JP6260833B2 - チューブ・テープ印字装置 - Google Patents

チューブ・テープ印字装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6260833B2
JP6260833B2 JP2015003165A JP2015003165A JP6260833B2 JP 6260833 B2 JP6260833 B2 JP 6260833B2 JP 2015003165 A JP2015003165 A JP 2015003165A JP 2015003165 A JP2015003165 A JP 2015003165A JP 6260833 B2 JP6260833 B2 JP 6260833B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
tube
printing
print data
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015003165A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016128223A (ja
Inventor
径吾 加古
径吾 加古
智基 宮下
智基 宮下
潤也 河合
潤也 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2015003165A priority Critical patent/JP6260833B2/ja
Publication of JP2016128223A publication Critical patent/JP2016128223A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6260833B2 publication Critical patent/JP6260833B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

本発明は、印字チューブ及び印字テープを作成可能なチューブ・テープ印字装置に関する。
被印字チューブに対し所望の印字を形成して印字チューブを作成すると共に、被印字テープに対し所望の印字を形成して印字テープを作成できる印字装置が既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記従来技術では、チューブ用の専用のアタッチメントをセットした状態で被印字チューブを操作者が挿入することで、印字チューブを作成することができる。印字テープの作成の際には、上記アタッチメントを取り外してテープ専用のカセットをセットすることで、カセットから引き出され搬送される被印字テープに印字形成が行われ、印字テープを作成することができる。すなわち、この従来技術では、アタッチメント及びカセットの着脱に応じて、印字チューブ又は印字テープを選択的に作成することができる。
特開2002−137864号公報
ところで、近年、上記のような着脱を行うことなく印字チューブ及び印字テープの両方を作成可能な印字装置が考えられつつある。そのような印字装置において、印字内容がそれぞれ対応づけられた、複数(例えば100個)の印字チューブと複数(例えば100枚)の印字テープとを作成する用途に用いられる場合が考えられる。具体的には、例えば、100本のケーブルが100箇所の接続部(LANポートやケーブルジャック等)にそれぞれ挿入される場合に、100個の印字チューブを作成してそれぞれケーブルに装着する一方で、各ケーブルが挿入される各接続部に対し、各ケーブルの上記印字チューブに対応する内容(例えば同一番号)の100枚の印字テープを作成し貼り付ける場合、等がある。
上記のような場合、1番目の印字チューブ作成→1番目の印字テープ作成→2番目の印字チューブ作成→2番目の印字テープ作成→・・のように印字チューブと印字テープとを交互に作成するよりも、作成予定の100個の印字チューブをまず一括して作成した後に100枚の印字テープを一括して作成するほうが、印字チューブ作成動作と印字テープ作成動作との切換によるロスが少なく効率的である。
しかしながら、上記のような作成手法を実行する場合に、先行して行う複数の印字チューブの作成途中において、何らかのエラー状態(例えば材料となる被印字チューブの欠乏、いわゆるチューブ切れ等)が生じ、上記複数の印字チューブの作成のうち一部が作成できずに処理が中断される場合があり得る。この場合、一部の印字チューブは作成が完了されているにもかかわらず、操作者は1つの印字チューブも使用することができない。また印字テープについては全く作成されない状態となり、不便である。
本発明の目的は、印字内容がそれぞれ対応づけられた複数の印字チューブと複数の印字テープの作成において、印字チューブの作成途中に何らかのエラー状態が生じた場合でも効率的かつ整合した作成が可能な、チューブ・テープ印字装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、チューブ状の第1被印字媒体を搬送させるための第1搬送手段と、前記第1搬送手段により搬送される前記第1被印字媒体に印字を行うための第1印字手段と、テープ状の第2被印字媒体を搬送させるための第2搬送手段と、前記第2搬送手段により搬送される前記第2被印字媒体に印字を行うための第2印字手段と、を有するチューブ・テープ印字装置であって、前記第1搬送手段及び前記第1印字手段を連携して制御し、所望のチューブ用印字データを前記第1被印字媒体に対し印字形成して、複数の印字チューブを順次作成する、第1制御手段と、前記第1制御手段の制御による前記第1被印字媒体に対する印字形成開始後における、所定のエラー状態を検出する検出手段と、前記検出手段が前記エラー状態を検出したとき、前記第1搬送手段及び前記第1印字手段を連携して制御し、前記印字チューブの作成を中止する中止制御手段と、前記第1制御手段の制御による前記作成開始後、前記中止制御手段の制御による前記作成中止までの間に順次生成された、複数の前記印字チューブそれぞれの前記チューブ用印字データを特定する第1印字データ特定手段と、前記第1印字データ特定手段により特定された前記複数の印字チューブそれぞれの前記チューブ用印字データに対して一対一に対応づけられた、複数の印字テープそれぞれを作成するための特定のテープ用印字データを生成する第1印字データ生成手段と、前記第2搬送手段及び前記第2印字手段を連携して制御し、前記第1印字データ生成手段により生成された前記特定のテープ用印字データを前記第2被印字媒体に対し印字形成し、前記順次生成された複数の印字チューブに対応した数の複数の前記印字テープを順次作成する、第2制御手段と、を有することを特徴とするチューブ・テープ印字装置。
本願発明のチューブ・テープ印字装置においては、印字チューブと印字テープとをそれぞれ作成することができる。すなわち、第1搬送手段が搬送するチューブ状の被印字媒体(第1被印字媒体)に対し、第1印字手段が印字を行って印字チューブを作成する。また、第2搬送手段が搬送するテープ状の被印字媒体(第2被印字媒体)に対し、第2印字手段が印字を行って印字テープを作成する。これにより、印字内容が互いに1対1に対応づけられた(一例としては、互いに同一のテキストを備えた)印字チューブと印字テープとを、作成することができる。
ここで、上記のように印字内容がそれぞれ対応づけられた、複数の印字チューブと複数の印字テープとを作成する場合がある。このような場合には、ある1つの印字チューブ作成→対応する1枚の印字テープ作成→次の印字チューブ作成→対応する1枚の印字テープ作成→・・のように、印字チューブと印字テープとを交互に作成するよりも、作成予定の複数の印字チューブを一括して作成してしまった後、同数の印字テープを一括して作成するほうが効率的である。
しかしながら、上記のような作成手法を実行する場合に、先行して行う複数の印字チューブの作成途中において、何らかのエラー状態(例えば材料となる被印字チューブの欠乏、いわゆるチューブ切れ等)が生じ、上記複数の印字チューブの作成のうち一部が作成できずに処理が中断される場合があり得る。この場合、一部の印字チューブは作成が完了されているにもかかわらず、操作者は1つの印字チューブも使用することができない。また印字テープについては全く作成されない状態となり、不便である。
そこで、本願発明においては、第1制御手段と、検出手段と、中止制御手段と、第1印字データ特定手段と、第1印字データ生成手段と、が設けられる。第1制御手段の制御により、上記第1搬送手段及び第1印字手段が連携して制御され、所望の印字データを第1被印字媒体に印字形成することで、複数の印字チューブが作成される。このようにして印字形成が開始された後、上記したように何らかの理由により上記エラー状態が生じた場合、そのことが上記検出手段によって検出され、上記中止制御手段の制御により、印字チューブの作成が中止される。すると、上記第1印字データ特定手段が、上記のようにして複数個のうちの一部の個数だけ作成された各印字チューブに形成された上記チューブ用印字データを特定する。そして、上記第1印字データ生成手段が、その特定された作成済み印字チューブのチューブ用印字データに一対一に対応づけられた(一例としては同一テキストの)、特定のテープ用印字データを生成する。そして、第2制御手段による第2搬送手段及び第2印字手段への制御により、上記特定のテープ用印字データが第2被印字媒体に対し印字形成され、上記作成済みの印字チューブに対応した数(例えば同数)の複数の印字テープが作成される。
以上のようにして、本願発明では、複数の印字チューブの作成のうち一部が作成できずに処理が中断された場合であっても、その作成済みの一部の印字チューブに対応した印字内容の印字テープが自動的に作成される。したがって、操作者は、上記作成された一部の印字チューブと、これに対応して作成された印字テープとを取得して、所望の用途に活用することができる。この結果、前述の不便さを解消し、利便性を向上することができる。
本発明によれば、印字内容がそれぞれ対応づけられた複数の印字チューブと複数の印字テープの作成において、印字チューブの作成途中に何らかのエラー状態が生じた場合でも効率的かつ整合した作成が可能になる。
本発明の一実施形態のチューブ・テープ印字装置の外観概略構成を表す斜視図である。 チューブ・テープ印字装置の内部構成を表す概念的構成図である。 チューブ・テープ印字装置で作成した印字ラベルと印字チューブの利用例を示す図である。 印字チューブと印字ラベルの作成手法の例を説明する図である。 比較例による印字チューブと印字ラベルの作成手法の例を説明する図である。 実施形態による印字チューブと印字ラベルの作成手法を説明する図である。 CPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 CPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 セット単位でラベルが作成される変形例における、印字チューブと印字ラベルの作成手法を説明する図である。 印字チューブ作成中止時に代用ラベルを作成する変形例における、印字チューブと印字ラベルの作成手法を説明する図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
<チューブ・テープ印字装置の構成>
本実施形態における印字装置1(チューブ・テープ印字装置に相当)の外観概略構成を図1に示す。また、上記印字装置1の内部構成を表す概念的構成図を図2に示す。これら図1及び図2において、印字装置1の装置本体11の外郭を構成する筐体12には、凹所としてのカートリッジホルダ部(図示せず)が設けられている。そして、このカートリッジホルダ部に、印字ラベルL(印字テープに相当)を作成するための被印字テープ101を供給可能なカートリッジ100が、着脱可能に取り付けられる。また、筐体12の背面(図1中の右奥側の面、図2中の右側の面)には、印字チューブTを作成するための被印字チューブ201を操作者が筐体12の外部から挿入するためのチューブ挿入穴13が形成されている。
装置本体11は、上記筐体12と、1つの印字ヘッド14と、1対のテープカッタ15と、1対のチューブカッタ16と、テープ搬送ローラ18と、チューブ搬送ローラ18と、センサ21と、を有している。
筐体12は、カートリッジ100を嵌合させる上記カートリッジホルダ部と、上記チューブ挿入穴13と、を備える。
テープ搬送ローラ18(第2搬送手段に相当)は、カートリッジ100に備えられたテープロール112から供給された被印字テープ101(第2被印字媒体に相当)をテープ搬送経路に沿って搬送する。チューブ搬送ローラ19(第1搬送手段に相当)は、チューブ挿入穴13から挿入された被印字チューブ201(第1被印字媒体に相当)をチューブ搬送経路に沿って搬送する。チューブ搬送ローラ19は、上記テープ搬送ローラ18と略同じ搬送方向位置に配置されている。
印字ヘッド14(第1印字手段、第2印字手段に相当)は、上記被印字テープ101のテープ搬送経路と、上記被印字チューブ201のチューブ搬送経路とに跨って共通に設けられている。そして、上記テープ搬送ローラ18及びチューブ搬送ローラ19は、印字ヘッド14に対向して設けられている。この印字ヘッド14は、上記テープ搬送ローラ18及びチューブ搬送ローラ19により搬送される被印字テープ101及び被印字チューブ201に対し、それぞれ所望の印字を形成可能である。
テープカッタ15は、上記印字形成された被印字テープ101を所望の長さとなるように切断し、ラベル状の上記印字ラベルLを生成する。チューブカッタ16は、上記印字形成された被印字チューブ201を所望の長さとなるように切断し、短管状の上記印字チューブTを生成する。なお、チューブカッタ16は、上記テープカッタ15と略同じ搬送方向位置に配置されている。
なお、特に図示しないが、上記テープ搬送ローラ18及び上記チューブ搬送ローラ19以外に、被印字テープ101や被印字チューブ201の搬送及び筐体12からの排出の便宜のために、上記ラベル搬送経路及び上記チューブ搬送経路の適宜の位置に図示しないガイドローラや送出ローラ等を設けてもよい。
センサ21(検出手段に相当)は、この例では、上記被印字チューブ201の搬送経路に沿って上記チューブカッタ16の上流側近傍に位置している。このセンサ21は、被印字チューブ201の有無を、光学的検出、磁気的検出等の、公知の手法で検出し、対応する検出信号を制御回路40(後述)に入力する。なお、センサ21の配置位置はこの例に限られず、チューブ搬送経路の他の部位(例えばチューブ挿入穴13の近傍や印字ヘッド14の上流側近傍等)でもよい。
一方、装置本体11はまた、印刷駆動回路33と、カッターソレノイド34a,34bと、カッターソレノイド駆動回路35a,35bと、搬送ローラ用モータ36a,36bと、搬送ローラ駆動回路37a,37bと、制御回路40と、を有する。
カッターソレノイド34aは、チューブカッタ16を駆動して上記切断動作を行わせる。カッターソレノイド34bは、テープカッタ15を駆動して上記切断動作を行わせる。カッターソレノイド駆動回路35a,35bは、カッターソレノイド34a,34bをそれぞれ制御する。
搬送ローラ用モータ36aは、チューブ搬送ローラ19を駆動する。搬送ローラ用モータ36bは、テープ搬送ローラ18を駆動する。搬送ローラ駆動回路37a,37bは、搬送ローラ用モータ36a,36bをそれぞれ制御する。
制御回路40は、印刷駆動回路33、カッターソレノイド駆動回路35a,35b、搬送ローラ駆動回路37a,37b等を介し、印字装置1全体の動作を制御する。なお、この制御回路40は、いわゆるマイクロコンピュータであり、詳細な図示を省略するが、中央演算処理装置であるCPU、ROM、及びRAM等から構成され、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う。
<印字ラベル作成動作概略>
上記構成の印字装置1において、カートリッジ100がカートリッジホルダに装着されると、カートリッジ100から繰り出された被印字テープ101がテープ搬送ローラ18と印字ヘッド14との間に狭持される。上記搬送ローラ用モータ36bの駆動力によってテープ搬送ローラ18が回転し、被印字テープ101がテープ搬送ローラ18と印字ヘッド14との間を通って搬送される。このとき、制御回路40により印字ヘッド14に設けられた複数の発熱素子(図示せず)が通電され、発熱する。この結果、印字ヘッド14により、被印字テープ101に所望の印字内容の印字が印刷される。その後、カッターソレノイド34bへの通電によってテープカッタ15が動作することにより、上記印字形成が終了した被印字テープ101が切断されて上記印字ラベルLが生成され、排出口17から筐体12外部へと排出される。
このとき、例えば、被印字テープ101の印字面の裏側には、例えば適宜の接着剤からなる粘着層(図示省略)が設けられており、上記印字ラベルLは印字面を表にして所定の対象物の表面に貼着される。
<印字チューブ作成動作概略>
一方、上記構成の印字装置1において、上記チューブ挿入穴13を介して筐体12の外部から被印字チューブ201が挿入されると、
被印字チューブ201がチューブ搬送ローラ19と印字ヘッド14との間に狭持される。上記搬送ローラ用モータ36aの駆動力によってチューブ搬送ローラ19が回転し、被印字チューブ201がチューブ搬送ローラ19と印字ヘッド14との間を通って搬送される。このとき、制御回路40により印字ヘッド14に設けられた複数の発熱素子(図示せず)が通電され、発熱する。この結果、印字ヘッド14により、被印字チューブ201に所望の印字内容の印字が印刷される。その後、カッターソレノイド34aへの通電によってチューブカッタ16が動作することにより、上記印字形成が終了した被印字チューブ201が切断されて上記印字チューブTが生成され、排出口17から筐体12外部へと排出される。
このとき、例えば、被印字チューブ201は熱収縮性を有する弾性材料で構成されている。そして、作成された印字チューブTはその内径より細いケーブルを挿通された状態で全体が加熱されることにより、当該ケーブルの外周に固定される(後述の図3参照)。
<印字ラベルと印字チューブの利用例>
上記印字装置1で作成した印字ラベルLと印字チューブTの利用例を図3に示す。この図3において、例えば有線LANのネットワーク上で情報の中継を行うスイッチングハブ300が、上段、下段の各列でそれぞれ8つのスロット301(合計16のスロット)を有している。図示する例では、上段のスロット301に、左から順に「A001」〜「A008」の識別名称が付与されている。また、下段のスロット301に、左から順に「B001」〜「B008」の識別名称が付与されている。
上記各スロット301には、それぞれ適切に対応するケーブル302を接続すべきである。そこで、この例では、各スロット301の上方近傍にそれぞれの識別名称を印字した印字ラベルLが貼付される。その一方、上記各スロット301にそれぞれ挿入される各ケーブル302に、それぞれの接続先となるスロット301の識別名称を印字した印字チューブTが装着されている。つまり、対応する1組のスロット301及びケーブル302に、同一の識別名称のテキストが印字された印字ラベルL及び印字チューブTが割り当てられる。これにより、接続する各スロット301と各ケーブル302の対応関係が明確となり、誤配線を防ぐことができる。
上記の例のように、一般に、印字内容がそれぞれ1対1に対応づけられる、複数の印字チューブT及び複数の印字ラベルLを作成したい、というニーズがある。このような場合における作成手法として、まず考えられるのは、例えば図4(a)に示すように、1番目の印字チューブT(「A001」)を作成→対応する1番目の印字ラベルL(「A001」)を作成→次の2番目の印字チューブT(「A002」)を作成→対応する2番目の印字ラベルL(「A002」)作成→・・のように、印字チューブTと印字ラベルLとを交互に作成する手法である。しかしながらこの作成手法では、印字ラベルLの作成と印字チューブTの作成を頻繁に切り替えることになり、時間的にも機能的にも非効率的となってしまう。
これを回避するための手法としては、図4(b)に示すように、作成予定の全個数(この例では8つ)の印字チューブT(「A001」〜「A008」)を一括して作成した後、同数の全て(この例では8枚)の印字ラベルL(「A001」〜「A008」)を一括して作成することが考えられる。これにより、上記の頻繁な切り替えを回避し、高い作成効率を確保することができる。
<比較例>
しかしながら、上記図4(b)のような作成手法を実行する場合に、先行して行う複数の印字チューブTの作成途中において、何らかのエラー状態が生じ、上記複数の印字チューブTの作成のうち一部が作成できずに処理が中断される場合があり得る。すなわち、比較例として図5に示すように、例えば先行して8つの印字チューブTを一括して作成している途中(この例では7つ目の印字チューブ「A007」の作成途中)でチューブ切れが発生したとする。この場合、その時点で印字装置の動作が停止してしまう結果、残りの2つ(7つ目の印字チューブ「A007」と8つ目の印字チューブ「A008」)の作成が完了しないとともに、印字ラベルについては1枚も作成されないこととなる。つまり、一部の印字チューブT(上記の例では1つめの印字チューブ「A001」から6つめの印字チューブ「A006」まで)は作成が完了されているにもかかわらず、操作者は1つの印字チューブTも使用することができずに不便である。
<実施形態における作成手法>
そこで、本実施形態では、複数の印字チューブTの作成のうち一部が作成できずに処理が中断された場合、印字ラベルの作成処理に自動的に切り替え、上記作成済みの一部の印字チューブTに対応した印字内容の印字ラベルLを作成する。すなわち、図5に対応する図6に示すように、上記同様、8つの印字チューブTを一括して作成している途中に7つ目の印字チューブ「A007」の作成途中でチューブ切れが発生した場合を想定する。本実施形態では、上記チューブ切れに関し、上記センサ21が、印字可能な位置に被印字チューブ201が存在しないこと(=チューブ切れ)を検出する。
このように複数の印字チューブTの作成途中でセンサ21がチューブ切れを検出した際には、上記比較例と同様、その時点で印字チューブTの作成が中止される。その後、本実施形態では、印字チューブTの作成動作から印字ラベルLの作成動作に自動的に切り替わり、上記作成済みの印字チューブTに対応した枚数分の複数(図示する例では「A001」〜「A006」の6枚)の印字ラベルLが作成される。これにより、操作者は、上記作成された一部の印字チューブTと、これに対応して作成された印字ラベルLとを取得して、これらを活用することができる。
なお、上記の例では、印字チューブTに印字形成される上記識別名称(チューブ用印字データに相当)と印字ラベルLに印字形成される上記識別名称(テープ用印字データに相当)とが、同一テキストではあるものの、印字チューブTでは縦書きで印字ラベルLでは横書きで印字形成される場合を例にとって説明している。本実施形態の印字装置1では、上記の印字チューブTと印字ラベルLとの作成個数(枚数)や、それぞれの印字内容(印字データ)は、例えば印字装置1に予め用意された印字データ編集アプリケーションを用いつつ、印字装置1に備えられた操作部(図示省略)を介した操作者の操作により、任意に設定される。
<CPUが実行する制御内容>
上記の作成手法を実現するために、印字装置1の制御回路40のCPU(特に図示せず)が実行する制御手順を、図7及び図8により説明する。
まず、ステップS5で、CPUは、上記のように操作者が上記操作部を介し入力した、印字チューブTの作成個数、言い替えれば印字ラベルLの作成枚数K(以下適宜、単に「作成数K」という)を取得する。
その後、ステップS10に移り、CPUは、チューブ切れを表すフラグFの値を0にリセットする。また、CPUは、被印字チューブへの印字処理回数に対応したカウンタ変数N1に、1を代入する。
そして、ステップS15に移り、CPUは、被印字チューブ201の搬送を開始する。具体的には、搬送ローラ駆動回路37aに対して駆動開始を指示する指令信号を出力することで、搬送ローラ用モータ36aを介し、チューブ搬送ローラ19を回転させる。これにより、チューブ挿入穴13を介し操作者により挿入された被印字チューブ201の搬送が開始される。
その後、ステップS20に移り、CPUは、印刷駆動回路33を介して印字ヘッド14を制御し、この時点のカウンタ変数N1の値に対応する印字内容を表す印字データを生成し、当該印字データに対応した印字を被印字チューブ201に形成する。例えば上記図6に示した例では、カウンタ変数N1=1の場合は「A001」、N1=2の場合は「A002」、・・・、N1=8の場合は「A008」、のように、各テキストが被印字チューブ201に対し(前述の例では縦書きで)印字形成される。
その後、ステップS25に移り、CPUは、上記ステップS20で印字形成した後の被印字チューブ201を切断する。具体的には、まず、搬送ローラ駆動回路37aに駆動停止を指示する指令信号を出力することで、搬送ローラ用モータ36aによるチューブ搬送ローラ19の回転を停止させる。その後、カッターソレノイド駆動回路35aに対して指令信号を出力する。これにより、カッターソレノイド34aの駆動力でチューブカッタ16が動作し、被印字チューブ201の印字部分が分断されて印字チューブTとなる。これにより、印字チューブTは排出口から排出可能となる。なお、前述した送出ローラによって排出するようにしてもよい。
そして、ステップS30に移り、CPUは、被印字チューブ201のチューブ切れが発生しているか否かを判定する。具体的には、この時点でセンサ21が被印字チューブ201の存在を検出しているか否かを判定する。チューブ切れが発生している場合、判定が満たされ(S30:YES)、ステップS35へ移る。
ステップS35では、CPUは、フラグFを1とする。その後、後述のステップS50へ移る。
一方、上記ステップS30の判定において、チューブ切れが発生していない場合、判定は満たされず(S30:NO)、ステップS40へ移る。
ステップS40では、CPUは、この時点の上記カウンタ変数N1の値が作成数Kと同じであるか否かを判定する。言い換えれば、作成数K分の印字チューブTの作成が終了したか否かを判定する。カウンタ変数N1の値が作成数Kと異なる場合、判定は満たされず(S40:NO)、ステップS45へ移る。
ステップS45では、CPUは、カウンタ変数N1の値に1を加えた後、ステップS15に戻り、被印字チューブ201の搬送処理以降、同様の手順を繰り返す。
一方、上記ステップS40の判定において、カウンタ変数N1の値が作成数Kと同じであった場合、判定が満たされ(S40:YES)、図8に示す後述のステップS55へ移る。
なお、以上において、図7のステップS5〜ステップS40及びステップS45を実行するCPUの機能が、各請求項記載の第1制御手段に相当する。また、ステップS35を実行した後、図8のステップS55へ移行するCPUの機能が、各請求項記載の中止制御手段に相当する。また、ステップS15〜ステップS30を経てステップS40→ステップS45→ステップS15・・と繰り返し実行した後、ステップS30の判定が満たされてステップS35へ移行するときのCPUの機能が、各請求項記載の第1印字データ特定手段に相当する。
図8において、ステップS55で、CPUは、カウンタ変数N2の値に1を代入する。
その後、ステップS60に移り、CPUは、この時点のフラグFの値が1であり、かつ、カウンタ変数N2の値がカウンタ変数N1の値と同じであるか否かを判定する。言い換えると、上記の印字チューブTの作成処理においてチューブ切れが発生したチューブの順番(=N1)にカウンタ変数N2が到達したか否かを判定する。その時点のフラグFの値が1であり(=チューブ切れが発生しており)、かつ、カウンタ変数N2の値がカウンタ変数N1の値と同じである場合、判定が満たされ(S60:YES)、このフローを終了する。
一方、上記ステップS60の判定において、その時点のフラグFの値が0であるか、または、カウンタ変数N2の値がカウンタ変数N1の値と異なる場合、判定は満たされず(S60:NO)、ステップS65に移る。
ステップS65では、CPUは、被印字テープ101の搬送を開始する。具体的には、搬送ローラ駆動回路37bに対して駆動開始を指示する指令信号を出力することで、搬送ローラ用モータ36bを介し、テープ搬送ローラ18を回転させる。これにより、カートリッジ100のテープロール112からの被印字テープ101の繰り出し及び搬送が開始される。
その後、ステップS70では、CPUは、印刷駆動回路33を介して印字ヘッド14を制御し、この時点のカウンタ変数N2の値に対応する印字内容を表す印字データを生成し(この機能が第1印字データ生成手段に相当する)、当該印字データに対応した印字を被印字テープ101に印字形成する。例えば上記図6に示した例では、カウンタ変数N2=1の場合は「A001」、N2=2の場合は「A002」、・・・、N2=8の場合は「A008」、のように、各テキストが被印字テープ101に対し(前述の例では横書きで)印字形成される。
そして、ステップS75に移り、CPUは、上記ステップS70で印字した被印字テープ101を切断する。具体的には、まず、搬送ローラ駆動回路37bに駆動停止を指示する指令信号を出力することで、搬送ローラ用モータ36bによるテープ搬送ローラ18の回転を停止させる。その後、カッターソレノイド駆動回路35bに対して指令信号を出力する。これにより、カッターソレノイド34bの駆動力でテープカッタ15が動作し、被印字テープ101の印字部分が分断されて印字ラベルLとなる。これにより、印字ラベルLは排出口から排出可能となる。なお、前述した送出ローラによって排出するようにしてもよい。
その後、ステップS80に移り、CPUは、その時点のカウンタ変数N2の値が上記作成数Kと同じであるか否かを判定する。言い換えれば、作成数K分の印字ラベルLの作成が終了したか否かを判定する。カウンタ変数N2の値が作成数Kと異なる場合、判定は満たされず(S80:NO)、ステップS85へ移る。
ステップS85では、CPUは、カウンタ変数N2の値に1を加えた後、ステップS60に戻り、被印字テープ101の搬送処理以降、同様の手順を繰り返す。
一方、上記ステップS80の判定において、カウンタ変数N2の値が作成数Kと同じ場合、判定が満たされ(S80:YES)、このフローを終了する。
なお、上記ステップS55〜ステップS85を実行するCPUの機能が、各請求項記載の第2制御手段に相当する。
以上のフローを実行することにより、上記チューブ切れが起こらない場合には、図7のステップS5〜ステップS30、ステップS40、ステップS45で作成数K個分の印字チューブTがそれぞれの作成順番に対応する印字内容で作成された後、図8のステップS55、ステップS65〜ステップS85で上記と同じ作成数K枚分の印字ラベルLが、それぞれの作成順番に対応する印字内容で作成される。印字チューブTの作成途中で上記チューブ切れが発生した場合には、そのチューブ切れが発生した作成順番より一つ前の順番までの印字ラベルLが作成される。
<本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態では、複数の印字チューブTの作成のうち一部(上記の例では印字チューブ「A007」「A008」)が作成できずに処理が中断された場合であっても、作成済みの印字チューブT(上記の例では印字チューブ「A001」〜「A006」)に対応した印字内容の印字ラベルL(上記の例では印字ラベル「A001」〜「A006」)が自動的に作成される。したがって、操作者は、上記作成された一部の印字チューブTと、これに対応して作成された印字ラベルLとを取得して、所望の用途に活用することができる。この結果、印字内容がそれぞれ対応づけられた複数の印字チューブTと複数の印字テープの作成において、印字チューブTの作成途中に何らかのエラー状態が生じた場合でも効率的かつ整合した作成が可能になる。
また、本実施形態では特に、被印字チューブ201に印字形成する印字データの文字と、これに対応して被印字テープ101に印字形成する印字データの文字とは、互いに同一のテキストとしている。これにより、操作者は、複数の印字チューブTの作成のうち一部が作成できずに処理が中断された場合であっても、その作成済みの一部の印字チューブTと、それら印字チューブTと同一印字内容の印字テープとを取得し、所望の用途に活用することができる。なおこの場合、対応する印字データどうしは内容が実質的に同一であればよく、上記図6に示した例のように縦書きと横書きのように書き出す向きの違いや、字体のポイント、フォントスタイルなどの違いがあっても同様の効果が得られる。
但し、本発明はこれに限られず、印字チューブT用の印字データに含まれる文字と、これに対応する組の印字テープ用の印字データに含まれる文字とが、予め関連づけられた(つまり紐付けられた)互いに異なるテキストであってもよい。例えば、特に図示しないが、印字チューブTに「A001ケーブル」と印字し、これに対応する組の印字ラベルLに「A001スロット」と印字する場合などのように、関連づけられた異なるテキストとしてもよい。あるいは、印字チューブTと印字ラベルLとのそれぞれのメインの印字領域には全く異なるテキスト内容を印字形成するとともに、サブの印字領域に共通のテキスト内容を印字形成するようにしてもよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。なお、各変形例において、上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
(1)セット単位でラベルが作成される場合
すなわち、上記図6に対応する図9に示すように、本変形例では、8つの印字チューブ「A001」「A002」・・「A008」が1つのセット(第1セット)として取り扱われ、その後に作成される8つの印字チューブ「B001」「B002」・・「B008」が次の1つのセット(第2セット)として取り扱われ、さらにその後に作成される8つの印字チューブ「C001」「C002」・・「C008」が次の1つのセット(第3セット)として取り扱われる。
そして、第1セットの8つの印字チューブTの一括作成が完了し、さらに第2セットの8つの印字チューブTの一括作成完了後、前述と同様、第3セットの8つの印字チューブTを一括作成している途中に、7つ目の印字チューブ「C007」の作成途中でチューブ切れが発生した場合を想定する。この場合、本変形例では、上記切り替わりの実行後、セット単位で見た上記作成済みの印字チューブT(すなわち第1セットの8つの印字チューブ「A001」「A002」・・「A008」と第2セットの8つの印字チューブ「B001」「B002」・・「B008」)に対応した枚数分の複数(この例では「A001」〜「A008」及び「B001」〜「B008」の合計16枚)の印字ラベルLが作成される。言い換えれば、印字チューブTの作成における作成開始直後の第1セット目から、上記未遂となったセット(上記の例では第3セット)の1つ前の順番のセット(上記の例では第2セット)までのセット単位で、印字ラベルLの作成が行われる。
以上説明したように、本変形例では、作成が完了した印字チューブTがセット単位で特定され、それら印字チューブTに対応した印字内容の印字ラベルLが自動的に作成される。この結果、上記同様、操作者の利便性を向上することができる。
(2)印字チューブ作成中止時に代用ラベルを作成する場合
すなわち、上記図9に対応する図10に示すように、本変形例においても、8つの印字チューブ「A001」「A002」・・「A008」が1つのセット(第1セット)として取り扱われ、その後に作成される8つの印字チューブ「B001」「B002」・・「B008」が次の1つのセット(第2セット)として取り扱われる。
そして、第1セットの8つの印字チューブTの一括作成完了後、前述と同様、第2セットの8つの印字チューブTを一括作成している途中に、7つ目の印字チューブ「B007」の作成途中でチューブ切れが発生した場合を想定する。この場合、本変形例では、当該印字チューブTの作成が中止されたセットのうち、未作成の残りの印字チューブTについて、同等の内容が印字形成される、印字チューブの代用としての印字ラベル(以下適宜、単に「代用ラベル」という)LDが作成される。
この場合の代用ラベルLDの作成時には、当該印字チューブTの作成が中止されたセットのうち、未作成の残りの印字チューブTの印字データ(上記の例では「B007」「B008」)がCPUによって特定される(第2印字データ特定手段としての機能)。そして、CPUにより、その特定された印字データと一対一に対応づけられる内容の印字ラベル用の印字データ(この例では上記特定された印字データ同一内容である「B007」「B008」)が生成される(第2印字データ生成手段としての機能)。そして、CPUにより、前述の図8に示したステップS65、ステップS70、ステップS75と同等の手順が上記代用すべき枚数分だけ繰り返されることで、上記代用ラベルLD(この例では印字ラベル「B007」「B008」)が作成される(代用制御手段としての機能)。なお、図示の例では、代用ラベルLDとして、「B007」「B008」を単純に縦書きした印字ラベルLが生成される(使用時には、例えばケーブル302の外表面にラベル長手方向がケーブル軸方向に沿うように貼り付けられる)場合を示したが、これに限られない。すなわち、ケーブル302の外周部を周方向に一周するように巻き付けて使用され、さらに巻き付けられない部分が旗のようにケーブル302外に突出する態様で使用される印字ラベル(いわゆる旗ラベル)が、上記代用ラベルLDとして生成されてもよい。
そして、本変形例では、既に述べた作成済みの印字チューブTに対応した印字ラベルLが生成される場合には、前述と同様の手法で当該作成済みの印字チューブTに対応した印字内容の印字ラベルLが作成されるのみならず、上記代用ラベルLDに対応した印字内容の印字ラベルLも作成される。
すなわち、この場合、ラベル作成時には、前述のようにして第1セットの印字ラベルLの作成が終了した後、第2セット(つまり印字チューブTの作成が中止されたセット)のうち、既作成の印字チューブTの印字データ(上記の例では「B001」〜「B006」)がCPUによって特定される(第3印字データ特定手段としての機能)。そして、CPUにより、その特定された印字データと一対一に対応づけられる内容の印字ラベル用の印字データ(この例では上記特定された印字データ同一内容である「B001」〜「B006」)が生成される(第3印字データ生成手段としての機能)。そして、CPUにより、前述の図8に示したステップS65、ステップS70、ステップS75と同等の手順が、上記既作成の印字チューブTの個数(上記の例では6個)及び上記代用ラベルLDの枚数(上記の例では2枚)とを合計した枚数分(すなわち上記の例では8枚)だけ繰り返されることで、対応する印字ラベルL(この例では印字ラベル「B001」〜「B008」)が作成される(第3制御手段としての機能)。
以上説明したように、本変形例では、あるセット(上記の例では第2セット)の作成が未遂に終わった場合、当該セットのうち未作成の印字チューブTに代えて、代用となる代用ラベルLDが作成される。この結果、操作者は、少なくとも当該セットまでは上記所望の用途への活用を実行することができるので、さらに利便性を向上することができる。
また、本変形例では特に、上記のようにして未遂のセットのうち未作成の印字チューブTに代わる代用ラベルLDが自動的に作成された場合、前述と同様にして、未遂のセットのうち作成済みの印字チューブTに対応した印字内容の印字ラベルL(上記の例では印字ラベル「B001」〜「B006」)と、上記代用印字ラベルLDに対応する内容の印字ラベルL(上記の例では印字ラベル「B007」「B008」)と、がさらに自動的に作成される。これにより、上記のようにして印字チューブTの作成がセットの途中で中止された場合でも、操作者は、当該セット分までは、前述と同様に、作成された印字チューブT(又は代用印字ラベルLD)と、これに対応して作成された印字ラベルLとを取得して、所望の用途に活用することができる。この結果、さらに確実に利便性を向上することができる。
(3)その他
なお、本実施形態では、裏面に粘着層を有する被印字テープ101を用いて対象物に貼付可能な印字ラベルLを作成したが、これに限られない。例えば、粘着層を有しない被印字テープ101を用いて、貼着機能のない印字テープを作成してもよい。また、中断基準となるエラー状態についても、完全に被印字チューブ201がなくなる前に所定の予備長さで残留した状態を上記のエラー状態としてもよく、この場合にはセンサ21の配置位置を適宜調整して設定すればよい。その他、チューブ切れ以外に例えば印字形成の失敗等を検出して上記エラー状態としてもよい。
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
但し、例えばしきい値(図7、図8のフローチャート参照)や基準値等、所定の判定基準となる値あるいは区切りとなる値の記載がある場合は、それらに対しての「同一」「等しい」「異なる」等は、上記とは異なり、厳密な意味である。
また、図2に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図7、図8等に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 チューブ・テープ印字装置
14 印字ヘッド(第1印字手段、第2印字手段)
15 テープカッタ
16 チューブカッタ
18 テープ搬送ローラ(第2搬送手段)
19 チューブ搬送ローラ(第1搬送手段)
21 センサ(検出手段)
40 制御回路
100 カートリッジ
101 被印字テープ
201 被印字チューブ
L 印字ラベル(印字テープ)
LD 代用ラベル
T 印字チューブ

Claims (6)

  1. チューブ状の第1被印字媒体を搬送させるための第1搬送手段と、
    前記第1搬送手段により搬送される前記第1被印字媒体に印字を行うための第1印字手段と、
    テープ状の第2被印字媒体を搬送させるための第2搬送手段と、
    前記第2搬送手段により搬送される前記第2被印字媒体に印字を行うための第2印字手段と、
    を有するチューブ・テープ印字装置であって、
    前記第1搬送手段及び前記第1印字手段を連携して制御し、所望のチューブ用印字データを前記第1被印字媒体に対し印字形成して、複数の印字チューブを順次作成する、第1制御手段と、
    前記第1制御手段の制御による前記第1被印字媒体に対する印字形成開始後における、所定のエラー状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段が前記エラー状態を検出したとき、前記第1搬送手段及び前記第1印字手段を連携して制御し、前記印字チューブの作成を中止する中止制御手段と、
    前記第1制御手段の制御による前記作成開始後、前記中止制御手段の制御による前記作成中止までの間に順次生成された、複数の前記印字チューブそれぞれの前記チューブ用印字データを特定する第1印字データ特定手段と、
    前記第1印字データ特定手段により特定された前記複数の印字チューブそれぞれの前記チューブ用印字データに対して一対一に対応づけられた、複数の印字テープそれぞれを作成するための特定のテープ用印字データを生成する第1印字データ生成手段と、
    前記第2搬送手段及び前記第2印字手段を連携して制御し、前記第1印字データ生成手段により生成された前記特定のテープ用印字データを前記第2被印字媒体に対し印字形成し、前記順次生成された複数の印字チューブに対応した数の複数の前記印字テープを順次作成する、第2制御手段と、
    を有することを特徴とするチューブ・テープ印字装置。
  2. 請求項1記載のチューブ・テープ印字装置において、
    前記第1制御手段は、
    前記第1搬送手段及び前記第1印字手段を連携して制御し、所定数の前記印字チューブを1セットとして複数セットを順次作成し、
    前記第1印字データ特定手段は、
    前記検出手段により任意の1セットの作成途中において前記エラー状態が検出され、当該セットの作成が未遂に終わった場合には、前記作成開始後当該未遂のセットよりも前に生成が完了した、少なくとも1つのセットに含まれる前記複数の印字チューブそれぞれの前記チューブ用印字データを特定し、
    前記第1印字データ生成手段は、
    前記第1印字データ特定手段により特定された、前記少なくとも1つのセットに係わる前記チューブ用印字データに対し、一対一に対応づけられた前記特定のテープ用印字データを生成し、
    前記第2制御手段は、
    前記第2搬送手段及び前記第2印字手段を連携して制御し、前記第1印字データ生成手段により生成された前記特定のテープ用印字データを前記第2被印字媒体に対し印字形成し、対応する前記複数の印字テープを順次作成する
    ことを特徴とするチューブ・テープ印字装置。
  3. 請求項2記載のチューブ・テープ印字装置において、
    前記検出手段により1セットの作成途中において前記エラー状態が検出され、当該セットの作成が未遂に終わった場合に、当該未遂のセットに含まれる未作成の前記印字チューブの前記チューブ用印字データを特定する、第2印字データ特定手段と、
    前記第2印字データ特定手段により特定された前記未作成の印字チューブの前記チューブ用印字データに対して一対一に対応づけられる、代用印字テープを作成するための前記テープ用印字データを生成する第2印字データ生成手段と、
    前記第2搬送手段及び前記第2印字手段を連携して制御し、前記第2印字データ生成手段により生成された前記テープ用印字データを前記第2被印字媒体に対し印字形成して、前記代用印字テープを作成する、代用制御手段と、
    を有することを特徴とするチューブ・テープ印字装置。
  4. 請求項3記載のチューブ・テープ印字装置において、
    前記未遂のセットに含まれる既作成の前記印字チューブの前記チューブ用印字データを特定する、第3印字データ特定手段と、
    前記第3印字データ特定手段により特定された前記既作成の印字チューブの前記チューブ用印字データに対して一対一に対応づけられる、前記テープ用印字データを生成する第3印字データ生成手段と、
    前記第2搬送手段及び前記第2印字手段を連携して制御し、前記第3印字データ生成手段により生成された前記テープ用印字データと、前記代用印字テープに印字形成するために前記第2印字データ生成手段により生成された前記テープ用印字データに対応したテープ用印字データと、を前記第2被印字媒体に対し印字形成し、前記未遂のセットに含まれる全印字チューブの数に対応する数の前記印字テープを順次作成する第3制御手段と、
    を有することを特徴とするチューブ・テープ印字装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のチューブ・テープ印字装置において、
    前記チューブ用印字データに含まれる文字と、これに対応する前記テープ用印字データに含まれる文字とは、互いに同一テキストである
    ことを特徴とするチューブ・テープ印字装置。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のチューブ・テープ印字装置において、
    前記チューブ用印字データに含まれる文字と、これに対応する前記テープ用印字データに含まれる文字とは、予め関連づけられた互いに異なるテキストである
    ことを特徴とするチューブ・テープ印字装置。
JP2015003165A 2015-01-09 2015-01-09 チューブ・テープ印字装置 Active JP6260833B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015003165A JP6260833B2 (ja) 2015-01-09 2015-01-09 チューブ・テープ印字装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015003165A JP6260833B2 (ja) 2015-01-09 2015-01-09 チューブ・テープ印字装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016128223A JP2016128223A (ja) 2016-07-14
JP6260833B2 true JP6260833B2 (ja) 2018-01-17

Family

ID=56383969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015003165A Active JP6260833B2 (ja) 2015-01-09 2015-01-09 チューブ・テープ印字装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6260833B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3158618B2 (ja) * 1992-02-21 2001-04-23 オムロン株式会社 伝票処理機の印字切換え装置
JPH0579681U (ja) * 1992-03-24 1993-10-29 株式会社沖情報システムズ 取引処理装置
JPH0966632A (ja) * 1995-08-31 1997-03-11 Max Co Ltd テーププリンタ
JPH09218986A (ja) * 1996-02-09 1997-08-19 Nec Corp ジャーナルファイルを用いた、pos用紙切れ運用継続方式
JP2003226046A (ja) * 2002-02-01 2003-08-12 Canon Ntc Inc 長尺媒体印刷装置
US6929415B2 (en) * 2003-08-12 2005-08-16 Brady Worldwide, Inc. Wire marker label media
JP4461478B2 (ja) * 2004-03-02 2010-05-12 ブラザー工業株式会社 ラベル作成装置用カートリッジ及びラベル作成装置
JP2006113652A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016128223A (ja) 2016-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6376117B2 (ja) 印刷装置、印刷方法、及び印刷プログラム
US20180264859A1 (en) Printing apparatus
JP6260833B2 (ja) チューブ・テープ印字装置
JP4907398B2 (ja) カッター付きプリンタ
JP2017080917A (ja) 印刷装置の制御方法および印刷装置
JP2016141009A (ja) 印字チューブ作成装置
JP5822065B2 (ja) 印刷装置
US9764569B2 (en) Printer, and method and computer-readable medium for the same
US9718290B2 (en) Printer, and method and computer-readable medium for the same
JP6233333B2 (ja) チューブ印刷処理プログラム及びチューブ印刷処理方法
JP6781952B2 (ja) 印刷装置
JP6300110B2 (ja) 印刷装置
JP6269973B2 (ja) 印刷装置及び印刷処理プログラム
JP6421946B2 (ja) 印刷物作成処理プログラム
JP2013184324A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2016173654A (ja) 印刷データ処理プログラム及び印字装置
JP5354267B2 (ja) テープ印刷装置、分割ラベルの作成方法、分割ラベルの作成プログラムが記憶された記憶媒体
JP3948408B2 (ja) 印刷制御装置及びプログラム
EP3428789B1 (en) Roll-fed printing apparatus, software medium, and method for controlling a roll-fed printing apparatus
JP2017114084A (ja) プリンタ
JP5917073B2 (ja) 印刷装置および印刷制御方法
JP6300111B2 (ja) 印刷装置及び巻き付けラベルの作成処理プログラム
US11630615B2 (en) Non-transitory computer readable storage medium storing set of program instructions for transmitting first and second sets of print data
JP2014071598A (ja) 印字ラベル作成装置
JP6332950B2 (ja) 印刷装置および切断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6260833

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150