JP2016190714A - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力充電/アシスト機能を有するバッテリ装置の中の電力変換器に搭載された半導体スイッチング素子の異常状態を検出して即時に保護動作を働かせる。
【解決手段】一実施形態に係るエレベータの制御装置30は、電圧検出部41、電圧予測部42、異常判定部43と、保護動作部44を備える。電圧予測部42は、乗りかご4の運転パターンに基づいてバッテリ装置20の電力アシスト量または電力充電量を予測し、その予測した電力からIGBT22aに流れる電流パターンを予測し、その予測した電流パターンからIGBT22aのVce電圧値を予測する。電圧検出部41は、乗りかご4の運転時にIGBT22aのVce電圧値を検出する。異常判定部43は、Vceの予測値と検出値とを比較してIGBT22aの異常状態を判定する。保護動作部44は、異常判定部43の判定結果に基づいてIGBT22aの保護動作を実施する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力の充電/アシストが可能なバッテリ装置を備えたハイブリッド駆動型のエレベータの制御装置に関する。
一般に、エレベータでは、巻上機の回転軸に巻き掛けられたロープの両端に乗りかごとカウンタウェイトが吊り下げられ、巻上機の回転によりロープを介して乗りかごがカウンタウェイトと反対方向につるべ式に昇降動作する。
ここで、例えば乗りかごが昇降路の下方向に動く場合に、そのときの乗りかごの荷重がカウンタウェイトより重ければ、巻上機が発電機として機能して電力が生じる。同様に、乗りかごが上方向に動く場合に、そのときの乗りかごの荷重がカウンタウェイトより軽い場合でも電力が生じる。このような電力を「回生電力」と呼び、そのときの運転を「回生運転」と呼んでいる。逆に、電力を必要とする運転を「力行運転」と呼ぶ。
近年、このような回生運転時に生じた電力をバッテリに充電しておき、力行運転時または停電時にバッテリの電力を駆動系へアシスト可能なバッテリ装置(電源装置)を備えたハイブリッド型のエレベータが考えられている。
上記バッテリ装置には、DC/DC変換器等の電力変換器が組み込まれており、その電力変換器にIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を代表とした半導体スイッチング素子が用いられる。近年、この種の半導体スイッチング素子は小型化により短絡耐量が低くなっており、素子に短絡電流が流れ始めてから破壊に至るまでの時間が非常に短い。したがって、何らかの原因で短絡等の異常が発生した場合には直ぐに保護動作を働かせる必要がある。
特開平7−7962号公報 特開2006−82933号公報
エレベータ(乗りかご)の運転中に何らかの原因で半導体スイッチング素子に短絡等の異常が発生すると、上述したバッテリ装置の電力充電/アシスト機能が働かず、運転動作に支障がでる。
本発明が解決しようとする課題は、電力充電/アシスト機能を有するバッテリ装置の中の電力変換器に搭載された半導体スイッチング素子の異常状態を検出して即時に保護動作を働かせることのできるエレベータの制御装置を提供することである。
一実施形態に係るエレベータの制御装置は、乗りかごの回生運転時に発生する電力をバッテリに充電し、力行運転時または停電時に上記バッテリの電力を駆動系にアシストするバッテリ装置の駆動を制御する。このエレベータの制御装置は、電圧予測手段と、電圧検出手段と、異常判定手段と、保護動作手段とを備える。
上記電圧予測手段は、上記乗りかごの運転パターンに基づいて上記バッテリ装置の電力アシスト量または電力充電量を予測し、その予測した電力から上記バッテリ装置の中の電力変換器に搭載された半導体スイッチング素子に流れる電流パターンを予測し、その予測した電流パターンから上記半導体スイッチング素子のコレクタ−エミッタ間の電圧値を予測する。上記電圧検出手段は、上記乗りかごの運転時に上記半導体スイッチング素子のコレクタ−エミッタ間の電圧値を検出する。上記異常判定手段は、上記電圧予測手段によって予測された電圧値と上記電圧検出手段によって検出された電圧値とを比較して上記半導体スイッチング素子の異常状態を判定する。上記保護動作手段は、この異常判定手段の判定結果に基づいて上記半導体スイッチング素子の保護動作を実施する。
図1は第1の実施形態に係るハイブリッド駆動型のエレベータの制御装置の構成を示す図である。 図2はIGBTが短絡した状態を示す図である。 図3はIGBTのコレクタ電流Icの増加に対するコレクタ−エミッタ間電圧Vceとゲート−エミッタ間電圧Vgeの特性を示す図である。 図4はIGBTのコレクタ電流Icによるコレクタ−エミッタ間電圧Vceの変化箇所を示す図である。 図5は第2の実施形態に係るハイブリッド駆動型のエレベータの制御装置の構成を示す図である。 図6はIGBTの概略構成を示す図である。 図7はIGBTの経年的な使用によりセラミック基板と銅ベースとの間の接合半田が脆化した状態を示す図である。 図8はIGBTの温度上昇に対するコレクタ電流Icとコレクタ−エミッタ間電圧Vceの特性を示す図である。 図9はIGBTのゲート−エミッタ間電圧Vgeの増加に対するコレクタ電流Icとコレクタ−エミッタ間電圧Vceの特性を示す図である。 図10は第3の実施形態に係るハイブリッド駆動型のエレベータの制御装置の構成を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るハイブリッド駆動型のエレベータの構成を示す図である。
このエレベータは、駆動装置10、バッテリ装置20、エレベータ制御装置30を備える。駆動装置10は、コンバータ11、平滑コンデンサ12、インバータ装置13を有し、エレベータ制御装置30の駆動指示に従って巻上機2の駆動に必要な電力を供給する。
なお、コンバータ11は、商用電源1から供給される交流電圧を直流電圧に変換するものである。商用電源1は、三相の交流電源からなる。平滑コンデンサ12は、コンバータ11によって変換された直流電圧のリプルを平滑する。インバータ装置13は、コンバータ11から平滑コンデンサ12を介して与えられた直流電圧をPWM(Pulse Width Modulation)制御により任意の周波数、電圧値の交流電圧に変換し、これを駆動電力として巻上機2に供給する。
巻上機2は、同期電動機からなり、駆動装置10からの電力供給によって回転する。巻上機2には図示せぬシーブを介してロープ3が巻回されており、そのロープ3の一端には乗りかご4、他端にはカウンタウェイト5が連結されている。これにより、巻上機2の回転に伴い、ロープ3を介して乗りかご4とカウンタウェイト5がつるべ式に昇降動作する。
エレベータの駆動系に備えられたインバータ装置13には、少なくとも1組のIGBT(半導体スイッチング素子)13aと、このIGBT13aに逆並列に接続されるダイオード(整流素子)13bが回路素子として組み込まれている。
バッテリ装置20は、「電源装置」とも呼ばれ、電力の充電/アシスト機能を有する。バッテリ装置20は、AC/DC変換器21、DC/DC変換器22、DC/DC変換器23、バッテリ24からなり、商用電源1からの電力と回生運転時に生じた電力を駆動装置10から得てバッテリ24に蓄え、力行運転時にバッテリ24の電力を駆動装置10に供給する。また、このバッテリ装置20は、エレベータ制御装置30に対して所要の電力を供給可能な構成にある。
AC/DC変換器21は、AC側はエレベータ制御装置30に設けられた制御電源トランス31の一次側に、DC側はバッテリ装置20の直流母線に接続されている。このAC/DC変換器21は、AC(交流電流)からDC(直流電流)への変換機能と、DC(直流電流)からAC(交流電流)への変換機能を持つ。
本実施形態では、通常運転時にバッテリ装置20からエレベータ制御装置30に対して所要の電力を供給する。その際、バッテリ装置20の電力(直流電流)をAC/DC変換器21で電圧の異なる交流電流に変換してエレベータ制御装置30の制御電源トランス31の一次側に与えている。
DC/DC変換器22は、バッテリ24の前段に設けられており、DC(直流電流)から電圧の異なるDC(直流電流)への変換機能を持つ。本実施形態では、回生運転時に生じた電力を駆動装置10から得てバッテリ24に蓄える。その際、DC/DC変換器22でバッテリ24の規格電圧に変換してバッテリ24に蓄積する。また、力行運転時にバッテリ24の電力を駆動装置10に供給する際に、所定の電圧に変換して駆動装置10に与える。
DC/DC変換器23は、非常用電源装置32とバッテリ装置20の直流母線との間に設けられ、DC(直流電流)から電圧の異なるDC(直流電流)への変換機能を持つ。このDC/DC変換器23は、駆動装置10で得られた回生電力またはバッテリ24の電力をエレベータ制御装置30の非常用電源として利用する場合に用いられる。
エレベータ制御装置30は、「制御盤」とも言われ、エレベータ全体の制御を行う部分である。エレベータ制御装置30には、制御電源トランス31、非常用電源装置32、制御電源装置33、照明電源装置34、制御マイコン35が設けられている。
制御電源トランス31は、一次側に2種類の異なる電圧を入力可能な構成を有する。この制御電源トランス31の一次側の一方に商用電源1が接続され、一次側の他方にバッテリ装置20のAC/DC変換器21が接続されており、これらの電力が変圧されて二次側に接続された制御電源装置33、照明電源装置34に与えられる。
なお、例えばバッテリ装置20から供給される電力の電圧値V2は、商用電源1から供給される電力の電圧値V1よりも低く設定されていてもよい(V2<V1)。これは、駆動装置10とバッテリ装置20との間の電圧降下を考慮してのことである。
非常用電源装置32は、非常灯やインターホンなどの非常時に用いられる機器に対して所要の電力を供給する装置であり、電力供給回路などを含んでいる。制御電源装置33は、制御マイコン35に対して所要の電力を供給する装置であり、電力供給回路などを含んでいる。照明電源装置34は、乗りかご4内の照明・空調機器に対して所要の電力を供給する装置であり、電力供給回路などを含んでいる。
これらのうち、制御電源装置33と照明電源装置34は制御電源トランス31にて変圧された電力を受けて動作し、非常用電源装置32についてはバッテリ装置20からDC/DC変換器23を介して直接電力を受けて動作する。
バッテリ24は、大容量かつ高性能な充放電機能を有する。このバッテリ24としては、例えばリチウムイオン電池が用いられる。
制御マイコン35は、エレベータ運転制御用のコンピュータである。この制御マイコン35は、駆動装置10の駆動制御やバッテリ装置20の充放電制御など、エレベータの運転に関する全体制御を行う。
また、図中のSW1〜4は電力供給/遮断切り替え用のスイッチである。
SW1は、商用電源1とエレベータ制御装置30の電力入力側である制御電源トランス31との間に接続された3相の電力供給ラインに設けられている。このSW1がONしているとき、商用電源1からエレベータ制御装置30に対して電力が供給される。
SW2は、商用電源1と駆動装置10の電力入力側であるコンバータ11との間に接続された3相の電力供給ラインに設けられている。このSW2がONしているとき、商用電源1から駆動装置10に対して電力が供給される。
SW3は、駆動装置10の直流母線間とバッテリ装置20の直流母線間に接続された2本の電力供給ラインに設けられている。このSW3がONしているとき、駆動装置10からバッテリ装置20に対して電力が供給され、また、バッテリ装置20から駆動装置10に対して電力が供給される。
SW4は、バッテリ装置20の電力出力側であるAC/DC変換器21とエレベータ制御装置30の電力入力側である制御電源トランス31に接続された3相の電力供給ラインに設けられている。このSW4がONしているとき、バッテリ装置20からエレベータ制御装置30に対して電力が供給され、また、エレベータ制御装置30を通じてバッテリ装置20に対して電力が供給される。
このような構成において、駆動装置10とエレベータ制御装置30に対してバッテリ装置20が互いの電力をやり取り可能に接続されている。したがって、通常運転時に駆動装置10で得られた回生電力や商用電源電力をバッテリ装置20に蓄え、その蓄えた電力を力行運転時に駆動装置10に供給するだけでなく、エレベータ制御装置30にも与えてエレベータの運転に利用することができる。さらに、パーキング時に駆動装置10に対する電力供給が遮断されている状態でも、商用電源1の電力をエレベータ制御装置30を介してバッテリ装置20に与えてバッテリ24を充電することができる。
すなわち、通常運転時には、SW1がOFF、SW2〜4がONしている。これにより、駆動装置10は商用電源1から供給される電力の他にバッテリ装置20からも電力を受けて動作することができ、また、回生運転時に得られた電力をバッテリ装置20に与えて充電することができる。
一方、エレベータ制御装置30もバッテリ装置20から供給される電力を受けて動作する。この場合、バッテリ装置20からエレベータ制御装置30に対して供給される電力には、駆動装置10で得られた回生電力が含まれる。
このように、通常運転時にバッテリ装置20を有効活用してエレベータの運転を行うことができる。また、停電あるいは商用電源1の欠相異常が発生した場合でも、バッテリ24に蓄えられた電力を利用してエレベータの運転を継続することができる。その際、バッテリ装置20がエレベータ制御装置30に接続されているので、商用電源1からバッテリ装置20への切替え回路は不要であり、バッテリ電力を利用して乗りかご4を最寄階に一旦停止させた後、所定の時間だけ低速あるいは定格速度で運転を続けることができる。
また、例えば夜間などにおいて、通常運転が終了するとエレベータの運転を停止する。これを「パーキング」と呼んでいる。
パーキング時には、SW1がON、SW2〜3がOFF、SW4がONしている。これにより、商用電源1からエレベータ制御装置30の制御電源トランス31を経由してバッテリ24を充電することができる。したがって、パーキングの間にバッテリ24に十分な電力を蓄えてから通常運転を開始することができる。なお、例えば駆動装置10が故障した場合にバッテリ装置20から非常用電源装置32に対して電力を与えることも可能である。
ここで、エレベータ制御装置30には、上述したようなバッテリ装置20を用いた電力供給制御の他に、バッテリ装置20の電力変換器(21,22,23)に用いられている半導体スイッチング素子(IGBT)の異常状態を検出するための機能が備えられている。
以下では、バッテリ装置20のDC/DC変換器22を例にして、このDC/DC変換器22に搭載されたIGBT22aの異常検出を行う構成について説明する。
エレベータ制御装置30には、半導体スイッチング素子の異常検出機能として、電圧検出部41、電圧予測部42、異常判定部43、保護動作部44が備えられている。なお、図1の例では、異常検出機能を実現する電圧検出部41、電圧予測部42、異常判定部43、保護動作部44が制御マイコン35とは別に設けられているが、制御マイコン35内に設けておくことでも良い。
電圧検出部41は、乗りかご4の運転時に監視対象とするIGBT22aのコレクタ−エミッタ間電圧Vceを検出する。
電圧予測部42は、乗りかご4の運転パターンに基づいてバッテリ装置20の電力アシスト量または電力充電量を予測し、その予測した電力からIGBT22aに流れる電流パターンを予測し、その予測した電流パターンからIGBT22aのコレクタ−エミッタ間電圧Vceを予測する。上記運転パターンには、乗りかご4の運転方向、積載荷重および行先階が含まれる。つまり、運転前に乗りかご4の運転パターンとして得られる運転方向、積載荷重および行先階に基づいてインバータ装置13から得られる回生電力(充電電力)またはインバータ装置13に供給するアシスト電力(放電電力)を求め、その予測した電力からIGBT22aに流れる電流と電圧を予測する。
異常判定部43は、電圧予測部42によって予測されたコレクタ−エミッタ間電圧Vceと電圧検出部41によって検出されたコレクタ−エミッタ間電圧Vceとを比較してIGBT22aの異常状態を判定する。この場合、両者の電圧値の差分が予め設定された値以上であれば、IGBT22aが短絡状態にあると判定される。
保護動作部44は、異常判定部43の判定結果に基づいてIGBT22aの保護動作を実施する。具体的には、異常判定部43によってIGBT22aが短絡している状態が判定された場合には、保護動作部44は、直ちに乗りかご4を最寄階に停止させて、バッテリ装置20の駆動を停止する。
次に、IGBT22aの短絡状態を検出する方法について説明する。
図2に示すように、IGBT22aが短絡すると、大きなコレクタ電流Ic(高di/dt)が短絡電流として流れる。このとき、素子の浮遊容量を通じてゲート−エミッタ間電圧Vgeが上昇する現象が発生する。また、図3および図4に示すように、コレクタ電流Icの上昇に伴い、通電時のコレクタ−エミッタ間電圧Vceの値も変化する。
ここで、乗りかご4の運転方向、積載荷重および行先階から回生電力(充電電力)またはアシスト電力(放電電力)が予測可能であり、その予測した電力からIGBT22aに対する通電電流のパターンを予測し、その通電電流からVceの電圧変化を予測することができる。何かの不具合でIGBT22aに短絡が発生すると、上述したようにIGBT22aに大きなコレクタ電流Icが流れるので、Vceの電圧値も変化する。したがって、その変化分を検出すれば、IGBT22aが短絡していることを検出できる。
そこで、図1に示した電圧予測部42では、乗りかご4の運転前にそのときの運転パターン(運転方向、積載荷重および行先階)から回生電力(充電電力)またはアシスト電力(放電電力)を予測し、その予測した電力からIGBT22aに流れる電流パターンを予測し、その電流パターンからIGBT22aのコレクタ−エミッタ間電圧Vceを予測して異常判定部43に与える。なお、予測方法としては、例えば乗りかご4の運転パターン毎にIGBT22aに流れる電流と電圧との関係式を予め用意しておき、その関係式に従って予測する方法などがある。
一方、乗りかご4が運転されると、電圧検出部41によってIGBT22aのコレクタ−エミッタ間電圧Vceが検出され、異常判定部43に与えられる。異常判定部43では、電圧予測部42から与えられたVceの予測値と、電圧検出部41から与えられたVceの検出値とを比較する。
この場合、IGBT22aが正常な状態であれば、予測値と検出値とは同じ値あるいは近似した値になる。IGBT22aが異常な状態であれば、予測値と検出値とは異なる値になる。そこで、異常判定部43は、予測値と検出値との差分を求め、その差分が予め設定された値以上であれば、IGBT22aが異常な状態つまり短絡状態であると判定する。
異常判定部43によってIGBT22aが短絡状態であると判定されると、保護動作部44は、直ちに乗りかご4を最寄階に停止させて、バッテリ装置20の駆動を停止する。これにより、IGBT22aが破損する前にバッテリ装置20の駆動を停止でき、また、乗りかご4の運転を止めて乗客の安全を確保できる。
このように、乗りかご4の運転パターンからVceの電圧値を予測し、その予測された電圧値と運転時に検出した電圧値とを比較することで、IGBT22aの異常状態を検出でき、短絡している場合には即時に保護動作へ移行することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態では、上記第1の実施形態の構成に加え、監視対象であるIGBT22aの劣化状態に応じてVceの予測値を補正する機能を設けたものである。
図5は第2の実施形態に係るエレベータの制御装置の構成を示す図である。なお、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
図5の構成において、図1と異なる点は、エレベータ制御装置21に補正部45が設けられることである。この補正部27は、監視対象であるIGBT22aの劣化状態を判定し、その劣化状態に応じて電圧予測部42が予測するVceの電圧値を補正する。
図6はIGBT14aの概略構成図である。
シリコンからなるIGBTチップ51は、ボンディングワイヤ52を介してセラミック基板53上に形成された主電極に接続される。セラミック基板53は放熱用の銅ベース55に半田54で接合されている。銅ベース55の下には放熱器56が設けられており、矢印で示すように、IGBTチップ51に発生した熱を放熱板である銅ベース55を介して放熱器56に逃がしている。
ここで、エレベータの運転に伴い、IGBT22aが発熱/休止を繰り返して、銅ベース55に温度変動が生じると、セラミック基板53と銅ベース55の熱膨張係数の違いによって、接合部の半田54に応力がかかり、脆化(クラック)が生じる問題がある。
このときの状態が図7である。IGBT22aの経年的な使用に伴い、セラミック基板53と銅ベース55とを接合している半田54の脆化が激しくなると、放熱性能が著しく低下し、ジャンクション温度が上昇してIGBTチップ1が熱で破損する。特にエレベータのような急加速・停止を繰り返す使い方をしている場合、IGBT22aに加わる熱ストレスは大きくなり、上記現象が顕著に現れる。
IGBT22aに通電している電流が一定であれば、図8に示すように、IGBTチップ51の温度Tjによってコレクタ−エミッタ間電圧Vceが変動する。つまり、温度Tjが高くなるほど、Vceの電圧値が上がる。
そこで、保守点検時あるいは図示せぬ監視センタからの遠隔操作により、所定の条件でバッテリ装置20を駆動、IGBT22aの電圧変化を初期値と比較することで、劣化の状態を判定する。
「所定の条件」とは、例えば乗りかご4をパーキングした状態で、SW1をON、SW2〜3をOFF、SW4をONして、商用電源1をバッテリ装置20に接続して充電中の状態にすることである。乗りかご4をパーキングした状態で、商用電源1をバッテリ装置20に接続して充電中の状態にすると、IGBT22aに一定のコレクタ電流Icが流れる。したがって、そのときのコレクタ−エミッタ間電圧Vceを測定すれば、初期値との比較により劣化の進行度が分かる。
図5に示した補正部45は、上記のように一定の条件でIGBT22aを通電したときに検出されるVceの電圧値からIGBT22aの劣化状態を判定し、その劣化状態に応じて電圧予測部42が予測するVceの電圧値を補正する。この場合、IGBT22aの劣化が進んでいるほど、電圧値を上げるようにVceの電圧特性を補正する。異常判定部43では、補正後の電圧特性から得られるVceの予測値と運転時のVceの検出値とを比較してIGBT14aの異常判定を行う。
(変形例)
上記第2の実施形態では、一定の条件でIGBT22aを通電したときに検出されるVceの電圧値からIGBT22aの劣化状態を判定したが、Vgeの電圧値を計測することでも劣化状態を判定することが可能である。
図8に示した特性図は、Vge=15Vのデータである。同じIGBT素子の温度でも、図9に示すようにVgeの値によって、コレクタ−エミッタ間電圧Vceの値が変化する。この例では、Vge=20V,15V,12V,10V,8Vに変えた場合のVceの特性が示されている。
IGBT素子のゲート回路には、アルミ電解コンデンサ等の特性劣化する用品が実装されているので、コレクタ−エミッタ間電圧Vgeが経年的に変化する場合がある。したがって、IGBT22aを通電したときのVgeを測定して初期値と比較すれば、その変動分からIGBT22aの劣化状態を判定できる。
図5に示した補正部45は、上記のように一定の条件でIGBT22aを通電したときに検出されるVgeの電圧値からIGBT22aの劣化状態を判定し、その劣化状態に応じて電圧予測部42が予測するVceの電圧値を補正する。この場合、IGBT22aの劣化が進んでいるほど、電圧値を上げるようにVceの電圧特性を補正する。異常判定部43では、補正後の電圧特性から得られるVceの予測値と運転時のVceの検出値とを比較してIGBT14aの異常判定を行う。
このように、監視対象とするIGBT22aの劣化状態に応じて電圧予測部42によって予測される電圧値を補正することで、IGBT22aの異常状態をより正確に判定でき、短絡している場合には即時に保護動作へ移行することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、上記第1の実施形態の構成に加え、監視対象とするIGBT22aの温度条件を考慮してVceの予測値を補正する機能を設けたものである。
図10は第3の実施形態に係るエレベータの制御装置の構成を示す図である。なお、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
図10の構成において、図1と異なる点は、エレベータ制御装置21に温度検出部46と補正部47が設けられることである。この温度検出部46は、監視対象とするIGBT22aの周囲の温度を検出する。IGBT22aの周囲とは、IGBT22aが搭載されたバッテリ装置20の周囲を含む。補正部47は、温度検出部46によって検出された温度からIGBT22aのジャンクション温度の上昇状態を予測し、そのジャンクション温度の上昇状態に応じて電圧予測部42が予測するVceの電圧値を補正する。
すなわち、IGBT22aが搭載されたバッテリ装置20の周囲の温度は常に一定とは限らず、エレベータの稼働率や季節によっても異なる。特に、夏と冬とでは温度差が顕著に現れる。バッテリ装置20に用いられているIGBT22aのジャンクション温度もその周囲温度の影響を受けるため、Vceの電圧特性を変動するものと考えられる。
そこで、バッテリ装置20の近傍に図示せぬ温度センサを設置しておき、この温度センサによって測定された温度を温度検出部46にて検出する。補正部47では、温度検出部46によって検出された温度を考慮して電圧予測部42が予測するVceの電圧値を補正する。
例えば、IGBT22aの周囲温度が初期時に測定した温度よりも5度高い状況であったとする。このような場合には、その温度差の5度だけ電圧値を上げるようにVceの電圧特性を補正する。これにより、異常判定部43では、補正後の電圧特性から得られるVceの予測値と運転時のVceの検出値とを比較してIGBT14aの異常判定を行う。
(変形例)
上記第3の実施形態では、IGBT22aの周囲温度を考慮してVceの電圧特性を補正したが、IGBT22aの内部温度を考慮してVceの電圧特性を補正することでも良い。
すなわち、夏と冬では冷却の時定数が異なり、通電時のIGBTチップの温度変化に差が発生する。例えば、前からの通電により熱がこもっている場合には、内部温度が高めになる。
そこで、IGBT22aの内部温度を図示せぬ温度センサで測定する構成とし、その温度を温度検出部46にて検出する。補正部47では、温度検出部46によって検出された温度を考慮して電圧予測部42が予測するVceの電圧値を補正する。
例えば、IGBT22aの内部温度が初期時に測定した温度よりも5度高い状況であったとする。このような場合には、その温度差の5度だけ電圧値を上げるようにVceの電圧特性を補正する。これにより、異常判定部43では、補正後の電圧特性から得られるVceの予測値と運転時のVceの検出値とを比較してIGBT14aの異常判定を行う。
このように、監視対象とするIGBT22aの温度条件を考慮してVceの予測値を補正することで、IGBT22aの異常状態をより正確に判定でき、短絡している場合には即時に保護動作へ移行することができる。
なお、上記各実施形態では、バッテリ装置20の中のDC/DC変換器22に搭載されたIGBT22aの異常状態を検出する場合について説明したが、バッテリ装置20に組み込まれた他の電力変換器(AC/DC変換器21,DC/DC変換器23)についても同様である。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、電力充電/アシスト機能を有するバッテリ装置の中の電力変換器に搭載された半導体スイッチング素子の異常状態を検出して即時に保護動作を働かせることのできるエレベータの制御装置を提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…商用電源、2…巻上機、3…ロープ、4…乗りかご、5…カウンタウェイト、10…駆動装置、11…コンバータ、12…平滑コンデンサ、13…インバータ、13a…IGBT、20…バッテリ装置、21…AC/DC変換器、22…DC/DC変換器、22a…IGBT、23…DC/DC変換器、24…バッテリ、30…エレベータ制御装置、31…制御電源トランス、32…非常用電源装置、33…制御電源装置、34…照明電源装置、35…制御マイコン、30…エレベータ制御装置、41…電圧検出部、42…電圧予測部、43…異常判定部、44…保護動作部、45…補正部、46…温度検出部、47…補正部、51…IGBTチップ、52…ボンディングワイヤ、53…セラミック基板、54…半田、55…銅ベース、56…放熱器。
図5の構成において、図1と異なる点は、エレベータ制御装置21に補正部45が設けられることである。この補正部45は、監視対象であるIGBT22aの劣化状態を判定し、その劣化状態に応じて電圧予測部42が予測するVceの電圧値を補正する。
図6はIGBT22aの概略構成図である。
このときの状態が図7である。IGBT22aの経年的な使用に伴い、セラミック基板53と銅ベース55とを接合している半田54の脆化が激しくなると、放熱性能が著しく低下し、ジャンクション温度が上昇してIGBTチップ51が熱で破損する。特にエレベータのような急加速・停止を繰り返す使い方をしている場合、IGBT22aに加わる熱ストレスは大きくなり、上記現象が顕著に現れる。
図5に示した補正部45は、上記のように一定の条件でIGBT22aを通電したときに検出されるVceの電圧値からIGBT22aの劣化状態を判定し、その劣化状態に応じて電圧予測部42が予測するVceの電圧値を補正する。この場合、IGBT22aの劣化が進んでいるほど、電圧値を上げるようにVceの電圧特性を補正する。異常判定部43では、補正後の電圧特性から得られるVceの予測値と運転時のVceの検出値とを比較してIGBT22aの異常判定を行う。
図5に示した補正部45は、上記のように一定の条件でIGBT22aを通電したときに検出されるVceの電圧値からIGBT22aの劣化状態を判定し、その劣化状態に応じて電圧予測部42が予測するVceの電圧値を補正する。この場合、IGBT22aの劣化が進んでいるほど、電圧値を上げるようにVceの電圧特性を補正する。異常判定部43では、補正後の電圧特性から得られるVceの予測値と運転時のVceの検出値とを比較してIGBT22aの異常判定を行う。
例えば、IGBT22aの周囲温度が初期時に測定した温度よりも5度高い状況であったとする。このような場合には、その温度差の5度だけ電圧値を上げるようにVceの電圧特性を補正する。これにより、異常判定部43では、補正後の電圧特性から得られるVceの予測値と運転時のVceの検出値とを比較してIGBT22aの異常判定を行う。
例えば、IGBT22aの内部温度が初期時に測定した温度よりも5度高い状況であったとする。このような場合には、その温度差の5度だけ電圧値を上げるようにVceの電圧特性を補正する。これにより、異常判定部43では、補正後の電圧特性から得られるVceの予測値と運転時のVceの検出値とを比較してIGBT22aの異常判定を行う。

Claims (7)

  1. 乗りかごの回生運転時に発生する電力をバッテリに充電し、力行運転時または停電時に上記バッテリの電力を駆動系にアシストするバッテリ装置の駆動を制御するエレベータの制御装置において、
    上記乗りかごの運転パターンに基づいて上記バッテリ装置の電力アシスト量または電力充電量を予測し、その予測した電力から上記バッテリ装置の中の電力変換器に搭載された半導体スイッチング素子に流れる電流パターンを予測し、その予測した電流パターンから上記半導体スイッチング素子のコレクタ−エミッタ間の電圧値を予測する電圧予測手段と、
    上記乗りかごの運転時に上記半導体スイッチング素子のコレクタ−エミッタ間の電圧値を検出する電圧検出手段と、
    上記電圧予測手段によって予測された電圧値と上記電圧検出手段によって検出された電圧値とを比較して上記半導体スイッチング素子の異常状態を判定する異常判定手段と、
    この異常判定手段の判定結果に基づいて上記半導体スイッチング素子の保護動作を実施する保護動作手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 上記異常判定手段は、
    上記電圧予測手段によって予測された電圧値と上記電圧検出手段によって検出された電圧値との差分が予め設定された値以上であった場合に上記半導体スイッチング素子が短絡状態にあると判定することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
  3. 一定の条件で上記半導体スイッチング素子を通電したときのコレクタ−エミッタと予め設定された初期値との比較から上記半導体スイッチング素子の劣化状態を判定し、その劣化状態に応じて上記電圧予測手段が予測する電圧値を補正する補正手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
  4. 一定の条件で上記半導体スイッチング素子を通電したときのゲート−エミッタ間の電圧値と予め設定された初期値との比較から上記半導体スイッチング素子の劣化状態を判定し、その劣化状態に応じて上記電圧予測手段が予測する電圧値を補正する補正手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
  5. 上記半導体スイッチング素子の周囲の温度を検出する温度検出手段と、
    この温度検出手段によって検出された温度から上記半導体スイッチング素子のジャンクション温度の上昇状態を予測し、そのジャンクション温度の上昇状態に応じて上記電圧予測手段が予測する電圧値を補正する補正手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
  6. 上記半導体スイッチング素子の内部の温度変化を検出する温度検出手段と、
    この温度検出手段によって検出された温度変化に応じて上記電圧予測手段が予測する電圧値を補正する補正手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
  7. 上記半導体スイッチング素子は、IGBTであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のエレベータの制御装置。
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