JP2016190328A - 印刷装置 - Google Patents

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    • B41J3/46Printing mechanisms combined with apparatus providing a visual indication

Abstract

【課題】オートパワーオフ又はスリープ機能を備えた印刷装置において、エラー事象が繰り返し発生するのを防止する。【解決手段】印字装置1の制御回路40は、印刷制御部40Aにおいて印刷指示を受け付けるとともに、受け付けた印刷指示に応じて印刷処理を順次行い、エラー監視制御部40Bにおいて、複数の動作機構のうち少なくとも1つの動作に関わるエラー事象の発生を検出するとともに印刷処理の途中でエラー事象の発生が検出された場合に印刷処理を中断し、印刷制御部40Aにおいて、上記中断後基準時間を経過したことを契機に、電源電圧の供給遮断状態又は低電力消費状態に切り替えるとともに中断に対応したエラー事象の内容を記憶し、さらに切り替え後に復帰操作により通常の電源供給状態に復帰した場合に、記憶されたエラー事象の内容を表すエラー表示画面を表示する。【選択図】図2

Description

本発明は、被印字媒体に所望の印刷を行う印刷装置に関する。
被印字媒体に所望の印刷を行う印刷装置において、いわゆるオートパワーオフ機能を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術では、省エネルギを図るために、動作停止状態で予め定められた基準時間が経過すると、電源電圧の供給遮断状態に切り替えられる(=オートパワーオフ)。
特開2005−99960号公報
ところで、一般に、この種の印刷装置では、印刷処理の途中で、上記動作機構に関わる何らかのエラー事象(例えば電池の電圧不足、印字ヘッドの過熱、等)が発生した場合、印刷処理が中断される。したがって、例えば印刷処理の開始後、操作者が印刷装置の傍らを離れて別の場所に移動していた場合等においては、上記中断によってすべての動作機構の動作が停止した状態のまま、比較的長い時間が経過する。すると、上記従来技術のようなオートパワーオフ機能がある場合には、操作者が印刷装置の傍らに戻ってきたとき、(印刷装置が上記電源電圧の供給遮断状態となっていることから)復帰操作を行って通常の電源供給状態へ復帰させるが、そのままでは、上記オートパワーオフの原因となったエラー事象の発生に気づかないことから、上記復帰後、印刷処理を再開させたときに再び当該エラー事象が発生してしまうという可能性があった。
なお、動作停止状態で予め定められた基準時間が経過したときに上記電源電圧の供給遮断状態(オートパワーオフ)とするのに代え、低電力消費状態(いわゆるスリープ)に切り替えられる場合においても、上記同様の課題があった。
本発明の目的は、オートパワーオフ又はスリープ機能を備えた印刷装置において、エラー事象が繰り返し発生するのを防止できる構成を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、被印字媒体を搬送させる搬送手段、前記被印字媒体に対して所望の印字を形成する印字手段、及び、所望の表示を行う表示手段を含み、供給された電源電圧により動作する複数の動作機構と、印刷指示を受け付ける受付手段と、前記受付手段により受け付けた前記印刷指示に応じて前記複数の動作機構を制御し、所定量の前記被印字媒体への印刷処理を順次行う動作制御手段と、を有する印刷装置であって、前記複数の動作機構のうち少なくとも1つの動作に関わるエラー事象の発生を検出するエラー発生検出手段と、前記印刷指令に対応した前記所定量の前記被印字媒体への印刷処理の途中で前記エラー検出手段により前記エラー事象の発生が検出された場合に、前記印刷処理を中断する中断制御手段と、前記中断制御手段による前記印刷処理の中断後、基準時間を経過したことを契機に、前記電源電圧の供給遮断状態又は低電力消費状態に切り替える切替手段と、前記切替手段により前記供給遮断状態又は前記低電力消費状態に切り替えられる際に、前記中断に対応した前記エラー事象の内容を記憶するエラー記憶手段と、前記切替手段による切り替え後に復帰操作により通常の電源供給状態に復帰した場合に、前記表示手段を制御し、前記エラー記憶手段に記憶された前記エラー事象の内容を表すエラー表示画面を表示する表示制御手段と、を有することを特徴とする。
本願発明においては、受付手段で受け付けた印刷指示に応じて動作制御手段が複数の動作機構を制御することにより、搬送手段により搬送される被印字媒体に対し、印字手段により所望の印字が形成される(印刷処理)。
このとき、所定量の上記印刷処理の途中で、上記動作機構に関わる何らかのエラー事象(電池の電圧不足、被印字媒体の供給不能、被印字媒体の搬送不良、印字手段の過熱、等)が発生した場合、エラー発生検出手段によってそのことが検出され、中断制御手段の制御によって印刷処理が中断される。例えば印刷処理の開始後、操作者が印刷装置の傍らを離れて別の場所に移動していた場合等においては、上記中断によってすべての動作機構の動作が停止した状態のまま、比較的長い時間が経過する。本願発明においては、省エネルギを図るために、このような停止状態で予め定められた基準時間が経過すると、切り替え手段によって電源電圧の供給遮断状態(いわゆるオートパワーオフ)又は低電力消費状態(いわゆるスリープ)に切り替えられる。操作者は、印刷装置の傍らに戻ってきたとき、(印刷装置が上記切り替え後の状態となっていることから)復帰操作を行って通常の電源供給状態へ復帰させるが、そのままでは、上記切り替えの原因となったエラー事象の発生に気づかないことから、上記復帰後、印刷処理を再開させたときに再び当該エラー事象が発生してしまう。
そこで、本願発明においては、エラー記憶手段と、表示制御手段と、が設けられる。エラー記憶手段は、前述のようにして切替手段が供給遮断状態又は低電力消費状態に切り替える際に、中断の原因となったエラー事象の内容を記憶する。そして、上記のようにして通常の電源供給状態に復帰するときに、表示制御手段の制御に基づき、表示手段が、上記エラー記憶手段に記憶されていたエラー事象の内容(つまり中断の原因)を表示する。
これにより、操作者は、前述のように自らが離れていた間にエラー事象が生じていたこと、及び、当該エラー事象の内容を知ることができるので、上記復帰後、印刷処理を再開させる前に、当該エラー事象を解消する対策を実行する(電池を交換する、被印字媒体を補給する、被印字媒体の詰まりを除去する、印字手段を冷却する、等)ことができる。この結果、前述のようなエラー事象が繰り返し発生するのを防止でき、利便性を向上することができる。
本発明によれば、オートパワーオフ又はスリープ機能を備えた印刷装置において、エラー事象が繰り返し発生するのを防止することができる。
本発明の一実施形態の印字装置の外観概略構成を表す斜視図である。 印字装置の内部構成を表す概念的構成図である。 印字装置で作成した印字ラベルと印字チューブの利用例を示す図である。 本発明の一実施形態に対する比較例における表示部での表示の遷移を表す説明図である。 本発明の一実施形態における表示部での表示の遷移を表す説明図である。 印字制御部が実行するチューブ印刷制御手順を表すフローチャートである。 印字制御部が実行するラベル印刷制御手順を表すフローチャートである。 エラー監視制御部が実行する制御手順を表すフローチャートである。 印字ラベル作成中か印字チューブ作成中かを明示する変形例における、表示部での表示例を表す説明図である。 電源再投入前にエラー事象が解消している場合に対応した変形例において、印字制御部が実行する制御手順を表すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
<チューブ・テープ印字装置の構成>
本実施形態における印字装置1(印字ラベル・印字チューブ作成装置、印字ラベル作成装置、印刷装置に相当)の外観概略構成を図1に示す。また、上記印字装置1の内部構成を表す概念的構成図を図2に示す。これら図1及び図2において、印字装置1の装置本体11の外郭を構成する筐体2には、凹所としてのカートリッジホルダ部(図示せず)が設けられている。そして、このカートリッジホルダ部に、印字ラベルLを作成するための被印字テープ101(被印字媒体に相当)を供給可能なカートリッジ100が、着脱可能に取り付けられる。また、筐体2の背面(図1中の右奥側の面、図2中の右側の面)には、印字チューブTを作成するための被印字チューブ201(被印字媒体に相当)をユーザである操作者が筐体2の外部から挿入するためのチューブ挿入穴13が形成されている。印字装置1は、被印字テープ101、及び被印字チューブ201にそれぞれ所望の印字を形成する複数の動作機構を備える。
また、筐体2の上面(図1中の上側の面)には、表示部3(表示手段に相当)、及び操作部4が設けられている。これにより、操作者は、表示部3に表示される各種画面等を確認しつつ、操作部4への操作を介して、印字ラベルL、あるいは印字チューブTの作成を含む所望の処理を印字装置1に行わせることができる。
装置本体11は、上記筐体2と、印字ヘッド14と、テープカッタ15と、チューブカッタ16と、テープ搬送ローラ18と、チューブ搬送ローラ18と、センサ21と、を有している。
筐体2は、カートリッジ100を嵌合させる上記カートリッジホルダ部と、上記チューブ挿入穴13と、を備え、上記表示部3と、上記操作部4と、が設けられている。
テープ搬送ローラ18(搬送手段に相当)は、カートリッジ100に備えられたテープロール112から供給された被印字テープ101(被印字媒体に相当)をテープ搬送経路に沿って搬送する。チューブ搬送ローラ19(搬送手段に相当)は、チューブ挿入穴13から挿入された被印字チューブ201(被印字媒体に相当)をチューブ搬送経路に沿って搬送する。チューブ搬送ローラ19は、上記テープ搬送ローラ18と略同じ搬送方向位置に配置されている。
印字ヘッド14(印字手段に相当)は、上記被印字テープ101のテープ搬送経路と、上記被印字チューブ201のチューブ搬送経路とに跨って共通に設けられている。そして、上記テープ搬送ローラ18及びチューブ搬送ローラ19は、印字ヘッド14に対向して設けられている。この印字ヘッド14は、上記テープ搬送ローラ18及びチューブ搬送ローラ19により搬送される被印字テープ101及び被印字チューブ201に対し、それぞれ所望の印字を形成可能である。
テープカッタ15は、上記印字形成された被印字テープ101を所望の長さとなるように切断し、ラベル状の上記印字ラベルLを生成する。チューブカッタ16は、上記印字形成された被印字チューブ201を所望の長さとなるように切断し、短管状の上記印字チューブTを生成する。なお、チューブカッタ16は、上記テープカッタ15と略同じ搬送方向位置に配置されている。
なお、特に図示しないが、上記テープ搬送ローラ18及び上記チューブ搬送ローラ19以外に、被印字テープ101や被印字チューブ201の搬送及び筐体2からの排出の便宜のために、上記ラベル搬送経路及び上記チューブ搬送経路の適宜の位置に図示しないガイドローラや送出ローラ等を設けてもよい。
センサ21は、この例では、上記被印字チューブ201の搬送経路に沿って上記チューブカッタ16の上流側近傍に位置している。このセンサ21は、被印字チューブ201の有無を、光学的検出、磁気的検出等の、公知の手法で検出し、対応する検出信号を制御回路40(後述)に入力する。なお、センサ21の配置位置はこの例に限られず、チューブ搬送経路の他の部位(例えばチューブ挿入穴13の近傍や印字ヘッド14の上流側近傍等)でもよい。
なお、このとき、特に図示しないが、印字ヘッド14の温度を検出するための温度センサが設けられている。この温度センサにより、印字ヘッド14の温度が所定のしきい値以上となった場合、エラー事象としての印字ヘッド14の過熱が生じたとみなし、公知の手法によるクーリング処理が行われる。
一方、装置本体11はまた、印字ヘッド14に備えられた発熱素子(図示せず)の通電を制御する印刷駆動回路33と、カッターソレノイド34a,34bと、カッターソレノイド駆動回路35a,35bと、搬送ローラ用モータ36a,36bと、搬送ローラ駆動回路37a,37bと、制御回路40と、電池収納部41とを有する。上記表示部3、及び上記操作部4は、制御回路40と接続されている。
カッターソレノイド34aは、チューブカッタ16を駆動して上記切断動作を行わせる。カッターソレノイド34bは、テープカッタ15を駆動して上記切断動作を行わせる。カッターソレノイド駆動回路35a,35bは、カッターソレノイド34a,34bをそれぞれ制御する。
搬送ローラ用モータ36aは、チューブ搬送ローラ19を駆動する。搬送ローラ用モータ36bは、テープ搬送ローラ18を駆動する。搬送ローラ駆動回路37a,37bは、搬送ローラ用モータ36a,36bをそれぞれ制御する。
制御回路40は、上述した印刷駆動回路33、カッターソレノイド駆動回路35a,35b、搬送ローラ駆動回路37a,37b等を介し、印字装置1全体の動作を制御する。なお、この制御回路40は、いわゆるマイクロコンピュータであり、詳細な図示を省略するが、中央演算処理装置であるCPU、フラッシュメモリ、及びRAM等から構成され、RAMの一時記憶機能を利用しつつフラッシュメモリに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う。これにより、操作部4への操作に応じて、表示部4への各種画面等の表示、印字ラベルL、あるいは印字チューブTの作成等が行われる。
電池収納部41は、電源となるバッテリー(図示省略)を収納し、制御回路40を含む各部に電力を供給する。制御回路40は、電池収納部41に収納されたバッテリーの電圧を監視し、その監視結果に応じて、必要な処理を行う(詳細は後述)。
また、制御回路40は、印字制御部40A及びエラー監視制御部40Bを機能的に備えている。これらの詳細な機能は後述する。
<印字ラベル作成動作概略>
上記構成の印字装置1において、カートリッジ100がカートリッジホルダに装着されると、カートリッジ100から繰り出された被印字テープ101がテープ搬送ローラ18と印字ヘッド14との間に狭持される。上記搬送ローラ用モータ36bの駆動力によってテープ搬送ローラ18が回転し、被印字テープ101がテープ搬送ローラ18と印字ヘッド14との間を通って搬送される。このとき、制御回路40の上記印字制御部40Aによる印刷駆動回路33の制御により印字ヘッド14に設けられた複数の発熱素子(図示せず)が通電され、発熱する。この結果、印字ヘッド14により、被印字テープ101に所望の印字内容の印字が印刷される。その後、カッターソレノイド34bへの通電によってテープカッタ15が動作することにより、上記印字形成が終了した被印字テープ101が切断されて上記印字ラベルLが生成され、排出口17から筐体2外部へと排出される。
このとき、例えば、被印字テープ101の印字面の裏側には、例えば適宜の接着剤からなる粘着層(図示省略)が設けられており、上記印字ラベルLは印字面を表にして所定の対象物の表面に貼着される。
<印字チューブ作成動作概略>
一方、上記構成の印字装置1において、上記チューブ挿入穴13を介して筐体2の外部から被印字チューブ201が挿入されると、被印字チューブ201がチューブ搬送ローラ19と印字ヘッド14との間に狭持される。上記搬送ローラ用モータ36aの駆動力によってチューブ搬送ローラ19が回転し、被印字チューブ201がチューブ搬送ローラ19と印字ヘッド14との間を通って搬送される。このとき、制御回路40の上記印字制御部40Aにより印字ヘッド14に設けられた複数の発熱素子(図示せず)が通電され、発熱する。この結果、印字ヘッド14により、被印字チューブ201に所望の印字内容の印字が印刷される。その後、カッターソレノイド34aへの通電によってチューブカッタ16が動作することにより、上記印字形成が終了した被印字チューブ201が切断されて上記印字チューブTが生成され、排出口17から筐体2外部へと排出される。
このとき、例えば、被印字チューブ201は熱収縮性を有する弾性材料で構成されている。そして、作成された印字チューブTはその内径より細いケーブルを挿通された状態で全体が加熱されることにより、当該ケーブルの外周に固定される(後述の図3参照)。
なお、以上において、搬送手段としての上記テープ搬送ローラ18、印字手段としての上記印字ヘッド14、表示手段としての表示部3、テープカッタ15、及び、チューブカッタ16等が、各請求項記載の動作機構に相当している。
<印字ラベルと印字チューブの利用例>
上記印字装置1で作成した印字ラベルLと印字チューブTの利用例を図3に示す。この図3において、例えば有線LANのネットワーク上で情報の中継を行うスイッチングハブ300が、上段、下段の各列でそれぞれ8つのスロット301(合計16のスロット)を有している。
上記各スロット301には、それぞれ適切に対応するケーブル302を接続すべきである。すなわち、この例では、各スロット301の上方近傍にそれぞれの識別名称(図示省略)を印字した印字ラベルLが貼付される。その一方、上記各スロット301にそれぞれ挿入される各ケーブル302に、それぞれの接続先となるスロット301の識別名称(図示省略)を印字した印字チューブTが装着されている。つまり、対応する1組のスロット301及びケーブル302に、同一の識別名称のテキストが印字された印字ラベルL及び印字チューブTが割り当てられる。これにより、接続する各スロット301と各ケーブル302の対応関係が明確となり、誤配線を防ぐことができる。
<実施形態の特徴>
本実施形態の印字装置1では、省エネルギを図るために、動作停止状態で予め定められた基準時間が経過すると、電源電圧の供給遮断状態に切り替えられる(いわゆるオートパワーオフ機能。後述の図6のステップS95、図7のステップS195等参照)。操作者は、このように電源電圧の供給遮断状態となっている印字装置に対し、適宜の復帰操作を行うことで、電源供給状態に復帰させることができる。本実施形態の特徴は、このように電源供給状態に復帰したときの、上記表示部3における表示内容にある。以下、その詳細を、比較例を参照しつつ順を追って説明する。
<比較例>
例えば図4(a)に示すように、操作者が、上記表示部3に編集画面が表示された状態で所望する印字内容を印字させるための編集を行い、所定枚数の印刷開始を指示すると(図4(a)、印刷が開始される(図4(b)。
上記印刷開始を確認した後、例えば、操作者が印字装置1の傍らを離れて別の場所に移動する場合がある。そのような操作者不在の状態で、印字装置1において何らかのエラー事象(この例では上記電池収納部内の電池のバッテリーウィーク)が生じ、印刷動作が中断する場合がある(図4(c))。このような場合、操作者不在によりしばらくすると前述のオートパワーオフ機能によって電源が自動的にオフされる(図4(d))。
その後、上記離れた場所から操作者が印字装置1の傍らに戻ってきたとき、装置が上記電源オフ状態となっていることから、操作者は、電源再投入する復帰操作を行って復帰させる。しかしこの電源再投入時、通常、単にもとの編集画面を再び表示させるだけであり、操作者は、なぜ上記オートパワーオフとなっていたのか(すなわち上記エラー事象が何であるのか)がわからない(図4(e))。そのため、印刷途中でのエラー事象の発生を操作者は直ちに認識することはできない。
<実施形態の手法>
上記を解消するための、本実施形態の手法を図5(a)〜(e)に示す。本実施形態では、上記図4(a)〜(d)と同様、印字内容の編集を行って操作者が印刷開始を指示し(図5(a))、印刷開始後に操作者が離れ(図5(b))、その不在状態でエラー事象(上記の例に沿うとバッテリーウィーク)が発生し(c)、所定時間が経過すると電源が自動的にオフになる(図5(d))。但しこの電源がオフされる際に上記発生したエラー事象の内容が保存されており、前述と同様にその後に操作者が電源を再投入したとき、上記保存されていたエラー事象の発生の有無、発生したエラー事象の内容(バッテリウィーク)をメッセージで表すエラー表示画面が表示される(図5(e))。この図5(e)の表示例では、電源を自動的にオフする前にエラー事象が発生したこと、発生したエラー事象がバッテリーウィークであること、その際、10枚の印字ラベルLの印刷作業のうちの6枚目を印刷完了したところで動作停止したこと、そのエラー事象の発生日時、等が表示されている。なお、印刷内容(操作者による編集結果であるテキスト文字や図像等)を併せて表示するようにしてもよい。
このようなメッセージの表示により、操作者は発生したエラー事象の内容(上記の例ではバッテリウィーク)を直ちに認識することができるので、発生したエラー事象への対応を直ちに行うことができる。上記の例に沿えば、電池収納部41に収納された電池を交換し、適宜の操作(例えば操作部4に備えられた確認キーを押す)ことにより、中断したところから残り枚数(上記の例では4枚)の印字ラベルLの作成を再開させることができる(図5(f))。このことから、操作者にとっては、利便性が向上し、より効率的な作業を行えるようになる。
<印字制御部が実行する制御内容>
上記手法を実現するために、印字装置1の制御回路40の上記印字制御部40Aが実行する制御手順を、図6及び図7により説明する。上述のように印字装置1が印字ラベルL若しくは印字チューブTを選択的に作成できることに対応し、印字チューブTの作成時における上記手法実行のための制御手順を図6に示し、印字ラベルLの作成時における上記手法実行のための制御手順を図7に示す。
<印字チューブ作成時>
図6において、このフローが始まる前の段階で、前述のように表示部3に編集画面が表示された状態で操作者による編集操作が完了した状態であるとする。まず、ステップS2で、印字制御部40Aは、フラグFの値が1か否かを判定する。このフラグFは、上記オートパワーオフ機能が実行されたか否かを表すものであり、オートパワーオフが既に一度実行されていればF=1、まだ実行されていない場合はF=0である(後述のステップS85参照)。オートパワーオフがまだ実行されていないF=0の場合は、判定が満たされず(S2:NO)、ステップS5に移る。
ステップS5では、印字制御部40Aは、操作部4を介し操作者からの印刷指示があったか否かを判定する。印刷指示がなければ判定が満たされず(S5:NO)、ステップS10に移る。このステップS5を実行する印字制御部40Aが、各請求項記載の受付手段として機能する。
ステップS10では、印字制御部40Aは、上記印刷指示がない状態(すなわち編集操作後に印刷動作が開始されていない状態)のまま、電源を自動的にオフするために設定された所定の基準時間(この例では10分。以下同様)が経過したか否かを判定する。
10分経過していなければ判定が満たされず(S10:NO)、ステップS5に戻り、同様の手順を繰り返す。この繰り返しの間に上記印刷指示があればステップS5の判定が満たされ(S5:YES)、ステップS30に移る。上記繰り返しの間に10分が経過してしまったら上記ステップS10の判定が満たされ(S10:YES)、後述するステップS95に移る。
ステップS30では、印字制御部40Aは、上記編集操作において操作者が指定した、印字チューブTの作成数K1を取得する。
その後、ステップS35に移り、印字制御部40Aは、上記フラグFの値を0にリセットするとともに、印字処理回数に対応したカウンタ変数N1の値を1とする。
そして、ステップS40に移り、印字制御部40Aは、被印字チューブ201の搬送を開始する。具体的には、搬送ローラ駆動回路37aに対して駆動開始を指示する指令信号を出力することで、搬送ローラ用モータ36aを介し、チューブ搬送ローラ19を回転させる。これにより、チューブ挿入穴13を介し操作者により挿入された被印字チューブ201の搬送が開始される。
その後、ステップS45に移り、印字制御部40Aは、印刷駆動回路33を介して印字ヘッド14を制御し、上記編集操作内容の印字データに対応した印字を被印字チューブ201に形成する。
その後、ステップS50に移り、印字制御部40Aは、上記ステップS45で印字形成した後の被印字チューブ201を切断する。具体的には、まず、搬送ローラ駆動回路37aに駆動停止を指示する指令信号を出力することで、搬送ローラ用モータ36aによるチューブ搬送ローラ19の回転を停止させる。その後、カッターソレノイド駆動回路35aに対して指令信号を出力する。これにより、カッターソレノイド34aの駆動力でチューブカッタ16が動作し、被印字チューブ201の印字部分が分断されて印字チューブTとなる。これにより、印字チューブTは排出口から排出可能となる。なお、前述した送出ローラによって排出するようにしてもよい。
そして、ステップS55に移り、印字制御部40Aは、一時停止指示信号を入力したか否かを判定する。この一時停止指示信号は、エラー監視制御部40Bが、エラー事象の検出により、そのエラー事象の発生を印字制御部40Aに通知するための信号である(後述の図8のステップS230参照)。このことから、エラー事象がまだ発生していない場合は判定が満たされず(S55:NO)、ステップS60に移る。
ステップS60では、印字制御部40Aは、この時点の上記カウンタ変数N1の値が作成数K1と同じであるか否かを判定する。言い換えれば、作成数K1分の印字チューブTの作成が終了したか否かを判定する。カウンタ変数N1の値が作成数K1と異なる場合、判定は満たされず(S60:NO)、ステップS65へ移る。
ステップS65では、印字制御部40Aは、カウンタ変数N1の値に1を加えた後、ステップS40に戻り、同様の手順を繰り返す。
上記のようにしてエラー事象が発生することなくステップS40→ステップS45→ステップS50→ステップS55→ステップS60→ステップS65→ステップS40→・・が繰り返されて、カウンタ変数N1の値が作成数K1と同じとなった(言い替えれば作成数K1分の印字チューブTの作成が終了した)場合、ステップS60の判定が満たされ(S60:YES)、ステップS5に戻る。これにより、操作者による次回の印字チューブTの作成作業の指示待ち状態となる。
なお、以上において、ステップS30〜ステップS50、ステップS60、及びステップS65を実行する印字制御部40Aが、各請求項記載の動作制御手段として機能する。
一方、上記のようにしてステップS40→ステップS45→ステップS50→ステップS55→ステップS60→→ステップS65→ステップS40→・・を繰り返している最中に、何らかのエラー事象が発生しエラー監視制御部140Bから一時停止指示信号が入力された場合、ステップS55の判定が満たされ(S55:YES)、ステップS70へ移る。
ステップS70では、印字制御部40Aは、作成再開指示信号を入力したか否かを判定する。この作成再開指示信号は、エラー事象が解消したことを印字制御部40Aに通知するためにエラー監視制御部40Bが出力する信号である。
エラー事象が解消せず上記作成開始指示信号が入力していない場合、判定は満たされず(S:70NO)、ステップS75に移る。このステップS75で、印字制御部40Aは、上記作成開始指示信号の入力がない状態(すなわちエラー事象が解消していない状態)のまま、上記基準時間(10分)が経過したか否かを判定する。
10分経過していなければ判定が満たされず(S75:NO)、ステップS70に戻り、同様の手順を繰り返す。この繰り返しの間に前述のエラー事象が(後述するような操作者の適宜の処理により)解消した場合、ステップS70の判定が満たされ(S70:YES)、前述のステップS60に移る。
上記繰り返しの間に10分が経過してしまったら上記ステップS75の判定が満たされ(S75:YES)、ステップS80に移る。
ステップS80では、印字制御部40Aは、作成数K1の値を、この時点までカウンタ変数N1の値を減算した値(=K1−N1)に更新する。
その後、ステップS85で、印字制御部40Aは、上記フラグF=1とした後、ステップS90に移る。ステップS90では、印字制御部40Aは、前述のようにこの時点で発生している(そしてまだ解消されていない)エラー事象の内容を記憶する。なお、このエラー事象の内容を表す情報は、例えば上記ステップS55の一時停止指示信号の入力の際に、当該信号と併せて上記エラー監視制御部140Bから入力すれば足りる。あるいは印字制御部140Aから記憶指示信号を出力しこれを受信したエラー監視制御部140Bが上記エラー事象の内容を記憶しても良い。記憶する内容としては、例えば、発生したエラー事象の種類を表す情報、エラー事象発生時刻、この時点での上記作成数K1の値、等が含まれる。
<エラー事象の種類>
ここで、本実施形態においては、エラー監視制御部140Bが発生を監視するエラー事象として、例えば以下の4つが想定されている。
(i)バッテリーウィーク
すなわち、エラー事象の一例として既に上述したように、上記電池収納部41に収納された電池の出力電圧が、電池交換がまもなく必要となるレベルにまで下がった状態である。このことを検出するために、本実施形態では、予め所定のバッテリーウィーク電圧がしきい値として設定され記憶されている。そして、上記出力電圧の値が、上記バッテリーウィーク電圧以下まで降下したことが検出されたら、上記エラー事象としてのバッテリーウィークが生じたとみなされ、エラー監視制御部140Bが印刷制御部140Aに対し、上記一時停止指示信号を出力する(後述の図9のステップS230参照。以下同様)。なお、その後電池交換等により上記出力電圧が上記バッテリーウィーク電圧よりも高くなったことが検出されたら、エラー監視制御部140Bが印刷制御部140Aに対し、上記作成再開指示信号を出力する(後述の図9のステップS250参照。以下同様)。
(ii)バッテリーエンプティ
すなわち、上記電池収納部41に収納された電池の出力電圧が、これ以上動作不可能となるレベルにまで下がった状態である。このことを検出するために、本実施形態では、予め所定のバッテリーエンプティ電圧がしきい値として設定され記憶されている。そして、上記出力電圧の値が、上記バッテリーエンプティ電圧以下まで降下したことが検出されたら、上記エラー事象としてのバッテリーエンプティが生じたとみなされ、エラー監視制御部140Bが印刷制御部140Aに対し、上記一時停止指示信号を出力する。なお、その後電池交換等により上記出力電圧が上記バッテリーエンプティ電圧よりも高くなったことが検出されたら、エラー監視制御部140Bが印刷制御部140Aに対し、上記作成再開指示信号を出力する。
(iii)被印字チューブ(又は被印字テープ)の供給不能や搬送不良
すなわち、搬送経路において被印字チューブ201(又は被印字テープ101)被印字チューブ201が無くなった(あるいは詰まり等の搬送異常が起こった)状態である。被印字チューブ201については、上記センサ21からの検出信号に基づき上記エラー監視制御部140Bによって判定される。また、被印字テープ101については、カートリッジ100内において、テープエンドとなったこと(あるいはテープ詰まり等の搬送以上が起こったこと)を検出するためのテープセンサ(図示省略)が別途設けられており、上記テープセンサからの検出信号に基づき上記エラー監視制御部140Bによって判定される。なお、上記搬送ローラ18,19の駆動状況(空転しているか否か)によって判定してもよい。上記同様、これら被印字チューブ201又は被印字テープ101について、上記エラー事象としてのチューブ(テープ)供給不能・搬送不良が生じたと判定された場合は、エラー監視制御部140Bが印刷制御部140Aに対し、上記一時停止指示信号を出力する。なお、その後操作者の適宜の処理等により上記チューブ(テープ)供給不能・搬送不良が解消されたと判定されたら、エラー監視制御部140Bが印刷制御部140Aに対し、上記作成再開指示信号を出力する。
(iv)印字ヘッドの過熱
すなわち、連続的な印字動作によって印字ヘッド14に蓄熱され、過熱した状態(冷却処理としてのクーリングが必要な状態)である。このことを検出するために、本実施形態では、予め、所定のクーリング開始温度及びクーリング終了温度(クーリング開始温度よりも低い)がしきい値として設定され記憶されている。そして、上記温度センサで検出される印字ヘッド14の温度の値が、上記クーリング開始温度まで上昇したことが検出されたら、上記エラー事象としての印字ヘッド14の過熱が生じたとみなされ、エラー監視制御部140Bが印刷制御部140Aに対し、上記一時停止指示信号を出力する。なお、その後、自然冷却等により上記検出温度が上記クーリング終了温度まで低下したことが検出されたら、エラー監視制御部140Bが印刷制御部140Aに対し、上記作成再開指示信号を出力する。
(v)切断不能や切断不良
すなわち、上記チューブカッタ16(又はテープカッタ15)による、印字形成後の上記被印字チューブ201(又は被印字テープ101)の切断ができなかった(あるいは切断動作途中でひっかかって停止した等の切断不良が起こった)状態である。例えば切断動作の開始又は終了を検出可能な適宜のセンサを設け、そのセンサ21からの検出信号に基づき上記エラー監視制御部140Bによって判定される。なお、上記カッターソレノイド34a,34bの駆動状況等によって判定してもよい。上記同様、これら被印字チューブ201又は被印字テープ101について、上記エラー事象としての切断不能や切断不良が生じたと判定された場合は、エラー監視制御部140Bが印刷制御部140Aに対し、上記一時停止指示信号を出力する。なお、その後操作者の適宜の処理(チューブカッタ1又はテープカッタ15周辺の紙詰まりの除去・清掃等)により上記切断不能や切断不良が解消されたと判定されたら、エラー監視制御部140Bが印刷制御部140Aに対し、上記作成再開指示信号を出力する。
図6に戻り、以上のようなステップS90を実行する印字制御部40Aが、各請求項記載のエラー記憶手段として機能する。このようなエラー事象の内容の記憶により、後述のステップS20の実行時に、前述の図5(e)に示すようなメッセージの表示が可能となる。
その後、ステップS95に移り、印字制御部40Aは、適宜の手法により、上記電池収納部41内の電池からの電力供給経路を遮断する電源遮断処理を実行し、電源を自動的にオフさせる。この電源遮断処理の実行後、このフローを終了する。このステップS95を実行する印字制御部40Aが、各請求項記載の切替手段として機能する。なお、上記のような電源供給の遮断状態へ切り替えるのに代え、適宜の公知の手法により、所定の低電力消費状態(いわゆるスリープ状態)に切り替えるようにしてもよい。
以上のようにして、ステップS95での電源自動オフの後、操作者が電源を再投入して図6のフローが再度開始される。このとき、前述のステップS85でフラグF=1となっている状態であるから、上記ステップS2の判定が満たされ(S2:Yes)、ステップS20に移行する。
ステップS20では、印字制御部40Aは、表示部3に表示制御信号を出力し、上記ステップS90で保存したエラー事象の内容を表示部3に表示させる(図5(e)参照)。なお、このステップS20を実行する印字制御部40Aが、各請求項記載の表示制御手段として機能する。
その後、ステップS25に移り、印字制御部40Aは、確認キーが操作されたか否かを判定する。上記ステップS20での表示を見た操作者が、そのエラー事象に対応した適切な処理(電池交換、自然冷却、被印字チューブ201の補充や詰まり取り、カートリッジ100の交換や被印字テープ101の詰まり取り)を行って、上記確認キーを操作者が操作すると、判定が満たされ(S25:YES)、前述のステップS30に移って作成数K1が再度取得される。以降、ステップS35を経てステップS40〜ステップS65が繰り返されることで、前述と同様の印字チューブ作成処理が行われる。このとき、前述のステップS80で作成数K1の値が更新され、その更新後の値がステップS30で取得されることから、前述の電源遮断処理によって作成が行われなかった枚数分の印字チューブTのみが、作成されることとなる。
<印字ラベル作成時>
図7において、この印字ラベルL作成時のフローチャートに示すステップS102〜ステップS195の各処理は、上記図6に示した上記印字チューブの作成時のステップS2〜ステップS95の各処理において、「被印字チューブ」「印字チューブ」を「被印字テープ」「印字ラベル」に置き換え、かつ前述の作成数K1及びカウンタ変数N1を同様の作成数K2及びカウンタ変数N2に置き換えるだけのほぼ同等の処理である。したがって、詳細な説明を省略する。
<エラー監視制御部が実行する制御内容>
次に、印字装置1の制御回路40の上記エラー監視制御部40Bが実行する制御手順を、図8により説明する。
まず、ステップS210で、エラー監視制御部40Bは、フラグFの値が1か否かを判定する。上記図6(又は図7)のステップS95(又はステップS195)によって前述の電源オフが実行されていたときは、その直前の上記ステップS85(又はステップS185)でF=1とされていることから判定が満たされ(S210:Yes)、後述のステップS240に移る。電源オフがまだ実行されていないときは、判定は満たされず(S210:NO)、ステップS220に移る。
ステップS220では、エラー監視制御部40Bは、前述のエラー事象が発生したか否かを前述の手法により判定する。エラー事象を検出していない間はステップS220の判定が満たされず(S220:NO)、ループ待機する。エラー事象を検出した場合、判定は満たされ(S220:YES)、ステップS230に移る。なお、このステップS220を実行するエラー監視制御部40Bが、各請求項記載のエラー発生検出手段として機能する。
ステップS230では、エラー監視制御部40Bは、前述の一時停止指示信号を上記印刷制御部140Aに出力する。この一時停止指示信号の出力により、前述したように印字制御部40Aは、印刷処理を中断する(上記図6のステップS55又は図7のステップS155参照)。このステップS230を実行するエラー監視制御部40Bが、各請求項記載の中断制御手段として機能する。
その後、ステップS240に移り、エラー監視制御部40Bは、検出されたエラー事象が解消したか否かを判定する。上記エラー事象に対する、前述したような操作者の適宜の処理によって、上記ステップS220で検出されていたエラー事象が検出されなくなるまではステップS240の判定が満たされず(S240:NO)、ループ待機する。エラー事象が検出されなくなった場合、判定は満たされ(S240:YES)、ステップS250に移る。
ステップS250では、エラー監視制御部40Bは、前述の作成再開指示信号を上記印字制御部140Aへ出力する。この作成再開指示信号の出力により、前述したように、印字制御部40Aは、印刷を再開することが可能となる(上記図6のステップS70又は図7のステップS170参照)。その後、このフローを終了する。
<本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態では、印刷途中にエラー事象が発生し、その後にオートパワーオフ状態(あるいは低電力消費状態)に切り替える場合に、発生したエラー事象に係わる内容を記憶する(ステップS90又はステップS190参照)。そして、通常の電源供給状態に復帰するときに、記憶したエラー事象に係わる内容(つまり中断の原因)を表示する(ステップS20又はステップS120参照)。これにより、操作者は、前述のように自らが離れていた間にエラー事象が発生したとしても、そのエラー事象が発生していたこと、及び、当該エラー事象の内容を知ることができるので、上記復帰後、印刷処理を再開させる前に、当該エラー事象を解消する対策を実行することができる。この結果、(発生したエラー事象に気付かずに)エラー事象が繰り返し発生するのを防止でき、利便性を向上することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。なお、各変形例において、上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
(1)印字ラベル作成中か印字チューブ作成中かを明示する場合
前述したように、本実施形態の印字装置1は、印字ラベルL又は印字チューブTを選択的に作成することができる。これに対応して、上記図5(e)に対応する図9(a)及び図9(b)に示すように、印字ラベルL又は印字チューブTのうちいずれを作成中にエラー事象が起こったかを上記エラー表示画面で併せて表示するようにしても良い。この場合、操作者は、印字ラベルL又は印字チューブTのうちいずれを作成中にエラー事象が起こったかを確実に認識できるので、エラー事象への対応をより容易に行えるようになる。
(2)電源再投入前にエラー事象が解消している場合
すなわち、前述のようにして印字装置1の電源がOFFされた状態となっていたとき、操作者が上記エラー事象の内容を推測し(又は手探り状態で)適宜の処理を行ってみたところ、当該エラー事象が解消したという場合である。印字装置1の使用に慣れている操作者の場合、エラー事象が発生する前にその予兆を感じていたり、当該印字装置1でよく起こるエラー事象を熟知しており、前述のようにして電源を再投入しエラー表示画面が表示されるより前に、上記処理を実行する場合がある。以下、そのような本変形例を、上記図6に対応する図10を用いて説明する。
図10に示すフローでは、上記図6のフローのステップS2とステップS20との間に、新たにステップS310が設けられる。前述のように、オートパワーオフ機能によって電源がOFFにされF=1となった状態で電源再投入されたときは、ステップS2の判定が満たされ(S2:Yes)、新たに設けたステップS310に移る。ステップS310では、印字制御部40Aは、作成再開指示信号を入力したか否かを判定する。前述のように電源投入前に操作者が推測(又は手探りで)適宜の処理を行った結果、上記電源OFFの原因となったエラー事象が解決していた場合には、上記図8のステップS240を経てステップS250でエラー監視制御部40Bから作成開始指示信号が出力され、印字制御部40Aに入力されている。したがって、このステップS310の判定が満たされ、新たに設けたステップS320に移る。なお、このステップS310を実行する印字制御部40Aが、各請求項記載のエラー解消検出手段として機能する。
ステップS320では、印字制御部40Aは、表示部3に表示制御信号を出力し、上記ステップS20と同様に発生していたエラー事象に係わる内容を表示させるとともに、当該エラー事象が既に解消した旨も併せて表示させる(図示省略)。その後は、前述と同様のステップS30に移り、以降、図6のフローと同様の手順を実行する。
本変形例によれば、操作者は、前述のように自らが離れていた間にエラー事象が生じていたこと、当該エラー事象の内容、及び、当該エラー事象がすでに解消されたこと、を知ることができ、さらに利便性を向上することができる。
(3)その他
なお、上記図5(e)、図9(a)、図9(b)に示したエラー表示画面が、その後の印刷動作再開によって(あるいは操作部4を介した適宜の操作によって)クリアされた後も、上記表示部5に所定のメニュー画面を表示させた状態で操作部4を介し適宜の操作を行うことで、上記図5(e)、図9(a)、図9(b)に示したエラー表示画面(又は同等の画面)が再度表示されるようにしてもよい。
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
但し、例えばしきい値や基準値等、所定の判定基準となる値あるいは区切りとなる値の記載がある場合は、それらに対しての「同一」「等しい」「異なる」等は、上記とは異なり、厳密な意味である。
また、図2に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図6〜図8、図10等に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印字装置
3 表示部(表示手段)
4 操作部
14 印字ヘッド(印字手段)
15 テープカッタ
16 チューブカッタ
18 テープ搬送ローラ(搬送手段)
19 チューブ搬送ローラ(搬送手段)
21 センサ
40 制御回路
40A 印刷制御部
40B エラー監視制御部
100 カートリッジ
101 被印字テープ(被印字媒体)
201 被印字チューブ(被印字媒体)
L 印字ラベル(印字テープ)
T 印字チューブ

Claims (7)

  1. 被印字媒体を搬送させる搬送手段、前記被印字媒体に対して所望の印字を形成する印字手段、及び、所望の表示を行う表示手段を含み、供給された電源電圧により動作する複数の動作機構と、
    印刷指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けた前記印刷指示に応じて前記複数の動作機構を制御し、所定量の前記被印字媒体への印刷処理を順次行う動作制御手段と、
    を有する印刷装置であって、
    前記複数の動作機構のうち少なくとも1つの動作に関わるエラー事象の発生を検出するエラー発生検出手段と、
    前記印刷指令に対応した前記所定量の前記被印字媒体への印刷処理の途中で前記エラー検出手段により前記エラー事象の発生が検出された場合に、前記印刷処理を中断する中断制御手段と、
    前記中断制御手段による前記印刷処理の中断後、基準時間を経過したことを契機に、前記電源電圧の供給遮断状態又は低電力消費状態に切り替える切替手段と、
    前記切替手段により前記供給遮断状態又は前記低電力消費状態に切り替えられる際に、前記中断に対応した前記エラー事象の内容を記憶するエラー記憶手段と、
    前記切替手段による切り替え後に復帰操作により通常の電源供給状態に復帰した場合に、前記表示手段を制御し、前記エラー記憶手段に記憶された前記エラー事象の内容を表すエラー表示画面を表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置において、
    前記表示手段は、前記表示制御手段の制御に基づき、
    当該エラー事象が発生した時刻、当該エラー事象が発生するまでに印刷処理が完了した前記被印字媒体の量、及び、印刷内容、のうち少なくとも1つを、前記エラー事象の内容とともに前記エラー表示画面で表示する
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の印刷装置において、
    前記表示手段は、前記表示制御手段の制御に基づき、
    前記エラー表示画面の表示状態がクリアされた後に、前記エラー事象の内容を表示する画面に移行可能なメニュー画面を表示する
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の印刷装置において、
    前記切替手段により前記供給遮断状態又は前記低電力消費状態に切り替えられている間に、前記中断に対応した前記エラー事象が解消したことを検出するエラー解消検出手段をさらに有し、
    前記表示制御手段は、
    前記エラー解消検出手段により前記エラー事象の解消が検出された後に前記通常の電源供給状態に復帰した場合には、前記表示手段を制御し、前記エラー事象の内容とともに当該エラー事象の解消を前記エラー表示画面で表示する
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の印刷装置において、
    前記電源電圧を供給する電池を収納する電池収納部を有し、前記搬送手段により前記被印字媒体としての被印字テープを搬送しつつ前記印字手段により所望の印字形成を行い、当該印字形成された被印字テープにより印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置である
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の印刷装置において、
    前記電源電圧を供給する電池を収納する電池収納部を有し、前記搬送手段により前記被印字媒体としての被印字テープ及び被印字チューブを選択的に搬送しつつ前記印字手段により所望の印字形成を行い、当該印字形成された被印字テープ及び被印字チューブにより印字ラベル及び印字チューブを作成する印字ラベル・印字チューブ作成装置であり、
    前記表示制御手段は、
    前記通常の電源供給状態に復帰した場合に、前記表示手段を制御し、前記エラー記憶手段に記憶された前記エラー事象の内容を、前記印字ラベルの作成に関わるものか前記印字チューブの作成に関わるものかを識別可能に前記エラー表示画面で表示する
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の印刷装置において、
    前記エラー発生検出手段は、
    前記エラー事象として、前記電源電圧を供給する電池の電圧不足、前記被印字媒体の供給不能、前記被印字媒体の搬送不良、及び、前記印字手段の過熱のうち、少なくとも1つを検出する
    ことを特徴とする印刷装置。
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