JP6550866B2 - 電気光学装置および電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、ミラーを備えた電気光学装置および電子機器に関するものである。
電子機器として、例えば、光源から出射された光をDMD(デジタル・ミラー・デバイス)と呼ばれる電気光学装置の複数のミラー(マイクロミラー)によって変調した後、変調光を投射光学系によって拡大投射することにより、スクリーンに画像を表示する投射型表示装置等が知られている。
かかる電子機器に用いられる電気光学装置において、ミラーは、ミラー支持ポスト(ミラー支持部)を介してトーションヒンジ(ねじれヒンジ)に支持されているとともに、トーションヒンジに電気的に接続されている。また、トーションヒンジは、ヒンジポスト(ヒンジ支持部)を介して基板に形成された基板側バイアス電極に支持されているとともに、基板側バイアス電極に電気的に接続されている。従って、基板側バイアス電極からミラーにバイアス電圧を印加する一方、アドレス電極に駆動電圧を印加すれば、ミラーとアドレス電極との間に発生する静電力によってミラーを揺動させることができる。その際、トーションヒンジはミラーを支持したまま捩れることになる(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−196880号公報
特許文献1等に記載の電気光学装置に対しては、ミラーの傾き角を大きくしたいという要求があるが、1本のトーションヒンジ(ねじれヒンジ)では、捩れ角に限界があるので、かかる要求に対応することが困難である。また、ミラーの傾き角を大きくすると、1本のトーションヒンジに応力が集中するため、トーションヒンジが塑性変形しやすい。このため、電気光学装置では、余裕をもってミラーを大きく傾かせることができないという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、余裕をもってミラーを大きく傾かせることのできる電気光学装置、および電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置の一態様は、基板と、前記基板の一方面側で前記基板と離間して設けられた第1ねじれヒンジと、前記基板の一方面側で前記第1ねじれヒンジを前記基板に支持する第1ヒンジ支持部と、前記第1ねじれヒンジの前記基板側と反対側で前記第1ねじれヒンジと離間して設けられた第2ねじれヒンジと、前記第1ヒンジ支持部と平面視で重ならない位置で前記第2ねじれヒンジを前記第1ねじれヒンジに支持する第2ヒンジ支持部と、前記第2ねじれヒンジの前記基板側と反対側で前記第2ねじれヒンジと離間して設けられたミラーと、前記第2ヒンジ支持部と平面視で重ならない位置で前記ミラーを前記第2ねじれヒンジに支持するミラー支持部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る電気光学装置の一態様は、基板と、前記基板の一方面側で前記基板に向けて突出すると共に、前記基板上に支持された第1ヒンジ支持部(第1ヒンジポスト)と、前記第1ヒンジ支持部を介して前記基板に支持された第1ねじれヒンジ(第1トーションヒンジ)と、前記第1ねじれヒンジの前記基板とは反対側で前記第1ヒンジ支持部と平面視で重ならない位置に設けられ、前記第1ねじれヒンジに向け突出する第2ヒンジ支持部(第2ヒンジポスト)と、前記第2ヒンジ支持部を介して前記第1ねじれヒンジに支持された第2ねじれヒンジ(第2トーションヒンジ)と、前記第2ねじれヒンジの前記基板とは反対側で前記第2ヒンジ支持部と重ならない位置に設けられたミラー支持部(ミラー支持ポスト)と、前記ミラー支持部を介して前記第2ねじれヒンジに支持されたミラーと、を有することを特徴とする。
本発明において、第1ねじれヒンジは、第1ヒンジ支持部を介して基板に支持され、第2ねじれヒンジは、第2ヒンジ支持部を介して第1ねじれヒンジに支持され、ミラーは、ミラー支持部を介して第2ねじれヒンジに支持されている。このため、ミラーが大きく傾いた際、第1ねじれヒンジが捩れるとともに、第2ねじれヒンジも捩れる。すなわち、第1ねじれヒンジの捩じれ角と、第2ねじれヒンジの捩じれ角との和がミラーの傾き角となる。従って、1本のねじれヒンジを用いた場合より、ミラーの傾き角を大きく設定することができる。また、ミラーが大きく傾いた際の応力が、第1ねじれヒンジと第2トーションヒンジとに分散するので、ねじれヒンジの塑性変形が発生しにくい。それ故、余裕をもってミラーを大きく傾かせることができる。さらに、1本のねじれヒンジを用いた場合より、基板に対するミラーの位置が高くできるため、ミラーを大きく傾けることができる。
本発明において、前記第2ヒンジ支持部は、前記第1ねじれヒンジの延在方向の中央に設けられ、前記第1ヒンジ支持部は、前記第2ヒンジ支持部に対して前記延在方向の両側の各々に設けられ、前記ミラー支持部は、前記第2ヒンジ支持部に対して前記延在方向の両側の各々に設けられている態様を採用することができる。かかる構成によれば、第1ねじれヒンジに、第2ねじれヒンジやミラー等の荷重が全て加わっても、第1ヒンジ支持部が第1ねじれヒンジの両側に配置されているため、第1ヒンジ支持部が損傷しにくい。
本発明において、前記第1ねじれヒンジの厚さは、前記第2ねじれヒンジの厚さより厚いことが好ましい。かかる構成によれば、第1ねじれヒンジに、第2ねじれヒンジやミラー等の荷重が全て加わっても、かかる荷重に第1ねじれヒンジが耐えることができる。
本発明において、前記第1ねじれヒンジの幅は、前記第2ねじれヒンジの幅より広いことが好ましい。かかる構成によれば、第1ねじれヒンジに、第2ねじれヒンジやミラー等の荷重が全て加わっても、かかる荷重に第1ねじれヒンジが耐えることができる。
本発明において、前記第1ねじれヒンジには、前記ミラーが傾いた際に前記ミラーに当接して前記ミラーの傾き範囲を制限するストッパーが設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、第2ねじれヒンジにストッパーを設けた場合よりミラーの傾き範囲を広く設定することができる。
本発明において、前記ミラーは、前記ミラー支持部、前記第2ねじれヒンジ、前記第2ヒンジ支持部、前記第1ねじれヒンジ、および前記第1ヒンジ支持部を介して、前記基板の前記一方面に形成された基板側バイアス電極に導通し、前記ミラーに平面視で重なる位置に設けられたアドレス電極に電圧を印加させることにより前記ミラーとの間に静電力を発生させることができる。
本発明において、前記アドレス電極は、前記基板の前記一方面に形成された基板側アドレス電極と、前記基板側アドレス電極と前記ミラーとの間に配置され、第1電極支持部を介して前記基板側アドレス電極に導通する第1高架アドレス電極と、を含んでいる態様を採用することができる。この場合、前記基板側アドレス電極は、平面視で前記第1高架アドレス電極から張り出していることが好ましい。かかる構成によれば、基板側アドレス電極とミラーとの間に第1高架アドレス電極を設けることにより、ミラーと基板側アドレス電極との間で静電力を確実に発生させることができる。
本発明において、前記アドレス電極は、さらに、前記第1高架アドレス電極と前記ミラーとの間で、第2電極支持部を介して前記第1高架アドレス電極に導通する第2高架アドレス電極を含んでいる態様を採用することができる。この場合、前記基板側アドレス電極は、平面視で前記第2高架アドレス電極から張り出していることが好ましい。かかる構成によれば、基板側アドレス電極とミラーとの間に第1高架アドレス電極および第2高架アドレス電極を設けることにより、ミラーと基板側アドレス電極との間で静電力を確実に発生させることができる。
本発明を適用した電気光学装置は各種電子機器に用いることができ、この場合、電子機器には、前記ミラーに光源光を照射する光源部が設けられる。また、電子機器として投射型表示装置や頭部装着型表示装置を構成する場合、電子機器には、さらに、前記ミラーによって変調された光を投射する投射光学系が設けられる。
本発明を適用した電子機器としての投射型表示装置の光学系を示す模式図である。 本発明を適用した電気光学装置の構成を模式的に示す説明図である。 本発明を適用した電気光学装置の詳細構成を示す説明図である。 本発明を適用した電気光学装置の動作を示す説明図である。 本発明を適用した電気光学装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明を適用した電気光学装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明を適用した電気光学装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明を適用した電気光学装置の製造工程で形成された層の平面図である。 本発明を適用した電気光学装置の製造工程で形成された層の平面図である。示す説明図である。 本発明を適用した電気光学装置の別の構成を示す断面図である。 図10に示す電気光学装置の製造方法を示す工程断面図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、本発明を適用した電子機器として投射型表示装置を説明する。また、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。また、図面では、ミラー等の数を減らして示してある。
[電子機器としての投射型表示装置]
図1は、本発明を適用した電子機器としての投射型表示装置の光学系を示す模式図である。図1に示す投射型表示装置1000は、光源部1002と、光源部1002から出射された光を画像情報に応じて変調する電気光学装置100と、電気光学装置100で変調された光を投射画像としてスクリーン等の被投射物1100に投射する投射光学系1004と有している。光源部1002は、光源1020と、カラーフィルタ1030とを備えている。光源1020は白色光を出射し、カラーフィルタ1030は、回転に伴って各色の光を出射し、電気光学装置100は、カラーフィルタ1030の回転に同期したタイミングで、入射した光を変調する。なお、カラーフィルタ1030に代えて、光源1020から出射された光を各色の光に変換する蛍光体基板を用いてもよい。また、各色の光毎に光源部1002および電気光学装置100を設けてもよい。
[電気光学装置100の構成]
(電気光学装置100の全体)
図2は、本発明を適用した電気光学装置100の構成を模式的に示す説明図であり、図2(a)、(b)は各々、電気光学装置100をミラー51側からみた説明図、および電気光学装置100の分解斜視図である。図3は、本発明を適用した電気光学装置100の詳細構成を示す説明図であり、図3(a)、(b)は、ミラー51を省略して示す平面図、およびB−B′断面図である。図4は、本発明を適用した電気光学装置100の動作を示す説明図であり、図4(a)、(b)は各々、ミラー51が一方側に傾いた状態を模式的に示すA−A′断面図、およびミラー51が他方側に傾いた状態を模式的に示すA−A′断面図である。
なお、図2(b)、図3および図4では、電気光学装置100に形成される複数のミラー51のうち、1つのミラー51のみを示してある。また、図3(a)では、基板側バイアス電極11の図示を省略するとともに、基板側アドレス電極12、13を二点鎖線で示し、第1トーションヒンジ(第1ねじれヒンジ)35を一点鎖線で示し、第2トーションヒンジ(第2ねじれヒンジ)45を長い破線で示してある。また、図3(a)では、第1ヒンジポスト(第1ヒンジ支持部)39、第2ヒンジポスト(第2ヒンジ支持部)49およびミラー支持ポスト(ミラー支持部)59を点線で示してある。また、図3(b)には、電気光学装置100の2階部分100b、3階部分100cおよび4階部分100dのみを示し、基板側バイアス電極11および基板側アドレス電極12、13等を含む1階部分100aの図示を省略してある。
図2(a)に示すように、電気光学装置100は、基板1の一方面1s側に複数のミラー51がマトリクス状に配置されており、ミラー51は基板1から離間している。基板1は、例えば、シリコン基板である。ミラー51は、例えば、1辺の長さが例えば10〜30μmの平面サイズを有するマイクロミラーである。ミラー51は、例えば、600×800から1920×1080の配列をもって配置されており、1つのミラー51が画像の1画素に対応する。ミラー51の表面はアルミニウム等の反射金属膜からなる反射面になっている。本形態において、ミラー51は、例えば、厚さが0.3μmのアルミニウム層からなる。
図2(b)、図3および図4に示すように、電気光学装置100は、基板1の一方面1sに基板側バイアス電極11および基板側アドレス電極12、13等を含む1階部分100aを有しており、1階部分100aには、基板1にアドレス回路14が形成されている。アドレス回路14は、各ミラー51の動作を選択的に制御するためのメモリセルや、ワード線、ビット線の配線15等を備えており、CMOS回路16を備えたRAM(Random Access Memory)に類似した回路構成を有している。
また、本形態の電気光学装置100は以下に説明するように、第1トーションヒンジ35等を含む2階部分100bと、第2トーションヒンジ45等を含む3階部分100cと、ミラー51を含む4階部分100dとを備えている。
より詳細には、まず、1階部分100aは、基板1の一方面1sで基板側バイアス電極11に接続された導電性の第1ヒンジポスト39を含んでおり、第1ヒンジポスト39は、基板側バイアス電極11に支持されている。また、1階部分100aは、基板1の一方面1sで基板側アドレス電極12、13に接続された導電性の第1電極ポスト(第1電極支持部)321、331を含んでおり、第1電極ポスト321、331は、基板側アドレス電極12、13に支持されている。
2階部分100bは、第1ヒンジポスト39を介して基板1に支持された導電性の第1トーションヒンジ35を備えており、第1トーションヒンジ35は、基板1から離間している。第1トーションヒンジ35は、狭い幅寸法をもって直線的に延在する金属製である。本形態において、第1ヒンジポスト39と第1トーションヒンジ35とは一体に形成されている。より具体的には、第1トーションヒンジ35には、両側端部から交差する方向に延在するヒンジアーム36、37が設けられており、かかるヒンジアーム36、37の基板1の側に第1ヒンジポスト39が一体に形成されている。従って、第1ヒンジポスト39は、第1トーションヒンジ35から基板1(基板側バイアス電極11)に向けて突出している。本形態において、第1トーションヒンジ35は、例えば、アルミニウム層の単体膜、あるいはアルミニウム層とチタン層との積層膜であり、厚さは、例えば0.06μmである。
また、2階部分100bは、第1電極ポスト321、331を介して基板1に支持された第1高架アドレス電極32、33を備えており、第1高架アドレス電極32、33は、基板1から離間している。本形態において、第1電極ポスト321と第1高架アドレス電極32とは一体に形成され、第1電極ポスト331と第1高架アドレス電極33とは一体に形成されている。従って、第1電極ポスト321、331は、第1高架アドレス電極32、33から基板1(基板側アドレス電極12、13)に向けて突出している。
また、2階部分100bは、第1トーションヒンジ35に対して基板1とは反対側で接続された導電性の第2ヒンジポスト49と、第1高架アドレス電極32、33に対して基板1とは反対側で接続された第2電極ポスト(第2電極支持部)421、431とを含んでいる。本形態において、第2ヒンジポスト49は、第1トーションヒンジ35の長さ方向の中央に形成された幅広部38の1個所に接続している。
3階部分100cは、第2ヒンジポスト49を介して第1トーションヒンジ35に支持された導電性の第2トーションヒンジ45を備えており、第2トーションヒンジ45は、第1トーションヒンジ35から基板1とは反対側に離間している。第2トーションヒンジ45は、狭い幅寸法をもって直線的に延在する金属製であり、平面視で第1トーションヒンジ35と重なっている。本形態において、第2ヒンジポスト49と第2トーションヒンジ45とは一体に形成されている。より具体的には、第2トーションヒンジ45の長さ方向の中央部分には幅広部48が形成されており、かかる幅広部の基板1側に第2ヒンジポスト49が一体に形成されている。従って、第2ヒンジポスト49は、第2トーションヒンジ45から第1トーションヒンジ35に向けて突出している。本形態において、第2トーションヒンジ45は、例えば、アルミニウム層の単体膜、あるはアルミニウム層とチタン層との積層膜であり、厚さは、例えば0.04μmである。
また、3階部分100cは、第2電極ポスト421、431を介して第1高架アドレス電極32、33に支持された第2高架アドレス電極42、43を備えており、第2高架アドレス電極42、43は、第1高架アドレス電極32、33から離間している。本形態において、第2電極ポスト421と第2高架アドレス電極42とは一体に形成され、第2電極ポスト431と第2高架アドレス電極43とは一体に形成されている。従って、第2電極ポスト421、431は、第2高架アドレス電極42、43から第1高架アドレス電極32、33に向けて突出している。
また、3階部分100cは、第2トーションヒンジ45に対して基板1とは反対側で接続された導電性のミラー支持ポスト(ミラー支持部)59を含んでいる。本形態において、ミラー支持ポスト59は、2個所に形成されており、2つのミラー支持ポスト59は各々、第2トーションヒンジ45の両端部46、47に接続している。
4階部分100dは、ミラー支持ポスト59を介して第2トーションヒンジ45に支持されたミラー51を含んでいる。本形態において、ミラー支持ポスト59とミラー51は一体に形成されている。より具体的には、ミラー51の基板1の側にミラー支持ポスト59が一体に形成されている。従って、ミラー支持ポスト59は、ミラー51から第2トーションヒンジ45に向けて突出している。本形態において、ミラー51は、四角形であり、第2トーションヒンジ45は、ミラー51の対角方向に延在している。このため、ミラー支持ポスト59は、ミラー51の角付近で第2トーションヒンジ45の両端部46、47に接続している。
このように構成した電気光学装置100において、第2ヒンジポスト49は、第1ヒンジポスト39と平面視で重ならない位置に設けられ、ミラー支持ポスト59は、第2ヒンジポスト49と平面視で重ならない位置に設けられている。より具体的には、第2ヒンジポスト49は、平面視で第1トーションヒンジ35および第2トーションヒンジ45の延在方向の中央に設けられ、第1ヒンジポスト39は、平面視で第2ヒンジポスト49に対して第1トーションヒンジ35および第2トーションヒンジ45の延在方向の両側の各々に設けられている。また、ミラー支持ポスト59は、平面視で第2ヒンジポスト49に対して第1トーションヒンジ35および第2トーションヒンジ45の延在方向の両側の各々に設けられている。
本形態では、第1トーションヒンジ35の厚さは、第2トーションヒンジ45の厚さより厚く設定されている。また、第1トーションヒンジ35の幅は、第2トーションヒンジ45の幅より広く設定されている。
ここで、第1トーションヒンジ35のヒンジアーム36、37の先端には、ミラー51が傾いたときに当接してその傾き範囲を制限することにより、ミラー51と第2高架アドレス電極42、43との接触を防止するストッパー361、362、371、372が形成されている。本形態において、ストッパー361、362、371、372は、バネ性を有するスプリングチップとして形成されている。
(駆動素子20の構成)
本形態において、基板側アドレス電極12、13および第1高架アドレス電極32、33は、ミラー51との間に静電力を発生させてミラー51を傾くように駆動する駆動素子20を構成している。また、本形態では、第1高架アドレス電極32、33とミラー51との間に配置された第2高架アドレス電極42、43も、ミラー51との間に静電力を発生させてミラー51を傾くように駆動する駆動素子20を構成している。このため、ミラー51と第2高架アドレス電極42、43との間隔が狭いので、ミラー51を応答性よく駆動することができる。
図3(a)および図4に示すように、第1高架アドレス電極32と第2高架アドレス電極42は、同一サイズに形成される。あるいは、第1高架アドレス電極32は、第2高架アドレス電極42より大きく、第2高架アドレス電極42から外側(第1トーションヒンジ(第1ねじれヒンジ)35から離間する側)に張り出すように形成される。同様に、第1高架アドレス電極33と第2高架アドレス電極43は、同一サイズに形成される。あるいは、第1高架アドレス電極33は、第2高架アドレス電極43より大きく、第2高架アドレス電極43からより外側(第1トーションヒンジ35から離間する側)に張り出すように形成される。
これに対して、基板側アドレス電極12は、第1高架アドレス電極32および第2高架アドレス電極42より大きく、基板側アドレス電極12が第1高架アドレス電極32および第2高架アドレス電極42から外側(第1トーションヒンジ35から離間する側)に張り出すように形成される。同様に、基板側アドレス電極13は、第1高架アドレス電極33および第2高架アドレス電極43より大きく、基板側アドレス電極13が第1高架アドレス電極33および第2高架アドレス電極43から外側(第1トーションヒンジ35から離間する側)に張り出すように形成される。
このため、基板側アドレス電極12、13とミラー51との間に第1高架アドレス電極32、33を設け、さらに、第1高架アドレス電極32、33とミラー51との間に第2高架アドレス電極42、43を設けた場合でも、ミラー51と基板側アドレス電極12、13との間に静電力を確実に発生させることができる。
(動作)
このように構成した電気光学装置100において、基板側アドレス電極12、13、第1高架アドレス電極32、33、および第2高架アドレス電極42、43に駆動電圧が印加されて、図4に示すように、ミラー51が基板側アドレス電極12、第1高架アドレス電極32および第2高架アドレス電極42の側、あるいは基板側アドレス電極13、第1高架アドレス電極33および第2高架アドレス電極43の側に引き寄せられるように傾いた際、第1トーションヒンジ(第1ねじれヒンジ)35および第2トーションヒンジ(第2ねじれヒンジ)45が捩じれる。そして、基板側アドレス電極12、13、第1高架アドレス電極32、33、および第2高架アドレス電極42、43に対する駆動電圧の印加が停止してミラー51に対する吸引力が消失した際、第1トーションヒンジ35および第2トーションヒンジ45は、ミラー51を基板1に平行な姿勢に戻す力を発揮する。
その際、図4(a)に示すように、ミラー51が基板側アドレス電極12、第1高架アドレス電極32および第2高架アドレス電極42の側に傾くと、光源部1002から出射された光がミラー51によって投射光学系1004に向けて反射するオン状態となる。これに対して、図3(b)に示すように、ミラー51が基板側アドレス電極13、第1高架アドレス電極33および第2高架アドレス電極43の側に傾くと、光源部1002から出射された光がミラー51によって光吸収装置1005に向けて反射するオフ状態となり、かかるオフ状態では、投射光学系1004に向けて光が反射されない。かかる駆動は、複数のミラー51の各々で行われる結果、光源部1002から出射された光は、複数のミラー51で画像光に変調されて投射光学系1004から投射され、画像を表示する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の電気光学装置100において、第1トーションヒンジ(第1ねじれヒンジ)35は、第1ヒンジポスト(第1ヒンジ支持部)39を介して基板1に支持され、第2トーションヒンジ(第2ねじれヒンジ)45は、第2ヒンジポスト(第2ヒンジ支持部)49を介して第1トーションヒンジ35に支持され、ミラー51は、ミラー支持ポスト(ミラー支持部)59を介して第2トーションヒンジ45に支持されている。このため、従来の1本のトーションヒンジを用いた場合より、基板1に対しミラー51の位置が高くなり、ミラー51を大きく傾けることが可能となる。また、ミラー51が大きく傾いた際、第1トーションヒンジ35が捩れるとともに、第2トーションヒンジ45も捩れる。すなわち、第1トーションヒンジ35の捩じれ角と、第2トーションヒンジ45の捩じれ角との和がミラー51の傾き角となる。従って、1本のトーションヒンジを用いた場合に比してミラー51の傾き角を大きく設定することができる。また、ミラー51が大きく傾いた際の応力が、第1トーションヒンジ35と第2トーションヒンジ45とに分散するので、トーションヒンジの塑性変形が発生しにくい。それ故、余裕をもってミラー51を大きく傾かせることができる。
また、第1ヒンジポスト39が第1トーションヒンジ35の両側に配置されているため、第1トーションヒンジ35に、第2トーションヒンジ45やミラー51等の荷重が全て加わっても、第1ヒンジポスト39が損傷しにくい。
また、第1トーションヒンジ35の厚さは、第2トーションヒンジ45の厚さより厚く、第1トーションヒンジ35の幅は、第2トーションヒンジ45の幅より広い。このため、第1トーションヒンジ35に、第2トーションヒンジ45やミラー51等の荷重が全て加わっても、かかる荷重に第1トーションヒンジ35が耐えることができる。
また、第1トーションヒンジ35にストッパー361、362、371、372が設けられているため、第2トーションヒンジにストッパーを設けた場合よりミラー51の傾き範囲を広く設定することができる。
[電気光学装置の製造方法]
図2(b)および図5〜図8を参照して、本発明を適用した電気光学装置100の製造工程のうち、第1トーションヒンジ(第1ねじれヒンジ)35、第2トーションヒンジ(第2ねじれヒンジ)45、ミラー支持ポスト(ミラー支持部)59およびミラー51を形成する工程を中心に説明する。図5、図6および図7は、本発明を適用した電気光学装置100の製造方法の一例を示す工程断面図である。図8および図9は、本発明を適用した電気光学装置100の製造工程で形成された層の平面図である。なお、図5〜図8では、電気光学装置100に形成される複数のミラー51のうち、1つのミラー51のみを示してある。また、以下の説明では、適宜、図2(b)を参照して説明した各部位との関係も説明する。
まず、図5(a)に示すように、工程ST1において、シリコン基板からなるウエハー10に、図2(b)を参照して説明したアドレス回路14、基板側バイアス電極11および基板側アドレス電極12、13等を形成する。
次に、工程ST2において、ウエハー10(基板)の一方面10sにポジ型有機フォトレジスト等からなる第1感光性レジスト層60を形成した後、図5(b)に示す工程ST3において、第1感光性レジスト層60に対して露光および現像を行い、第1ヒンジポスト(第1ヒンジ支持部)39を形成するための第1ヒンジポスト用開口部(第1ヒンジ支持部用開口部)61aを形成する。その際、図8(a)に示すように、第1電極ポスト(第1電極支持部)321、331を形成するための第1電極ポスト用開口部(第1電極支持部用開口部)61bも形成する。第1感光性レジスト層60の厚さは、例えば1μmであり、第1ヒンジポスト用開口部61aおよび第1電極ポスト用開口部61bの開口径は、例えば、0.6μmである。かかる工程ST2、ST3が、第1ヒンジポスト用開口部61aおよび第1電極ポスト用開口部61bを備えた第1犠牲層61を形成する第1犠牲層形成工程である。
次に、図5(c)に示す工程ST4(第1導電膜形成工程)において、第1犠牲層61の表面(ウエハー10とは反対側の面)に第1導電膜30を全面に形成する(図8(b)参照)。この際、第1導電膜30は、第1ヒンジポスト用開口部61aの壁面および底面にも形成される。第1導電膜30は、例えば、アルミニウム層の単体膜、あるはアルミニウム層とチタン層との積層膜であり、厚さは、例えば0.06μmである。
次に、工程ST5(第1パターニング工程)において、第1導電膜30の表面(ウエハー10とは反対側の面)にレジストマスクを形成した状態で第1導電膜30をエッチングし、第1トーションヒンジ35を形成する。その際、第1ヒンジポスト用開口部61aに残った第1導電膜30によって第1ヒンジポスト39が第1トーションヒンジ35と一体に形成される。その際、図8(c)に示すように、第1トーションヒンジ35には、ストッパー361、362、371、372を備えたヒンジアーム36、37も形成される。また、第1高架アドレス電極32、33が同時形成され、第1電極ポスト用開口部61bの内部に第1電極ポスト321、331が形成される。
次に、図5(d)に示す工程ST6では、第1トーションヒンジ35をウエハー10とは反対側から覆うように、ポジ型有機フォトレジスト等からなる第2感光性レジスト層70を形成した後、図5(e)に示す工程ST7において、第2感光性レジスト層70に対して露光および現像を行い、第2ヒンジポスト49を形成するための第2ヒンジポスト用開口部(第2ヒンジ支持部用開口部)71aを形成する。その際、図8(d)に示すように、第2電極ポスト(第2電極支持部)421、431を形成するための第2電極ポスト用開口部(第2電極支持部用開口部)71bも形成する。第2感光性レジスト層70の厚さは、例えば1.5μmであり、第2ヒンジポスト用開口部71aおよび第2電極ポスト用開口部71bの開口径は、例えば、0.8μmである。かかる工程ST6、ST7が、第2ヒンジポスト用開口部71aおよび第2電極ポスト用開口部71bを備えた第2犠牲層71を形成する第2犠牲層形成工程である。
次に、図6(a)に示す工程ST8(第2導電膜形成工程)において、第2犠牲層71の表面(ウエハー10とは反対側の面)に第2導電膜40を全面に形成する(図8(e)参照)。第2導電膜40は、例えば、アルミニウム層の単体膜、あるはアルミニウム層とチタン層との積層膜であり、厚さは、例えば0.04μmである。
次に、図6(b)に示す工程ST9(第2パターニング工程)において、第2導電膜40の表面(ウエハー10とは反対側の面)にレジストマスクを形成した状態で第2導電膜40をエッチングし、第2トーションヒンジ45を形成する。その際、第2ヒンジポスト用開口部71aに残った第2導電膜40によって第2ヒンジポスト49が第2トーションヒンジ45と一体に形成される。その際、図8(f)に示すように、第2高架アドレス電極42、43が同時形成され、第2電極ポスト用開口部71bの内部に第2電極ポスト421、431が形成される。
次に、図6(c)に示す工程ST10では、第2トーションヒンジ45をウエハー10とは反対側から覆うように、ポジ型有機フォトレジスト等からなる第3感光性レジスト層80を形成した後、図6(d)に示す工程ST11において、第3感光性レジスト層80に対して露光および現像を行い、ミラー支持ポスト(ミラー支持部)59を形成するためのミラー支持ポスト用開口部(ミラー支持部用開口部)81aを形成する(図9(a)参照)。その際、第3感光性レジスト層80の厚さは、例えば1.5μmであり、ミラー支持ポスト用開口部81aの開口径は、例えば、0.8μmである。かかる工程ST10、ST11が、ミラー支持ポスト用開口部81aを備えた第3犠牲層81を形成する第3犠牲層形成工程である。
次に、図6(e)に示す工程ST12(第3導電膜形成工程)において、第3犠牲層81の表面(ウエハー10とは反対側の面)に第3導電膜50を全面に形成する(図9(b)参照)。第3導電膜40は、例えば、厚さが0.3μmのアルミニウム層である。
次に、図7(a)に示す工程ST13では、PEVCD法等により酸化シリコン膜(SiO)等の無機膜90を形成する(図9(c)参照)。次に、図7(b)に示す工程ST14では、無機膜90の表面(ウエハー10とは反対側の面)にレジストマスクを形成した状態で無機膜90をエッチングし、ミラー51と同一の平面形状のエッチングストッパー層91を形成する(図9(d)参照)。その後、レジストマスクを除去する。次に、図7(c)に示す工程ST15では、エッチングストッパー層91をマスクにして、第3導電膜50をパターニングし、ミラー51を形成する(図9(e)参照)。その際、ミラーポスト用開口部81aに残った第3導電膜50によってミラーポスト59が形成される。かかる工程ST13、ST14、ST15が第3パターニング工程である。
次に、工程ST16では、ウエハー10を単品サイズの複数の基板1に分割する。
次に、図7(d)に示す工程ST17(犠牲層除去工程)では、プラズマエッチング等を行って、第1犠牲層61、第2犠牲層71および第3犠牲層81を除去する。その際、エッチングストッパー層91を除去する。その結果、電気光学装置100が得られる。
[電気光学装置100の別の構成例]
図10は、本発明を適用した電気光学装置100の別の構成を示す断面図である。図11は、図10に示す電気光学装置100の製造方法を示す工程断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図4等を参照して説明した形態では、ミラー支持ポスト(ミラー支持部)59がミラー51と一体であったが、本形態では、図10に示すように、ミラー支持部41が第2トーションヒンジ(第2ねじれヒンジ)45と一体であり、ミラー支持部41の基板1とは反対側の端部からは、ミラー51に沿うように平板部44が延在している。また、ミラー51は、平板部44の基板1とは反対側の面に接している。このため、ミラー51の表面には窪みがない。従って、光の利用効率を向上することができるとともに、ミラー51での散乱に起因するコントラストの低下を抑制することができる。
かかる構成の電気光学装置100を製造するには、図11(a)に示すように、第1トーションヒンジ(第1ねじれヒンジ)35を形成した後、工程ST101(第2犠牲層形成工程)において、第1トーションヒンジ35をウエハー10とは反対側から覆うように、ポジ型有機フォトレジスト等からなる第2感光性レジスト層70を形成する。次に、露光および現像を行い、第2犠牲層76を形成する。その際、第2犠牲層76には、第2ヒンジポスト(第2ヒンジ支持部)49を形成するための第2ヒンジポスト用開口部(第2ヒンジ支持部用開口部)76aを形成するとともに、第2ヒンジポスト用開口部76aを底部に備えた凹部76eを形成する。かかる工程では、例えば、ハーフトーンマスクを用いて露光した後、現像を行えば、第2犠牲層76を容易に形成することができる。
次に、図11(b)に示す工程ST102では、第2導電膜形成工程において、第2犠牲層76の表面(ウエハー10とは反対側の面)および第2ヒンジポスト用開口部内部に第2導電膜40を全面に形成した後、第2パターニング工程において、第2導電膜40の表面(ウエハー10とは反対側の面)にレジストマスクを形成した状態で第2導電膜40をエッチングし、第2トーションヒンジ45を形成する。その際、第2ヒンジポスト用開口部76aに残った第2導電膜40によって第2ヒンジポスト49が第2トーションヒンジ45と一体に形成される。また、第2トーションヒンジ45の基板1とは反対側には、平板部44を備えたミラー支持部41が第2トーションヒンジ45と一体に形成される。
次に、図11(c)に示す工程ST103(第3犠牲層形成工程)では、第2トーションヒンジ45をウエハー10とは反対側から覆うように、ポジ型有機フォトレジスト等からなる第3感光性レジスト層80を形成した後、硬化させ、第3犠牲層86を形成する。
次に、図11(d)に示す工程ST104(平坦化工程)では、CMP法等によって、第3犠牲層86をウエハー10とは反対側から平坦化してミラー支持部41の平板部44を露出させる。
次に、図11(e)に示す工程ST105(第3導電膜形成工程)において、第3犠牲層86の表面(ウエハー10とは反対側の面)に、ミラー51を形成するための第3導電膜50を全面に形成する。それ以降の工程は、図7を参照して説明した工程と同様であるため、説明を省略する。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、図11(d)を参照して説明した平坦化工程において、ミラー支持部41の平板部44が残るように平坦化したが、平板部44が無くなるまで平坦化してもよい。上記実施の形態では、エッチングストッパー層91を除去したが、エッチングストッパー層91を誘電体多層膜等からなる増反射膜として形成し、ミラー51の表面に残してもよい。
また、上記実施例では、第1トーションヒンジ(第1ねじれヒンジ)35の幅は、第2トーションヒンジ(第2ねじれヒンジ)45の幅より広く設定しているが、同じ幅、もしくは狭い場合でも、従来構造に対しミラーの傾きを大きく確保できるという効果を得ることができる。
上記実施例では、第2ヒンジポスト(第2ヒンジ支持部)49は、第1トーションヒンジ35の長さ方向の中央に1カ所形成されていたが、中央近傍に2カ所以上形成しても構わない。この場合ミラーに基板法線方向に対し回転する応力がかかっても、第2トーションヒンジ35を2カ所以上で保持しているため、回転する応力に対し強くなりミラーの破壊が発生しにくくなる。
上記実施例では、第2犠牲層71および第3犠牲層81の厚みは共に1.5μmであり、その結果、第2ヒンジ支持ポスト49とミラー支持ポスト(ミラー支持部)59の高さは同じであるが、第2犠牲層71と第2犠牲層81の厚みを異ならせることにより、第2ヒンジ支持ポスト49とミラー支持ポスト59の高さを異ならせても構わない。具体的には、第2犠牲層71の厚みを1μmとし、第3犠牲層の厚みを1.5μmとすることも可能である。この場合、第2ヒンジ支持ポスト49の高さを低くすることができ、ミラー支持ポスト49の強度が向上する。また、第2犠牲層71の厚みを第3犠牲層の厚みより大きくした場合には、第2ヒンジ支持ポスト41の高さよりミラー支持ポスト49の高さの方を低くすることができミラー支持ポスト49の強度を向上させることができる。
上記実施例では、第2ヒンジポスト用開口部(第2ヒンジ支持部用開口部)71aとミラー支持ポスト用開口部(ミラー支持部用開口部)81aの開口径は共に0.8μmであり、その結果、第2ヒンジポスト49とミラー支持ポスト59の径は等しくなるが、第2ヒンジポスト用開口部71aとミラー支持ポスト用開口部81aの開口径を異ならせても構わない。具体的には、ミラー支持ポスト用開口部81aの径を小さくすることにより、ミラー支持ポスト59の径を小さくすることができ、ミラー表面に生ずる窪みを小さくし光の利用効率を向上させるとともに、ミラー51での散乱に起因するコントラストの低下を抑制することが可能となる。
上記電気光学装置100の別の構成例においては、ミラー支持部41の平板部44上にミラー51を形成することによりミラー51の表面に窪みが無くし、光の利用効率を向上させるとともに、ミラー51での散乱に起因するコントラストの低下を抑制しているが、図3(b)で示した構成において、ミラー支持ポスト59によって生ずるミラー表面の窪みを樹脂もしくは無機材料等で充填した後、第3導電膜50上に反射性を有する膜を形成し平坦化されたミラーを得ることも可能である。
1・・基板、10・・・ウエハー、11・・基板側バイアス電極、12、13・・基板側アドレス電極、20・・駆動素子、32、33・・第1高架アドレス電極、35・・第1ねじれヒンジ(第1トーションヒンジ)、36、37・・ヒンジアーム、39・・第ヒンジ支持部(第1ヒンジ支持ポスト)、41・・ミラー支持部、59・・ミラー支持部(ミラー支持ポスト)、42、43・・第2高架アドレス電極、45・・第2ねじれヒンジ(第2トーションヒンジ)、44・・平板部、49・・ヒンジポスト、51・・ミラー、61・・第1犠牲層、71、76・・第2犠牲層、81、86・・第3犠牲層、91・・エッチングストッパー層、321、331・・第1電極ポスト(第1電極支持部)、361、362、371、372・・ストッパー、421、431・・第2電極ポスト(第2電極支持部)、100・・電気光学装置、100a・・1階部分、100b・・2階部分、100c・・3階部分、100d・・4階部分、1000・・投射型表示装置、1002・・光源部、1004・・投射光学系、1030・・カラーフィルタ

Claims (9)

  1. 基板と、
    前記基板の一方面側で前記基板と離間して設けられた第1ねじれヒンジと、
    前記基板の一方面側で前記第1ねじれヒンジを前記基板に支持する第1ヒンジ支持部と、
    前記第1ねじれヒンジの前記基板側と反対側で前記第1ねじれヒンジと離間して設けられた第2ねじれヒンジと、
    前記第1ヒンジ支持部と平面視で重ならない位置で前記第2ねじれヒンジを前記第1ねじれヒンジに支持する第2ヒンジ支持部と、
    前記第2ねじれヒンジの前記基板側と反対側で前記第2ねじれヒンジと離間して設けられたミラーと、
    前記第2ヒンジ支持部と平面視で重ならない位置で前記ミラーを前記第2ねじれヒンジに支持するミラー支持部と、
    を有し、
    前記第1ねじれヒンジには、前記ミラーが傾いた際に前記ミラーに当接して前記ミラーの傾き範囲を制限するストッパーが設けられていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 基板と、
    前記基板の一方面側で前記基板に向けて突出すると共に、前記基板に支持された第1ヒンジ支持部と、
    前記第1ヒンジ支持部を介して前記基板に支持された第1ねじれヒンジと、
    前記第1ねじれヒンジの前記基板とは反対側で前記第1ヒンジ支持部と平面視で重ならない位置に設けられ、前記第1ねじれヒンジに向けて突出する第2ヒンジ支持部と、
    前記第2ヒンジ支持部を介して前記第1ねじれヒンジに支持された第2ねじれヒンジと、
    前記第2ねじれヒンジの前記基板とは反対側で前記第2ヒンジ支持部と重ならない位置に設けられたミラー支持部と、
    前記ミラー支持部を介して前記第2ねじれヒンジに支持されたミラーと、
    を有し、
    前記第1ねじれヒンジには、前記ミラーが傾いた際に前記ミラーに当接して前記ミラーの傾き範囲を制限するストッパーが設けられていることを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1または2に記載の電気光学装置において、
    前記第2ヒンジ支持部は、前記第1ねじれヒンジの延在方向の中央に設けられ、
    前記第1ヒンジ支持部は、前記第2ヒンジ支持部に対して前記延在方向の両側の各々に設けられ、
    前記ミラー支持部は、前記第2ヒンジ支持部に対して前記延在方向の両側の各々に設けられていることを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項3に記載の電気光学装置において、
    前記ミラー支持部は前記第2ねじれヒンジと一体であり、前記ミラー支持部の前記基板とは反対側の端部からは、前記ミラーに沿うように平板部が延在し、
    前記ミラーは、前記平板部の前記基板とは反対側の面に接していることを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項1乃至の何れか一項に記載の電気光学装置において、
    前記第1ねじれヒンジの厚さは、前記第2ねじれヒンジの厚さより厚いことを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項1乃至の何れか一項に記載の電気光学装置において、
    前記第1ねじれヒンジの幅は、前記第2ねじれヒンジの幅より広いことを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項1乃至の何れか一項に記載の電気光学装置において、
    前記ミラーは、前記ミラー支持部、前記第2ねじれヒンジ、前記第2ヒンジ支持部、前記第1ねじれヒンジ、および前記第1ヒンジ支持部を介して、前記基板の前記一方面に形成された基板側バイアス電極に導通し、
    前記ミラーに平面視で重なる位置に設けられたアドレス電極に電圧を印加させることにより前記ミラーとの間に静電力を発生させ
    前記アドレス電極は、前記基板の前記一方面に形成された基板側アドレス電極と、前記基板側アドレス電極と前記ミラーとの間に配置され、第1電極支持部を介して前記基板側アドレス電極に導通する第1高架アドレス電極と、前記第1高架アドレス電極と前記ミラーとの間で、第2電極支持部を介して前記第1高架アドレス電極に導通する第2高架アドレス電極と、を含み、
    前記基板側アドレス電極は、平面視で前記第1高架アドレス電極及び第2高架アドレス電極から張り出していることを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項7に記載の電気光学装置において、
    前記第1高架アドレス電極は、平面視で前記第2高架アドレス電極から張り出していることを特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の電気光学装置を備えた電子機器であって、
    前記ミラーに光源光を照射する光源部を有することを特徴とする電子機器。
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