JP2016210462A - 電子レンジ加熱用包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物を収容したパウチを更に外装箱に収容して成る包装体であって、誤って内容物がこぼれるおそれのない包装体を提供すること。【解決手段】内容物3を収容したパウチ2と、このパウチを収容した外装箱1とから成り、外装箱にパウチを収容したまま電子レンジ中で加熱して調理する包装体であって、前記パウチが電子レンジ加熱に伴って発生する蒸気を排出する蒸気抜き部2aを有すると共に、前記外装箱に貫通孔113と透明フィルム4とから成る透視窓を設けて、蒸気抜き部を外面から透視できるようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、内容物を収容したパウチを更に外装箱に収容して、この外装箱からパウチを取り出すことなく電子レンジで加熱して調理する包装体に関するものである。
カレー等の内容物を収容したパウチであって、これら内容物を取り出すことなく、そのまま、すなわち、パウチに収容したまま電子レンジで加熱調理する包装体はよく知られている。このようなパウチは、その一部に蒸気抜き部を有することが通常である。この蒸気抜き部は電子レンジ加熱の前には閉じており、したがって、内容物はパウチ内部に密封されている。そして、このまま電子レンジで加熱すると、加熱に伴って蒸気が発生し、パウチの内部圧力が高まることから、蒸気抜き部が開いて蒸気をパウチの外に放出する。
このような蒸気抜き部の構造は数多くの種類が知られているが、いずれの構造であっても、電子レンジ加熱する際には、蒸気抜き部がパウチの上方に位置するようにパウチを載置する必要がある。仮に蒸気抜き部を上方に位置するように置かないと、電子レンジ加熱によって開いた蒸気抜き部から内容物が洩れ、あるいは内部圧力によって噴出することがあるのである。
ところで、このようにパウチのまま電子レンジ加熱すると、内容物の温度が上昇し、その高温がそのままパウチ外面に伝わるから、このパウチも高温に加熱される結果となる。
そこで、このパウチを更に紙箱等の外装箱に収容し、この外装箱のまま電子レンジ加熱する包装体も知られている。外装箱のまま電子レンジ加熱すると、紙箱は断熱性に優れているからその外面が高温にならず、安全に電子レンジから取り出すことができる。
このように内容物入りパウチを外装箱に収容して、そのまま電子レンジ加熱する場合にも、蒸気抜き部がパウチの上方に位置するように電子レンジ中に載置する必要がある。そこで、特許文献1は、電子レンジ中に載置して加熱したとき、パウチ内部の圧力上昇に伴って蒸気抜き部がパウチの上方に移動する包装体を開示している。
この特許文献1に記載の包装体は、図8(a)及び(b)のような構造を有するものである。すなわち、その外装箱1は直方体の形状を有し、上面板11の一部に開口脆弱線11aが設けられている。この開口脆弱線11aは、上面板11と側面板14との境界1nを始点として上面板11の内部を通り、再び上面板11と側面板14との境界1nに達する線である。そして、この開口脆弱線11aと前記境界1nで囲まれた略台形状の領域を開口用タブ112として、この開口用タブ112に蒸気抜き部2aが対面するようにパウチ2が収容されている。
そこで、この包装体を電子レンジ中に置いて加熱すると、図9(a)及び(b)に示すように、加熱に伴う蒸気の発生により、パウチ2の内圧が高まって膨張し、また、蒸気抜き部2aが開いて蒸気が放出され、これらパウチ2の膨張圧力や蒸気の放出圧力によって開口脆弱線11aが破断して、前記開口用タブ112が押し上げられて外装箱1が開口する。そして、この開口部11bからパウチ2の膨張部位が上方に移動し、この上方に移動した部位に配置された蒸気抜き部2aから蒸気がパウチ2の外部に放出され、開口部11bから外装箱1の外に放出される。このため、電子レンジ内部に載置する前に何らの加工を加えることなく、そのまま電子レンジ加熱しても、加熱による膨張あるいは蒸気の放出に伴って、蒸気抜き部2aが上方に移動するのである。
特許第5062409号公報
このように、特許文献1に記載の包装体は、電子レンジ加熱に伴ってパウチの蒸気抜き部が上方に移動するため、内容物が洩れたり噴出したりすることがなく、しかも、外装箱のまま電子レンジ加熱することができるから、外装箱が高温になることなく、電子レンジから安全に取り出すことができる、という利点がある。
しかしながら、この包装体であっても、電子レンジから包装体を取り出す際に、誤って傾けることにより、内容物がこぼれることもある。
そこで、本発明は、内容物を収容したパウチを更に外装箱に収容して成る包装体であって、誤って内容物がこぼれるおそれのない包装体を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、内容物を収容したパウチと、このパウチを収容した外装箱とから成り、外装箱にパウチを収容したまま電子レンジ中で加熱して調理する包装体であって、
前記パウチが電子レンジ加熱に伴って発生する蒸気を排出する蒸気抜き部を有すると共に、前記外装箱がこの蒸気抜き部を外面から透視できる透視窓を有することを特徴とする電子レンジ加熱用包装体である。
次に、請求項2に記載の発明は、前記透視窓が、外装箱に設けられた貫通孔と、この貫通孔を覆って接着された透明フィルムとから成ることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ加熱用包装体である。
また、請求項3に記載の発明は、前記透明フィルムが耐熱性を有することを特徴とする請求項2に記載の電子レンジ加熱用包装体である。
また、請求項4に記載の発明は、前記外装箱が、電子レンジ加熱に伴うパウチの膨張又は蒸気の圧力により開口する蒸気放出部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装体である。
また、請求項5に記載の発明は、前記外装箱の上面板に開口脆弱線が設けられており、この開口脆弱線とその両端を結ぶ線とで囲まれた領域を開口用タブとして、この開口用タブにより前記蒸気放出部が構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装体である。
また、請求項6に記載の発明は、前記透視窓が前記開口用タブの外側の領域に位置していることを特徴とする請求項5に記載の電子レンジ加熱用包装体である。
また、請求項7に記載の発明は、前記外層箱が、パウチの蒸気抜き部の下に位置し、包装体を傾斜させる枕部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装体である。
また、請求項8に記載の発明は、前記外層箱が紙又は紙を含む積層体で構成されている
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装体である。
本発明によれば、外装箱がパウチの蒸気抜き部を外面から透視できる透視窓を有するから、この蒸気抜き部の位置が明らかである。このため、電子レンジから取り出す際にも誤って傾けて、内容物をこぼすことを防ぐことができる。
図1は本発明の包装体の第一の実施形態に係り、図1(a)は説明用斜視図であり、図1(b)は説明用断面図である。 図2(a)〜(f)は、それぞれ、透視窓の例を示す説明用平面図である。 図3は本発明の包装体の第一の実施形態の使用方法を説明するもので、図3(a)は説明用斜視図であり、図3(b)は説明用断面図である。 図4は本発明の第一の実施形態に係る外装箱のブランクを示す展開図である。 図5は本発明の包装体の第二の実施形態に係り、図5(a)は説明用斜視図であり、図5(b)は説明用断面図である。 図6は本発明の第二の実施形態に係る外装箱のブランクを示す展開図である。 図7(a)〜(d)は、それぞれ、パウチの例を示す説明用正面図である。 図8は従来の包装体に係り、図8(a)は説明用斜視図であり、図8(b)は説明用断面図である。 図9は従来の包装体の使用方法を説明するもので、図9(a)は説明用斜視図であり、図9(b)は説明用断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の具体例を説明する。図1は本発明の第一の具体例に係り、図1(a)はその説明用斜視図であり、図1(b)は説明用断面図である。なお、これら各図面はいずれも説明のためのもので、正確し図示したものではない。
図1(a)及び(b)に示すように、本発明の包装体は、内容物3を収容したパウチ2と、このパウチを収容した外装箱1とを必須の構成要素とするものである。パウチ2には電子レンジ加熱に伴って発生する蒸気を排出する蒸気抜き部2aが設けられている。この蒸気抜き部2aの構造については後述する。また、外装箱1には、蒸気抜き部2aを外面から透視できる透視窓が設けられている。この例では、外装箱1に貫通孔113を設け、この貫通孔113を透明フィルム4で覆って接着することにより透視窓を設けている。透明フィルム4は耐熱性を有するものが好ましく、例えば二軸延伸ポリエステルフィルムを使用することができる。
この例では、貫通孔113は円形状を有しているが、任意の形状の貫通孔113を使用することができる。図2は種々の貫通孔113の例である。すなわち、図2(a)は円形状の貫通孔113、図2(b)は長円形状の貫通孔113、図2(c)は多角形状の貫通孔113、図2(d)は十字形状の貫通孔113、図2(e)は平行四辺形状の貫通孔113、図2(f)は雲形の貫通孔113の例である。
そして、この例では、外装箱1の上面板11に開口脆弱線11aが設けられている。この開口脆弱線11aは、上面板11と側面板14との境界1nを始点として上面板11の内部を通り、再び上面板11と側面板14との境界1nに達する線であり、この開口脆弱線11aと前記境界1nで囲まれた領域を開口用タブ112として、この開口脆弱線11aと開口用タブ112とで蒸気放出部を構成している。もっとも、この開口脆弱線11aは上面板11を開口用タブ112とその外側の領域111との区分するものであり、その始点及び終点が前記境界1nに位置する必要はない。開口脆弱線11aとその両端を結ぶ
線とで囲まれた領域を開口用タブ112として、その他の領域111と区分できれば十分である。同じ理由から、開口脆弱線11aを曲線と直線とを繋げて構成する必要もない。例えば、直線同士を繋げて構成してもよいし、曲線のみで構成してもよい。
ところで、パウチ2の蒸気抜き部2aをこの開口用タブ112に対面する位置に配置することもできるが、開口用タブ112の外側の領域111に対面する位置に設けることもできる。この例は、蒸気抜き部2aを外側の領域111に対面する位置に設けたものである。電子レンジ加熱したときにパウチ2の蒸気抜き部2aから蒸気が放出されるため、この蒸気抜き部2aの周辺は蒸気によって直接加熱されて高温になるが、蒸気抜き部2aを開口用タブ112の外側の領域111に対面する位置に設けた場合、後述する開口部11bから露出した部位には蒸気抜き部2aがないため高温にならず、この部位をつかんで安全にパウチ2を外装箱1から取り出すことができる。そして、これに伴い、透視窓も外側の領域111に対面する位置に設けられている。そして、このように蒸気抜き部2aが開口用タブ112に対面する位置に配置されていない場合であっても、電子レンジ加熱に伴うパウチ2の膨張圧力により、開口脆弱線11aが破断して開口用タブ112が押し上げられ、開口部11bが開いて蒸気を外装箱1の外側に放出することができる。
この包装体は、図3に示すような方法で使用することができる。すなわち、まず、透視窓から蒸気抜き部2aを確認し、この蒸気抜き部2aが上面側に位置するように電子レンジ中に載置する。そして、電子レンジ加熱すると、加熱に伴う蒸気の発生により、パウチ2の内圧が高まって膨張し、また、蒸気抜き部2aが開いて蒸気が放出され、これらパウチ2の膨張圧力によって、あるいはこれに加えて蒸気の放出圧力によって開口脆弱線11aが破断して、前記開口用タブ112が押し上げられて外装箱1が開口する。そして、この開口部11bから外装箱1の外に放出される。
外装箱1は図4に示すブランクを組み立てて製造することができる。すなわち、このブランクは、側面板14、上面板11、側面板12、底面板13をこの順に連接した構造を有しており、それぞれの板14、11、12、13の間には折り曲げ線が設けられている。また、上面板11には内側側面板15a,16aが設けられており、底面板13には外側側面板15b,16bが設けられている。また、上面板11には開口脆弱線11aが設けられて、この開口脆弱線11aによって開口用タブ112がその他の領域111と区分されている。また、これら各板14、12、13には、接着片14x、14y、12x、12y、13xが設けられている。
このブランクの組み立て方法は次のとおりである。すなわち、まず、接着片13xの外側に側面板14が重なるようにサック貼りして筒状とする。次に、この筒状ブランクを立ち上げ、内側側面板15aの外側に外側側面板15bが重なるように接着して一方の側面を形成する。そして、開口した側面を入り口として、パウチ2を自動充填し、最後に、内側側面板16aの外側に外側側面板16bが重なるように接着してこの側面を塞ぐことにより、外装箱1を組み立てることができる。
次に、図5(a)及び(b)は、本発明の包装体の第二の具体例を示すもので、外装箱1が枕部17を有する他は第一の具体例と同一である。説明の便宜のため、まず、そのブランクについて説明すると、図6に示すように、そのブランクには、透視窓113に近い方の外側側面板15bに、折り返し板171、支持板172、差込板173がこの順に連接されており、これら折り返し板171、支持板172、差込板173の間には折り曲げ線が設けられている。また、底面板13には差込用切込み13aが設けられている。そして、図5(b)に示すように、折り返し板171を折り返して外側側面板15bの外面に重ねると共に、下方向に突出させ、次に支持板172及び差込板173を順次折り曲げて、差込片173の先端を底面板13の差込用切込み13aに差し込んで固定することにより、パウチ2の蒸気抜き部2aの下に枕部17を形成することができる。こうして枕部17を形成した外装箱1を電子レンジ内部に載置すると、電子レンジの載置面に対して外装箱1が傾斜して載置されることになり、パウチ2の蒸気抜き部2aが上方に位置することとなる。このため、電子レンジ加熱した際にも、この蒸気抜き部2aから内容物3がこぼれることがないのである。
次に、この外装箱1は紙又は紙を含む積層体で構成することができる。紙としては、坪量270g/mから350g/mの範囲のコートボール紙又はカード紙を使用できる。また、紙を含む積層体としては、例えばポリエチレンをコートした紙を使用することができる。
次に、パウチ2としては、蒸気抜き部2aを有するものであれば任意のパウチが使用できる。例えば、三方シール袋、四方シール袋、スタンディングパウチ、ガゼット袋などである。また、蒸気抜き部2aの構造も任意でよい。図7(a)〜(d)は蒸気抜き部2aの構造の例を示すものである。
すなわち、図7(a)のパウチは四方シール袋で、その一部に閉曲線状のシール線を設け、この閉曲線状シール線の内部領域に貫通孔を形成して蒸気抜き部2a1としたものである。このパウチを電子レンジ加熱すると、パウチの膨張に伴って閉曲線状シール線が剥離し、その内部領域の貫通孔がパウチ内部と連接する。そして、この貫通孔から蒸気をパウチ外部に放出することができる。
また、図7(b)のパウチはスタンディングパウチで、パウチ周辺のシール線21aをパウチの内方に屈曲させて蒸気抜き部2a2としたもので、電子レンジ加熱に伴う膨張によってこの屈曲部位のシール線が剥離し、パウチ側面から蒸気をパウチ外部に放出することができる。
図7(c)のパウチは三方シール袋で、パウチ周辺のシール線を内方に屈曲させると共に、この屈曲部位に貫通孔21bを設けて蒸気抜き部2a3としたもので、電子レンジ加熱に伴う膨張によってこの屈曲部位のシール線が剥離し、貫通孔から蒸気をパウチ外部に放出することができる。
また、図7(d)のパウチはガゼット袋で、パウチに多数の貫通孔2bを設け、この貫通孔を被覆するテープ5を接着して蒸気抜き部2a4としたもので、電子レンジ加熱に伴う膨張によってテープ5が剥離して貫通孔2bがパウチ外側に露出し、この貫通孔から蒸気をパウチ外部に放出することができる。
パウチ2の材質は、蒸気や酸素を透過しないバリア性を有し、かつ、電子レンジ加熱に耐える耐熱性を有するものであればよい。例えば、外層から順に、無機酸化物を蒸着したポリエステル/ポリアミド/ポリプロピレンの層構成を有する積層体を使用することができる。また、ポリアミド/無水マレイン酸変性ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物/無水マレイン酸変性ポリエチレン/ポリエチレンまた、ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム箔/ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレンの層構成を有する積層体を使用することも可能である。また、ポリプロピレン/アルミニウム箔/ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレンの層構成を有する積層体や、ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム箔/ポリエチレンの層構成を有する積層体を使用してもよい。
(実施例)
この例は、枕部17を有する外装箱1を使用した例である。すなわち、そのブランクは図6の形状を有しており、組み立てた外装箱1は図5(a)の説明用斜視図及び図5(b)の説明用断面図に示す形状を有している。また、パウチ2は図7(b)に示すスタンディングパウチを使用した。
外装箱1の材質は、坪量300g/mmのコートボール紙で、外側側面板15b,16bの内面側、接着片13xの内面側に接着剤を塗布した。また、差込板173にも接着剤を塗布したが、この接着剤は、枕部の組み立て前に、差込板173を上面板11に仮接着しておくためのものである。なお、透視窓は、この紙に貫通孔を設け、この貫通孔を覆って透明なポリエステルフィルムを張り合わせて構成した。なお、図5(a)(b)及び図6から分かるように、透視窓は開口用タブ112の外側の領域111に配置した。
また、パウチ2は、外層から、順次、無機酸化物を真空蒸着したポリエステルフィルム(厚さ12μm)、印刷インキ、ポリアミド(厚さ15μm)、無延伸ポリプロピレン(厚さ60μm)を積層した積層体で構成したもので、その内容積は300mlである。
そして、このパウチ1に水200mlを充填し、空気が入らないように密封した後、パウチ1の蒸気抜き部2aが透視窓に対面して、透視窓を通して外装箱1外面から蒸気抜き部2aが透視できる位置関係となるようにパウチ1を外装箱に収容した。次に、この包装体を、男女各10名に渡して、電子レンジ加熱を行い、その後、内容物をこぼしてしまう人がいたか否かを判定した。なお、電子レンジ加熱条件は500W、3分である。そして、計20名中、一人でもこぼした場合には×、だれもこぼさなかった場合には○と評価した。
また、水の代わりにカレー200mlをパウチに充填し、こぼすことがあるか否かについて、同様に判定した。これらの結果を後述する比較例と共に、表1に示す。
(比較例)
外装箱に透視窓を設けなかった他は実施例と同様に判定した。
Figure 2016210462
1:外装箱
11:上面板 111:開口用タブの外側の領域 112:開口用タブ 113:貫通孔 11a:開口脆弱線 11b:開口部
12:側面板 12x:接着片 12y:接着片
13:底面板 13x:接着片 13a:差込用切込み
14:側面板 14x:接着片 14y:接着片
15:側面板 15a:内側側面板 15b:外側側面板
16:側面板 16a:内側側面板 16b:外側側面板
17:枕部 171:折り返し板 172:支持板 173:差込板
1n:上面板と側面板との境界
2:パウチ
2a:蒸気抜き部 2a1〜2a4:蒸気抜き部
21a:シール線 21b:貫通孔
2b:貫通孔
3:内容物
4:透明フィルム
5:テープ

Claims (8)

  1. 内容物を収容したパウチと、このパウチを収容した外装箱とから成り、外装箱にパウチを収容したまま電子レンジ中で加熱して調理する包装体であって、
    前記パウチが電子レンジ加熱に伴って発生する蒸気を排出する蒸気抜き部を有すると共に、前記外装箱がこの蒸気抜き部を外面から透視できる透視窓を有することを特徴とする電子レンジ加熱用包装体。
  2. 前記透視窓が、外装箱に設けられた貫通孔と、この貫通孔を覆って接着された透明フィルムとから成ることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ加熱用包装体。
  3. 前記透明フィルムが耐熱性を有することを特徴とする請求項2に記載の電子レンジ加熱用包装体。
  4. 前記外装箱が、電子レンジ加熱に伴うパウチの膨張又は蒸気の圧力により開口する蒸気放出部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装体。
  5. 前記外装箱の上面板に開口脆弱線が設けられており、この開口脆弱線とその両端を結ぶ線とで囲まれた領域を開口用タブとして、この開口用タブにより前記蒸気放出部が構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装体。
  6. 前記透視窓が前記開口用タブの外側の領域に位置していることを特徴とする請求項5に記載の電子レンジ加熱用包装体。
  7. 前記外層箱が、パウチの蒸気抜き部の下に位置し、包装体を傾斜させる枕部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装体。
  8. 前記外層箱が紙又は紙を含む積層体で構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装体。
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