JP2016194632A - 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、電気光学装置の製造方法、および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】ミラーを支持するミラー支持部(ミラーポスト内)に犠牲層を残さずに形成することのできる電気光学装置、電気光学装置の製造方法、および電子機器を提供すること。
【解決手段】電気光学装置100は、ねじれヒンジ(トーションヒンジ)35に第1開口部351が設けられており、第1開口部351の周りにおいて、ねじれヒンジ35に対して基板1側とは反対側からは、筒状のミラー支持部41の第1接続部411が接している。ミラー支持部41の内部には、犠牲層を構成する樹脂が残っていない。ミラー支持部41の基板1とは反対側の第2端部418は平板部416になっており、かかる第2端部418にミラー51が接している。このため、ミラー51の表面に窪みが発生しない。
【選択図】図4

Description

本発明は、ミラーを備えた電気光学装置、電気光学装置の製造方法、および電子機器に関するものである。
電子機器として、例えば、光源から出射された光をDMD(デジタル・ミラー・デバイス)と呼ばれる電気光学装置の複数のミラー(マイクロミラー)によって変調した後、変調光を投射光学系によって拡大投射することにより、スクリーンに画像を表示する投射型表示装置等が知られている。かかる電子機器に用いられる電気光学装置において、ミラーは、ミラー支持部を介してトーションヒンジ(ねじれヒンジ)に支持されているとともに、に電気的に接続されている。また、トーションヒンジ(ねじれヒンジ)は、ヒンジ支持部を介して基板に形成された基板側バイアス電極に支持されているとともに、基板側バイアス電極に電気的に接続されている。従って、基板側バイアス電極からミラーにバイアス電圧を印加する一方、アドレス電極に駆動電圧を印加すれば、ミラーとアドレス電極との間に発生する静電力によってミラーを駆動することができる。かかる構成の電気光学装置の製造工程では、樹脂材料からなる犠牲層を利用してトーションヒンジ(ねじれヒンジ)やミラー等が形成される。
一方、ミラー支持部を形成するにあたっては、トーションヒンジ(ねじれヒンジ)上に残した柱状の犠牲層の表面に金属層を形成した構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開平8−227042号公報
しかしながら、柱状の犠牲層を利用してミラー支持部を形成した場合、照射された光や、駆動回路を動作させた際の基板での発熱等が原因で電気光学装置の温度が上昇した場合、犠牲層からガスが発生するおそれがある。かかるガスは、ミラーの表面(反射面)に付着すると、ミラーの反射率を低下させるため、好ましくない。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ミラーを支持するミラー支持部に犠牲層を残さずに形成することのできる電気光学装置、電気光学装置の製造方法、および電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置の一態様は、基板と、前記基板の一方面側で前記基板に向けて突出すると共に前記基板上に支持された第1支持部(ヒンジ支持部)、および第1開口部が設けられたねじれヒンジ(トーションヒンジ)を含む金属層と、前記ねじれヒンジ(トーションヒンジ)から前記基板とは反対側に筒状に突出し、前記基板側に向けて開放端になっている第1端部に前記第1開口部の周りで前記ねじれヒンジ(トーションヒンジ)に前記基板とは反対側から接する第1接続部を備えた導電性の第2支持部(ミラー支持部)と、前記第2支持部(ミラー支持部)の前記基板とは反対側の第2端部に接するミラーと、を有し、前記第2支持部(ミラー支持部)は前記第1開口部の内面に接する第2接続部を備えていることを特徴とする。
本発明では、ねじれヒンジ(トーションヒンジ)から基板とは反対側に突出する第2支持部(ミラー支持部)は、筒状になっているとともに、基板側の第1端部が開放端になっている。また、ねじれヒンジ(トーションヒンジ)には第1開口部が形成されている。このため、第2支持部(ミラー支持部)を形成する際に内側に犠牲層があっても、かかる犠牲層を除去することができる。従って、第2支持部(ミラー支持部)の内部には、犠牲層を構成する樹脂が残らないため、照射された光や、駆動回路を動作させた際の基板の発熱等が原因で電気光学装置の温度が上昇した場合でも、犠牲層からガスが発生することがない。それ故、犠牲層から発生したガスによって、ミラーの表面(反射面)での反射率が低下するという事態が発生しない。また、第2支持部(ミラー支持部)において基板とは反対側で第2端部が平坦部になっている状態のときに第2支持部(ミラー支持部)とは別体のミラーを第2支持部(ミラー支持部)に接続させることができる。このため、ミラーの表面に窪みが発生しない。従って、光の利用効率を向上することができるとともに、ミラーでの散乱に起因するコントラストの低下を抑制することができる。
本発明において、前記ねじれヒンジ(トーションヒンジ)と前記第2支持部(ミラー支持部)の間に、前記第1接続部が内側に位置する第2開口部が設けられた絶縁性の中間層を有している態様を採用することができる。
また、前記第1接続部の最も薄い部分の厚さをdmとし、
前記第2支持部(ミラー支持部)の内周面から前記第2開口部の内周面までの距離をdcとしたとき、
前記厚さdm、および前記距離dcは、以下の関係
dm<dc
を満たしていることが好ましい。
さらに、前記中間層の前記ねじれヒンジ(トーションヒンジ)と前記第2支持部(ミラー支持部)との間に位置する部分の幅をdsとし、
前記第1接続部の最も薄い部分の厚さをdmとし、
前記第2支持部(ミラー支持部)の内周面から前記第2開口部の内周面までの距離をdcとしたとき、
前記幅ds、前記厚さdm、および前記距離dcは、以下の関係
dm<ds<dc
を満たしていることが好ましい。
また、前記第2支持部(ミラー支持部)において前記ねじれヒンジ(トーションヒンジ)から前記ミラーに向けて延在している筒部の肉厚をdpとし、前記中間層の前記ねじれヒンジ(トーションヒンジ)と前記第2支持部(ミラー支持部)との間に位置する部分の幅をdsとし、前記第2支持部(ミラー支持部)の内周面から前記第2開口部の内周面までの距離をdcとしたとき、前記肉厚dp、前記幅ds、および前記距離dcは、以下の関係
ds<dp
かつ、
dc<dp
を満たしていることが好ましい。
本発明に係る電気光学装置の製造方法の一態様は、基板の一方面側に第1支持部用開口部が設けられた第1犠牲層を形成する第1犠牲層形成工程と、前記第1犠牲層の前記基板とは反対側および前記第1支持部用開口部の内側に第1導電膜を形成する第1導電膜形成工程と、前記第1導電膜をパターニングして、前記第1支持部用開口部の内側に堆積された前記第1導電膜よりなる第1支持部(ヒンジポスト)を備えていると共に、第1開口部を備えたねじれヒンジ(トーションヒンジ)を形成する第1パターニング工程と、前記ねじれヒンジ(トーションヒンジ)の前記基板とは反対側に前記第1開口部と重なり、外径が前記第1開口部の内径よりも小さい柱状の第2犠牲層を形成する第2犠牲層形成工程と、前記ねじれヒンジ(トーションヒンジ)の前記基板とは反対側を覆うと共に、前記柱状の第2犠牲層の側面を覆う筒部および前記柱状の第2犠牲層の基板とは反対側の端面を覆う平板部を備えた第2導電膜を形成する第2導電膜形成工程と、前記第2導電膜をパターニングして前記柱状の第2犠牲層を覆うと共に、前記柱状の第2犠牲層の周りで前記ねじれヒンジ(トーションヒンジ)に前記基板とは反対側から接する第1接続部、および前記ねじれヒンジ(トーションヒンジ)の前記第1開口部の内周面に接する第2接続部を備えた第2支持部(ミラー支持部)を形成する第2パターニング工程と、前記ねじれヒンジ(トーションヒンジ)および前記第2支持部(ミラー支持部)を前記基板とは反対側から覆う第3犠牲層を形成する第3犠牲層形成工程と、前記第3犠牲層を前記基板とは反対側から平坦化して前記第2支持部(ミラー支持部)を露出させる平坦化工程と、前記第3犠牲層の前記基板とは反対側に第3導電膜を形成する第3導電膜形成工程と、前記第3導電膜をパターニングしてミラーを形成する第3パターニング工程と、前記第1犠牲層、前記第2犠牲層、および前記第3犠牲層を除去する犠牲層除去工程と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る電気光学装置の製造方法において、前記平坦化工程では、前記第2導電膜の前記平板部を露出させることが好ましい。
本発明に係る電気光学装置の製造方法において、前記第1導電膜形成工程の後、前記第1パターニング工程の前に、前記第1導電膜の前記基板とは反対側の面に前記ねじれヒンジ(トーションヒンジ)と同一の平面形状の絶縁性のエッチングマスク層を設け、前記第1パターニング工程では、前記エッチングマスク層をマスクにして前記第1導電膜をパターニングし、前記第1パターニング工程の後、前記エッチングマスク層をパターニングして前記ねじれヒンジ(トーションヒンジ)の前記第1開口部の縁に沿う部分を前記エッチングマスク層から露出させる第2開口部を形成する態様を採用することができる。
本発明を適用した電気光学装置は各種電子機器に用いることができ、この場合、電子機器には、前記ミラーに光源光を照射する光源部が設けられる。また、電子機器として投射型表示装置や頭部装着型表示装置を構成する場合、電子機器には、さらに、前記ミラーによって変調された光を投射する投射光学系が設けられる。
本発明を適用した電子機器としての投射型表示装置の光学系を示す模式図である。 本発明を適用した電気光学装置の基本構成を模式的に示す説明図である。 本発明を適用した電気光学装置の要部におけるA−A′断面を模式的に示す説明図である。 本発明を適用した電気光学装置の詳細構成を示す断面図である。 本発明を適用した電気光学装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明を適用した電気光学装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明を適用した電気光学装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明を適用した電気光学装置の製造工程で形成された層の平面図である。 本発明を適用した電気光学装置の製造工程で形成された層の平面図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、本発明を適用した電子機器として投射型表示装置を説明する。また、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。また、図面では、ミラー等の数を減らして示してある。
[電子機器としての投射型表示装置]
図1は、本発明を適用した電子機器としての投射型表示装置の光学系を示す模式図である。図1に示す投射型表示装置1000は、光源部1002と、光源部1002から出射された光を画像情報に応じて変調する電気光学装置100と、電気光学装置100で変調された光を投射画像としてスクリーン等の被投射物1100に投射する投射光学系1004と有している。光源部1002は、光源1020と、カラーフィルタ1030とを備えている。光源1020は白色光を出射し、カラーフィルタ1030は、回転に伴って各色の光を出射し、電気光学装置100は、カラーフィルタ1030の回転に同期したタイミングで、入射した光を変調する。なお、カラーフィルタ1030に代えて、光源1020から出射された光を各色の光に変換する蛍光体基板を用いてもよい。また、各色の光毎に光源部1002および電気光学装置100を設けてもよい。
[電気光学装置100の基本構成]
図2は、本発明を適用した電気光学装置100の基本構成を模式的に示す説明図であり、図2(a)、(b)は各々、電気光学装置100の要部を示す説明図、および電気光学装置100の要部の分解斜視図である。図3は、本発明を適用した電気光学装置100の要部におけるA−A′断面を模式的に示す説明図であり、図3(a)、(b)は各々、ミラーが一方側に傾いた状態を模式的に示す説明図、およびミラーが他方側に傾いた状態を模式的に示す説明図である。
図2および図3に示すように、電気光学装置100は、基板1の一方面1s側に複数のミラー51がマトリクス状に配置されており、ミラー51は基板1から離間している。基板1は、例えば、シリコン基板である。ミラー51は、例えば、1辺の長さが例えば10〜30μmの平面サイズを有するマイクロミラーである。ミラー51は、例えば、600×800から1920×1080の配列をもって配置されており、1つのミラー51が画像の1画素に対応する。
ミラー51の表面はアルミニウム等の反射金属膜からなる反射面になっている。電気光学装置100は、基板1の一方面1sに形成された基板側バイアス電極11および基板側アドレス電極12、13等を含む1階部分100aと、高架アドレス電極32、33およびトーションヒンジ(ねじれヒンジ)35を含む2階部分100bと、ミラー51を含む3階部分100cとを備えている。1階部分100aでは、基板1にアドレス回路14が形成されている。アドレス回路14は、各ミラー51の動作を選択的に制御するためのメモリセルや、ワード線、ビット線の配線15等を備えており、CMOS回路16を備えたRAM(Random Access Memory)に類似した回路構成を有している。
2階部分100bは、高架アドレス電極32、33、トーションヒンジ35、およびミラー支持部(第2支持部)41を含んでいる。高架アドレス電極32、33は、電極ポスト321、331を介して基板側アドレス電極12、13に導通しているとともに、基板側アドレス電極12、13によって支持されている。トーションヒンジ35の両端からはヒンジアーム36、37が延在している。ヒンジアーム36、37は、ヒンジ支持部(第1支持部)39を介して基板側バイアス電極11に導通しているとともに、基板側バイアス電極11によって支持されている。ミラー51は、ミラー支持部41を介してトーションヒンジ35に導通しているとともに、トーションヒンジ35によって支持されている。従って、ミラー51は、ミラー支持部41、トーションヒンジ35、ヒンジアーム36、37、ヒンジ支持部39を介して基板側バイアス電極11に導通しており、基板側バイアス電極11からバイアス電圧が印加される。なお、ヒンジアーム36、37の先端には、ミラー51が傾いたときに当接して、ミラー51と高架アドレス電極32、33との接触を防止するストッパー361、362、371、372が形成されている。
基板側アドレス電極12、13および高架アドレス電極32、33は、ミラー51との間に静電力を発生させてミラー51を傾くように駆動する駆動素子を構成している。具体的には、トーションヒンジ35は、基板側アドレス電極12、13および高架アドレス電極32、33に駆動電圧が印加されて、図3に示すように、ミラー51が基板側アドレス電極12および高架アドレス電極32の側、あるいは基板側アドレス電極13および高架アドレス電極33に引き寄せられるように傾いた際に捩じれる。そして、基板側アドレス電極12、13および高架アドレス電極32、33に対する駆動電圧の印加が停止してミラー51に対する吸引力が消失した際、ミラー51が基板1に平行な姿勢に戻す力を発揮する。
電気光学装置100において、例えば、図3(a)に示すように、ミラー51が基板側アドレス電極12および高架アドレス電極32の側に傾くと、光源部1002から出射された光がミラー51によって投射光学系1004に向けて反射するオン状態となる。これに対して、図3(b)に示すように、ミラー51が基板側アドレス電極13および高架アドレス電極33の側に傾くと、光源部1002から出射された光がミラー51によって光吸収装置1005に向けて反射するオフ状態となり、かかるオフ状態では、投射光学系1004に向けて光が反射されない。かかる駆動は、複数のミラー51の各々で行われる結果、光源部1002から出射された光は、複数のミラー51で画像光に変調されて投射光学系1004から投射され、画像を表示する。
なお、基板側アドレス電極12、13と対向する平板状のヨークをトーションヒンジ35と一体に設け、高架アドレス電極32、33とミラー51との間に発生する静電力に加えて、基板側アドレス電極12、13とヨークとの間に作用する静電力も利用してミラー51を駆動することもある。
[電気光学装置100の詳細構成]
図4は、本発明を適用した電気光学装置100の詳細構成を示す断面図であり、図4(a)、(b)は、電気光学装置100の全体の断面図、およびトーションヒンジ(ねじれヒンジ)とミラー支持部(第2支持部)との接続部分を拡大して示す断面図である。なお、図4には、電気光学装置100の2階部分100bおよび3階部分100cのみを示し、基板側バイアス電極11および基板側アドレス電極12、13等を含む1階部分100aの図示を省略してある。また、図4では、電気光学装置100に形成される複数のミラー51のうち、1つのミラー51、ミラー支持部41およびトーションヒンジ35のみを示してある。
図4(a)に示すように、電気光学装置100は、基板1の一方面1s側に、導電性のヒンジ支持部39を介して基板1側に支持された導電性のトーションヒンジ35を有しており、トーションヒンジ35には、第1開口部351が形成されている。本形態において、ヒンジ支持部39およびトーションヒンジ35は、一体の金属層(後述する第1導電膜30)からなり、ヒンジ支持部39は、金属層(第1導電膜30)から基板1に向けて突出している。また、電気光学装置100は、トーションヒンジ35から基板1側とは反対側に向けて突出した筒状のミラー支持部41を有している。
ミラー支持部41において、基板1側の第1端部417は基板1に向けて開口した開放端になっている。また、ミラー支持部41において、基板1側の第1端部417には、トーションヒンジ35の第1開口部351の縁に沿う部分に基板1側とは反対側から重なって接する第1接続部411を備えている。また、ミラー支持部41は、基板1側の第1端部417に、第1開口部351の内面に接する第2接続部412を備えている。ここで、ミラー支持部41は、トーションヒンジ35の側から基板1とは反対側(ミラー51の側)に向けて延在する筒部415と、筒部415の基板1側の第1端部417で外側に張り出したフランジ部419とを有している。本形態において、ミラー支持部41の基板1とは反対側の第2端部418は、筒部415の開口端を塞ぐ平板部416になっており、ミラー51は、平板部461の基板1とは反対側の面に接している。このため、ミラー51の表面には窪みが存在しない。
また、電気光学装置100では、トーションヒンジ35とミラー支持部41との間に、第1開口部351より大径の第2開口部611が形成された絶縁性の中間層61が設けられており、第2開口部611の内側の第1接続部411において、第1側端部はトーションヒンジ35と接している。本形態において、中間層61は、トーションヒンジ35とミラー支持部41との間のみに形成されている。
ここで、中間層61のトーションヒンジ35とミラー支持部41との間に位置する部分の幅をdsとし、第1接続部411の最も薄い部分の厚さをdmとし、ミラー支持部41の内周面から第2開口部611の内周面までの距離をdcとし、ミラー支持部41の筒部415の肉厚をdpとしたとき、幅ds、厚さdm、距離dc、および肉厚dpは各々、例えば、0.15μm、0.1μm、0.2μm、および0.3μmになっている。このため、幅ds、厚さdm、距離dc、および肉厚dpは、以下の関係
dm<ds
ds<dc
dc<dp
になっている。
(電気光学装置の製造方法)
図2(b)および図5〜図9を参照して、本発明を適用した電気光学装置100の製造工程のうち、ねじれヒンジ(トーションヒンジ)、ミラー支持部(第2支持部)およびミラーを形成する工程を中心に説明する。図5、図6および図7は、本発明を適用した電気光学装置100の製造方法を示す工程断面図である。図8および図9は、本発明を適用した電気光学装置100の製造工程で形成された層の平面図である。なお、図5〜図9では、電気光学装置100に形成される複数のミラー51のうち、1つのミラー51に対するミラー支持部41およびヒンジ35のみを示してある。また、以下の説明では、適宜、図2(b)を参照して説明した各部位との関係も説明する。
まず、図5(a)に示すように、工程ST1において、シリコン基板からなるウエハー10(基板)に、図2(b)を参照して説明したアドレス回路14および基板側アドレス電極11、12等を形成する。
次に、工程ST2において、ウエハー10の一方面10sにポジ型有機フォトレジスト等からなる感光性レジスト層21を形成した後、図5(b)に示す工程ST3において、感光性レジスト層21に対して露光および現像を行い、ヒンジ支持部用開口部(第1支持部用開口部)211aを備えた第1犠牲層211を形成する。その際、図8(a)に示すように、高架アドレス電極32、33の電極ポスト321、331用の電極ポスト用開口部211bも形成する。第1犠牲層211の厚さは、例えば1μmであり、ヒンジ支持部用開口部211aの開口径は、例えば約0.6μmである。かかる工程ST2、ST3が第1犠牲層形成工程である。
次に、図5(c)に示す工程ST4(第1導電膜形成工程)において、第1犠牲層211の表面(ウエハー10とは反対側の面)に第1導電膜30を全面に形成する(図8(b)参照)。この際、第1導電膜は、ヒンジポスト用開口部211aの壁面および底面にも形成される。第1導電膜30は、例えば、アルミニウム層の単体膜、あるはアルミニウム層とチタン層との積層膜であり、厚さは、例えば0.06μmである。
次に、図5(d)に示す工程ST5において、PEVCD法等により酸化シリコン膜(SiO)等の絶縁膜60を形成する(図8(c)参照)。絶縁膜60の厚さは、例えば0.15μmである。
次に、図5(e)に示す工程ST6(第1パターニング工程)において、絶縁膜60の表面(ウエハー10とは反対側の面)にレジストマスクを形成した状態で絶縁膜60をパターニングし、トーションヒンジ35と同一の平面形状の絶縁性の中間層61をエッチングマスク層として形成する。その後、レジストマスクを除去する。次に、中間層61をマスクにして、第1導電膜30をパターニングし、トーションヒンジ35を形成する。その際、ヒンジ支持部用開口部211aに残った第1導電膜30によってヒンジ支持部39がトーションヒンジ35と一体に形成される。また、トーションヒンジ35には第1開口部351が形成される。その際、図8(d)に示すように、ヒンジアーム36、37が形成される。また、高架アドレス電極32、33が同時形成され、電極ポスト用開口部211bの内部に電極ポスト321、331が形成される。第1開口部351の内径は、例えば0.5μmである。
次に、図5(f)に示す工程ST7において、中間層61の表面(ウエハー10とは反対側の面)にレジストマスクを形成した状態で中間層61をパターニングし、トーションヒンジ35の第1開口部351の縁に沿う部分を露出させる第2開口部611を形成する(図8(e)参照)。第2開口部611の内径は、例えば0.8μmであり、第1開口部351より大径である。その後、レジストマスクを除去する。
次に、図6(a)に示す工程ST8において、トーションヒンジ35のウエハー10とは反対側に、ポジ型有機フォトレジスト等からなる感光性レジスト層22を形成した後、図6(b)に示す工程ST9において、感光性レジスト層22に対して露光および現像を行い、第1開口部351と重なる位置に、トーションヒンジ35のウエハー10とは反対側に向けて突出した柱状の第2犠牲層221を形成する(図8(f)参照)。第2犠牲層221の厚さ(高さ)は、例えば2μmであり、外径は、例えば0.4μmである。かかる工程ST8、ST9が第2犠牲層形成工程である。
次に、図6(c)に示す工程ST10(第2導電膜形成工程)において、トーションヒンジ35のウエハー10とは反対側を覆うと共に、柱状の第2犠牲層221の側面を覆う筒部45、および柱状の第2犠牲層221のウエハー10とは反対側の端面を覆う平板部416を備えた第2導電膜40を形成する。第2導電膜40は、例えば、基板を回転させながら、基板法線方向から傾いた方向よりスパッタを行うことにより、柱状の第2犠牲層221の側面における第2導電膜40の厚みをトーションヒンジ35のウエハー10とは反対側の面に形成された第2導電膜40の厚みより大きくすることが可能である。具体的には、第2導電膜40は、柱状の第2犠牲層221の側面では厚さが0.3μm、トーションヒンジ35のウエハー10とは反対側の面上における厚さが0.15μmのアルミニウム膜からなる。
次に、図6(d)に示す工程ST11(第2パターニング工程)において、第2導電膜40の表面(ウエハー10とは反対側の面)にレジストマスクを形成した状態で第2導電膜40をパターニングし、第2犠牲層221を覆って第2犠牲層221の周りでトーションヒンジ35にウエハー10とは反対側から接する第1接続部411を備えたミラー支持部41を形成する(図9(a)参照)。その際、ミラー支持部41には、トーションヒンジ35の第1開口部351の内周面に接する第2接続部412も形成される。
次に、図6(e)に示す工程ST12(第3犠牲層形成工程)では、トーションヒンジ35およびミラー支持部41をウエハー10とは反対側から覆うように、ポジ型有機フォトレジスト等からなる感光性レジスト層を形成した後、硬化させ、第3犠牲層231を形成する。第3犠牲層231の厚さは、例えば3μmである。
次に、図7(a)に示す工程ST13(平坦化工程)では、CMP法等によって、第3犠牲層231をウエハー10とは反対側から平坦化してミラー支持部41の第2端部418を露出させる(図9(b)参照)。本形態では、ミラー支持部41の第2端部418に平板部416が残るように平坦化を行う。
次に、図7(b)に示す工程ST14(第3導電膜形成工程)では、第3犠牲層231のウエハー10とは反対側に第3導電膜50を形成する。第3導電膜50は、例えば、厚さが0.3μmのアルミニウム層である。
次に、第3導電膜上にPEVCD法等により酸化シリコン膜(SiO)等の無機膜70を形成した後、工程ST15では、無機膜70の表面(ウエハー10とは反対側の面)にレジストマスクを形成した状態で無機膜70をパターニングし、ミラー51と同一の平面形状のエッチングストッパ層71を形成する(図9(c)参照)。その後、レジストマスクを除去する。次に、図7(c)に示す工程ST16では、エッチングストッパ層71をマスクにして、第3導電膜50をパターニングし、ミラー51を形成する(図9(d)参照)。かかる工程ST14、ST15、ST16が第3パターニング工程である。
次に、図7(d)に示す工程ST17では、ウエハー10を単品サイズの複数の基板1に分割する。
次に、工程ST18(犠牲層除去工程)では、プラズマエッチング等を行って、第1犠牲層211、第2犠牲層221、および第3犠牲層231を除去する。すなわち、ミラー支持部41とウエハー10との間では、第1犠牲層211と第2犠牲層221とが第1開口部351を介して接しているので、第1犠牲層211が除去されれば、その後、第2犠牲層221が除去される。また、本形態では、第1犠牲層211、第2犠牲層221、および第3犠牲層231を除去する際、エッチングストッパ層71を除去する。さらに、本形態では、第1犠牲層211、第2犠牲層221、および第3犠牲層231を除去する際、中間層61のうち、ミラー支持部41から露出している部分を除去する。従って、中間層61は、ミラー支持部41とトーションヒンジ35との間のみに残る。その結果、電気光学装置100が得られる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、トーションヒンジ35から基板1とは反対側に突出するミラー支持部41は、筒状になっているとともに、基板1側の第1端部417が開放端になっている。また、トーションヒンジ35には第1開口部351が形成されている。このため、ミラー支持部41を形成する際に内側に犠牲層があっても、かかる犠牲層を除去することができる。従って、ミラー支持部41の内部には、犠牲層を構成する樹脂が残らないため、照射された光や、駆動回路を動作させた際の基板の発熱等が原因で電気光学装置100の温度が上昇した場合でも、犠牲層からガスが発生することがない。それ故、犠牲層から発生したガスによって、ミラー51の表面(反射面)での反射率が低下するという事態が発生しない。
また、ミラー支持部41において基板1とは反対側で、平板部416を備えた第2端部418にミラー支持部41とは別体のミラー51を接続させる。このため、ミラー51の表面に窪みが発生しない。従って、光の利用効率を向上することができるとともに、ミラー51での散乱に起因するコントラストの低下を抑制することができる。
また、ミラー支持部41とトーションヒンジ35とは、第1接続部411において面で接触しているため、ミラー支持部41とトーションヒンジ35とを確実に電気的に接続することができる。
(実施の形態の変形例)
上記実施の形態では、幅ds、厚さdm、距離dc、および肉厚dpは、以下の関係
dp<ds
ds<dm
dc<dm
になっていた。但し、幅ds、厚さdm、および距離dcは、以下の関係
dm<ds<dc
を満たしていることが好ましい。かかる構成によれば、ミラー支持部41の下層側(基板1の側)での接触面積が広いので、ミラー支持部41は、十分な強度を有することになる。
また、肉厚dp、幅ds、および距離dcは、以下の関係
ds<dp
かつ、
dc<dp
を満たしていることが好ましい。かかる構成によれば、トーションヒンジ35に対して、中間層61やミラー支持部41ガオーバーラップしている幅が狭いので、トーションヒンジ35の性能が低下することを抑制することができる。
また、上記実施の形態では、距離dcが0.2μmであったが、例えば、0.1μmにする等、距離dcを狭めれば、トーションヒンジ35の第1開口部351の位置にばらつきが発生しても、第1開口部351を介して、第1犠牲層211と第2犠牲層221とが確実に接する。従って、工程ST18(犠牲層除去工程)において、第2犠牲層221を確実に除去することができ、ミラー支持部41の内側に第2犠牲層221が残ることを確実に防止することができる。
上記実施の形態では、図7(a)に示す工程ST13(平坦化工程)では、ミラー支持部41の第2端部418に平板部416が残るように平坦化したが、平板部416が無くなるまで平坦化してもよい。この場合でも、ミラー51を形成するための第3導電膜50を形成する際、ミラー支持部41の端部は、第2犠牲層221によって平坦部になっている。従って、ミラー51の表面には窪みが発生しない。
1・・基板、10・・ウエハー、11・・基板側バイアス電極、12、13・・基板側アドレス電極、14・・アドレス回路、30・・第1導電膜、35・・ねじれヒンジ(トーションヒンジ)、39・・第1支持部(ヒンジ支持部)、50・・第3導電膜、51・・ミラー、61・・中間層、71・・エッチングストッパ層、40・・第2導電膜、41・・第2支持部(ミラー支持部)、100・・電気光学装置、211・・第1犠牲層、211a・・第1支持部用開口部(ヒンジ支持部用開口部)、221・・第2犠牲層、231・・第3犠牲層、351・・第1開口部、411・・第1接続部、412・・第2接続部、415・・筒部、416・・平板部、417・・第1端部、419・・フランジ部、418・・第2端部、611・・第2開口部、1000・・投射型表示装置、1002・・光源部、1004・・投射光学系

Claims (9)

  1. 基板と、
    前記基板の一方面側で前記基板に向けて突出すると共に前記基板に支持された第1支持部、および第1開口部が設けられたねじれヒンジを含む金属層と、
    前記ねじれヒンジから前記基板とは反対側に筒状に突出し、前記基板側に向けて開放端になっている第1端部に前記第1開口部の周りで前記ねじれヒンジに前記基板とは反対側から接する第1接続部を備えた導電性の第2支持部と、
    前記第2支持部の前記基板とは反対側の第2端部に接するミラーと、
    を有し、
    前記第2支持部は、前記第1開口部の内面に接する第2接続部を備えていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記ねじれヒンジと前記第2支持部との間に、前記第1接続部が内側に位置する第2開口部が設けられた絶縁性の中間層を有していることを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項2に記載の電気光学装置において、
    前記第1接続部の最も薄い部分の厚さをdmとし、
    前記第2支持部の内周面から前記第2開口部の内周面までの距離をdcとしたとき、
    前記厚さdm、および前記距離dcは、以下の関係
    dm<dc
    を満たしていることを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項2に記載の電気光学装置において、
    前記中間層の前記ねじれヒンジと前記第2支持部との間に位置する部分の幅をdsとし、
    前記第1接続部の最も薄い部分の厚さをdmとし、
    前記第2支持部の内周面から前記第2開口部の内周面までの距離をdcとしたとき、
    前記幅ds、前記厚さdm、および前記距離dcは、以下の関係
    dm<ds<dc
    を満たしていることを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項2に記載の電気光学装置において、
    前記第2支持部において前記ねじれヒンジから前記ミラーに向けて延在している筒部の肉厚をdpとし、
    前記中間層の前記ねじれヒンジと前記第2支持部との間に位置する部分の幅をdsとし、
    前記第2支持部の内周面から前記第2開口部の内周面までの距離をdcとしたとき、
    前記肉厚dp、前記幅ds、および前記距離dcは、以下の関係
    ds<dp
    かつ、
    dc<dp
    を満たしていることを特徴とする電気光学装置。
  6. 基板の一方面側に第1支持部用開口部が設けられた第1犠牲層を形成する第1犠牲層形成工程と、
    前記第1犠牲層の前記基板とは反対側および前記第1支持部用開口部の内側に第1導電膜を形成する第1導電膜形成工程と、
    前記第1導電膜をパターニングにして、前記第1支持部用開口部の内側に堆積された前記第1導電膜よりなる第1支持部を備えていると共に、第1開口部を備えたねじれヒンジを形成する第1パターニング工程と、
    前記ねじれヒンジの前記基板とは反対側に前記第1開口部と重なり、外径が前記第1開口部の内径よりも小さい柱状の第2犠牲層を形成する第2犠牲層形成工程と、
    前記ねじれヒンジの前記基板とは反対側を覆うと共に、前記柱状の第2犠牲層の側面を覆う筒部、および前記柱状の第2犠牲層の前記基板とは反対側の端面を覆う平板部を備えた第2導電膜を形成する第2導電膜形成工程と、
    前記第2導電膜をパターニングして前記柱状の第2犠牲層を覆うと共に、前記柱状の第2犠牲層の周りで前記ねじれヒンジに前記基板とは反対側から接する第1接続部、および前記ねじれヒンジの前記第1開口部の内周面に接する第2接続部を備えた第2支持部を形成する第2パターニング工程と、
    前記ねじれヒンジおよび前記第2支持部を前記基板とは反対側から覆う第3犠牲層を形成する第3犠牲層形成工程と、
    前記第3犠牲層を前記基板とは反対側から平坦化して前記第2支持部を露出させる平坦化工程と、
    前記第3犠牲層の前記基板とは反対側に第3導電膜を形成する第3導電膜形成工程と、
    前記第3導電膜をパターニングしてミラーを形成する第3パターニング工程と、
    前記第1犠牲層、前記第2犠牲層、および前記第3犠牲層を除去する犠牲層除去工程と、を備えていることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  7. 請求項6に記載の電気光学装置の製造方法において、
    前記平坦化工程では、前記第2導電膜の前記平板部を露出させることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  8. 請求項6または7に記載の電気光学装置の製造方法において、
    前記第1導電膜形成工程の後、前記第1パターニング工程の前に、前記第1導電膜の前記基板とは反対側の面に前記ねじれヒンジと同一の平面形状の絶縁性のエッチングマスク層を設け、
    前記1パターニング工程では、前記エッチングマスク層をマスクにして前記第1導電膜をパターニングし、
    前記第1パターニング工程の後、前記エッチングマスク層をパターニングして前記ねじれヒンジの前記第1開口部の縁に沿う部分を前記エッチングマスク層から露出させる第2開口部を形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  9. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の電気光学装置を備えた電子機器であって、
    前記ミラーに光源光を照射する光源部を有することを特徴とする電子機器。
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