JP2016029432A - 電気光学装置、及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示品質を向上させることが可能な電気光学装置、及び電子機器を提供する。【解決手段】基板300と、基板300の一方の面に基板300と離間するように配置されたミラー102と、基板300とミラー102との間に配置され、ミラー102を支持するようにミラー102の一部と接続された部分を有する側壁310と、少なくとも側壁310及びミラー102を封止する光透過性のカバー基材510と、カバー基材510の一方の面に配置された第1透明積層膜520と、を備え、第1透明積層膜520は、導電性の膜を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、電気光学装置、及び電子機器に関する。
上記電子機器として、例えば、光源から射出された光を、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)と呼ばれる電気光学装置としての光偏向装置に集光させ、投射光学系によって拡大投射することにより、スクリーン上にカラー表示させているプロジェクターが知られている。
光偏向装置は、複数のマイクロミラーがマトリクス状に配列されたものである。これら複数のマイクロミラーに外部からゴミ(汚染物)が付着することを防ぐために、マイクロミラーを封止するカバーを備えたものが知られている。
例えば、特許文献1には、MEMS素子を、電気的に接続された銀ペーストを樹脂などの封止パッケージに配置することにより、封止パッケージングした際に発生する静電気を抑え、MEMS素子の静電気による誤動作を低減させる技術が開示されている。
特開2012−24223号公報
しかしながら、光偏向装置のような表示デバイスに、透過性の絶縁材料(例えば、SiO2などのガラス)でカバーすると、静電気によってカバーにゴミが付着して、投影する表示に悪影響が生じる(透過率が低減する)という課題がある。また、静電気で動作させている上記光偏向装置に悪影響が生じるという課題がある。
本発明の態様は、上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る電気光学装置は、基板と、前記基板の一方の面に前記基板と離間するように配置されたミラーと、前記基板と前記ミラーとの間に配置され、前記ミラーを支持するように前記ミラーの一部と接続された部分を有する支持部と、少なくとも前記支持部及び前記ミラーを封止する光透過性のカバーと、前記カバーの一方の面に配置された第1透明積層膜と、を備え、前記第1透明積層膜は、導電性の膜を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、カバーに導電性の膜を含む第1透明積層膜を配置しているので、プロセス中に発生した静電気による帯電を抑えることが可能となり、カバーにゴミが付着することを抑えることができる。また、静電気の帯電が抑えられるので、静電気で動作する装置などに悪影響を及ぼすことを防ぐことができる。また、カバーに第1透明積層膜が配置されているので、光の透過率を向上させることが可能となり、透過した光をミラーで反射させることができる。
[適用例2]上記適用例に係る電気光学装置において、前記第1透明積層膜は、第1透光性膜と、前記第1透光性膜と前記ミラーとの間に配置され、前記第1透光性膜より屈折率が高い第2透光性膜と、前記第2透光性膜と前記ミラーとの間に配置され、前記第2透光性膜より屈折率が低い第3透光性膜と、を含み、前記第2透光性膜は、導電性の膜であることが好ましい。
本適用例によれば、第1透明積層膜が上記のような屈折関係を有する積層膜で構成されているので、膜の界面で光の反射が抑えられ、光の透過率を向上させることができる。
[適用例3]上記適用例に係る電気光学装置において、前記第1透光性膜は、酸化シリコンであり、前記第2透光性膜は、ITOであり、前記第3透光性膜は、酸化シリコンであることが好ましい。
本適用例によれば、透光性膜が上記のような材料で積層されているので、膜の界面で光の反射が抑えられ、光の透過率を向上させることができる。
[適用例4]上記適用例に係る電気光学装置において、n1を前記第2透光性膜の屈折率とし、d1を前記第2透光性膜の膜厚(nm)とした場合、n1・d1=190〜330(nm)の関係を満たすことが好ましい。
本適用例によれば、上記のような光学膜厚になるように設定することにより、第1透明積層膜の透過率を向上させることができる。
[適用例5]上記適用例に係る電気光学装置において、前記第1透明積層膜は、第4透光性膜と、前記第4透光性膜と前記ミラーとの間に配置され、前記第4透光性膜より屈折率が高い第5透光性膜と、前記第5透光性膜と前記ミラーとの間に配置され、前記第5透光性膜より屈折率が低い第6透光性膜と、前記第6透光性膜と前記ミラーとの間に配置され、前記第6透光性膜より屈折率が高い第7透光性膜と、前記第7透光性膜と前記ミラーとの間に配置され、前記第7透光性膜より屈折率が低い第8透光性膜と、を含み、前記第5透光性膜は、導電性の膜であることが好ましい。
本適用例によれば、第1透明積層膜が上記のような屈折関係を有する積層膜で構成されているので、膜の界面で光の反射が抑えられ、光の透過率を向上させることができる。更に、広い波長範囲で透過率を向上させることができる。
[適用例6]上記適用例に係る電気光学装置において、前記第4透光性膜は、酸化シリコンであり、前記第5透光性膜は、ITOであり、前記第6透光性膜は、酸化シリコンであり、前記第7透光性膜は、ITOであり、前記第8透光性膜は、酸化シリコンであることが好ましい。
本適用例によれば、第1透明積層膜が上記のような材料で積層されているので、膜の界面で光の反射が抑えられ、光の透過率を向上させることができる。
[適用例7]上記適用例に係る電気光学装置において、n1を前記第5透光性膜の屈折率とし、d1を前記第5透光性膜の膜厚(nm)とし、n2を前記第6透光性膜の屈折率とし、d2を前記第6透光性膜の膜厚(nm)とし、n3を前記第7透光性膜の屈折率とし、d3を前記第7透光性膜の膜厚(nm)とした場合、n1・d1+n2・d2=95〜188(nm)であり、n2・d2+n3・d3=95〜188(nm)の関係を満たすことが好ましい。
本適用例によれば、上記のような光学膜厚になるように設定することにより、第1透明積層膜の透過率を向上させることができる。更に、広い波長範囲で透過率を向上させることができる。
[適用例8]上記適用例に係る電気光学装置において、前記第1透明積層膜は、前記カバーの前記基板側の面に配置されていることが好ましい。
本適用例によれば、カバーの基板側の面に、第1透明積層膜を配置するので、透過率を向上させることができる。
[適用例9]上記適用例に係る電気光学装置において、前記カバーの前記基板と反対側の面に配置された第2透明積層膜を備えることが好ましい。
本適用例によれば、カバーの基板と反対側の面に第2透明積層膜が配置されているので、カバーにゴミが付着しにくくなる。また、ゴミ対策のためにピントをぼかす調整の必要がなく、カバー全体を薄くすることができる。
[適用例10]本適用例に係る電子機器は、上記の電気光学装置を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、表示品質を向上させることが可能な電子機器を提供することができる。
電子機器としてのプロジェクターの光学系を示す模式図。 電気光学装置としての光偏向装置の構成を示す模式図。 図2に示す光偏向装置のA−A’線に沿う模式断面図。 図3に示す光偏向装置のB部を拡大して示す拡大断面図。 図3に示す光偏向装置のB部を拡大して示す拡大断面図。 図3に示す光偏向装置のC部を拡大して示す拡大断面図。 図6のカバーを構成する透明積層膜の反射状態を示す模式断面図。 第2実施形態の光偏向装置の構成を示す模式断面図。 カバーを構成する透明積層膜の反射状態を示す模式断面図。 変形例のカバーの構成を示す模式断面図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。なお、使用する図面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大または縮小して表示している。
なお、以下の形態において、例えば「基板上に」と記載された場合、基板の上に接するように配置される場合、または基板の上に他の構成物を介して配置される場合、または基板の上に一部が接するように配置され、一部が他の構成物を介して配置される場合を表すものとする。
(第1実施形態)
<電子機器としてのプロジェクターの構成>
図1は、電子機器としてのプロジェクターの光学系を示す模式図である。以下、プロジェクターの光学系を、図1を参照しながら説明する。
図1に示すように、プロジェクター1000は、光源装置1002と、光源装置1002から射出された光を画像情報に応じて変調する光偏向装置100と、光偏向装置100からの変調光を投写画像として投写する投写光学系1004と、を具備して構成されている。
光源装置1002は、発光素子1020と、蛍光体基板1030と、を備えている。光源装置1002は、青色のレーザー光(発光強度のピーク:例えば、約445nm)を射出するレーザー光源である。発光素子1020から射出されるレーザー光の光路上には、蛍光体基板1030、が配置されている。
なお、発光素子1020は、後述する蛍光物質を励起させることができる波長の光であれば、445nm以外のピーク波長を有する色光を射出する励起光源であっても構わない。また、投写画像を明るくする方法として、3つの光偏向装置を用いるようにしてもよい。
<電気光学装置としての光偏向装置の構成>
図2は、電気光学装置としての光偏向装置の構成を示す模式図である。図3は、図2に示す光偏向装置のA−A’線に沿う模式断面図である。図4及び図5は、図3に示す光偏向装置のA−A’線に沿う模式断面図(B部)であると共に、光偏向装置のミラーの動作を示す模式断面図である。以下、光偏向装置の構成及び動作を、図2〜図5を参照しながら説明する。
図2に示すように、光偏向装置(DMD)100は、基板300の上方に、ヒンジ106、支持部としての支柱105(これら図4参照)を介してミラー102がマトリクス状に支持されている。更に、これらを囲むように側壁310やカバー500を用いて封止されている(図2及び図3参照)。
図4に示すように、本実施形態の光偏向装置100は、制御回路を含む底部10と、電極202、ヒンジ106を備えた中間部20と、埋め込みトーションヒンジ及びキャビティーを備えたミラー102によって覆われる上部30と、の3つの主要な部分を備えている。
底部10は、光偏向装置100の各ミラー102の動作を選択的に制御するための、アドレス指定回路を備えた基板300を有する。アドレス指定回路は、通信信号のためのメモリセルと、ワード線/ビット線の配線とを備える。基板300上の電気的なアドレス指定回路は、標準的CMOS技術を使用して組み立てることが可能であり、SRAM(Static Random Access Memory)に類似している。
中間部20は、電極202、ヒンジ106、及び支柱105によって構成される。電極202は、角度交差遷移の間の静電トルクの容量結合効率を向上させるように設計されている。ヒンジ106領域の近くで電極202表面を持ち上げることによって、ミラー102及び電極202の間の空隙を効果的に狭くする。静電引力は、ミラー102と電極202との間の2乗に反比例するので、この影響は、ミラー102をそのランディング位置で傾斜させたときに明白になる。
上部30は、上面に平坦な反射金属膜としての第3ミラー膜102cを備えた積層膜で構成されたミラー102によって覆われる。ミラー102のヒンジ106は、ミラー102の一部になるように形成される。また、ミラー102の下側には、最小距離を保持して所定の角度を回転するだけの間隙が与えられる。
図4は、照明光源401からの指向性光411が入射角θ1を形成するときの、本発明の一実施態様に基づく光偏向装置100の一部分の断面図を示す。光偏向装置100を通常の方向で測定したとき、偏向光412は角度θoを有する。デジタル動作モードにおいて、この構成を一般的に「オン」の位置と呼ぶ。
図5は、ミラー102が、ヒンジ106の反対側の下の別の電極202に向かって回転される間の、光偏向装置100の同じ部分の断面図を示す。指向性光411及び偏向光412は、より大きな角度θ1およびθoを成す。偏向光412は、光吸収装置402の方へ射出する。
図6は、図3に示す光偏向装置のC部を拡大して示す拡大断面図である。図7は、図6のカバーを構成する透明積層膜の反射状態を示す模式断面図である。以下、カバーの構成を、図6及び図7を参照しながら説明する。
図6に示すように、カバー500は、カバー基材510(カバー)と、カバー基材510上(ミラー102側)に配置された第1透明積層膜としての透明積層膜520とを有する。カバー基材510は、ガラス基板、石英基板などの透明基板が用いられている。カバー基材510の厚みは、0.7mm〜1.2mm程度である。
透明積層膜520は、カバー基材510側から第1透光性膜521、第2透光性膜522、第3透光性膜523で構成されている。光はカバー基材510から透明積層膜520を通ってミラー102に導かれ、ミラー102で反射した光が透明積層膜520、カバー基材510を通って出射する。
第1透光性膜521の材料は、例えば、酸化シリコン(SiO2)である。第2透光性膜522の材料は、例えば、透明導電膜(ITO:Indium Tin Oxide)である。第3透光性膜523の材料は、例えば、酸化シリコン(SiO2)である。第2透光性膜522は、カバー500に帯電する静電気を除去するために、光偏向装置100と電気的に接続されている。
第2透光性膜522は、第1透光性膜521と第3透光性膜523との間に配置され、第1透光性膜521より屈折率が高い導電性の膜である。第3透光性膜523は、第2透光性膜522とミラー102との間に配置され、第2透光性膜522より屈折率が低い膜である。
ITOの屈折率は、例えば、1.9程度である。SiO2の屈折率は、例えば、1.4程度である。このように屈折率が異なる透光性膜521,522,523を積層することにより光反射防止構造が構成されている。カバー500を構成する各透光性膜521,522,523の膜厚は、変調すべき光の波長帯域において透過率が最大になるように設定されている。具体的には、可視光(450nm〜650nm、望ましくは380nm〜750nm)の範囲で高透過率条件を満足し、低透過率条件に当たらないことが望ましい。
ここで、第2透光性膜522の屈折率をn(n1)とし、第2透光性膜522の膜厚をd(d1)とする。この場合、n・d(光学膜厚)=190nm〜330nmの数式を満たすことが望ましい。これにより、カバー500の透過率を向上させることができる。
このようにすることで、図7に示すように、第1透光性膜521と第2透光性膜522との界面での理論上の反射光と、第2透光性膜522と第3透光性膜523との界面での理論上の反射光と、は効率的に打ち消し合う。この結果、光Lを通過する事ができる。
以上詳述したように、第1実施形態の光偏向装置100、及び電子機器によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)第1実施形態の光偏向装置100によれば、カバー500に透明導電膜(ITO)を含む透明積層膜520が設けられているので、例えば、プロセス中に発生した静電気による帯電を抑えることが可能となり、カバー500にゴミ(汚染物)が付着することを抑えることができる。また、静電気の帯電が抑えられるので、静電気で動作する装置などに悪影響を及ぼすことを防ぐことができる。また、カバー500に透明積層膜520が設けられているので、膜の界面で光の反射が抑えられ、光の透過率を向上させることができる。具体的には、ある波長に対して透過率が高い特性を得ることができる。
(2)本実施形態の電子機器によれば、上記の光偏向装置100を備えているので、表示品質を向上させることが可能な電子機器を提供することができる。
(第2実施形態)
<光偏向装置の構成>
図8は、第2実施形態の光偏向装置(特にカバー)の構成を示す模式断面図である。図9は、カバーを構成する透明積層膜の反射状態を示す模式断面図である。以下、第2実施形態のカバーの構成を、図8及び図9を参照しながら説明する。
第2実施形態のカバー501は、上述の第1実施形態と比べて、透明積層膜530の構成が異なり、その他の構成については概ね同様である。このため第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、その他の重複する部分については適宜説明を省略する。
図8に示すように、カバー501は、カバー基材510と、カバー基材510上(図8において下側)に設けられた透明積層膜530とを有する。
透明積層膜530は、カバー基材510側から第4透光性膜534、第5透光性膜535、第6透光性膜536、第7透光性膜537、第8透光性膜538で構成されている。光はカバー基材510から透明積層膜530を通ってミラー102に導かれ、ミラー102で反射した光が透明積層膜530、カバー基材510を通って出射する。
第4透光性膜534の材料は、例えば、酸化シリコン(SiO2)である。第5透光性膜535の材料は、例えば、透明導電膜(ITO:Indium Tin Oxide)である。第6透光性膜536の材料は、例えば、酸化シリコン(SiO2)である。第7透光性膜537の材料は、例えば、透明導電膜(ITO)である。第8透光性膜538の材料は、例えば、酸化シリコン(SiO2)である。
第5透光性膜535は、第4透光性膜534と第6透光性膜536との間に配置され、第4透光性膜534より屈折率が高い導電性の膜である。第6透光性膜536は、第5透光性膜535と第7透光性膜537との間に配置され、第5透光性膜535より屈折率が低い絶縁性の膜である。第7透光性膜537は、第6透光性膜536と第8透光性膜538との間に配置され、第6透光性膜536より屈折率が高い導電性の膜である。第8透光性膜538は、第7透光性膜537とミラー102との間に配置され、第7透光性膜537より屈折率が低い絶縁性の膜である。
第5透光性膜535及び第7透光性膜537は、カバー501に帯電する静電気を除去するために、光偏向装置100と電気的に接続されている。
ITOの屈折率は、例えば、1.9程度である。SiO2の屈折率は、例えば、1.4程度である。このように屈折率が異なる透光性膜を積層することにより光反射防止構造が構成されている。カバー501を構成する各透光性膜(530)の膜厚は、変調すべき光の波長帯域において透過率が最大になるように設定されている。具体的には、可視光(450nm〜650nm、望ましくは380nm〜750nm)の範囲で高透過率条件を満足し、低透過率条件に当たらないことが望ましい。
ここで、第5透光性膜535の屈折率をn5(n1)、膜厚をd5(d1)とする。第6透光性膜536の屈折率をn6(n2)、膜厚をd6(d2)とする。第7透光性膜537の屈折率をn7(n3)、膜厚をd7(d3)とする。この場合、d5・d5+n6・d6=95〜188nm、n6・d6+n7+d7=95〜188nmの数式を満たすことが望ましい。これにより、カバー501の透過率を向上させることができる。
こうすることで、図9に示すように、第4透光性膜534と第5透光性膜535との界面での理論上の反射光と、第6透光性膜536と第7透光性膜537との界面での理論上の反射光と、は効率的に打ち消し合う。言い換えれば、互いの位相が反転しているので打ち消し合う。この結果、光Lを通過する事ができる。
また、第5透光性膜535と第6透光性膜536との界面での理論上の反射光と、第7透光性膜537と第8透光性膜538との界面での理論上の反射光と、は効率的に打ち消し合う。この結果、光Lを通過する事ができる。この場合、例えば、波長550nm(緑色)のところで透過率が最大となる。
以上詳述したように、第2実施形態の光偏向装置100によれば、以下に示す効果が得られる。
(3)第2実施形態の光偏向装置100によれば、透明積層膜530が上記のような屈折関係を有する積層膜で構成されているので、膜の界面で光の反射が抑えられ、光の透過率を向上させることができる。更に、第1実施形態のカバー500と比較して、広い波長帯域で透過率を向上させることができる。
なお、本発明の態様は、上記した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、本発明の態様の技術範囲に含まれるものである。また、以下のような形態で実施することもできる。
(変形例1)
上記したように、第1実施形態や第2実施形態のように、透明積層膜520,530を、絶縁膜(SiO2)と透明導電膜(ITO)との積層膜で構成することに代えて、図10に示すように構成してもよい。図10は、変形例のカバーの構成を示す模式断面図である。図10に示すカバー502は、上述のカバー500,501と比べて、透明積層膜540の構成が異なり、その他の構成については概ね同様である。
図10に示すように、カバー502は、カバー基材510と、カバー基材510上(図10において下側)に設けられた透明積層膜540とを有する。
透明積層膜540は、カバー基材510側から第11透光性膜541、第12透光性膜542、第13透光性膜543、第14透光性膜544、第15透光性膜545で構成されている。光はカバー基材510から透明積層膜540を通ってミラー102に導かれ、ミラー102で反射した光が透明積層膜540、カバー基材510を通って出射する。
第11透光性膜541の材料は、例えば、酸化シリコン(SiO2)である。第12透光性膜542の材料は、例えば、アルミナ(Al23)である。第13透光性膜543の材料は、例えば、透明導電膜(ITO)である。第14透光性膜544の材料は、例えば、アルミナ(Al23)である。第15透光性膜545の材料は、例えば、酸化シリコン(SiO2)である。
第12透光性膜542は、第11透光性膜541と第13透光性膜543との間に配置され、第11透光性膜541より屈折率が高い膜である。第13透光性膜543は、第12透光性膜542と第14透光性膜544との間に配置され、第12透光性膜542より屈折率が高い導電性の膜である。第14透光性膜544は、第13透光性膜543と第15透光性膜545との間に配置され、第13透光性膜543より屈折率が低い膜である。第15透光性膜545は、第14透光性膜544とミラー102との間に配置され、第14透光性膜544より屈折率が低い絶縁性の膜である。
ITOの屈折率は、1.9程度である。アルミナの屈折率は、1.76程度である。SiO2の屈折率は、1.4程度である。このように屈折率が異なる透光性膜を積層することにより光反射防止構造が構成されている。
このような構成のカバー502によれば、各透光性膜(540)の膜厚を調整することにより、変調すべき光の波長帯域において透過率が最大になるように設定されている。これにより、第2実施形態のカバー501と比較して、広い波長帯域で高い透過率を得ることができる。
(変形例2)
上記したように、カバー基材510の内側(ミラー102側)に透明積層膜520,530,540を配置することに限定されず、例えば、カバー基材510の外側(光の入射側)のみに第2透明積層膜を配置するようにしてもよい。また、カバー基材510の内側に第1透明積層膜を配置し、外側に第2透明積層膜を配置するようにしてもよい。なお、カバー基材510の外側に透明積層膜を設けた場合、カバーにゴミが付着しにくくなるので、ゴミ対策のためにピントをぼかす調整の必要がなく、カバー全体を薄くすることができる。
(変形例3)
上記したように、カバー基材510の上に透明積層膜520を構成する酸化シリコン(第1透光性膜521)を配置するようにしたが、これに限定されず、酸化シリコンをカバー基材510の材料と同一のものとし、カバー基材510の上にITO(第2透光性膜522)を配置するようにしてもよい。
(変形例4)
上記したように、カバー500で封止された光偏向装置100の中に何も入れないことに限定されず、例えば、透過率を向上させるような材料のガスを充てんしておくようにしてもよい。
(変形例5)
上記したように、光偏向装置100が搭載される電子機器としては、プロジェクター1000の他、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、モバイルミニプロジェクター、車載機器、オーディオ機器、露光装置や照明機器など各種電子機器に用いることができる。
10…底部、20…中間部、30…上部、100…電気光学装置としての光偏向装置、102…ミラー、105…支持部としての支柱、106…ヒンジ、202…フレーム、222…チップ、300…基板、310…側壁、401…照明光源、402…光吸収装置、411…指向性光、412…偏向光、500,501,502…カバー、510…カバーの一部であるカバー基材、520,530,540…第1透明積層膜としての透明積層膜、521…第1透光性膜、522…第2透光性膜、523…第3透光性膜、534…第4透光性膜、535…第5透光性膜、536…第6透光性膜、537…第7透光性膜、538…第8透光性膜、541…第11透光性膜、542…第12透光性膜、543…第13透光性膜、544…第14透光性膜、545…第15透光性膜、1000…プロジェクター、1002…光源装置、1004…投写光学系、1010…励起光源、1020…発光素子、1030…蛍光体基板、1040…第1ダイクロイックミラー、1041…第1集光レンズ、1042…第1反射ミラー、1043…第2集光レンズ、1044…第2反射ミラー、1045…第2ダイクロイックミラー。

Claims (10)

  1. 基板と、
    前記基板の一方の面に前記基板と離間するように配置されたミラーと、
    前記基板と前記ミラーとの間に配置され、前記ミラーを支持するように前記ミラーの一部と接続された部分を有する支持部と、
    少なくとも前記支持部及び前記ミラーを封止する光透過性のカバーと、
    前記カバーの一方の面に配置された第1透明積層膜と、を備え、
    前記第1透明積層膜は、導電性の膜を含むことを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置であって、
    前記第1透明積層膜は、
    第1透光性膜と、
    前記第1透光性膜と前記ミラーとの間に配置され、前記第1透光性膜より屈折率が高い第2透光性膜と、
    前記第2透光性膜と前記ミラーとの間に配置され、前記第2透光性膜より屈折率が低い第3透光性膜と、を含み、
    前記第2透光性膜は、導電性の膜であることを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項2に記載の電気光学装置であって、
    前記第1透光性膜は、酸化シリコンであり、
    前記第2透光性膜は、ITOであり、
    前記第3透光性膜は、酸化シリコンであることを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の電気光学装置であって、
    n1を前記第2透光性膜の屈折率とし、d1を前記第2透光性膜の膜厚(nm)とした場合、
    n1・d1=190〜330(nm)の関係を満たすことを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項1に記載の電気光学装置であって、
    前記第1透明積層膜は、
    第4透光性膜と、
    前記第4透光性膜と前記ミラーとの間に配置され、前記第4透光性膜より屈折率が高い第5透光性膜と、
    前記第5透光性膜と前記ミラーとの間に配置され、前記第5透光性膜より屈折率が低い第6透光性膜と、
    前記第6透光性膜と前記ミラーとの間に配置され、前記第6透光性膜より屈折率が高い第7透光性膜と、
    前記第7透光性膜と前記ミラーとの間に配置され、前記第7透光性膜より屈折率が低い第8透光性膜と、を含み、
    前記第5透光性膜は、導電性の膜であることを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項5に記載の電気光学装置であって、
    前記第4透光性膜は、酸化シリコンであり、
    前記第5透光性膜は、ITOであり、
    前記第6透光性膜は、酸化シリコンであり、
    前記第7透光性膜は、ITOであり、
    前記第8透光性膜は、酸化シリコンであることを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の電気光学装置であって、
    n1を前記第5透光性膜の屈折率とし、d1を前記第5透光性膜の膜厚(nm)とし、n2を前記第6透光性膜の屈折率とし、d2を前記第6透光性膜の膜厚(nm)とし、n3を前記第7透光性膜の屈折率とし、d3を前記第7透光性膜の膜厚(nm)とした場合、
    n1・d1+n2・d2=95〜188(nm)であり、
    n2・d2+n3・d3=95〜188(nm)の関係を満たすことを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の電気光学装置であって、
    前記第1透明積層膜は、前記カバーの前記基板側の面に配置されていることを特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項8に記載の電気光学装置であって、
    前記カバーの前記基板と反対側の面に配置された第2透明積層膜を備えることを特徴とする電気光学装置。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
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