JP2016191185A - かつらベース、及び、かつら - Google Patents

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Abstract

【課題】かつらの取り付け時に簡単にかつらの外観を自然にする。【解決手段】毛髪20が植毛されるかつらベース10であって、かつら装着者の地毛を囲繞する地毛囲繞部30を備え、地毛囲繞部30は、この地毛囲繞部30の周囲から地毛を引き入れるための開閉可能な地毛引き入れ口30aを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、毛髪が植毛されるかつらベース、及びかつらに関する。
従来、毛髪が植毛されるかつらベースにおいて、かつら装着者の地毛と植毛される毛髪とを混ぜ合わせるために、地毛を収容可能な捕捉空間が周縁に形成されたかつらベースが提案されている(例えば、特許文献1参照)。上記の捕捉空間は、かつらベースの周縁から突出する捕捉部の間に形成される。そして、地毛は、捕捉部によって保持される。
特開2014−9406号公報
上述のように捕捉空間が形成されたかつらベースでは、捕捉空間に収容された地毛は、捕捉空間が常に開放しているために、捕捉空間から抜け出てしまうことがある。このように地毛が捕捉空間から抜け出ると、かつらベースの周縁が露出しやすくなること及びかつらベースの位置ずれが生じやすくなることによって、かつらの外観が不自然になるおそれがある。
本発明の目的は、かつらの取り付け時に簡単にかつらの外観を自然にすることができるかつらベース及びかつらを提供することである。
1つの観点では、かつらベースは、毛髪が植毛されるかつらベースであって、かつら装着者の地毛を囲繞する地毛囲繞部を備え、前記地毛囲繞部は、該地毛囲繞部の周囲から前記地毛を引き入れるための開閉可能な地毛引き入れ口を有する。
また、前記かつらベースにおいて、前記地毛囲繞部は、可撓性を有し、前記地毛引き入れ口が開いた状態と該地毛引き入れ口が閉じた状態とに撓むとよい。
また、前記かつらベースにおいて、前記地毛囲繞部は、前記地毛引き入れ口において開口するループ形状を呈するとよい。
また、前記かつらベースにおいて、前記毛髪が植毛されるかつらベース本体部を更に備え、前記地毛囲繞部は、前記かつらベース本体部から突出するように設けられているとよい。
また、前記かつらベースにおいて、前記地毛引き入れ口は、前記かつらベース本体部からの前記地毛囲繞部の突出方向の先端よりも固定端側に位置するとよい。
また、前記かつらベースにおいて、前記毛髪が植毛されるかつらベース本体部を更に備え、前記地毛囲繞部は、前記かつらベース本体部に設けられた凹部と、該凹部の開口部分である前記地毛引き入れ口を開閉させる開閉部材と、を更に有するとよい。
また、前記かつらベースにおいて、前記毛髪が植毛されるかつらベース本体部と、前記かつらベース本体部から突出し前記毛髪が植毛される複数のシート状部材と、を更に備え、前記複数のシート状部材は、少なくとも一部が他の前記シート状部材に重なって位置し、前記地毛囲繞部は、前記複数のシート状部材が重なった部分であり、前記地毛引き入れ口は、前記複数のシート状部材が重なった部分の周縁であるとよい。
他の観点では、かつらは、前記かつらベースと、前記かつらベースに植毛された前記毛髪と、を備える。
本発明によれば、かつらの取り付け時に簡単にかつらの外観を自然にすることができる。
本発明の第1実施形態に係るかつらを示す平面図である。 図1のA部拡大図(地毛囲繞部が開いた状態)である。 図1のA部拡大図(地毛囲繞部が閉じた状態)である。 本発明の第1実施形態の変形例に係るかつらの部分拡大図(地毛囲繞部が開いた状態)である。 本発明の第1実施形態の変形例に係るかつらの部分拡大図(地毛囲繞部が閉じた状態)である。 本発明の第2実施形態に係るかつらの部分拡大図(地毛囲繞部が開いた状態)である。 本発明の第2実施形態に係るかつらの部分拡大図(地毛囲繞部が閉じた状態)である。 本発明の第3実施形態に係るかつらの部分拡大図である。
以下、本発明の第1〜第3実施形態に係るかつらベース及びかつらについて、図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るかつら1を示す平面図である。
図1に示すかつら1は、かつらベース10と、毛髪20と、を備える。かつら1は、かつら装着者の頭部の全体に配置される全頭かつらであってもよいし、かつら装着者の頭部の一部に配置される部分かつらであってもよい。
かつらベース10は、かつらベース本体部11と、9個の地毛囲繞部30と、を有する。なお、地毛囲繞部30は、1〜8個であっても、10個以上であってもよい。
かつらベース本体部11は、周縁部12と、分け目部13と、を含む。かつらベース本体部11には、毛髪20が植毛されている。毛髪20は、例えば人工毛髪であるが、加工人毛などの人工毛髪以外の毛髪であってもよい。なお、図1において、毛髪20は、かつらベース本体11に数本のみ図示するが、実際には、例えば密集するようにかつらベース本体部11に植毛される。
周縁部12は、かつらベース本体部11を折り返すことで形成されているか、或いは、人工皮膚などのかつらベース本体部11とは異なる部材により形成されている。
分け目部13は、例えば人工皮膚により形成されている。なお、分け目部13は、かつらベース本体部11の他の部分をくりぬいた部分に形成されているか或いは他の部分に重なるように固定されている。
なお、本第1実施形態では、周縁部12及び分け目部13がかつらベース本体部11に設けられたかつらベース10を一例として説明しているが、かつらベース10としては、かつらベース本体11及び後述する地毛囲繞部30を備えるものであればよい。
図2A及び図2Bは、図1のA部拡大図である。なお、図2Aは、図1とは異なり地毛引き入れ口30aが開いた状態S1の地毛囲繞部30を示し、図2Bは、図1と同様に地毛引き入れ口30aが閉じた状態S2の地毛囲繞部30を示す。
図1、図2A、及び図2Bに示すように、地毛囲繞部30は、かつらベース11の周縁に設けられている。
地毛囲繞部30は、例えばプラスチック線材をループ形状に加工されて形成されている。また、地毛囲繞部30は、かつらベース本体部11の周縁から突出するように設けられている。なお、地毛囲繞部30は、例えば、かつらベース本体部11の内側に地毛を引き入れるための大きな開口部が設けられているとき、この開口部から突出するように設けられていてもよい。このように、地毛囲繞部30は、かつらベース本体部11の周縁に設けられる態様に限られない。
地毛囲繞部30は、図2A及び図2Bに破線(かくれ線)で示すかつらベース本体部11の裏面(内側面)又は内部(かつらベース本体部11が複数層からなる場合)において、かつらベース本体部11に対し固定されている。なお、本第1実施形態では、地毛囲繞部30は、角が丸まった三角形状に近い形状を呈するが、形状は特に制限されない。また、地毛囲繞部30は、かつらベース本体部11の表面(外側面)に固定されていてもよい。
地毛囲繞部30の例えば両端(線材の両端)の間に隙間が生じたとき、この隙間は、地毛囲繞部30の周囲からかつら装着者の地毛100を引き入れるための地毛引き入れ口30aとなる。このように、地毛囲繞部30は、地毛引き入れ口30aにおいて開口するループ形状を呈する。なお、地毛引き入れ口30aは、かつらベース本体部11の周縁からの地毛囲繞部30の突出方向の先端よりも固定端側に位置する。つまり、地毛引き入れ口30aは、地毛囲繞部30の突出方向の先端には位置しない。図2A及び図2Bの例では、地毛引き入れ口30aは、かつらベース本体部11の周縁近傍に位置する。
地毛囲繞部30は、例えば可撓性を有することで、地毛引き入れ口30aが図2Aに示すように開いた状態S1と図2Bに示すように閉じた状態S2とに撓む。また、地毛囲繞部30は、弾性変形可能である。このように、地毛引き入れ口30aは、開閉可能である。地毛囲繞部30は、地毛引き入れ口30aが閉じた状態S2で地毛100を囲繞する。なお、地毛囲繞部30は、可塑性を有していてもよい。この場合の可塑性は、例えば人の手で地毛引き入れ口30aを開閉させたときに、少しでも塑性変形するものであればよい。また、地毛囲繞部30は、地毛引き入れ口30aを開いた状態と閉じた状態とに移動する部材を有する場合には可撓性を有さなくともよい。
まず、かつら1がかつら装着者の頭部に載置された状態で、地毛囲繞部30は、図2Aに示すように例えばブラシ又は人の手により例えば押圧されることで、地毛引き入れ口30aが開き、そのままブラシ又は人の手により地毛引き入れ口30aに地毛100が引き入れられる。
その後、地毛囲繞部30は、図2Bに示すように例えば地毛囲繞部30が有する弾性によって、地毛引き入れ口30aが閉じた状態S2に戻る。これにより、地毛囲繞部30によって囲繞された地毛100が地毛囲繞部30から抜け出るのが防止される。
以上説明した本第1実施形態では、地毛囲繞部30は、かつら装着者の地毛100を囲繞する。また、地毛囲繞部30は、この地毛囲繞部30の周囲から地毛100を引き入れるための開閉可能な地毛引き入れ口30aを有する。
そのため、地毛100の引き入れ時に、地毛囲繞部30を地毛引き入れ口30aが開いた状態S1にすることで、地毛100を地毛囲繞部30へ引き入れるのを容易にすることができる。また、地毛100の引き入れ後に、地毛囲繞部30を地毛引き入れ口30aが閉じた状態S2にすることで、地毛100が地毛囲繞部30から抜き出るのを防ぐことができる。これらによって、かつらベース10の周縁が露出すること及びかつらベース10の位置ずれが生じるのを防ぐことができる。
よって、本第1実施形態によれば、かつら1の取り付け時に簡単にかつら1の外観を自然にすることができる。
また、本第1実施形態では、地毛囲繞部30は、可撓性を有し、地毛引き入れ口30aが開いた状態S1と地毛引き入れ口30aが閉じた状態S2とに撓む。そのため、簡素な構成で地毛引き入れ口30aを開閉させることができる。
また、本第1実施形態では、地毛囲繞部30は、地毛引き入れ口30aにおいて開口するループ形状を呈する。そのため、簡素な構成で地毛引き入れ口30aを開閉させることができる。
また、本第1実施形態では、地毛囲繞部30は、かつらベース本体部11から突出するように設けられている。そのため、地毛100を地毛引き入れ口30aに引き入れやすくすることができる。
また、本第1実施形態では、地毛引き入れ口30aは、かつらベース本体部11からの地毛囲繞部30の突出方向の先端よりも固定端側に位置する。そのため、かつらベース本体部11に沿った方向から地毛100を地毛引き入れ口30aに引き入れやすくすることができる。
なお、本第1実施形態では、地毛囲繞部30が、この地毛囲繞部30の周囲から地毛100を引き入れるための開閉可能な地毛引き入れ口30aを有する構成以外の構成は適宜変更可能である。また、地毛囲繞部30については、かつら装着者の地毛100を囲繞するものであれば、形状や材質なども制限されない。これらのことは、後述する変形例並びに第2及び第3実施形態においても同様である。
[第1実施形態の変形例]
図3A及び図3Bは、本第1実施形態の変形例に係るかつらの部分拡大図(図1のA部に対応)である。なお、図3Aは、地毛引き入れ口40aが開いた状態S1の地毛囲繞部40を示し、図3Bは、地毛引き入れ口40aが閉じた状態S2の地毛囲繞部40を示す。
本変形例では、地毛囲繞部40は、ループ形状を呈さず、かつらベース本体部11との間に地毛引き入れ口40aを有し、かつらベース本体部11との間の空間において地毛100を囲繞する点において、図2A及び図2Bに示す地毛囲繞部30と相違する。その他は、上述の図1〜図2Bに示す地毛囲繞部30と同様の構成とすることが可能である。
地毛囲繞部40は、例えばプラスチック線材を折り曲げ加工されて形成されている。また、地毛囲繞部40は、図3A及び図3Bに破線(かくれ線)で示すかつらベース本体部11の裏面(内側面)又は内部(かつらベース本体部11が複数層からなる場合)において、かつらベース本体部11に対し固定されている。なお、本変形例では、地毛囲繞部40は、J字に近い形状を呈するが、形状は特に制限されない。また、地毛囲繞部40は、かつらベース本体部11の表面(外側面)に固定されていてもよい。
地毛囲繞部40の自由端とかつらベース本体部11との間は、地毛引き入れ口40aである。なお、本変形例においても、地毛引き入れ口40aは、かつらベース本体部11からの地毛囲繞部40の突出方向の先端よりも固定端側に位置する。
まず、かつら1がかつら装着者の頭部に載置された状態で、地毛囲繞部30は、図3Aに示すように例えばブラシ又は人の手により例えば押圧されることで、地毛引き入れ口40aが開き、そのままブラシ又は人の手により地毛引き入れ口40aに地毛100が引き入れられる。
その後、地毛囲繞部40は、図3Bに示すように例えば地毛囲繞部40が有する弾性によって、地毛引き入れ口40aが閉じた状態S2、つまりかつらベース本体部11との間に地毛100を囲繞する状態に戻る。これにより、地毛囲繞部40によって囲繞された地毛100が地毛囲繞部40から抜け出るのが防止される。
以上説明した本変形例では、地毛囲繞部40は、かつらベース本体部11との間で地毛100を囲繞する。そのため、簡素な構成で地毛引き入れ口40aを開閉させることができる。
<第2実施形態>
図4A及び図4Bは、第2実施形態に係るかつらの部分拡大図(図1のA部に対応)である。なお、図4Aは、かつらベース本体部11の凹部11aの開口部分11a−1が開いた状態S1の開閉部材50を示し、図4Bは、開口部分11a−1が閉じた状態S2の開閉部材50を示す。
なお、本第2実施形態では、地毛囲繞部の一例が、凹部11a及び開閉部材50であり、地毛引き入れ口の一例が、凹部11aの開口部分11a−1である。
凹部11aは、かつらベース本体部11に設けられ、開閉部材50とともに地毛100を囲繞する。
開閉部材50は、凹部11aの開口部分11a−1である地毛引き入れ口を開閉させる。なお、開閉部材50は、上述の図1〜図3Bに示す地毛囲繞部30,40と同様に、例えばプラスチック線材をループ形状に加工されて形成されている。
開閉部材50は、図4A及び図4Bに破線(かくれ線)で示すかつらベース本体部11の裏面(内側面)又は内部(かつらベース本体部11が複数層からなる場合)において、かつらベース本体部11に対し固定されている。なお、開閉部材50は、開口部分11a−1が開いた状態S1においてC字形状を呈するが、形状は特に制限されない。また、開閉部材50は、かつらベース本体部11の表面(外側面)に固定されていてもよい。
なお、開閉部材50の両端が凹部11a内に突出するため、実際には、凹部11aの開口部分11a−1(地毛引き入れ口の一例)の全体ではなく、開閉部材50の両端(線材の両端)の隙間から地毛100が引き入れられる。
開閉部材50は、例えば可撓性を有することで、凹部11aの開口部分11a−1が図4Aに示すように開いた状態S1と図4Bに示すように閉じた状態S2とに撓む。また、開閉部材50は、弾性変形可能である。このように、凹部11aの開口部分11a−1である地毛引き入れ口は、開閉可能である。開閉部材50は、地毛引き入れ口が閉じた状態S2で、凹部11aとの間で地毛100を囲繞する。
まず、かつら1がかつら装着者の頭部に載置された状態で、開閉部材30は、図4Aに示すように例えばブラシ又は人の手により例えば押圧されることで、凹部11aの開口部分11a−1が開き、地毛100が引き入れられる。なお、かつら1がかつら装着者の頭部に載置されることで、地毛100を引き入れなくとも凹部11aに地毛100が収容されることもあり得る。
その後、開閉部材50は、図4Bに示すように例えば開閉部材50が有する弾性によって、開口部分11a−1が閉じた状態S2に戻る。これにより、凹部11a及び開閉部材50によって囲繞された地毛100が凹部11a及び開閉部材50から抜け出るのが防止される。
以上説明した本第2実施形態においても、上述の第1実施形態と同様に、かつら1の取り付け時に簡単にかつら1の外観を自然にすることができる。
また、本第2実施形態では、かつらベース本体部11に設けられた凹部11aと、この凹部11aの開口部分11a−1である地毛引き入れ口を開閉させる開閉部材50とが、地毛100を囲繞する地毛囲繞部の一例として機能する。
このように、かつらベース本体部11の凹部11aに地毛100を引き入れるため、図2A〜図3Bに示す地毛囲繞部30,40を用いた構成よりも簡素な、凹部11a及び開閉部材50を用いた構成で地毛100を囲繞することができる。
<第3実施形態>
図5は、本発明の第3実施形態に係るかつらの部分拡大図(図1のA部に対応)である。
本第3実施形態では、複数(例えば3枚)のシート状部材61,62,63が他のシート状部材61,62,63に重なった部分が地毛囲繞部の一例として機能する。また、この重なった部分の周縁が地毛引き入れ口の一例として機能する。
図5に示すように、シート状部材61,62,63は、かつらベース本体部11の周縁に例えば縫い付けられ(点線部分参照)、かつらベース本体部11の周縁から突出するように設けられている。なお、シート状部材61,62,63がかつらベース本体部11に取り付けられる位置は任意であるが、図1に示す地毛囲繞部30と同様に、かつらベース10のうち側頭部や後頭部が一例として挙げられる。
シート状部材61,62,63は、例えばネット状の部材であり、可撓性を有し、また、弾性変形可能である。また、シート状部材61,62、63には、毛髪20が植毛される。シート状部材61,62,63は、一部が他のシート状部材61,62,63に重なって位置する。なお、シート状部材61,62,63の全部が他のシート状部材61,62,63の一部又は全部と重なって位置してもよい。
地毛100は、シート状部材61,62,63が重なった部分において、2枚のシート状部材61,62又はシート状部材62,63によって挟み込まれることで囲繞される。このように、本第3実施形態の地毛囲繞部は、複数のシート状部材61,62,63が重なった部分である。また、本第3実施形態の地毛引き入れ口は、複数のシート状部材61,62,63が重なった部分の周縁である。なお、シート状部材61,62,63が重なった部分から地毛100が抜け出るのを防止する観点では、シート状部材61,62,63の剛性は高いほどよいが、かつらベース本体部11として一般に用いられるネット状の部材であっても地毛100を囲繞することができる。
図1に示すかつら1をかつら装着者の頭部に取付ける場合、かつら1がかつら装着者の頭部に載置された状態で、例えば人の手又はブラシによって、重なったシート状部材61,62,63のうち上側に位置するシート状部材62,63を捲り上げることで、地毛100をシート状部材61,62,63が重なった部分に引き入れられるようにする。或いは、後述するが、例えばブラシ又は人の手によって、シート状部材61,62,63が重なった部分に地毛100を引き入れる際に、シート状部材62,63を捲り上げるようにしてもよい。このようにシート状部材62,63が捲り上がることで、地毛引き入れ口が開かれる。
その後、例えばブラシ又は人の手によって、シート状部材61,62,63が重なった部分に地毛100が引き入れられる。シート状部材61,62,63は重なって位置するため、シート状部材61,62,63の重なった部分によって囲繞された地毛100が抜け出るのが防止される。
以上説明した本第3実施形態においても、上述の第1実施形態及び第2実施形態と同様に、かつら1の取り付け時に簡単にかつら1の外観を自然にすることができる。
また、本第3実施形態では、複数のシート状部材61,62,63は、かつらベース本体部11から突出し、毛髪20が植毛される。また、複数のシート状部材61,62,63は、少なくとも一部が他のシート状部材61,62,63に重なって位置し、複数のシート状部材61,62,63が重なった部分が、地毛100を囲繞する地毛囲繞部として機能する。また、この複数のシート状部材61,62,63が重なった部分の周縁が、地毛100を引き入れるための地毛引き入れ口として機能する。そのため、上述の第1実施形態及び第2実施形態と比較して、より一層簡素な構成で地毛100を囲繞することができる。
1 かつら
10 かつらベース
11 かつらベース本体部
11a 凹部
11a−1 開口部分
12 周縁部
13 分け目部
20 毛髪
30,40 地毛囲繞部
30a,40a 地毛引き入れ口
50 開閉部材
61,62,63 シート状部材
100 地毛

Claims (8)

  1. 毛髪が植毛されるかつらベースであって、
    かつら装着者の地毛を囲繞する地毛囲繞部を備え、
    前記地毛囲繞部は、該地毛囲繞部の周囲から前記地毛を引き入れるための開閉可能な地毛引き入れ口を有する、
    ことを特徴とするかつらベース。
  2. 前記地毛囲繞部は、可撓性を有し、前記地毛引き入れ口が開いた状態と該地毛引き入れ口が閉じた状態とに撓むことを特徴とする請求項1記載のかつらベース。
  3. 前記地毛囲繞部は、前記地毛引き入れ口において開口するループ形状を呈することを特徴とする請求項1又は2記載のかつらベース。
  4. 前記毛髪が植毛されるかつらベース本体部を更に備え、
    前記地毛囲繞部は、前記かつらベース本体部から突出するように設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のかつらベース。
  5. 前記地毛引き入れ口は、前記かつらベース本体部からの前記地毛囲繞部の突出方向の先端よりも固定端側に位置することを特徴とする請求項4記載のかつらベース。
  6. 前記毛髪が植毛されるかつらベース本体部を更に備え、
    前記地毛囲繞部は、前記かつらベース本体部に設けられた凹部と、該凹部の開口部分である前記地毛引き入れ口を開閉させる開閉部材と、を更に有する、
    ことを特徴とする請求項1記載のかつらベース。
  7. 前記毛髪が植毛されるかつらベース本体部と、
    前記かつらベース本体部から突出し前記毛髪が植毛される複数のシート状部材と、を更に備え、
    前記複数のシート状部材は、少なくとも一部が他の前記シート状部材に重なって位置し、
    前記地毛囲繞部は、前記複数のシート状部材が重なった部分であり、
    前記地毛引き入れ口は、前記複数のシート状部材が重なった部分の周縁である、
    ことを特徴とする請求項1記載のかつらベース。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載のかつらベースと、
    前記かつらベースに植毛された前記毛髪と、
    を備えることを特徴とするかつら。
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