JP5546438B2 - 交流モータ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電源からの直流電力をインバータにより交流電力に変換し交流モータに供給するとともに、直流電力を制御するための電力貯蔵装置を備える交流モータ駆動装置に係り、特には電力貯蔵装置の電力貯蔵要素を放電する際に電源回生を行う交流モータ駆動装置に関する。
交流モータ駆動装置では、交流モータの力行時には加速のために大きな駆動電流が流れる一方、減速時には回生電流が生じる。その際、特に、モータの回生電流を単に抵抗で消費して熱として放出するのは、エネルギ利用効率が悪く好ましくない。
このため、従来技術では、直流化用のコンバータと交流化用のインバータとの間に、大容量の電解コンデンサや電気二重層キャパシタなどを電力貯蔵要素とする電力貯蔵装置を介在させる。そして、モータ力行時には電力貯蔵装置に蓄積されている電力をインバータを介して交流モータへ供給する一方、モータ回生時にはその回生電力をインバータを介して電力貯蔵装置に蓄積することにより、モータ駆動電流の平準化を図るとともに、回生電力を有効利用するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、一日の操業が終了するなどして交流モータの稼働を停止させる場合には、電力貯蔵装置に蓄積されたエネルギを積極的に放電することが望ましい。すなわち、電力貯蔵装置に電力が蓄積されたままの状態にしておくと、電解コンデンサや電気二重層キャパシタなどの電力貯蔵要素が高電圧状態に充電されたままになって特性劣化が顕著になり、寿命が短くなる。また、電力貯蔵装置の保守点検などを行う場合に、電力貯蔵装置が高電圧状態に充電されたままであると作業員の安全性を著しく損なう。さらに、電力貯蔵装置が高電圧状態に充電されたままであるとその電力貯蔵要素の電圧バランスを保つために接続するバランス抵抗に電流が自然に流れて無駄な損失が生じるなどの不都合が生じる。
したがって、交流モータの稼働停止時には、電力貯蔵装置に蓄積されたエネルギを積極的に電源側に回生して電力貯蔵装置の出力電圧を十分に低いレベルまで低下させれば、電力貯蔵要素の長寿命化や、安全性の確保のみならず、エネルギ全体の利用効率を高めることがきる。
そこで、従来技術では、直流化用のコンバータ、電力貯蔵装置、および交流化用のインバータが順次接続されたモータ電力供給路に対して、上記直流化用のコンバータの入力側にリレー回路を設けるとともに、電力貯蔵装置の電圧を昇圧する昇圧型のDC/DCコンバータと、この昇圧後の電力を交流化するACインバータとを設け、モータ稼働停止に応じてリレー回路をオフにして電力貯蔵装置を交流電源側から切り離す一方、電力貯蔵装置の電圧をDC/DCコンバータで一旦昇圧してからACインバータで交流化して交流電源にエネルギを回生するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平4−75485号公報 特開2006−101600号公報
しかしながら、上記の特許文献2記載の従来技術の交流モータ駆動装置にあっては、上述のように、電力貯蔵装置に蓄積されたエネルギを交流電源側に回生する上で、リレー回路、昇圧型のDC/DCコンバータ、およびインバータといった電源回生用の専用の追加回路を必要とするため、余分なコストが発生する。
しかも、従来は電力貯蔵装置のエネルギを昇圧型のDC/DCコンバータを介して交流電源側に回生する場合、その回生時の放電電流の大きさについては未だ十分に考慮されていない。そのため、特に大容量の電力貯蔵装置からの放電電流が大きい場合には、その電力貯蔵装置を構成する電力貯蔵要素の内部抵抗に起因するエネルギ損失が大きくなってエネルギ効率を高める上で不十分なだけでなく、そのエネルギ損失によって電力貯蔵要素が温度上昇し、寿命低下につながるなどの不具合がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、交流モータの稼働停止に応じて電力貯蔵装置に蓄積されたエネルギを電源側に回生する場合に従来のような専用の追加回路を必要としない交流モータ駆動装置を提供することを目的とする。また、電力貯蔵装置の放電に伴う電力貯蔵要素のエネルギ損失を極力低減することができてエネルギ効率が高く、かつ、電力貯蔵要素の長寿命化にも寄与することができる交流モータ駆動装置を提供することを目的とする。
本発明は、直流電源から直流電力が供給される直流母線に接続されて交流モータを駆動するインバータと、上記直流母線に並列に接続された電力貯蔵装置とを備える交流モータ駆動装置において、上記電力貯蔵装置は、エネルギを蓄積する電力貯蔵要素と、上記直流母線を介した上記電力貯蔵要素への充電および上記電力貯蔵要素からの上記直流母線側への放電の双方動作が可能な双方向型のDC/DCコンバータと、上記DC/DCコンバータの動作を制御する制御手段と、を含み、上記制御手段は、上記交流モータの稼動を停止させる際には上記電力貯蔵要素に蓄積されたエネルギを上記DC/DCコンバータを制御して定電流で放電して電源回生を行うものであって、上記電力貯蔵要素を定電流放電する場合の制御目標値となる放電電流指令値を作成する放電電流指令値生成部を有し、この放電電流指令値生成部は、複数の回生電力量と放電所要時間の概算値の組み合わせの内の一つに適合した上記放電電流指令値を作成する電流指令値作成手段を備えることを特徴としている。
本発明によれば、電力貯蔵要素に蓄積されたエネルギを放電する際、DC/DCコンバータを介して定電流で電源回生を行うので、従来のような追加回路を設けなくてもエネルギを有効利用でき、しかも、電力貯蔵装置を構成する電力貯蔵要素の内部抵抗に起因するエネルギ損失を低減することができる。このため、電力貯蔵要素の温度上昇を抑制して長寿命化に寄与できる。さらに、放電電流指令値生成部は電力貯蔵要素を定電流放電する場合の制御目標値となる放電電流指令値を作成するが、その際、この放電電流指令値生成部が備える電流指令値作成手段は、複数の回生電力量と放電所要時間の概算値の組み合わせの内の一つに適合した放電電流指令値を作成するので、交流モータの稼動を停止させる際に回生電力量優先と放電所要時間優先の重要度に応じた放電方法から選択した放電電流指令値を用いて定電流で電力貯蔵要素を放電することができる。これによりエネルギ利用効率が高まるとともに,放電所要時間も考慮することができるようになるため業務効率が向上する。
本発明の実施の形態1における交流モータ駆動装置の全体を示す構成図である。 同交流モータ駆動装置の直流電源部分の詳細を示す回路図である。 同交流モータ駆動装置の電力貯蔵装置の詳細を示す構成図である。 図3の電力貯蔵装置を構成する電力貯蔵要素の詳細を示す構成図である。 図3の電力貯蔵装置を構成するDC/DCコンバータの詳細を示す回路図である。 図3の電力貯蔵装置を構成する他の種類のDC/DCコンバータの詳細を示す回路図である。 図4に示す電力貯蔵要素を定電流で放電した場合の波形図である。 図4に示す構成の電力貯蔵要素に放電抵抗を接続して自然放電させた場合の波形図である。 同交流モータ駆動装置の制御手段が備えるゲート信号生成部の具体的な構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2の交流モータ駆動装置における制御手段が備えるゲート信号生成部の具体的な構成の一例を示すブロック図である。 図10に示すゲート信号生成部で生成されたゲート信号に基づくDC/DCコンバータの制御により電力貯蔵要素を定電流で放電した場合の波形図である。 本発明の実施の形態3における交流モータ駆動装置の電力貯蔵装置を示す構成図である。 同交流モータ駆動装置の制御手段が備えるゲート信号生成部の具体的な構成の一例を示すブロック図である。 図13に示すゲート信号生成部において、温度検出値に基づいて放電電流指令値を決定する場合の両者の関係を示す特性図である。 本発明の実施の形態4に係る交流モータ駆動装置の制御手段を構成するゲート信号生成部において、温度検出値に基づいて放電電流指令値を決定する場合の両者の関係を示す特性図である。 本発明の実施の形態5における交流モータ駆動装置の放電電流指令値生成部の一例を示す構成図である。 同放電電流指令値生成部の変形例を示す構成図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における交流モータ駆動装置の全体を示す構成図である。
この実施の形態1の交流モータ駆動装置は、直流電源1から直流電力が供給される直流母線2に接続された複数のインバータ3,3,…と、直流母線2に並列に接続された一つの電力貯蔵装置5とを備え、各インバータ3,3,…には個別に交流モータ4,4,…が接続されている。
そして、直流電源1より出力された直流電力は、直流母線2を介して各インバータ3,3,…に供給され、各インバータ3,3,…で所望の交流電圧を発生させて交流モータ4,4,…を駆動する。なお、ここでは直流母線2に対して各インバータ3,3,…と交流モータ4,4,…とが複数組設けられているが1組だけ接続される場合もある。
上記の直流電源1は、例えば図2に示すように、リアクトル13、電力の回生が可能な全波整流用の整流器14、および平滑コンデンサ15を有する。そして、交流電源11からの交流電力はトランス12、リアクトル13を介して整流器14に入力され整流化された後、平滑コンデンサ15で平滑されることにより直流電力を得ている。
電力貯蔵装置5は、図3に示すように、エネルギを蓄積する電力貯蔵要素21と、直流母線2を介した電力貯蔵要素21への充電および電力貯蔵要素21からの直流母線2側への放電の双方動作が可能な双方向型のDC/DCコンバータ22と、このDC/DCコンバータ22の動作を制御するマイクロコンピュータなどの制御手段23を含む。なお、制御手段23は、さらに図示しない上位の制御手段と接続される場合もある。特に、この実施の形態1において、制御手段23は、後に詳述するように、交流モータの稼動停止時には、電力貯蔵要素21に蓄積されたエネルギを積極的に放電し電源側に回生する場合にはDC/DCコンバータ22により定電流で電源回生を行うように構成されている。
電力貯蔵要素21は、例えば図4のように構成される。すなわち、電力貯蔵要素21は、電気二重層キャパシタ(EDLC)からなる複数のEDLCセル31,31,…を直列接続するとともに、各EDLCセル31,31,…間の電圧のばらつきを低減するために、各EDLCセル31,31,…に対して電圧バランス抵抗33,33,…を個別に並列接続してなるEDLCモジュール32,32,…を有する。そして、電力貯蔵要素21は、これらのEDLCモジュール32,32,…のm×n(m、nは1以上の数)個を直・並列接続することでEDLCユニットとして構成されている。
このように構成される電力貯蔵要素21は、その静電容量が例えば1F程度の大容量のものであって、1つのEDLCセル31の静電容量は、通常100Fを超すが最大電圧は概ね3V以下である。また、直流母線2の電圧は、通常300Vや600Vであるから、実用上は電力貯蔵要素21の電圧は150V以上になる。なお、電力貯蔵要素25にはヒューズやブレーカなどを含むこともあるが、ここでは省略する。また、電圧バランス抵抗33は省略したり、他の方式をとったりすることも可能である。
一方、DC/DCコンバータ22は、図5に示すように、直流母線2を介した電力貯蔵要素21への充電および電力貯蔵要素21から直流母線2への放電の双方動作が可能な一般的な双方向型のチョッパ回路であって、高圧側が直流母線2に、低圧側が電力貯蔵要素21にそれぞれ接続されている。
そして、このDC/DCコンバータ22の具体的な構成として、IGBTなどの自己消弧型半導体スイッチング素子41a,41bが直列に接続され、これらのIGBT41a,41bに対してはそれぞれ逆並列に還流ダイオード42a,42bが接続されている。また、IGBT41aと還流ダイオード42bの接続点にはDCリアクトル43の一端が接続され、IGBT41aのコレクタとIGBT41bのエミッタとはそれぞれ直流母線2および一方の平滑コンデンサ44aに接続され、さらに、リアクトル43の他端とIGBT41bのエミッタとは電力貯蔵要素21および他方の平滑コンデンサ44bにそれぞれ接続されている。なお、各平滑コンデンサ44a,44bは省略されることもある。
また、DC/DCコンバータ22としては、図5に示した構成のものに限らず、例えば図6(a)〜(c)にそれぞれ示すような構成のDC/DCコンバータを適用することができる。
図6(a)のDC/DCコンバータは、3多重の双方向チョッパで、この場合は、DCリアクトル毎に電流センサが設置される。そして、位相を多重化し、キャリア位相をシフトさせると入出力電流のリプルが低減でき、さらに半導体素子やDCリアクトルの電流容量を低減できる利点がある。また、図6(b)のDC/DCコンバータは、昇降圧双方向チョッパであり、また図6(c)のDC/DCコンバータは、3多重の昇降圧双方向チョッパである。なお、昇降圧双方向チョッパは、電力貯蔵要素21が直流母線2よりも高電圧となっている間も電力貯蔵要素21からの放電電流が一定になるように制御を行うことが可能である。
制御手段23は、例えば図5の構成において、DC/DCコンバータ22に設けられた電圧センサ45a,45bや電流センサ46a,46bの各検出値に基づいて、DC/DCコンバータ22のIGBT41a,IGBT41bのスイッチング制御を行うためのゲート信号を出力する。なお、制御手段23に入力される検出値は一例であって、他の検出値が入力されることもある。また、図示しない上位のコントローラと信号の授受を行う場合もある。
上記構成の交流モータ駆動装置において、例えば一日の操業が終了し交流モータ4の稼働を停止させる場合には、前述のように、電力貯蔵要素21の長寿命化や、安全性の確保、エネルギ全体の利用効率を高めるなどのために、制御手段23によりDC/DCコンバータ22を制御して電力貯蔵要素21に蓄積されたエネルギを放電させる。
その際、電力貯蔵要素21の内部抵抗および放電電流の大きさがエネルギ損失の大小に影響し、電力貯蔵要素21の温度が上昇する原因となる。そこで、いま、電力貯蔵要素21に流れる放電電流をI、内部抵抗の値をRとしたとき、その電力損失Pは、P=I・Rとなる。電力貯蔵要素21に蓄積されているエネルギが一定であるならば、放電時に発生する内部抵抗Rに起因する電力損失Pの積算値であるエネルギ損失W(=∫(I・R)dt)は、電力貯蔵要素21に流れる放電電流Iの二乗で効いてくるので、電力貯蔵要素21を定電流で放電すればエネルギ損失Wを小さくすることができる。
このことの例証を図7および図8に示す。ここでは、電力貯蔵要素21の静電容量が2F、内部抵抗が90mΩで300Vに充電されており、このとき蓄積されているエネルギ量は90kJである。
図7は、電力貯蔵要素21を30Aの定電流で放電した際の放電電圧V、放電電流I(放電を正)、電力損失P、エネルギ損失Wの各測定結果を示したものである。また、図8は、電力貯蔵要素21に3Ωの放電抵抗を接続して自然放電させた際の放電電圧V、放電電流I(放電を正)、電力損失P、エネルギ損失Wの各結果の一例を示したものである。
図7および図8を比較して分かるように、同時間の放電完了後、わずかに定電流放電した場合の電圧Vの方が小さくなっていることが確認できる。また、エネルギ損失Wは、図7の定電流放電の場合、図8の抵抗放電に比べて約60%にとどまっており、電力貯蔵要素21の内部抵抗に起因するエネルギ損失Wが小さく、電力貯蔵要素21の温度上昇が抑制される。また、図8の抵抗放電の場合には、放電開始時に電力貯蔵要素21の放電電圧Vが高いために放電電流Iとして大電流が流れ、その後は急激に減少するため放電速度も低下する。
そこで、例えば一日の操業が終了し交流モータ4の稼働を停止させるために、電力貯蔵要素21に蓄積されたエネルギを放電して電源回生するための放電指令が与えられた場合、これに応じて制御手段23は、DC/DCコンバータ22のリアクトル43(図5参照)に流れる平均電流が一定になるように、IGBT41a,41bのオン時間を制御して電力貯蔵要素21から直流母線2への放電を行う。そして、電力貯蔵要素21の電圧が、略零あるいは感電の危険性が少ない、あるいは電圧バランス抵抗33で放電できる程度の充分低い電圧に達した時点で制御手段23による放電制御が停止する。
図9は、DC/DCコンバータ22を制御して電力貯蔵要素21に蓄積されたエネルギを定電流で電源回生を行うために、制御手段23に設けられるゲート信号生成部24の具体的な構成の一例を示すブロック図である。
このゲート信号生成部24では、放電電流指令値IL*と電流検出器46bで検出されたDCリアクトル電流検出値ILとを減算器51に入力する。その出力をPI制御器52に入力し比例積分演算を行って出力する。このPI制御器52の出力は、放電電圧指令値V*に相当する。次にリミッタ53は、この放電電圧指令値V*を例えば最大電圧と最小電圧の間の値に制限する。
一方、リミッタ54は、電圧検出器45aで検出された直流母線2の電圧である母線電圧検出値Vloadを零よりも大きな値に制限する。除算器55は、放電電圧指令値V*を母線電圧検出値Vloadで除してPWM指令値を求める。このPWM指令値とキャリア(この場合は0〜1の範囲の三角波)をコンパレータ56で比較することで、IGBT41aのゲート信号IGBTpが、またこれをインバータ57でレベル反転することによりIGBT41bのゲート信号IGBTnがそれぞれ作成される。これにより、電力貯蔵要素21の出力電圧はDC/DCコンバータ22で昇圧されるとともに、電力貯蔵要素21に蓄積されたエネルギが直流母線2側に向けて定電流で放電される。そして、電力貯蔵要素21が充分に低い電圧まで達した時点で制御手段23による放電制御が停止する。
なお、実際にはゲート信号IGBTpとIGBTnの間には短絡防止期間が設けられる。また、放電時には一方のゲート信号IGBTpを常にL、すなわちオフとしておいてもよい。このときには短絡防止期間は設けなくてよい。
このようにして、定電流により電力貯蔵要素21に蓄積されたエネルギが放電されると、直流母線2の電圧が上昇し、直流母線2の電圧上昇に応じて図2の整流器14を介して交流電源11に向けて電力が回生される。その際、DC/DCコンバータ22による損失が幾分発生するものの、図8に示したように、抵抗放電では全て抵抗成分で電力が消費されるのに対し、図7に示したように、定電流放電では、電力貯蔵要素21の内部抵抗に起因するエネルギ損失Wが小さくなるため、省エネルギ効果が大きい。さらに、許容される放電時間に応じてこれに適合した放電抵抗を選択する必要がないという効果ももたらす。
以上のように、この実施の形態1では、電力貯蔵要素21に蓄積されたエネルギをDC/DCコンバータ22を介して定電流で放電して電源回生を行うので、従来のような放電専用の追加回路を設けなくてもエネルギを有効利用できる。しかも、電力貯蔵要素21の内部抵抗に起因するエネルギ損失も低減することができる。このため、電力貯蔵要素21の温度上昇を抑制して長寿命化に寄与しつつ、放電時間を短縮化することができる。
実施の形態2.
図10は本発明の実施の形態2の交流モータ駆動装置における制御手段が備えるゲート信号生成部の具体的な構成の一例を示すブロック図であり、図9に示した実施の形態1と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態2の特徴は、電力貯蔵要素21からの放電電力が予め設定された規定値以上の場合には、放電電力が予め設定された規定値と等しくなるまで制御手段23が放電電流を低減する制御を行うように構成されていることである。
すなわち、この実施の形態2では、例えば一日の操業が終了し交流モータ4の稼働を停止させるために、電力貯蔵要素21に蓄積されたエネルギを放電して電源回生するための放電指令が与えられた場合、これに応じて、図10に示すゲート信号生成部24において、定電流放電の放電電流指令値IL*と電圧検出器45bで検出された電力貯蔵要素21の出力電圧である電圧検出値Vedlcとを乗算器58に入力して放電電力指令PL*を求める。そして、次段のリミッタ59により、放電電力指令PL*に対して制限をかける。この場合、リミッタ59によって放電電力指令PL*に対して制限をかけるための規定値は、DC/DCコンバータ22の電力定格、整流器14やACリアクトル13、トランス12の容量などを考慮して予め設定される。こうして制限された放電電力指令PL*を次の除算器61により電圧検出値Vedlcで除すことで電力制限付の放電電流指令値を求める。なお、リミッタ60は、除算器61で放電電力指令PL*を零で除算しないために設けられたものである。
こうして電力制限付の放電電流指令値が得られた以降の各ゲート信号IGBTp,IGBTnが生成されるまでの信号処理の構成および処理内容は、図9に示した場合と同様であるからここでは説明は省略する。
図11は、電力貯蔵要素21の放電電力を7.5kWに制限した状態で、30Aの定電流で放電した際の放電電圧V、放電電流I(放電を正)、電力損失P、エネルギ損失Wの各測定結果を示したものである。図11から分かるように、放電開始から時刻tに至る間は放電電力が7.5kWに制限されているため、放電電流Iが小さくなっている。
定電流放電の際、放電電圧Vが高い場合に放電電力が大きく、放電電圧Vが低い場合に放電電力が小さい。したがって、この実施の形態2においては、放電電圧Vが高いときには、DC/DCコンバータ22や回生可能な整流器14、さらにはACリアクトル13やトランス12の容量に応じて回生電力を制限する一方、制限範囲外では定電流放電を行うことができる。
以上のように、この実施の形態2では、制御手段23が電力貯蔵要素21からの放電電力が予め設定された規定値以上の場合には、放電電力が規定値と等しくなるまで放電電流を低減する制御を行うので、電力貯蔵要素21の電圧が高い領域において放電電力を制限することができる。このため、DC/DCコンバータ22の電力定格を超過することがなくなり、装置故障を防ぐことができる。さらに、電力制限にとらわれず放電電流の電流指令値を決めることができるため、実施の形態1と同様、電力貯蔵要素21の内部抵抗に起因するエネルギ損失を低減して温度上昇を抑制することで長寿命化に寄与しつつ、放電時間を短縮化することができる。
実施の形態3.
図12は本発明の実施の形態3における交流モータ駆動装置の電力貯蔵装置を示す構成図、図13は同交流モータ駆動装置の制御手段が備えるゲート信号生成部の具体的な構成の一例を示すブロック図であり、図3および図9に示した実施の形態1と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態3では、電力貯蔵要素24の例えば収納ケースに温度センサ25を取り付け、この温度センサ25で雰囲気温度を検出し、その温度検出値Tが制御手段23に入力されるようにしている。そして、制御手段23のゲート信号生成部24は、温度検出値Tと放電電流指令値IL*とが予め対応付けられたテーブル62を備えており、温度検出値Tに基づいてテーブル62を参照してこれに対応する放電電流指令値IL*を出力する。この場合、上記のテーブル62には、図14に示すように、基準値Taを境に放電電流指令値IL*が大小切り替わるように設定されている。なお、この基準値Taは、特許請求の範囲の第1の基準値に対応している。
したがって、テーブル62からは、温度検出値Tが予め設定された基準値Ta未満では一定の放電電流指令値IL*が出力されるが、温度検出値Tが基準値Ta以上になると放電電流指令値IL*が低下される。こうして放電電流指令値IL*が得られた以降の各ゲート信号IGBTp,IGBTnが生成されるまでの信号処理の構成および処理内容は、図9に示した場合と同様であるからここでは説明は省略する。
以上のように、この実施の形態3では、電力貯蔵要素21の温度を考慮して放電電流指令値IL*を決めることができるため、温度検出値Tが予め設定した基準値Taを越える場合には、電力貯蔵要素21の放電電流Iを減少させることで放電電力を減少させ、電力貯蔵要素21の内部抵抗に起因するエネルギ損失Wを低減して温度上昇を抑え、劣化を防ぐことができるとともに、温度検出値Tが予め設定した基準値Ta未満で電力貯蔵要素21の温度が高くないときには放電時間を短縮化することができる。
なお、ここでは、電力貯蔵要素24の収納ケースに温度センサ25を取り付けて雰囲気温度を検出しているが、これに限らず、収納ケースの内部に温度センサ25を設けてもよく、その温度検出場所や検出個数については特に限定されるものではない。また、ここでは、図14に示したように、基準値Taを境にして放電電流指令値IL*が大小切り替わるようにしているが、これに限らず、温度検出値Tが基準値Taを越えた場合には、放電電流指令値IL*が温度上昇に応じて漸次低下するようにしてもよい。さらに、この実施の形態3の構成に加えて、実施の形態2のようにリミッタ59を設けて放電電力を制限するようにしてもよい。
実施の形態4.
この実施の形態4のゲート信号生成部24の基本的な構成は、図13に示した実施の形態3と同様であるが、異なる点は、ゲート信号生成部24に設けられるテーブル62において、図15に示すように、温度検出値Tが第1の基準値Ta以上の場合には実施の形態3の場合と同様に放電電流指令値IL*を低下させる一方、温度検出値Tが第2の基準値Tb(<Ta)未満の場合には放電電流指令値IL*を増加させるように設定されていることである。その他は、上記の実施の形態3と同様であるためここでは詳しい説明は省略する。
電力貯蔵要素21の内部抵抗は、一般に低温の場合に上昇して放電電流が流れにくくなるため、内部抵抗が下がってくる温度まで上昇させてから放電することが望ましい。したがって、この実施の形態4では、電力貯蔵要素21の温度を温度センサ25で検出した際、その検出温度検出値Tが第2の基準値Tb未満の場合には放電電流指令値IL*を積極的に上昇させる。これにより、全体としての放電時間を短縮化しつつ、電力貯蔵要素21の内部抵抗に起因するエネルギ損失の合計を低減することができる。その他の作用効果は、実施の形態3と同様である。
実施の形態5.
図16は本発明の実施の形態5における交流モータ駆動装置の放電電流指令値生成部の一例を示す構成図である。
電力貯蔵要素21に蓄積されたエネルギを放電して電源回生する際、電力貯蔵要素21の放電電流が大きい場合は放電所要時間が短くなり、その分、内部抵抗によるエネルギ損失が大きいので、回生電力量が小さくなる。これに対して、放電電流が小さい場合は、その分、内部抵抗によるエネルギ損失が小さいので、放電所要時間が長くなるが、回生電力量は大きくなる。このように、電源回生する方法によってそれぞれメリット、デメリトットがあるため、作業者は、電源回生の際の状況に応じて回生電力量優先か放電所要時間優先かといった放電方法を選択できるようにするのが望ましい。
そこで、この実施の形態5では、実施の形態1〜4のいずれかの構成に加えて、図16に示すように、電力貯蔵要素21を定電流放電する際に制御目標値となる放電電流指令値を作成する放電電流指令値生成部26を設け、一日の操業が終了し交流モータ4の稼働を停止させる場合に、作業者が放電方法を選択すると、その方法に適合した放電電流指令値IL*が得られるようにしたものである。
すなわち、この実施の形態5の放電電流指令値生成部26は、電力貯蔵要素21に蓄積されたエネルギの放電指令が与えられるのに応じて複数の回生電力量と放電所要時間の組み合わせを算出する電力量・時間計算手段71と、この電力量・時間計算手段71で算出される上記複数の組み合わせの算出結果を表示する表示器72と、この表示器72に表示された複数の組み合わせの内から一つの回生電力量と放電所要時間の組み合わせが選択された場合にはこの選択された組み合わせ(回生電力量および放電所要時間)に適合した放電電流指令値IL*を作成する電流指令値作成手段73とを備えている。
上記構成において、例えば一日の操業が終了し交流モータ4の稼働を停止させるために、電力貯蔵要素21に蓄積されたエネルギを放電して電源回生するための放電指令が与えられると、これに応じて、電力量・時間計算手段71は、電圧センサ45bや温度センサ25によって検出される電力貯蔵要素21の放電電圧Vと温度検出値Tとを取り込むとともに、内部に予め登録されている電力貯蔵装置5に関する仕様データに基づいて、複数の回生電力量および放電所要時間の概算値を算出し、その算出結果を表示器72に表示する。その際、電力量・時間計算手段71は、回生電力量と放電所要時間と共に、これらに対応した複数の放電電流指令値IL*についても概算してこれらを表示器72に表示する。
ここで、作業者は、表示された複数の組み合わせ(回生電力量および放電所要時間)の内から、回生電力量優先か放電所要時間優先かを考慮して、一つの回生電力量と放電所要時間の組み合わせを選択する。そして、図示しないキーボード等の操作手段から組み合わせが選択入力されると、これに応じて、電流指令値作成手段73はこの選択された組み合わせ(回生電力量および放電所与時間)に適合した放電電流指令値IL*を作成し、この放電電流指令値IL*を、例えば図9に示したようなゲート信号生成部24に出力する。これにより、エネルギ利用効率が高まるとともに、作業者は放電所要時間の観点からも放電方法を選択できるため、業務効率が向上する。
なお、図16に示した放電電流指令値生成部26の構成に代えて、図17に示すような構成とすることも可能である。
すなわち、図17に示す構成の放電電流指令値生成部26では、電力量・時間テーブル75を備えており、この電力量・時間テーブル75には、回生電力量優先か放電所要時間優先といった各種の放電条件ごとに、これらの各放電条件を満たす複数の回生電力量と放電所要時間との概算値が予めテーブル形式でデータ登録されている。
そして、作業者が毎日の操業終了時や保守時といった放電状況に応じて一つの放電条件を選択すると、電力量・時間テーブル75から、その選択された一つの放電条件に適合した回生電力量と放電所要時間の概算値が読み出されて表示器72に表示されるとともに、電流指令値作成手段73にも与えられる。したがって、作業者が放電条件を変更しない限り、電力量・時間テーブル75からは選択された放電条件に適合した回生電力量と放電所要時間との概算値が継続して出力される。
作業者は、電力貯蔵要素21に蓄積されたエネルギを放電して電源回生するための放電指令を与える際に、表示器72に表示された概算値(回生電力量および放電所要時間)の内容を見て、その内容に変更が無ければ、図示しないキーボード等の操作手段から放電条件決定指令を電流指令値作成手段73に与える。これに応じて、電流指令値作成手段73は、電圧センサ45bや温度センサ25によって検出される電力貯蔵要素21の放電電圧Vと温度検出値Tとを取り込むとともに、電力量・時間テーブル75から与えられる概算値、および内部に予め登録されている電力貯蔵装置5に関する仕様データに基づいてこれらの条件に適合した放電電流指令値IL*を作成し、この放電電流指令値IL*を、例えば図9に示したようなゲート信号生成部24に出力する。
この方法では、放電条件を変更しない限り、作業者は放電条件に適合した概算値(回生電力量と放電所要時間)をその都度選択して入力する必要が無く、放電条件決定指令を与えるだけで毎日の操業終了時や保守時といった放電状況に応じて好ましい放電方法を自動的に選択できるので業務効率が向上する。
以上のように、この実施の形態5では、毎日の操業終了時や保守時といった放電状況を考慮して、好ましい放電方法を選択すると、その放電方法に適合した放電電流指令値IL*が自動的あるいは半自動的に決定されるため、電力貯蔵要素21の蓄積エネルギを有効に使用できるだけでなく、その内部抵抗に起因するエネルギ損失を低減して劣化を防ぐことができる。
実施の形態6.
上記の各実施の形態1〜5では、電力貯蔵要素21として、電気二重層キャパシタ(EDLC)を使用した場合について説明したが、このようなものに限らず、例えば電解コンデンサや、リチウムイオン二次電池などの電池で構成されたものであってもよい。
特に、リチウムイオン二次電池の場合、これを保存する際の充電状態(SOC)は例えば20%が推奨されている。SOCが高いと劣化が促進されるだけでなく、蓄積エネルギが大きいため短絡時などの危険が大きくなる。このため、保守時や一定期間休止する間はSOCを低下させておくことが望ましい。また、EDLCと同様に内部抵抗によるエネルギ損失も無視できない。さらには高温を避けるべきこと、低温時に内部抵抗が上昇することも同様である。したがって、電力貯蔵要素21としてリチウムイオン二次電池を使用する場合も、実施の形態1〜5で説明したような方法で所定のSOCまで放電を行うことが有効である。
1 直流電源、2 直流母線、3 インバータ、4 交流モータ、5 電力貯蔵装置、21 電力貯蔵要素、22 DC/DCコンバータ、23 制御手段、
24 ゲート信号生成部、25 温度センサ、26 放電電流指令値生成部、
71 電力量・時間計算手段、72 表示器、73 電流指令値作成手段、
75 電力量・時間テーブル。

Claims (6)

  1. 直流電源から直流電力が供給される直流母線に接続されて交流モータを駆動するインバータと、上記直流母線に並列に接続された電力貯蔵装置とを備える交流モータ駆動装置において、
    上記電力貯蔵装置は、エネルギを蓄積する電力貯蔵要素と、上記直流母線を介した上記電力貯蔵要素への充電および上記電力貯蔵要素からの上記直流母線側への放電の双方動作が可能な双方向型のDC/DCコンバータと、上記DC/DCコンバータの動作を制御する制御手段と、を含み、
    上記制御手段は、上記交流モータの稼動を停止させる際には上記電力貯蔵要素に蓄積されたエネルギを上記DC/DCコンバータを制御して定電流で放電して電源回生を行うものであって、上記電力貯蔵要素を定電流放電する場合の制御目標値となる放電電流指令値を作成する放電電流指令値生成部を有し、この放電電流指令値生成部は、複数の回生電力量と放電所要時間の概算値の組み合わせの内の一つに適合した上記放電電流指令値を作成する電流指令値作成手段を備えることを特徴とする交流モータ駆動装置。
  2. 上記制御手段は、上記電力貯蔵要素からの放電電力が予め設定された規定値以上の場合には、上記放電電力が上記規定値と等しくなるまで放電電流を低減する制御を行うものである請求項1記載の交流モータ駆動装置。
  3. 上記電力貯蔵要素の温度を検出する温度センサを備え、上記制御手段は、上記温度センサの温度検出値が予め設定された第1の基準値以上の場合には放電電流を上記第1の基準値未満の場合の放電電流よりも低下するように制御を行うものである請求項1または請求項2に記載の交流モータ駆動装置。
  4. 上記電力貯蔵要素の温度を検出する温度センサを備え、上記制御手段は、上記温度センサの温度検出値が予め設定された第2の基準値未満の場合には、放電電流を上記第2の基準値以上の場合の放電電流よりも増加させる制御を行うものである請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の交流モータ駆動装置。
  5. 上記放電電流指令値生成部は、上記電力貯蔵要素に対する放電指令が与えられるのに応じて上記複数の回生電力量および放電所要時間の概算値を算出する電力量・時間計算手段と、この電力量・時間計算手段で算出される上記概算値の算出結果を表示する表示器と、を備え、上記電流指令値作成手段は、この表示器に表示された上記複数の概算値の内から一つの条件を満たす概算値が選択された場合にはこの選択された概算値に適合した上記放電電流指令値を作成するものである請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の交流モータ駆動装置。
  6. 上記放電電流指令値生成部は、各種の放電条件ごとに各放電条件を満たす上記複数の回生電力量と放電所要時間との概算値が予め登録された電力量・時間テーブルと、一つの放電条件が選択された場合には上記電力量・時間テーブルの内から選択された一つの放電条件に対応した概算値を表示する表示器と、を備え、上記電流指令値作成手段は、一つの放電条件が決定され、かつ上記電力貯蔵要素に対する放電指令が与えられた場合には、これに応じて上記電力量・時間テーブルから読み出された一つの放電条件を満たす概算値に適合した上記放電電流指令値を作成するものである請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の交流モータ駆動装置。
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