JP2016205189A - バルブ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この排気ガス制御弁は、ガス通路を形成するハウジングと、軸受を介してハウジングに回転自在に支持されるシャフトと、このシャフトの一方の端部に一体成形されてガス通路を開閉可能に配置される弁体等より構成される。
ハウジングには、シャフトと弁体を組み付ける際に、シャフトの組み付け方向から弁体をガス通路内へ挿入することができるバルブ挿入口が形成される。このバルブ挿入口は、例えば楕円形状を有し、その楕円形状の長径(長軸の長さ)が弁体の外径より大きく形成される。
シャフトと弁体を別体に設けると、弁体をシャフトの端部に固定するための溶接あるいはスクリューによる締結が必要となるが、特許文献1の構成によれば、シャフトと弁体を一体成形できるので、溶接あるいはスクリューによる締結が不要である。
このため、特許文献1に係る従来技術では、新たな部品(軸受ホルダ)が必要となり、部品点数の増加によるコストアップを招く。また、軸受孔と軸受との間に軸受ホルダが介在するため、軸受孔の内周に直接、軸受を圧入固定する場合と比較して、軸受孔の軸心に対するシャフトの同軸度が低下する問題が生じる。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、部品点数が増加することなく、シャフトと弁体の一体成形品をハウジングの内部に組み込むことができるバルブ装置を提供することにある。
実施例1は、エンジンの燃焼室より排出される排気ガスの一部(以下、EGRガスと呼ぶ)をエンジンの吸気側へ戻すためのEGR装置1に本発明のバルブ装置を適用した一例を説明する。
EGR装置1は、図1に示すように、EGRガスが流れるガス通路2を形成するハウジング3と、EGRガスの流量を調整するEGRバルブ4と、このEGRバルブ4を全閉位置へ付勢するリターンスプリング5と、このリターンスプリング5の付勢力に抗してEGRバルブ4を駆動するバルブ駆動手段(後述する)と、EGRバルブ4の開度を検出する回転角センサ(後述する)等を備える。
ガス通路2は、図1に示すように、EGRガスが流入するIN側(図示右側)とEGRガスが流出するOUT側(図示左側)との間にEGRガスの流れ方向が変化する屈曲部が設けられる。つまり、屈曲部よりIN側のガス通路2の軸心方向とOUT側のガス通路2の軸心方向とが所定の角度で交差している。屈曲部よりIN側のガス通路2には、金属製(例えばステンレス製)の円筒ノズル9が圧入固定される。
軸受孔6は、図4に示すように、OUT側のガス通路2と直交する方向に形成され、ハウジング3の図示上端に開口する一端側からガス通路2の内周面に開口する他端側へ向かって内径が段階的に小さくなる段付き状を有する。
シャフト12は、一方の端部がIN側のガス通路2を形成する円筒ノズル9の内部へ突き出ている。弁体13は、図2に示すように、円筒ノズル9の軸心方向と直交する向きに配置され、シャフト12の軸心方向に対し所定の角度だけ傾いた状態でシャフト12の端部に一体成形されている。この弁体13には、外周面全周に断面矩形状に凹設された周方向溝が形成され、この周方向溝にシールリング14が装着される。シールリング14は、弁体13がIN側のガス通路2を全閉するバルブ全閉時に、円筒ノズル9の内周と弁体13の外周との間に生じる隙間を塞ぐシール機能を有する。なお、図1、図2は、バルブ全閉時の状態を示している。
バルブ駆動手段は、電力の供給を受けてトルクを発生するモータ(図示せず)と、このモータの駆動トルクを増幅してシャフト12に伝達するギヤトレインとで構成される。
モータは、例えば直流モータであり、ECU(図示せず)によって通電制御される。
ギヤトレインは、ハウジング3に形成されるギヤ室8に配置され、複数の平歯車を噛み合せて構成される。具体的には、モータの出力軸に取り付けられるピニオンギヤ(図示せず)と、シャフト12の他方の端部に取り付けられるバルブギヤ17(図1参照)と、ピニオンギヤの回転をバルブギヤ17に伝達する中間ギヤ(図示せず)とで構成される歯車減速手段である。
ECUは、アクセル開度やエンジン回転数等から把握されるエンジンの運転状態に応じてEGRバルブ4の目標開度を演算し、ホールIC20によって検出されるEGRバルブ4の実開度が目標開度と一致するようにモータへの供給電力をフィードバック制御する。
センサカバー19は、図1に示すように、ギヤ室8を形成するハウジング3の端面にシール部品21を介して組み付けられ、スクリュ22等によりハウジング3に固定されて、ギヤ室8を気密に覆っている。
ハウジング3には、シャフト12と弁体13の一体成形品であるEGRバルブ4をハウジング3の内部へ組み込むことができる挿入孔7が形成される。この挿入孔7は、図2に示すように、ガス通路2に対し軸受孔6と反対側の位置に形成され、IN側のガス通路2の内周面に開口している。つまり、挿入孔7は、軸受孔6と同一軸心上に形成される。挿入孔7の軸心方向と直交する断面形状は、図3に示すように、楕円形状を有し、その楕円形状の長径が弁体13の外径より大きく形成される。
EGRバルブ4は、図4に示すように、あらかじめ軸受孔6の内周にガスシール16、軸受10、オイルシール15、軸受11を組み付けた状態およびIN側のガス通路2に円筒ノズル9を圧入固定する前の状態で挿入孔7の内部へ挿入される。
弁体13は、挿入孔7を通過してIN側のガス通路2の内部に配置される。なお、シールリング14は、弁体13を挿入孔7の内部へ挿入する前に、あらかじめ弁体13の外周に装着される。
EGRバルブ4をハウジング3の内部に組み込んだ後、図5に示すように、IN側のガス通路2の内周に円筒ノズル9を圧入固定する。これにより、ガス通路2の内周面に開口する挿入孔7の開口部が円筒ノズル9によって気密に塞がれる。
実施例1のEGRバルブ4は、シャフト12の一方の端部に弁体13を一体成形した一体成形品であり、ガス通路2に対し軸受孔6と反対側に形成される挿入孔7よりハウジング3の内部へ組み込むことができる。すなわち、一体成形品であるEGRバルブ4を軸受孔6から挿入する必要はないので、軸受孔6の内径を弁体13の外径以上に拡大しなくても良い。これにより、軸受孔6の内周に二つの軸受10、11を直接、圧入固定できるので、特許文献1に開示された軸受ホルダを廃止できる。その結果、部品点数の削減によるコストダウンが可能であり、且つ、軸受孔6と二つの軸受10、11との間に軸受ホルダが介在しないので、軸受孔6の中心に対するシャフト12の同軸度が向上する。
また、EGRバルブ4をハウジング3の内部に組み込んだ後、ガス通路2の内周面に開口する挿入孔7の開口部が円筒ノズル9によって気密に塞がれるので、EGRガスが外気へ流出することを防止できる。
実施例1では、軸受10と軸受11との間にオイルシール15を配置しているが、例えば、軸受11に使用されるボールベアリングにシール機能を持たせることでオイルシール15を廃止することも可能である。
実施例1では、二つの軸受10、11に滑り軸受とボールベアリングとを使用する事例を記載したが、例えば、ボールベアリングを二連に配置して使用することもできる。
また、実施例1では、本発明のバルブ装置をEGR装置1に適用した事例を説明したが、EGR装置1に限定されるものではなく、例えば、スロットルバルブ装置にも適用できる。
実施例1では、IN側のガス通路2の円筒ノズル9を圧入固定することで、ガス通路2の内周面に開口する挿入孔7の開口部を気密に塞いでいるが、例えば、プラグ等により挿入孔7を気密に塞ぐ構成を採用することも可能である。
2 ガス通路(流体通路)
3 ハウジング
4 EGRバルブ(シャフトと弁体の一体成形品)
6 軸受孔
7 挿入孔
9 円筒ノズル
10 軸受
11 軸受
12 シャフト
13 弁体
Claims (3)
- 流体の通り道を形成する流体通路(2)および前記流体通路(2)の内周面に開口して前記流体通路(2)と交差する方向に延びる軸受孔(6)を有するハウジング(3)と、
前記軸受孔(6)の内周に圧入固定される軸受(10、11)を介して前記ハウジング(3)に回転自在に支持され、一方の端部が前記流体通路(2)の内部へ突き出るシャフト(12)と、
このシャフト(12)の一方の端部に一体成形されて前記流体通路(2)を開閉可能に配置される弁体(13)とを備えるバルブ装置(1)であって、
前記ハウジング(3)は、前記流体通路(2)の内周面に開口して前記シャフト(12)と前記弁体(13)の一体成形品(4)を前記ハウジング(3)の内部へ組み込むことができる挿入孔(7)を有し、この挿入孔(7)が前記流体通路(2)に対し前記軸受孔(6)と反対側の位置に形成されていることを特徴とするバルブ装置。 - 請求項1に記載したバルブ装置(1)において、
前記流体通路(2)の内周に圧入される円筒ノズル(9)を有し、
前記流体通路(2)の内周面に開口する前記挿入孔(7)の開口部が前記円筒ノズル(9)によって気密に閉塞されることを特徴とするバルブ装置。 - 請求項1または2に記載したバルブ装置(1)において、
前記弁体(13)は、前記シャフト(12)の軸心方向に対し所定の角度だけ傾いた状態で前記シャフト(12)の一方の端部に一体成形され、
前記挿入孔(7)は、自身の軸心方向と直交する断面形状が楕円形状を有し、その楕円形状の長径が前記弁体(13)の外径より大きいことを特徴とするバルブ装置。
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