JP3843893B2 - 遠心式送風機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠心式多翼ファン(以下、遠心ファンと略す。)を有する遠心式送風機に関するもので、車両用空調装置に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】
遠心ファンは、周知のごとく、軸方向側から吸入した空気を遠心力により外径側に吹き出すものであるので、遠心ファンから吹き出す空気は、吸入側から反吸入側に向かう軸方向成分の速度を有している。
【0003】
そこで、特開平5−195995号公報に記載の発明(図20参照)では、遠心ファンの外径側に形成された空気通路のうち反吸入口側に空気通路を拡大する拡大部を設けるとともに、この拡大部のうち遠心ファン側の側面を傾斜させて傾斜面とすることにより、図20(b)の実線に示すように、遠心ファンから吹き出す空気を傾斜面に沿って滑らかに流してスクロールケーシングの外周側内壁面に沿って吸入口側に流れる空気流れの発生を抑制し、遠心ファンから直接にスクロールケーシングの外周側内壁面に向けて吹き出す空気と外径側に吹き出す空気と外周側内壁面に沿って吸入口側に流れる空気とが干渉(衝突)することを防止して騒音の低減を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、発明者等は上記公報に記載の送風機を試作検討し、空気流れを詳細に調査したところ、以下の点が明らかになった。
【0005】
すなわち、遠心ファンから吹き出す空気の風量が比較的大きいときには、前述(図20(b)の実線)のように空気が流れて安定した旋回流が発生するものの、遠心ファンから吹き出す空気の風量が比較的小さいときには、壁面74fに衝突した空気が壁面74g、傾斜面74hに沿って流れるに十分な風量が無いため、拡大部全体に流れが行き渡らず、安定した旋回流が発生しない。このため、流れが不安定となり、空気流れが乱れ易いので、騒音が悪化してしまう。
【0006】
本発明は、上記点に鑑み、風量が小さい場合であって、十分な騒音低減効果を得ることができる遠心式送風機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、回転軸周りに多数枚の翼(71)を有し、回転軸の軸方向から吸入した空気を径外方に向けて吹き出す遠心式多翼ファン(72)と、遠心式多翼ファン(72)を収納するとともに遠心式多翼ファン(72)から吹き出した空気が流れる渦巻き状の空気流路(74a)を構成し、回転軸の軸方向一端側に吸入口(75)を有し、かつ、渦巻の巻き終わり部より空気流れ下流側に吹出口(74b)を有するスクロールケーシング(74)とを備え、空気流路(74a)には、空気流れ下流側の流路断面積が上流側より大きくなるように、回転軸と平行な方向に拡大する拡大部(74d、74e)が設けられ、遠心式多翼ファン(72)の直径(D)に対する翼(71)の翼長さ(L)の比が0.12以上であり、さらに、スクロールケーシング(74)の外周側半径(r1)は、対数螺旋的に拡大しているとともに、その拡がり角(n)は3.3°以上4.8°以下であることを特徴とする。
【0008】
これにより、後述する図8、9に示すように、風量が小さい場合であって、十分な騒音低減効果を得ることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、回転軸周りに多数枚の翼(71)を有し、回転軸の軸方向から吸入した空気を径外方に向けて吹き出す遠心式多翼ファン(72)と、遠心式多翼ファン(72)を収納するとともに遠心式多翼ファン(72)から吹き出した空気が流れる渦巻き状の空気流路(74a)を構成し、回転軸の軸方向一端側に吸入口(75)を有し、かつ、渦巻の巻き終わり部より空気流れ下流側に吹出口(74b)を有するスクロールケーシング(74)とを備え、空気流路(74a)には、空気流れ下流側の流路断面積が上流側より大きくなるように、回転軸と平行な方向に拡大する拡大部(74d、74e)が設けられ、遠心式多翼ファン(72)の直径(D)に対する翼(71)の翼長さ(L)の比が0.12以上であり、さらに、スクロールケーシング(74)の外周側半径(r1)は、対数螺旋的に拡大しているとともに、その拡がり角(n)は3.5°以上4.5°以下であることを特徴とする。
【0010】
これにより、後述する図8、9に示すように、風量が小さい場合であって、十分な騒音低減効果を得ることができる。
【0011】
請求項3に記載の発明では、巻き終わり部のうち回転軸と平行な方向の寸法(H1)は、スクロールケーシング(74)のうちノーズ部(74c)における回転軸と平行な方向の寸法(H0)の1.1倍以上、2.3倍以下であることを特徴とする。
【0012】
これにより、後述する図8、10に示すように、風量が小さい場合であって、十分な騒音低減効果を得ることができる。
【0013】
請求項4に記載の発明では、巻き終わり部のうち回転軸と平行な方向の寸法(H1)は、スクロールケーシング(74)のうちノーズ部(74c)における回転軸と平行な方向の寸法(H0)の1.3倍以上、2.1倍以下であることを特徴とする。
【0014】
これにより、後述する図8、10に示すように、風量が小さい場合であって、十分な騒音低減効果を得ることができる。
【0015】
なお、空気流路(74a)は、請求項5に記載の発明のごとく、略矩形断面形状を有するように構成してもよい。
【0016】
請求項6に記載の発明では、空気流路(74a)は、角部が円弧にて繋がった略矩形断面形状を有するように構成されていることを特徴とする。
【0017】
これにより、気流路(74a)の角部において不安定な旋回流が発生することを抑制しつつ、発生した旋回流を滑らかに流通させることができるので、旋回流を安定させることができ、騒音を低減することができる。
【0018】
請求項7に記載の発明では、スクロールケーシング(74)の外周側内壁には、遠心式多翼ファン(72)側に突出する突出部(74j)が形成されており、さらに、突出部(74j)は、空気流路(74a)を流れる空気の主流方向から見て、遠心式多翼ファン(72)側に向けて凸となる略三角形状であることを特徴とする。
【0019】
これにより、遠心式多翼ファン(72)から吹き出す空気のうち流速が最も大きい空気が衝突する部分に突起部(74j)を設ければ、遠心式多翼ファン(72)から吹き出す空気を吸入口側と反吸入口側とに容易に分流することができるので、旋回流の生成を促進することができ、騒音を低減することができる。
【0020】
請求項8に記載の発明では、回転軸周りに多数枚の翼(71)を有し、回転軸の軸方向から吸入した空気を径外方に向けて吹き出す遠心式多翼ファン(72)と、遠心式多翼ファン(72)を収納するとともに遠心式多翼ファン(72)から吹き出した空気が流れる渦巻き状の空気流路(74a)を構成し、回転軸の軸方向一端側に吸入口(75)を有し、かつ、渦巻の巻き終わり部より空気流れ下流側に吹出口(74b)を有するスクロールケーシング(74)とを備え、遠心式多翼ファン(72)の直径(D)に対する翼(71)の翼長さ(L)の比は0.12以上であり、遠心式多翼ファン(72)のファン入口角(β1)は55°以上、85°以下であり、遠心式多翼ファン(72)のファン出口角(β2)は15°以上、45°以下であり、さらに、翼(71)の入口側端部と遠心式多翼ファン(72)の回転中心とを結ぶ線(L1)と、翼(71)の出口側端部と遠心式多翼ファン(72)の回転中心とを結ぶ線(L2)とのなす角であるファン前進角(γ)は4°以上、10°以下であることを特徴とする。
【0021】
これにより、後述する図16〜19に示すように、風量が小さい場合であって、十分な騒音低減効果を得ることができる。
【0022】
なお、翼(71)の入口側における曲率半径(r1)は、請求項9に記載の発明のごとく、翼(71)の出口側における曲率半径(r2)以下とすることが望ましい。
【0023】
また、翼(71)は、請求項10に記載の発明のごとく、2種類以上の曲率半径(r1、r2)を有する曲面を滑らかに繋いだ形状とすることが望ましい。
【0024】
請求項11に記載の発明では、スクロールケーシング(74)の外周側半径(r1)は、対数螺旋的に拡大しているとともに、その拡がり角(n)は3.3°以上4.8°以下であることを特徴とする。
【0025】
これにより、後述する図8、9及び図16〜19に示すように、風量が小さい場合であって、十分な騒音低減効果を得ることができる。
【0026】
請求項12に記載の発明では、スクロールケーシング(74)の外周側半径(r1)は、対数螺旋的に拡大しているとともに、その拡がり角(n)は3.5°以上4.5°以下であることを特徴とする。
【0027】
これにより、後述する図8、9及び図16〜19に示すように、風量が小さい場合であって、十分な騒音低減効果を得ることができる。
【0028】
なお、空気流路(74a)には、請求項13に記載の発明ごとく、空気流れ下流側の流路断面積が上流側より大きくなるように、回転軸と平行な方向に拡大する拡大部(74d、74e)を設けることが望ましい。
【0029】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0030】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る遠心式送風機を車両用空調装置の送風機に適用したものであって、図1は、本実施形態に係る遠心送風機(以下、送風機と略す。)を水冷エンジン搭載車両の車両用空調装置1の模式図である。
【0031】
空気流路をなす空調ケーシング2の空気上流側部位には、車室内気を吸入するための内気吸入口3と外気を吸入するための外気吸入口4とが形成されているとともに、これらの吸入口3、4を選択的に開閉する吸入口切換ドア5が設けられている。なお、吸入口切換ドア5は、サーボモータ等の駆動手段又は手動操作によって開閉される。
【0032】
そして、吸入口切換ドア5の空気流れ下流側には、空気中の塵埃を取り除くフィルタ(図示せず)及び本実施形態に係る送風機7が配設されており、この送風機7により両吸入口3、4から吸入された空気が、後述する各吹出口14、15、17に向けて送風される。
【0033】
また、送風機7の空気下流側には、室内に吹き出す空気を冷却する蒸発器9が配設されており、送風機7により送風された空気は全てこの蒸発器9を通過する。そして、蒸発器9の空気下流側には、室内に吹き出す空気を加熱するヒータ10が配設されており、このヒータ10は、エンジン11の冷却水を熱源として空気を加熱している。なお、図1に示された送風機は、模式図であり、詳細は後述する。
【0034】
また、空調ケーシング2には、ヒータコア10を迂回するバイパス通路12が形成されており、ヒータコア10の空気上流側には、ヒータコア10を通る風量とバイパス通路12を通る風量との風量割合を調節することにより、車室内に吹き出す空気の温度を調節するエアミックスドア13が配設されている。
【0035】
また、空調ケーシング2の最下流側部位には、車室内乗員の上半身に空調空気を吹き出すためのフェイス吹出口14と、車室内乗員の足元に空気を吹き出すためのフット吹出口15と、フロントガラス16の内面に向かって空気を吹き出すためのデフロスタ吹出口17とが形成されている。
【0036】
そして、上記各吹出口14、15、17の空気上流側部位には、それぞれ吹出モード切換ドア18、19、20が配設されている。因みに、これらの吹出モード切換ドア18、19、20は、サーボモータ等の駆動手段又は手動操作によって開閉される。
【0037】
なお、一般的に、車両空調装置では、フェイス吹出口14から空気を吹き出すフェイスモード時において大きな風量を必要とするので、フェイスモード時の通風抵抗(圧力損失)が、他の吹出モード(フット吹出口15から空気を吹き出すフットモード及びデフロスタ吹出口17から空気を吹き出すデフモード)に比べて小さくなっている。
【0038】
次に、送風機7について詳述する。
【0039】
この送風機7は、図2に示すように、回転軸方向から吸入した空気を径外方に向けて吹き出す遠心式の送風機であり、遠心式多翼ファン(以下、ファンと略す。)72は回転軸周りに多数枚のブレード71、及び復数枚のブレード71を保持するボス部71aを有する樹脂製(本実施形態では、ポリプロピレン製)のものである。
【0040】
そして本実施形態では、ファン72として、ブレード(翼)71のファン出口角β2が60°より大きく、かつ、120°未満であるラジアルファンとするとともに、ファン72の直径D(図2参照)に対するブレード71の翼長さL(図3参照)の比(L/D)が0.12以上(本実施形態では、L/D=0.14)となるようにファン72の諸元が選定されている。
【0041】
ここで、ファン出口角β2とは、図3に示すように、ブレード71とファン72の外径縁との交差角度であって、ファン72の回転方向前進側から測定した角度を言い、ブレード71の翼長さLは、ファン72の外半径と内半径との差を言う。
【0042】
また、図2中、電動モータ73はファン72を回転駆動するものであり、スクロールケーシング(以下、ケーシングと略す。)74はファン72を収納するとともに、ファン72から吹き出した空気が流通する空気流路74aを構成するものである。
【0043】
そして、このケーシング74は、図4、5に示すように、その外周側内半径r1が巻き角θに対して対数螺旋関数に従って増大すように、ファン72の回転軸周りに渦巻き状に形成された樹脂製(本実施形態では、ポリプロピレン製)のものであり、このケーシング74の巻き終わり部位より空気流れ下流側には、空調ケーシング2に連通する吹出口74bが形成されている。
【0044】
ここで、対数螺旋関数とは、下記の数式1で示されるもので、拡がり角nを3.5°以上、4.5°以下又は3.3°以上、4.8°以下(本実施形態では、4°)としている。
【0045】
【数1】
r1=ro・e( π /180)n・ θ
ここで、θは、ノーズ部74cの曲率半径の中心とファン72の回転中心とを結ぶ基準線からファンの回転の向きに図った角度(単位:ラジアン)であり、roは基準線(θ=0)における外周側内半径である。
【0046】
また、ノーズ部74cとは、周知のごとく、ケーシング74の巻き始め側と巻き終わり側との重なる部分を言い、このノーズ部74cでは、空気上流側と空気下流とが、僅かな隙間(図示せず)を介して連通している。
【0047】
また、ケーシング74のうち回転軸方向であって、モータ73の反対側には、図2に示すように、ケーシング74内に空気を導く吸入口75が開口しており、この吸入口75の開口外縁部75aにはベルマウス76が形成されている。
【0048】
そして、ブレード71のうち吸入口75側端部には、回転軸方向の断面形状が吸入口75から径外方に向けて転向する空気流れに沿うような形状を有する環状のシュラウド77が形成され、一方、ケーシング74のうちベルマウス76近傍には、シュラウド77と所定の隙間77aを有して対向するとともに、ベルマウス76から径外方に向けてシュラウド77の形状に沿うように滑らかに屈曲する対向屈曲壁78が形成されている。
【0049】
ところで、ケーシング74の空気流路74aは、空気流れ下流側(吹出口74b側)の流路断面積が上流側(ケーシング74のノーズ部74c)より大きくなるように、対数螺旋的に外周側内半径r1を拡大するとともに、図2に示すように、回転軸と平行な方向に拡大する拡大部74d、74eが設けて流路断面積を徐々に拡大させている。
【0050】
そして、ケーシング74の巻き終わり部のうち回転軸と平行な方向の寸法H1は、ケーシング74のうちノーズ部74c(巻き角θ=0)における回転軸と平行な方向の寸法H0の1.3倍以上、2.1倍以下、又は1.1倍以上、2.3倍以下(本実施形態では、1.5倍)とするとともに、拡大部74d、74eのうち吸入口75側における拡大寸法HUPを、吸入口75と反対側にける拡大寸法HLRの0.4倍未満(0<HUP/HLR<0.4)としている。
【0051】
ここで、吸入口75側における拡大寸法HUPとは、図4に示すように、ケーシング74の巻き終わり側のうち、ファン72の回転中心(回転軸)に対応する部位から吹出口74bに向けてファン72の外径寸法Dだけずれた部位(以下、この部位を上方側拡大部と呼ぶ。)において、図2に示すように、ケーシング74の吸入口75側内壁から上方側拡大部の内壁まで回転軸と平行に図った寸法を言う。
【0052】
また、吸入口75と反対側にける拡大寸法HLRとは、ケーシング74の巻き終わり側のうち、ファン72の回転中心(回転軸)に対応する部位から吹出口74bに向けてファン72の外径寸法D2だけずれた部位(以下、この部位を下方側拡大部と呼ぶ。)において、ケーシング74の吸入口75と反対側の内壁から下方側拡大部の内壁まで回転軸と平行に図った寸法を言う。
【0053】
さらに、本実施形態では、拡大部74d、74eのうち吸入口75側において流量断面積を拡大させる拡大部分74dは、ケーシング74の巻き終わり部近傍から吹出口74b側に向けて形成され、一方、拡大部74d、74eのうち吸入口75と反対側において流量断面積を拡大させる拡大部分74eは、ケーシング74のノーズ部74c近傍からファン72の回転の向きに略60°の範囲内から吹出口74b側に向けて形成されている。
【0054】
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
【0055】
「発明が解決しようとする課題」の欄で述べたように、ファン72から吹き出す空気の風量が比較的小さいときには、壁面74fに衝突した空気が壁面74g、傾斜面74hに沿って流れるに十分な風量が無いため、特に拡大部74e全体に流れが行き渡らず、安定した旋回流が発生しない。
【0056】
ところで、ファン72に吸入される空気は、図6に示すように、ブレード71の高さ方向(回転軸の平行な方向)に対して傾斜した方向からブレード71間に流入し、ファン72から吹き出す。
【0057】
そして、ブレード71は、ブレード71間の空気流れに対してファン72の回転軸線方向の運動量を与えないので、ブレード71間の空気は回転軸線方向に一定の速度成分を有する。このとき、ブレード71の翼長さLが長くなると(L1>L2)、ブレード71間に空気が流入して吹き出すまでに要する時間が長くなるので、ブレード71間空気の回転軸線方向への移動距離が長くなる(h1>H0)。
【0058】
したがって、ファン72から吹き出す風量が翼長さLによらず一定であるとすると、ブレード71の翼長さLが長くなると、ファン72から吹き出す空気の流速が大きくなるので、翼長さLを長くすれば、送風量が小さいときであっても、ファン72から吹き出す空気の流速が小さくなってしまうことを防止できる。
【0059】
したがって、拡大部74e全体に流れが行き渡り、安定した旋回流を発生させることができ、騒音を低減することができる。
【0060】
なお、空気通路74aは渦巻き状に曲がっているので、この空気通路74aに沿って空気が流れると、通常、図7に示すようにな二次流れ(旋回流)が発生するが、ファン72から吹き出す空気による旋回流は、この二次流れ(旋回流)のと一致しているので、より安定的に旋回流を発生させることができ、騒音を低減することができる。
【0061】
そこで、発明者等は、ファン72の直径Dに対するブレード71の翼長さLの比(L/D)、スクロールの拡がり角nおよび軸方向拡大率(ケーシング74のうちノーズ部74cにおける回転軸と平行な方向の寸法H0に対する巻終わり部のうち、回転軸と平行な方向の寸法H1の比(=H1/H0))をパラメータとして比騒音を測定したところ、図8、9に示すような結論を得た。
【0062】
なお、図8、9はそれぞれ、巻方向角度θに対するスクロールの空気通路の断面積S(θ)を同一とし、拡がり角nと軸方向拡大率を変化させたときの結果である。
【0063】
したがって、拡がり角nが大きいときには軸方向拡大率は1.0であり、空気通路74aの断面形状は横長の矩形形状となる。逆に拡がり角nが小さいときには軸方向拡大率は大きくなり、空気通路74aの断面形状は縦長の形状となる。
【0064】
そして、この試験結果から明らかなように、L/Dを0.12以上かつ拡がり角nを3.3°以上、4.8°以下とすれば、比騒音を低減することができることが解る。
【0065】
第1実施形態のように拡がり角n=4°、軸方向拡大率1.5のときには、空気通路74aの断面の縦横比が2:1程度であり、上下1対の旋回運動に都合が良い通路形状となるため、流れが安定となり最も比騒音を低減できる。
【0066】
一方、拡がり角nが大きい(n>4.8°)ときには、ファン72から壁面74f(ケーシング74の外周側内壁)までの距離が長くなるので、フットモードのごとく風量が小さいときには、ファン72から吹き出した空気が壁面74fに衝突する際の空気の運動量が小さくなり、旋回流が発生し難くなる。
【0067】
また、拡がり角nが大きい場合であっても翼長を長くすればファン72から吹き出した空気の運動量を大きくでき、旋回流が発生できるが、空気通路の断面形状が横長となるため、旋回運動するに十分なスペースがなく、流れが不安定となり、比騒音をあまり低減できない.
逆に拡がり角nが小さい(n<3.3°)ときには、空気通路74aの断面形状が縦長となるため、フットモードのごとく風量が小さいときには、壁面74gまで流れが行き渡らず、安定した旋回流が発生しない.また、拡がり角nが小さい場合であっても翼長を長くすれば壁面74gまで流れが行き渡るようにできるが、旋回流が縦長形状となり、流れが安定しない。
【0068】
また、図10はケーシング74のうちノーズ部74cにおける回転軸と平行な方向の寸法H0に対する巻き終わり部のうち回転軸と平行な方向の寸法H1の比(=H1/H0)をパラメータとしたときの試験結果であり、この試験結果から明らかなように、H1/H0を1.3以上、2.1以下とすれば比騒音を低減することができることが解る。なお、図10はL/D=0.14、拡がり角n=4.0°としたときの試験結果である。
【0069】
因みに、比騒音の定義は、JIS B 0132によるものであり、試験方法はJIS B 8340に準拠したものである。
【0070】
なお、本実施形態では、L/Dを0.12以上とし、かつ、拡がり角nを3.5°以上、4.5°以下とし、かつ、H1/H0を1.3倍以上、2.1倍以下としたが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、少なくともL/Dを0.12以上とし、かつ、拡がり角nを3.5°以上、4.5°以下とする、又はL/Dを0.12以上とし、かつ、H1/H0を1.3倍以上、2.1倍以下とすればよい。
【0071】
(第2実施形態)
本実施形態は、図11に示すように、空気流路74aの断面形状を角部が円弧にて繋がった略矩形断面形状としたものである。
【0072】
これにより、空気流路74aの角部において不安定な旋回流が発生することを抑制しつつ、発生した旋回流を滑らかに流通させることができるので、旋回流を安定させることができ、騒音を低減することができる。
【0073】
なお、円弧部分の曲率半径は、空気通路74a内に発生する旋回流の半径に応じて適宜選定することが望ましい。
【0074】
(第3実施形態)
本実施形態は、図12に示すように、ケーシング74の外周側内壁にファン72側に突出する突出部74jを空気通量74a略全域に渡って形成するとともに、空気流路74aを流れる空気の主流方向から見て、突出部74jの断面形状がファン72側に向けて凸となる略三角形状(楔状)としたものである。
【0075】
これにより、ファン72から吹き出す空気のうち流速が最も大きい空気が衝突する部分に突起部74jを設ければ、ファン72から吹き出す空気を吸入口75側と反吸入口側とに容易に分流することができるので、旋回流の生成を促進することができ、騒音を低減することができる。
【0076】
(第4実施形態)
本発明は、前述のごとく、翼長さLを長くしてファン72から吹き出す空気を吸入口55と反対側に偏らせてその流速を高め、ファン72から吹き出す空気を壁面74fに衝突させて安定した旋回流を生成するものであるが、本実施形態は、L/Dを0.12以上とし、ファン入口角β1を55°以上、85°以下とし、ファン出口角β2を15°以上、45°以下とし、ファン前進角γを4°以上、10°以下として、ブレード71間でのブレード71から空気が剥離することを抑制して、ファン出口側のブレード71間において空気が逆流することを防止して低騒音化を図ったものである。
【0077】
ここで、ファン入口角β1とは、図13に示すように、ブレード71とファン72の内径縁との交差角度であって、ファン72の回転方向前進側から測定した角度を言い、ファン前進角γとは、ブレード71の入口側端部とファン72の回転中心とを結ぶ線L1と、ブレード71の出口側端部とファン72の回転中心とを結ぶ線L2とのなす角を言う。
【0078】
次に、本実施形態の特徴(作用効果)を述べる。
【0079】
図14(a)はファン入口角β1を大きく(約90°と)した場合のブレード17間を流れる空気状態を示すもので、ファン入口角β1がファン72に流入する角度(理論流入角度≒30°)より大きいと、ブレード71間に流入した空気は回転方向前進側のブレード71から剥離してしまうため、ファン出口側において風速分布が歪に偏った状態となり、騒音を誘発し易い。
【0080】
また、図14(b)はファン入口角β1を理論流入角度とした場合のブレード17間を流れる空気状態を示すもので、ファン入口角β1を理論流入角度とすると、入口側における回転方向前進側のブレード71と空気との剥離は防止できるものの、ファン前進角γが小さいと、出口側において回転方向前進側のブレード71から剥離した空気が再付着することなく吹き出されるので、回転方向前進側において逆流が発生し、新たな騒音を招くおそれがある。
【0081】
そこで、本実施形態では、L/D、ファン入口角β1、ファン出口角β2及びファン前進角γを適正な値として、図15に示すように、入口側の剥離を抑制しつつ、回転方向前進側のブレード71から剥離した空気を再付着させることにより、ブレード71間の空気流れを最適化しつつ、安定した旋回流を生成して低騒音化を図っている。
【0082】
因みに、図16はL/Dと最低比騒音及び風量との関係を示す試験結果であり、図17はファン入口角β1と比騒音及び風量との関係を示す試験結果であり、図18はファン出口角β2と比騒音及び風量との関係を示す試験結果であり、図19は前進角γと比騒音及び風量との関係を示す試験結果である。なお、試験条件及び用語の定義は、上述の実施形態と同じである。
【0083】
そして、これらの試験結果から明らかなように、L/Dを0.12以上(本実施形態では、0.15)とし、ファン入口角β1を55°以上、85°以下(本実施形態では、65°)とし、ファン出口角β2を15°以上、45°以下(本実施形態では、35°)とし、ファン前進角γを4°以上、10°以下(本実施形態では、7°)とすれば良いことが解る。
【0084】
なお、本実施形態では、ファン入口角β1、ファン出口角β2及びファン前進角γが上記の条件を満たすように、ブレード71の入口側における曲率半径r1をブレード71の出口側における曲率半径r2以下として2種類以上の曲率半径r1、r2を有する曲面を滑らかに繋いでブレード71を形成したが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、上記の条件を満たせば、ブレード71の曲率半径を入口側から出口側に向かい徐々に大きくする、又は曲率半径を一定としてもよい。
【0085】
また、本実施形態と上述の実施形態とを組み合わせてもよい。具体的には、図8、9及び図16〜19に示されているように、L/Dを0.12以上とし、ファン入口角β1を55°以上、85°以下とし、ファン出口角β2を15°以上、45°以下とし、ファン前進角γを4°以上、10°以下とするとともに、拡がり角nを3.3°以上4.8°以下とする、又はL/Dを0.12以上とし、ファン入口角β1を55°以上、85°以下とし、ファン出口角β2を15°以上、45°以下とし、ファン前進角γを4°以上、10°以下とするとともに、拡がり角nを3.5°以上4.5°以下とするものである。
【0086】
また、本実施形態は、拡大部74d、74eが無い(空気流路74aのうち回転軸と平行な方向の寸法が一定)のケーシング74に対しても適用することができる。
【0087】
(その他の実施形態)
第1実施形態では、拡大部74eに傾斜面74hが設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、空気通路74aを単純な矩形、円形又は楕円形等のその他形状としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る空調装置の模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る送風機の断面図である。
【図3】出口角β2の説明図である。
【図4】図2のA矢視図である。
【図5】図2のB矢視図である。
【図6】本発明の効果を説明するための説明図である。
【図7】スクロールケーシングの空気通路内の空気流れを示す模式図である。
【図8】比騒音とL/Dとの関係を示す図である。
【図9】比騒音と拡がり角との関係を示す図である。
【図10】比騒音と軸方向拡大率との関係を示すグラフである。
【図11】本発明の第2実施形態に係る空気通路の断面形状を示す模式図である。
【図12】本発明の第3実施形態に係る空気通路の断面形状を示す模式図である
【図13】入口角β1、出口角β2及び前進角γの説明図である。
【図14】入口角β1、出口角β2及び前進角γと空気流れとの関係を示す説明図である。
【図15】入口角β1、出口角β2及び前進角γと空気流れとの関係を示す説明図である。
【図16】L/Dと最低比騒音及び風量との関係を示すグラフである。
【図17】ファン入口角β1と比騒音及び風量との関係を示すグラフである。
【図18】ファン出口角β2と比騒音及び風量との関係を示すグラフである。
【図19】前進角γと比騒音及び風量との関係を示すグラフである。
【図20】(a)は従来の技術に係る送風機の斜視図であり、(b)は(a)のA部拡大図である。
【符号の説明】
72…遠心式多翼ファン、74…スクロールケーシング、
74a…空気流路、74b…吹出口、75…吸入口。

Claims (13)

  1. 回転軸周りに多数枚の翼(71)を有し、前記回転軸の軸方向から吸入した空気を径外方に向けて吹き出す遠心式多翼ファン(72)と、
    前記遠心式多翼ファン(72)を収納するとともに前記遠心式多翼ファン(72)から吹き出した空気が流れる渦巻き状の空気流路(74a)を構成し、前記回転軸の軸方向一端側に吸入口(75)を有し、かつ、渦巻の巻き終わり部より空気流れ下流側に吹出口(74b)を有するスクロールケーシング(74)とを備え、
    前記空気流路(74a)には、空気流れ下流側の流路断面積が上流側より大きくなるように、前記回転軸と平行な方向に拡大する拡大部(74d、74e)が設けられ、
    前記遠心式多翼ファン(72)の直径(D)に対する前記翼(71)の翼長さ(L)の比が0.12以上であり、
    さらに、前記スクロールケーシング(74)の外周側半径(r1)は、対数螺旋的に拡大しているとともに、その拡がり角(n)は3.3°以上、4.8°以下であることを特徴とする遠心式送風機。
  2. 回転軸周りに多数枚の翼(71)を有し、前記回転軸の軸方向から吸入した空気を径外方に向けて吹き出す遠心式多翼ファン(72)と、
    前記遠心式多翼ファン(72)を収納するとともに前記遠心式多翼ファン(72)から吹き出した空気が流れる渦巻き状の空気流路(74a)を構成し、前記回転軸の軸方向一端側に吸入口(75)を有し、かつ、渦巻の巻き終わり部より空気流れ下流側に吹出口(74b)を有するスクロールケーシング(74)とを備え、
    前記空気流路(74a)には、空気流れ下流側の流路断面積が上流側より大きくなるように、前記回転軸と平行な方向に拡大する拡大部(74d、74e)が設けられ、
    前記遠心式多翼ファン(72)の直径(D)に対する前記翼(71)の翼長さ(L)の比が0.12以上であり、
    さらに、前記スクロールケーシング(74)の外周側半径(r1)は、対数螺旋的に拡大しているとともに、その拡がり角(n)は3.5°以上、4.5°以下であることを特徴とする遠心式送風機。
  3. 前記巻き終わり部のうち前記回転軸と平行な方向の寸法(H1)は、前記スクロールケーシング(74)のうちノーズ部(74c)における前記回転軸と平行な方向の寸法(H0)の1.1倍以上、2.3倍以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠心式送風機。
  4. 前記巻き終わり部のうち前記回転軸と平行な方向の寸法(H1)は、前記スクロールケーシング(74)のうちノーズ部(74c)における前記回転軸と平行な方向の寸法(H0)の1.3倍以上、2.1倍以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠心式送風機。
  5. 前記空気流路(74a)は、略矩形断面形状を有するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の遠心式送風機。
  6. 前記空気流路(74a)は、角部が円弧にて繋がった略矩形断面形状を有するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の遠心式送風機。
  7. 前記スクロールケーシング(74)の外周側内壁には、前記遠心式多翼ファン(72)側に突出する突出部(74j)が形成されており、
    さらに、前記突出部(74j)は、前記空気流路(74a)を流れる空気の主流方向から見て、前記遠心式多翼ファン(72)側に向けて凸となる略三角形状であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の遠心式送風機。
  8. 回転軸周りに多数枚の翼(71)を有し、前記回転軸の軸方向から吸入した空気を径外方に向けて吹き出す遠心式多翼ファン(72)と、
    前記遠心式多翼ファン(72)を収納するとともに前記遠心式多翼ファン(72)から吹き出した空気が流れる渦巻き状の空気流路(74a)を構成し、前記回転軸の軸方向一端側に吸入口(75)を有し、かつ、渦巻の巻き終わり部より空気流れ下流側に吹出口(74b)を有するスクロールケーシング(74)とを備え、
    前記遠心式多翼ファン(72)の直径(D)に対する前記翼(71)の翼長さ(L)の比は0.12以上であり、
    前記遠心式多翼ファン(72)のファン入口角(β1)は55°以上、85°以下であり、
    前記遠心式多翼ファン(72)のファン出口角(β2)は15°以上、45°以下であり、
    さらに、前記翼(71)の入口側端部と前記遠心式多翼ファン(72)の回転中心とを結ぶ線(L1)と、前記翼(71)の出口側端部と前記遠心式多翼ファン(72)の回転中心とを結ぶ線(L2)とのなす角であるファン前進角(γ)は4°以上、10°以下であることを特徴とする遠心式送風機。
  9. 前記翼(71)の入口側における曲率半径(r1)は、前記翼(71)の出口側における曲率半径(r2)以下であることを特徴とする請求項8に記載の遠心式送風機。
  10. 前記翼(71)は、2種類以上の曲率半径(r1、r2)を有する曲面を滑らかに繋いだ形状であることを特徴とする請求項9に記載の遠心式送風機。
  11. 前記スクロールケーシング(74)の外周側半径(r1)は、対数螺旋的に拡大しているとともに、その拡がり角(n)は3.3°以上4.8°以下であることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1つに遠心式送風機。
  12. 前記スクロールケーシング(74)の外周側半径(r1)は、対数螺旋的に拡大しているとともに、その拡がり角(n)は3.5°以上、4.5°以下であることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1つに遠心式送風機。
  13. 前記空気流路(74a)には、空気流れ下流側の流路断面積が上流側より大きくなるように、前記回転軸と平行な方向に拡大する拡大部(74d、74e)が設けられていることを特徴とする請求項8ないし12のいずれか1つに遠心式送風機。
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