とを備える。
マウンター60は吸着ノズルを備え、キャリアテープ21の凹部に収容されているコンデンサ1を1つずつ吸着ノズルによって取り出し、実装基板61上に搬送する。マウンター60は、磁気発生器31の前を通過するようにコンデンサ1を搬送する。コンデンサ1は、磁気発生器31と計測器32との間を通過する。
本実施形態に係るコンデンサの姿勢判別装置においても、コンデンサ1の第1の主面10aおよび第2の主面10bの向く方向を判別できる。その結果、姿勢の揃っていないコンデンサ1を除外することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 コンデンサ、1a 第1姿勢、1b 第2姿勢、1c 第3姿勢、1d 第4姿勢、2 コンデンサ連、3 姿勢判別装置、10 セラミック素体、10a 第1の主面、10a 第2の主面、10c 第1の側面、10c 第2の側面、10e 第1の端面、10e 第2の端面、10e,10f 第2の端面、11,12 内部電極層、13,14 外部電極、15 誘電体層、15a 第1外層、15b 第2外層、20 テープ、21 キャリアテープ、21h 凹部、22 カバーテープ、31,70 磁気発生器、32 計測器、33 第1のロール、34 第2のロール、35 搬送機構、36,40 姿勢判別部、50 ボールフィーダ、51 直線搬送機構、51a 幅広部、51b,51c 開口部、52 回転搬送機構、52c 排出部、54 搬送テーブル、54a 収容部、55 姿勢判別機構、60 マウンター、61 実装基板、Lm 磁力線。

Claims (18)

  1. 第1の主面を含む第1外層と、
    前記第1外層より厚く、第2の主面を含む第2外層と、
    前記第1外層と前記第2外層との間にて交互に積層された複数の誘電体層と複数の内部電極層とを含む積層セラミックコンデンサにおける前記第1の主面および前記第2の主面の向く方向を判別する、積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法であって、
    前記積層セラミックコンデンサを、磁気発生器の前および計測器の前を通過させる工程と、
    前記計測器の前を前記積層セラミックコンデンサが通過した時の磁束密度を計測する工程と、
    前記磁束密度を計測する工程にて計測された前記磁束密度に基づいた判定対象値と少なくとも1つの閾値との大小関係を判定することにより、前記第1の主面および前記第2の主面の向く方向を判別する姿勢判別工程とを備え、
    前記姿勢判別工程において、前記判定対象値が、第1閾値より低い場合に、前記第2の主面が前記計測器と向かい合っていると判別する、積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法。
  2. 前記姿勢判別工程において、前記判定対象値が、前記第1閾値より高い第2閾値より低く、かつ、前記第1閾値より高い場合に、前記第1の主面が前記計測器と向かい合っていると判別する、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法。
  3. 前記判定対象値は、前記磁束密度を計測する工程にて計測された前記磁束密度の累積値である、請求項1または2に記載の積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法。
  4. 第1の主面を含む第1外層と、
    前記第1外層より厚く、第2の主面を含む第2外層と、
    前記第1外層と前記第2外層との間にて交互に積層された複数の誘電体層と複数の内部電極層とを含む積層セラミックコンデンサにおける前記第1の主面および前記第2の主面の向く方向を判別する、積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置であって、
    磁気発生器と、
    磁束密度を計測する計測器と、
    前記積層セラミックコンデンサを搬送して前記磁気発生器の前および前記計測器の前を通過させる搬送機構と、
    前記積層セラミックコンデンサが前記計測器の前を通過した時に前記計測器にて計測された磁束密度に基づいた判定対象値と少なくとも1つの閾値との大小関係を判定することにより、前記第1の主面および前記第2の主面の向く方向を判別する姿勢判別部とを備え、
    前記姿勢判別部は、前記判定対象値が、第1閾値より低い場合に、前記第2の主面が前記計測器と向かい合っていると判別する、積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置。
  5. 前記姿勢判別部は、前記判定対象値が、前記第1閾値より高い第2閾値より低く、かつ、前記第1閾値より高い場合に、前記第1の主面が前記計測器と向かい合っていると判別する、請求項4に記載の積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置。
  6. 前記判定対象値は、前記計測器にて計測された前記磁束密度の累積値である、請求項4または5に記載の積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置。
  7. 第1の主面を含む第1外層と、
    前記第1外層より厚く、第2の主面を含む第2外層と、
    前記第1外層と前記第2外層との間にて交互に積層された複数の誘電体層と複数の内部電極層とを含む複数の積層セラミックコンデンサを備える積層セラミックコンデンサ連の製造方法であって、
    前記複数の積層セラミックコンデンサを、磁気発生器の前および計測器の前を通過させる工程と、
    前記計測器の前を前記複数の積層セラミックコンデンサの各々が通過した時の磁束密度を計測する工程と、
    前記磁束密度を計測する工程にて計測された前記磁束密度に基づいた判定対象値と少なくとも1つの閾値との大小関係を判定することにより、前記第1の主面および前記第2の主面の向く方向を判別する姿勢判別工程とを備え、
    前記姿勢判別工程において、前記判定対象値が、第1閾値より低い場合に、前記第2の主面が前記計測器と向かい合っていると判別する、積層セラミックコンデンサ連の製造方法。
  8. 前記複数の積層セラミックコンデンサの各々の前記第2の主面の向く方向を互いに揃える工程をさらに備える、請求項7に記載の積層セラミックコンデンサ連の製造方法。
  9. 前記第2の主面の向く方向を互いに揃える工程の後、前記複数の積層セラミックコンデンサを1つずつ同じ姿勢でテープの複数の凹部に収容する工程をさらに備える、請求項8に記載の積層セラミックコンデンサ連の製造方法。
  10. 前記磁束密度を計測する工程の前に、前記複数の積層セラミックコンデンサの各々の前記複数の内部電極層の積層方向を互いに揃える工程をさらに備える、請求項7から9のいずれか1項に記載の積層セラミックコンデンサ連の製造方法。
  11. 前記複数の積層セラミックコンデンサを製造する工程をさらに備え、 前記複数の積層セラミックコンデンサを製造する工程において、前記第1外層を構成する誘電体層と、前記第2外層を構成する誘電体層とを実質的に同じセラミックス材料系で形成する、請求項7から10のいずれか1項に記載の積層セラミックコンデンサ連の製造方法。
  12. 前記複数の積層セラミックコンデンサを製造する工程において、複数の第1セラミックスシートを積層して前記第1外層を形成し、複数の第2セラミックスシートを積層して前記第2外層を形成し、
    前記複数の第1セラミックスシートと前記複数の第2セラミックスシートとは、共通のマザーセラミックシートから切り出される、請求項11に記載の積層セラミックコンデンサ連の製造方法。
  13. 複数の積層セラミックコンデンサと、
    前記複数の積層セラミックコンデンサを1つずつ収容する複数の凹部を有するテープとを備え、
    前記複数の積層セラミックコンデンサの各々は、
    第1の主面を含む第1外層と、
    前記第1外層より厚く、第2の主面を含む第2外層と、
    前記第1外層と前記第2外層との間にて交互に積層された複数の誘電体層と複数の内部電極層とを含み、
    前記複数の凹部に収容された前記複数の積層セラミックコンデンサの各々の前記第2の主面の向く方向は、互いに揃えられている、積層セラミックコンデンサ連。
  14. 前記複数の積層セラミックコンデンサの各々が磁化されている、請求項13に記載の積層セラミックコンデンサ連。
  15. 前記複数の積層セラミックコンデンサの各々において、前記第2外層の厚さと前記第1外層の厚さとの差が30μm以上である、請求項13または14に記載の積層セラミックコンデンサ連。
  16. 前記複数の積層セラミックコンデンサの各々において、前記第1外層を構成する誘電体層と、前記第2外層を構成する誘電体層とは、同じセラミックス材料系である、請求項13から15のいずれか1項に記載の積層セラミックコンデンサ連。
  17. 前記複数の積層セラミックコンデンサの各々において、前記第1の主面と前記第2の主面との検出される色の分布が一部重なっている、請求項13から16のいずれか1項に記載の積層セラミックコンデンサ連。
  18. 前記複数の積層セラミックコンデンサの各々において、前記第1外層を構成する誘電体層の材料となる第1セラミックスシートと、前記第2外層を構成する誘電体層の材料となる第2セラミックスシートとは、共通のマザーセラミックスシートから切り出されている、請求項13から17のいずれか1項に記載の積層セラミックコンデンサ連。
JP2015096306A 2015-05-11 2015-05-11 積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法、積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置、および積層セラミックコンデンサ連の製造方法 Active JP6361570B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015096306A JP6361570B2 (ja) 2015-05-11 2015-05-11 積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法、積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置、および積層セラミックコンデンサ連の製造方法
CN201610296909.5A CN106158370B (zh) 2015-05-11 2016-05-06 层叠陶瓷电容器的姿势判别方法及装置、层叠陶瓷电容器串的制造方法
KR1020160057387A KR101871282B1 (ko) 2015-05-11 2016-05-11 적층 세라믹 콘덴서의 자세 판별 방법, 적층 세라믹 콘덴서의 자세 판별 장치, 일련의 적층 세라믹 콘덴서의 제조 방법, 및 일련의 적층 세라믹 콘덴서

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015096306A JP6361570B2 (ja) 2015-05-11 2015-05-11 積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法、積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置、および積層セラミックコンデンサ連の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016213341A true JP2016213341A (ja) 2016-12-15
JP6361570B2 JP6361570B2 (ja) 2018-07-25

Family

ID=57353801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015096306A Active JP6361570B2 (ja) 2015-05-11 2015-05-11 積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法、積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置、および積層セラミックコンデンサ連の製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6361570B2 (ja)
KR (1) KR101871282B1 (ja)
CN (1) CN106158370B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230049371A (ko) 2021-10-06 2023-04-13 삼성전기주식회사 적층형 커패시터의 내부 전극의 적층 방향 검출 장치 및 검출 방법

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10284355A (ja) * 1997-04-09 1998-10-23 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の整列装置及び整列方法
JP2012134498A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 積層セラミックキャパシタの回路基板実装構造、方法及び回路基板のランドパターン、積層セラミックキャパシタの包装体並びに整列方法
JP2014112712A (ja) * 2012-05-30 2014-06-19 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 包装ユニット
JP2014130912A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Murata Mfg Co Ltd 積層セラミックコンデンサの方向識別方法、積層セラミックコンデンサの方向識別装置及び積層セラミックコンデンサの製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101500965B1 (ko) * 2011-07-06 2015-03-17 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층형 전자부품의 적층방향 판정방법, 적층형 전자부품의 적층방향 판정장치, 연속 적층형 전자부품의 제조방법, 및 연속 적층형 전자부품의 제조장치
KR101444540B1 (ko) * 2012-11-20 2014-09-24 삼성전기주식회사 적층 세라믹 커패시터, 적층 세라믹 커패시터의 회로 기판 실장 구조 및 적층 세라믹 커패시터의 포장체
JP2014232898A (ja) * 2014-09-18 2014-12-11 株式会社村田製作所 積層セラミックコンデンサ、これを含む積層セラミックコンデンサ連、および、積層セラミックコンデンサの実装体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10284355A (ja) * 1997-04-09 1998-10-23 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の整列装置及び整列方法
JP2012134498A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 積層セラミックキャパシタの回路基板実装構造、方法及び回路基板のランドパターン、積層セラミックキャパシタの包装体並びに整列方法
JP2014112712A (ja) * 2012-05-30 2014-06-19 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 包装ユニット
JP2014130912A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Murata Mfg Co Ltd 積層セラミックコンデンサの方向識別方法、積層セラミックコンデンサの方向識別装置及び積層セラミックコンデンサの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20160132779A (ko) 2016-11-21
JP6361570B2 (ja) 2018-07-25
CN106158370B (zh) 2018-10-26
KR101871282B1 (ko) 2018-06-27
CN106158370A (zh) 2016-11-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6131933B2 (ja) テーピング電子部品連の製造装置、テーピング電子部品連の製造方法、電子部品の搬送装置、電子部品の搬送方法及びテーピング電子部品連
KR102365913B1 (ko) 전자부품의 반송 장치
US9873574B2 (en) Electronic component conveyance device and method of manufacturing taping electronic component array
JP6107752B2 (ja) 積層セラミックコンデンサの方向識別方法、積層セラミックコンデンサの方向識別装置及び積層セラミックコンデンサの製造方法
JP5725010B2 (ja) 積層セラミックコンデンサの方向識別方法、積層セラミックコンデンサの方向識別装置及び積層セラミックコンデンサの製造方法
JP6241439B2 (ja) 積層セラミックコンデンサの方向識別方法、積層セラミックコンデンサの方向識別装置及び積層セラミックコンデンサの製造方法
KR20180069729A (ko) 전자부품의 반송 정렬 장치 및 전자부품의 반송 정렬 방법
US10297399B2 (en) Electronic component conveyance device and method of manufacturing taping electronic component array
JP6361570B2 (ja) 積層セラミックコンデンサの姿勢判別方法、積層セラミックコンデンサの姿勢判別装置、および積層セラミックコンデンサ連の製造方法
US9714921B2 (en) Method of identifying direction of multilayer ceramic capacitor, apparatus identifying direction of multilayer ceramic capacitor, and method of manufacturing multilayer ceramic capacitor
KR101713088B1 (ko) 적층 세라믹 콘덴서의 방향 식별 방법, 적층 세라믹 콘덴서의 방향 식별 장치 및 적층 세라믹 콘덴서의 제조 방법
JP2019212701A (ja) 積層セラミックコンデンサの内部電極積層数検出装置
JP6555045B2 (ja) 搬送装置
WO2023127316A1 (ja) 部品選別装置
JP2015092625A (ja) 積層セラミックコンデンサの方向識別方法、積層セラミックコンデンサの方向識別装置及び積層セラミックコンデンサの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6361570

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150