JP5850076B2 - バルブ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バルブを電動アクチュエータによって駆動するバルブ装置に関し、特に開弁状態のバルブを素早く全閉させる技術に関する。
(従来技術)
バルブ駆動用の電動アクチュエータを制御装置によりコントロールするバルブ装置として、特許文献1に開示される排気ガス再循環装置(EGR装置)が知られている。
特許文献1の排気ガス再循環装置には、目標EGR率に応じて設定されたバルブの目標開度と、開度センサの検出開度(実開度)とが一致するように、電動アクチュエータの電動モータを制御装置によってフィードバック制御する技術が開示されている。
(従来技術の問題点)
開弁状態のバルブを全閉させる際、全閉までの時間を短縮する手段として、電動モータを閉弁方向へ通電制御することが考えられる。その際、全閉開度θ0でメカストッパが強く当たると、衝突音が発生したり、衝突によって破損が生じる懸念がある。
そこで、メカストッパの機械的な衝突を回避するために、バルブの閉弁速度を全閉開度θ0の直前で減速する必要がある。
メカストッパの機械的な衝突を回避する手段として、図4(a)に示すように、
(i)全閉開度θ0より開弁側に設定した通電停止開度θaに検出開度が達するまで電動モータを閉弁方向へ通電制御し、
(ii)検出開度が通電停止開度θaに達した後は、電動モータの通電を停止して、リターンスプリングの付勢力のみでバルブを全閉開度θ0へ戻すことが考えられる。
しかし、全閉時の目標開度θbを通電停止開度θaに設定することにより、図4(b)に示すように、通電停止開度θaに近づくと、フィードバック制御によってバルブの閉弁速度が遅くなる。即ち、バルブの閉弁速度が、通電停止開度θaの直前で大きく減速することになり、通電停止開度θaに達するまでに減速時間を必要とする。
また、電動モータの通電停止後は、通電停止開度θaにおいて十分に減速したバルブを、復元力が低下したリターンスプリングの付勢力だけで閉弁させることになり、通電停止開度θaから全閉開度θ0に達するまでに時間を要してしまう。
このように、全閉までの時間を短縮するべく、電動モータを閉弁方向へ積極的に通電制御しても、メカストッパの衝突回避のために、フィードバック制御によって通電停止開度θaの直前でバルブの閉弁速度が十分に減速し、さらにその後、十分に減速したバルブをリターンスプリングの付勢力だけで全閉させることになり、結果的に全閉応答性が悪化する。
特開2009−036108号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、開弁状態のバルブを全閉させる際、メカストッパの衝突を抑えて、全閉までの時間を短縮できるバルブ装置の提供にある。
本発明は、開弁状態のバルブを全閉させる際、
(i)全閉開度(θ0)より開弁側に設定した通電停止開度(θa)に検出開度が達するまで電動モータを閉弁方向へ通電制御し、検出開度が通電停止開度(θa)に達した後は、電動モータの通電を停止して、リターンスプリングの付勢力でバルブを全閉開度(θ0)へ戻す技術と、
(ii)開弁状態のバルブを全閉させる際、全閉時の目標開度(θb)を、通電停止開度(θa)よりも閉弁側に設定するとともに、バルブの全閉開度(θ0)を基準として、全閉開度(θ0)より開弁方向をプラス、全閉開度(θ0)より開弁方向とは異なる方向をマイナスとした場合、全閉時の目標開度(θb)を、全閉開度(θ0)よりマイナス側に設定する技術とを用いる。
このように、全閉時の目標開度(θb)を通電停止開度(θa)よりも閉弁側に設定することにより、通電停止開度(θa)に達するまでの時間を短縮できる。
また、通電停止開度(θa)に達した後は、電動アクチュエータによる閉弁方向の慣性力を利用して、全閉開度(θ0)に近づくまでの時間を短縮できる。
そして、バルブが全閉開度(θ0)に近づくと、リターンスプリング力が小さいため、メカストッパが突き当たる際の衝突を抑えることができる。
即ち、本発明は、開弁状態のバルブを全閉させる際、メカストッパの衝突を抑えて、全閉までの時間を短縮できる。
EGRバルブの断面図である(実施例1) カバーを外した電動アクチュエータの説明図である(実施例1) 開弁状態のバルブを全閉させる際の説明図である(実施例1) 開弁状態のバルブを全閉させる際の説明図である(背景技術)。
以下、発明を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。
以下において本発明を「排気ガス再循環装置(EGR装置)」に適用した具体的な一例(実施例)を説明する。なお、実施例は、具体的な一例を開示するものであって、本発明が実施例に限定されないことは言うまでもない。
排気ガス再循環装置は、エンジンの排出した排気ガスの一部をEGRガスとしてエンジンの吸気側に戻すことで、吸気の一部に不燃ガスであるEGRガスを混入させる周知の技術である。
排気ガス再循環装置は、排気通路を流れる排気ガスの一部を吸気通路へ戻すEGR通路(通路の一例)1の開閉および開度調整を行なうEGRバルブユニット2を少なくとも備えるものであり、このEGRバルブユニット2が制御装置(ECU)3により制御される。
EGRバルブユニット2は、吸気通路における高負圧発生範囲(スロットルバルブの吸気下流側)へEGRガスを戻す高圧EGRバルブユニット2であっても良いし、吸気通路における低負圧発生範囲(スロットルバルブの吸気上流側:例えばターボチャージャ搭載車両であればコンプレッサの吸気上流側)へEGRガスを戻す低圧EGRバルブユニット2であっても良い。
EGRバルブユニット2の具体的な一例を、図1、図2を参照して説明する。
なお、以下では、図1の図示上側を上、図示下側を下と称して説明するが、この上下は実施例の説明のための方向であり、限定されるものではない。
EGRバルブユニット2は、
・内部にEGR通路1の一部を形成するハウジング4と、
・EGR通路1中に配置されるバルブ5と、
・このバルブ5を支持するシャフト6と、
・このシャフト6に回転力を付与する電動アクチュエータ7と、
を備える。
電動アクチュエータ7は、
・通電により回転動力を発生する電動モータ8と、
・この電動モータ8の回転トルクを増幅してシャフト6に伝達する歯車減速機9と、
・シャフト6を介してバルブ5を閉弁方向のみに向けて付勢するリターンスプリング10と、
・シャフト6を介してバルブ5の開度を検出する開度センサ11と、
を備える。
以下において、上記各構成部品の具体例を説明する。
ハウジング4は、アルミニウム合金のダイキャスト製であり、ハウジング4の内部に形成されるEGR通路1の内壁には、耐熱性、耐腐食性に優れた部材(例えば、ステンレス)によって設けられた円筒形状を呈したノズル12が固定配置されている。このノズル12の内周は、ハウジング4内のEGR通路1の一部の内壁を成す。
バルブ5は、略円板形状を呈し、シャフト6の回動位置に応じてEGR通路1を開閉可能で、且つEGR通路1(ノズル12内)の開口面積を可変可能なバタフライ型であり、開度に応じて吸気通路へ戻されるEGR量の調整を行なう。
ここで、バルブ5は、外周縁に別体のシールリングを用いないシールリングレスタイプである。
シャフト6は、バルブ5をEGR通路1の内部において回転可能に支持する。この実施例のシャフト6は、バルブ5を片持ち支持するものであり(限定するものではない)、バルブ5の直径方向に対してシャフト6の軸線が傾斜配置されている。
バルブ5はシャフト6の下端に固定されるものであり、シャフト6と一体にバルブ5が回動する。なお、バルブ5とシャフト6の結合技術は限定されるものではなく、例えば、溶接技術やネジ等によって結合されるものである。
シャフト6は、EGR通路1の上側のハウジング4内に配置された2つの軸受13によって回転自在に支持される。なお、軸受13は、ボールベアリング、ローラベアリング等の転がりベアリング、あるいはメタルベアリング等の滑りベアリングであり、ハウジング4に形成されたベアリング収容穴の内部に圧入等の結合手段によって固定されて、内周に挿通されたシャフト6を回転自在に支持する。
また、シャフト6とハウジング4との間には、EGRガスが洩れ出るのを防ぐシール部材14が配置される。なお、シール部材14の配置箇所やシール部材14の配置方法(例えば、シール機能付きのベアリングを用いるなど)は限定されるものではない。
電動アクチュエータ7は、ハウジング4に組付けられるものであり、ハウジング4の上部にはネジ等の締結手段によって着脱可能なカバー15が装着される。
そして、ハウジング4に形成されたモータ収容室に電動モータ8が収容され、ハウジング4とカバー15との間に形成された空間に、歯車減速機9およびリターンスプリング10等が収容される。
電動モータ8は、通電方向が切り替わることで回転方向が切り替わるとともに、通電量に応じた回転トルクを発生する周知の直流モータであり、ハウジング4に形成されたモータ収容室に挿入された後、ネジ等の締結手段16によってハウジング4に固定される。
歯車減速機9は、複数のギヤの組み合わせにより電動モータ8の回転を減速してシャフト6に伝達するものであり、
・電動モータ8と一体に回転するモータギヤ(ピニオンギヤ)21と、
・このモータギヤ21によって回転駆動される中間ギヤ22と、
・この中間ギヤ22によって回転駆動される最終ギヤ(ギヤロータ)23と、
からなり、最終ギヤ23はシャフト6と一体に回動する。
モータギヤ21は、電動モータ8の出力軸に固定された小径の外歯歯車である。
中間ギヤ22は、大径ギヤ22aと小径ギヤ22bが同芯で設けられた2重歯車であり、ハウジング4とカバー15とにより支持される支持軸24によって回転自在に支持される。そして、大径ギヤ22aがモータギヤ21と常に噛合し、小径ギヤ22bが最終ギヤ23と常に噛合する。
最終ギヤ23は、シャフト6の端部とカシメにより固定される締結プレートをインサートしてなる大径の外歯歯車であり、噛合歯(外歯)はバルブ5の回動に伴う範囲のみに設けられている。そして、最終ギヤ23は、モータギヤ→大径ギヤ→小径ギヤ→最終ギヤ23の順で減速により増幅された回転トルクをシャフト6に伝達する。
開度センサ11は、シャフト6の回転角度を検出することでバルブ5の開度を検出するスロットルポジションセンサであり、シャフト6の開度(即ち、バルブ5の開度)に応じた開度信号を制御装置3に出力する。
開度センサ11の具体例は、2つの部材の相対回転を非接触で検出する磁気型センサであり、最終ギヤ23の内部にインサートされてシャフト6と一体に回転する略筒状を呈する磁気回路部25と、カバー15に取り付けられて磁気回路部25に対して非接触に配置される磁気検出部26とで構成され、この磁気検出部26の発生する電圧信号(ホールICの出力信号)が制御装置3に与えられる。
リターンスプリング10の具体例は、一方向のみに巻かれたコイルバネよりなるシングルスプリングであり、図1に示すように、シャフト6の周囲に同軸的に配置される。
このリターンスプリング10は、ハウジング4と最終ギヤ23との間に組付けられてバネ力を発生する。リターンスプリング10の両端には、外径方向へ突出する上側フック27と下側フック28が設けられる。
そして、上側フック27が最終ギヤ23に設けられた上フック当接部29に押し付けられた状態で組付けられるとともに、下側フック28がハウジング4に設けられた下フック当接部30に押し付けられた状態で組付けられることで、リターンスプリング10がバルブ5を閉弁方向のみに向けて付勢するバネ力を発生する。
ここで、EGRバルブユニット2には、電動アクチュエータ7の停止時に、バルブ5を全閉開度θ0に保つメカストッパ31が設けられる。
メカストッパ31は、バルブ5の閉弁方向の回動限界を機械的に規制するものであり、回動部材と固定部材との突当箇所によって設けられる。
メカストッパ31の具体例は、図2に示すように、最終ギヤ23に設けられた外径方向へ突出するストッパ突起(ストッパレバー)32と、ハウジング4の内壁(最終ギヤ23等の収容壁)に設けられた段差面33とにより構成される。そして、バルブ5が閉弁方向へ回動し、ストッパ突起32が段差面33に突き当たることで、バルブ5が全閉開度θ0(全閉位置である開度0°)において停止する。
制御装置3は、マイクロコンピュータを搭載した周知の電子制御ユニットであり、開度センサ11によって検出される検出開度(バルブ5の実開度)が、エンジンの運転状態(エンジン回転数やアクセル開度など)に応じて算出された目標開度となるように、電動モータ8をフィードバック制御する。
なお、フィードバック制御は周知なものであり、例えば、PID制御などのフィードバック技術を用いて開度センサ11によって検出される検出開度(バルブ5の実開度)を目標開度に収束させるものである。
制御装置3は、開弁状態のバルブ5を全閉させる際、開度センサ11の検出開度が全閉時の目標開度θbに近づくように電動モータ8をフィードバック制御する。そして、開度センサ11の検出開度がバルブの全閉開度θ0より開弁側に設定した通電停止開度θaに達した後に電動モータ8の通電を停止する。
即ち、制御装置3は、図3に示すように、開弁状態のバルブ5を全閉させる際、全閉開度θ0より開弁側に設定した通電停止開度θaに、開度センサ11によって検出した検出開度が達するまで電動モータ8を閉弁方向へ通電制御し、バルブ5が全閉開度θ0に近づくのを速める。そして、制御装置3は、検出開度が通電停止開度θaに達したと判定した後は、電動モータ8の通電を停止し、リターンスプリング10の付勢力によってバルブ5を全閉開度θ0へ戻す。
また、制御装置3は、バルブ5の閉弁速度を速める手段として、開弁状態のバルブ5を全閉させるにおける全閉時の目標開度θbを、通電停止開度θaよりも閉弁側に設定する。
ここで、全閉時の目標開度θbは、制御装置3が「上記の全閉制御」を実施した際に、メカストッパ31が衝突しない開度、あるいはメカストッパ31の衝突速度が「50°/秒以下」の低速度に抑えられる開度に設定されるものである。
理解補助の目的で、通電停止開度θaと、全閉時の目標開度θbの具体的数値を説明する。なお、以下では、説明のため、バルブ5の全閉開度θ0(バルブ5が開閉する通路の内壁に対してバルブ5が垂直な開度0°)を基準とし、全閉開度θ0より開弁方向を「プラス」、全閉開度θ0より開弁方向とは異なる方向を「マイナス」とする。
この実施例では、通電停止開度θaをプラス5°に設定する。その場合、全閉時の目標開度θbは、プラス5°よりも小さい値(マイナス値を含む)に設定する。
具体的な一例として、この実施例の全閉時の目標開度θbは、全閉開度θ0よりマイナス側に設定されるものであり、具体的な数値例として全閉時の目標開度θbはマイナス5°に設定される。
この実施例で示す数値(通電停止開度θa=+5°、全閉時の目標開度θb=−5°)は、上述したように、理解補助のための一例であり、限定されるものでない。
具体的に通電停止開度θaや全閉時の目標開度θbは、フィードバック制御のゲイン設定やリターンスプリング10のバネ力等に応じて適宜変更されるものである。
(実施例の効果1)
この実施例は、上述したように、全閉時の目標開度θbを通電停止開度θaよりも閉弁側に設定することにより、通電停止開度θaに達するまでの時間を短縮できる。
また、通電停止開度θaに達した後は、電動アクチュエータ7による閉弁方向の慣性力を利用することができ、全閉開度θ0に近づくまでの時間を短縮できる。
そして、バルブ5が全閉開度θ0に近づくと、リターンスプリング10の力が小さくなってリターンスプリング10がバルブ5に与える付勢力が弱まる。その結果、メカストッパ31が突き当たる際の速度が抑えられ、メカストッパの衝突が抑えられる。
このように、この実施例の排気ガス再循環装置は、開弁状態のバルブ5を全閉させる際、メカストッパ31の衝突を抑えつつ、全閉応答性を高めることができる。
(実施例の効果2)
この実施例は、上述したように、全閉時の目標開度θbを全閉開度θ0よりマイナス側に設定している。
このため、開弁状態のバルブ5を全閉させる際に、全閉時の目標開度θbと検出開度との偏差が大きくなり、フィードバック制御による電動モータ8の駆動力が高まる。その結果、通電停止開度θaに達するまでの時間を短縮することができ、全閉応答性を向上できる。
(実施例の効果3)
この実施例のバルブ5は、上述したように、バルブ5の外周縁に別体のシールリングが存在しないシールリングレスタイプを採用する。
シールリングを用いる場合は、部品点数の増加や、シール溝の加工等によってコストアップするとともに、シールリングが摩耗や外力によって破損する懸念がある。しかし、シールリングレスタイプを採用することで、EGRバルブユニット2のコストダウンやロバスト性を向上できる。
(実施例の効果4)
この実施例のメカストッパ31は、上述したように、歯車減速機9の最終ギヤ23と、電動アクチュエータ7を収容するハウジング4との突当箇所によって設けられるものであり、ストッパ突起32が段差面33に突き当たることで、バルブ5が全閉開度θ0で停止する。これにより、電動モータ8の通電が停止された状態でも、閉弁状態が保たれるため、電動モータ8の通電停止状態におけるエンジン始動性の悪化が回避される。
また、万が一に何らかの理由により電動モータ8の通電が出来ない場合でも、リターンスプリング10の付勢力によりバルブ5が全閉開度θ0へ戻される。このため、予期せぬ不具合が生じた場合でも、エンジンの燃焼状態を良好に保つことができる。
上記の実施例では、メカストッパ31の一例として、最終ギヤ23にストッパ突起32を設けたが、メカストッパ31を設ける位置は最終ギヤ23に限定されるものではなく、バルブ5の閉弁方向の回動限界を機械的に規制する手段であれば良い。
上記の実施例では、バルブ5が回動するタイプのバルブ装置に本発明を適用したが、バルブ5が直線方向へスライドするポペットタイプのバルブ装置(例えば、ポペット型バルブを用いる排気ガス再循環装置)に本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、本発明を排気ガス再循環装置に適用する例を示したが、用途を限定するものではなく、ウエストゲートバルブや排気絞り弁など、他のバルブ装置に本発明を適用しても良い。
1 EGR通路
3 制御装置
5 バルブ
7 電動アクチュエータ
8 電動モータ
10 リターンスプリング
11 開度センサ
31 メカストッパ

Claims (4)

  1. 通路(1)の開閉を行う閉塞可能なバルブ(5)と、
    前記バルブ(5)の開度を検出する開度センサ(11)と、
    通電により回転出力を発生する電動モータ(8)を用いて前記バルブ(5)を駆動する電動アクチュエータ(7)と、
    開弁状態の前記バルブ(5)を全閉させる際、前記開度センサ(11)の検出開度が全閉時の目標開度(θb)に近づくように前記電動モータ(8)をフィードバック制御し、前記開度センサ(11)の検出開度が前記バルブの全閉開度(θ0)より開弁側に設定した通電停止開度(θa)に達した後に前記電動モータ(8)の通電を停止する制御装置と、
    を具備するバルブ装置において、
    このバルブ装置は、前記バルブ(5)を閉弁方向へ付勢するリターンスプリング(10)と、前記バルブ(5)を全閉開度(θ0)で機械的に停止させるメカストッパ(31)とを備えるものであり、
    前記全閉時の目標開度(θb)は、前記通電停止開度(θa)よりも閉弁側に設定され、かつ、
    前記バルブ(5)の全閉開度(θ0)を基準として、全閉開度(θ0)より開弁方向をプラス、全閉開度(θ0)より開弁方向とは異なる方向をマイナスとした場合、
    前記全閉時の目標開度(θb)は、全閉開度(θ0)よりマイナス側に設定されていることを特徴とするバルブ装置。
  2. 請求項1に記載のバルブ装置において、
    前記バルブ(5)は、当該バルブ(5)の外周縁に別体のシールリングが存在しないシールリングレスタイプであることを特徴とするバルブ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のバルブ装置において、
    前記メカストッパ(31)は、前記電動アクチュエータ(7)における歯車減速機(9)の最終ギヤ(23)と、前記電動アクチュエータ(7)を収容するハウジング(4)との突当箇所によって設けられることを特徴とするバルブ装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のバルブ装置において、
    このバルブ装置は、エンジンの排出した排気ガスの一部をEGRガスとしてエンジンの吸気側へ戻す排気ガス再循環装置であることを特徴とするバルブ装置。



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