JP2016196744A - サイホン排水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】排水口からの異音の放出を抑制し、正圧によるトラップの破封を抑制できるサイホン排水構造を提供すること。
【解決手段】台所流し16の排水方向下流側には、ディスポーザ20、配管21、排水トラップ22、逆流防止弁付き継手24が配置されている。逆流防止弁付き継手24には逆流防止弁38が内蔵されている。逆流防止弁付き継手24の排水方向下流側には、配管26が接続されており、配管26には、合流継手27を介してサイホン排水管28の横引き管28Aが接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、サイホン排水構造に関する。
近年では、従来の勾配排水構造に代わるものとして、所謂サイホン排水構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。サイホン排水構造は、水廻り器具にサイホン排水管を接続し、サイホン排水管の垂下部をなす竪管にて発生するサイホン力(負圧力)を利用して、水廻り器具からの排水効率を向上させる構造である。なお、サイホン排水管は、一般の勾配排水用の排水管に比較して径が細く、水量が少なくても満流となり易いものである。
特開2002−121793号公報
ところで、サイホン排水管内の排水中に空気が混ざるとサイホン排水管内で異音を生じることがある。この異音は、配管内を通って水廻り器具の排水口から放出され、居住者まで伝播する場合があるが、水封式のトラップを設けることにより封水で異音の伝播を抑制することができる。
しかしながら、封水式のトラップは、例えば、排水立て管内に大きな正圧が生じると排水口から封水が噴き出して封水が損失されることにより破封が生じ、臭気が排水口から居住環境に放出される場合がある。
本発明は上記事実を考慮し、排水口からの異音の放出を抑制し、正圧によるトラップの封水の破封を抑制できるサイホン排水構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載のサイホン排水構造は、第1の水廻り器具の排水口の排水方向下流側に設けられ、前記第1の水廻り器具からの排水を流す第1の排水導入管と、前記排水口の排水方向下流側に設けられ、封水が貯留される貯留部を備えた水封式トラップと、前記第1の排水導入管に接続され、前記排水口からの排水の排水方向下流側への流体の流れを許容し、前記排水の排水方向上流側への流体の流れを阻止する逆流防止弁と、前記第1の排水導入管の排水方向下流側に設けられ、前記第1の水廻り器具からの排水を水平方向に流す横引き管と、前記横引き管の排水方向下流側に設けられ、前記横引き管からの前記排水を鉛直方向に落下させる竪管と、を備える。
請求項1に記載のサイホン排水構造では、第1の水廻り器具の排水口から排出された排水が、第1の排水導入管、水封式トラップ、及び逆流防止弁を介して横引き管に流入する。横引き管に流入した排水は水平方向に流れ、その後、竪管に流れる。竪管が排水で満たされた状態で、竪管内の排水が重力により落下すると、竪管の内部に竪管における水頭差に対応する吸引力、即ちサイホン力が発生する。サイホン力が発生すると、横引き管内の排水は、サイホン力によって竪管に向かって吸引され、横引き管、及び竪管内が排水で満たされる所謂満流となって横引き管、及び竪管内を流下する。
請求項1に記載のサイホン排水構造では、水封式トラップの貯留部に封水が貯留されており、空気が連続しない構成となっているので、貯留部よりも排水方向下流側で発生した音が流路を介して排水方向上流側へ伝播しようとしても、音の伝播(空気の振動)を封水で抑制することができ、貯留部よりも排水方向下流側で発生した音が排水口から放出されることを抑制できる。
また、第1の排水導入管には逆流防止弁が接続されているので、横引き管側が正圧となった場合に、逆流防止弁が横引き管側から排水口側への空気や排水の逆流を抑制することができ、水封式トラップの破封を抑制することができる。これにより、封水が排水口から噴き出すことや、臭気が排水口から居住環境へ放出されることが抑制される。
なお、「正圧」とは、第1の水廻り器具が配置されている環境の外気よりも圧力が高いことを意味する。
水封式トラップは、第1の排水導入管の長手方向の端部に設けられていても良く、第1の排水導入管の長手方向の中間部に設けられていても良い。また、水封式トラップは、第1の水廻り器具に取り付けられている場合もある。逆流防止弁は、第1の排水導入管の長手方向の端部に設けられていても良く、第1の排水導入管の長手方向の中間部に設けられていても良い。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のサイホン排水構造において、前記逆流防止弁は、前記貯留部の排水方向上流側に設けられている。
請求項2に記載のサイホン排水構造では、逆流防止弁が貯留部の排水方向上流側に設けられているため、逆流防止弁は、正圧が加わった封水が排水口側へ逆流することを抑制できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のサイホン排水構造において、前記逆流防止弁は、前記貯留部の排水方向下流側に設けられている。
請求項3に記載のサイホン排水構造では、逆流防止弁が貯留部の排水方向下流側に設けられているため、逆流防止弁が、貯留部の封水に正圧が掛ることを抑制できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のサイホン排水構造において、前記水封式トラップ及び前記逆流防止弁よりも排水方向下流側の前記第1の排水導入管、又は前記横引き管に接続され、第2の水廻り器具からの排水を流す第2の排水導入管を備える。
請求項4に記載のサイホン排水構造では、第2の水廻り器具からの排水を、第2の排水導入管を介して第1の排水導入管又は横引き管に流すことができる。第2の水廻り器具から排水を排出する際に、排水が第2の排水導入管の内部の空気を押し、これによって、第2の排水導入管の第1の水廻り器具側の第1の排水導入管が正圧になる場合があるが、第2の排水導入管の第1の水廻り器具側の第1の排水導入管に逆流防止弁が設けられているため、第2の水廻り器具から排水が排出されても水封式トラップの破封は抑制される。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のサイホン排水構造において、前記貯留部の排水方向下流側の前記第1の排水導入管に空気を導入する通気手段を備える。
請求項5に記載のサイホン排水構造では、例えば、貯留部よりも排水方向下流側が負圧になったときに、通気手段から第1の排水導入管に空気を導入することで、負圧を抑制することができ、これにより、水封式トラップの破封を抑制することができる。
なお、「負圧」とは、サイホン排水構造が配置されている環境の外気よりも圧力が低いことを意味し、サイホン力によって排水とともに排水管内の空気が吸引されることによって生じる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のサイホン排水構造において、前記通気手段は通気弁である。
請求項6に記載のサイホン排水構造では、例えば、貯留部よりも排水方向下流側が負圧になったときに、通気弁を介して第1の排水導入管に空気を導入することができる。通気弁を用いることで、通気手段の構成が簡単になる。
なお、通気弁とは、排水時に大気を吸い込んで水封式トラップの封水を保護し、平常時に弁閉して悪臭の漏れ等を防止するものである。通気弁としては、一例として、特開2009−299866号公報に記載のものを挙げることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のサイホン排水構造において、前記逆流防止弁は、管状部と、前記管状部から延出する絞り部と、前記絞り部の先端部に設けられ弾性力で面接触して流路を閉塞する開閉弁と、を備える。
請求項7に記載のサイホン排水構造の逆流防止弁は、管状部を配管等に接続することができる。第1の水廻り器具から排水が排出されない通常時においては、逆流防止弁は、開閉弁が流路を閉塞しており、排水方向上流側への流体の流れを阻止する。一方、第1の水廻り器具から排水が排出されると、開閉弁が排水で押し広げられ、排水が逆流防止弁の排水方向下流側へ流れる。逆流防止弁を本構成としたので、粉砕生ごみや、夾雑物の通過が一般的な逆止弁より優れており、また、正圧時に閉まる方向に働く反応スピードが早く、微圧でも閉まることができる。
以上説明したように本発明のサイホン排水構造は上記の構成としたので、排水口からの異音の放出を抑制しつつ、正圧によるトラップの破封を抑制できる、という優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係るサイホン排水システムが適用された建物の一部を示す断面図である。 本発明のサイホン排水システムの実施形態に係る逆流防止弁を示す、排水方向下流側から見た斜視図である。 逆流防止弁の軸線に沿った断面図(図2の3−3線断面図)である。 (A)は排水方向下流側からみた開閉弁が閉じている逆流防止弁を示す正面図であり、(B)は排水方向下流側からみた開閉弁が開放されている逆流防止弁を示す正面図である。 第2の実施形態に係るサイホン排水システムが適用された建物の一部を示す側面図である。 第2の実施形態の変形例に係るサイホン排水システムが適用された建物の一部を示す側面図である。 第3の実施形態に係るサイホン排水システムが適用された建物の一部を示す側面図である。 第3の実施形態の変形例に係るサイホン排水システムが適用された建物の一部を示す側面図である。 第4の実施形態に係るサイホン排水システムが適用された建物の一部を示す側面図である。 第4の実施形態の変形例に係るサイホン排水システムが適用された建物の一部を示す側面図である。 第5の実施形態に係るサイホン排水システムが適用された建物の一部を示す側面図である。 第5の実施形態の変形例に係るサイホン排水システムが適用された建物の一部を示す側面図である。
[第1の実施形態]
図1〜図4を用いて、本発明の第1の実施形態に係るサイホン排水システム10について説明する。
図1に示すように、住戸のスラブ12の上には、間隔をあけて床パネル14が配置されており、床パネル14の上には、第1の水廻り器具としての台所流し16、及び第2の水廻り器具としての食洗機18が配置されている。台所流し16の排水口16Aにはディスポーザ20が取り付けられている。ディスポーザ20の排水方向下流側には、配管21、水封式の排水トラップ22、逆流防止弁付き継手24が配置されており、逆流防止弁付き継手24の排水方向下流側には、配管26が接続されている。配管26は、鉛直部分26Aと、鉛直部分26Aの下端から水平方向に延びる水平部分26Bとを有し、側面視で略L字形状を呈している。なお、本実施形態の配管21、及び配管26が本発明の第1の排水導入管に相当するものであり、台所流し16の排水を流すものである。
配管26の排水方向下流側には、合流継手27、及びサイホン排水管28が配置されている。サイホン排水管28は、配管26と同じ内径とされた横引き管28A、及び竪管28Bを含んで構成されている。なお、サイホン排水管28と配管26とは異なる内径であっても良い。
配管26には、合流継手27を介してサイホン排水管28の横引き管28Aが接続されている。また、食洗機18は、配管29を介して合流継手27に接続されている。横引き管28Aは、スラブ12の上に配置されており、サイホン排水管28の竪管28Bは、スラブ12に形成された縦孔30を介して垂下され、住戸の鉛直方向に延びる排水立て管32に接続されている。なお、本実施形態の配管29が本発明の第2の排水導入管に相当するものであり、食洗機18の排水を流すものである。
排水トラップ22は、例えば略S字形状とされ、略U字状の貯留部22Aの内部に封水31を貯留する構造となっており、所謂水封式のトラップである。また、本実施形態の排水トラップ22には、封水31の排水方向下流側に通気装置36が接続されている。本実施形態の通気装置36は、逆流防止機能を有している通気弁であり、排水トラップ22の排水方向下流側が負圧となった際に、外気をトラップ下流側に取り込み、排水トラップ22の破封を抑制している。なお、通気装置36は、配管内の排水や水が外部へ放出されることを阻止する。
(逆流防止弁)
逆流防止弁付き継手24は、ゴム等の弾性材料からなる略筒状の逆流防止弁38を備えている。逆流防止弁38は、排水方向下流側への液体、及び気体等の流体の流れを許容し、排水方向上流側への流体の流れを阻止するものである。図2、及び図3に示すように、逆流防止弁38は、逆流防止弁付き継手24の本体部40に設けられたフランジ部42に係合する係合部としての環状の管状部44を備えており、管状部44の排水方向下流側には管状部44から離れるにしたがって互いの間隔が接近する一対の平面46を備えた略筒状の絞り部48が一体的に形成されている。なお、管状部44と絞り部48とは同軸的に配置され、管状部44の中心線(軸線)CLと絞り部48の中心線(軸線)CLとは一致している。なお、ここでいう中心線CLは、逆流防止弁38を流れる流体の中心軸と一致している。
図2に示すように、絞り部48の排水方向下流側(管状部44とは反対側)には、平面46を臨み、かつ管状部44、及び絞り部48の中心線CLと直交する方向から見た側面視で、前記中心線CLと直交する方向が長手方向とされた略V字状の開閉弁50が一体的に形成されている。なお、絞り部48とは、中心線CLと直交する通路断面積が、本体部40から開閉弁50に向けて徐々に絞られる、即ち、小となる部分である(図3参照)。なお、開閉弁50は、図4(A)に示すように一定厚さに形成されている。
図4(A)に示すように、逆流防止弁38を軸方向下流側から見たときに、開閉弁50には、厚さ方向中央部分に、長手方向に沿って軸方向に貫通する切り込み52が形成されている。切り込み52を挟んで一方側の平板部分54と他方側の平板部分54とは、長手方向両端部で軸方向全体に渡って互いに連結されている。開閉弁50は、排水方向上流側(絞り部48側)から圧力が付与されない限りは、図4(A)に示すように、切り込み52の一方側の平板部分54と、他方側の平板部分54とが互いに面接触して密着することで弁として閉塞しており、排水方向上流側から圧力が付与されると、図4(B)に示すように、一方側の平板部分54と他方側の平板部分54とが各々略円弧状に弾性変形して弁として開放状態(細長い略楕円形状に開口)となる。なお、逆流防止弁38は、本実施形態の形状に限るものでは無い。逆流防止弁38は、一例として、国際公開公報WO96/19620、WO98/25059等に記載のものを用いることができる。
(作用、効果)
次に、本実施形態のサイホン排水システム10の作用、効果を説明する。
台所流し16の使用により台所流し16から排水がなされると、排水はディスポーザ20、配管21、排水トラップ22を介して逆流防止弁付き継手24に至る。排水が逆流防止弁38に流入すると、図4(B)に示すように排水の圧力により開閉弁50を押し広げ、排水は開放状態となった開閉弁50を通過して排水方向下流側へ排出される。
その後、台所流し16からの排水がサイホン排水管28の横引き管28A、及び竪管28Bを流れ、竪管28Bの一部が排水で満たされた状態で、竪管28B内の排水が重力により落下すると、竪管28Bの内部に竪管28Bにおける水頭差に対応するサイホン力が発生する。
横引き管28A内の排水は、サイホン力によって竪管28Bに向かって吸引され、横引き管28A、及び竪管28B内が排水で満たされる満流流れとなって流速を増して横引き管28A、及び竪管28Bを流下し、台所流し16からの排水が、排水立て管32へ排出される。
台所流し16から排水が終了しても、竪管28B内が排水で満たされている状態ではサイホン力が発生しており、横引き管28A内が負圧となっているので、横引き管28A内には排水トラップ22の通気装置36から外部の空気が流入する。即ち、逆流防止弁38の排水方向上流側の圧力が排水方向下流側の圧力よりも相対的に大きくなるので、逆流防止弁38の排水方向上流側の空気圧によって開閉弁50が押し広げられ、空気が開閉弁50を通過する。なお、横引き管28A内が負圧となった場合、通気装置36から横引き管28A内に空気が流入するため、排水トラップ22の封水31に大きな負圧は作用せず、排水トラップ22の破封は抑制される。
ここで、サイホン排水管28の排水中に空気が混ざると、サイホン排水管28の内部で異音を発生する場合がある。特にサイホン排水では、サイホン力による吸引力によって排水を吸引するため、空気と排水が混ざりやすく、異音が発生しやすい。この異音は、横引き管28Aから排水方向上流側へ配管内を伝播されるが、台所流し16の排水方向下流側に設けられた排水トラップ22の封水31が管路を閉塞しているため、異音が排水トラップ22よりも排水方向上流側に伝播することが抑制される。これにより、台所流し16の排水口16Aからの異音が居住者の耳元へ直接伝播し、不快感を感じさせることが抑制される。
排水のほとんどが竪管28Bの下流端部まで排出されると、サイホン排水管28の内部が排水立て管32の内部空間と通気するようになり、逆流防止弁38の排水方向上流側と排水方向下流側との圧力差が解消し、開閉弁50が閉じる。これにより、逆流防止弁38は、排水方向下流側からの臭気等の逆流や排水トラップ内の封水31の損失を抑制することができる。
また、食洗機18から排水がなされると、排水が配管29の内部の空気を押すため、一時的に横引き管28A、及び配管26の内部が正圧になる場合があるが、逆流防止弁38は開閉弁50が閉じた状態を維持するので、開閉弁50の排水方向下流側の排水や空気が開閉弁50の排水方向上流側に逆流することを抑制できる。このため、食洗機18から排水がなされても排水トラップ22の封水31に正圧が加わることが抑制され、排水トラップ22の破封が抑制される。したがって、封水31が排水口16Aから噴き出すことが抑制される。なお、本実施形態では、配管29が合流継手27を介して水平部分26Bの端部に接続されていたが、水平部分26Bの中間部に接続されていても良く、場合によっては横引き管28Aの途中に接続されていても良い。なお、上記における正圧は、立て管32で生じる圧力変動(±400Pa程度)における正圧と対比して高い圧力であり、封水の噴出しはサイホン排水においてより顕著に生じる問題である。
[第2の実施形態]
次に、図5を用いて、本発明の第2の実施形態に係るサイホン排水システム10について説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図5に示すように、本実施形態のサイホン排水システム10では、逆流防止弁38の排水方向下流側の配管26の鉛直部分26Aに、配管56を介して通気装置36が接続されている。
本実施形態のサイホン排水システム10においても、第1の実施形態と同様に、横引き管28A内が負圧となった際に、通気装置36から横引き管28A内に空気が流入する。本実施形態のサイホン排水システム10では、逆流防止弁38の排水方向下流側に作用する負圧が抑えられるので、逆流防止弁38の開閉弁50が開放することが抑制され、排水トラップ22の破封も抑制される。なお、図5に示すサイホン排水システム10のその他の作用、効果は、第1の実施形態と同様である。
図6に示すサイホン排水システム10は、図5に示すサイホン排水システム10の変形例である。図6に示すサイホン排水システム10では、配管26の鉛直部分26Aに、通気装置36とは形状の異なる通気装置58が直接的に接続されているものである。なお、図6に示すサイホン排水システム10の作用、効果は、図5に示すサイホン排水システム10と同様である。
[第3の実施形態]
次に、図7を用いて、本発明の第3の実施形態に係るサイホン排水システム10について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態のサイホン排水システム10では、逆流防止弁38の排水方向上流側に、配管56を介して通気装置36が接続されている。このため、横引き管28A内が負圧となった際に、通気装置36から逆流防止弁38、及び配管26を介して横引き管28A内に空気が流入し、排水トラップ22の破封は抑制される。
図8に示すサイホン排水システム10は、図7に示すサイホン排水システム10の変形例である。図8に示すサイホン排水システム10では、配管26の鉛直部分26Aに、通気装置36とは異なる形状の通気装置58が直接的に接続されているものである。なお、図8に示すサイホン排水システム10の作用、効果は、図7に示すサイホン排水システム10と同様である。
[第4の実施形態]
次に、図9を用いて、本発明の第4の実施形態に係るサイホン排水システム10について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図9に示すサイホン排水システム10は、逆流防止弁付き継手24が配管26の水平部分26Bに設けられており、逆流防止弁38が横向きとなっているものである。
本実施形態のサイホン排水システム10では、第1の実施形態よりも逆流防止弁38が食洗機18に接近して設けられているため、第1の実施形態よりも排水方向下流側で、逆流を抑制することができる。なお、図9に示すサイホン排水システム10のその他の作用、効果は、図1に示す第1の実施形態のサイホン排水システム10と同様である。
図10に示すサイホン排水システム10は、図9に示すサイホン排水システム10の変形例である。図10に示すサイホン排水システム10では、配管26の鉛直部分26Aに直接的に通気装置58が接続されているものである。なお、図10に示すサイホン排水システム10の作用、効果は、図9に示すサイホン排水システム10と同様である。
[第5の実施形態]
次に、図11を用いて、本発明の第5の実施形態に係るサイホン排水システム10について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図11に示すサイホン排水システム10は、逆流防止弁付き継手24が、排水トラップ22の排水方向上流側に配置される配管21の水平部分21Aに設けられており、逆流防止弁38が横向きとなっているものである。
本実施形態のサイホン排水システム10では、食洗機18から排水がなされると、排水が配管29の内部の空気を押し、配管26の内部が正圧になる場合がある。配管26の内部が正圧になると、排水トラップ22の封水31に対して排水方向下流側から圧力が作用するが、排水トラップ22の排水方向上流側に逆流防止弁38が設けられているため、封水31が逆流防止弁38を越えて台所流し16へ逆流することは抑えられ、排水トラップ22の破封は抑制される。したがって、封水31が排水口16Aから噴き出すことが抑制される。
なお、その他の作用、効果は、前述した実施形態と同様である。
図12に示すサイホン排水システム10は、図11に示すサイホン排水システム10の変形例である。図12に示すサイホン排水システム10では、配管21の鉛直部分21Bに逆流防止弁付き継手24が接続されているものである。なお、図12に示すサイホン排水システム10の作用、効果は、図11に示すサイホン排水システム10と同様である。
[その他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
上記実施形態では、台所流し16が本発明の第1の水廻り器具に相当し、食洗機18が本発明の第2の水廻り器具に相当していたが、第1の水廻り器具、及び第2の水廻り器具は、排水を行うものであれば良く、特に種類は限定されない。水廻り器具としては、例えば、洗面台、洗濯機、ユニットバス等の風呂に備えられる浴槽及び洗い場、トイレ等を挙げることができるが、他のものであっても良い。
また、上記実施形態では、台所流し16と食洗機18といったように異なる水廻り器具からの排水を合流させる構造としていたが、同じ水廻り器具同士からの排水を合流させても良い。
さらに、上記実施形態では2つの水廻り器具からの排水を合流させる構造としていたが、3つ以上の水廻り器具を合流させる構造であっても良い。
上記実施形態の排水トラップ22は、略S字形状とされものであったが、排水トラップ22は、封水を貯留するものであれば他の形式のものであっても良く、公知のものを用いることができる。
上記実施形態のサイホン排水システム10ではディスポーザ20が設けられていたが、ディスポーザ20は設けられていなくても良い。
通気装置36、及び通気装置58の通気弁は、公知のものを用いることができ、構造、形状等は任意である。また、通気装置36、及び通気装置58を配置する位置は、上記実施形態のものに限るものでは無く、封水31の排水方向下流側で排水トラップ22の破封を抑制できる位置に設けられていれば良い。
上記実施形態では、通気装置36、及び通気装置58が外気を導入可能な逆流防止機能を有する通気弁であったが、本発明はこれに限らず、配管26、及びサイホン排水管28に空気を導入できるものであれば良く、通気装置36、及び通気装置58に代えて、配管の一端を排水トラップ22、又は配管26に接続し、該配管の他端を例えば排水立て管32等に接続する構成としても良い。この場合、排水立て管32内の空気を配管26、及びサイホン排水管28に導入して配管26の負圧を抑制することができる。
逆流防止弁付き継手24の位置は、上記実施形態のものに限らない。逆流防止弁付き継手24は、台所流し16の排水口16Aと合流継手27との間に設けられていれば良い。
上記実施形態では、排水トラップ22と逆流防止弁付き継手24とを別体としているため、これら排水トラップ22と逆流防止弁付き継手24とをサイホン排水構造10の中で最適な箇所に配置することができ、サイホン排水構造10の設計の自由度を増すことができる。また、排水トラップ22と逆流防止弁付き継手24とを別体とすることで、構造が複雑にならない。
また、従来は圧力変動を抑制するため、立て管32のある水準の容量を確保する必要があり、立て管32の内径の下限値に制約があった。
本発明においては、通気弁によって封水に生じる負圧の抑制と、逆流防止弁によって封水に加わる正圧を抑制できるため、立て管を細くすることができ、建築物の設計の自由度を増すことが可能となる。
10…サイホン排水システム、16…台所流し(第1の水廻り器具)、16A…排水口、18…食洗機(第2の水廻り器具)、21…配管(第1の排水導入管)、26…配管(第1の排水導入管)、28…サイホン排水管、28A…横引き管、28B…竪管、29…配管(第2の排水導入管)、36…通気装置(通気手段)、38…逆流防止弁、58…通気装置(通気手段)

Claims (7)

  1. 第1の水廻り器具の排水口の排水方向下流側に設けられ、前記第1の水廻り器具からの排水を流す第1の排水導入管と、
    前記排水口の排水方向下流側に設けられ、封水が貯留される貯留部を備えた水封式トラップと、
    前記第1の排水導入管に接続され、前記排水の排水方向下流側への流体の流れを許容し、前記排水の排水方向上流側への流体の流れを阻止する逆流防止弁と、
    前記第1の排水導入管の排水方向下流側に設けられ、前記第1の水廻り器具からの排水を水平方向に流す横引き管と、
    前記横引き管の排水方向下流側に設けられ、前記横引き管からの前記排水を鉛直方向に落下させる竪管と、
    を備えるサイホン排水構造。
  2. 前記逆流防止弁は、前記貯留部の排水方向上流側に設けられている、請求項1に記載のサイホン排水構造。
  3. 前記逆流防止弁は、前記貯留部の排水方向下流側に設けられている、請求項1に記載のサイホン排水構造。
  4. 前記水封式トラップ及び前記逆流防止弁よりも排水方向下流側の前記第1の排水導入管、又は前記横引き管に接続され、第2の水廻り器具からの排水を流す第2の排水導入管を備える、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のサイホン排水構造。
  5. 前記貯留部の排水方向下流側の前記第1の排水導入管に空気を導入する通気手段を備える、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のサイホン排水構造。
  6. 前記通気手段は通気弁である、請求項5に記載のサイホン排水構造。
  7. 前記逆流防止弁は、管状部と、前記管状部から延出する絞り部と、前記絞り部の先端部に設けられ弾性力で面接触して流路を閉塞する開閉弁と、を備える請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のサイホン排水構造。
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