JP2016212702A - 搬送車システム - Google Patents

搬送車システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016212702A
JP2016212702A JP2015096922A JP2015096922A JP2016212702A JP 2016212702 A JP2016212702 A JP 2016212702A JP 2015096922 A JP2015096922 A JP 2015096922A JP 2015096922 A JP2015096922 A JP 2015096922A JP 2016212702 A JP2016212702 A JP 2016212702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport vehicle
measurement
sensor
unit
external environment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015096922A
Other languages
English (en)
Inventor
武 村中
Takeshi Muranaka
武 村中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2015096922A priority Critical patent/JP2016212702A/ja
Publication of JP2016212702A publication Critical patent/JP2016212702A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】搬送の稼働効率を維持しながら、必要な箇所の外部環境を計測する搬送車システムを提供する。【解決手段】荷物を搬送する搬送車112と、搬送車112の運行を制御する制御装置とを備えた搬送車システムであって、搬送車112は、外部環境を計測して計測値を出力するセンサ20を着脱可能に取り付けるセンサ取付部113と、計測値を受け取る計測値受信部114と、計測値を外部の機器に送信する送信部115とを備える。【選択図】図2

Description

本願発明は、荷物を搬送することができる搬送車を備えた搬送車システムに関し、搬送車にセンサを着脱可能に取り付けることのできる搬送車システムに関する。
従来、搬送車システムは、搬送車が一の地点から他の地点へ自動的に荷物を搬送し、また、搬送車が荷物を受け取るために一の地点から他の地点へ自動的に移動する。昨今の工場や倉庫は大規模化しており、作業者がほとんど行かない場所も搬送車が通過し、また、到達することがある。
一方で、工場や倉庫内の環境をエリアごとに把握し、工場や倉庫内の環境を良好な状態に維持するなど環境をきめ細かに把握したいという要望もある。
そこで、搬送車システムにおいて、搬送車に環境計測装置を搬送させて、搬送車の走行経路内や荷物の保管場所において、搬送車の走行経路の全体にわたって外部環境を計測する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−297196号公報
ところが、従来の方法では、搬送装置の荷台に環境計測装置を載せて外部環境を測定するものであるため、搬送装置の搬送能力を犠牲にして外部環境を計測することになり、搬送効率が低下することは免れない。また、計測すべき外部環境は温度や湿度、汚染度など多岐にわたるため、要求に合致した計測を行うためには、通信装置を備えた環境計測装置を複数台準備する必要があり、環境計測装置を保管しておくために倉庫などでは荷物を保管するスペースが減少することになる。
本願発明は上記課題に鑑みなされたものであり、搬送車の搬送能力や、荷物の保管能力の低下を可及的に抑制しつつ要求に合致した計測を可能とする搬送車システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明にかかる搬送車システムは、荷物を搬送する搬送車と、前記搬送車の運行を制御する制御装置とを備えた搬送車システムであって、前記搬送車は、前記搬送車の外部環境を計測して計測値を出力するセンサを着脱可能に取り付けるセンサ取付部と、前記センサから計測値を受け取る計測値受信部と、受け取った計測値を外部の機器に送信する送信部とを備えることを特徴としている。
これによれば、荷物を保持する保持部とは異なる搬送車の部分に計測要求に合致したセンサを取り付けることができ、搬送効率の低下を抑制しつつ外部環境を計測することが可能となる。また、センサを搬送車に取り付けたままにしておくことができるため、センサを保管しておくスペースを確保することが不要となる。また、計測目的に応じてセンサを取り替えることも可能となり、複数種類の外部環境を計測することも可能となる。また、送信部を搬送車の走行に関する情報等を送信する送信部と兼用することも可能となる。
前記搬送車はさらに、自己の位置を示す自己位置情報を取得する位置取得部を備え、前記送信部は、紐付けられた前記計測値と前記自己位置とを送信してもよい。
これによれば、計測値の分布を作成することができ、工場内や倉庫内などの広範囲の外部環境をきめ細かに分析することができる。
また、前記制御装置は、前記搬送車に取り付けられた前記センサにより外部環境を計測すべき位置である計測位置情報を作成する計測位置設定部を備え、前記計測位置情報を取得した前記搬送車は、計測位置にまで走行し、取り付けられたセンサにより外部環境に関する情報を取得するものでもかまわない。
これによれば、不特定の位置で外部環境を計測する場合ばかりでなく、所望する位置の外部環境をピンポイントで計測することが可能となり、希望する場所の外部環境の計測値を得ることが可能となる。
さらに、前記送信部から送信される紐付けられた前記計測値と前記自己位置とを蓄積する蓄積部を備え、前記計測位置設定部は、前記蓄積部により蓄積された前記計測値と前記自己位置とに基づき前記計測値の数が所定の第一閾値未満である位置を計測位置としてもかまわない。
これによれば、搬送車の走行経路全体にわたってまんべんなく外部環境を計測した計測値を得ることが可能となる。
また、当該搬送車システムは、同種類の前記センサが取り付けられた前記搬送車を複数台備え、前記搬送車のそれぞれの計測値受信部は、同時刻に前記センサから計測値を受け取るものとしてもよい。
これによれば、搬送車の走行経路全体にわたる計測値のマップを時系列に確認することができ、外部環境の詳細な分析に資することが可能となる。
また、前記制御装置は、前記搬送車の稼働状態を取得する状態取得部と、取得した稼働状態に基づき、稼働率が所定の第二閾値以下の前記搬送車に対して、取り付けられた前記センサにより外部環境を計測させる作業を割り付ける割付部とを備えてもよい。
これによれば、搬送作業が割り付けられていない搬送車に外部環境を計測させることができるため、搬送効率を高い状態で維持しながら、所望の計測結果を得ることが可能となる。
搬送車システムの搬送効率の低下を抑制しつつ搬送車が走行する経路周辺の外部環境を計測して計測値を取得することができる。
図1は、搬送車システムを模式的に示す図である。 図2は、搬送車の機能部を機構部と共に示すブロック図である。 図3は、管理装置の機能構成を示すブロック図である。 図4は、搬送車に搭載されたセンサで外部環境を測定させる状態を模式的に示す図である。
次に、本願発明に係る搬送車システムの実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係る搬送車システムの一例を示したものに過ぎない。従って本願発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
また、図面は、本願発明を示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。
図1は、搬送車システムを模式的に示す図である。
同図に示すように、搬送車システム100は、荷物を所定の場所から他の所定の場所へ搬送するシステムであって、搬送装置101と、管理装置102とを備えている。
搬送装置101は、荷物を一の場所から他の場所へ搬送することができる装置である。本実施の形態の場合、搬送装置101は、天井や床などに設けられた軌条111に沿って走行する搬送車112で荷物を搬送し、荷物を保管することができるラック、または、荷物を加工等して製品を生産する生産設備(図示せず)と搬送車112との間で荷物を移載することのできる装置である。
軌条111は、搬送車112の走行経路を予め定めるためのレールである。なお、軌条111は、レールのような具体的な部材ばかりでなく、床面に描かれた線のようなものでもよく、また、ソフトウエアによって仮想的に形成された経路であってもよい。
図2は、搬送車の機能部を機構部と共に示すブロック図である。
同図に示すように、搬送車112は、荷物を軌条111などの予め定められた経路に沿って搬送することができる車であり、センサ取付部113と、計測値受信部114と、送信部115とを備えている。本実施の形態の場合、搬送車112はさらに、位置取得部116を備えている。
センサ取付部113は、搬送車112の外部環境を計測して計測値を出力するセンサ200を物理的(機械的)に着脱可能であり、電気的にも接続可能な部分である。具体的に例えば、センサ取付部113は、センサ200が物理的に差し込まれるスロットと、センサ200と情報のやりとりを行うためのインターフェースとを備えている。
なお、センサ取付部113は、特に限定されるものではなく、例えばセンサ200をねじなどの締結具などにより物理的に搬送車112に取り付けるものでもかまわない。また、先端にコネクタが取り付けられたワイヤーハーネスを搬送車112に取り付けておき、当該コネクタとセンサ200とを電気的に接続してもかまわない。
計測値受信部114は、センサ200が出力する信号である計測値を受信するインターフェースである。例えば計測値受信部114は、センサ200が出力する信号がアナログ信号であった場合、当該アナログ信号をデジタル変換するA/D変換装置などである。
送信部115は、計測値受信部114が受け取った計測値を搬送車112以外の機器に送信する処理部である。本実施の形態の場合、送信部115は、通信部117の一部として機能しており、センサ200から受信した計測値の他、自己の位置を示す自己位置情報、搬送車の状態(荷物を保持しているか否かなど)も送信することができるものとなっている。なお本実施の形態の場合、送信部115は、搬送車112の通信部117の一部として機能し、計測位置情報などを受信することができるものとなっているが、これに限定されるものではなく、計測値を送信する独立した装置でもかまわない。
位置取得部116は、搬送車112の位置を示す自己位置情報を取得する処理部である。自己位置情報の取得方法は、特に限定されるものではないが、例えば、搬送車112を移動させる車輪などに設けられたエンコーダー等により自己位置情報を取得する方法や、軌条111に所定の間隔で配置されるバーコードなど位置を表示する部材に基づき自己位置情報を取得する方法等を例示することができる。
また、搬送車112は、台車と、保持台と、移載装置と(いずれも図示せず)を備えている。
台車は、軌条111に沿って走行する部分である。本実施の形態の場合、台車は、搭載されたバッテリー、または、軌条111に沿って配線される給電線を介して給電される電力によりモータを駆動して走行する装置である。具体的に台車は、ボギー台車であり、水平方向に回転可能な複数の部分を備えており、軌条111にあまり負担を掛けることなく曲線部を走行することができるものとなっている。
保持台は、搬送する荷物を保持する台である。保持台は、特に限定されるものではなく、例えば、荷物を載置状に保持するものでもよい。また、保持台は、台車から吊り部材により吊り下げられ、吊り部材を巻き取ったり巻き戻したりすることにより、昇降するものでもよく、また、台車に取り付けられたマストに沿って昇降するものでもかまわない。
移載装置は、搬送車112とラックや生産機械との間で荷物を移載することができる装置であり、移載装置がラックや生産機械等に向かって出退することにより、保持台とラックや生産機械等との間で荷物を移載することができるものとなっている。
なお、センサ取付部113は、搬送車112の台車、保持台、移載装置のいずれに設けられていても、また、複数箇所に設けられていてもかまわない。また、センサ取付部113が保持台に設けられる、保持台が台車に対して昇降するものである場合、台車の走行、および、保持台の昇降により外部環境の計測を三次元的に実施することが可能となる。
図3は、管理装置の機能構成を示すブロック図である。
管理装置102は、搬送車112の走行、外部環境の計測、荷物の搬送や移載などの搬送車112の動作を管理し、データを保持する装置であり、制御装置121と、蓄積部122とを備えている。
蓄積部122は、計測値や自己位置情報を蓄積することができるいわゆるデータストレージである。具体的に蓄積部122は、搬送車112に取り付けられたセンサ200が計測し搬送車112の送信部115が送信した計測値や、センサ200が外部環境を計測した際の搬送車112の自己位置情報などを紐付けて記憶する装置である。
本実施の形態の場合、蓄積部122は、第二通信部120を用いた有線や無線のLAN(ローカルエリアネットワーク)などにより搬送車112や制御装置121と通信可能に接続されており、独立したサーバ装置として情報の授受を行うことができるものとなっている。
なお、蓄積部122は、センサ200やセンサ200が取り付けられた搬送車112を識別する識別情報や外部環境を計測した時刻を示す時刻情報と計測値とを紐付けて記憶してもよい。また、蓄積部122は、独立したサーバ装置などではなく、制御装置121の一部として機能するものでもかまわない。
制御装置121は、搬送車112の運行を制御する装置であって、第一通信部129を用いた有線や無線のLANなどにより搬送車112や蓄積部122と通信可能に接続されている。また、制御装置121は、機能部として計測位置設定部123と、状態取得部124と、割付部125とを備えている。
計測位置設定部123は、搬送車112に取り付けられたセンサ200により外部環境を計測すべき位置である計測位置情報を作成する処理部である。具体的に例えば、厳格な温度管理の下で保管しなければならない荷物が保管されている場合、当該位置を作業者などが入力することにより計測位置設定部123は、入力された位置を計測位置情報として作成する。
また、計測位置設定部123は、紐付けられた計測値と自己位置とであって所定期間内の情報を蓄積部122から取得し、計測値の数が所定の第一閾値未満である位置を計測位置情報として作成してもよい。具体的には、搬送車112が移動できる領域を仮想的に複数に区切り、各領域における度数を算出してその度数が第一閾値(例えば1)未満の領域内の代表的な位置を計測位置情報として作成してもよい。また、各領域の度数を比較し、最も計測値の度数の低い領域内の代表的な位置を計測位置情報として作成してもかまわない。
なお、計測位置設定部123は、搬送車112の通常操業における、荷物を届ける位置、または、荷物を受け取る位置を示す目的位置を設定してもかまわない。
状態取得部124は、搬送車112の稼働状態を取得する処理部である。具体的に稼働状態とは、例えば、搬送車112が荷物を搬送している状態や荷物を受け取るために所定の位置に向かって走行している状態など仕事を有している状態か否かなどである。
割付部125は、状態取得部124が取得した稼働状態に基づき、稼働率が所定の第二閾値以下の搬送車112に対して、取り付けられたセンサ200により外部環境を計測させる作業を割り付ける処理部である。ここで、稼働率とは、現在、または、将来における搬送車112の忙しさを示す指標であり、例えば、作業が割り付けられていない搬送車112の稼働率を0%とし、作業が割り付けられている搬送車112の稼働率を100%として運用してもかまわない。また、現在から先の所定の期間における搬送車112が仕事をすると想定される時間の割合を稼働率としてもよい。
また、割付部125は、搬送車112が仕事のために通過する現在位置から目的位置までの経路内に計測位置情報が含まれている場合、当該搬送車112に外部環境を計測させる作業を割り付けてもかまわない。これによれば、搬送効率の低下を抑制しつつ所望の位置の計測値を取得することが可能となる。
センサ200は、搬送車112の外方の環境である外部環境を計測する計測装置である。センサ200の種類は特に限定されるものではないが、振動、温度、湿度、音、ガス、臭気、カメラ(赤外線カメラ、高精細カメラを含む)などを例示することができる。また、搬送車112に取り付けるセンサ200は1種類に限定されるわけではなく、1台の搬送車112に複数種類のセンサ200を取り付けてもかまわない。また、複数台の搬送車112に異なる種類のセンサ200を取り付けてもかまわない。
ここで、「計測する」とは、振動の大きさや温度、湿度などを直接計測するばかりでなく、センサ200の一つであるカメラが撮像した画像を画像解析することにより得られた値を計測値とする場合も含まれる。
センサ取付部113が保持台に取り付けられている場合、センサ200も保持台に取り付けられることになるため、台車の走行と保持台の昇降とにより、軌条111周辺の環境を広範囲にわたって三次元的に計測することが可能となる。
次に、搬送車システム100における外部環境の計測方法の一具体例を説明する。
例えば図4に示すように、外部環境Aの温度を計測したい場合、作業者が外部環境Aの位置を指定することにより、制御装置121の計測位置設定部123は、外部環境Aの温度を計測すべき位置aを示す計測位置情報を作成する。
次に、割付部125は、状態取得部124から、位置aの上流であって最も近い位置に存在する搬送車112の一台(図中011と記す)を計測のための台車として割り付ける。割付は、搬送車112が荷物を搬送中であっても、荷物を受け取りに行く途中であってもかまわない。
次に、制御装置121は、割り付けられた搬送車112に対して計測位置設定部123が作成した計測位置情報を送信する。
計測位置情報を取得した搬送車011は、計測すべき位置aにまで走行し、取り付けられたセンサ200により外部環境Aに関する情報(例えば温度)を取得する。ここで、計測の方法は特に限定されるものではないが、例えばセンサ200が外部環境を計測するために長時間必要な場合は、位置aで搬送車112を停止させて計測を行ってもよく、また、搬送車112を徐行させた状態で計測してもかまわない。また、通常の走行速度で搬送車112を走行させた状態で計測を行ってもかまわない。
次に、搬送車112は、計測値と計測値を取得した際の自己位置情報と時刻とを送信部115を用いて蓄積部122に送信する。
蓄積部122は、受信した計測値と自己位置情報と時刻とを紐付けた状態で蓄積する。また、蓄積部122は、測定したセンサ200や当該センサ200が取り付けられた搬送車112を識別する識別子も紐付けた状態で蓄積する。
以上により蓄積部122に蓄積されたデータは、工場内や倉庫内の環境の解析などに用いられ、また、制御装置121の計測位置設定部123により、新たな計測位置情報を作成するために用いられる。
以上説明したような搬送車システムによれば、外部環境測定の目的に合致した計測が可能なセンサ200を搬送車112に取り付けることができ、また、搬送車112が通常の搬送作業を行いながら必要な箇所の外部環境を把握することができる。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本願発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。
例えば、計測位置設定部123が計測位置情報を作成し、搬送車112の内の一台を計測位置情報に基づき走行させる場合を説明したが、外部環境の計測する方法は、これに限定されるものではない。例えば、搬送車システム100において、搬送車112に通常の搬送作業を行わせておき、搬送車112が予め定めておいた計測位置を通過する際にセンサ200で外部環境を計測させてもよい。また、搬送車システム100を通常操業させておき、所定の時間間隔で各搬送車112に外部環境を計測させてもかまわない。これによれば、搬送効率に影響を与えることなく、外部環境を測定することが可能となる。また、この際に、自己位置情報と共に測定値を送信すれば、外部環境の位置による差を把握することも可能となる。
また、通常は上記のような所定の位置や所定の間隔で搬送車112に外部環境を計測させておき、ある程度計測値が蓄積部122に蓄積された段階で、計測値の度数が不足している領域を計測位置設定部123が特定し、当該領域にセンサ200が取り付けられた搬送車112を向かわせてもかまわない。また、この場合、当該領域に向かわせる搬送車112は、所定の期間内に仕事がない搬送車112であるとして割付部125が特定した搬送車112に向かわせてもかまわない。これにより、搬送車112が走行可能な領域における外部環境の計測漏れをなくすことができる。
また、複数台の搬送車112に同じ種類のセンサ200を取り付けて、同時刻に外部環境を計測させることで、搬送車112の走行経路における計測値のマップを作成することができ、さらに、これらの履歴を蓄積することにより、搬送車112の走行経路における計測値の推移を二次元的や三次元的に把握することが可能となる。
また、割付部125は、時刻を取得する時刻取得部を備え、搬送車システム100全体の稼働率が低下する時間(例えば、終業後や夜間など)に外部環境を計測させる作業を搬送車112に割り付けてもかまわない。また、割付部125は、搬送車システム100全体の稼働状態を取得する全体把握部を備え、搬送車システム100全体の稼働率が所定の全体閾値以下の場合に、外部環境を計測させる作業を搬送車112に割り付けてもかまわない。
本願発明は、荷物を搬送する搬送車システムに利用可能である。
100 搬送車システム
101 搬送装置
102 管理装置
111 軌条
112 搬送車
113 センサ取付部
114 計測値受信部
115 送信部
116 位置取得部
117 通信部
121 制御装置
122 蓄積部
123 計測位置設定部
124 状態取得部
125 割付部
200 センサ

Claims (6)

  1. 荷物を搬送する搬送車と、前記搬送車の運行を制御する制御装置とを備えた搬送車システムであって、
    前記搬送車は、
    前記搬送車の外部環境を計測して計測値を出力するセンサを着脱可能に取り付けるセンサ取付部と、
    前記センサから計測値を受け取る計測値受信部と、
    受け取った計測値を外部の機器に送信する送信部とを備える
    搬送車システム。
  2. 前記搬送車はさらに、
    自己の位置を示す自己位置情報を取得する位置取得部を備え、
    前記送信部は、紐付けられた前記計測値と前記自己位置とを送信する
    請求項1に記載の搬送車システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記搬送車に取り付けられた前記センサにより外部環境を計測すべき位置である計測位置情報を作成する計測位置設定部を備え、
    前記計測位置情報を取得した前記搬送車は、
    計測位置にまで走行し、取り付けられたセンサにより外部環境に関する情報を取得する
    請求項1または2に記載の搬送車システム。
  4. さらに、
    前記送信部から送信される紐付けられた前記計測値と前記自己位置とを蓄積する蓄積部を備え、
    前記計測位置設定部は、
    前記蓄積部により蓄積された前記計測値と前記自己位置とに基づき前記計測値の数が所定の第一閾値未満である位置を計測位置とする
    請求項3に記載の搬送車システム。
  5. 当該搬送車システムは、
    同種類の前記センサが取り付けられた前記搬送車を複数台備え、
    前記搬送車のそれぞれの計測値受信部は、
    同時刻に前記センサから計測値を受け取る
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の搬送車システム。
  6. 前記制御装置は、
    前記搬送車の稼働状態を取得する状態取得部と、
    取得した稼働状態に基づき、稼働率が所定の第二閾値以下の前記搬送車に対して、取り付けられた前記センサにより外部環境を計測させる作業を割り付ける割付部とを備える
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の搬送車システム。
JP2015096922A 2015-05-11 2015-05-11 搬送車システム Pending JP2016212702A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015096922A JP2016212702A (ja) 2015-05-11 2015-05-11 搬送車システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015096922A JP2016212702A (ja) 2015-05-11 2015-05-11 搬送車システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016212702A true JP2016212702A (ja) 2016-12-15

Family

ID=57551366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015096922A Pending JP2016212702A (ja) 2015-05-11 2015-05-11 搬送車システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016212702A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020013892A (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 株式会社ディスコ 被加工物自動搬送車
JP2020096118A (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 シンフォニアテクノロジー株式会社 搬送異常検知システム、搬送異常検知方法
JP2021086216A (ja) * 2019-11-25 2021-06-03 トヨタ自動車株式会社 搬送制御システム、搬送制御プログラムおよび搬送制御方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012923A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Hitachi Ltd 移動装置、システム、移動方法及び移動プログラム
US20090095096A1 (en) * 2007-10-10 2009-04-16 Charles Edwin Dean Hazardous materials sensing robot
JP2010169422A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Mitsubishi Electric Corp 環境計測装置、設備管理システムおよび環境計測方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012923A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Hitachi Ltd 移動装置、システム、移動方法及び移動プログラム
US20090095096A1 (en) * 2007-10-10 2009-04-16 Charles Edwin Dean Hazardous materials sensing robot
JP2010169422A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Mitsubishi Electric Corp 環境計測装置、設備管理システムおよび環境計測方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020013892A (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 株式会社ディスコ 被加工物自動搬送車
CN110733588A (zh) * 2018-07-18 2020-01-31 株式会社迪思科 被加工物自动搬运车
JP7305258B2 (ja) 2018-07-18 2023-07-10 株式会社ディスコ 搬送システム
CN110733588B (zh) * 2018-07-18 2023-09-19 株式会社迪思科 搬运系统
TWI816833B (zh) * 2018-07-18 2023-10-01 日商迪思科股份有限公司 搬送系統
JP2020096118A (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 シンフォニアテクノロジー株式会社 搬送異常検知システム、搬送異常検知方法
JP7256360B2 (ja) 2018-12-14 2023-04-12 シンフォニアテクノロジー株式会社 搬送異常検知システム
JP2021086216A (ja) * 2019-11-25 2021-06-03 トヨタ自動車株式会社 搬送制御システム、搬送制御プログラムおよび搬送制御方法
JP7243593B2 (ja) 2019-11-25 2023-03-22 トヨタ自動車株式会社 搬送制御システム、搬送制御プログラムおよび搬送制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10011434B1 (en) Mobile configurable conveyor component
CN107878990B (zh) 一种货物配送管理方法、系统、服务器及送货机器人
US9551987B1 (en) Container holder utilization and selection
CN105858031B (zh) 智能仓储系统
JP6458411B2 (ja) 搬送車システム
CN1736824B (zh) 物品输送装置
EP3049354A2 (en) Inter-facility transport in inventory management and fulfillment systems
KR102469023B1 (ko) 물품 선별 시스템 및 방법
JP2016212702A (ja) 搬送車システム
US20130317675A1 (en) Transport carriage system and method for controlling running of transport carriage
CN107988667A (zh) 落纱结构、落纱系统及落纱方法
TWI647928B (zh) Communication device and communication device control method
JP5105246B2 (ja) 搬送システム及び搬送システム用プログラム
KR20160140426A (ko) 물품 취급 설비
JP6365136B2 (ja) 走行車システム
JP5309814B2 (ja) 搬送車システム
CN108349650B (zh) 输送系统
JP6442937B2 (ja) 搬送車システム
WO2018146926A1 (ja) 搬送システム及び搬送方法
WO2011132338A1 (ja) ライン作業管理支援システム
JP2022093572A (ja) ピッキング設備
CN114925963A (zh) 车间物流调度系统、方法及存储介质
JP2018124685A (ja) 走行台車システム
JPH07172762A (ja) コイル配置方法
WO2023189623A1 (ja) 指示システム、指示方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170411

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170606

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171121