JP2015098397A - 物品搬送設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の自動倉庫から複数の搬送先に物品を順序出庫する場合に、自動倉庫から物品を出庫できなくなるデッドロックが生じない物品搬送設備を提供する。
【解決手段】制御装置を、第1物品収納棚から出庫されて第1合流箇所8aに搬送されていない物品数が、第1上流側搬送部14aに貯留可能な第1物品数以下となり、第1物品収納棚から出庫されて第2合流箇所8bに搬送されていない物品数が、第2上流側搬送部14bに貯留可能な第2物品数以下となり、第2物品収納棚から出庫されて第1合流箇所8aに搬送されていない物品数が、第3上流側搬送部14cに貯留可能な第3物品数以下となり、第2物品収納棚から出庫されて第2合流箇所8bに搬送されていない物品数が、第4上流側搬送部14dに貯留可能な第4物品数以下となるように自動倉庫1及び搬送装置2の作動を制御するように構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、物品収納棚に収納されている物品を出庫する自動倉庫と、前記自動倉庫から出庫された物品を搬送先に搬送する搬送装置と、前記自動倉庫及び前記搬送装置の作動を制御する制御装置と、が設けられている物品搬送設備に関する。
かかる物品搬送設備における自動倉庫の従来例が、特開2002−120993号公報(特許文献1)に記載されている。また、物品搬送設備における搬送装置の従来例が、特開2000−233810号公報(特許文献2)に記載されている。
特許文献1における他の実施形態として記載されている自動倉庫は、物品収納棚(収納庫1)と、複数個の物品を貯留可能な中継箇所(コンベヤC)と、物品収納棚から中継箇所に物品を搬送する第1搬出装置(移載用台車42)と、中継箇所に先に搬送された物品から優先的に出庫箇所に搬送する第2搬出装置(中継用リフト43)と、を備えて構成されており、中継箇所に複数個の物品を貯留可能に構成することで、中継箇所をバッファとして機能するようになっている。
また、特許文献2に記載の搬送装置は、複数の上流側搬送部(投入ライン11)と、下流側搬送部(第1のコンベヤ)とを設けて、別々の箇所に投入された物品を合流させて搬送先に搬送するようになっている。
そして、このような自動倉庫と搬送装置とを組み合わせて複数分類の物品を搬送する物品搬送設備を構成する場合、図10に示すように物品搬送装置を構成することが考えられる。尚、図10では、自動倉庫101の中継箇所102a,102b及び第2搬送装置103a,103bを図示し、自動倉庫101の物品収納棚や第1搬送装置については図示を省略している。
つまり、自動倉庫101として、第1自動倉庫101aと第2自動倉庫101bとを設ける。そして、第1自動倉庫101aにおいて、第1中継箇所102aから第1出庫箇所104a及び第2出庫箇所104bに物品Wを分配搬送するときに物品Wを分類別に物品Wを分配搬送し、第2自動倉庫101bにおいて、第2中継箇所102bから第3出庫箇所104c及び第4出庫箇所104dに物品Wを分配搬送するときに物品Wを分類別に物品Wを分配搬送するように構成することが考えられる。尚、図10では、第1出庫箇所104aに出庫する第1分類の物品Wに数字1を付し、第2出庫箇所104bに出庫する第2分類の物品Wに数字2を付し、第3出庫箇所104cに出庫する第3分類の物品Wに数字3を付し、第4出庫箇所104dに出庫する第4分類の物品Wに数字4を付して図示している。
また、搬送装置105を、第1出庫箇所104aから第1合流箇所107aに物品を搬送する第1上流側搬送部106aと、第2出庫箇所104bから第2合流箇所107bに物品Wを搬送する第2上流側搬送部106bと、第3出庫箇所104cから第1合流箇所107aに物品Wを搬送する第3上流側搬送部106cと、第4出庫箇所104dから第2合流箇所107bに物品Wを搬送する第4上流側搬送部106dと、第1合流箇所107aから第1搬送先109aに物品Wを搬送する第1下流側搬送部108aと、第2合流箇所107bから第2搬送先109bに物品Wを搬送する第2下流側搬送部108bと、を備えて構成する。
そして、第1上流側搬送部106a〜第4上流側搬送部106dの夫々を、搬送方向に沿って所望の長さに構成して、第1上流側搬送部106aを、第1出庫箇所104aから第1合流箇所107aの間に複数の物品Wを貯留可能に構成し、第2上流側搬送部106bを、第2出庫箇所104bから第2合流箇所107bの間に複数の物品Wを貯留可能に構成し、第3上流側搬送部106cを、第3出庫箇所104cから第1合流箇所107aの間に複数の物品Wを貯留可能に構成し、第4上流側搬送部106dを、第4出庫箇所104dから第2合流箇所107bの間に複数の物品Wを貯留可能に構成する。
このように物品搬送設備を構成することで、例えば、複数分類の物品を第1自動倉庫の物品収納棚及び第2自動倉庫の物品収納棚に収納して、第1自動倉庫から第1出庫箇所に出庫した第1分類の物品と、第2自動倉庫から第3出庫箇所に出庫した第3分類の物品とを、同じ第1搬送先に搬送することができる。
そして、このように第1自動倉庫から出庫した第1分類の物品と第2自動倉庫から出庫した第3分類の物品とを同じ搬送先に搬送するときに、次のように第1分類の物品と第3分類の物品とを搬送することで、第1分類と第3分類とのうちの優先順位の高い優先分類の物品を第1搬送先に搬送した後、第1分類と第3分類とのうちの優先順位の低い劣後分類の物品を第1搬送先に搬送することができる。
つまり、まず、第1分類と第3分類とのうちの優先分類の物品を第1合流箇所に第1優先設定個数搬送する。このとき、第1分類と第3分類とのうちの劣後分類の物品は、第1合流箇所に搬送させずに上流側搬送部上に貯留しておく。そして、優先分類の物品が第1合流箇所に第1優先設定個数搬送された後、劣後分類の物品を第1合流箇所に第1劣後設定個数搬送するようにする。
また同様に、第1自動倉庫から出庫した第2分類の物品と、第2自動倉庫から出庫した第4分類の物品とを、第2分類と第4分類とのうちの優先順位の高い優先分類の物品を第2搬送先に搬送した後、第2分類と第4分類とのうちの優先順位の低い劣後分類の物品を第2搬送先に搬送することができる。
特開2002−120993号公報 特開2000−233810号公報
しかし上記した物品搬送設備では、第1上流側搬送部〜第4上流側搬送部の夫々において貯留可能な物品数は限度があるため、上述のように複数の自動倉庫から複数の搬送先に物品を順序出庫する場合に、自動倉庫から物品を出庫できなくなるデッドロックが生じる虞がある。
具体的には、例えば、図10に示すように、第1上流側搬送部106aに貯留可能な物品数(9個)が貯留され、且つ、第1中継箇所102aに貯留されている最優先で搬送される物品Wが第1分類である状態で、さらに、第4上流側搬送部106dに貯留可能な物品数(4個)が貯留され、且つ、第2中継箇所102bに貯留されている最優先で搬送される物品Wが第4分類である状態である。
このような状態になると、第1出庫箇所104aに対しては、第1上流側搬送部106aに貯留可能な物品数が貯留されているため出庫することができず、第2出庫箇所106bに対しては、第1中継箇所102aから最優先で搬送される物品Wとして第1分類の物品Wが存在しているため第2分類の物品Wを出庫することができない。また、第3出庫箇所104cに対しては、第2中継箇所102bから最優先で搬送される物品Wとして第4分類の物品Wが存在しているため第3分類の物品Wを出庫することができず、第4出庫箇所104cに対しては、第4上流側搬送部104dに貯留可能な物品数が貯留されているため出庫することができない。
そこで、複数の自動倉庫から複数の搬送先に物品を順序出庫する場合に、自動倉庫から物品を出庫できなくなるデッドロックが生じない物品搬送設備が求められる。
本発明に係る物品搬送設備の特徴構成は、物品収納棚に収納されている物品を出庫する自動倉庫と、前記自動倉庫から出庫された物品を搬送先に搬送する搬送装置と、前記自動倉庫及び前記搬送装置の作動を制御する制御装置と、が設けられている物品搬送設備において、
物品として、複数分類の物品があり、前記自動倉庫として、第1自動倉庫と第2自動倉庫とが設けられ、前記搬送先として、第1搬送先と第2搬送先とが設定され、前記第1自動倉庫が、前記物品収納棚としての第1物品収納棚と、複数個の物品を貯留可能な第1中継箇所と、前記第1物品収納棚から前記第1中継箇所に物品を搬送する第1搬出装置と、前記第1中継箇所に先に搬送された物品から優先的に第1出庫箇所又は第2出庫箇所に分類別に分配搬送する第1分配装置と、を備えて構成され、前記第2自動倉庫が、前記物品収納棚としての第2物品収納棚と、複数個の物品を貯留可能な第2中継箇所と、前記第2物品収納棚から前記第2中継箇所に物品を搬送する第2搬出装置と、前記第2中継箇所に先に搬送された物品から優先的に第3出庫箇所又は第4出庫箇所に分類別に分配搬送する第2分配装置と、を備えて構成され、前記搬送装置が、前記第1出庫箇所から第1合流箇所に物品を搬送し且つ前記第1出庫箇所から前記第1合流箇所までの間に複数の物品を貯留可能な第1上流側搬送部と、前記第2出庫箇所から第2合流箇所に物品を搬送し且つ前記第2出庫箇所から前記第2合流箇所までの間に複数の物品を貯留可能な第2上流側搬送部と、前記第3出庫箇所から前記第1合流箇所に物品を搬送し且つ前記第3出庫箇所から前記第1合流箇所までの間に複数の物品を貯留可能な第3上流側搬送部と、前記第4出庫箇所から前記第2合流箇所に物品を搬送し且つ前記第4出庫箇所から前記第2合流箇所までの間に複数の物品を貯留可能な第4上流側搬送部と、前記第1合流箇所から第1搬送先に物品を搬送する第1下流側搬送部と、前記第2合流箇所から第2搬送先に物品を搬送する第2下流側搬送部と、を備えて構成され、前記制御装置が、第1出庫指令に基づいて、第1分類の物品を前記第1物品収納棚から前記第1出庫箇所に出庫し、第3出庫指令に基づいて、第3分類の物品を前記第2物品収納棚から前記第3出庫箇所に出庫するとともに、前記第1分類と前記第3分類とのうちの優先順位の高い優先分類の物品を前記第1合流箇所に第1優先設定個数搬送した後、前記第1分類と前記第3分類とのうちの優先順位の低い劣後分類の物品を前記第1合流箇所に第1劣後設定個数搬送するようにして、前記第1優先設定個数の優先分類の物品を前記第1搬送先に搬送した後に前記第1劣後設定個数の劣後分類の物品を前記第1搬送先に搬送するべく、前記自動倉庫及び前記搬送装置の作動を制御する第1出庫搬送制御と、第2出庫指令に基づいて、第2分類の物品を前記第1物品収納棚から前記第2出庫箇所に出庫し、第4出庫指令に基づいて、第4分類の物品を前記第2物品収納棚から前記第4出庫箇所に出庫するとともに、前記第2分類と前記第4分類とのうちの優先順位の高い優先分類の物品を前記第2合流箇所に第2優先設定個数搬送した後、前記第2分類と前記第4分類とのうちの優先順位の低い劣後分類の物品を前記第2合流箇所に第2劣後設定個数搬送するようにして、前記第2優先設定個数の優先分類の物品を前記第2搬送先に搬送した後に前記第2劣後設定個数の劣後分類の物品を前記第2搬送先に搬送するべく、前記自動倉庫及び前記搬送装置の作動を制御する第2出庫搬送制御と、を実行し、前記第1出庫指令により前記第1物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第1合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第1上流側搬送部に貯留可能な第1物品数以下となるように前記第1出庫指令を指令し、前記第2出庫指令により前記第1物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第2合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第2上流側搬送部に貯留可能な第2物品数以下となるように前記第2出庫指令を指令し、前記第3出庫指令により前記第2物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第1合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第3上流側搬送部に貯留可能な第3物品数以下となるように前記第3出庫指令を指令し、前記第4出庫指令により前記第2物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第2合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第4上流側搬送部に貯留可能な第4物品数以下となるように前記第4出庫指令を指令する点にある。
この特徴構成によれば、第1自動倉庫から出庫した第1分類の物品と第2自動倉庫から出庫した第3分類の物品とを同じ搬送先に搬送するときに、第1分類と第3分類とのうちの優先順位の高い優先分類の物品を第1合流箇所に第1優先設定個数搬送した後、第1分類と第3分類とのうちの優先順位の低い劣後分類の物品を第1合流箇所に第1劣後設定個数搬送するようにして、第1優先設定個数の優先分類の物品を第1搬送先に搬送した後に第1劣後設定個数の劣後分類の物品を第1搬送先に搬送することができる。
また同様に、第1自動倉庫から第2出庫箇所に出庫した第2分類の物品と、第2自動倉庫から第4出庫箇所に出庫した第4分類の物品とのうち、優先順位の高い優先分類の物品を第2合流箇所に第2優先設定個数搬送した後、優先順位の低い劣後分類の物品を第2合流箇所に第2劣後設定個数搬送するようにして、第2優先設定個数の優先分類の物品を第2搬送先に搬送した後に第2劣後設定個数の劣後分類の物品を第2搬送先に搬送することができる。
そして、第1出庫指令により第1物品収納棚から出庫された物品で且つ第1合流箇所に搬送されていない物品の個数が、第1上流側搬送部に貯留可能な第1物品数以下となるように第1出庫指令を指令する。ここで、第1物品数は、第1上流側搬送部に貯留可能な最大物品数である。そのため、第1出庫指令の指令により、第1物品収納棚から出庫された物品で且つ第1合流箇所に搬送されていない物品の全てを、第1上流側搬送部に貯留することができるので、第1分類の物品を第1中継箇所に滞留しないように出庫することができる。
また、同様に、第2出庫指令により、第2分類の物品を第1中継箇所に滞留しないように出庫することができ、第3出庫指令により、第3分類の物品を第2中継箇所に滞留しないように出庫することができ、第4出庫指令により、第4分類の物品を第2中継箇所に滞留しないように出庫することができる。尚、第2物品数は、第2上流側搬送部に貯留可能な最大物品数である。また、第3物品数は、第3上流側搬送部に貯留可能な最大物品数である。また、第4物品数は、第4上流側搬送部に貯留可能な最大物品数である。
そのため、第1中継箇所に第1分類の物品又は第2分類の物品が滞留し且つ第2中継箇所に第3分類の物品または第4分類の物品が滞留するという状況が生じなくなる為、第1〜第4出庫箇所のいずれにも物品を出庫できなくなるデッドロックが生じることを回避できる。
ここで、前記制御装置が、前記第1搬送先と前記第2搬送先とのうち前記第1搬送先にのみ物品を搬送する場合は、前記第1出庫指令により前記第1物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第1合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第1物品数以上の場合でも前記第1出庫指令を指令し、且つ、前記第3出庫指令により前記第2物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第2合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第3物品数以上の場合でも前記第3出庫指令を指令し、前記第1搬送先と前記第2搬送先とのうち前記第2搬送先にのみ物品を搬送する場合は、前記第2出庫指令により前記第1物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第2合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第2物品数以上の場合でも前記第2出庫指令を指令し、且つ、前記第4出庫指令により前記第2物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第2合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第4物品数以上の場合でも前記第4出庫指令を指令すると好適である。
第1搬送先と第2搬送先とのうち第1搬送先にのみ物品を搬送する場合は、第1自動倉庫からは第1分類の物品のみが出庫され、第2自動倉庫からは第3分類の物品のみが出庫される。このような場合では、例えば、第1中継箇所から最優先で搬送される物品として第1分類の物品が存在しているため第2分類の物品を出庫することができない、というような状態にはならないため、第1〜第4出庫箇所のいずれにも物品を出庫できなくなるデッドロックが生じる虞がない。
また、同様に、第1搬送先と第2搬送先とのうち第2搬送先にのみ物品を搬送する場合でも、第1〜第4出庫箇所のいずれにも物品を出庫できなくなるデッドロックが生じる虞がない。
そのため、上述のような場合は、出庫指令により物品収納棚から出庫された物品で且つ合流箇所に搬送されていない物品の個数が上流側搬送部に貯留可能な物品数以上の場合に出庫指令を指令してもデッドロックが生じず、また、上流側搬送部に貯留可能な物品数以上の場合に出庫指令を指令することで、物品収納棚に収納されている物品を迅速に出庫することができる。
また、前記第1物品収納棚が、物品を保管する第1保管部を上下方向に複数段設けて構成され、前記第1中継箇所が、前記複数段の第1保管部に対応して複数設定され、前記第1搬出装置が、前記複数段の第1保管部に対応して設けられた複数の第1搬送台車にて構成され、前記第1分配装置が、前記複数の第1中継箇所から受け取った物品を前記第1出庫箇所及び前記第2出庫箇所に分配搬送する第1昇降台を備えて構成され、
前記第2物品収納棚が、物品を保管する第2保管部を上下方向に複数段設けて構成され、前記第2中継箇所が、前記複数段の第2保管部に対応して複数設定され、前記第2搬出装置が、前記複数段の第2保管部に対応して複数設けられた複数の第2搬送台車にて構成され、前記第2分配装置が、前記複数の第2中継箇所から受け取った物品を前記第3出庫箇所及び前記第4出庫箇所に分配搬送する第2昇降台を備えて構成されていると好適である。
この構成によれば、第1中継箇所や第2中継箇所を、物品を搬送するときのバッファとして利用することができるので、第1自動倉庫や第2自動倉庫から物品を効率よく出庫することができる。そして、このように第1中継箇所や第2中継箇所を設けることで、第1〜第4出庫箇所のいずれにも物品を出庫できなくなるデッドロックが生じる虞があるが、物品収納棚から出庫された物品で且つ合流箇所に搬送されていない物品の個数が上流側搬送部に貯留可能な物品数以下となるように出庫指令を指令することで、デッドロックが生じることを回避できる。
物品搬送設備の要部平面図 物品搬送設備の要部側面図 物品搬送設備の要部展開図 物品の貯留状態を示す物品搬送設備の要部展開図 制御ブロック図 第1出庫処理のフローチャート 第2出庫処理のフローチャート 第1搬送処理のフローチャート 第2搬送処理のフローチャート 従来例に基づく物品搬送設備の要部展開図
以下、本発明にかかる物品搬送設備の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、物品搬送設備には、物品収納棚4に収納されている物品Wを出庫箇所8に出庫する自動倉庫1と、自動倉庫1から出庫された物品Wを出庫箇所8から搬送先17に搬送する搬送装置としての搬送コンベヤ2と、が設けられている。
自動倉庫1として、第1自動倉庫1aと第2自動倉庫1bとが設けられている。そして、物品Wとして、複数分類の物品Wがあり、第1自動倉庫1aと第2自動倉庫1bとの夫々には、複数種類の物品Wが収納されている。ちなみに、第1自動倉庫1aと第2自動倉庫1bとで異なる種類の物品Wを収納してもよく、第1自動倉庫1aと第2自動倉庫1bとに同じ種類の物品Wを収納してもよい。
第1自動倉庫1aは、物品収納棚4としての第1物品収納棚4aと、複数個の物品Wを貯留可能な第1中継箇所5aと、第1物品収納棚4aから第1中継箇所5aに物品Wを搬送する第1搬出装置6aと、第1中継箇所5aに先に搬送された物品Wから優先的に第1出庫箇所8a又は第2出庫箇所8bに分類別に分配搬送する第1分配装置としての第1昇降装置7aと、を備えて構成されている。
図2に示すように、第1物品収納棚4aは、物品Wを保管する第1保管部10aを上下方向に複数設けて複数の棚段(本実施形態では5段の棚段)が構成されている。第1中継箇所5aは、複数の第1保管部10aに対応して複数設定されている。第1搬出装置6aは、複数の第1保管部10aに対応して設けられた複数の第1搬送台車11aにて構成されている。第1昇降装置7aは、複数の第1中継箇所5aから受け取った物品Wを第1出庫箇所8a及び第2出庫箇所8bに分配搬送する第1昇降台13aを備えて構成されている。
つまり、第1保管部10a、第1搬送台車11a及び第1中継箇所5aの夫々は各棚段に設けられており、各棚段の夫々において、第1保管部10aに保管されている物品Wが第1搬送台車11aにて第1中継箇所5aに搬送するようになっている。そして、各棚段の夫々で第1中継箇所5aに搬送された物品Wは、全て第1昇降装置7aに受け渡されて、第1昇降装置7aにて第1出庫箇所8a又は第2出庫箇所8bに分配搬送されるようになっている。
尚、「対応する」とは同じ棚段に設けられていることを意味している。具体的には、例えば、上から1段目の棚段に設けられている第1保管部10aに対応する第1中継箇所5aは、上から1段目の棚段に設けられている第1中継箇所5aである。
第1搬送台車11aは、第1物品収納棚4aの長手方向に沿って走行自在で、且つ、第1保管部10a及び第1中継箇所5aと自己との間で物品Wを移載自在に構成されている。第1搬送台車11aは、走行作動と移載作動とにより、第1保管部10aの物品Wを第1中継箇所5aに搬送するように構成されている。
第1中継箇所5aには、出庫用コンベヤ12が設けられている。この出庫用コンベヤ12は、搬送方向に沿って物品Wを載置搬送するように構成されており、第1搬送台車11aからの物品Wを出庫用コンベヤ12の上流側端部で受け取り、その受け取った物品Wを搬送方向に沿って搬送して下流側端部まで搬送し、出庫用コンベヤ12の下流側端部から第1昇降装置7aの第1昇降台13aに物品Wを受け渡すように構成されている。このように構成された出庫用コンベヤ12は、第1搬送台車11aから先に受け取った物品Wから優先的に第1昇降装置7aの第1昇降台13aに受け渡すようになっている。
第1昇降装置7aは、第1昇降台13aを上下方向に移動自在に設けられており、物品Wを載置支持した第1昇降台13aを上下方向に移動させることで、物品Wを上下方向に搬送するように構成されている。そして、第1昇降装置7aの第1昇降台13aには、物品Wを搬送方向に沿って載置搬送する機能が備えられている。そして、第1昇降装置7aの第1昇降台13aを出庫用コンベヤ12に対応する高さに昇降移動させ、出庫用コンベヤ12の搬送作動と第1昇降台13aの搬送作動との協働により、物品Wを出庫用コンベヤ12から第1昇降台13aに搬送できるようになっている。
搬送コンベヤ2の第1上流側搬送部14aと第2上流側搬送部14bとの夫々が、第1昇降装置7aに対して異なる高さに接続されており、第1上流側搬送部14aの方が第2上流側搬送部14bより高い高さで第1昇降装置7aに接続されている。ちなみに、「接続されている」とは、接続した2つの装置の間で物品Wを授受できる状態に装置が設置されていることを意味している。
第1上流側搬送部14aの搬送方向の上流側端部に第1出庫箇所8aが設定されている。そして、第1昇降装置7aの第1昇降台13aを第1上流側搬送部14aに対応する高さに昇降移動させた状態で、第1昇降台13aの搬送作動と第1上流側搬送部14aの搬送作動との協働により、物品Wを第1昇降台13aから第1上流側搬送部14aの上流側端部(第1出庫箇所8a)に搬送できるようになっている。
また、同様に、第2上流側搬送部14bの搬送方向の上流側端部に第2出庫箇所8bが設定されている。そして、第1昇降装置7aの第1昇降台13aを第2上流側搬送部14bに対応する高さに昇降移動させた状態で、第1昇降台13aの搬送作動と第2上流側搬送部14bの搬送作動との協働により、物品Wを第1昇降台13aから第2上流側搬送部14bの上流側端部(第2出庫箇所8b)に搬送できるようになっている。
このように第1上流側搬送部14a及び第2上流側搬送部14bが設けられることで、第1昇降装置7aは、第1出庫箇所8a又は第2出庫箇所8bに物品Wを分配搬送できるようになっている。
尚、詳細な説明は省略するが、図1に示すように、第1自動倉庫1aには、入庫用中継箇所や昇降台等を備えた第1入庫装置20aが設けられている。第1入庫装置20aにて外部から入庫された物品Wは、第1搬送台車11aに受け渡されて第1搬送台車11aにて第1物品収納棚4aに搬送されるようになっている。尚、第2自動倉庫1bには、第1入庫装置20aと同様に構成された第2入庫装置20bが備えられている。
図1に示すように、第2自動倉庫1bは、第1自動倉庫1aと同様に、物品収納棚4としての第2物品収納棚4bと、複数個の物品Wを貯留可能な第2中継箇所5bと、第2物品収納棚4bから第2中継箇所5bに物品Wを搬送する第2搬出装置6bと、第2中継箇所5bに先に搬送された物品Wから優先的に第3出庫箇所8c又は第4出庫箇所8dに分類別に分配搬送する第2分配装置としての第2昇降装置7bと、を備えて構成されている。
図2に示すように、第2物品収納棚4bは、物品Wを保管する第2保管部10bを上下方向に複数段設けて構成されている。第2中継箇所5bは、複数段の第2保管部10bに対応して複数設定されている。第2搬出装置6bは、複数段の第2保管部10bに対応して複数設けられた複数の第2搬送台車11bにて構成されている。第2昇降装置7bが、複数の第2中継箇所5bから受け取った物品Wを第3出庫箇所8c及び第4出庫箇所8dに分配搬送する第2昇降台13bを備えて構成されている。これら第2物品収納棚4b、第2中継箇所5b、第2搬出装置6b及び第2昇降装置7bは、それぞれ第1物品収納棚4a、第1中継箇所5a、第1搬出装置6a及び第1昇降装置7aと同様に構成されているため、詳細な説明は省略する。
図3に示すように、搬送先17として、第1搬送先17aと第2搬送先17bとが設定されている。尚、本実施形態では、第1搬送先17aには、パレット上に複数個の物品Wを積み上げるパレタイザが設けられており、第2搬送先17bには、複数個の物品Wを結束する結束機が設けられている。
搬送コンベヤ2は、第1自動倉庫1aから第1出庫箇所8aに出庫された物品W及び第2自動倉庫1bから第3出庫箇所8cに出庫された物品Wを、第1搬送先17aに搬送し、第1自動倉庫1aから第2出庫箇所8bに出庫された物品W及び第2自動倉庫1bから第4出庫箇所8dに出庫された物品Wを、第2搬送先17bに搬送するように構成されている。
尚、第1出庫箇所8aに出庫する物品Wを第1分類の物品W、第2出庫箇所8bに出庫する物品Wを第2分類の物品W、第3出庫箇所8cに出庫する物品Wを第3分類の物品W、第4出庫箇所8dに出庫する物品Wを第4分類の物品Wと称する場合がある。また、図4では、第1分類の物品Wの側面に数字1を付し、第2分類の物品Wの側面に数字2を付し、第3分類の物品Wの側面に数字3を付し、第4分類の物品Wの側面に数字4を付して図示している。上述のように、物品Wの第1分類〜第4分類は、物品Wが出庫される出庫箇所8に応じて分類されている。ちなみに、各分類の物品Wは、一部又は全部が同じ種類の物品Wである場合がある。
搬送コンベヤ2には、第1出庫箇所8aから第1合流箇所15aに物品Wを搬送する第1上流側搬送部14aと、第2出庫箇所8bから第2合流箇所15bに物品Wを搬送する第2上流側搬送部14bと、第3出庫箇所8cから第1合流箇所15aに物品Wを搬送する第3上流側搬送部14cと、第4出庫箇所8dから第2合流箇所15bに物品Wを搬送する第4上流側搬送部14dと、が備えられている。また、搬送コンベヤ2には、第1合流箇所15aから第1搬送先17aに物品Wを搬送する第1下流側搬送部16aと、第2合流箇所15bから第2搬送先17bに物品Wを搬送する第2下流側搬送部16bと、が備えられている。
第1上流側搬送部14aは、第1出庫箇所8aから第1合流箇所15aまでの間に複数の物品Wを貯留可能に構成されている。第2上流側搬送部14bは、第2出庫箇所8bから第2合流箇所15bまでの間に複数の物品Wを貯留可能に構成されている。第3上流側搬送部14cは、第3出庫箇所8cから第1合流箇所15aまでの間に複数の物品Wを貯留可能に構成されている。第4上流側搬送部14dは、第4出庫箇所8dから第2合流箇所15bまでの間に複数の物品Wを貯留可能に構成されている。
説明を加えると、第1上流側搬送部14aには、設定数(図4では9個)の物品Wを搬送方向に沿って1列に並ぶ状態で貯留可能な貯留領域が設定されている。第1出庫箇所8aは貯留領域内に位置しているが、第1合流箇所15aは貯留領域外に位置している。
そのため、第1上流側搬送部14aの貯留領域に設定数の物品Wが貯留された場合、その貯留されている物品Wが第1出庫箇所8aまで存在しているため、第1自動倉庫1aから第1出庫箇所8aに物品Wを出庫できないようになる。また、第1上流側搬送部14aの貯留領域に設定数の物品Wが貯留された場合でも、第1合流箇所15aには物品Wが存在していないため、第3上流側搬送部14cから第1合流箇所15aに物品Wを搬送できるようになる。
ちなみに、貯留領域に貯留可能な物品数である設定数と、第1上流側搬送部14aに貯留可能な物品数とは同じ数を表している。また、第1上流側搬送部14aに貯留可能な第1物品数は、第1上流側搬送部14aの搬送方向の長さと貯留される物品Wの搬送方向の大きさとから導き出され、第1物品数は、第1上流側搬送部14aに貯留される物品Wの種類(大きさ)によって変動する。
そして、第1上流側搬送部14aと同様に、第2上流側搬送部14b、第3上流側搬送部14c及び第4上流側搬送部14dにも貯留領域が設定されている。
図5に示すように、物品搬送設備には、自動倉庫1及び搬送コンベヤ2の作動を制御する制御装置Hが設けられている。制御装置Hは、図外の上位コントローラからの搬送要求情報に基づいて、要求された種類の物品Wを要求された個数だけ搬送先17に搬送するべく、自動倉庫1と搬送コンベヤ2との作動を制御する出庫搬送制御(第1出庫搬送制御及び第2出庫搬送制御)を実行するように構成されている。
ちなみに、搬送要求情報は、パレタイズにて1つのパレットに積み上げられる複数個の物品W(物品群)や結束機にて1つに結束される複数個の物品W(物品群)を、搬送先17に搬送するための情報であり、物品群を構成する物品Wの種類と個数、物品群の搬送先17(第1搬送先17a又は第2搬送先17b)、及び、出庫順序を示す情報である。また、制御装置Hには、第1自動倉庫1aや第2自動倉庫1bに収納されている物品Wの種類や個数の情報を在庫情報として記憶している。
制御装置Hは、上位コントローラから搬送要求情報を受信した場合、その搬送要求情報と在庫情報とに基づいて要求された複数個の物品W(物品群)を出庫する自動倉庫1を決定する。このときに決定される自動倉庫1は、物品群を構成する複数個の物品Wを1つの自動倉庫1から出庫する場合は、第1自動倉庫1a又は第2自動倉庫1bのいずれか一方の自動倉庫1が選択され、物品群を構成する複数個の物品Wを2つの自動倉庫1から分けて出庫する場合は、第1自動倉庫1a及び第2自動倉庫1bの両方の自動倉庫1が選択される。
そして、制御装置Hは、搬送要求情報が示す物品Wの搬送先17を判別し、搬送先17が第1搬送先17aである場合は、第1出庫搬送制御を実行し、搬送先17が第2搬送先17bである場合は、第2出庫搬送制御を実行する。
第1出庫搬送制御では、第1搬送先17aに搬送する物品Wが第1物品収納棚4aに収納されている場合は、第1出庫指令に基づいて、第1物品収納棚4aに収納されている物品Wを第1分類の物品Wとして、当該第1分類の物品Wを第1物品収納棚4aから第1出庫箇所8aに出庫し、第1搬送先17aに搬送する物品Wが第2物品収納棚4bに収納されている場合は、第3出庫指令に基づいて、第2物品収納棚4bに収納されている物品Wを第3分類の物品Wとして、当該第3分類の物品Wを第2物品収納棚4bから第3出庫箇所8cに出庫するべく、自動倉庫1の作動を制御する第1出庫処理を実行する。
尚、物品Wの搬送先17として第1搬送先17aを示す搬送要求情報が第1出庫指令に相当し、物品Wの搬送先17として第2搬送先17bを示す搬送要求情報が第2出庫指令に相当する。
また、第1出庫搬送制御では、第1分類と第3分類とのうちの優先順位の高い(出庫順序が速い)優先分類の物品Wを第1合流箇所15aに第1優先設定個数搬送した後、第1分類と第3分類とのうちの優先順位の低い(出庫順序が遅い)劣後分類の物品Wを第1合流箇所15aに第1劣後設定個数搬送するようにして、第1優先設定個数の優先分類の物品Wを第1搬送先17aに搬送した後に第1劣後設定個数の劣後分類の物品Wを第1搬送先17aに搬送するべく、搬送コンベヤ2の作動を制御する第1搬送処理を実行する。
第2出庫搬送制御では、第2搬送先17bに搬送する物品Wが第1物品収納棚4aに収納されている場合は、第2出庫指令に基づいて、第1物品収納棚4aに収納されている物品Wを第2分類の物品Wとして、当該第2分類の物品Wを第1物品収納棚4aから第2出庫箇所8bに出庫し、第2搬送先17bに搬送する物品Wが第2物品収納棚4bに収納されている場合は、第4出庫指令に基づいて、第2物品収納棚4bに収納されている物品Wを第4分類の物品Wとして、当該第4分類の物品Wを第2物品収納棚4bから第4出庫箇所8dに出庫するべく、自動倉庫1の作動を制御する第2出庫処理を実行する。
また、第2出庫搬送制御では、第2分類と第4分類とのうちの優先順位の高い優先分類の物品Wを第2合流箇所15bに第2優先設定個数搬送した後、第2分類と第4分類とのうちの優先順位の低い劣後分類の物品Wを第2合流箇所15bに第2劣後設定個数搬送するようにして、第2優先設定個数の優先分類の物品Wを第2搬送先17bに搬送した後に第2劣後設定個数の劣後分類の物品Wを第2搬送先17bに搬送するべく、搬送コンベヤ2の作動を制御する第2搬送処理を実行する。
このように、制御装置Hは、搬送要求情報に基づく搬送作業の進捗を管理している。
図6のフローチャートに基づいて第1出庫処理について説明を加える。
まず、制御装置Hは、上位コントローラから搬送要求情報が送信されると、物品Wの搬送先17が第1搬送先17aである場合、搬送要求情報と在庫情報とに基づいて要求された物品群を出庫する自動倉庫1(第1自動倉庫1aと第2自動倉庫1bとのうちの一方又は両方)を決定する(S11,S12)。
そして、搬送要求情報に基づいて第1自動倉庫1aから第1搬送先17aに物品Wを出庫する場合において、別の搬送要求情報に基づいて第1自動倉庫1aから第2搬送先17bに出庫する物品Wがあるか否かを判断する(S12−Yes,S13)。
詳しくは、搬送要求情報に基づいて複数個の物品Wのうちの1つ目の物品Wを第1自動倉庫1aから出庫するときに、当該搬送要求情報より前に受信した別の搬送要求情報に基づく複数個の物品Wの第1自動倉庫1aから第2搬送先17bへの搬送が完了していない場合は、第2搬送先17bに出庫する物品Wがある(第1自動倉庫1aから第1搬送先17aと第2搬送先17bとの両方に物品Wを搬送する)と判断する(S13−Yes)。
また、搬送要求情報に基づいて複数個の物品Wのうちの1つ目の物品Wを第1自動倉庫1aから出庫するときに、当該搬送要求情報より前に受信した別の搬送要求情報に基づく複数個の物品Wの第1自動倉庫1aから第2搬送先17bへの搬送が完了している場合は、第2搬送先17bに出庫する物品Wはない(第1搬送先17aと第2搬送先17bとのうち第1搬送先17aにのみ物品Wを搬送する)と判断する(S13−No)。
搬送要求情報に基づいて物品群を第1自動倉庫1aから第1搬送先17aを出庫する場合において、別の搬送要求情報に基づいて第1自動倉庫1aから第2搬送先17bに出庫する物品Wがあると判断した場合は、第1出庫指令により第1物品収納棚4aから出庫された物品Wで且つ第1合流箇所15aに搬送されていない物品W(第1貯留物品)の個数が、第1上流側搬送部14aに貯留可能な第1物品数以下となるように第1出庫指令を指令する(S13,S14,S15)。
つまり、第1自動倉庫1aから第1搬送先17aと第2搬送先17bとの両方に物品Wを搬送する場合は、第1貯留物品の個数が第1上流側搬送部14aに貯留可能な第1物品数以下であるときは、第1出庫指令を指令し(S14−Yes)、第1貯留物品の個数が第1物品数であるときは、第1貯留物品の個数が第1物品数以下になるまで、第1出庫指令を指令しない(S14−No)ようになっている。
また、物品群を第1自動倉庫1aから出庫する場合において、別の搬送要求情報に基づいて第1自動倉庫1aから第2搬送先17bに出庫する物品Wがないと判断した場合は、第1貯留物品の個数が第1物品数以上の場合でも第1出庫指令を指令する(S13,S15)。
つまり、第1自動倉庫1aから第1搬送先17aと第2搬送先17bとのうちの第1搬送先17aにのみ物品Wを搬送する場合は、第1貯留物品の個数に関わらず第1出庫指令を指令するようになっている。
搬送要求情報に基づいて第2自動倉庫1bから第1搬送先17aに物品Wを出庫する場合については、搬送要求情報に基づいて第2自動倉庫1bから第1搬送先17aに物品Wを出庫する場合において、別の搬送要求情報に基づいて第2自動倉庫1bから第2搬送先17bに出庫する物品Wがあるか否かを判断する(S12−No,S16)。
そして、搬送要求情報に基づいて第2自動倉庫1bから第1搬送先17aに物品Wを出庫する場合において、別の搬送要求情報に基づいて第2自動倉庫1bから第2搬送先17bに出庫する物品Wがあると判断した場合は、第3出庫指令により第1物品収納棚4aから出庫された物品Wで且つ第1合流箇所15aに搬送されていない物品W(第1貯留物品)の個数が、第3上流側搬送部14cに貯留可能な第3物品数以下となるように第1出庫指令を指令する。また、物品Wを第2自動倉庫1bから出庫する場合において、別の搬送要求情報に基づいて第2自動倉庫1bから第2搬送先17bに出庫する物品Wがないと判断した場合は、第3貯留物品の個数が第3上流側搬送部14cに貯留可能な第3物品数以上の場合でも第3出庫指令を指令する(S16,S17,S18)。
図7のフローチャートに基づいて第2出庫処理について説明を加える。尚、第2出庫処理は第1出庫処理と処理内容が同様であるため簡単に説明する。
まず、制御装置Hは、上位コントローラから搬送要求情報が送信されると、その搬送要求情報と在庫情報とに基づいて要求さえた物品群を出庫する自動倉庫1を決定する(S21,S22)。
そして、物品群を第1自動倉庫1aから出庫する場合において、別の搬送要求情報に基づいて第2搬送先17bに出庫する物品Wがあると判断した場合は、第2出庫指令により第1物品収納棚4aから出庫された物品Wで且つ第2合流箇所15bに搬送されていない物品W(第2貯留物品)の個数が、第2上流側搬送部14bに貯留可能な第2物品数以下となるように第2出庫指令を指令する(S23,S24,S25)。
また、物品群を第1自動倉庫1aから出庫する場合において、別の搬送要求情報に基づいて第2搬送先17bに出庫する物品Wがないと判断した場合は、第2貯留物品の個数が第2上流側搬送部14bに貯留可能な第2物品数以上の場合でも第2出庫指令を指令する(S23,S25)。
物品群を第2自動倉庫1bから出庫する場合については、搬送要求情報に基づいて第2搬送先17bに出庫する物品Wがあると判断した場合は、第4出庫指令により第2物品収納棚4bから出庫された物品Wで且つ第2合流箇所15bに搬送されていない物品W(第4貯留物品)の個数が、第4上流側搬送部14dに貯留可能な第4物品数以下となるように第4出庫指令を指令する。また、第2物品群を第2自動倉庫1bから出庫する場合において、搬送要求情報に基づいて第2搬送先17bに出庫する物品Wがないと判断した場合は、第4貯留物品の個数が第4上流側搬送部14dに貯留可能な第4物品数以上の場合でも第4出庫指令を指令する(S26,S27,S28)。
次に、図8のフローチャートに基づいて第1搬送処理について説明を加える。
搬送要求情報に基づいて、第1自動倉庫1aから出庫される第1分類と第2自動倉庫1bから出庫される第3分類とのうち、優先順位の高い優先分類となる分類を決定する(31)。
第1分類を優先分類として決定した場合は、第1上流側搬送部14aと第1下流側搬送部16aとを作動させて、第1上流側搬送部14aに貯留されている物品Wや第1出庫箇所8aに出庫された物品Wを第1搬送先17aに搬送し、優先分類として決定されなかった第3分類(劣後分類)の物品Wは、第3上流側搬送部14cに貯留する。また、逆に、第3分類を優先分類として決定した場合は、第3上流側搬送部14cと第1下流側搬送部16aとを作動させて、第3上流側搬送部14cに貯留されている物品Wや第3出庫箇所8cに出庫された物品Wを第1搬送先17aに搬送し、優先分類として決定されなかった第3分類(劣後分類)の物品Wは、第3上流側搬送部14cに貯留する(S32)。
そして、上述のように優先分類を決定した後に、次の優先分類を決定する場合は、改めて、第1自動倉庫1aから出庫される第1分類と第2自動倉庫1bから出庫される第3分類とのうち、優先順位の高い優先分類となる分類を決定する。このときの第1分類及び第3分類のいずれかが先の決定で劣後分類として決定されていた分類である。そして、先に優先分類として決定した分類の物品Wを当該物品Wの出庫個数(第1優先設定個数)だけ第1合流箇所15aを通過させた後、新たに優先分類として決定した分類(例えば、先の決定で劣後分類と決定されていた分類)の物品Wを当該物品Wの出庫個数(第1優先設定個数)だけ第1合流箇所15aを通過させて第1搬送先17aに搬送する(S31,S32,S33,S34)。
このように第1搬送処理を実行することで、第1搬送先17aに搬送する物品群を、第1自動倉庫1a又は第2自動倉庫1bのいずれか一方の自動倉庫1から搬送するときは、その物品群を構成する複数個の物品Wが第1優先設定個数の物品Wとして連続して第1搬送先17aに搬送される。
そして、第1搬送先17aに搬送する物品群を、第1自動倉庫1aと第2自動倉庫1bとの両方の自動倉庫1から分けて搬送するときは、一方の自動倉庫1から出庫する物品群の一部を構成する複数個の物品Wが、第1優先設定個数の物品Wとして連続して第1搬送先17aに搬送され、次に、他方の自動倉庫1から出庫する物品群の残りを構成する複数個の物品Wが、第1優先設定個数の物品Wとして連続して第1搬送先17aに搬送される。そのため、このように、第1搬送先17aに搬送する物品群を第1自動倉庫1aと第2自動倉庫1bとの両方の自動倉庫1から分けて搬送するときでも、物品群を構成する複数個の物品Wが第1優先設定個数の物品Wとして連続して第1搬送先17aに搬送される。
ここで、「連続して第1搬送先17aに搬送される」とは、物品群を構成する複数の物品Wのうちの先頭の物品Wが第1搬送先17aに搬送されてから後尾の物品Wが第1搬送先17aに搬送されるまでの間に、他の物品群の物品Wが第1搬送先17aに搬送されないことを意味している。
次に、図9のフローチャートに基づいて第2搬送処理について説明を加える。尚、第2搬送処理は第1搬送処理と処理内容が同様であるため簡単に説明する。
搬送要求情報に基づいて、第1自動倉庫1aから出庫される第2分類と第2自動倉庫1bから出庫される第4分類とのうち、優先順位の高い優先分類となる分類を決定する(S41)。
そして、優先分類の物品Wを第2搬送先17bに搬送し、劣後分類の物品Wは第2上流側搬送部14b又は第4上流側搬送部14dに貯留する(S42)。そして、優先分類の物品Wが当該物品Wの出庫個数が第2合流箇所15bを通過した後、劣後分類の物品Wを優先分類の物品Wとして第2搬送先17bに搬送する(S43,S44)。
上記した実施形態では、第1貯留物品の個数が第1物品数以下となるように第1出庫指令を指令し、第2貯留物品の個数が第2物品数以下となるように第2出庫指令を指令し、第3貯留物品の個数が第3物品数以下となるように第3出庫指令を指令し、第4貯留物品の個数が第4物品数以下となるように第4出庫指令を指令している。このように出庫指令を指令することで、物品収納棚4から出庫した物品Wが出庫箇所8に出庫できずに第1中継箇所5aや第2中継箇所5bに留まることを回避でき、デッドロックが生じることを未然に防止することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、第1搬出装置6aを、複数段の第1保管部10aに対応して複数の第1搬送台車11aにて構成したが、第1搬出装置6aを、スタッカークレーンにて構成してもよい。この場合、第1中継箇所5aを1箇所にのみ設定してもよい。
また、同様に、第2搬出装置6bを、複数段の第2保管部10bに対応して複数の第2搬送台車11bにて構成したが、第2搬出装置6bを、スタッカークレーンにて構成してもよい。
(2)上記実施形態では、第1昇降装置7aを、第1昇降台13aを昇降移動させて高さが異なる第1出庫箇所8aと第2出庫箇所8bとに分配搬送するように構成したが、第1昇降装置7aを、コンベヤや台車等の搬送装置にて構成して、同じ高さの第1出庫箇所8aと第2出庫箇所8bとに分配搬送するように構成してもよい。
また、同様に、第2昇降装置7bを、第2昇降台13bを昇降移動させて高さが異なる第3出庫箇所8cと第4出庫箇所8dとに分配搬送するように構成したが、第2分配装置7bを、コンベヤや台車等の搬送装置にて構成して、同じ高さの第3出庫箇所8cと第4出庫箇所8dとに分配搬送するように構成してもよい。
1 自動倉庫
1a 第1自動倉庫
1b 第2自動倉庫
2 搬送コンベヤ(搬送装置)
4 物品収納棚
4a 第1物品収納棚
4b 第2物品収納棚
5a 第1中継箇所
5b 第2中継箇所
6a 第1搬出装置
6b 第2搬出装置
7a 第1昇降装置(第1分配装置)
7b 第2昇降装置(第2分配装置)
8a 第1出庫箇所
8b 第2出庫箇所
8c 第3出庫箇所
8d 第4出庫箇所
10a 第1保管部
10b 第2保管部
11a 第1搬送台車
11b 第2搬送台車
13a 第1昇降台
13b 第2昇降台
14a 第1上流側搬送部
14b 第2上流側搬送部
14c 第3上流側搬送部
14d 第4上流側搬送部
15a 第1合流箇所
15b 第2合流箇所
16a 第1下流側搬送部
16b 第2下流側搬送部
17 搬送先
17a 第1搬送先
17b 第2搬送先
H 制御装置
W 物品

Claims (3)

  1. 物品収納棚に収納されている物品を出庫する自動倉庫と、
    前記自動倉庫から出庫された物品を搬送先に搬送する搬送装置と、
    前記自動倉庫及び前記搬送装置の作動を制御する制御装置と、が設けられている物品搬送設備であって、
    物品として、複数分類の物品があり、
    前記自動倉庫として、第1自動倉庫と第2自動倉庫とが設けられ、
    前記搬送先として、第1搬送先と第2搬送先とが設定され、
    前記第1自動倉庫が、前記物品収納棚としての第1物品収納棚と、複数個の物品を貯留可能な第1中継箇所と、前記第1物品収納棚から前記第1中継箇所に物品を搬送する第1搬出装置と、前記第1中継箇所に先に搬送された物品から優先的に第1出庫箇所又は第2出庫箇所に分類別に分配搬送する第1分配装置と、を備えて構成され、
    前記第2自動倉庫が、前記物品収納棚としての第2物品収納棚と、複数個の物品を貯留可能な第2中継箇所と、前記第2物品収納棚から前記第2中継箇所に物品を搬送する第2搬出装置と、前記第2中継箇所に先に搬送された物品から優先的に第3出庫箇所又は第4出庫箇所に分類別に分配搬送する第2分配装置と、を備えて構成され、
    前記搬送装置が、前記第1出庫箇所から第1合流箇所に物品を搬送し且つ前記第1出庫箇所から前記第1合流箇所までの間に複数の物品を貯留可能な第1上流側搬送部と、前記第2出庫箇所から第2合流箇所に物品を搬送し且つ前記第2出庫箇所から前記第2合流箇所までの間に複数の物品を貯留可能な第2上流側搬送部と、前記第3出庫箇所から前記第1合流箇所に物品を搬送し且つ前記第3出庫箇所から前記第1合流箇所までの間に複数の物品を貯留可能な第3上流側搬送部と、前記第4出庫箇所から前記第2合流箇所に物品を搬送し且つ前記第4出庫箇所から前記第2合流箇所までの間に複数の物品を貯留可能な第4上流側搬送部と、前記第1合流箇所から第1搬送先に物品を搬送する第1下流側搬送部と、前記第2合流箇所から第2搬送先に物品を搬送する第2下流側搬送部と、を備えて構成され、
    前記制御装置が、
    第1出庫指令に基づいて、第1分類の物品を前記第1物品収納棚から前記第1出庫箇所に出庫し、第3出庫指令に基づいて、第3分類の物品を前記第2物品収納棚から前記第3出庫箇所に出庫するとともに、前記第1分類と前記第3分類とのうちの優先順位の高い優先分類の物品を前記第1合流箇所に第1優先設定個数搬送した後、前記第1分類と前記第3分類とのうちの優先順位の低い劣後分類の物品を前記第1合流箇所に第1劣後設定個数搬送するようにして、前記第1優先設定個数の優先分類の物品を前記第1搬送先に搬送した後に前記第1劣後設定個数の劣後分類の物品を前記第1搬送先に搬送するべく、前記自動倉庫及び前記搬送装置の作動を制御する第1出庫搬送制御と、
    第2出庫指令に基づいて、第2分類の物品を前記第1物品収納棚から前記第2出庫箇所に出庫し、第4出庫指令に基づいて、第4分類の物品を前記第2物品収納棚から前記第4出庫箇所に出庫するとともに、前記第2分類と前記第4分類とのうちの優先順位の高い優先分類の物品を前記第2合流箇所に第2優先設定個数搬送した後、前記第2分類と前記第4分類とのうちの優先順位の低い劣後分類の物品を前記第2合流箇所に第2劣後設定個数搬送するようにして、前記第2優先設定個数の優先分類の物品を前記第2搬送先に搬送した後に前記第2劣後設定個数の劣後分類の物品を前記第2搬送先に搬送するべく、前記自動倉庫及び前記搬送装置の作動を制御する第2出庫搬送制御と、を実行し、
    前記第1出庫指令により前記第1物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第1合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第1上流側搬送部に貯留可能な第1物品数以下となるように前記第1出庫指令を指令し、
    前記第2出庫指令により前記第1物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第2合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第2上流側搬送部に貯留可能な第2物品数以下となるように前記第2出庫指令を指令し、
    前記第3出庫指令により前記第2物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第1合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第3上流側搬送部に貯留可能な第3物品数以下となるように前記第3出庫指令を指令し、
    前記第4出庫指令により前記第2物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第2合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第4上流側搬送部に貯留可能な第4物品数以下となるように前記第4出庫指令を指令する物品搬送設備。
  2. 前記制御装置が、
    前記第1搬送先と前記第2搬送先とのうち前記第1搬送先にのみ物品を搬送する場合は、
    前記第1出庫指令により前記第1物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第1合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第1物品数以上の場合でも前記第1出庫指令を指令し、且つ、前記第3出庫指令により前記第2物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第2合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第3物品数以上の場合でも前記第3出庫指令を指令し、
    前記第1搬送先と前記第2搬送先とのうち前記第2搬送先にのみ物品を搬送する場合は、
    前記第2出庫指令により前記第1物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第2合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第2物品数以上の場合でも前記第2出庫指令を指令し、且つ、前記第4出庫指令により前記第2物品収納棚から出庫された物品で且つ前記第2合流箇所に搬送されていない物品の個数が、前記第4物品数以上の場合でも前記第4出庫指令を指令する請求項1記載の物品搬送設備。
  3. 前記第1物品収納棚が、物品を保管する第1保管部を上下方向に複数段設けて構成され、前記第1中継箇所が、前記複数段の第1保管部に対応して複数設定され、前記第1搬出装置が、前記複数段の第1保管部に対応して設けられた複数の第1搬送台車にて構成され、前記第1分配装置が、前記複数の第1中継箇所から受け取った物品を前記第1出庫箇所及び前記第2出庫箇所に分配搬送する第1昇降台を備えて構成され、
    前記第2物品収納棚が、物品を保管する第2保管部を上下方向に複数段設けて構成され、前記第2中継箇所が、前記複数段の第2保管部に対応して複数設定され、前記第2搬出装置が、前記複数段の第2保管部に対応して複数設けられた複数の第2搬送台車にて構成され、前記第2分配装置が、前記複数の第2中継箇所から受け取った物品を前記第3出庫箇所及び前記第4出庫箇所に分配搬送する第2昇降台を備えて構成されている請求項1又は2記載の物品搬送設備。
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