JP5928166B2 - スイッチ付同軸コネクタ - Google Patents
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Description
まず、図1〜図11に示された本発明の第1の実施形態にかかるスイッチ付同軸コネクタ10は、図示を省略した配線基板上に実装されるものであって、当該スイッチ付同軸コネクタ10に対して、相手コネクタとしての検査用プラグコネクタ20が上方側から嵌合され、又は上方側に向かって抜出される構成になされている。すなわち、そのスイッチ付同軸コネクタ10の上方側に配置された検査用プラグコネクタ20が、作業者の手で把持されながら下方側のスイッチ付同軸コネクタ10に向かって適宜の力で押し込まれ、それによって両コネクタ10,20同士が嵌合された装着状態になされる。また、その両コネクタ10,20同士の装着状態から検査用プラグコネクタ20を把持して上方側に適宜の力で引き上げれば、当該検査用プラグコネクタ20がスイッチ付同軸コネクタ10から上方に離脱して抜出が行われる。
上述したスイッチ付同軸コネクタ10の本体部を構成している絶縁ハウジング11は、プラスチック等の樹脂材を用いて例えばモールド成形されたものであって、平面略矩形状の板状部材からなるベース枠体部11aと、そのベース枠体部11aの上面中央部分に配置された挿入ガイド部11bとを一体的に有している。
一方、絶縁ハウジング11のベース枠体部11aに設けられたコンタクト挿入通路11eの内部には、信号伝送用の第1コンタクト(一方のコンタクト)12、及び第2コンタクト(他方のコンタクト)13が、上述した検査用プラグコネクタ(相手コネクタ)20の挿入・抜去の方向(上下方向)に対して略直交する水平方向に、互いに対向するように挿入されて取り付けられている。これらの第1コンタクト12及び第2コンタクト13同士が対向する方向を、以下においては単に「コンタクト対向方向」と呼び、また、各コンタクト12,13の個々において、相手側に向かっている方向を「前方」、その反対方向を「後方」とする。
一方、前述した第1コンタクト12の弾性ビーム状部材12c、及び第2コンタクト13の固定ビーム状部材13dは、互いに近接するように突出する片持ち状の帯板状部材から形成されている。そのうちの第2コンタクト13の固定ビーム状部材13dは、上述した固定基部13aの前端縁部から、相手側の第1コンタクト12に向かって直接的に延出する構成になされており、当該固定ビーム状部材13dの全体が、所定の剛性を有する固定部材になされている。
一方、上述した絶縁ハウジング11の上面側表面には、薄板状の導電性部材からなる導電性シェル14が上方側から覆うようにして装着されている。この導電性シェル14は、絶縁ハウジング11の上面側から挿入ガイド部11bの外周面の一部を覆うように装着されているが、この導電性シェル14が絶縁ハウジング11の上面側表面を覆っている上面基板14aが平面略矩形状をなすように形成されている。
11 絶縁ハウジング
11a ベース枠体部
11b 挿入ガイド部
11c プローブ挿入穴(相手挿入穴)
11d 傾斜ガイド面
11e コンタクト挿入通路
12 第1コンタクト(一方のコンタクト)
12a 固定基部
12a1 固定延設片
12a2 外方側切欠き部
12a3 内方側切欠き部
12b 基板接続部
12b1 反転折返し部
12c 弾性ビーム状部材
12c1 反転折返し部
12c2 二股状ビーム部(分岐基部)
12c3 メインビーム部
13 第2コンタクト(他方のコンタクト)
13a 固定基部
13a1 固定延設片
13b 基板接続部
13c 反転折返し部
13d 固定ビーム状部材
14 導電性シェル
14a 上面基板
14b グランド端子部
14c 固定係止溝
14d 基板接続部
14e 半田接合片
20 検査用プラグコネクタ(相手コネクタ)
20a プローブ
20b 係合突部
12’ 第1コンタクト
12c’ 弾性ビーム状部材
12c1’ 反転折り返し部
12c2’ 二股状ビーム部
12c3’ メインビーム部
Claims (4)
- 絶縁ハウジングに取り付けられた一対のコンタクト同士が接触した状態から、相手コネクタの押圧力が付与されることで、前記一対のコンタクトのうちの一方のコンタクトが他方のコンタクトから離間する方向に移動するものであって、
前記一方のコンタクトが、前記絶縁ハウジングに係止された固定基部と、印刷配線基板に半田接合される基板接続部と、片持ち状に延出する弾性ビーム状部材と、を有するスイッチ付同軸コネクタにおいて、
前記一方のコンタクトの固定基部が、当該一方のコンタクトの延在方向において一端部分に配置されているとともに、
前記固定基部から、前記弾性ビーム状部材及び前記基板接続部が一体的に延出する構成になされたものであって、
前記弾性ビーム状部材と前記基板接続部とが、前記弾性ビーム状部材の延出方向と直交する幅方向において並列するように配置され、かつ
前記弾性ビーム状部材及び前記基板接続部は、前記固定基部との連結部分に、当該弾性ビーム状部材及び前記基板接続部の延出方向を反転させるように折り曲げられた反転折返し部を有していることを特徴とするスイッチ付同軸コネクタ。 - 前記弾性ビーム状部材は、前記基板接続部に対して前記幅方向の両側から延出する分岐基部と、それらの分岐基部が一体的に合流して延出するメインビーム部と、を有していることを特徴とする請求項1記載のスイッチ付同軸コネクタ。
- 前記固定基部は、前記弾性ビーム状部材の分岐基部に対して前記幅方向の両側外方部分に、前記絶縁ハウジングに圧入固定される固定延設片を有していることを特徴とする請求項2記載のスイッチ付同軸コネクタ。
- 前記反転折返し部は、前記固定基部から下方又は上方に向かって折り曲げられていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ付同軸コネクタ。
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