JP2016213177A - 電解槽及び電池 - Google Patents

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馨 細淵
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宏昭 松浦
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正哉 内田
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Abstract

【課題】電解反応を効率的に行うことができる電解槽、及び、放充電反応を効率的に行うことができる電池の提供。【解決手段】繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を含有する炭素繊維電極シート11を有してなる電解槽1であり、被電解物質含有液に含有される被電解物質であるバナジウムの拡散が多次元的である電解槽、及び、繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を含有する炭素繊維電極シートを有してなる電池であり、活物質液に含有される被電解物質であり、活物質であるバナジウムの拡散が多次元的である電池。バナジウムの電解槽1内での流動抵抗を導電性繊維に集中させる電池。【選択図】図1

Description

本発明は、電解槽及び電池に関し、より詳しくは、導電性炭素繊維を電極として用いる液流通型の電解槽及び電池に関する。
導電性炭素繊維からなるシート状の電極内部に被電解物質含有液を流通させる液流通型電解槽においては、被電解物質含有液をシート面と平行な方向に透過させていた(特許文献1)。
特開平1−43031号公報
導電性炭素繊維を用いた電解槽は、電解反応を効率的に行う観点で更なる改善の余地がある。また、導電性炭素繊維を用いた電池においても、放充電反応を効率的に行う観点で更なる改善の余地がある。
そこで本発明の課題は、電解反応を効率的に行うことができる電解槽、及び、放充電反応を効率的に行うことができる電池を提供することにある。
また本発明の他の課題は、以下の記載によって明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を含有する炭素繊維電極シートを有してなる電解槽であり、
被電解物質含有液に含有される被電解物質であるバナジウムの拡散が多次元的であることを特徴とする電解槽。
(請求項2)
前記バナジウムの電解槽内での流動抵抗を前記導電性炭素繊維に集中させることを特徴とする請求項1記載の電解槽。
(請求項3)
前記炭素繊維電極シートは、繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を、繊維径7〜10μmを中心とする不織布状もしくは織布状の炭素繊維集合体に担持してなることを特徴とする請求項1又は2記載の電解槽。
(請求項4)
繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を含有する炭素繊維電極シートを有してなる電池であり、
活物質液に含有される活物質であるバナジウムの拡散が多次元的であることを特徴とする電池。
(請求項5)
前記バナジウムの電解槽内での流動抵抗を前記導電性炭素繊維に集中させることを特徴とする請求項4記載の電池。
(請求項6)
前記炭素繊維電極シートは、繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を、繊維径7〜10μmを中心とする不織布状もしくは織布状の炭素繊維集合体に担持してなることを特徴とする請求項4又は5記載の電池。
(請求項7)
正極活物質液が供給される正極セルに、正極電極として前記炭素繊維電極シートを備え、
負極活物質液が供給される負極セルに、負極電極として前記炭素繊維電極シートを備えたことを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の電池。
(請求項8)
前記正極活物質液は、正極活物質として4価及び5価バナジウムを含有し、前記負極活物質液は、負極活物質として2価及び3価バナジウムを含有することを特徴とする請求項7記載の電池。
(請求項9)
前記正極セル及び前記負極セルからなる1対のセルを複数対積層してなるセルスタック構造を有することを特徴とする請求項7又は8記載の電池。
本発明によれば、電解反応を効率的に行うことができる電解槽、及び、放充電反応を効率的に行うことができる電池を提供することができる。
本発明の電解槽の一例を概念的に説明する図 図1に示した電極の展開図 本発明の電池の一例を概念的に説明する図 セルスタック構造を有する電池の一例を概念的に説明する図 セルスタック構造を有する電池の他の例を概念的に説明する図 図5に示したセルスタック構造の展開図 導電性炭素繊維の電子顕微鏡写真 導電性炭素繊維の電子顕微鏡写真 導電性炭素繊維の電子顕微鏡写真 導電性炭素繊維の電子顕微鏡写真
以下に、本発明を実施するための形態について詳しく説明する。
まず、本発明の電解槽について説明する。
図1は、本発明の電解槽の一例を概念的に説明する図であり、図2は、該電解槽が備える作用極(電極)の展開図である。
図1に示すように、電解槽1は、電解反応を行う流通(フロースルー)型電解セル(以下、単にセルと称する場合がある)2を備えている。セル2は、作用極3及び対極4を内蔵している。
作用極3は、セル2内の領域を、被電解物質含有液が流入する流入口5が設けられた流入側マニホールド6と、電解処理後の電解物質含有液(処理液)を流出させる流出口7が設けられた流出側マニホールド8とに隔離するように設けられている。
図2の展開図に示すように、作用極3は、導電性シート9、10と、該導電性シート9、10間に挟持される炭素繊維電極シート11とにより構成されている。即ち、作用極3において、炭素繊維電極シート11は、導電性シート9、10からなる支持体に支持されて用いられる。導電性シート9、10と、該導電性シート9、10間に挟持された炭素繊維電極シート11とにより構成された板状体を電極板という場合がある。
導電性シート9、10は、導電性を有するものであればよく、導電性炭素を含む樹脂シートや、金属シート等を好ましく用いることができ、特に電解液のpH等による劣化を防止する観点で、導電性炭素を含む樹脂シート(カーボンプラスチックシートともいう)が好ましい。
導電性シート9、10に含有される導電性炭素としては、例えばカーボンブラック等を好ましく例示できる。
導電性シート9、10を構成する樹脂としては格別限定されないが、例えばポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を好ましく例示できる。
導電性シート9、10に挟持される炭素繊維電極シート11は、繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を含む。繊維径5μm以下の導電性炭素繊維は、炭素繊維電極シート11を構成する導電性炭素繊維のうち、10%以上であることが好ましく、30%以上であることが更に好ましい。ここでいう「%」は、走査型電子顕微鏡(SEM)によって特定領域を観察した際にカウントされる導電性炭素繊維の全体の本数に対する、繊維径5μm以下の導電性炭素繊維の本数の割合(百分率)をいう。炭素繊維は、酸化処理を進めて行くと、結晶化度(グラファイト化度)の小さい部分(炭素質の部分)から酸化(エッチング)を受けて、繊維径が細くなって行く。1本の炭素繊維で結晶性の高い部分が複数存在する場合は、複数の細い繊維の束となって行くことがある。この場合においても、繊維径を細くして拡散性(物質移動性ともいう)を向上させた効果は十分にある。結晶性の評価は、炭素繊維断面のミクロラマン分光分析によって行うことができる。一般に炭素繊維の耐酸化性は、結晶化度(グラファイト化度)に大きく依存し、高い結晶性のものは大きな耐酸化性を示す。酸化処理によって結晶性の高い部分の割合を高めることができる。また、繊維径5μm以下の導電性炭素繊維は、通常に市販されている炭素繊維を酸化処理することで得られる。このとき、酸化処理の手段としては、硝酸や過硫酸での処理、電解等が好ましく例示される。
炭素繊維電極シート11として、繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を単独で用いてもよいが、より好ましいのは、繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を、繊維径5μmを超える導電性炭素繊維集合体中に混ぜ込むことにより担持させて用いることである。導電性炭素繊維集合体中に混ぜ込むことによって、電解液の流通下において繊維径5μm以下の導電性炭素繊維がバラバラになることを好適に防止することができる。これは、特に好ましい繊維径の2μm以下の繊維を担持する際に有効である。また、繊維径5μmを超える導電性炭素繊維集合体としては、繊維径7〜10μmを中心とする不織布状もしくは織布状の導電性炭素繊維集合体を好ましく例示することができる。
導電性シート9、10には、それぞれ複数の孔12、13が設けられている。導電性シート9、10を、炭素繊維電極シート11を挟んで重ね合わせた状態で、導電性シート9に設けられた各々の孔12と、導電性シート10に設けられた各々の孔13とは、シート面に対して直交する方向において互いに少なくとも一部、好ましくは全部が重なり合うように配置されている。そして、両導電性シート9、10の孔12、13が重なり合う部分に、炭素繊維電極シート11が露出している。即ち、炭素繊維電極シート11は、孔12、13が重なり合う部分において、作用極3の両面に露出している。
一方、電解槽1の対極4は格別限定されず、例えばグラッシーカーボン板等を好ましく用いることができる。対極4は、流入側マニホールド6内、流出側マニホールド8内の何れに設けてもよいが、図示の例のように流入側マニホールド6内に設けることが好ましい。
作用極3及び対極4間には電解反応を行うための所定の電位が印加される。
電解液貯留タンク14に貯留された被電解物質含有液は、ポンプ15により流入口5から流入側マニホールド6に流入される。
作用極3の両側に流入側マニホールド6及び流出側マニホールド8を備えることにより、被電解物質含有液を、流入側マニホールド6から一方の導電性シート9に設けられた複数の孔12に供給し、他方の導電性シート10に設けられた複数の孔13から流出側マニホールド8に排出する過程で、当該導電性シート9、10間に挟持された炭素繊維電極シート11によって電解反応を行うようにしている。
このようにして、被電解物質含有液が炭素繊維電極シート11を透過する方向を、炭素繊維電極シート11の面に対して垂直方向に方向付けることができる。即ち、被電解物質含有液が炭素繊維電極シート11を横断するように構成することができる。被電解物質含有液中の被電解物質は、被電解物質含有液が炭素繊維電極シート11を横断する際に、電極反応により電解処理される。
特に作用極3の両側に流入側マニホールド6及び流出側マニホールド8を備えることにより、導電性シート9の複数の孔12の各々に等しい圧力で被電解物質含有液を流入させることができ、この送液量を化学量論的流量に近づけて小さくしても、セル内並びにセル間等配を確保して電極反応を安定化することができる。
電解処理された電解物質含有液(処理液)は、流出口7から流出され、処理液タンク16に貯留される。
シート状に形成された電極に対して液を横断させるように透過させる方式は「flow through」と呼ばれており、シート状に形成された電極の電極面方向と平行に液を透過させる「flow by」方式とは区別される(J. Trainham, J. Newman, “A comparison between flow-through and flow-by porous electrodes for redox energy storage”, Electrochimica Acta, 26(4), 455 (1981))。本発明では、上述したように被電解物質含有液を炭素繊維電極シート11に対して横断させており、即ち「flow through」方式を採用している。
「flow through」方式では、「flow by」方式と比較して、被電解物質含有液の見た目
の電極透過距離が短くなるが、電極が繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を含むことにより、当該繊維周辺の被電解物質含有液に含まれる被電解物質の拡散が多次元的となり、電極の比表面積が有効に確保されれば、被電解物質の電極面への捕捉率が著しく向上することで、見掛けの電流密度による電解が可能になる。また、「flow through」方式では、電極透過距離が短い分、電極の充填密度を大きくして電解槽内の圧力損失(流動抵抗)を電極に集中させることが可能で、セル内の圧力を均等にすることが容易になる。結果として、被電解物質含有液が電極に侵入し、排出されるまで、上述した良好な拡散状態が保持され易くなる。これらの結果、本発明によれば、電解槽における電解反応を高い入出力密度で効率的に行うことができる。
電解槽に供される被電解物質含有液に含有される被電解物質は格別限定されるものではないが、例えば、フェレトン試薬再生のための鉄3価イオンの還元や、レドックスフロー電池におけるバナジウム等の金属イオン等を好ましく例示できる。電解槽における電解反応は、被電解物質を酸化する酸化反応、又は被電解物質を還元する還元反応の何れでもよい。
次に、本発明の電池について説明する。
図3は、本発明の電池の一例を概念的に説明する図である。ここでは、正極活物質がバナジウム5価及び4価、負極活物質がバナジウム2価及び3価であるバナジウム−レドックスフロー電池を例に説明する。
図3中、実線矢印は充電時の反応、破線矢印は放電時の反応を説明している。
レドックスフロー電池17は、例えば、交直変換器を介して、太陽光発電所や風力発電所等の発電部の連系点に設置され、発電部からの発電出力を充電して蓄え、又は、蓄えた電力を放電して、出力変動を平滑化して負荷に供給するように構成することができる。
レドックスフロー電池17は、電池反応を行う流通型電解セル(以下、単にセルと称する場合がある)18を備えている。
セル18は、正極電極19を内蔵する正極セル25と、負極電極26を内蔵する負極セル32と、両セル25、32を分離すると共にプロトン(Hイオン)の透過を許容する隔膜33とを備えている。
正極電極19は、図2に示した電解槽の作用極と同様に、導電性シート20、21と、該導電性シート20、21間に挟持された繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を含む炭素繊維電極シート22とにより構成されている。導電性シート20、21には、それぞれ複数の孔23、24が設けられている。
正極電極19は、正極セル25内の領域を、正極活物質液が流入する流入口34が設けられた流入側マニホールド35と、電解液を流出させる流出口36が設けられた流出側マニホールド37とに隔離するように設けられている。
負極電極26も、図2に示した電解槽の作用極と同様に、導電性シート27、28と、該導電性シート27、28間に挟持された繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を含む炭素繊維電極シート29とにより構成されている。導電性シート27、28には、それぞれ複数の孔30、31が設けられている。
負極電極26は、負極セル32内の領域を、負極活物質液が流入する流入口38が設けられた流入側マニホールド39と、電解液を流出させる流出口40が設けられた流出側マニホールド41とに隔離するように設けられている。
正極セル25には、正極活物質液を貯留する正極用タンク42が接続されている。正極セル25と正極用タンク42との間で正極活物質液を循環するように、正極活物質液循環系43が構成されている。正極活物質液循環系43は、正極用タンク42から正極セル25に正極活物質液を供給する供給配管44と、正極セル25から正極用タンク42に正極活物質液を返送する返送配管45と、循環ポンプ46とを備えている。
負極セル32には、負極活物質液を貯留する負極用タンク47が接続されている。負極セル32と負極用タンク47との間で負極活物質液を循環するように、負極活物質液循環系48が構成されている。負極活物質液循環系48は、負極用タンク47から負極セル32に負極活物質液を供給する供給配管49と、負極セル32から負極用タンク47に負極活物質液を返送する返送配管50と、循環ポンプ51とを備えている。
レドックスフロー電池17は、正極活物質液循環系43と負極活物質液循環系48とによって、正極セル25及び負極セル32にそれぞれ正極活物質液及び負極活物質液を循環供給して、両極における活物質液中の活物質の電極反応(酸化還元反応)に伴って充放電を行う。レドックスフロー電池17の充電時及び放電時の電極反応は、それぞれ下記のように表される。
(充電時の電極反応)
正極反応:VO2+(4価)+HO → VO (5価)+2H+e
負極反応:V3+(3価)+e → V2+(2価)
(放電時の電極反応)
正極反応:VO (5価)+2H+e → VO2+(4価)+H
負極反応:V2+(2価) → V3+(3価)+e
正極セル25の流入側マニホールド35に流入した正極活物質液は、正極電極19の露出した炭素繊維電極シート22を透過して流出側マニホールド37に流れ込む。このとき、正極活物質液が炭素繊維電極シート22を透過する方向は、炭素繊維電極シート22の面に対して垂直方向である。即ち、正極活物質液が炭素繊維電極シート22を横断するようにしている。特に正極電極19の両側にマニホールド35、37が設けられていることにより、導電性シート20の複数の孔23の各々に等しい圧力で正極活物質液を流入させることができるため、セル内及びセル間において圧力の均等性をとりやすく、複反応を抑えた安定な電池反応を続けることができる。
一方、負極セル32の流入側マニホールド39に流入した負極活物質液は、負極電極26の露出した炭素繊維電極シート29を透過して流出側マニホールド41に流れ込む。このとき、負極活物質液が炭素繊維電極シート29を透過する方向は、炭素繊維電極シート29の面に対して垂直方向である。即ち、負極活物質液が炭素繊維電極シート29を横断するようにしている。特に負極電極26の両側にマニホールド39、41が設けられていることにより、導電性シート27の複数の孔30の各々に等しい圧力で負極活物質液を流入させることができるため、セル内及びセル間において圧力の均等性をとりやすく、複反応を抑えた安定な電池反応を続けることができる。
以上のように構成された電池は、電解槽について説明したように、「flow through」方式で繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を含む電極に液を透過させることにより、活物質の良好な拡散状態が保持されて、電池における充電反応又は放電反応を高い充放電エネルギー密度で効率的に行うことができる。
以上の例では、説明の便宜上、正極セル25及び負極セル32からなる1対のセルを単独で用いる場合について示しているが、実用的な高電圧を得る観点では、図4に示すように、正極セル25及び負極セル32からなる1対のセルを直列に複数対積層したセルスタック構造とすることが好ましい。
また、次に説明するように、1対のセル同士を直列に複数対積層する際には、バイポーラプレートを用いて積層することも好ましい。
図5はバイポーラプレートを用いたセルスタック構造の一例を説明する図であり、図6は該セルスタック構造の展開図である。
図5及び図6に示すように、セルスタック構造は、バイポーラプレート52、正極電極19、スペーサー53、隔膜33、スペーサー54、負極電極26、バイポーラプレート55の順に積層された構成単位を複数積層して構成されている。
バイポーラプレート52、55、スペーサー53、54は、それぞれ波板状のものを用いている。図示するような矩形波板状のものに限定されず、例えば台形波板状、曲線波板状等であってもよい。
スペーサー53は、正極電極19と隔膜33との間に設けられ、正極電極19との接触面に設けられた複数の凹部56の内部にそれぞれ流入側マニホールド35を形成している。
バイポーラプレート52は、正極電極19との電気的接続を確保するために該正極電極19と接触するように設けられ、正極電極19との接触面に設けられた複数の凹部57の内部にそれぞれ流出側マニホールド37を形成している。
流入側マニホールド35を形成する凹部56の延設方向に沿って供給された正極活物質液は、一方の導電性シート20に設けられた複数の孔23に供給され、他方の導電性シート21に設けられた複数の孔24から流出側マニホールド37に排出される過程で、当該導電性シート20、21間に挟持された炭素繊維電極シート22によって充電又は放電のための電極反応を行うようにしている。
スペーサー54は、負極電極26と隔膜33との間に設けられ、負極電極26との接触面に設けられた複数の凹部60の内部にそれぞれ流入側マニホールド39を形成している。
バイポーラプレート55は、負極電極26との電気的接続を確保するために該負極電極26と接触するように設けられ、負極電極26との接触面に設けられた複数の凹部61の内部にそれぞれ流出側マニホールド41を形成している。
流入側マニホールド39を形成する凹部60の延設方向に沿って供給された正極活物質液は、一方の導電性シート27に設けられた複数の孔30に供給され、他方の導電性シート28に設けられた複数の孔31から流出側マニホールド41に排出される過程で、当該導電性シート27、28間に挟持された炭素繊維電極シート29によって充電又は放電のための電極反応を行うようにしている。
スペーサー53、54の凹部56、60内の側面には、それぞれ貫通孔58、59が設けられ、供給された正極活物質液及び負極活物質液が隔膜33を介して接触できるようにしている。
次に、電解槽の作用極、あるいは電池の正極又は負極として用いられる電極について、更に詳しく説明する。
本発明では、上述したように、電極として、繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を含有する炭素繊維電極シートを用いる。
通常、ポリアクリロニトリル系、セルロース系、ピッチ系等の各種繊維を焼成して炭素繊維にしたものは、繊維径が7μmから十数μmである。本発明において、繊維径5μm以下の導電性炭素繊維としては、この比較的繊維径の大きい炭素繊維を、酸化処理によって細径化したものを好ましく用いることができる。また、気相成長させた炭素繊維や、カーボンナノチューブ等を用いてもよい。
繊維径が5μm以下である導電性炭素繊維は、繊維径が4μm以下であることが更に好ましく、繊維径が2μm以下であれば特に好ましい。
繊維径が5μm以下である導電性炭素繊維の繊維長は格別限定されないが、例えば100μm以下、好ましくは50μm以下、より好ましくは20μm以下という比較的短いものであっても好適に用いることができる。特に繊維長が50μm以下である場合は、これを繊維径が5μmを超える炭素繊維に含有させて(絡ませて)用いることにより、使用時に繊維が分散することを防止して、電極の長寿命化を図ることができる。
ただし、直径を小さくした導電性繊維を集合電極として使用するのは、全体の形状を機械的に維持するのが困難であるため、繊維径が5μm以下である導電性炭素繊維を、繊維径7〜10μmを中心とする不織布状もしくは織布状の炭素繊維集合体に担持して炭素繊維電極シートを構成することは好ましいことである。
繊維径が5μm以下である導電性炭素繊維は、炭素繊維電極シートの単位面積あたりに、0.01〜2g/cmの範囲で含有されることが好ましく、0.5〜1g/cmの範囲で含有されることが更に好ましい。
炭素繊維電極シートを支持する方法としては、図2に示したように、導電性シート9、10間に挟持して支持する方法を好ましく用いることができる。
炭素繊維電極シート11を挟持する各導電性シート9、10に設けられる孔12、13の径は、炭素繊維電極シート11に含まれる繊維径が5μm以下である導電性炭素繊維を安定かつ強固に保持できる範囲で適宜設定することができ、例えば1〜10mmの範囲であることが好ましい。
また、炭素繊維電極シート11を挟持する導電性シート9、10間の間隙は、0.1〜3mmの範囲であることが好ましい。
また、2枚の導電性シート9、10の一方又は両方にバインダー成分を配合し、該バインダー成分を溶出させる熱融着によって2枚の該導電性シート9、10間を接着することも好ましい。これにより、更に安定に炭素繊維電極シート11を挟持することができる。バインダー成分として、当該導電性シート中に主成分として含まれる熱可塑性樹脂よりも低融点の熱可塑性樹脂を含有させることは好ましいことである。熱融着を行う場合は、炭素繊維電極シート11のうち、導電性シート9、10の孔12、13に露出する部分以外の部分を樹脂中に埋設するようにしてもよい。
以上の説明では、導電性シート9、10が、それぞれ孔12、13を複数有する場合について説明したが、それぞれ1つの孔12、13を有するものであってもよい。
以上の説明では、炭素繊維電極シートを支持するための支持体として導電性シートを用いる場合について説明したが、支持体はこれに限定されるものではなく、被電解物質含有液が当該シートを横断するように支持可能な部材であれば、支持体として用いることができる。支持体として、例えば、導電性のメッシュや格子を用いることも好ましいことである。支持体は導電性部材であることが好ましく、これにより支持体を介して炭素繊維電極シートに通電すること、あるいは支持体を介して炭素繊維電極シートから放電することが可能になる。導電性部材としては、例えば導電性炭素を含有する樹脂や、金属等の導電性材料等が挙げられる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明はかかる実施例により限定されない。
(実施例1);電解槽
<導電性炭素繊維の作製>
まず、ポリアクリロニトリル系炭素繊維を1350℃で焼成して活性化させた導電性炭素繊維(繊維径7〜10μm)を用意した(図7)。
また、この炭素繊維を酸化処理して細くしたものも用意した。処理時間等によって炭素質部分がエッチングされ、表1に示すように繊維径の異なる炭素繊維が得られた(図8、9及び10)。
これら炭素繊維の繊維径を表1に示す。図8、9の炭素繊維については、走査型電子顕微鏡(SEM)写真に示される繊維束を構成する各1本の繊維の繊維径を示した。
<電極の作製>
体積抵抗率0.06Ωcm、厚さ1mmのカーボンプラスチックシートを2枚用意し、各シートに直径4mmの孔をそれぞれ1つ設けた。
互いに孔を対向させるように配置したシート間に導電性炭素繊維1を介在させて、これを両側から挟み込んで電極1とした。同様に導電性炭素繊維2〜4を用いて電極2〜4とした。これら電極1〜4において、直径4mmの孔内に露出する導電性炭素繊維の重量は0.1gとした。
また、導電性炭素繊維を挟まずにカーボンプラスチックシート2枚を重ね合わせたものを電極5(ブランク)とした。
<電解槽の作製>
図1に示した電解槽において、作用極として電極1を用い、対極としてグラッシーカーボン板を用いて電解槽1とした。同様に電極2〜5を作用極に用いて電解槽2〜5とした。
<電解液の調製>
電解液1として、3M硫酸酸性、1Mバナジウム(3価)、1Mバナジウム(4価)を含む硫酸塩水溶液を調製した。
電解液2として、3M硫酸酸性、1.3Mバナジウム(3価)、1.3Mバナジウム(4価)を含む硫酸塩水溶液を調製した。
<電解試験1>
電解槽1〜5において、18℃の室温下で、チューブポンプを用いて電解液1を3ml/分で送液し、作用極及び対極間に定電流で、+40mA若しくは−40mA(共に見掛けの電流密度:320mA/cm)又は+100mA若しくは−100mA(共に見掛けの電流密度:800mA/cm)を通電し、電解電圧を測定した。結果を表2に示す。
<電解試験2>
電解試験1において、電解液1を電解液2に代えたこと以外は、電解試験1と同様にして、電解電圧を測定した。結果を表3に示す。
<評価>
繊維径5μm以下の導電性炭素繊維(導電性炭素繊維2、3、4)を用いた電解槽2、3、4では、電解電位の絶対値が比較的小さくなることがわかる。このことから、繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を用いることにより、電解反応を効率よく生起できることがわかる。
電解試験1、2において、定電流+40mA又は+100mAでの電解反応(酸化反応)による生成物はバナジウム(5価)であり、定電流−40mA又は−100mAでの電解反応(還元反応)による生成物はバナジウム(2価)である。これらバナジウム(5価)及び(2価)は、次の実施例2において、レドックスフロー型電池の正極活物質及び負極活物質としてそれぞれ用いられる。
(実施例2);電池
<電池の作製>
図3に示したバナジウムレドックスフロー型電池において、隔膜にポリスチレンスルホン酸系の陽イオン交換膜を用い、正極及び負極として、実施例1で作製した電極2を用いて電池1とした。同様に、正極及び負極として電極4を用いて電池2とした。
<活物質液>
実施例1で得られたバナジウム(5価)を含む正極活物質液と、同じく実施例1で得られたバナジウム(2価)を含む負極活物質液とを用いた。
<放充電試験>
22℃の室温下で、見掛けの電流密度160mA/cmで放充電試験を行った。活物質液の送液量は、0ml/分(送液停止)、3ml/分、又は5ml/分に設定した。結果を表4に示す。
<評価>
繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を用いた電池1では良好な平均充電電圧及び平均放電電圧が観察された。
更に、電池2を用いて、見掛けの電流密度330mA/cmの定電流充放電試験を行った。送液量を約1ml/分まで低下させても、充放電が可能であり、送液を停止しても10秒近く放電を続けることが可能であった。
<考察>
通常、繊維径7μmから十数μmと比較的繊維径の大きい導電性炭素繊維の集合電極を使用した液透過型電極を用いた場合、その電極間隔は、孔隙率を考慮すれば、やはり繊維径より大きい電極間隔にする必要がある。ここで、炭素繊維集合電極内を透過する液は、乱流ではなく層流でなければならないが、その見掛けの線速度は、透過の流動抵抗を考慮して、最大数十cm/秒以下であることが好ましい。
この十数μmという電極間隔で、数十cm/秒の液を透過させた場合の液中の被電解物質は、液・電極界面に10μm程度の拡散層を形成しやすく、実際に、従来の市販炭素繊維フェルトやクロスを圧縮して液透過型電極にした場合は、同じ電極電位において電流密度は透過させる液の線速度に大きく依存する。これは透過中の液が二次元的な拡散層を形成して、一般の平板電極への物質移動による電解と同様な状態になるためである。従って、例えば1A/cmというような、見掛けの電流密度を得ることは難しく、100mA/cm程度の見掛けの電流密度で設計される場合が多い。
しかし、この炭素繊維電極シートに用いる炭素繊維の繊維径を若干でも小さくして行くと、同程度の孔隙率を確保した場合でも繊維電極間の間隔は小さくすることができ、透過中の液は定常的な拡散層を形成しにくくなると共に、電極径が小さくなるために、二次元を超える拡散性が強くなり、透過液の線速度に影響を受けにくい定常的な電解電流を得やすくなる。
繊維径を細くする効果は5μm以下にする程度から明確に現れ、1μm程度の電極径では、大きな電流密度を得る上で非常に大きな効果となってくる。特に繊維径が1μm程度では、ほぼ三次元拡散性のある電極となり、比較的濃度の薄い被電解物質でも捕捉しやすくなるため、例えば1A/cmの見掛けの電流密度での電解も容易になる。炭素繊維電極の繊維径を5μm以下にまで処理したものは、繊維同士がまだ十分に分離していなくても、高い電流密度を得ることができた(図8及び9)。繊維径が2μm以下の炭素繊維電極(図10)では、10μm程度の場合よりも10倍以上大きい電流密度が得られることが確認されている。
1:電解槽
2:流通型電解セル
3:作用極
4:対極
5:流入口
6:流入側マニホールド
7:流出口
8:流出側マニホールド
9、10:導電性シート
11:炭素繊維電極シート
12、13:孔
14:電解液貯留タンク
15:ポンプ
16:処理液タンク
17:レドックスフロー電池
18:流通型電解セル
19:正極電極
20、21:導電性シート
22:炭素繊維電極シート
23、24:孔
25:正極セル
26:負極電極
27、28:導電性シート
29:炭素繊維電極シート
30、31:孔
32:負極セル
33:隔膜
34:流入口
35:流入側マニホールド
36:流出口
37:流出側マニホールド
38:流入口
39:流入側マニホールド
40:流出口
41:流出側マニホールド
42:正極用タンク
43:正極活物質液循環系
44:供給配管
45:返送配管
46:循環ポンプ
47:負極用タンク
48:負極活物質液循環系
49:供給配管
50:返送配管
51:循環ポンプ
52:バイポーラプレート
53、54:スペーサー
55:バイポーラプレート
56、57:凹部
58、59:貫通孔
60、61:凹部

Claims (9)

  1. 繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を含有する炭素繊維電極シートを有してなる電解槽であり、
    被電解物質含有液に含有される被電解物質であるバナジウムの拡散が多次元的であることを特徴とする電解槽。
  2. 前記バナジウムの電解槽内での流動抵抗を前記導電性炭素繊維に集中させることを特徴とする請求項1記載の電解槽。
  3. 前記炭素繊維電極シートは、繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を、繊維径7〜10μmを中心とする不織布状もしくは織布状の炭素繊維集合体に担持してなることを特徴とする請求項1又は2記載の電解槽。
  4. 繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を含有する炭素繊維電極シートを有してなる電池であり、
    活物質液に含有される活物質であるバナジウムの拡散が多次元的であることを特徴とする電池。
  5. 前記バナジウムの電解槽内での流動抵抗を前記導電性炭素繊維に集中させることを特徴とする請求項4記載の電池。
  6. 前記炭素繊維電極シートは、繊維径5μm以下の導電性炭素繊維を、繊維径7〜10μmを中心とする不織布状もしくは織布状の炭素繊維集合体に担持してなることを特徴とする請求項4又は5記載の電池。
  7. 正極活物質液が供給される正極セルに、正極電極として前記炭素繊維電極シートを備え、
    負極活物質液が供給される負極セルに、負極電極として前記炭素繊維電極シートを備えたことを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の電池。
  8. 前記正極活物質液は、正極活物質として4価及び5価バナジウムを含有し、前記負極活物質液は、負極活物質として2価及び3価バナジウムを含有することを特徴とする請求項7記載の電池。
  9. 前記正極セル及び前記負極セルからなる1対のセルを複数対積層してなるセルスタック構造を有することを特徴とする請求項7又は8記載の電池。
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