JP2006176835A - 水電解装置の製造方法 - Google Patents

水電解装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006176835A
JP2006176835A JP2004371472A JP2004371472A JP2006176835A JP 2006176835 A JP2006176835 A JP 2006176835A JP 2004371472 A JP2004371472 A JP 2004371472A JP 2004371472 A JP2004371472 A JP 2004371472A JP 2006176835 A JP2006176835 A JP 2006176835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manufacturing
water electrolysis
hole
resistant mask
etching resistant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004371472A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Oi
亮 大井
Yasukazu Iwasaki
靖和 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2004371472A priority Critical patent/JP2006176835A/ja
Publication of JP2006176835A publication Critical patent/JP2006176835A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B1/00Electrolytic production of inorganic compounds or non-metals
    • C25B1/50Processes
    • C25B1/55Photoelectrolysis

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electrodes For Compound Or Non-Metal Manufacture (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)

Abstract

【課題】水素と酸素を混合することなく生成し、エネルギー効率を向上させる。
【解決手段】チタン薄膜21表面上に耐エッチングマスクをパターンニングし、耐エッチングマスクを介してチタン薄膜をエッチングすることによりチタン薄膜に貫通孔22を形成し、貫通孔の内側表面に白金層23を形成することによりカソード電極6を製造する。このようなカソード電極によれば、カソード電極の面内方向に電子を速やかに行き渡らせることができるのと同時に、発生する水素を貫通孔を通じて排出することができるので、水素と酸素を混合することなく生成し、エネルギー効率を向上させることできる。
【選択図】図2

Description

本発明は、プロトン伝導膜を挟持するアノード電極とカソード電極とを有し、水を電気分解することにより水素と酸素を生成する水電解装置の製造方法に関する。
一般に、二酸化チタンに代表される光触媒は、光エネルギーを吸収することにより電子と正孔を生成し、様々な化学反応を引き起こす。また、特に二酸化チタンの場合には、価電子帯のエネルギー準位が深い位置にあるために、正孔が有する酸化力は塩素やオゾンにも勝るとされている。ところで、近年、この光触媒を利用して水を電気分解する水電解装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。この水電解装置では、水中に分散させた光触媒粉末に太陽光を当てることにより、光触媒の価電子帯に存在する電子を伝導帯へと励起させ、価電子帯に正孔を形成する。そして、水電解装置は、正孔によって水を酸化することにより酸素を生成するのと同時に、励起電子により水中のプロトン(水素イオン)を還元して水素を発生させる。
特開平10−218601号公報
しかしながら、従来までの水電解装置によれば、水素と酸素の取出口が一つであるために、反応によって生成された水素と酸素が混合してしまい、水素と酸素をエネルギーとして有効利用することが難しい。また、従来までの水電解装置によれば、水素と酸素が同じ系内で発生するために、逆反応が生じることによってエネルギー効率(水素のエンタルピー/太陽光エネルギー量)が非常に低くなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、水素と酸素を混合することなく生成し、エネルギー効率を向上させることが可能な水電解装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る水電解装置の製造方法は、カソード電極表面上に耐エッチングマスクをパターンニングする工程と、耐エッチングマスクを介してカソード電極をエッチングすることによりカソード電極に貫通孔を形成する工程と、貫通孔の内側表面に触媒層を形成する工程とを有する。
本発明に係る水電解装置の製造方法によれば、カソード電極の面内方向に電子を速やかに行き渡らせることができるのと同時に、発生する水素を貫通孔を通じて速やかに排出することができるので、水素と酸素を混合することなく生成し、エネルギー効率を向上させることできる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態となるPEM(Polymer Electrolyte Membrane)型光水電解セルの構成について説明する。
〔PEM型光水電解セルの構成〕
本発明の実施形態となるPEM型光水電解セルは、図1(a)に示すように、光触媒MEA(Membrane Electrode Assembly)1と、光触媒MEA1を挟持すると共に水貯蔵部2からの水漏れを防ぐシール部3とを主な構成要素として備え、太陽光エネルギーを利用して水貯蔵部2内に貯蔵されている水を水素と酸素に電気分解するように構成されている。
光触媒MEA1は、アノード電極4,プロトン伝導膜5,及びカソード電極6により構成され、アノード電極4は、図1(b)に示すように、光触媒7とチタン金属多孔質8により形成されている。光触媒7は、価電子帯電位が酸素の酸化還元電位よりも低い半導体により形成され、特定波長以下の太陽光を吸収することにより価電子帯に存在する電子を伝導帯に励起する。光触媒7は、以下の反応式(1)により水貯蔵部2内に貯蔵されている水を電気分解し、プロトン(H)と電子(e)を生成する。
0→4H+O+4e …(1)
なお、光触媒7を構成する半導体としては、例えば、二酸化チタン(TiO),酸化鉄(Fe),酸化ニオビウム(Nb),チタン酸ストロンチウム(SrTiO),チタン酸バリウム(BaTiO),酸化亜鉛(ZnO),二酸化スズ(SnO),硫化カドミウム(CdS),InTaO,In1−xNiTaO,RbLaTi10,Ta,TaON,Ta等を利用することができる。
チタン金属多孔質8は、光触媒7とネッキングされ、その表面には水貯蔵部2内に貯蔵されている水による短絡を防止するための二酸化チタン膜9が形成されている。チタン金属多孔質8は、光触媒7において励起された電子(励起電子)をカソード電極6側に伝達すると共に、上記化学反応式(1)により生成されたプロトンをプロトン伝導膜5側に伝達する。
プロトン伝導膜5は、プロトンの濃度勾配を駆動力としてプロトンをカソード電極6側に輸送する。カソード電極6は、白金(Pt)を担持するチタン薄膜により形成され、以下の化学反応式(2)に示すように、アノード極4側から伝達された励起電子とプロトン伝導膜5から輸送されてきたプロトンを利用して水素を生成する。
2H+2e→H …(2)
なお、この実施形態では、励起電子は、バイアス電圧10によって電位を上昇させた後に、外部短絡線11を介してアノード極4側からカソード電極6側に輸送される。これは、この実施形態では、伝導帯電位が水素の酸化還元電位よりもエネルギー的に低い、又は伝導帯電位が水電解に必要な過電圧を与える程には酸化還元電位よりもエネルギー的に高くない材料を光触媒7として用いているために、外部短絡線11をカソード電極6に接続しただけでは上記化学反応式(2)が生じないからである。従って、伝導帯電位が水素の酸化還元電位よりもエネルギー的に十分に高い材料を光触媒7として用いている場合には、上記バイアス電圧10は設ける必要はない。
〔カソード電極の構成〕
次に、本発明の第1乃至第5の実施形態となるカソード電極の構成について説明する。
始めに、図2,図3を参照して、本発明の第1の実施形態となるカソード電極の構成及びその製造方法について説明する。
本発明の第1の実施形態となるカソード電極6は、図2に示すように、数百[μm]オーダーの膜厚を有するチタン薄膜21により構成され、その表面には、数十[μm]オーダーの貫通孔22がマトリクス状に形成されている。また、上述の化学反応式(2)で示される水素発生反応は、プロトン伝導膜5を伝導してきたプロトンとチタン薄膜21内部を伝導する電子を必要とするので、貫通孔22の内側表面には触媒金属である白金層23が担持されている。また、プロトン伝導膜5側表面の貫通孔22の穴径を反対側表面の穴径よりも小さくすることにより、貫通孔22はテーパ形状となっており、貫通孔22をテーパ形状にすることにより、貫通孔22の内側表面において発生する水素を速やかに水貯蔵部2側に排出することができる。
このような構成のカソード電極6を製造する際は、始めに、図3(a)に示すように、チタン薄膜21の両表面に貫通孔22を形成するための耐エッチングマスク(レジストパターン)24を形成する。なお、この時、プロトン伝導膜5側表面の耐エッチングマスク24の穴径R2は反対側表面の穴径R1よりも小さくする。次に、耐エッチングマスク24の形成が完了すると、フッ化水素酸濃度5[%]のフッ化水素酸溶液を用いてチタン薄膜21の露出表面をエッチングすることにより、図3(b)に示すように貫通孔22を形成した後、1〜3[%]の塩化白金酸水溶液に酢酸鉛を少量添加したメッキ液中でカソード分極することにより、図3(c)に示すように、貫通孔22の内側表面に白金層23を析出させる。なお、このカソード分極の際、貫通孔22の内側表面以外は耐エッチングマスク24で覆われているために、貫通孔22の内側表面にのみ白金層23を析出させることができる。そして最後に、図3(d)に示すように耐エッチングマスク24を除去することにより、一連の製造工程は終了する。
以上の説明から明らかなように、本発明の第1の実施形態となるカソード電極の製造方法によれば、チタン薄膜21表面上に耐エッチングマスク24をパターンニングし、耐エッチングマスク24を介してチタン薄膜21をエッチングすることによりチタン薄膜21に貫通孔22を形成し、貫通孔22の内側表面に白金層23を形成する。このようにして製造されたカソード電極6によれば、カソード電極6の面内方向に電子を速やかに行き渡らせることができるのと同時に、発生する水素を貫通孔22を通じて排出することができるので、水素と酸素を混合することなく生成し、エネルギー効率を向上させることできる。
また、本発明の第1の実施形態となるカソード電極の製造方法によれば、白金層23は耐エッチングマスク24がパターンニングされた状態で貫通孔22の内側表面に対し電解めっき処理を施すことにより形成されるので、水素発生反応が起きる領域にのみ白金層23を形成し、カソード電極6の製造コストを削減することができる。
また、本発明の第1の実施形態となるカソード電極の製造方法によれば、貫通孔22はアノード電極6表面に対し直角方向に貫通しているので、比較的簡単に貫通孔22を形成することができる。
また、本発明の第1の実施形態となるカソード電極の製造方法によれば、貫通孔22はプロトン伝導膜5側表面における穴径R2が反対側表面における穴径R1よりも小さいテーパ形状であるので、水素を速やかに排出し、水の電気分解効率を上げることができる。
次に、図4,図5を参照して、本発明の第2の実施形態となるカソード電極の構成及びその製造方法について説明する。
本発明の第2の実施形態となるカソード電極6では、上記第1の実施形態となるカソード電極6の構成において、貫通孔22が、図4(b)に示すように、プロトン伝導膜5側から水貯蔵部2側に向かって上向きに傾斜している。そして、このような構成によれば、貫通孔22の内側表面において発生した水素が貫通孔22内部で滞留することが無く速やかに排出されるので、光分解システム全体の効率を向上させることができる。
このような構成のカソード電極6を製造する際は、始めに、図5(a)に示すように、チタン薄膜21の両表面に貫通孔22を形成するための耐エッチングマスク(レジストパターン)24を形成する。なお、この時、プロトン伝導膜5側表面の耐エッチングマスク24の穴径R2(穴面積)を反対側表面の穴径R1(穴面積)よりも小さくすると共に、穴径R2の中心位置が穴径R1の中心位置よりも鉛直下側方向になるようにする。そして以下、上記第1の実施形態となるカソード電極6の製造方法と同様の処理を行う。
以上の説明から明らかなように、本発明の第2の実施形態となるカソード電極の製造方法によれば、貫通孔22はプロトン伝導膜5側表面から反対側表面に向かって上向きに傾斜しているので、水素を速やかに排出し、水の電気分解効率を上げることができる。
次に、図6を参照して、本発明の第3の実施形態となるカソード電極の製造方法について説明する。なお、この実施形態におけるカソード電極の構成は上記第1の実施形態となるカソード電極と同じであるので以下ではその説明を省略する。
本発明の第3の実施形態となるカソード電極6を製造する際は、始めに、図6(a)に示すように、チタン薄膜21のプロトン伝導膜5側表面及び反対側表面にそれぞれ、エッチング耐性が高い耐エッチングマスク24b及び耐エッチングマスク24bと比較してエッチング耐性が低い24aを形成する。次に、フッ化水素酸濃度5[%]のフッ化水素酸溶液を用いてチタン薄膜21の露出表面をエッチングする。この時、耐エッチングマスク24bのエッチング速度は遅く、耐エッチングマスク24aのエッチング速度は速いために、図6(b)に示すようにテーパー状の貫通孔22が形成される。そして以下、上記第1の実施形態となるカソード電極6の製造方法と同様の処理を行う。
次に、図7を参照して、本発明の第4の実施形態となるカソード電極の製造方法について説明する。なお、カソード電極の構成は上記第1の実施形態となるカソード電極と同じであるので以下ではその説明を省略する。
本発明の第4の実施形態となるカソード電極6を製造する際は、始めに、図7(a)に示すように、チタン薄膜21のプロトン伝導膜5側表面及び反対側表面にそれぞれ、チタン薄膜21に対する密着性が良い耐エッチングマスク24d及び耐エッチングマスク24dと比較してチタン薄膜21に対する密着性が悪い耐エッチングマスク24cを形成する。次に、フッ化水素酸濃度5[%]のフッ化水素酸溶液を用いてチタン薄膜21の露出表面をエッチングする。この時、耐エッチングマスク24cは、チタン薄膜21に対する密着性が悪いので、端面部分からチタン薄膜21から乖離し、乖離部分においてエッチングが選択的に進むことにより、図7(b)に示すようにテーパー状の貫通孔22が形成される。そして以下、上記第1の実施形態となるカソード電極6の製造方法と同様の処理を行う。
最後に、図8を参照して、本発明の第5の実施形態となるカソード電極の製造方法について説明する。なお、この実施形態におけるカソード電極の構成は上記第1の実施形態となるカソード電極と同じであるので以下ではその説明を省略する。
本発明の第5の実施形態となるカソード電極6を製造する際は、始めに、図8(a)に示すように、チタン薄膜21の両表面に貫通孔22を形成するための耐エッチングマスク24を形成する。次に、図8(b)に示すように、耐エッチングマスク24に対してメタルマスク25を圧着させることにより耐エッチングマスク24の膜厚が穴方向に向かって次第に小さくなるようした後、フッ化水素酸濃度5[%]のフッ化水素酸溶液を用いてチタン薄膜21の露出表面をエッチングする。この時、耐エッチングマスク24の膜厚が薄い部分のエッチング速度は速くなるために、図8(c)に示すようにテーパー状の貫通孔22が形成される。そして、以下、上記第1の実施形態となるカソード電極6の製造方法と同様の処理を行う。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。例えば、上記実施形態では、電極触媒として白金(Pt)を用いたが、Ir,Pd,Rh,Ruいずれかの純金属、又はこれらの元素を含む合金を用いても良い。また、電極の基材としてチタン(Ti)を用いたが、同様の機能を果たすものであればその他の金属であってもよい。また、白金層を析出させる際、電析時に通電状態のオン/オフを繰り返すパルス電解処理を用いて白金層が平滑になるようにしてもよい。また、プロトン伝導膜として、炭化水素系プロトン伝導膜等、同様の機能を果たす材料を用いても良い。また、また、本発明に係る電極構造は、光電解セル以外の電池構造にも適用することができる。また、上記実施形態では、カソード電極は多孔形状であったが、図9に示すように、鉛直上向きに平行なスリット形状のパターニングを施してもよい。また、チタンをエッチングするエッチング液は、フッ化水素酸溶液以外であってもよい。また、本明細書におけるプロトン伝導膜とは、アノード側とカソード側に発生する気体が混合することを防ぐ気体分離の役割と、膜中をプロトンが移動できる機能を果たすもののことを意味し、例えば金属多孔質体のように、多孔質体の中の電解液がプロトン伝導のパスとなり、且つ、その電解液によって互いの気体の混合を防ぐようなものでも構わない。このように、上記実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明の実施形態となるPEM型光水電解セルの構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態となるカソード電極の構成を示す図である。 図2に示すカソード電極の製造方法を説明するための断面工程図である。 本発明の第2の実施形態となるカソード電極の構成を示す図である。 図4に示すカソード電極の製造方法を説明するための断面工程図である。 本発明の第3の実施形態となるカソード電極の製造方法を説明するための断面工程図である。 本発明の第4の実施形態となるカソード電極の製造方法を説明するための断面工程図である。 本発明の第5の実施形態となるカソード電極の製造方法を説明するための断面工程図である。 本発明の実施形態となるカソード電極の応用例の構成を示す図である。
符号の説明
1:光触媒MEA(Membrane Electrode Assembly)
2:水貯蔵部
3:シール部
4:アノード電極
5:プロトン伝導膜
6:カソード電極
7:光触媒
8:チタン金属多孔質
9:二酸化チタン膜
10:バイアス電圧
11:外部短絡線
21:チタン薄膜
22:貫通孔
23:白金層
24:耐エッチングマスク(レジストパターン)

Claims (12)

  1. プロトン伝導膜を挟持するアノード電極とカソード電極とを有し、水を電気分解することにより水素と酸素を生成する水電解装置の製造方法であって、
    カソード電極表面上に耐エッチングマスクをパターンニングする工程と、
    前記耐エッチングマスクを介してカソード電極をエッチングすることによりカソード電極に貫通孔を形成する工程と、
    前記貫通孔の内側表面に触媒層を形成する工程と
    を有することを特徴とする水電解装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の水電解装置の製造方法であって、
    前記触媒層は耐エッチングマスクがパターンニングされた状態で貫通孔の内側表面に対し電解めっき処理を施すことにより形成されることを特徴とする水電解装置の製造方法。
  3. 請求項2に記載の水電解装置の製造方法であって、
    前記触媒層を形成する際にパルス電解処理を行うことを特徴とする水電解装置の製造方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1項に記載の水電解装置の製造方法であって、
    前記貫通孔はカソード電極表面に対し直角方向に貫通していることを特徴とする水電解装置の製造方法。
  5. 請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1項に記載の水電解装置の製造方法であって、
    前記貫通孔はプロトン伝導膜側表面から反対側表面に向かって上向きに傾斜していることを特徴とする水電解装置の製造方法。
  6. 請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1項に記載の水電解装置の製造方法であって、
    前記貫通孔は鉛直方向に延びるスリット形状により構成されていることを特徴とする水電解装置の製造方法。
  7. 請求項1乃至請求項6のうち、いずれか1項に記載の水電解装置の製造方法であって、
    前記貫通孔はプロトン伝導膜側表面における穴径が反対側表面における穴径よりも小さいテーパ形状を有することを特徴とする水電解装置の製造方法。
  8. 請求項7に記載の水電解装置の製造方法であって、
    前記テーパ形状は、プロトン伝導膜側表面上の耐エッチングマスクの穴面積を反対側表面上の耐エッチングマスクの穴面積より小さくパターンニングすることにより形成されることを特徴とする水電解装置の製造方法。
  9. 請求項7に記載の水電解装置の製造方法であって、
    前記テーパ形状は、反対側表面上の耐エッチングマスクが有するエッチング耐性よりも低いエッチング耐性を有する耐エッチングマスクをプロトン伝導膜表面側にパターニングすることにより形成されることを特徴とする水電解装置の製造方法。
  10. 請求項7に記載の水電解装置の製造方法であって、
    前記テーパ形状は、反対側表面上の耐エッチングマスクの反対側表面に対する密着性よりも高い密着性を有する耐エッチングマスクをプロトン伝導膜表面側にパターニングすることにより形成されることを特徴とする水電解装置の製造方法。
  11. 請求項7に記載の水電解装置の製造方法であって、
    前記テーパ形状は、反対側表面上にパターンニングした耐エッチングマスクの穴周辺部分の膜厚を圧着によって減少させることにより形成されることを特徴とする水電解装置の製造方法。
  12. 請求項5に記載の水電解装置の製造方法であって、
    前記貫通孔は、プロトン伝導膜側の耐エッチングマスクの穴の中心線が反対側表面側の耐エッチングマスクの穴の中心線より鉛直方向下側になるように耐エッチングマスクをパターンニングすることにより形成されることを特徴とする水電解装置の製造方法。
JP2004371472A 2004-12-22 2004-12-22 水電解装置の製造方法 Pending JP2006176835A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004371472A JP2006176835A (ja) 2004-12-22 2004-12-22 水電解装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004371472A JP2006176835A (ja) 2004-12-22 2004-12-22 水電解装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006176835A true JP2006176835A (ja) 2006-07-06

Family

ID=36731201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004371472A Pending JP2006176835A (ja) 2004-12-22 2004-12-22 水電解装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006176835A (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010189711A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Honda Motor Co Ltd 電解装置
JP2010189708A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Honda Motor Co Ltd 電解装置
JP2010189709A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Honda Motor Co Ltd 電解装置
WO2010119679A1 (ja) * 2009-04-15 2010-10-21 パナソニック株式会社 水素生成デバイス
WO2010140353A1 (ja) 2009-06-02 2010-12-09 パナソニック株式会社 光電気化学セル
WO2011030546A1 (ja) * 2009-09-09 2011-03-17 三井化学株式会社 ガス生成装置およびガス生成方法
US20110220515A1 (en) * 2010-03-09 2011-09-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Water splitting apparatus and method of using the same
JP2012050913A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Toyota Motor Corp 可視光水分解用触媒および光電極の製造方法
JP2012188683A (ja) * 2011-03-08 2012-10-04 Mitsui Chemicals Inc ガス生成装置およびガス生成方法
JP2015086424A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 本田技研工業株式会社 高圧水電解装置
WO2016043134A1 (ja) * 2014-09-19 2016-03-24 株式会社 東芝 電極ユニット、電解装置、および電解装置に用いる電極
WO2016043109A1 (ja) * 2014-09-19 2016-03-24 株式会社 東芝 電解装置および電極
WO2016163164A1 (ja) * 2015-04-09 2016-10-13 株式会社 東芝 電極、電解装置
JPWO2016042801A1 (ja) * 2014-09-19 2017-06-29 株式会社東芝 電極ユニット、電極ユニットを備える電解槽、電解装置、電極ユニットの電極の製造方法
JPWO2016042802A1 (ja) * 2014-09-19 2017-06-29 株式会社東芝 電極ユニット、電極ユニットを備える電解槽および電解装置
JPWO2016114063A1 (ja) * 2015-01-13 2017-09-28 富士フイルム株式会社 水素発生電極
US9777382B2 (en) 2015-06-03 2017-10-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Electrochemical cell, oxygen reduction device using the cell and refrigerator using the oxygen reduction device
WO2019155731A1 (ja) * 2018-02-09 2019-08-15 田中貴金属工業株式会社 給電体
JP2023065251A (ja) * 2021-10-27 2023-05-12 株式会社イープラン 水素発生装置

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010189708A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Honda Motor Co Ltd 電解装置
JP2010189709A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Honda Motor Co Ltd 電解装置
JP2010189711A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Honda Motor Co Ltd 電解装置
CN102369312A (zh) * 2009-04-15 2012-03-07 松下电器产业株式会社 氢气生成装置
WO2010119679A1 (ja) * 2009-04-15 2010-10-21 パナソニック株式会社 水素生成デバイス
WO2010140353A1 (ja) 2009-06-02 2010-12-09 パナソニック株式会社 光電気化学セル
JP5456785B2 (ja) * 2009-09-09 2014-04-02 三井化学株式会社 ガス生成装置およびガス生成方法
CN102482789A (zh) * 2009-09-09 2012-05-30 三井化学株式会社 气体生成装置以及气体生成方法
EP2476782A4 (en) * 2009-09-09 2016-06-01 Mitsui Chemicals Inc GAS GENERATOR AND PROCESS FOR PRODUCING GAS
TWI473913B (zh) * 2009-09-09 2015-02-21 Mitsui Chemicals Inc 氣體生產裝置及氣體生產方法
US9528189B2 (en) 2009-09-09 2016-12-27 Mitsui Chemicals, Inc. Gas generating device and method for generating gas
WO2011030546A1 (ja) * 2009-09-09 2011-03-17 三井化学株式会社 ガス生成装置およびガス生成方法
US20110220515A1 (en) * 2010-03-09 2011-09-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Water splitting apparatus and method of using the same
US8574421B2 (en) * 2010-03-09 2013-11-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Water splitting apparatus and method of using the same
JP2012050913A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Toyota Motor Corp 可視光水分解用触媒および光電極の製造方法
JP2012188683A (ja) * 2011-03-08 2012-10-04 Mitsui Chemicals Inc ガス生成装置およびガス生成方法
JP2015086424A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 本田技研工業株式会社 高圧水電解装置
WO2016043109A1 (ja) * 2014-09-19 2016-03-24 株式会社 東芝 電解装置および電極
JPWO2016043134A1 (ja) * 2014-09-19 2017-04-27 株式会社東芝 電極ユニット、電解装置、および電解装置に用いる電極
CN106103805A (zh) * 2014-09-19 2016-11-09 株式会社东芝 电解装置及电极
WO2016043134A1 (ja) * 2014-09-19 2016-03-24 株式会社 東芝 電極ユニット、電解装置、および電解装置に用いる電極
JP6100438B2 (ja) * 2014-09-19 2017-03-22 株式会社東芝 電解装置および電極
CN106574382A (zh) * 2014-09-19 2017-04-19 株式会社东芝 电极单元、电解装置和用于电解装置的电极
JPWO2016043109A1 (ja) * 2014-09-19 2017-04-27 株式会社東芝 電解装置および電極
CN106574382B (zh) * 2014-09-19 2018-12-04 株式会社东芝 电极单元、电解装置和用于电解装置的电极
JPWO2016042801A1 (ja) * 2014-09-19 2017-06-29 株式会社東芝 電極ユニット、電極ユニットを備える電解槽、電解装置、電極ユニットの電極の製造方法
JPWO2016042802A1 (ja) * 2014-09-19 2017-06-29 株式会社東芝 電極ユニット、電極ユニットを備える電解槽および電解装置
JPWO2016114063A1 (ja) * 2015-01-13 2017-09-28 富士フイルム株式会社 水素発生電極
WO2016163164A1 (ja) * 2015-04-09 2016-10-13 株式会社 東芝 電極、電解装置
US9777382B2 (en) 2015-06-03 2017-10-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Electrochemical cell, oxygen reduction device using the cell and refrigerator using the oxygen reduction device
WO2019155731A1 (ja) * 2018-02-09 2019-08-15 田中貴金属工業株式会社 給電体
JP2019137891A (ja) * 2018-02-09 2019-08-22 田中貴金属工業株式会社 給電体
JP2023065251A (ja) * 2021-10-27 2023-05-12 株式会社イープラン 水素発生装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006176835A (ja) 水電解装置の製造方法
JP4904715B2 (ja) 光電気化学セル及びその製造方法
EP2439313B1 (en) Photoelectrochemical cell
US7481914B2 (en) Photoelectrolysis cells, and related devices and processes
JP2002100373A (ja) 燃料電池用触媒化多孔性炭素電極製造方法
KR101588974B1 (ko) 오스뮴 또는 레늄 용해를 이용한 나노 다공성 금속 제조 방법 및 이의 나노 다공성 금속
KR101584725B1 (ko) 니켈이 전기 도금된 친수성을 가지는 다공성 탄소 재료를 이용한 알칼리 음이온 교환막 물 전기 분해 장치 및 그 제조 방법
US9567677B2 (en) Electrochemical method of producing hydrogen peroxide using a titanium oxide nanotube catalyst
US20180010255A1 (en) Methanol generation device, method for generating methanol, and electrode for generating methanol
JP2022051582A (ja) チタン基材、チタン基材の製造方法、及び、水電解用電極、水電解装置
CN116234942A (zh) 电极、其制造方法、水电解装置和燃料电池
JP4290169B2 (ja) 電解用電極及びその電極を用いた過硫酸溶解水の生成方法
JP5618485B2 (ja) 電気化学セルの運転方法
JP5115681B2 (ja) 燃料電池用電解質膜及び燃料電池用電解質膜の製造方法
JP2013014820A (ja) 燃料ガス改質用電解セル、及び電解セルを利用した改質ガスの生成方法
WO2011099955A1 (en) Platinum nanoparticles having hollow skeletal structures and methods of making
JP2008138282A (ja) アルカリ電解用陽極
US11807948B2 (en) Method of producing hydrogen peroxide using nanostructured bismuth oxide
JP2017225966A (ja) 光を用いて水を分解するための電極を製造する方法、および当該方法により得られる水分解用電極
JP2010007144A (ja) 電解用電極および電解ユニット
US20150096898A1 (en) Methanol generation device, method for generating methanol, and electrode for generating methanol
JP2020139172A (ja) 過酸化水素の製造方法及び過酸化水素の製造装置
JP7466582B2 (ja) 水電解装置および水電解方法
KR20130049973A (ko) 나노튜브가 구비된 이산화티탄 광촉매 및 그 제조방법
JP7367435B2 (ja) 電気化学反応デバイス