JP2016198713A - 電極、電解装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電解効率ないし気泡の解離効率に優れた電極及び電解装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、被電解水を電気分解するために用いられる電極2,3であって、互いに平行に対向した一対の平面9a,9bを有し、かつ、導電性を有する電極本体9と、一対の平面を横切るように電極本体を貫通して開口するように形成された少なくとも1つの電極孔10と、電極孔の内周の少なくとも一部に設けられている突起11と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、電気分解効率(即ち、電解効率)に優れた電極、及び、当該電極を備えた電解装置に関する。
被電解水を電気分解する技術分野において、電極(アノード、カソード)に複数の電極孔が設けられた電解装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。電極孔は、電極を貫通して構成されている。電極孔を構成した分だけ、電極に対する被電解水の接触面積を増大させることが可能となる。かくして、電解効率の向上が図られている。
特開2005−279537号公報
ところで、例えば、水道水などの被電解水を電気分解している間、カソード(陰極)側では、電子が供給されて還元反応が生じると共に、アノード(陽極)側では、電子が奪われて酸化反応が生じる。この間、電極(アノード、カソード)に沿って、微小な気泡が発生し続ける。
ここで、複数の電極孔は、電極を直交する方向(換言すると、気泡の浮上方向を横切る方向)に貫通させた円筒形状を有している。かかる形状の電極孔は、発生した気泡が捕捉され易い構造となっている。このため、気泡が電極孔に捕捉されて電極に沿って滞留すると、その分だけ、電極に対する被電解水の接触面積が減少する。そうなると、被電解水の電解効率が低下してしまう。更に、単なる円筒形状の電極孔では、気泡を細分化させることができない。このため、気泡の解離効率を向上させるには一定の限界があった。
本発明の目的は、電解効率ないし気泡の解離効率に優れた電極及び電解装置を提供することにある。
一実施形態によれば、被電解水を電気分解するために用いられる電極であって、互いに平行に対向した一対の平面を有し、かつ、導電性を有する電極本体と、一対の平面を横切るように電極本体を貫通して開口するように形成された少なくとも1つの電極孔と、電極孔の内周の少なくとも一部に設けられている突起と、を備える。
一実施形態に係る電極及び電解装置の斜視図。 (a)は、電極孔を孔径方向に沿って断面した構成を示す拡大断面図、(b)は、他の形態の電極孔を孔径方向に沿って断面した構成を示す拡大断面図、(c)は、他の形態の電極孔を孔径方向に沿って断面した構成を示す拡大断面図。 電極孔の配置構成を示す平面図。 (a)は、重力(垂直)方向に沿って隣り合う2つの電極孔の配置構成を示す平面図、(b)は、重力(垂直)方向に沿って隣り合う2つの電極孔の他の配置構成を示す平面図。 電極孔の形成プロセスを示す図であって、(a)は、電極本体を示す断面図、(b)は、電極本体に貫通孔を形成するプロセスを示す図、(c)は、電極孔に突起を形成するプロセスを示す図。 電極孔の他の形成プロセスを示す図であって、(a)は、電極本体を示す断面図、(b)は、電極本体に貫通孔を形成するプロセスを示す図、(c)は、電極孔に突起を形成するプロセスを示す図。 (a)は、突起の無い電極孔を通過した気泡の解離状態を示す断面図、(b)は、突起の有る電極孔を通過した気泡の解離状態を示す断面図。
「一実施形態に係る電解装置1について」
図1に示すように、本実施形態に係る電解装置1は、複数の電極2,3と、電極2,3と共に被電解水を収容可能な電解槽4と、電源ユニット5と、を有している。複数の電極2,3は、被電解水を電気分解するために用いられる。複数の電極2,3の一例として、図面には、アノード(陽極)2とカソード(陰極)3が示されている。電源ユニット5は、アノード(陽極)2及びカソード(陰極)3に電力を供給可能に構成されている。
電解槽4としては、貯槽式(静水式)或いは連続式(流水式)のいずれかのタイプを適用することができる。貯槽式(静水式)は、電解水を生成する毎に、新たな被電解水と入れ換える方式である。連続式(流水式)は、被電解水を電解槽に連続的に供給しつつ電気分解(電解)を行って、電解水を連続的に生成する方式である。
図1には一例として、貯槽式(静水式)の電解槽4が示されている。電解槽4には、アノード室6及びカソード室7が構成されている。アノード室6とカソード室7は、セパレータ(隔壁)8によって区画された領域にそれぞれ構成されている。アノード室6には、アノード(陽極)2と共に被電解水を収容させることができる。カソード室7には、カソード(陰極)3と共に被電解水を収容させることができる。被電解水としては、例えば、水道水、井戸水、工業用水などを適用することができる。
セパレータ(隔壁)8としては、例えば、多孔質膜やイオン交換膜などを適用することができる。多孔質膜は、例えば、フッ素系樹脂、ポリエステル系樹脂などで形成することができる。イオン交換膜は、例えば、フッ素系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂などで形成することができる。
次に、上記した電解装置1の動作について説明する。
動作説明に際し、電解槽4(アノード室6、カソード室7)には、被電解水(図示しない)が予め収容されている。ここで、アノード(陽極)2とカソード(陰極)3は、重力(垂直)方向に沿って平行に位置付けられていてもよいし、重力(垂直)方向に沿って傾いていてもよい。更に、アノード(陽極)2とカソード(陰極)3は、互いに平行に対向配置されていてもよいし、互いに平行に対向配置されていなくてもよい。要するに、どの様な配置でもよい。この場合、アノード(陽極)2とカソード(陰極)3は、その一部或いはその全部が被電解水に水没した状態に維持されている。
ここで、電源ユニット5からアノード(陽極)2及びカソード(陰極)3に電力を供給する。そうすると、2つの電極2,3の相互間に、被電解水を介して電流が交差する。これにより、被電解水に対する電気分解が行われる。
このとき、アノード室6において、アノード(陽極)2と被電解水との間で、電子が奪われて酸化反応が生じる。即ち、被電解水として、例えば、水を使用した場合、アノード室6において、陰イオンが引き寄せられ、水素イオン及び酸素ガスが生成されると共に、酸性イオン水が生成される。
一方、カソード室7において、カソード(陰極)3と被電解水との間で、電子が供給されて還元反応が生じる。即ち、カソード室7において、陽イオンが引き寄せられ、水酸化イオン及び水素ガスが生成されると共に、アルカリイオン水が生成される。
更に、酸化反応及び還元反応が生じている際に、アノード室6及びカソード室7には、上記した酸素ガスや水素ガスから成る微小な気泡が発生し続ける。
「一実施形態に係る電極2,3について」
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る電極2,3には、上記した気泡を効率良く細分化させるための構成が設けられている。即ち、電極2,3は、電極本体9と、電極孔10と、突起11と、を備えている。
電極本体9は、互いに平行に対向した一対の平面9a,9bを有して平坦状に構成されている。電極本体9は、導電性を有している。電極本体9の形状としては、上記した電解槽4に収容可能であれば、例えば、矩形状、楕円形状、円形状など、用途に応じた形状を適用することができる。
電極孔10は、一対の平面9a,9bを横切るように電極本体9を貫通して開口するように形成されている。電極孔10の個数としては、例えば、電極2,3毎に1つずつ設けてもよいし、又は、電極2,3毎に複数設けてもよい。図面には一例として、複数の電極孔10が形成された電極2,3が示されている。電極孔10の形状としては、例えば、丸形状、楕円形状、三角形状、矩形状、多角形状など、用途に応じた形状を適用することができる。図面には一例として、丸形状の電極孔10が示されている。
突起11は、電極孔10の内周に沿って設けられている。突起11は、電極孔10の内周に沿って連続して延びていても、連続して延びていなくてもよい。要するに、突起11は、少なくとも気泡が浮上する方向側に設けられていればよい。換言すると、電極孔10が複数形成された電極2,3を、重力方向に沿って位置付けた状態において、突起11は、電極孔10の内周のうち、少なくとも重力の作用方向に向かって正対する側に設けられていればよい。更に、突起11は、先細り形状を有している。突起11は、直線状に尖らせて構成してもよいし、又は、円弧状に尖らせて構成してもよい。要するに、突起11は、電極孔10の中心方向に向かって先細り状に傾斜した輪郭を有していればよい。この場合、突起11の傾斜角は、鋭角(0度以上90度未満)に設定されていることが好ましい。
図2(a)〜(c)には一例として、後述するテーパ面12,13,14,15によって構成された突起11が示されている。テーパ面12〜15は、電極孔10の内周に沿って連続して設けられている。テーパ面12〜15は、電極孔10の中心方向に向かって先細り状に傾斜している。
突起11の傾斜角は、一対の平面9a,9bに沿って平行な方向(基準面)16と、テーパ面12〜15と、の間の角度θ1,θ2,θ3,θ4によって規定されている。なお、電解装置1(図1参照)において、電極2,3を重力(垂直)方向に沿って平行に位置付けた状態において、一対の平面9a,9bに沿って平行な方向(基準面)16は、重力(垂直)方向に一致する。
図2(a)に示された突起11は、2つのテーパ面12,13によって構成されている。ここで、一方のテーパ面12は、一方の平面9bの角度が先細り状に変わり始める変位開始点12aと、突起11の先端11aとを直線状に結んだ線分に沿った平面として規定される。他方のテーパ面13は、他方の平面9aの角度が先細り状に変わり始める変位開始点13aと、突起11の先端11aとを直線状に結んだ線分に沿った平面として規定される。
この場合、突起11の傾斜角は、突起11の先端11aを通る基準面16と一方のテーパ面12との間の角度θ1、及び、当該基準面16と他方のテーパ面13との間の角度θ2の合計(θ1+θ2)によって規定されている。傾斜角(θ1+θ2)は、鋭角(0度以上90度未満)に設定されている。一例として、図1に示された電極孔10には、当該図2(a)に示された突起11が適用されている。
図2(b)に示された突起11は、1つのテーパ面14によって構成されている。ここで、テーパ面14は、他方の平面9aの角度が先細り状に変わり始める変位開始点14aと、突起11の先端11aとを直線状に結んだ線分に沿った平面として規定される。
この場合、突起11の傾斜角は、突起11の先端11aを通る基準面16と当該テーパ面14との間の角度θ3によって規定されている。傾斜角θ3は、鋭角(0度以上90度未満)に設定されている。
図2(c)に示された突起11は、図2(b)のテーパ面14とは反対向きに傾斜した1つのテーパ面15によって構成されている。ここで、テーパ面15は、一方の平面9bの角度が先細り状に変わり始める変位開始点15aと、突起11の先端11aとを直線状に結んだ線分に沿った平面として規定される。
この場合、突起11の傾斜角は、突起11の先端11aを通る基準面16と当該テーパ面15との間の角度θ4によって規定されている。傾斜角θ4は、鋭角(0度以上90度未満)に設定されている。
この場合、突起11の先端11aは、尖らせた形状としてもよいし、面取り形状としてもよい。いずれの形状であっても、酸化反応及び還元反応の際に電極孔10に入り込んだ気泡17は、突起11によって効率良く細分化させることができる。更に、当該突起11を構成するテーパ面12,13,14,15は、気泡17を浮上方向に導くガイド面としての機能を有する。これにより、電極孔10に入り込んだ気泡17は、電極孔10に捕捉されること無く、その全てが、テーパ面12,13,14,15に沿って浮上する。この結果、気泡17の解離効率を飛躍的に向上させることができる。加えて、被電解水の電解効率を飛躍的に向上させることができる。
「電極孔10の配置構成について」
上記した電解装置1(図1参照)において、アノード(陽極)2とカソード(陰極)3は、重力(垂直)方向に沿って平行に位置付けられている。各々の電極2,3には、複数の電極孔10が形成されている。この場合、図3に示すように、重力(垂直)方向18に沿って隣り合う電極孔10は、重力(垂直)方向18を横切る方向(水平方向)19に沿って相対的に横ズレした位置関係に設定することが好ましい。
図3には、重力(垂直)方向18に沿って隣り合う電極孔10が、互いに重なり合わないようにジグザグに配置された構成が示されている。かかる構成において、重力(垂直)方向18に沿って隣り合う電極孔10は、相手方の電極孔10の占有領域を回避した位置関係、換言すると、相手方の電極孔10の占有領域を外れた位置関係に設定されている。
これ以外に許容される位置関係として、図4(b)に示すように、重力(垂直)方向18に沿って隣り合う電極孔10を、相手方の電極孔10の占有領域に一部重なるように配置構成してもよい。換言すると、重力(垂直)方向18に沿って隣り合う電極孔10が、重力(垂直)方向18に沿って互いに真っ直ぐに正対(対向)する配置構成(図4(a)参照)とならないように設定すればよい。要するに、重力(垂直)方向18に沿って隣り合う電極孔10において、一方の電極孔10の真上或いは真下に他方の電極孔10を整列させなければよい。
更に、複数の電極孔10の大きさは、被電解水の水深に対応して異なる大きさに設定することが好ましい。被電解水の水深は、電解槽4(アノード室6、カソード室7)に収容された被電解水の水面からの垂直方向の距離を指す。この場合、複数の電極孔10の大きさを、被電解水の水深が浅くなるに従って大きくなるように設定してもよい。例えば、複数の電極孔10の大きさを、被電解水の水深が浅くなるに従って3%〜9%の割合で大きくなるように設定する。
具体的には、水深1mの電解槽4(アノード室6、カソード室7)であれば、複数の電極孔10の大きさを、被電解水の水深が浅くなるに従って3%の割合で大きくなるように設定する。また、水深3mの電解槽4(アノード室6、カソード室7)であれば、複数の電極孔10の大きさを、被電解水の水深が浅くなるに従って9%の割合で大きくなるように設定する。
「電極孔10の形成方法について(図5、図6参照)」
(第1の形成方法)
電極本体9を用意する(図5(a))。例えば、孔形成用ポンチ20によって、電極本体9に円筒形状の貫通孔21を形成する(図5(b))。貫通孔21は、一対の平面9a,9bを横切るように電極本体9を貫通している。ここで、貫通孔21が形成された電極本体9を、支持ベース22にセットする。
続いて、整形用ポンチ23を貫通孔21に沿って打ち込む(図5(c))。当該ポンチ23は、その加工面23sが円錐形状を有している。これにより、電極孔10が形成されると同時に、1つのテーパ面14(又は、テーパ面15)によって構成された突起11(図2(b),(c))が形成される。この場合、ポンチ23の加工面23sの勾配を大きくすることで、突起11を先鋭化させることができる。
(第2の形成方法)
電極本体9を用意する(図6(a))。例えば、孔形成用ポンチ20によって、電極本体9に円筒形状の貫通孔21を形成する(図6(b))。貫通孔21は、一対の平面9a,9bを横切るように電極本体9を貫通している。ここで、2つの整形用ポンチ24,25を用意する。
続いて、一方のポンチ24を平面9aから貫通孔21に沿って打ち込むと共に、他方のポンチ25を平面9bから貫通孔21に沿って打ち込む(図6(c))。当該ポンチ24,25は、その加工面24s,25sが円錐形状を有している。これにより、電極孔10が形成されると同時に、2つのテーパ面12,13によって構成された突起11(図2(a))が形成される。この場合、ポンチ24,25の加工面24s,25sの勾配を大きくすることで、突起11を先鋭化させることができる。
「一実施形態の効果」
一実施形態によれば、被電解水に対する電気分解が行われている間、即ち、酸化反応及び還元反応が生じている際に、アノード室6及びカソード室7において発生した気泡(例えば、酸素ガス、水素ガス)は、重力(垂直)方向18に沿ってジグザグに配置された複数の電極孔10を通過する度に、当該電極孔10の突起11によって細分化される(例えば、図7(b)参照)。
このとき、一塊の気泡(図示しない)は、突起11によって、複数の破片17a,17bに細分化される。これに対して、突起無しの電極孔10(例えば、図7(a)参照)に差し掛かった気泡17は、その場に留まるか、或いは、細分化されること無く、例えば、小さな破片17aと大きな破片17bに分断される。
これにより、突起有りの電極孔10は、突起無しの電極孔10の場合に比べて、気泡の解離効率を飛躍的に向上させることができる。この結果、被電解水の電解効率を飛躍的に向上させることができる。
更に、一実施形態によれば、突起11を構成しているテーパ面12,13(例えば、図7(b)参照)は、気泡を浮上方向に導くガイド面としての機能を有する。これにより、電極孔10に入り込んだ気泡は、その全てが、テーパ面12,13に沿って浮上する。また、突起11によって細分化された複数の破片17a,17bも、その全てが、テーパ面12,13に沿って浮上する。
これに対して、突起無しの電極孔10(図7(a))の構成によれば、当該電極孔10に差し掛かった気泡17は、当該電極孔10を通過できずに捕捉される公算が高い。これにより、突起有りの電極孔10は、突起無しの電極孔10の場合に比べて、被電解水の電解効率を飛躍的に向上させることができる。
1…電解装置、2…アノード(陽極)、3…カソード(陰極)、4…電解槽、
5…電源ユニット、8…セパレータ、9…電極本体、9a,9b…平面、10…電極孔、
11…突起。

Claims (10)

  1. 被電解水を電気分解するために用いられる電極であって、
    互いに平行に対向した一対の平面を有し、かつ、導電性を有する電極本体と、
    前記一対の平面を横切るように前記電極本体を貫通して開口するように形成された少なくとも1つの電極孔と、
    前記電極孔の内周の少なくとも一部に設けられている突起と、を備える電極。
  2. 前記突起は、先細り形状を有している請求項1に記載の電極。
  3. 前記突起は、前記電極孔の中心方向に向かって先細り状に傾斜していると共に、
    前記突起の傾斜角は、鋭角に設定されている請求項1又は2に記載の電極。
  4. 前記突起は、前記電極孔の中心方向に向かって先細り状に傾斜したテーパ面を有し、
    前記突起の傾斜角は、前記一対の平面に沿って平行な方向と、前記テーパ面との間の角度によって規定されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の電極。
  5. 前記電極孔が複数形成された前記電極を、重力方向に沿って位置付けた状態において、
    前記突起は、前記電極孔の内周のうち、少なくとも重力の作用方向に向かって正対する側に設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の電極。
  6. 前記電極孔が複数形成された前記電極を、重力方向に沿って位置付けた状態において、
    重力方向に沿って隣り合う前記電極孔は、重力方向を横切る方向に沿って相対的に横ズレした位置関係に設定されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の電極。
  7. 複数の前記電極孔の大きさは、被電解水の水深に対応して異なる大きさに設定されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の電極。
  8. 複数の前記電極孔の大きさは、被電解水の水深が浅くなるに従って大きくなるように設定されている請求項7に記載の電極。
  9. 複数の前記電極孔の大きさは、被電解水の水深が浅くなるに従って3%〜9%の割合で大きくなるように設定されている請求項8に記載の電極。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の複数の前記電極と、
    前記電極と共に被電解水を収容可能な電解槽と、を有し、
    前記電解槽は、
    前記電極と被電解水との間で酸化反応を生じさせるアノード室と、
    前記電極と被電解水との間で還元反応を生じさせるカソード室と、を含み、
    酸化反応及び還元反応が生じている際に、前記アノード室及び前記カソード室において発生した気泡は、前記電極孔の前記突起によって細分化される電解装置。
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