JP2016205234A - 遠心式送風機 - Google Patents

遠心式送風機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016205234A
JP2016205234A JP2015087711A JP2015087711A JP2016205234A JP 2016205234 A JP2016205234 A JP 2016205234A JP 2015087711 A JP2015087711 A JP 2015087711A JP 2015087711 A JP2015087711 A JP 2015087711A JP 2016205234 A JP2016205234 A JP 2016205234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
vane
centrifugal blower
flow path
central axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015087711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6583770B2 (ja
Inventor
聡 小南
Satoshi Kominami
聡 小南
鈴木 敦
Atsushi Suzuki
敦 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Automotive Thermal Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Automotive Thermal Systems Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Automotive Thermal Systems Co Ltd
Priority to JP2015087711A priority Critical patent/JP6583770B2/ja
Priority to DE112016001845.2T priority patent/DE112016001845T5/de
Priority to US15/567,441 priority patent/US10288085B2/en
Priority to PCT/JP2016/054683 priority patent/WO2016170831A1/ja
Priority to CN201680022663.0A priority patent/CN107532612B/zh
Publication of JP2016205234A publication Critical patent/JP2016205234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6583770B2 publication Critical patent/JP6583770B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/44Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/441Fluid-guiding means, e.g. diffusers especially adapted for elastic fluid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/4206Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/4226Fan casings
    • F04D29/4233Fan casings with volutes extending mainly in axial or radially inward direction
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/44Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/441Fluid-guiding means, e.g. diffusers especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/444Bladed diffusers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
    • F04D29/661Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/663Sound attenuation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/403Casings; Connections of working fluid especially adapted for elastic fluid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2240/00Components
    • F05B2240/10Stators
    • F05B2240/12Fluid guiding means, e.g. vanes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2240/00Components
    • F05B2240/10Stators
    • F05B2240/14Casings, housings, nacelles, gondels or the like, protecting or supporting assemblies there within
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2260/00Function
    • F05B2260/96Preventing, counteracting or reducing vibration or noise

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】流体の吐出流量の低下を抑制しつつ、騒音の発生を抑制することが可能な遠心式送風機を提供する。
【解決手段】羽根が設けられた羽根車と、羽根車を収容するとともに羽根車の径方向外側を囲んで空気ARが流通可能な渦巻状流路C1を形成し、渦巻状流路C1の始点Sと、始点Sから一周した終点Eとを形成するノーズ部30が設けられたケーシング3と、羽根車を該羽根車の中心軸線O回りに回転させる駆動部と、ケーシング3の底板に設けられて、渦巻状流路C1を羽根車の径方向に区切るとともに羽根車の周方向に沿って延びるベーン5と、を備え、ベーン5の後縁6が、渦巻状流路C1の主流方向DIでノーズ部30よりも上流側に位置している。
【選択図】図2

Description

本発明は、遠心式送風機に関する。
羽根車を回転させ、ケーシングに形成された渦巻状流路内で流体を流通させることで、流体に遠心力を付与して圧送する遠心式送風機が一般に知られている。
このような遠心式送風機では、渦巻状流路の始点と、この始点から羽根車の中心軸線回りに一周した終点との間で差圧が生じる。渦巻状流路の始点の領域と終点の領域とは隣接しており、圧力の低い始点から圧力の高い終点に向かって流体が逆流する現象が生じる。このような現象は、比較的低流量域での運転時に生じ易く、遠心式送風機の性能を低下させるストールの発生の原因となる。さらに、逆流が発生すると渦が形成されて低周波音が発生し、騒音が増大するといった問題がある。
ここで、特許文献1には、ケーシングに逆流抑制壁が設けられた遠心式送風機が開示されている。この逆流抑制壁によって上記の逆流の発生の抑制を図っている。
特開2006−307830号公報
しかしながら、上述した特許文献1では逆流抑制壁を設けたことで、逆流抑制効果を得ることは可能であるが、渦巻状流路の終点の領域の近傍で、羽根車から流出する流体の流れが逆流抑制壁によって妨げられることで、吐出流量が低下し、遠心式送風機の性能低下につながってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、流体の吐出流量の低下を抑制しつつ、騒音の発生を抑制することが可能な遠心式送風機を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の第一の態様に係る遠心式送風機は、羽根が設けられた羽根車と、前記羽根車を収容するとともに該羽根車の径方向外側を囲んで流体が流通可能な渦巻状流路を形成し、前記渦巻状流路の始点と該始点から一周した終点とを形成するノーズ部が設けられたケーシングと、前記羽根車を該羽根車の中心軸線回りに回転させる駆動部と、前記ケーシングの底板に設けられて、前記渦巻状流路を前記羽根車の径方向に区切るとともに前記羽根車の周方向に沿って延びるベーンと、を備え、前記ベーンの後縁が、前記渦巻状流路の主流方向で前記ノーズ部よりも上流側に位置している。
このような遠心式送風機によれば、羽根車が駆動部によって回転させられることで、流体が渦巻状流路を流通し、昇圧される。この際、ケーシングのノーズ部の近傍の領域で、渦巻状流路の始点から終点に向かう逆流をベーンによって遮断することが可能となる。従って、ノーズ部の近傍で渦が生じてしまうことを抑制でき、渦の発生に起因する低周波音の発生を抑えることができる。さらに、ノーズ部から離れた位置でベーンが設けられていることで渦巻状流路の始点と終点との間の流体の流れを完全に遮断することがない。従って、ベーンによって逆流だけでなく、羽根車から流出した流体の流れも併せて遮断してしまうことがなくなり、吐出流量を確保することができる。
また、本発明の第二の態様に係る遠心式送風機では、上記第一の態様における前記ベーンでは、前縁が前記ノーズ部の先端から前記主流方向の下流に向かって前記羽根車の直径の3.0倍以上の距離の位置に配置され、前記後縁が前記ノーズ部の先端から前記主流方向の下流に向かって前記羽根車の直径の3.7倍以下の距離の位置に配置されていてもよい。
このようにベーンの寸法を特定することで、逆流を効果的に抑制することができるとともに、ノーズ部の近傍で羽根車から流出した流体の流れを完全に遮断しないため、流体の吐出流量の低下をさらに抑制することができる。
また、本発明の第三の態様に係る遠心式送風機では、上記第一又は二の態様における前記ベーンにおける前記中心軸線の方向の前記底板からの高さ寸法は、前記羽根における径方向外側の端部での前記中心軸線の方向の前記底板からの高さ寸法よりも大きくなっていてもよい。
このように、羽根よりもベーンを高くすることで、流体がベーンを乗り越えて渦巻状流路の終点から始点に向かって逆流してしまうことを抑制することができる。
また、本発明の第四の態様に係る遠心式送風機では、上記第一から三のいずれかの態様における前記ベーンでは、縁部が角状に形成されていてもよい。
ベーンに沿って流体が流通することで、流体が剥離することがあるが、ベーンの縁部を角状にすることで、流体が剥離する位置を一定の位置に固定することができる。従って、略同じ位置で渦を発生させることができ、ベーン近傍での圧力変動を抑えて低周波音の発生を抑制することができる。よって、騒音の発生をさらに抑制することができる。
また、本発明の第五の態様に係る遠心式送風機では、上記第一から四のいずれかの態様における前記ベーンでは、前記中心軸線の方向を向く端面に前記底板に向かって凹む凹部と、前記底板から離間する方向に突出する凸部とが形成されていてもよい。
このように、ベーンに凹部と凸部が形成されていることで、ベーンに沿って流通する流体が剥離して発生する渦を凹部と凸部によって複数発生させることができ、渦同士を干渉、衝突させることで渦を微細化することができる。そして渦巻状流路の終点から始点に向かう逆流が生じたとしても、この逆流を微細化した渦によって乱すことができる。よって低周波音の発生をさらに抑制でき、騒音発生の抑制が可能となる。
上記の遠心式送風によれば、後縁がノーズ部から離間するようにベーンを設けることで、流体の吐出流量の低下を抑制しつつ、騒音の発生を抑制することが可能である。
本発明の実施形態における遠心式送風機の縦断面図である。 本発明の実施形態における遠心式送風機のケーシング及び羽根車を示す平面図である。 本発明の実施形態における遠心式送風機のベーンを示す斜視図である。 本発明の実施形態における遠心式送風機のケーシングと、ケーシング内における空気の流れの方向を示す平面図である。 本発明の実施形態の第一変形例における遠心式送風機のベーンを示す斜視図である。 本発明の実施形態の第二変形例における遠心式送風機のベーンを示す斜視図である。
以下、本発明の第一実施形態における遠心式送風機1について説明する。
遠心式送風機1は、例えば自動車等の車両に搭載され、車両の室内へ空気(流体)ARを供給可能とする送風装置である。
この遠心式送風機1は、図1に示すように、羽根車2と、羽根車2を収容するケーシング3と、羽根車2を回転させる駆動部4と、ケーシング3内に設けられたベーン5とを備えている。
羽根車2は、中心軸線Oを中心とした円盤状をなすハブ11と、ハブ11から中心軸線Oの方向に立ち上がるとともに周方向に互いに間隔をあけて複数配置された羽根12と、これら羽根12を中心軸線Oの方向から覆うシュラウド13とを有している。
羽根車2が中心軸線O回りに回転することで、羽根12同士の間にシュラウド13側から取り込まれた空気AR(流体)に遠心力が付与される。空気ARは径方向内側から外側に向かって圧送された後に羽根車2から径方向外側に向かって流出する。
ケーシング3は、羽根車2を外周側から囲むとともに、羽根12における径方向外側の端部に対向する側板21と、側板21を中心軸線Oの方向のハブ11側で支持する底板22と、側板21を中心軸線Oの方向のシュラウド13側で支持する天板23とを有している。
これら側板21、底板22、及び天板23は、周方向の一部でハブ11の接線方向に沿って延びるように設けられている。
即ち、ケーシング3には、図2に示すように、中心軸線Oを中心とした環状に形成された環状部3aと、環状部3aにおける周方向の一部から羽根車2から離間するように、上記の接線方向に沿って延びる線状部3bとが形成されている。環状部3aと線状部3bとの接続部分には、周方向に向かって突出するノーズ部30が設けられている。
ケーシング3では、これら側板21、底板22、天板23によって囲まれるようにして、羽根車2の外周側に周方向に延びる空間Cが形成されている。この空間Cは、環状部3aでは渦巻状流路C1であり、線状部3bでは吐出流路C2となっている。
渦巻状流路C1は、ノーズ部30を起点として、周方向の一方となる羽根車2の回転方向Rの前方に向かうに従って径方向の幅寸法が漸次大きくなる形状をなしている。即ちノーズ部30の周方向の一方を向く面側の領域が渦巻状流路C1の始点Sの領域となり、ノーズ部30の周方向の他方を向く面側の領域が渦巻状流路C1の終点Eの領域となる。
羽根車2から流出した空気ARは、渦巻状流路C1を周方向の一方に向かって始点Sから終点Eに向かって流通することで昇圧される。
吐出流路C2は、渦巻状流路C1の終点Eから上記の接線方向に直線状に延び、渦巻状流路C1とケーシング3の外部とを連通している。この吐出流路C2には渦巻状流路C1を流通した後の空気ARが流入する。そして吐出流路C2を通じての空気ARがケーシング3の外部に吐出可能となっている。
ここで、図示はしないが、遠心式送風機1が車両の送風装置に用いられる場合には、吐出流路C2は、車両用空気調和機における空気流路に接続される。この空気流路は、例えばフェイス用の流路、フット用の流路、及びデフロスタ用の流路である。また、車両用空気調和機には、冷房用熱交換器と暖房用熱交換器とが設けられている。車両用空気調和機では、ダンパを動作させることで、冷房モードでは吐出流路C2からの空気ARが冷房用熱交換器を通過した後に上記の各空気流路に送り込まれる。また、暖房モードでは吐出流路C2からの空気ARが冷房用熱交換器を通過した後に、さらに暖房用熱交換器を通過し、上記の各空気流路に送り込まれる。
駆動部4は、電動機等であって、図1に示すように羽根車2のハブ11に中心軸線Oの方向に対向するように設けられるとともに、ケーシング3に固定されている。そして駆動部4は、ケーシング3に対して羽根車2を、中心軸線Oを中心に回転可能に支持している。
ベーン5は、渦巻状流路C1における終点E側(吐出流路C2に近い側)に設けられて、ケーシング3の底板22から中心軸線Oの方向に天板23に向かって突出し(図1参照)、周方向に沿って延びている。これによりベーン5は、渦巻状流路C1を径方向に区切っている。
より具体的には、図3に示すように、ベーン5は、矩形板状をなし、全ての縁部5aが角状に形成されている。即ち、縁部5aのR面取り等は行われていない。
また、図1に示すように、ベーン5の中心軸線Oの方向の底板22からの高さ寸法h1は、羽根12における径方向外側の端部での中心軸線Oの方向の底板22からの高さ寸法h2よりも大きくなっている。
そしてベーン5における周方向の他方側(回転方向Rの後方側)の端部であって、吐出流路C2から離間する側の端部となる後縁6が、渦巻状流路C1の主流方向DIでノーズ部30よりも上流側に位置している。
主流方向DIとは、中心軸線Oに直交する平面上で、渦巻状流路C1における側板21と羽根車2の最大外径部分とに内接する内接円CIの中心P同士を結んだ線分の延びる方向を示す。
ここで、ベーン5は、中心軸線Oを通り、ノーズ部30の空間C側の内面に接する直線LNを起点として、空気ARの主流方向DIに、周方向の一方となる下流に向かって羽根車2の直径dの3.0倍以上、かつ、3.7倍以下の位置に配置されているとよい。羽根車2の直径dとは、羽根車2における径が最大となる部分(本実施形態では、シュラウド13における径方向外側の端部)の直径を示す。
即ち、ベーン5における後縁6の位置が、ノーズ部30の先端となる上記の直線LNから主流方向DIに、下流に向かって羽根車2の直径dの3.7倍以下の距離L1の位置に配置されるとよい。また、ベーン5における周方向の一方側の端部であって、吐出流路C2に近接する側の端部となる前縁7の位置が、ノーズ部30の先端から主流方向DIに、下流に向かって羽根車2の直径dの3.0倍以上の距離L2の位置に配置されるとよい。
さらに、ベーン5は、羽根車2における径が最大となる部分から、渦巻状流路C1の幅方向(径方向)の20%以上50%以下の位置に配置されているとよい。
以上説明した本実施形態の遠心式送風機1によると、羽根車2が駆動部4によって中心軸線Oを中心として回転させられることで、空気ARが渦巻状流路C1を流通して昇圧される。この際、ケーシング3のノーズ部30の近傍の領域で、渦巻状流路C1の始点Sから終点Eに向かう逆流Rf(図4参照)が生じたとしても、この逆流Rfをベーン5によって遮断することができる。
従って、ノーズ部30の近傍で渦が生じてしまうことを抑制でき、渦の発生に起因する低周波音の発生を抑えることができる。さらに、後縁6がノーズ部30から主流方向DIに離れた位置に配置されるように、ベーン5が設けられていることで、渦巻状流路C1の始点Sと終点Eとの間の空気ARの流れを完全に遮断することがない。
従って、逆流Rfだけでなく、渦巻状流路C1における終点Eの近傍で羽根車2から流出して渦巻状流路C1を通じて吐出流路C2へ向かう流れf1(図4参照)までも一緒に遮断されてしまうことが無くなり、遠心式送風機1からの空気ARの吐出流量を確保することができる。
具体的には、図4に示すように、渦巻状流路C1の終点Eの領域では、空気ARの主流fには、始点Sの領域の圧力P0と終点Eの領域の圧力P1との差圧によって径方向内側に向かう流れの成分f´が付与され、吐出流路C2に向かって真っすぐではなく、ベーン5に向かって斜めに流れる流れが形成される。この流れが逆流Rfとなる。
ベーン5の後縁6は、ノーズ部30とは主流方向DIに離れた位置に配置されているが、ベーン5の後縁6よりも下流側では、ノーズ部30よりも下流側に向かって、即ち、吐出流路C2での側板21に向かって逆流Rfが流れるため、逆流Rfが渦巻状流路C1の始点Sの領域に向かうことなく、吐出流路C2内に導かれる(図4の破線参照)。
従って、ベーン5は必要最小限の範囲で逆流Rfを遮断しつつ、羽根車2から流出した空気ARの流れf1が、後縁6とノーズ部30との間から渦巻状流路C1を通じて吐出流路C2に向かって流通可能となるため、遠心式送風機1からの空気ARの吐出流量を確保することができる。この結果、吐出流量の低下を抑制しつつ、逆流Rfの発生を抑制することが可能である。
そして、ベーン5の設置範囲を、ノーズ部30の先端から主流方向DIに羽根車2の直径dの3.0倍以上3.7倍以下の距離とすれば、逆流Rfを抑制する効果と、空気ARの吐出流量の低下を抑制する効果とをさらに向上することができる。
また、ベーン5が、羽根車2における径が最大となる部分から渦巻状流路C1の幅方向の20%以上50%以下の位置に設置されれば、即ち、羽根車2により寄った位置に設置されれば、逆流Rfによる渦の発生の抑制効果をさらに高めることが可能となる。
また、ベーン5に沿って空気ARが流通することで、空気ARが剥離することがあるが、ベーン5の縁部5aを角状にすることで、空気ARが剥離する位置を一定の位置に固定することができる。従って、略同じ位置で渦を発生させることができ、ベーン5の近傍での圧力変動を抑えて低周波音の発生を抑制可能となる。よって、騒音発生をさらに抑制することができる。
また、羽根12の端部の高さ寸法h2よりも、ベーン5の高さ寸法h1を大きく設定することで、逆流Rfが、中心軸線Oの方向に天板23に向かって流通し、ベーン5を乗り越えて逆流してしまうことを抑制することができる。即ち、効果的に逆流Rfを遮断することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、図5に示すように、本実施形態のベーン31は、中心軸線Oの方向を向き、かつ天板23に対向する端面に底板22に向かって凹む凹部32と、底板22から離間するように、中心軸線Oの方向に天板23に向かって突出する凸部33とが主流方向DIに交互に形成されていてもよい。
このように、ベーン31に凹部32と凸部33が形成されていることで、ベーン31に沿って流通する空気ARが剥離することで発生する渦は、凹部32と凸部33によって複数発生させられる。そしてこれら複数の渦同士を干渉、衝突させることで渦を微細化することができる。よって低周波音の発生をさらに抑制することができ、さらなる騒音の抑制につながる。
また、図6に示すように、本実施形態のベーン41では凸部33は、ベーン41を中心軸線O側から見て天板23側の先端部が頂部となる三角形状に形成されていてもよい。同様に、凹部42はベーン41を中心軸線O側から見て底板22側の底部が頂部となる三角形状に形成されていてもよい。
また、ベーン5(31、41)の形状は、上述したものに限定されず、少なくとも後縁6が主流方向DIでノーズ部30よりも上流側に位置していればよい。即ち、ベーン5は矩形板状をなしている必要はなく、例えば、ブロック状をなしていてもよい。
また、ベーン5(31、41)は、必ずしも全ての縁部5aが角状に形成されていなくともよい。
1…遠心式送風機
2…羽根車
3…ケーシング
3a…環状部
3b…線状部
4…駆動部
5、31、41…ベーン
6…後縁
7…前縁
11…ハブ
12…羽根
13…シュラウド
21…側板
22…底板
23…天板
30…ノーズ部
32、42…凹部
33、43…凸部
O…中心軸線
AR…空気(流体)
C…空間
S…始点
E…終点
C1…渦巻状流路
C2…吐出流路
R…回転方向
DI…主流方向
f…主流
Rf…逆流
f1…流れ

Claims (5)

  1. 羽根が設けられた羽根車と、
    前記羽根車を収容するとともに該羽根車の径方向外側を囲んで流体が流通可能な渦巻状流路を形成し、前記渦巻状流路の始点と該始点から一周した終点とを形成するノーズ部が設けられたケーシングと、
    前記羽根車を該羽根車の中心軸線回りに回転させる駆動部と、
    前記ケーシングの底板に設けられて、前記渦巻状流路を前記羽根車の径方向に区切るとともに前記羽根車の周方向に沿って延びるベーンと、
    を備え、
    前記ベーンの後縁が、前記渦巻状流路の主流方向で前記ノーズ部よりも上流側に位置している遠心式送風機。
  2. 前記ベーンでは、前縁が前記ノーズ部の先端から前記主流方向の下流に向かって前記羽根車の直径の3.0倍以上の距離の位置に配置され、前記後縁が前記ノーズ部の先端から前記主流方向の下流に向かって前記羽根車の直径の3.7倍以下の距離の位置に配置されている請求項1に記載の遠心式送風機。
  3. 前記ベーンにおける前記中心軸線の方向の前記底板からの高さ寸法は、前記羽根における径方向外側の端部での前記中心軸線の方向の前記底板からの高さ寸法よりも大きくなっている請求項1又は2に記載の遠心式送風機。
  4. 前記ベーンでは、縁部が角状に形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の遠心式送風機。
  5. 前記ベーンでは、前記中心軸線の方向を向く端面に前記底板に向かって凹む凹部と、前記底板から離間する方向に突出する凸部とが形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の遠心式送風機。
JP2015087711A 2015-04-22 2015-04-22 遠心式送風機 Active JP6583770B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015087711A JP6583770B2 (ja) 2015-04-22 2015-04-22 遠心式送風機
DE112016001845.2T DE112016001845T5 (de) 2015-04-22 2016-02-18 Zentrifugalgebläse
US15/567,441 US10288085B2 (en) 2015-04-22 2016-02-18 Centrifugal blower
PCT/JP2016/054683 WO2016170831A1 (ja) 2015-04-22 2016-02-18 遠心式送風機
CN201680022663.0A CN107532612B (zh) 2015-04-22 2016-02-18 离心式鼓风机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015087711A JP6583770B2 (ja) 2015-04-22 2015-04-22 遠心式送風機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016205234A true JP2016205234A (ja) 2016-12-08
JP6583770B2 JP6583770B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=57144553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015087711A Active JP6583770B2 (ja) 2015-04-22 2015-04-22 遠心式送風機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10288085B2 (ja)
JP (1) JP6583770B2 (ja)
CN (1) CN107532612B (ja)
DE (1) DE112016001845T5 (ja)
WO (1) WO2016170831A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112017000980T5 (de) * 2016-02-24 2019-02-21 Denso Corporation Radiallüfter
CN109114006B (zh) * 2018-10-22 2023-12-12 汉宇集团股份有限公司 一种具有加热功能的水泵
CN109578336B (zh) * 2019-01-30 2023-09-05 重庆美瑞特空调工程研究院有限公司 汽车空调鼓风机总成
CN109664720B (zh) * 2019-01-30 2024-03-26 重庆美瑞特空调工程研究院有限公司 一种车用空调壳体结构
JP7259683B2 (ja) 2019-09-26 2023-04-18 日本電産株式会社 遠心ファン
CN114165291B (zh) * 2021-10-22 2023-11-24 上海工程技术大学 一种气动叶轮

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008020149A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Max Co Ltd 送風装置
JP2008107036A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Max Co Ltd 送風装置及び空調装置
JP2010229871A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 遠心ファン及び車両用空調装置
JP2011099413A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 多翼遠心ファンおよびそれを用いた空気調和機

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3921832B2 (ja) 1998-02-02 2007-05-30 株式会社デンソー 遠心式送風機
JP3843893B2 (ja) 2001-07-16 2006-11-08 株式会社デンソー 遠心式送風機
US20030012649A1 (en) 2001-07-16 2003-01-16 Masaharu Sakai Centrifugal blower
CN2535590Y (zh) 2001-12-30 2003-02-12 王基晨 低噪音离心风机
KR100485329B1 (ko) * 2002-10-09 2005-04-25 학교법인 선문학원 와류방지익을 구비한 원심 송풍기
JP2004353496A (ja) 2003-05-28 2004-12-16 Sony Corp 薄型ファンモータ
JP2006275024A (ja) 2005-03-30 2006-10-12 Calsonic Kansei Corp 送風機
JP4831811B2 (ja) 2005-03-31 2011-12-07 三菱重工業株式会社 遠心式送風装置
US7883312B2 (en) 2005-03-31 2011-02-08 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Centrifugal blower
JP4865630B2 (ja) * 2007-05-11 2012-02-01 三菱重工業株式会社 遠心式送風機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008020149A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Max Co Ltd 送風装置
JP2008107036A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Max Co Ltd 送風装置及び空調装置
JP2010229871A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 遠心ファン及び車両用空調装置
JP2011099413A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 多翼遠心ファンおよびそれを用いた空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
US10288085B2 (en) 2019-05-14
CN107532612A (zh) 2018-01-02
JP6583770B2 (ja) 2019-10-02
WO2016170831A1 (ja) 2016-10-27
DE112016001845T5 (de) 2018-01-04
US20180112677A1 (en) 2018-04-26
CN107532612B (zh) 2020-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6583770B2 (ja) 遠心式送風機
JP5549772B2 (ja) プロペラファン及びこれを備える空気調和機
US20170261000A1 (en) Blower
US9874219B2 (en) Impeller and fluid machine
US8568095B2 (en) Reduced tip clearance losses in axial flow fans
JP2009185803A (ja) プロペラファン
JP5256184B2 (ja) 二重反転式軸流送風機
JP2009203897A (ja) 多翼送風機
US9702373B2 (en) Single suction type centrifugal fan
JP2007205269A (ja) 遠心ファン
JP2010101222A (ja) 貫流ファン、送風機および羽根車の成形機
JP5187353B2 (ja) 貫流ファン及びこれを備えた空気調和機
JP6222804B2 (ja) プロペラファン
JP5682751B2 (ja) 多翼送風機
US10473113B2 (en) Centrifugal blower
KR101799154B1 (ko) 원심팬
WO2008082397A1 (en) Reduced tip clearance losses in axial flow fans
JP2015038338A (ja) 送風装置
JP5114845B2 (ja) 送風機羽根車
JP6528112B2 (ja) 遠心送風機
JP4729906B2 (ja) 遠心送風機
JP6487179B2 (ja) 送風機
US20180223862A1 (en) Axial fan
JP6456179B2 (ja) 送風機
JP2009144531A (ja) 遠心ポンプ用羽根車及び遠心ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150423

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20180323

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6583770

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150