JP2018124685A - 走行台車システム - Google Patents

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Abstract

【課題】予め定められた経路を走行する複数の走行台車を備える走行台車システムであって、各走行台車が効率よく動作制御を行うことができる走行台車システムを提供すること。【解決手段】予め定められた経路105を走行する複数の走行台車140を備える走行台車システム100であって、複数の走行台車140のそれぞれは、当該走行台車140の将来の状態が所定の状態であるか否かを示す予告情報20を走行中に更新する情報更新部141と、他の走行台車140の予告情報20である他車情報を取得する情報取得部142と、情報取得部142が取得した他車情報に応じて当該走行台車140の動作を制御する動作制御部143と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、予め定められた経路を走行する複数の走行台車を備える走行台車システムに関する。
従来、例えば工場内において物品を搬送する天井走行車など、予め定められた経路を走行する走行台車を複数備える走行台車システムが存在する。このような走行台車システムにおいて、走行台車の各々は、例えば、1以上の他の走行台車の現在速度及び現在位置等を取得して当該走行台車の動作制御を行っている。
例えば、特許文献1に開示された走行車システムでは、各走行車は、当該走行車の現在の、走行速度、停止距離及びカーブ情報等を後続の走行車に送信し、後続の走行車は、受信した情報に基づいて、前方の走行車との車間距離を調整する。
特許第4432974号公報
しかしながら、走行台車システムにおいて、各走行台車が、他の走行台車に、走行速度及び停止距離等の情報を送信する場合、他の走行台車が受信して処理すべき情報量が比較的に多くなる。このことは、各走行台車における動作制御(減速、加速、及び、物品の移載等)のための処理の煩雑化を招き得る。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、予め定められた経路を走行する複数の走行台車を備える走行台車システムであって、各走行台車が効率よく動作制御を行うことができる走行台車システムを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するため、本発明の一態様に係る走行台車システムは、予め定められた経路を走行する複数の走行台車を備える走行台車システムであって、前記複数の走行台車のそれぞれは、当該走行台車の将来の状態が所定の状態であるか否かを示す予告情報を走行中に更新する情報更新部と、他の走行台車の予告情報である他車情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が取得した前記他車情報に応じて当該走行台車の動作を制御する動作制御部と、を有する。
この構成によれば、複数の走行台車のそれぞれは、他の走行台車の将来の状態(減速、加速、または、物品の移載など)を特定可能な情報である予告情報を取得することができる。この予告情報は、例えば、他の走行台車の走行速度及び停止距離等の情報は含まず、将来の状態が所定の状態であるか否かを示す情報であるため、データ量が小さい。これにより、各走行台車は、例えば、予告情報が所定の値であるか否かを判断するなどの簡易な処理で、他の走行台車の将来の状態を事前に知ることができる。その結果、各走行台車における、より効率的な動作制御が可能となる。
また、本発明の一態様に係る走行台車システムにおいて、前記動作制御部は、前記情報取得部が、前記他の走行台車であって、当該走行台車の1つ前方の走行台車である先行台車から取得した前記他車情報が、前記所定の状態である、前記先行台車が減速することを示す場合、当該走行台車の減速を開始する、としてもよい。
この構成によれば、走行台車は、前方の走行台車(先行台車)の減速の開始を確認してから減速するのではなく、例えば先行台車が減速を開始するタイミングとほぼ同時に減速を開始することができる。つまり、本態用に係る走行台車システムでは、簡単にいうと、各走行台車は、先行台車の減速に同期した、または、先んじた減速制御を行うことができる。そのため、各走行台車は、先行台車との車間距離が比較的に短い状態を維持しながら、物品の搬送等の作業を安全に行うことができる。これにより、例えば所定の領域内に配置された経路に投入する走行台車の総数を多くすることができ、その結果、走行台車システムにおける、複数の物品の搬送等の作業効率を向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る走行台車システムにおいて、前記情報更新部は、当該走行台車がカーブに進入する前に、前記予告情報が、当該走行台車が減速することを示すように前記予告情報を更新する、としてもよい。
この構成によれば、各走行台車は、経路の一部であるカーブに進入する前に、例えば、予告情報を、その後に減速を開始すること、または、単にその後にカーブに進入することを示す内容に更新する。これにより、例えばカーブの数メートル(m)手前の走行台車(先行台車)の後方の走行台車は、先行台車から更新後の予告情報を受信することで、先行台車がその後に減速を開始することを知ることができる。その結果、先行台車のカーブへの進入時の減速とほぼ同期して、または先んじて減速することができる。つまり、カーブの手前の位置においても、当該走行台車は、先行台車との車間距離が比較的に短い状態で走行することができる。
また、本発明の一態様に係る走行台車システムにおいて、前記情報取得部は、2以上の他の走行台車それぞれの予告情報である他車情報を取得し、前記動作制御部は、前記情報取得部が取得した複数の前記他車情報のいずれかが、当該他車情報に対応する他の走行台車が、前記所定の状態である、当該走行台車が通過すべき合流地点で合流することを示す場合、前記他の走行台車との間で、前記合流地点で合流するための制御である合流制御を行う、としてもよい。
この構成によれば、例えば、経路上のある合流地点を通過することが予定される走行台車は、複数の走行台車の中から、まず、その合流地点で合流する予定がある他の走行台車を特定することができる。この特定を行う走行台車は、2以上の他の走行台車それぞれの予告情報を参照するだけで、これら他の走行台車が当該合流地点で合流する否かを容易に特定することができる。これにより、当該走行台車は、特定された1以上の他の走行台車との間でのみ、どの走行台車が優先して当該合流地点を通過するか等の協議のための通信を行うことができる。つまり、本態様の走行台車システムでは、合流地点を通過する予定の走行台車は、例えば走行台車システムが備える全ての走行台車の位置情報を取得することなく、当該合流地点で合流を予定する1以上の他の走行台車を効率よく特定することができる。
また、本発明の一態様に係る走行台車システムにおいて、前記情報取得部は、2以上の他の走行台車それぞれの予告情報である他車情報を取得し、前記動作制御部は、前記情報取得部が取得した複数の前記他車情報のいずれかが、当該他車情報に対応する他の走行台車が、前記所定の状態である、合流を行うことを示す場合、前記他の走行台車が前記合流を行う地点が、当該走行台車が通過すべき合流地点と同じであるか否かを判断し、前記他の走行台車が前記合流を行う地点が、前記合流地点と同じであると判断した場合、前記他の走行台車との間で、前記合流地点で合流するための制御である合流制御を行う、としてもよい。
この構成によれば、例えば、経路上のある合流地点を通過することが予定される走行台車は、複数の走行台車の中から、まず、「合流」という動作を行う予定がある他の走行台車を特定し、さらに、例えば特定した他の走行台車と通信を行うことで、当該合流が、上記合流地点と同じであるか否かを判断することができる。つまり、合流地点を通過することが予定される走行台車は、複数の他の走行台車の中から、合流制御の対象とすべき1以上の走行台車を絞り込むことができる。このような処理によっても、合流地点を通過する予定の走行台車は、例えば走行台車システムが備える全ての走行台車の位置情報を取得することなく、当該合流地点で合流を予定する1以上の他の走行台車を効率よく特定することができる。
また、本発明の一態様に係る走行台車システムにおいて、前記走行台車システムはさらに、前記経路における所定の範囲内に存在する1以上の走行台車に電力を供給する給電装置を備え、前記情報取得部は、2以上の他の走行台車それぞれの予告情報である他車情報を取得し、前記動作制御部は、前記情報取得部が取得した複数の前記他車情報のいずれかが、当該他車情報に対応する他の走行台車が、前記所定の状態である、電力を消費する所定の動作を行うことを示す場合、(i)前記他の走行台車が前記所定の動作を行う地点と、当該走行台車が予定している動作を行う地点とが、前記所定の範囲内にあるか否かを判断し、(ii)前記所定の範囲内にあると判断した場合、前記予定している動作を予定通りに行うか否かを判断する、としてもよい。
この構成によれば、例えば、物品の移載等の動作が予定される走行台車は、複数の走行台車の中から、まず、物品の移載等の動作を行う予定がある他の走行台車を特定することができる。これにより、当該走行台車は、特定された1以上の他の走行台車との間でのみ、給電区間が一致するか否か等の確認のための通信を行うことができる。その結果、当該走行台車は、例えば、同一給電区間内において他の走行台車が行う物品の移載が終了した後に、物品の移載を行う、等の判断を予め行うことができる。
つまり、本態様の走行台車システムでは、物品の移載等の、電力消費量が比較的に大きな動作が予定される走行台車は、例えば、全ての走行台車の状態情報を取得することなく、同一給電区間内において電力を消費する動作を行う1以上の他の走行台車を効率よく特定することができる。すなわち、各走行台車では、所定の動作の可否等の判断のための通信等の処理が効率よく行われる。
また、本発明の一態様に係る走行台車システムにおいて、前記複数の走行台車のそれぞれはさらに、物品を昇降させる昇降台を有し、前記他の走行台車が行う前記所定の動作は、前記他の走行台車が有する昇降台の上昇であり、前記予定している動作は、当該走行台車が有する昇降台の上昇である、としてもよい。
この構成によれば、各走行台車は、例えば、ある給電区間内において昇降台の上昇を行う予定がある他の走行台車の数等の情報を予め得ることができる。これにより、各走行台車は、昇降台の上昇を実行する時期の決定等の処理を効率よく行うことができる。
本発明によれば、予め定められた経路を走行する複数の走行台車を備える走行台車システムであって、各走行台車が効率よく動作制御を行うことができる走行台車システムを提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る走行台車システムの構成概要を示す図である。 図2は、実施の形態に係る走行台車の外観を示す斜視図である。 図3は、実施の形態に係る走行台車の機能的な構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態に係る走行台車の動作制御例1を説明するための第1の図である。 図5は、実施の形態に係る走行台車の動作制御例1を説明するための第2の図である。 図6は、実施の形態に係る走行台車の動作制御例2を説明するための第1の図である。 図7は、実施の形態に係る走行台車の動作制御例2を説明するための第2の図である。 図8は、実施の形態に係る走行台車の動作制御例2を説明するための第3の図である。 図9は、実施の形態に係る走行台車の動作制御例3を説明するための第1の図である。 図10は、実施の形態に係る走行台車の動作制御例3を説明するための第2の図である。
以下、実施の形態に係る走行台車システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、情報処理の内容及び順序などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態に係る構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
まず、図1〜図3を用いて、本発明の実施の形態に係る走行台車システム100及び走行台車140の構成概要を説明する。
図1は、実施の形態に係る走行台車システム100の構成概要を示す平面図である。図2は、実施の形態に係る走行台車140の外観を示す斜視図である。図3は、実施の形態に係る走行台車140の機能的な構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る走行台車システム100は、予め定められた経路105を走行する複数の走行台車140を備える。また、本実施の形態では、走行台車システム100はさらに、複数の走行台車140と通信することで各走行台車140に関する情報を取得し、かつ、取得した情報を各走行台車140に供給する管理サーバ110を備えている。管理サーバ110は、各走行台車140から受信した情報を記憶する記憶部112を有している。
なお、本実施の形態では、複数の走行台車140及び管理サーバ110は、例えば無線LAN(Local Area Network)等である通信ネットワーク500を介して無線通信を行うことができる。例えば、図1において「A」が付された走行台車140(以下、走行台車Aという。他のアルファベットが付された走行台車140についても同じ)は、管理サーバ110、走行台車B及び走行台車Cのそれぞれと、通信ネットワーク500を介して情報のやり取りを行うことができる。また、各走行台車140は、他の走行台車140と直接情報をやり取りする車車間通信510を行う機能を有している。
なお、複数の走行台車140及び管理サーバ110の間の通信方法は、無線LANに限定されず、例えば経路105に沿って配置されたフィーダ線を介して無線通信を行うフィーダ無線等であってもよい。また、複数の走行台車140が、車車間通信510を行うための通信方法も、特定の通信方法には限定されず、例えば、赤外線通信またはBluetooth(登録商標)など各種の通信方法の中から適宜選択し得る。
さらに、複数の走行台車140のそれぞれは、管理サーバ110との間の通信手段、及び、他の走行台車140との間の通信手段の2つを有する必要はない。例えば、走行台車140が有する1つの通信手段が、管理サーバ110との間で通信を行う機能と、他の走行台車140との間で通信を行う機能とを有してもよい。
また、通信ネットワーク500を介した通信及び車車間通信510のいずれにおいても、例えば数ミリ秒ごとに情報の送信及び受信をすることが可能である。そのため、例えば管理サーバ110は、各走行台車140において随時更新される情報を、数ミリ秒ごとに取得することができる。各走行台車140において随時更新される情報の内容、及び、その情報を用いた各走行台車140での動作制御の例については、図4〜図10を用いて後述する。
経路105は、走行台車140が走行する進路を決定するものである。本実施の形態では、経路105は、天井に配置される複数のレールによって形成されており、走行台車140は、これら複数のレールに沿って走行する天井走行車である。
図1に示す経路105は、平行に配置された2つの直線状の経路である経路105a及び経路105cと、経路105a及び経路105cを接続する経路105bとを含んでいる。また、経路105a、105b、105cのそれぞれは、白抜き矢印で示す方向のみに進行可能(一方通行)であり、経路105aから経路105bに分岐する分岐地点P1と、経路105bから経路105cに合流する合流地点P2とが存在する。
なお、経路105のレイアウトは、図1に示すレイアウトには限定されず、走行台車システム100の用途または設置環境等に応じて適宜決定することができる。また、走行台車システム100が備える走行台車140の数も、特定の数には限定されず、走行台車システム100の用途または設置環境等に応じて適宜決定することができる。
本実施の形態に係る走行台車140は、図2に示すように、経路105に沿って移動する本体部151と、本体部151から吊り下げられた状態で、本体部151に対して昇降する昇降台155とを備えている。昇降台155は、物品を移載する移載装置156を有している。本実施の形態において、移載装置156は、ラック300が有する棚300aに向かって出退することで、棚300aとの間で物品を移載する、スライドフォーク式の移載装置である。なお、各走行台車140には、例えば、図示しないトロリー線を介して電源装置から電力が供給されており、各走行台車140は、電源装置から供給される電力を用いて、走行及び昇降台155の昇降等の動作を行う。
本実施の形態では、経路105に沿った複数箇所に、複数の物品を収容可能なラック300が配置されており、走行台車140は、例えば、ラック300のある棚300aから受け取った物品を、他のラック300が有する棚300a等の、別の載置場所まで搬送することができる。走行台車140が行う物品の受け渡しには昇降台155の昇降が伴う場合があるが、昇降動作の制御には、他の走行台車140から取得する情報が用いられる。この昇降動作の制御に関しては、図9及び図10を用いて後述する。
上記のように構成された走行台車140の主な機能構成は、図3に示す各ブロックによって説明される。具体的には、走行台車140は、情報更新部141と、情報取得部142と、動作制御部143とを備える。情報更新部141は、走行台車140の将来の状態が所定の状態であるか否かを示す予告情報を走行中に更新する。情報取得部142は、他の走行台車140の予告情報である他車情報を取得する。動作制御部143は、情報取得部142が取得した他車情報に応じて走行台車140の動作を制御する。
なお、走行台車140が行う各種の情報処理は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、メモリ等の記憶装置、および情報の入出力のためのインタフェース等を備えたコンピュータが所定のプログラムを実行させることにより実現される。
例えば、走行台車Aは、走行台車B及び走行台車Cそれぞれの予告情報である他車情報を、管理サーバ110を介して、または、走行台車B及び走行台車Cから直接取得し、取得した他車情報を用いて動作制御を行う。この他車情報は、走行台車B及び走行台車Cの将来の状態が所定の状態であるか否かを示す情報である。つまり、例えば走行台車Bから取得する他車情報は、走行台車Bの走行速度及び停止距離等の情報は含まず(含む必要がなく)、走行台車Bの将来の状態が所定の状態であるか否かを示す情報である。そのため、データ量は小さく処理が容易である。走行台車Cから取得する他社情報についても同じくデータ量が小さく処理が容易である。また、走行台車Aは、走行台車B及び走行台車Cの状態の変化を事前に知ることで、効率的な動作制御を行うことができる。以下に、走行台車140の動作制御の具体例を説明する。
(動作制御例1)
図4は、実施の形態に係る走行台車140の動作制御例1を説明するための第1の図であり、図5は、動作制御例1を説明するための第2の図である。
図4に示すように、直線状の経路105aを、走行台車A及びBが走行中であり、かつ、走行台車Aの1つ前方を走行台車Bが走行中である場合を想定する。
この状況において、走行台車Bは、例えば数ミリ秒ごとに、予告情報20を後方の走行台車Aに送信し、走行台車Aは、送信される予告情報20を順次処理する。なお、本実施の形態では、予告情報20の送受信には、2台の走行台車140間で直接的に情報をやり取りする車車間通信510が用いられる。なお、先行台車である走行台車Bが、後方の台車である走行台車Aに予告情報20を能動的に送信することは必須ではない。例えば、先行台車である走行台車Bは、後方の走行台車Aから送信される要求への応答として、走行台車Aに予告情報20を送信してもよい。
本実施の形態において、予告情報20は所定の長さのビット列型データである。図4及び図5に示す予告情報20では、最初のビットが、減速を開始することを示す減速開始フラグ21であり、2番目のビットは、減速を実行中であるか否かを示す減速実行中フラグ22である。この時点では、走行台車Bの予告情報20における減速開始フラグ21及び減速実行中フラグ22はともに“0”である。
その後、経路105aから経路105bに進むべき指示が与えられている走行台車Bは、分岐地点P1の手前の減速開始ポイントに到達する前に、予告情報20を更新する。具体的には、走行台車Bの情報更新部141は、図5に示すように、予告情報20の減速開始フラグ21を“0”から“1”に更新する。更新された予告情報20は、走行台車Aに送信される。
なお、各走行台車140は、例えば、経路105のレイアウト、ステーションの位置、及び、P1及びP2を含む、分岐地点また合流地点を示すマップ情報を、図示しない記憶装置に記憶している。この記憶装置には、例えば、上位のコントローラ(例えば、本実施の形態における管理サーバ110)から送信される指示(作業指示)も記憶されている。
また、各走行台車140は、例えば、経路105に沿って配置された位置認識用のマークを認識することで、経路105上における自身の位置を認識することができ、マップ情報及び自身の位置等から、分岐地点P1の手前に存在する減速開始ポイントを求めることができる。従って、走行台車Bは、その減速開始ポイントに到達する前に、予告情報20が、その後に減速を開始することを示す情報となるように、予告情報20を更新することができる。なお、各走行台車140は、ある分岐地点に対応する減速開始ポイントを、走行中に算出する必要はなく、例えば、予めマップ情報の一部として保持していてもよい。
走行台車Aの情報取得部142は、走行台車Bから送信された、減速開始フラグ21が“1”を示す予告情報20を取得する。情報取得部142が取得した予告情報20は他車情報の一例である。
走行台車Aの動作制御部143は、情報取得部142が取得した予告情報20の減速開始フラグ21が“1”である場合、走行台車Aが備えるモータ等の走行駆動部(図示せず)を制御することで減速を開始する。すなわち、走行台車Aの、情報取得部142が、他の走行台車140であって、走行台車Aの1つ前方の走行台車140である先行台車(走行台車B)から取得した他車情報が、走行台車Bが減速すること(所定の状態であること)を示す場合、走行台車Aの減速を開始する。
このように、走行台車Aは、先行台車である走行台車Bが減速を開始したことを確認した後に、減速を開始するのではなく、走行台車Bから減速することを予告された時点で、減速を開始する。また、走行台車Bは、減速することを予告した後に、減速を開始する。そのため、走行台車Aは、走行台車Bが減速を開始するタイミングとほぼ同時に、または先に減速を開始することができる。つまり、本実施の形態に係る走行台車システム100では、簡単にいうと、各走行台車140は、先行台車の減速に同期した、または、先んじた減速制御を行うことができる。そのため、各走行台車140は、先行台車との車間距離が比較的に短い状態を維持しながら、物品の搬送等の作業を安全に行うことができる。これにより、経路105に投入する走行台車140の総数を多くすることができ、その結果、走行台車システム100における、複数の物品の搬送等の作業効率を向上させることができる。
なお、走行台車Bが、減速を開始した後は、走行台車Bの予告情報20における減速開始フラグ21が“1”から“0”に更新され、かつ、減速実行中フラグ22が“0”から“1”に更新される。その後、例えば、減速実行中フラグ22が“1”から“0”に更新された場合、減速開始フラグ21が“0”であれば、走行台車Aは減速を解除する。
ここで、分岐地点P1は、経路105aから、経路105aと交差する方向に延設された経路105bに進入する地点であり、経路105のカーブしている部分である。そのため、本動作制御例において、走行台車Bの情報更新部141は、走行台車Bがカーブに進入する前に、予告情報20が、走行台車Bが減速することを示すように予告情報20を更新する、ということもできる。具体的には、走行台車140は、上述のようにマップ情報等を保持しており、走行台車140が通過すべき、減速を要するカーブの手前の位置において、その後に減速を開始することを示すように予告情報20を更新することができる。
すなわち、本実施の形態において、走行台車140は、経路105の一部であるカーブに進入する前に、予告情報20を、その後に減速を開始することを示す内容に更新することができる。これにより、例えば、カーブの数メートル(m)手前の走行台車140(先行台車)の後方の走行台車140は、先行台車から更新後の予告情報20を受信することで、先行台車がその後に減速を開始することを知ることができる。その結果、後方の走行台車140は、先行台車のカーブへの進入時の減速とほぼ同期して、または先んじて減速を開始することができる。つまり、カーブが分岐地点を含まない場合であっても、カーブの手前の位置において、後方の走行台車140は、先行台車との車間距離が比較的に短い状態で走行することができる。
(動作制御例2)
図6は、実施の形態に係る走行台車140の動作制御例2を説明するための第1の図であり、図7は、動作制御例2を説明するための第2の図であり、図8は、動作制御例2を説明するための第3の図である。
図6に示すように、経路105aを、走行台車A、B、及びDが走行中であり、かつ、経路105cを、走行台車Cが走行中である場合を想定する。
この状態において、各走行台車140は、管理サーバ110に予告情報20を送信する。具体的には、本動作制御例における予告情報20は、分岐地点P1を通過する予定があることを示す第一地点フラグ31と、合流地点P2を通過する予定があることを示す第二地点フラグ32とを含んでいる。
図6に示す例では、走行台車Dの予告情報20は、第一地点フラグ31が“1”であり、第二地点フラグ32が“0”である。つまり、走行台車Dは、分岐地点P1で分岐せずに、経路105aを直進することが分かる。また、走行台車B及びAの予告情報20は、ともに、第一地点フラグ31が“1”であり、第二地点フラグ32が“1”である。つまり、走行台車B及びAは、分岐地点P1で分岐して経路105bに進入し、その後、合流地点P2で経路105cに合流することが分かる。また、走行台車Cの予告情報20は、第一地点フラグ31が“0”であり、第二地点フラグ32が“1”である。つまり、走行台車Dは、合流地点P2を通過することが分かる。
また、各走行台車140の予告情報20は管理サーバ110に送信され、管理サーバ110の記憶部112に記憶される。記憶部112に記憶された各走行台車140の予告情報20は、走行台車システム100が備える複数の走行台車140のそれぞれが参照可能である。
その後、各走行台車140は、図7に示す状態となる。つまり、走行台車Dは、分岐地点P1を通過して経路105aを直進し、その結果、予告情報20は更新されて、第一地点フラグ31が“1”から“0”に書き換えられている。
走行台車Bは、分岐地点P1で分岐して経路105bに進入し合流地点P2に向かって進行中である。その結果、走行台車Bの予告情報20は更新されて、第一地点フラグ31が“1”から“0”に書き換えられ、かつ、第二地点フラグ32が“1”のまま維持されている。
走行台車Aは、分岐地点P1に向かって進行中であり、予告情報20の第一地点フラグ31及び第二地点フラグ32は“1”のままである。走行台車Cは、合流地点P2に向かって進行中であり、第一地点フラグ31は“0”のままであり、第二地点フラグ32は“1”のままである。
この状態において、走行台車Cが、例えば、合流地点P2から所定の距離だけ離れた位置に到達した場合、走行台車Cの情報取得部142は、管理サーバ110が保持する各走行台車140の予告情報20を参照する。これにより、走行台車Cは、合流地点P2で合流を予定している1以上の他の走行台車140を特定する。
具体的には、走行台車Cの動作制御部143は、各走行台車140の予告情報20の中の第二地点フラグ32が“1”である予告情報20を特定することで、合流地点P2で合流を予定している1以上の他の走行台車140を特定する。図8に示す例では、走行台車A及びBが、走行台車Cによって特定される。なお、走行台車Cは、各走行台車140との車車間通信510によって、各走行台車140の予告情報20を取得し、取得した予告情報20の中から、第二地点フラグ32が“1”である予告情報20を特定してもよい。
走行台車Cの動作制御部143は、特定した走行台車A及びBとの間で合流制御を行う。例えば、車車間通信510または通信ネットワーク500を介した通信によって、走行台車Cは、走行台車A及びBと、それぞれの現在位置等の情報を送受信し、所定の手順によって、合流地点P2を通過する順序を決定する。その結果、例えば、走行台車Cは、合流地点P2の手前で減速または停止し、走行台車Bが合流地点P2を通過した後に、合流地点P2を通過し、さらにその後に、走行台車Aが合流地点P2を通過する。
このように、本動作制御例では、走行台車Cの情報取得部142は、2以上の他の走行台車140それぞれの予告情報20である他車情報を取得する。走行台車Cの動作制御部143は、情報取得部142が取得した複数の他車情報のいずれかが、当該他車情報に対応する他の走行台車140が、所定の状態である、走行台車Cが通過すべき合流地点P2で合流することを示す場合、当該他の走行台車140との間で、合流地点P2で合流するための制御である合流制御を行う。
このように、本実施の形態に係る走行台車140は、ある合流地点を通過することが予定される場合、2以上の他の走行台車140それぞれの予告情報20を参照するだけで、これら他の走行台車140が当該合流地点で合流する否かを容易に特定することができる。これにより、走行台車140は、特定された1以上の他の走行台車140との間でのみ、どの走行台車140が優先して当該合流地点を通過するか等の協議のための通信を行うことができる。つまり、本態様の走行台車システム100では、ある合流地点を通過する予定の走行台車140は、例えば走行台車システム100が備える全ての走行台車140の位置情報を取得することなく、当該合流地点で合流を予定する1以上の他の走行台車140を効率よく特定することができる。言い換えると、各走行台車140は、合流制御における相手方の特定(複数の走行台車140の中からの絞りこみ)を効率よく行うことができる。
なお、本動作制御例では、合流地点がP2の1つのみであるが、合流地点が複数存在する場合、各走行台車140が生成する予告情報20に、単に合流を行う予定があるか否かを示す合流フラグが含まれてもよい。この場合、例えば走行台車Cは、まず合流フラグが“1”を示す1以上の予告情報20を特定し、さらに、当該1以上の予告情報20の中から、対象となる合流地点(例えばP2)で合流することを示す1以上の予告情報20(つまり、第二地点フラグ32が“1”である1以上の予告情報20)を特定する。
または、走行台車Cは、まず、合流フラグが“1”を示す1以上の予告情報20を特定する。走行台車Cはさらに、例えば、特定した1以上の予告情報20に対応する1以上の他の走行台車140と通信することで、当該1以上の他の走行台車140が合流を予定する地点が、合流地点P2であるか否かを判断する。
つまり、走行台車Cの情報取得部142は、2以上の他の走行台車140それぞれの予告情報20である他車情報を取得する。走行台車Cの動作制御部143は、情報取得部142が取得した複数の他車情報のいずれかが、当該他車情報に対応する他の走行台車140が、所定の状態である、合流を行うことを示す場合、合流制御のための判断を行う。具体的には、当該他の走行台車140が合流を行う地点が、走行台車Cが通過すべき合流地点P2と同じであるか否かを判断する。より詳細には、走行台車Cの動作制御部143は、当該他の走行台車140と通信することで、当該他の走行台車140が合流を行う地点を特定する。動作制御部143はさらに、特定した地点と合流地点P2とが同じであるか否かを判断し、特定した地点と合流地点P2とが同じであると判断した場合、当該他の走行台車140との間で合流制御を行う。
上記いずれの処理が行われた場合であっても、複数の走行台車140の中から、合流制御における相手方の1以上の走行台車140の特定を効率よく行うことができる。
(動作制御例3)
図9は、実施の形態に係る走行台車140の動作制御例3を説明するための第1の図であり、図10は、動作制御例3を説明するための第2の図である。
図9に示すように、経路105aを、走行台車A、B、C、及びDが走行中である場合を想定する。また、本動作制御例において、経路105aは、給電装置200aから電力供給がなされる区間(給電区間Va)と、給電装置200bから電力供給がなされる区間(給電区間Vb)とに区分されている。走行台車Bは、給電区間Vbを走行中であり、走行台車A、C、Dは、給電区間Vaを走行中である。つまり、この時点では、走行台車Bは、給電装置200bから供給される電力で動作し、走行台車A、C、Dは給電装置200aから供給される電力で動作する。
また、経路105aに沿って、3つの棚(棚301、302、303)が配置されている。なお、これら棚301、302、及び303は、同一のラック300に含まれていてもよく、互いに別のラック300に含まれていてもよい。また、本動作例においては、走行台車140が、棚301、302、及び303それぞれから物品400を受け取る場合、必ず昇降台155の上昇が含まれるものとする。
なお、実際には、走行台車140は、例えば、昇降台155を下降させて、ある棚から物品を受け取り、さらに、昇降台155を下降させて、当該物品を別の棚に移載する場合がある。つまり、走行台車140が、物品の受け取りを行う際に、昇降台155の上昇が伴わない場合もある。
そのため、走行台車140は、例えば上位コントローラからの搬送指令を実行する前に、その搬送指令の実行に昇降台155の上昇が伴うか否かの判断を行い、昇降台155の上昇が伴うと判断した場合、後述する予告情報20の動作予定フラグ41を“1”に更新する。なお、昇降台155の上昇が伴う場合としては、ある物品の移載位置(物品を受け取る棚の位置又は物品を置く棚の位置)から見て、次の移載位置が、より高い位置にある場合、及び、物品の移載を行った後に別のラック300に向けて走行する場合などがある。
しかしながら、本動作例の説明の簡単のために、上述のように、走行台車140が物品を棚301等から受け取る場合は、必ず、昇降台155の上昇が含まれるものとして以下の説明を行う。
この状況において、走行台車Bは、棚303に載置された物品400を受け取るよう指示されており、走行台車Aは、棚302に載置された物品400を受け取るよう指示されている。
また、本動作制御例において、各走行台車140が生成(更新)し、管理サーバ110に送信する予告情報20は、動作予定フラグ41と、動作実行中フラグ42とを含んでいる。動作予定フラグ41は、電力を消費する所定の動作を行う予定があるか否かを示すフラグであり、動作実行中フラグ42は、当該動作を実行中であるか否かを示すフラグである。
より詳細には、「電力を消費する所定の動作」とは、情報処理及び通信等の、電力消費量が比較的に小さな動作ではなく、走行の加速(閾値以上の加速度の場合)、及び、昇降台155の上昇等の、電力消費量が比較的に大きな動作である。本動作制御例では、昇降台155の上昇が、電力を消費する所定の動作として扱われる。
図9に示す例では、走行台車Bは、棚303に載置された物品400を受け取る予定があるため、予告情報20の動作予定フラグ41は“1”であり、動作実行中フラグ42は“0”である。走行台車Aは、棚302に載置された物品400を受け取る予定があるため、予告情報20の動作予定フラグ41は“1”であり、動作実行中フラグ42は“0”である。
走行台車Cは、棚301に載置された物品400を受け取るための動作の途中であるため、予告情報20の動作予定フラグ41は“0”であり、動作実行中フラグ42は“1”である。走行台車Dは、この時点では、予告情報20の動作予定フラグ41及び動作実行中フラグ42は“0”である。なお、走行台車Dが、その後、例えば、受け取るべき物品400が載置された棚から所定の距離の範囲内に入った場合に、予告情報20の動作予定フラグ41が“0”から“1”に更新される。なお、動作予定フラグ41の更新のトリガとしては、上記の、所定の距離の範囲内に入った場合のほか、例えば上位コントローラからの搬送指令を受信した場合などであってもよい。
上記の各走行台車140の予告情報20は管理サーバ110に送信され、管理サーバ110の記憶部112に記憶される。
この状態において、走行台車Aが、例えば、棚302から所定の距離だけ離れた位置に到達した場合、走行台車Aの情報取得部142は、管理サーバ110が保持する各走行台車140の予告情報20を参照する。これにより、走行台車Aは、所定の動作(昇降台155の上昇)を予定している1以上の他の走行台車140を特定する。なお、走行台車Aは、管理サーバ110を介さずに、車車間通信510によって、走行台車B及びC等の他の走行台車の予告情報20を取得してもよい。
走行台車Aの動作制御部143は、上記特定を行う場合、具体的には、各走行台車140の予告情報20の中の動作予定フラグ41が“1”である走行台車140を特定する。なお、本動作制御例では、走行台車Aは、各走行台車140の予告情報20の中の動作実行中フラグ42が“1”である走行台車140も特定する。つまり、図10に示すように、走行台車B及びCが、走行台車Aによって特定される。
走行台車Aの動作制御部143は、特定した走行台車B及びCのそれぞれと、例えば車車間通信510を行い、走行台車B及びCそれぞれの所定の動作を行う地点と、走行台車Aが所定の動作を行う地点とが所定の範囲(給電区間Vb)内にあるか否かを判断する。
その結果、図10に示すように、走行台車Aと同じ給電区間Vb内で、所定の動作である昇降台155の上昇を行う他の走行台車140として、走行台車Bが特定される。
走行台車Aの動作制御部143は、次に、走行台車Aが、予定されている昇降台155の上昇を予定通りに行うか否かを判断する。例えば、給電装置200aの給電容量との関係で、2台の走行台車140が同時期に昇降台155を上昇させても問題がないと判断される場合、動作制御部143は、予定通り昇降台155を上昇させる(つまり、予定通り、棚302に載置された物品400の受け取りを行う)と判断する。
また、例えば、給電装置200aの給電容量との関係で、2台の走行台車140が同時期に昇降台155を上昇できないと判断される場合、動作制御部143は、予定通りには昇降台155を上昇させないと判断する。より具体的には、動作制御部143は、例えば、走行台車Bが棚303の位置において昇降台155の上昇を終えた後に、棚302の位置において走行台車Aの昇降台155を上昇させると判断する。この場合、動作制御部143は、例えば、棚302の位置において昇降台155を下降させて移載装置156(図2参照)に物品400を受け取る動作を行わせる。また、走行台車Bの予告情報20を継続的に取得し(監視し)、動作実行中フラグ42が“1”から“0”になったことを確認した後に、昇降台155を上昇させる。これにより、走行台車140による物品400の棚302からの受け取り作業が完了する。
なお、走行台車Aの動作制御部143が、予定通りには昇降台155を上昇させないと判断した場合、走行台車Aは、例えば上位コントローラに、棚302からの物品400の受け取り作業の中止を通知し、当該作業を行わなくてもよい。
また、走行台車Aの動作制御部143は、例えば、給電区間Vb内で、昇降台155の上昇を予定しいている、または、昇降台155の上昇を実行中である他の走行台車140の数が所定の台数以下である場合、予定通り昇降台155を上昇させると判断してもよい。
上記いずれの場合であっても、例えば、走行台車Aが昇降台155の上昇を開始した後に、給電装置200bの給電容量の不足に起因する問題が生じるような、不測の事態の発生が抑制される。
また、本動作例では、走行台車140が、棚から物品を受け取る場合において、動作予定フラグ41及び動作実行中フラグ42が更新されるとした。しかし、走行台車140が、走行台車140から棚に物品を移載する場合(棚に物品を渡す場合)において、昇降台155の上昇を伴う場合があり、この場合、棚に物品を渡す動作は、上述の「電力を消費する所定の動作」である。つまり、走行台車140は、棚に物品を渡す動作に関して、動作予定フラグ41及び動作実行中フラグ42それぞれの更新を行うこともできる。
このように、本動作制御例において、走行台車システム100は、経路105における所定の範囲内に存在する1以上の走行台車140に電力を供給する給電装置200a(200b)を備える。走行台車Aの情報取得部142は、2以上の他の走行台車140それぞれの予告情報20である他車情報を取得する。走行台車Aの動作制御部143は、情報取得部142が取得した複数の他車情報のいずれかが、当該他車情報に対応する他の走行台車140が、所定の状態である、電力を消費する所定の動作を行うことを示す場合、(i)当該他の走行台車140が当該所定の動作を行う地点と、走行台車Aが予定している動作を行う地点とが、所定の範囲内にあるか否かを判断し、(ii)当該所定の範囲内にあると判断した場合、当該予定している動作を予定通りに行うか否かを判断する。
このように、物品の移載等の所定の動作が予定される走行台車140は、複数の走行台車140の中から、まず、当該所定の動作を行う予定がある他の走行台車140を特定することができる。これにより、走行台車140は、特定された1以上の他の走行台車140との間でのみ、給電区間が一致するか否か等の確認のための通信を行うことができる。その結果、走行台車140は、例えば、同一給電区間内において他の走行台車140が行う物品の移載が完了した後に、物品の移載を行う、等の判断を予め行うことができる。
つまり、本態様の走行台車システム100では、電力消費量が比較的に大きな所定の動作が予定される走行台車140は、例えば複数の走行台車140全ての状態情報を取得することなく、同一給電区間内において電力を消費する動作を行う1以上の他の走行台車140を効率よく特定することができる。従って、各走行台車140では、所定の動作を予定通り行うか否かを効率よく判断することができる。
また、本動作制御例において、複数の走行台車140のそれぞれは、物品を昇降させる昇降台155を有し、他の走行台車140が行う所定の動作は、当該他の走行台車140が有する昇降台155の上昇であり、当該走行台車140が予定している動作は、当該走行台車140が有する昇降台155の上昇である。
つまり、各走行台車140は、例えば、ある給電区間内において昇降台155の上昇を行う予定がある他の走行台車140の数等の情報を予め得るとことができる。これにより、各走行台車140は、昇降台155の上昇を実行する時期の決定等の処理を効率よく行うことができる。また、例えば、物品を保持した状態の昇降台155の上昇を開始した後に給電容量の不足に起因して昇降台155は停止するような、不測の事態の発生が抑制される。
なお、本動作制御例では、昇降台155の上昇を、電力を消費する所定の動作として扱ったが、他の種類の動作が電力を消費する所定の動作として扱われてもよい。例えば、同一の給電区間内において、複数の走行台車140が加速を予定している場合、複数の走行台車140のうちの少なくとも1台の走行台車140が、予定していた加速を中止してもよい。
また、例えば、2つの走行台車140で、互いに異なる種類の動作が行われる場合に、一方の走行台車140が動作を行うか否かを、他の走行台車140の動作の予定の有無または動作が実行中であるか否かを参照することで決定してもよい。
例えば、走行台車Aが給電区間Va内で加速を予定する場合、他のいずれかの走行台車140が、給電区間Va内において昇降台155を上昇させる予定があることを、走行台車Aが確認した場合、走行台車Aは加速を中止してもよい。
つまり、予告情報20は、動作の種類が何であるかに関わらず、所定の動作が予定されること、または、所定の動作を実行中であることを示すフラグを含んでもよい。つまり、例えば走行台車Aについての予告情報20に、動作の種類ごとのフラグが含まれる必要はない。予告情報20は、走行台車Aが、加速または昇降台の上昇等の、電力消費量が比較的に大きな所定の動作を行う予定がある、または、実行中であることを示す単一のフラグを有してもよい。この場合であっても、走行台車B〜Dのそれぞれは、走行台車Aが、電力消費量が比較的に大きな所定の動作を行うことが事前に確認できるため、その所定の動作の種類が何であるかに関わらず、その後に何等かの動作を行うか否かを判断することができる。
さらに、上記動作例2で説明した、走行台車140の合流についても、加速等の所定の動作と区別なく単一のフラグで表されてもよい。つまり、各走行台車140についての予告情報20は、他の走行台車140に認識させるべき動作(上記の合流、昇降台の上昇等)を行うか否かを示す単一のフラグを有してもよい。
例えば、走行台車Aが、合流地点P1で合流を予定する場合、走行台車Aは、フラグが“1”である1以上の予告情報20を特定し、特定した1以上の予告情報20に対応する1以上の他の走行台車140と通信する。走行台車Aはさらに、当該1以上の他の走行台車140の中から「合流」を行う走行台車140を特定し(例えば走行台車B)、その「合流」が行われる地点が、合流地点P1と同じか否かを判断する。その判断の結果、その「合流」が行われる地点が、合流地点P1と同じであれば、走行台車Aは、走行台車Bとの間で合流制御を行う。このような処理によっても、各走行台車140は、効率よく動作制御を行うことができる。
以上動作制御例1〜3を挙げて説明したように、本実施の形態に係る走行台車システム100は、予め定められた経路105を走行する複数の走行台車140を備える。複数の走行台車140のそれぞれは、当該走行台車140の将来の状態が所定の状態であるか否かを示す予告情報20を走行中に更新する情報更新部141と、他の走行台車140の予告情報20である他車情報を取得する情報取得部142と、情報更新部141が取得した他車情報に応じて当該走行台車140の動作を制御する動作制御部143と、を有する。
この構成によれば、複数の走行台車140のそれぞれは、データ量が小さく、かつ、他の走行台車140の将来の状態(減速、加速、または、物品の移載など)を特定可能な情報である予告情報20を取得することができる。これにより、各走行台車140は、例えば、予告情報20が所定の値であるか否かを判断するなどの簡易な処理で、他の走行台車140の将来の状態を事前に知ることができる。また、例えば、ある走行台車140が何らかの動作を予定する場合に、協議または調停を行うべき1以上の他の走行台車140の特定(絞り込み)を効率よく行うことができる。その結果、各走行台車140における、より効率的な動作制御が可能となる。
また、例えば、各走行台車140が、自車の予告情報20を定期的(例えば数ミリ秒ごと)に更新することで、例えば、各走行台車140は、1以上の他の走行台車140の予定及びその変化に応じた、即応的な動作制御を行うことができる。
なお、ある走行台車140についての予告情報20は、例えば、当該走行台車140が、将来(つまりその後)に所定の動作を行うか否かを示す情報である、ということもできる。また、ある走行台車140についての予告情報20は、当該走行台車140の状態が所定の状態であるか否かを事前に示す情報である、ということもできる。各走行台車140では、メモリ等の記憶装置(図示せず)に予告情報20が保持されており、減速、加速、合流、または物品の受け渡し等の動作を開始する前に、情報更新部141が、当該動作が行われることを示すように予告情報20を更新する。なお、各走行台車140は、例えば、更新後の(最新の)予告情報20を保持せず、管理サーバ110に最新の予告情報20を送信することで、管理サーバ110に最新の予告情報200を保持させてもよい。この場合であっても、複数の走行台車140のそれぞれは、管理サーバ110と通信することで、全ての走行台車140の最新の予告情報20を参照することができる。
(他の実施の形態)
以上、本発明の走行台車システムについて、実施の形態に基づいて説明した。しかしながら、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものも、あるいは、上記説明された複数の構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、動作制御例1及び3において、予告情報20には、減速または昇降台の上昇等の動作の予定があるか否かを示すフラグと、当該動作が実行中であるか否かを示すフラグとが含まれているが、これらは1つのフラグに統合されてもよい。例えば、予告情報20に、減速の予定があることまたは減速中であることを示す1つの減速フラグが含まれてもよい。
例えば走行台車Aの前方に走行台車Bが走行中である場合を想定する。この場合において、走行台車Bは、減速の予定が生じた時点から減速を終了するまでの間、予告情報20の減速フラグが“1”を示す状態を維持する。この場合、後続の走行台車Aは、走行台車Bの予告情報20の減速フラグが“1”であることを確認することで減速を開始することができ、その減速フラグが“1”から“0”に更新された場合、減速を解除することができる。つまり、走行台車Bは、先行台車である走行台車Aの減速に同期した、または、先んじた減速制御を行うことができる。
また、例えば、走行台車システム100が備える複数の走行台車140のそれぞれの種類は、天井走行車に限定されない。例えば、工場または倉庫等の敷地内における路面を走行する無人搬送車が、走行台車140として採用されてもよい。また、自動倉庫内で物品の搬送を行うスタッカクレーンが、走行台車140として採用されてもよい。いずれの場合であっても、各走行台車140は、1以上の他の走行台車140の予告情報20を取得することで、効率的な動作制御を行うことができる。
また、本実施の形態において、複数の走行台車140のそれぞれは、直接的に他の走行台車140と通信する車車間通信510を実行する機能を有するとした。しかしながら、複数の走行台車140のそれぞれは、直接的に他の走行台車140と通信可能な機能を有する必要はない。例えば、複数の走行台車140のそれぞれは通信ネットワーク500を介して(つまり、ルータ等の機器を介して)他の走行台車140と1対1で通信してもよい。
本発明の走行台車システムは、複数の走行台車を備える走行台車システムであって、各走行台車が効率よく動作制御を行うことができる走行台車システムである。従って、工場および物流倉庫等で物品の搬送を行うための走行台車システム等として有用である。
20 予告情報
21 減速開始フラグ
22 減速実行中フラグ
31 第一地点フラグ
32 第二地点フラグ
41 動作予定フラグ
42 動作実行中フラグ
100 走行台車システム
105、105a、105b、105c 経路
110 管理サーバ
112 記憶部
140 走行台車
141 情報更新部
142 情報取得部
143 動作制御部
151 本体部
155 昇降台
156 移載装置
200a、200b 給電装置
300 ラック
300a、301、302、303 棚
400 物品
500 通信ネットワーク
510 車車間通信

Claims (7)

  1. 予め定められた経路を走行する複数の走行台車を備える走行台車システムであって、
    前記複数の走行台車のそれぞれは、
    当該走行台車の将来の状態が所定の状態であるか否かを示す予告情報を走行中に更新する情報更新部と、
    他の走行台車の予告情報である他車情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した前記他車情報に応じて当該走行台車の動作を制御する動作制御部と、を有する
    走行台車システム。
  2. 前記動作制御部は、前記情報取得部が、前記他の走行台車であって、当該走行台車の1つ前方の走行台車である先行台車から取得した前記他車情報が、前記所定の状態である、前記先行台車が減速することを示す場合、当該走行台車の減速を開始する
    請求項1記載の走行台車システム。
  3. 前記情報更新部は、当該走行台車がカーブに進入する前に、前記予告情報が、当該走行台車が減速することを示すように前記予告情報を更新する
    請求項1または2に記載の走行台車システム。
  4. 前記情報取得部は、2以上の他の走行台車それぞれの予告情報である他車情報を取得し、
    前記動作制御部は、前記情報取得部が取得した複数の前記他車情報のいずれかが、当該他車情報に対応する他の走行台車が、前記所定の状態である、当該走行台車が通過すべき合流地点で合流することを示す場合、前記他の走行台車との間で、前記合流地点で合流するための制御である合流制御を行う
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の走行台車システム。
  5. 前記情報取得部は、2以上の他の走行台車それぞれの予告情報である他車情報を取得し、
    前記動作制御部は、
    前記情報取得部が取得した複数の前記他車情報のいずれかが、当該他車情報に対応する他の走行台車が、前記所定の状態である、合流を行うことを示す場合、
    前記他の走行台車が前記合流を行う地点が、当該走行台車が通過すべき合流地点と同じであるか否かを判断し、
    前記他の走行台車が前記合流を行う地点が、前記合流地点と同じであると判断した場合、前記他の走行台車との間で、前記合流地点で合流するための制御である合流制御を行う
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の走行台車システム。
  6. 前記走行台車システムはさらに、前記経路における所定の範囲内に存在する1以上の走行台車に電力を供給する給電装置を備え、
    前記情報取得部は、2以上の他の走行台車それぞれの予告情報である他車情報を取得し、
    前記動作制御部は、前記情報取得部が取得した複数の前記他車情報のいずれかが、当該他車情報に対応する他の走行台車が、前記所定の状態である、電力を消費する所定の動作を行うことを示す場合、(i)前記他の走行台車が前記所定の動作を行う地点と、当該走行台車が予定している動作を行う地点とが、前記所定の範囲内にあるか否かを判断し、(ii)前記所定の範囲内にあると判断した場合、前記予定している動作を予定通りに行うか否かを判断する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の走行台車システム。
  7. 前記複数の走行台車のそれぞれはさらに、物品を昇降させる昇降台を有し、
    前記他の走行台車が行う前記所定の動作は、前記他の走行台車が有する昇降台の上昇であり、
    前記予定している動作は、当該走行台車が有する昇降台の上昇である
    請求項6記載の走行台車システム。
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