JP2016213073A - スイッチ付同軸コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、固定コンタクト13の固定接点13fに対する可動コンタクト12の接触性を向上させることを可能とする。
【解決手段】可動コンタクト12が当接・離間する固定コンタクト13の折曲延出部13a1の先端縁を切り欠くようにして接点凹部13a2を形成し、その接点凹部13a2の切欠き空間を形成している内周端縁における板厚端面に固定接点13fを設け、当該固定接点13fを有する板厚端面に対して可動コンタクト12を形成している板状部材の端縁部を接触・離間させる構成によって、固定コンタクト13の固定接点13fを有する板厚端面上に可動コンタクト12の端縁部を圧接させてから、擦れ状態で移動した後に停止させて電気的な接触状態とし、その際に得られる、いわゆるワイピング効果により電気的な接続特性を良好に維持するようにしたものである。
【選択図】図24

Description

本発明は、相手コネクタが嵌合されることによって離間状態になされる一対のコンタクトを備えたスイッチ付同軸コネクタに関する。
一般に、携帯電話・スマートフォンやタブレット型パソコンなどのような電子機器又は電気機器において、機器内に設けられた高周波回路等の各種電子回路の状態や性能を検査するための小型回路検査スイッチとしてスイッチ付同軸コネクタがしばしば採用されている。例えば、下記の特許文献等に開示された回路検査スイッチは、機器本体の電子回路を分断するように回路基板上に実装されたスイッチ付同軸コネクタからなるものであって、当該スイッチ付同軸コネクタの絶縁ハウジングの内部には、信号伝送用の可動コンタクトと固定コンタクトとからなるコンタクト対が取り付けられており、それら一対の可動コンタクト及び固定コンタクトが、機器本体に設けられた電子回路(図示省略)の一方側及び他方側にそれぞれ接続されている。
そして、絶縁ハウジングに設けられた相手挿入穴を通して、相手コネクタである検査用プラグコネクタのプローブ(検査針)が、上方側からコネクタ内部に挿入されると、当該検査用プラグコネクタのプローブの先端部分は、上下方向に弾性変位可能に設けられた可動コンタクトの自由端部分を押し下げるように圧接する。それによって可動コンタクトが下方側に揺動し、固定コンタクトの先端部分に設けられた固定接点から離間される。その結果、本来の電子回路が分断されると同時に、検査用プラグコネクタのプローブの下端部分に可動コンタクトが接触して機器本体の他の電子回路が導通状態となり、当該プローブを通して電子回路からの電気信号が外部に取り出され、その外部に取り出された電気信号を用いて、例えば所定の検査が実行される。
しかしながら、このような構成を有するスイッチ付同軸コネクタにおいては、上述したように固定コンタクトの固定接点に対して可動コンタクトによる当接・離間が繰り返されることから、固定コンタクトの固定接点と可動コンタクトとの接触表面上に被膜を生じ、あるいは塵埃等が蓄積することなどの原因で、電気的な接続が良好に行われなくなって接続信頼性の低下を招来するおそれがある。
特開平11−265761号公報 特開2012−238457号公報 特開2002−359039号公報 特許5532041号公報
そこで本発明は、簡易な構成で、固定コンタクトの固定接点に対する可動コンタクトの電気的な接続性を向上させることができるようにしたスイッチ付同軸コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明では、相手コネクタの嵌合・抜去方向に弾性変位可能に取り付けられた板状部材からなる可動コンタクトが、当該可動コンタクトに対向配置された板状部材からなる固定コンタクトの固定接点に対して接触・離間するように構成され、前記固定コンタクトを構成している板状部材が、前記可動コンタクトとの対向方向に向かって片持ち状をなすように延在するように形成されているとともに、前記可動コンタクトとの対向方向に対して傾斜又は直交する方向に折れ曲がって延出する折曲延出部を有し、当該固定コンタクトの折曲延出部における先端縁の板厚を構成している板厚端面に前記固定接点が形成されたスイッチ付同軸コネクタにおいて、前記固定コンタクトの折曲延出部における先端縁に、当該折曲延出部の一部を切り欠くようにして接点凹部が形成され、その接点凹部の切欠き空間を形成している内周端縁の板厚を構成している前記板厚端面に前記固定接点が設けられたものであって、前記接点凹部の板厚端面に設けられた前記固定接点に対して、前記可動コンタクトを形成している板状部材の端縁部が、接触・離間する構成が採用されている。
このような構成を有するスイッチ付同軸コネクタによれば、固定コンタクトの固定接点に可動コンタクトが接触するにあたって、固定コンタクトの固定接点を有する板厚端面上に可動コンタクトの端縁部が当接した後に、当該可動コンタクトの端縁部が、固定コンタクトの板厚端面上を擦れ状態でやや移動してから停止して電気的な接触状態になされることから、固定接点上の被膜や塵埃等に対する、いわゆるワイピング効果が得られることとなり、電気的な接続特性が良好に維持される。
また、本発明における前記接点凹部の切欠き空間は、前記固定コンタクトの折曲延出部の表面に直交する方向に見たときに略台形状をなすように形成され、当該略台形状をなす切欠き空間を形成している内周端縁が、互いに対向する一対の傾斜縁を有し、当該一対の対向傾斜縁の板厚を構成している前記板厚端面に前記固定接点が設けられていることが可能である。
さらに、本発明においては、前記接点凹部の内周端縁が、前記一対の対向傾斜縁を結ぶ底縁を有し、その底縁の幅寸法をW1とするとともに、前記接点凹部を形成している切欠き空間の開口部における幅寸法をW2とし、かつ前記可動コンタクトを形成している板状部材の板幅寸法をW3としたとき、W1<W3<W2の関係になされていることが望ましい。
このような構成を有するスイッチ付同軸コネクタによれば、固定コンタクトの固定接点を有する板厚端面に対する可動コンタクトの、いわゆるワイピング効果が確実に得られる。
以上述べたように本発明にかかるスイッチ付同軸コネクタは、可動コンタクトが当接・離間する固定コンタクトの先端縁を切り欠くようにして接点凹部を形成し、その接点凹部の切欠き空間を形成している内周端縁における板厚端面に固定接点を設け、当該固定接点を有する板厚端面に対して可動コンタクトを形成している板状部材の端縁部を接触・離間させる構成によって、固定コンタクトの固定接点を有する板厚端面上に可動コンタクトの端縁部を当接させてから擦れ状態で移動させる、いわゆるワイピング効果によって電気的な接続特性を良好に維持するようにしたものであるから、簡易な構成で、固定コンタクトの固定接点に対する可動コンタクトの電気的接続性を向上させることができ、スイッチ付同軸コネクタの信頼性を安価かつ大幅に高めることができる。
本発明の一実施形態にかかる回路検査スイッチを構成しているスイッチ付同軸コネクタの全体構造を正面上方側から見たときの外観斜視説明図である。 図1に示された本発明の一実施形態にかかるスイッチ付同軸コネクタの全体構造を正面下方側から見たときの外観斜視説明図である。 図1及び図2に示された本発明の一実施形態にかかるスイッチ付同軸コネクタの平面説明図である。 図1乃至図3に示された本発明の一実施形態にかかるスイッチ付同軸コネクタの正面説明図である。 図1乃至図4に示された本発明の一実施形態にかかるスイッチ付同軸コネクタの底面説明図である。 図1乃至図5に示された本発明の一実施形態にかかるスイッチ付同軸コネクタの右側面説明図である。 図1乃至図6に示された本発明の一実施形態にかかるスイッチ付同軸コネクタの左側面説明図である。 図3中の VIII−VIII 線に沿った縦断面説明図である。 図1乃至図8に示された本発明の一実施形態にかかるスイッチ付同軸コネクタに用いられている可動コンタクトと固定コンタクトとの配置関係を、可動コンタクトの後方側上方から見たときの外観斜視説明図である。 図9に示された可動コンタクトを後方側上方から見たときの外観斜視説明図である。 図9及び図10に示された可動コンタクトを後方側下方から見たときの外観斜視説明図である。 図9〜図11に示された可動コンタクトの平面説明図である。 図9〜図11に示された可動コンタクトの側面説明図である。 図9〜図11に示された可動コンタクトの底面説明図である。 図9〜図11に示された可動コンタクトを前方側から見たときの説明図である。 図9〜図11に示された可動コンタクトを後方側から見たときの説明図である。 図1〜図9に示された本発明の一実施形態にかかるスイッチ付同軸コネクタに用いられている固定コンタクトを前方側の上方から見たときの外観斜視説明図である。 図17に示された固定コンタクトを前方側の下方から見たときの外観斜視説明図である。 図17及び図18に示された固定コンタクトの平面説明図である。 図17及び図18に示された固定コンタクトの側面説明図である。 図17及び図18に示された固定コンタクトの底面説明図である。 図17及び図18に示された固定コンタクトを前方側から見たときの説明図である。 図17及び図18に示された固定コンタクトを後方側から見たときの説明図である。 図8中のXXIV− XXIV線で表した横断面説明図である。 本発明の一実施形態にかかるスイッチ付同軸コネクタに対して、相手コネクタ(検査用プラグコネクタ)を含む検査用治具を装着した状態を表した外観斜視説明図である。 図8に相当する位置の断面であって、相手コネクタ(検査用プラグコネクタ)が装着された状態を表した縦断面説明図である。 相手コネクタ(検査用プラグコネクタ)が装着された状態における可動コンタクトと固定コンタクトとの配置関係を表した図9相当の外観斜視説明図である。
以下、本発明にかかるスイッチ付同軸コネクタを回路検査スイッチとして採用した実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[回路検査スイッチの全体構造について]
まず、図1〜図8に示された本発明の一実施形態にかかるスイッチ付同軸コネクタ10は、図示を省略した印刷配線基板上に実装されるものであって、当該スイッチ付同軸コネクタ10の上方側に、相手コネクタとしての検査用プラグコネクタ20(図25及び図26参照)が配置され、作業者の手で把持された状態で検査用プラグコネクタ20が下方側のスイッチ付同軸コネクタ10に向かって適宜の力で押し込まれ、それによって両コネクタ10,20同士が嵌合された装着状態になされる。
また、そのような両コネクタ10,20同士の嵌合装着状態から、検査用プラグコネクタ20を把持して上方側に適宜の力で引き上げれば、当該検査用プラグコネクタ20がスイッチ付同軸コネクタ10から上方に離脱して抜出が行われる。なお、検査用プラグコネクタ20の挿抜は、作業者の手で行われることに限られることはなく、機械によって自動的に行うようにしてもよい。以下、この検査用プラグコネクタ20の挿入方向及び抜出方向を、それぞれ「下方向」及び「上方向」とする。
上述した両コネクタ10,20からなる回路検査スイッチ装置の基板実装部分を構成しているスイッチ付同軸コネクタ10は、携帯電話・スマートフォンやタブレット型パソコン等の電子機器に設けられた電子回路基板(図示省略)上に半田付けにより実装されて使用され、その電子機器に設けられた電子回路を、例えば機器本体側とアンテナ側とを分断又は接続するように配置される。
[絶縁ハウジングについて]
図26にも示されているように、上述したスイッチ付同軸コネクタ10の本体部を構成している絶縁ハウジング11は、プラスチック等の樹脂材を用いて例えばモールド成形されたものであって、平面略矩形状の板状部材からなるベース枠体部11aと、そのベース枠体部11aの上面中央部分に配置された挿入ガイド部11bと、を一体的に有している。
挿入ガイド部11bは、上述したベース枠体部11aの上側表面から略円筒状をなして上方に立ち上がるように形成されている。この挿入ガイド部11bの内周側表面は、略すり鉢状をなすように形成されており、当該挿入ガイド部11bの上端縁部分に形成された円環状外縁部から、当該挿入ガイド部11bの中心部分に相手挿入穴として設けられたプローブ挿入穴11cの上方開口部に向かって、斜め下方に延在する傾斜ガイド面11dが形成されている。この傾斜ガイド面11dは、前述した検査用プラグコネクタ20に設けられたプローブ20aをプローブ挿入穴11cに向かって案内する機能を有するものであって、検査用プラグコネクタ20のプローブ20aが、プローブ挿入穴11cの真上に配置されていない状態で下方移動された場合であっても、傾斜ガイド面11dの傾斜面上にプローブ20aの先端部が当接されれば、当該プローブ20aの先端部が傾斜ガイド面11dに沿って下方に滑り落ちるように移動され、プローブ挿入穴11cまで円滑に案内されるようになっている。
相手挿入穴として設けられたプローブ挿入穴11cは、上述したように挿入ガイド部11bの上端開口部からベース枠体部11aの中心軸に沿って下方に延出しており、絶縁ハウジング11の右側面と左側面との間を貫通するように設けられたコンタクト挿入通路11eに対して上方側から開口するように設けられている。このプローブ挿入穴11cは、後述する一方の可動コンタクト12の上方位置に上下方向に延在するように設けられており、検査用プラグコネクタ20のプローブ20aが挿入可能な内径を有する中空円筒状の通路構造をなすように形成されている。また、当該プローブ挿入穴11cの上方開口部の周囲には、上述した挿入ガイド部11bが略同心状をなすように配置されている。
[コンタクトについて]
一方、図9〜図23にも示されているように、絶縁ハウジング11のベース枠体部11aに設けられたコンタクト挿入通路11eの内部には、信号伝送用の可動コンタクト12、及び固定コンタクト13が、上述した検査用プラグコネクタ(相手コネクタ)20の挿入・抜去の方向(上下方向)に対して略直交する水平方向に、互いに対向するように挿入されて取り付けられている。以下、これらの可動コンタクト12及び固定コンタクト13同士が対向する方向を「コンタクト対向方向」と呼び、また、各コンタクト12,13の各々においては、相手側のコンタクトに向かっている方向を「前方」、その反対方向を「後方」とする。
これらの可動コンタクト12、及び固定コンタクト13は、いわゆるコンタクト対を構成するものであって、絶縁ハウジング11において対向する両側端面から上述したコンタクト挿入通路11eの内部に対面するように挿入されて取り付けられており、それらの両コンタクト12,13同士が互いに弾性的に接触した状態となるように配置されている。このときの両コンタクト12,13同士の接触状態は、後述するように検査用プラグコネクタ(相手コネクタ)20の嵌合によって解除されて離間状態になされる。
ここで、上述した可動コンタクト12は、「上下方向」の可撓性を有するように延在する弾性ビーム状部材12aを有している一方、固定コンタクト13は、略不動の状態で延在する固定ビーム状部材13aを有している。それらの弾性ビーム状部材12a及び固定ビーム状部材13aは、後述するように絶縁ハウジング11に対して、固定状態となるように保持された固定基板12b,13bから、コンタクト対向方向である前方に向かって片持ち状に延出している。これらの弾性ビーム状部材12a及び固定ビーム状部材13aの具体的な構造については、後段において詳細に説明する。
[固定基板について]
上述したように弾性ビーム状部材12a及び固定ビーム状部材13aの根元部分を構成している固定基板12b,13bは、略水平に延在する板状部材から形成されており、当該固定基板12b,13bの両側縁部、すなわち「コンタクト対向方向」及び「上下方向」の双方と直交する「板幅方向」の両端部からは、絶縁ハウジング11に対する固定部としての固定延設片12c,13cが、両側外方に向かって略水平に延出している。これらの固定延設片12c,13cは、固定基板12b,13bの両側外方において、弾性ビーム状部材12a及び固定ビーム状部材13aに沿うようにして前後方向に略水平に突出するように形成されており、絶縁ハウジング11の壁面に溝状をなすように凹設された固定溝部に対して圧入されている。そして、これら固定延設片12c,13cの絶縁ハウジング11に対する係合力によって、可動コンタクト12及び固定コンタクト13の全体の保持が行われる構成になされている。
このように本実施形態においては、固定基部12b,13bを保持する固定延設片12c,13cが、固定基部12b,13bの両側において弾性ビーム状部材12a及び固定ビーム状部材13aの長手方向に突出するように形成されていることから、当該固定延設片12c,13cの固定力で固定基部12b,13bが強固に支持され、それによって弾性ビーム状部材12a及び固定ビーム状部材13aの後述する弾性変位及び保持性に対する支持力が高められ、弾性ビーム状部材12a及び固定ビーム状部材13aの全体が、より安定的に保持されて接点部の機能が良好に維持されるようになっている。
また、各固定延設片12c,13cが固定基板12b,13bと連結されている両部材同士の連結境界部分には、コンタクト対向方向に沿って延在する切欠き部12d,13dが、それぞれ形成されている。それらの切欠き部12d,13dは、平面略U字形状をなす細幅の溝形状をなすように形成されていて、弾性ビーム状部材12a及び固定ビーム状部材13aの根本部分を前方側及び後方側から後方側及び前方側に向かって所定の長さだけ切り込むようにして形成されている。
これらの弾性ビーム状部材12a及び固定ビーム状部材13aに設けられた前方側の切欠き部12d及び13dは、片持ち状をなす弾性ビーム状部材12a及び固定ビーム状部材13aの根本位置を決定している。すなわち、当該弾性ビーム状部材12a及び固定ビーム状部材13aは、前方側に設けられた切欠き部12d及び13dにおける奥側(後端側)の溝端を起点として、固定基板12b及び13bから前方側(相手コンタクト側)に向かって片持ち状をなして一体的に延出しており、前方側の切欠き部12d及び13dの溝端と、後方側の切欠き部12d及び13dの溝端との間部分が、固定基板12b及び13bの前後方向における中実肉厚領域になされている。
このうち可動コンタクト12側の固定基板12bを構成している中実肉厚領域の前後方向における寸法は、上述した検査用プラグコネクタ(相手コネクタ)20の押圧力に抗して可動コンタクト12の全体を良好に保持可能とする剛性を備えるように決定されている。また、固定コンタクト13側の固定基板13bを構成している中実肉厚領域の前後方向における寸法は、可動コンタクト12からの接触力に抗して固定コンタクト13の全体を良好に保持可能とする剛性を備えるように決定されている。
さらに、上述した各固定基板12b,13bにおいて、弾性ビーム状部材12a及び固定ビーム状部材13aが突出している端縁部と反対側の端縁部分、すなわち可動コンタクト12の固定基板12b及び固定コンタクト13の固定基板13bにおける後端縁部分のそれぞれが、下方略直角に折り曲げ形成されており、その略直角下方折り曲げ部分の下端部分からコネクタ対向方向である前方側に向かって、板状をなす基板接続部12e,13eが略水平に延出している。そして、これらの基板接続部12e,13eの下面が、上述した印刷配線基板(図示省略)上に設けられた信号伝送用の導電路に半田接合されることで実装が行われるようになっている。
このとき、上述した各固定基板12b,13bから下方に向かって延出する基板接続部12e,13eは、各々、印刷配線基板(図示省略)の導電路に合わせた幅法を有するように形成されているとともに、絶縁ハウジング11に設けられたコンタクト挿入通路11eの通路幅に合わせた板幅寸法を備えている。すなわち、それらの基板接続部12e,13eは、コンタクト挿入通路11eの開口を閉塞する構造になされており、そのような閉塞構造によって、ゴミ等の塵埃がコンタクト挿入通路11eの内方領域に向かって侵入することを防止する構成になされている。
[弾性ビーム状部材及び固定ビーム状部材について]
一方、前述した可動コンタクト12の弾性ビーム状部材12a、及び固定コンタクト13の固定ビーム状部材13aは、互いに近接するように片持ち状をなして突出する帯板状のバネ部材及び固定部材からそれぞれ形成されている。そのうち、固定コンタクト13の固定ビーム状部材13aは、上述した固定基板13bの前端縁部から、相手側の可動コンタクト12に向かって略水平に延出しており、その固定ビーム状部材13aの先端側に、斜め下方に折れ曲がって延びる折曲延出部13a1が連接されている。
これに対して、可動コンタクト12の弾性ビーム状部材12aは、固定基板12bの前端縁部から、側面視において山形状をなすように折り曲げ形成された湾曲状延在部12a1が一体的に延出しているとともに、その湾曲状延在部12a1から前方側である相手側の固定コンタクト13側に向かって傾斜状延在部12a2が一体的に連続する構成になされている。この傾斜状延在部12a2は、斜め上方に直線状に延出するように形成されている。
ここで、前述したように本実施形態における可動コンタクト12の弾性ビーム状部材12aは、前方側の切欠き部12dにおける奥側(後端側)の溝端を起点として相手側の固定コンタクト13側に片持ち状に延出する構成になされているが、その片持ち状部材からなる弾性ビーム状部材12aの延出起点である溝端の位置に対して、当該弾性ビーム状部材12aが、十分な弾性を備える程度のスパン長を有するように構成されている。
すなわち、前方側切欠き部12dの溝端から片持ち状に延出している弾性ビーム状部材12aは、前方側の切欠き部12dの溝端から当該弾性ビーム状部材12aの先端部に至るまでの片持ちのスパン長が、上述した湾曲状延在部12a1によって実質的に拡大された構成になされている。より具体的に説明すると、可動コンタクト12の弾性ビーム状部材12aにおいては、上述した固定基板12bの前端部との連結部分、つまり切欠き部12dの奥側(後端側)溝端を起点として片持ち状に延出している根本部分に湾曲状延在部12a1が設けられているとともに、その湾曲状延在部12a1の前方側に一体的に連設された傾斜状延在部12a2が、相手側の固定コンタクト13側に向かって上方に傾斜しながら直線状に延出する構成になされている。
そのうちの湾曲状延在部12a1は、側面略円弧状をなすように折り曲げ形成されており、固定基板12bの前端部から斜め上方に湾曲形状をなして前方側に延出した後に、当該湾曲形状の頂点に達してから、再び斜め下方に連続的な湾曲形状をなして延びて、当該湾曲状延在部12a1の前端部が、傾斜状延在部12a2に対して一体的に繋げられている。このような弾性ビーム状部材12aの全体は、固定基板12bとの連結部分である湾曲状延在部12a1を根本部分、より具体的には片持ち構造の起点である切欠き部12dの奥側(後端側)溝端又はその近傍を支点とした弾性的な可撓性を有し、前記支点を中心とした「上下方向」に揺動可能な構成になされている。
また、このときの可動コンタクト12は、前述したように絶縁ハウジング11に形成されたコンタクト挿入通路11eの内部に収容されるようにして取り付けられているが、上述した湾曲状延在部12a1の湾曲形状の頂点は、コンタクト挿入通路11eの内壁面に対して近接又は接触するように配置されている。このように、コンタクト挿入通路11eの内壁面と可動コンタクト12との隙間が、湾曲状延在部12a1の湾曲形状の頂点により狭められていれば、コンタクト挿入通路11eを通して外部から侵入しようとするゴミ等の塵埃が、湾曲状延在部12a1で堰き止められることとなり、その結果、後述する接点部の機能が良好に維持される。
また、弾性ビーム状部材12aの先端側部分を構成している傾斜状延在部12a2は、上述したように湾曲状延在部12a1の延出端から前方側上方に向かって略直線状に斜めに延在しているが、当該傾斜状延在部12a2の延出側の先端部分に可動接点部12f(図24参照)が設けられている。
この可動コンタクト12の弾性ビーム状部材12aに設けられた可動接点部12f(図24参照)は、当該弾性ビーム状部材12aの「板幅方向」、すなわち「コンタクト対向方向」及び「上下方向」の双方と直交する方向における両側端縁部に形成されている。そして、その弾性ビーム状部材12aを構成している板状部材の上縁側エッジ部(角部)により形成された可動接点部12fは、後述する固定コンタクト13の固定ビーム状部材13aに設けられた固定接点13fに対して下方側から接触されるように配置されており、これらの両接点部12f,13fが、弾性ビーム状部材12aの弾性付勢力によって弾性的に接触状態に維持される構成になされている。なお、固定接点13fの構造については、後段において詳細に説明することとする。
このような可動コンタクト12の弾性ビーム状部材12aは、前述したプローブ挿入穴11cの直下位置に延在するように配置されており、当該プローブ挿入穴11cの下端開口部が、弾性ビーム状部材12aの途中部分に上方側から臨む位置関係になされている。そして、スイッチ付同軸コネクタ10の上方位置に検査用プラグコネクタ(相手コネクタ)20が配置され、当該検査用プラグコネクタ20のプローブ20aが、スイッチ付同軸コネクタ10のプローブ挿入穴11cを通してコネクタ内部に挿入されてくると、特に図26に示されているように、プローブ挿入穴11cから下方に突出したプローブ20aが、可動コンタクト12の弾性ビーム状部材12aの途中部分に上方側から当接する。その後、さらに検査用プラグコネクタ20が下方に押し下げられると、可動コンタクト12の弾性ビーム状部材12aに設けられた可動接点部12fが、プローブ20aの押圧力によって下方側に揺動するように撓み、固定コンタクト13の固定ビーム状部材13aに設けられた固定接点13fから下方に離間されるようになっている。
このとき、可動コンタクト12の弾性ビーム状部材12aの途中位置、すなわち検査用プラグコネクタ20のプローブ20aが当接する位置には、当該検査用プラグコネクタ20のプローブ20aが上方側から接触する接触貫通穴12a3がスリット状をなすように形成されている。この接触貫通穴12a3は、弾性ビーム状部材12aの長手方向に沿って細長状に延在する長穴から形成されており、上述したプローブ挿入穴11cの直下位置から前後方向に延在するように設けられている。
このように可動コンタクト12の弾性ビーム状部材12aに接触貫通穴12a3を設けておけば、検査用プラグコネクタ(相手コネクタ)20が嵌合されていないときに開放状態にあるプローブ挿入穴(相手挿入穴)11cを通して内部に進入するゴミ等の塵埃が、特に弾性ビーム状部材12aの傾斜面に沿って下方に案内されていき、接触貫通穴12a3を通して下方に落下することにより接点部分の外方側に排出される。その結果、可動コンタクト12や固定コンタクト13の上に塵埃が蓄積することがなくなり、可動コンタクト12と固定コンタクト13との電気的な導通性が塵埃により妨げられるおそれが低減される。
また、上述した接触貫通穴12a3の開口縁部には、検査用プラグコネクタ(相手コネクタ)20のプローブ20aに接触する傾斜面が設けられており、当該接触貫通穴12a3の開口縁部が、検査用プラグコネクタ20のプローブ20aの先端側部分に形成された湾曲面に対して略接線方向に接触して、当該接触貫通穴12a3の対角線方向の両側からプローブ20aと多点的に当接されるようになっている。
このとき、本実施形態における可動コンタクト12の弾性ビーム状部材12aに設けられた接触貫通穴12a3は、上述したプローブ挿入穴(相手挿入穴)11cの直下位置から後方側に延びて、上述した湾曲状延在部12a1の少なくとも一部を含む領域まで延出している。より具体的には、本実施形態における接触貫通穴12a3の後端側(図8の左端側)部分は、傾斜状延在部12a2が有する湾曲形状の頂点に至るまで延びている。このように本実施形態における可動コンタクト12に設けられた接触貫通穴12a3は、湾曲状延在部12a1における頂部から弾性ビーム状部材12aの長手方向に沿って延出する長穴形状をなすように形成されている。
[固定コンタクトについて]
前述したように固定コンタクト13の固定ビーム状部材13aは、可動コンタクト12との対向方向である前方側に向かって片持ち状をなすように延出するように形成されているが、その固定ビーム状部材13aにおける延出方向の前端部分には、可動コンタクト12との対向方向(水平方向)に対して斜め下方に傾斜するように折れ曲がって延出する折曲延出部13a1が設けられている。
本実施形態における折曲延出部13a1は、「コンタクト対向方向」である水平方向に対し、側面視(図20参照)において、約45°の傾斜角をなして下降するように折り曲げ形成されているが、水平方向に対して直交するように略直角下方に折れ曲がって垂下するように延在する構成も採用することができる。
そして、このような固定コンタクト13における折曲延出部13a1の先端部分には、当該折曲延出部13a1を先端側から奥側に向かって切り欠くようにして接点凹部13a2が形成されている。その接点凹部13a2を構成している切欠き空間は、上述した折曲延出部13a1の表面に対して直交する方向(水平方向に対して約45°をなす斜め方向)に見たときに、略台形状をなすように形成されており、当該略台形状の切欠き空間を形成している内周端縁の板厚を構成している板厚端面に前述した固定接点13fが形成されている。
この点をより具体的に説明すると、上述した接点凹部13a2の切欠き空間を形成している略台形状は、互いに対向する一対の両側傾斜縁を有しているが、それら一対の両側傾斜縁において固定コンタクト13の板厚を構成している板厚端面は、図20のように「コンタクト対向方向」である水平方向に対して傾斜(約45°)して延在していると同時に、図22のように「コンタクト対向方向」に直交する固定コンタクト13の「板幅方向」に対しても、傾斜(約45°)して延在している。
このように、略台形状の接点凹部13a2において一対の両側傾斜縁を形成している板厚端面は、「コンタクト対向方向」及び「板幅方向」の双方向に対して傾斜面状をなして延在しており、その接点凹部13a2における傾斜面状の板厚端面に、固定接点13f,13fが形成されている。そして、それら一対の傾斜状の板厚端面に形成された固定接点13f,13fに対しては、前述したように可動コンタクト12の弾性ビーム状部材12aの先端部分に設けられた可動接点部12f,12f(図24参照)が、当該弾性ビーム状部材12aの弾性力によって下方側から接触し、又はプローブ20aの押圧力によって下方側に離間する構成になされている。
このとき、特に図24に示されているように、上述した接点凹部13a2の切欠き空間を形成している略台形状は、上述した一対の対向傾斜縁を結ぶ底縁を有しているが、その底縁の幅寸法をW1とするとともに、接点凹部13a2を形成している略台形状の切欠き空間の開口部における幅寸法をW2とし、さらに前述した可動コンタクト12の弾性ビーム状部材12aを形成している板状部材の先端部分における板幅寸法、すなわち可動接点部12f,12f同志の間の距離をW3としたとき、
W1<W3<W2
の関係が成り立つ構成になされている。
このような寸法関係が成り立つ構成が採用されていることによって、固定コンタクト13の接点凹部13a2の内方領域において可動コンタクト12の弾性ビーム状部材12aが「上下方向」に揺動した際に、固定コンタクト13の接点凹部13a2に設けられた固定接点13f,13fの板厚端面の途中位置に、可動コンタクト12の弾性ビーム状部材12aに設けられた可動接点部12f,12fが、確実に接触する位置関係になされている。
このように、固定コンタクト13の固定接点13f,13fに対して、可動コンタクト12の可動接点部12f,12fが下方側から弾性的に接触するに際しては、接点凹部13a2の固定接点13f,13fを形成している板厚端面が、可動コンタクト12の変位方向(上下方向)に対して傾斜する方向(約45°)に延在している。すなわち、固定コンタクト13の固定接点13f,13fを形成している板厚端面に対して、可動コンタクト12の可動接点部12f,12fを形成している端縁エッジ部(角部)が下方側から弾性的に当接すると、その後に、当該可動コンタクト12の可動接点部12f,12fである端縁エッジ部(角部)は、固定接点13f,13fの板厚端面上を擦りながら上方にやや移動して停止し、そこで電気的な接触状態になされる。
従って、本実施形態においては、固定コンタクト13の固定接点13f,13fを形成している板厚端面に対して、可動コンタクト12の可動接点部12f,12fを形成している端縁角部(エッジ部)による、いわゆるワイピング効果を付与されることとなり、固定接点13f,13f上に発生した被膜や塵埃等に対する清掃が定常的に行われることから、電気的な接続特性が良好に維持される。
[導電性シェルについて]
一方、上述した絶縁ハウジング11の上面側表面には、薄板状の導電性部材からなる導電性シェル14が上方側から覆うようにして装着されている。この導電性シェル14は、絶縁ハウジング11の上面側から挿入ガイド部11bの外周面の一部を覆うように装着されているが、この導電性シェル14が絶縁ハウジング11の上面側表面を覆っている上面基板14aが平面略矩形状をなすように形成されている。
その導電性シェル14における略矩形状をなす上面基板14aの中央部分には、上述した絶縁ハウジング11の挿入ガイド部11bを外方側から覆うグランド端子部14bが略中空円筒状をなすようにして一体に設けられている。このグランド端子部14bの外周表面には、円環状をなす固定係止溝14cが凹設されており、その固定係止溝14cに対して、前述した検査用プラグコネクタ(相手コネクタ)20の導電性シェルに設けられた係合突部が嵌め込まれ、それによってスイッチ付同軸コネクタ10に検査用プラグコネクタ20が適宜の嵌合力で連結された状態に維持されるようになっている。
また、上述した導電性シェル14の上面基板14aにおける略矩形状の四隅部分には、下方に向かって垂れ下がるように延在する基板接続部14dがそれぞれ連設されている。それらの各基板接続部14dは、上述した上面基板14aの端縁から下方に向かって、外方側にやや開くように傾斜して延在しており、上述した上面基板14aの端縁からコネクタ外方側に向かって斜め下方に張り出すように延出するテーパ状の傾斜壁面を有しているとともに、その傾斜壁面の下端部から、コネクタ内方に向かって略水平に突出する水平壁面からなる半田接合片14fが連設されている。
それら4体の基板接続部14dの先端部分を形成している半田接合片14fのうち、上述したコンタクト対向方向に隣接する2体の半田接合片14f,14f同士は、一体的に連結されており、各基板接続部14dが、図示を省略した配線基板上のグランド用導電路に半田接合されることによって、グランド接続が行われるとともに、スイッチ付同軸コネクタ10の全体の保持が行われるようになっている。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
さらに、本発明は、上述した実施形態のような回路検査スイッチ以外の用途に用いられるスイッチ付同軸コネクタに対しても同様に適用可能である。
以上のように本発明は、各種電子・電気機器に使用される多種多様なスイッチ付同軸コネクタに対して広く適用することが可能である。
10 スイッチ付同軸コネクタ
11 絶縁ハウジング
11a ベース枠体部
11b 挿入ガイド部
11c プローブ挿入穴(相手挿入穴)
11d 傾斜ガイド面
11e コンタクト挿入通路
12 可動コンタクト
12a 弾性ビーム状部材
12a1 湾曲状延在部
12a2 傾斜状延在部
12a3 接触貫通穴
12b 固定基部
12c 固定延設片
12d 切欠き部
12e 基板接続部
12f 可動接点部
13 固定コンタクト
13a 固定ビーム状部材
13a1 折曲延出部
13a2 接点凹部
13b 固定基部
13c 固定延設片
13d 切欠き部
13e 基板接続部
13f 固定接点
14 導電性シェル
14a 上面基板
14b グランド端子部
14c 固定係止溝
14d 基板接続部
14f 半田接合片
20 検査用プラグコネクタ(相手コネクタ)
20a プローブ

Claims (3)

  1. 相手コネクタの嵌合・抜去方向に弾性変位可能に取り付けられた板状部材からなる可動コンタクトが、当該可動コンタクトに対向配置された板状部材からなる固定コンタクトの固定接点に対して接触・離間するように構成され、
    前記固定コンタクトを構成している板状部材が、前記可動コンタクトとの対向方向に向かって片持ち状をなすように延在するように形成されているとともに、前記可動コンタクトとの対向方向に対して傾斜又は直交する方向に折れ曲がって延出する折曲延出部を有し、
    当該固定コンタクトの折曲延出部における先端縁の板厚を構成している板厚端面に前記固定接点が形成されたスイッチ付同軸コネクタにおいて、
    前記固定コンタクトの折曲延出部における先端縁に、当該折曲延出部の一部を切り欠くようにして接点凹部が形成され、
    その接点凹部の切欠き空間を形成している内周端縁の板厚を構成している前記板厚端面に前記固定接点が設けられたものであって、
    前記接点凹部の板厚端面に設けられた前記固定接点に対して、前記可動コンタクトを形成している板状部材の端縁部が、接触・離間するように構成されていることを特徴とするスイッチ付同軸コネクタ。
  2. 前記接点凹部の切欠き空間は、前記固定コンタクトの折曲延出部の表面に直交する方向に見たときに略台形状をなすように形成され、
    当該略台形状をなす切欠き空間を形成している内周端縁が、互いに対向する一対の傾斜縁を有し、
    当該一対の対向傾斜縁の板厚を構成している前記板厚端面に前記固定接点が設けられていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ付同軸コネクタ。
  3. 前記接点凹部の内周端縁が、前記一対の対向傾斜縁を結ぶ底縁を有し、その底縁の幅寸法をW1とするとともに、前記接点凹部を形成している切欠き空間の開口部における幅寸法をW2とし、かつ前記可動コンタクトを形成している板状部材の板幅寸法をW3としたとき、W1<W3<W2の関係になされていることを特徴とする請求項2記載のスイッチ付同軸コネクタ。
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