JP4482193B2 - 同軸コネクタ用レセプタクル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同軸コネクタ用レセプタクルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機を自動車に持ち込んで使用する際、携帯電話機と嵌合して運転中においても携帯電話機を持たずに通話できるようにしたハンズフリーキットや携帯電話機を固定する装置が提供されている。図13はハンズフリーキットのような装置Aと携帯電話機Bとを示しており、装置Aは筐体1の上面に携帯電話機Bを載置する載置部1Aを設け、この載置部1Aに携帯電話機Bの裏部を載置することで装着固定できるようなっている。また携帯電話機Bを載置部1Aに載置固定すると載置部1Aに設けた同軸コネクタ2と携帯電話機Bの裏部に設けたレセプタクル3とが嵌合接続され、同軸コネクタ2の嵌合接続によりレセプタクル3内では携帯電話機B側の無線通信部のアンテナ接続部と携帯電話機B側のアンテナとの間を切り離すと同時にアンテナ接続部を同軸コネクタ2側に接続する回路を構成し、自動車側に設けたアンテナに同軸コネクタ2に接続された同軸ケーブルCを介して無線通信部のアンテナ接続部を接続することができるようになっている。
【0003】
従来の同軸コネクタ用レセプタクル3の例を図14に示す。図示のレセプタクル3は、樹脂等の絶縁材料にて形成されたベース61に、固定端子59と可動ばね板56とが装着されている。ここで、ベース61は上方に開口する容器状に形成されて、固定端子59と可動ばね板56とは、このベース61の内部に配置されている。またベース61にはその内部と外部とを連通する隙間30が設けられており、この隙間30から、固定端子59や可動ばね板56の端子片が導出されている。またベース61には外部電極体60が、ベース61の上面の開口を覆うように装着されている。この外部電極体60には円形状の貫通孔80が形成されており、この貫通孔80の内部が、同軸コネクタ2が嵌合される嵌合凹部55として形成されている。
【0004】
このようなレセプタクル3を基板に実装するにあたっては、例えば、自動実装機を用いてレセプタクル3を吸引保持し、その状態でレセプタクル3を基板上の所望の実装位置に搬送し、この位置にレセプタクル3を載置して、レセプタクル3の吸引保持を解除する方法が挙げられる。このような方法を用いると、レセプタクル3を基板上の所望の位置に、自動的かつ容易に実装することができる。
【0005】
【発明が解決する課題】
しかし、上記のような従来のレセプタクル3では、自動実装機を用いて吸引保持しようとしても、隙間30が開口しているために、作業性が悪いものであった。
【0006】
すなわち、レセプタクル3を基板に実装する場合は、レセプタクル3の実装面とは反対側の面である上面にて、レセプタクルを吸引保持することとなり、このとき、レセプタクル3の上面の大部分には嵌合凹部55が形成されているので、レセプタクル3を安定して吸引保持するには、自動実装機によって嵌合凹部55を閉塞するように吸引保持しなければならないが、このようにして吸引保持しようとしても、大きく開口した隙間30から嵌合凹部55内に空気が漏れ入ることにより、安定して吸着保持することができないものである。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、基板に実装するにあたり、自動実装機等を用いて安定して吸引保持することができ、実装時の作業性が良好なものとなる同軸コネクタ用レセプタクルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る同軸コネクタ用レセプタクルは、中心に同軸ポスト5を貫挿させた誘電体13を筒状外部導体9内に同心状に設け、上記誘電体13の先端より突出する同軸ポスト5の先端を上記外部導体9の先端面より奥側に位置させた同軸プラグ部4の先端部が嵌合して上記外部導体9が接触する嵌合凹部55を表面側に設けた外部電極体60と、該外部電極体60の裏方に配設され、一端部側が固定されて他端部側を上記外部電極体60方向に弾発させた可動ばね板56と、上記外部電極体60の裏方に配設され、上記可動ばね板56の他端部側のばね付勢方向の面に設けられた可動接点58が弾接する接点面を備えた固定端子59と、上記可動ばね板56に一体立設され、先部を上記外部電極体60の嵌合凹部55の底面に開口した孔55aより上記外部電極体60の嵌合凹部55内に臨ませ、該嵌合凹部55に上記同軸プラグ部4の先端部が嵌合されたときに同軸ポスト5の先端が上記先部に弾接する接触突片57と、上記外部電極体60、可動ばね板56及び固定端子59が装着される絶縁性のベース61とを備え、可動ばね板56及び固定端子59に端子片56a,59aを一体に形成し、端子片56a,59aが導出される隙間30をベース61の側面に形成すると共に、この隙間30が形成されたベース61の側面を覆うように配置して外部電極体60に一体に設けた覆設部62で隙間30を覆って成ることを特徴とするものである。
【0009】
また、覆設部62に切欠部68を形成すると共に、隣合う二個の切欠部68の間に、ベース61の隙間30を覆う覆設片62aを形成して成ることを特徴とするものである。
【0010】
また請求項に記載の発明は、請求項1の構成に加えて、可動ばね板56及び固定端子59の端子片56a,59aに、ベース61の隙間30の一部を覆う曲げ部位69を形成することを特徴とするものである。
【0011】
また請求項に記載の発明は、請求項1又は2の構成に加えて、可動ばね板56の、ベース61内に配置される部位に、貫通孔70を形成して成ることを特徴とするものである。
【0012】
また請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかの構成に加えて、固定端子59の、ベース61内に配置される部位に、貫通孔70を形成して成ることを特徴とするものである。
【0013】
また請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかの構成に加えて、接触突片57が当接することによりその移動が規制される突当部36を、接触突片57に対して嵌合凹部55の底面側に形成して成ることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施形態により説明する。
【0015】
参考形態1)
参考形態のレセプタクル3は図1,2に示すように外部電極体60と、外部電極体60が上部に被着される合成樹脂成形品のベース61と、可動ばね板56と、固定端子59等から構成される。
【0016】
ベース61は合成樹脂により成形されたものであり、上方に開口する配置凹所31を有する有底筒状に形成されている。このベース61の外面形状は、直方体状に形成されており、その外側面を構成する四個の側面のうちの、対向し合う一組の側面には、外側方に突出する段部64がそれぞれ形成されている。一方、他の対向し合う一組の側面には、可動ばね板56の端子片56aが導出される隙間30(30a)と、固定端子59の端子片59aが導出される隙間30(30b)とがそれぞれ形成されている。この各隙間30a,30bは、上方に開口すると共に、ベース61の配置凹所31の内部と外部とを連通するように形成されている。また配置凹所31の内部には、隙間30a側の内面に沿って溝61aが設けられており、また隙間30b側の内面に沿って溝61bが設けられている。各溝61a,61bは上方に開口しており、また隙間30にて外側方に向けて開口している。また溝61bの内側の側壁32には、溝61bから内側方に向けて開口すると共に上方に開口する開口部33が設けられている。また配置凹所31内には、溝61aの内側の側壁34の内側方の側面から内側方に向けて延設されるようにして、中壁35が立設されている。この中壁35の内側方の端部は配置凹所31の略中心部に配置され、この端部の上面には、上方に突出する突当部36が突設されている。
【0017】
可動ばね板56は図6(a)に示すように一枚のフープ状の金属板を打ち抜いて形成されたものである。この可動ばね板56には、端子電極として、一端部に端子片56aが、他端部に可動接点58が、中間部に接触端子57aがそれぞれ形成されている。すなわち、可動ばね板56の他端部には、上方に突出する可動接点58がプレス加工等により膨出形成されている。また中間部には上下に貫通する開口56fが形成され、この開口56fの他端側の周縁から、接触突片57が切り起こしにより一体立設されている。この接触突片57は、上方に向けて延出され、この接触突片57の先端には、一端側に向けて逆L字状に屈曲成形されて接触端子57aが形成されており、この接触端子57aは略水平に配置される。このように接触端子57aを折り曲げにより形成することにより、接触突片57に弾性を持たせ、接触突片57に押圧力が加わり、可動ばね板56が弾性変形した場合の、可動ばね板56における応力の分散を図っている。また中間部の一端側は、上方に膨出するように屈曲成形された配座部56eとして形成されており、これにより可動ばね板56の長さを長く形成して、可動ばね板56が弾性変形した場合に可動ばね板56において更に応力が分散するようにしている。ここで配座部56eの他端側は、斜めに傾斜した斜辺部56cとして形成され、この斜辺部56cにより、可動ばね板56の長さを長く形成している。また配座部56eの一端側は下方に向けて垂下する垂下部56dとして形成されており、垂下部56dの下端からは、側方に向けて端子片56aが延設されている。また垂下部56dの左右両側部は、一対の圧入部56bとして形成されている。
【0018】
この可動ばね板56は、圧入部56bをベース61の溝61aに圧入することにより、一端側がベース61に固持されると共に自由端である他端部側を図において上向きに弾発している状態で装着される。このとき配座部56eは側壁34を跨ぐように配置され、開口56fには中壁35が挿通される。また接触突片57は中壁35の内側方の端部に沿って配置され、接触端子57aが突当部36の上方に離間して配置される。一方、端子片56aは、ベース61の隙間30aの下端部から、ベース61の外方に向けて導出されるように配置される。
【0019】
固定端子59は一枚のフープ状の金属板を打ち抜いて形成されたものである。固定端子59の一端側は接触片59eとして形成されており、接触片59eの一端側の端部は固定接点59cとして構成されている。また接触片59eの他端側の端部からは下方に向けて垂下部59dが延設されており、垂下部59dの下端からは、側方に向けて端子片59aが延設されている。また垂下部59dの左右両側部は、一対の圧入部59bとして形成されている。
【0020】
この固定端子59は、圧入部59bをベース61の溝61bに圧入することにより装着されており、接触片59eは可動ばね板56の可動接点58側に向かうように配置され、固定接点59cが可動接点58の上面側に対向配置されている。このとき、可動ばね板56の弾発により可動接点58が弾接する接点面が、上記の固定接点59cの下面により構成されている。また端子片59aはベース61の隙間30bの下端部から、ベース61の外方に向けて導出されるように配置される。ここで、同軸プラグ部4が外部電極体60の嵌合凹部55に嵌合されず、可動ばね板56の接触突片57に上方のばね付勢力に抗した下方の荷重がかけられていない状態では、可動ばね板56の可動接点58が固定端子59の接点面に弾接し、可動ばね板56と固定端子59とが電気的に接続されるようになっている。
【0021】
外部電極体60は、ベース61の上面の形状に沿った矩形状の上板体66を有し、この上板体66にてベース61の上面が覆われている。この上板体66には、上方に膨出する平面視円形状の嵌合突部67が形成されている。この嵌合突部67には、上方に開口する漏斗状の穴部54が設けられている。この穴部54の中心底部には、同軸コネクタ2の同軸プラグ部4の先部を嵌合させるための嵌合凹部55が設けられており、また嵌合凹部55の底部にはベース61の配置凹所31と連通する孔55aが形成されている。ここで、この孔55aを介して、可動ばね板56に一体立設された接触突片57の接触端子57aが嵌合凹部55内に挿入されており、この接触端子57aは嵌合凹部55に嵌合される同軸プラグ部4の同軸ポスト5の先端が弾接する接触面を構成する。
【0022】
この上板体66の周囲の四辺からは、一対の係合部63と一対の覆設部62とが延設されている。係合部63は、上板体66の対向する一組の辺からそれぞれ下方に向けて延設されており、段部64が形成されている側のベース61の側面を覆うように配置されている。ここで係合部63には上記ベース61の段部64の形状に合致する形状の下方に開口する切欠部65が形成され、段部64に対して切欠部65が係合することによりベース61に対して外部電極体60が保持固定されている。一方、覆設部62は、係合部63が延設されているものとは異なる他の対向する一組の辺からそれぞれ下方に向けて延設されており、隙間30a,30bが形成されている側のベース61の側面を覆うように配置されている。ここで、覆設部62は各隙間30a,30bの下端部まで延出されて、各隙間30a,30bの大部分を覆うように配置されている。またこの覆設部62の下端は、各隙間30a,30bから導出されている可動ばね板56の端子片56aあるいは固定端子59の端子片59aから離間させてこの端子片56a,59aの上方に配置されており、外部電極体60は可動ばね板56及び固定端子59と電気的に絶縁されている。また各覆設部62の左右両側部の下端からは、端子片60aが外側方に向けて延出されている。
【0023】
このようにして構成されるレセプタクル3は、携帯電話機等の基板上に実装すると共に、例えば固定端子59の端子片59aを携帯電話機のアンテナと接続し、可動ばね板56の端子片56aを無線通信部に接続し、更に携帯電話機等のケースに設けられた取付孔内部に、嵌合突部67を挿合することにより、携帯電話等の機器に取り付けられる。
【0024】
ここで、レセプタクル3を基板上に実装するにあたっては、レセプタクル3を基板上の所定の位置に搬送するにあたり、自動実装機等を用いてこのレセプタクルを吸着保持しながら搬送することができる。図10,11は、自動実装機に設けられている吸着ノズル72にてレセプタクル3を吸着保持する様子を示すものである。吸着ノズル72は筒状の吸着パイプ73の先部に設けられており、吸着パイプ73の内径は吸着ノズル72の部分において小さくなって吸引力が高められている。この吸着ノズル72の外形はレセプタクル3の穴部54の上部開口よりも小さく、かつ穴部54の底部の内径よりも大きくなるように形成されている。吸着パイプ73は真空ポンプ等の吸気手段に接続されており、レセプタクル3を搬送する場合は、この吸気手段を作動させて吸着ノズル72から吸気を行う。このとき吸着ノズル72の先端をレセプタクル3の穴部54の内面に当接させて、レセプタクル3を吸着保持するものである。
【0025】
このようにしてレセプタクル3を吸着保持する場合、吸着ノズル72は配置凹所31内を吸引するが、この配置凹所31と外部とを連通する隙間30は、覆設部62によって覆われているので、隙間30からベース61の配置凹所31内に漏れ入る空気量が低減されており、そのためレセプタクル3が安定して吸着保持されるものである。
【0026】
そして、図12に示すように本参考形態のレセプタクル3の外部電極体60の穴部54に設けた嵌合凹部55に同軸コネクタ2の同軸プラグ部4の先部を嵌合接続すると、同軸コネクタ2の筒状の外部導体9が外部電極体60に接触するとともに、同軸プラグ部4の同軸ポスト5の先端が嵌合凹部55内に突出している可動ばね板56の接触突片57の上端に弾接して、接触突片57を下方へ押下げる。
【0027】
これにより可動ばね板56は一端部を中心として撓み、自由端側の可動接点58を固定端子59の接点面より開離させ、アンテナを無線通信部より切り離す。つまり可動接点58と固定端子59の接点面より構成される切換スイッチ部をオフ駆動するのである。
【0028】
この同軸プラグ部4の嵌合接続を解除すると、可動ばね板56が弾性により復帰して可動接点58が固定端子59の接点面に弾接した状態に戻り、アンテナと無線通信部とが電気的に接続された状態となる。
【0029】
尚、図示する同軸プラグ部4は外部導体9の先部に割り溝27が形成され、また誘電体13の先端面を外部導体9の先端面よりも奥に位置させるとともに、誘電体13の先端より突出させた同軸ポスト5の先端面を外部導体9の先端面よりも外部に突出しないように奥内に位置させている。
【0030】
また、本参考形態においては、同軸コネクタ2をレセプタクル3に嵌合させていない状態において、悪戯やあるいは偶発的な原因等により接触突片57の接触端子57aに異物が押し当てられる等して、接触端子57aが押圧された場合は、可動ばね板56は、接触端子57aが突当部36に当接するまで変形することとなる。接触端子57aが突当部36まで移動して当接した後は、接触端子57aはそれ以上移動することがなくなり、可動ばね板56はこの状態以上に変形されることがなくなる。このように接触突片57が悪戯等により不用意に押圧されて移動しても、可動ばね板56が弾性限界を超えて変形されることが防止されるものである。
【0031】
(実施形態
図3に示す本実施形態では、図9にも示すように、ベース61の隙間30が形成されている側面の外面に、外側方に突出する段部71が形成されている。この段部71は、各側面において、隙間30の両側に隣接するようにそれぞれ形成されている。
【0032】
また、外部電極体60の覆設部62には、この段部71と合致する下方に開口する切欠部68が、二つの各覆設部62それぞれに二つずつ形成されており、この切欠部68が段部71と係合することにより、ベース61に対する外部電極体60の保持固定性が向上している。また、それぞれの覆設部62における二つの切欠部68の間には、下方に垂下するように形成された覆設片62aが設けられている。この覆設片62aの幅はベース61の隙間30の幅と略同一に形成され、隙間30の外側方に配置されて隙間30を覆うように設けられている。
【0033】
他の構成は参考形態1と同様である。
【0034】
このようにして覆設部62に切欠部68を形成すると共に隣り合う切欠部68の間に形成される覆設片62aによってベース61の隙間30を覆うようにすると、ベース61内に配置されている可動ばね板56や固定端子59と、ベース61の外面を覆うように配置されている外部電極体60との対向面積が低減されることとなり、レセプタクル3の静電容量が低減されて高周波特性が向上することとなる。
【0035】
(実施形態
上記参考形態1、実施形態1では、可動ばね板56の端子片56aは、略鉛直方向に配置された垂下部56dの下端から直接延出されているものであるが、本実施形態では、図4,5に示すように、可動ばね板56の端子片56aは、曲げ部位69を介して垂下部56dの下端と接続されている。この曲げ部位69は、図6(b)や図7(a)にも示すように、参考形態1に記載のものよりも短く形成された垂下部56dの下端から外側方に向けて延設された横片69aと、横片69aの先端から下方に向けて延出された縦片69bにて構成されている。また、固定端子59は、図8(a)にも示すように、端子片59aは、可動ばね板56の場合と同様に、曲げ部位69を介して垂下部59dの下端と接続されている。この曲げ部位69の縦片69bはベース61の隙間30の下部の外側方に配置されており、ベース61の隙間30の下部を覆うように配置されている。
【0036】
また、外部電極体60の覆設片62aの上下寸法は、実施形態の場合よりも短く形成されており、覆設片62aの下端は、可動ばね板56の曲げ部位69の横片69aあるいは固定端子59の曲げ部位69の横片69aの上方にわずかに離間させて配置されている。
【0037】
他の構成は実施形態と同様である。
【0038】
本実施形態では、ベース61の隙間30の下端側の一部を曲げ部位69の縦片69bにて覆うと共に、残りの部分のうちの大部分を覆設部62の覆設片62aにて覆うようにしたものであり、そのため、覆設部62の寸法が低減されて、ベース61内に配置されている可動ばね板56や固定端子59と、ベース61の外面を覆うように配置されている外部電極体60との対向面積が低減されることとなり、レセプタクル3の静電容量が低減されて高周波特性が向上することとなる。
【0039】
尚、参考形態1の場合であっても、本実施形態の場合と同様に可動ばね板56や固定端子59に曲げ部位69を形成すると共に、覆設部62の寸法を、段部71が隙間30を覆っている分だけ小さく形成することによって、隙間30の、曲げ部位69によって覆われていない部分のうちの大部分を覆設部62にて覆うようにすると、レセプタクル3の静電容量が低減されて高周波特性が向上することとなる。
【0040】
(実施形態
本実施形態では、図7(b)に示すように可動ばね板56のベース61内に配置される部分に貫通孔70を形成し、図8(b)に示すように固定端子59のベース61内に配置される部分に貫通孔70を形成したものであり、他の構成は実施形態と同様である。
【0041】
ここで図7(b)に示すように、可動ばね板56には、外部電極体60に対向して配置されている圧入部56bに複数の貫通孔70が形成されている。また図8(b)に示すように、固定端子59には、外部電極体60に対向して配置されている圧入部59bに複数の貫通孔70が形成されている。
【0042】
本実施形態では、可動ばね板56の圧入部56bの面積や固定端子59の圧入部59bの寸法が低減されて、ベース61内に配置されている可動ばね板56や固定端子59と、ベース61の外面を覆うように配置されている外部電極体60との対向面積が低減されることとなり、レセプタクル3の静電容量が低減されて高周波特性が向上することとなる。
【0043】
尚、参考形態1、実施形態1の場合でも、本実施形態の場合と同様にして可動ばね板56のベース61内に配置される部分に貫通孔70を形成すると、レセプタクル3の静電容量が低減されて高周波特性が向上することとなる。
【0044】
【発明の効果】
請求項1の発明は、中心に同軸ポストを貫挿させた誘電体を筒状外部導体内に同心状に設け、上記誘電体の先端より突出する同軸ポストの先端を上記外部導体の先端面より奥側に位置させた同軸プラグ部の先端部が嵌合して上記外部導体が接触する嵌合凹部を表面側に設けた外部電極体と、該外部電極体の裏方に配設され、一端部側が固定されて他端部側を上記外部電極体方向に弾発させた可動ばね板と、上記外部電極体の裏方に配設され、上記可動ばね板の他端部側のばね付勢方向の面に設けられた可動接点が弾接する接点面を備えた固定端子と、上記可動ばね板に一体立設され、先部を上記外部電極体の嵌合凹部の底面に開口した孔より上記外部電極体の嵌合凹部内に臨ませ、該嵌合凹部に上記同軸プラグ部の先端部が嵌合されたときに同軸ポストの先端が上記先部に弾接する接触突片と、上記外部電極体、可動ばね板及び固定端子が装着される絶縁性のベースとを備え、可動ばね板及び固定端子に端子片を一体に形成し、端子片が導出される隙間をベースの側面に形成すると共に、この隙間が形成されたベースの側面を覆うように配置して外部電極体に一体に設けた覆設部で隙間を覆ったので、上記接触突片の先部に上記同軸ポストの先端が弾接したときに上記可動ばね板が撓んで上記可動接点を上記固定端子の接点面から開離させるものである。
【0045】
更に、レセプタクルを外部電極体の嵌合凹部を吸着して保持する場合に、嵌合凹部と連通するベース内へ、ベースの隙間を介して漏れ入る空気の量を低減することができて、レセプタクルを安定して吸着保持することができるものであり、例えばレセプタクルを自動実装機等を用いて基板上に実装する場合にレセプタクルを安定して吸着保持された状態で搬送することができ、レセプタクルを自動実装機等を用いて基板上に実装する場合の作業性を向上することができるものである。
【0046】
また、覆設部に切欠部を形成すると共に、隣合う二個の切欠部の間に、ベースの隙間を覆う覆設片を形成するため、切欠部の分だけ外部電極体の寸法を低減することができるものであり、可動ばね板及び固定端子と外部電極体との対向面積を低減して、レセプタクルの静電容量を低減し、レセプタクルの高周波特性を向上することができるものである。
【0047】
また請求項に記載の発明は、請求項1の構成に加えて、可動ばね板及び固定端子の端子片に、ベースの隙間の一部を覆う曲げ部位を形成するため、ベースの隙間を覆う覆設部の寸法を、曲げ部位の分だけ低減することがでるものであり、可動ばね板及び固定端子と外部電極体との対向面積を低減して、レセプタクルの静電容量を低減し、レセプタクルの高周波特性を向上することができるものである。
【0048】
また請求項に記載の発明は、請求項1又は2の構成に加えて、可動ばね板の、ベース内に配置される部位に、貫通孔を形成するため、貫通孔の分だけ可動ばね板の、ベース内に配置される部位の寸法を低減することができるものであり、可動ばね板と外部電極体との対向面積を低減して、レセプタクルの静電容量を低減し、レセプタクルの高周波特性を向上することができるものである。
【0049】
また請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかの構成に加えて、固定端子の、ベース内に配置される部位に、貫通孔を形成するため、貫通孔の分だけ固定端子の、ベース内に配置される部位の寸法を低減することができるものであり、固定端子と外部電極体との対向面積を低減して、レセプタクルの静電容量を低減し、レセプタクルの高周波特性を向上することができるものである。
【0050】
また請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかの構成に加えて、接触突片が当接することによりその移動が規制される突当部を、接触突片に対して嵌合凹部の底面側に形成するため、接触突片が押圧されて突当部に当接した後は、可動ばね板はそれ以上に変形されることがなくなるものであり、接触突片が悪戯等により不用意に押圧されても、可動ばね板が弾性限界を超えて変形されることを防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考形態1を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面の断面図である。
【図2】 同上の参考形態1を示すものであり、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。
【図3】 本発明の実施形態を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面の断面図である。
【図4】 本発明の実施形態を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面の断面図である。
【図5】 同上の実施形態を示すものであり、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。
【図6】 (a)は参考形態1,実施形態1に用いる可動ばね板を示す正面図、(b)は実施形態3に用いる可動ばね板を示す正面図である。
【図7】 (a)は実施形態に用いる可動ばね板を示す斜視図、(b)は実施形態に用いる可動ばね板を示す斜視図である。
【図8】 (a)は実施形態に用いる固定端子を示す斜視図、(b)は実施形態に用いる固定端子を示す斜視図である。
【図9】 実施形態に用いるベースを示す斜視図である。
【図10】 実施形態の使用形態の一例を示す斜視図である。
【図11】 図10の断面図である。
【図12】 本発明に係るレセプタクルと同軸プラグとを示す一部省略した断面図である。
【図13】 同軸コネクタプラグ及びレセクタプルの使用例の説明図である。
【図14】 従来例のレセクタプルを示すものであり、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
3 レセプタクル
4 同軸プラグ部
5 同軸ポスト
9 外部導体
13 誘電体
30 隙間
36 突当部
55 嵌合凹部
55a 孔
56 可動ばね板
56a 端子片
57 接触突片
58 可動接点
59 固定端子
59a 端子片
60 外部電極体
61 ベース
62 覆設部
62a 覆設片
68 切欠部
69 曲げ部位
70 貫通孔

Claims (5)

  1. 中心に同軸ポストを貫挿させた誘電体を筒状外部導体内に同心状に設け、上記誘電体の先端より突出する同軸ポストの先端を上記外部導体の先端面より奥側に位置させた同軸プラグ部の先端部が嵌合して上記外部導体が接触する嵌合凹部を表面側に設けた外部電極体と、
    該外部電極体の裏方に配設され、一端部側が固定されて他端部側を上記外部電極体方向に弾発させた可動ばね板と、
    上記外部電極体の裏方に配設され、上記可動ばね板の他端部側のばね付勢方向の面に設けられた可動接点が弾接する接点面を備えた固定端子と、
    上記可動ばね板に一体立設され、先部を上記外部電極体の嵌合凹部の底面に開口した孔より上記外部電極体の嵌合凹部内に臨ませ、該嵌合凹部に上記同軸プラグ部の先端部が嵌合されたときに同軸ポストの先端が上記先部に弾接する接触突片と、
    上記外部電極体、可動ばね板及び固定端子が装着される絶縁性のベースとを備え、
    可動ばね板及び固定端子に端子片を一体に形成し、端子片が導出される隙間をベースの側面に形成し、外部電極体に覆設部を一体に設け、この覆設部に切欠部を形成すると共に、隣合う二個の切欠部の間に、ベースの隙間を覆う覆設片を形成し、この覆設部を隙間が形成されたベースの側面を覆うように配置して覆設部の覆設片で隙間を覆って成ることを特徴とする同軸コネクタ用レセプタクル。
  2. 可動ばね板及び固定端子の端子片に、ベースの隙間の一部を覆う曲げ部位を形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタ用レセプタクル。
  3. 可動ばね板の、ベース内に配置される部位に、貫通孔を形成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の同軸コネクタ用レセプタクル。
  4. 固定端子の、ベース内に配置される部位に、貫通孔を形成して成ることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の同軸コネクタ用レセプタクル。
  5. 接触突片が当接することによりその移動が規制される突当部を、接触突片に対して嵌合凹部の底面側に形成して成ることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の同軸コネクタ用レセプタクル。
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