JP2016190298A - ロボットおよびロボットシステム - Google Patents

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和重 赤羽
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Abstract

【課題】ロボットの先端部の位置を第1回動軸周りに180°異なる位置に移動させる動作を、ロボットが干渉しないための空間を小さくしても実現できるロボットおよびロボットシステムを提供すること。【解決手段】ロボットは、第1面に設けられた基台と、前記基台に設けられたロボットアームとを備え、前記ロボットアームは、第n(nは1以上の整数)アームと第(n+1)アームとを有し、前記第nアームは、第n回動軸周りに回動可能であり、前記第(n+1)アームは、前記第nアームに、前記第1回動軸の軸方向と異なる軸方向である第(n+1)回動軸周りに回動可能に設けられ、前記第nアームの長さは、前記第(n+1)アームの長さよりも長く、前記第(n+1)回動軸の軸方向から見て、前記第nアームと前記第(n+1)アームとが重なることが可能であり、前記基台と前記ロボットアームとの接続部分が、前記第1面よりも鉛直方向上側に位置している。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットおよびロボットシステムに関するものである。
従来、ロボットアームを備えたロボットが知られている。ロボットアームは複数のアーム(アーム部材)が関節部を介して連結され、最も先端側(最も下流側)のアームには、エンドエフェクターとして、例えば、ハンドが装着される。関節部はモーターにより駆動され、その関節部の駆動により、アームが回動する。そして、ロボットは、例えば、ハンドで対象物を把持し、その対象物を所定の場所へ移動させ、組立等の所定の作業を行う。
このようなロボットとして、特許文献1には、垂直多関節ロボットが開示されている。特許文献1に記載のロボットでは、基台に対してハンドを、最も基端側(最も上流側)の回動軸(鉛直方向に延びる回動軸)である第1回動軸周りに180°異なる位置に移動させる動作は、基台に対して最も基端側のアームである第1アームを、前記第1回動軸周りに回動させることにより行う構成になっている。
特開2014−46401号公報
特許文献1に記載のロボットでは、ハンドを基台に対して第1回動軸周りに180°異なる位置に移動させる場合に、ロボットが干渉しないようにするための大きな空間を必要とする。
本発明の目的は、ロボットの先端部の位置を第1回動軸周りに180°異なる位置に移動させる動作を、ロボットが干渉しないための空間を小さくしても実現できるロボットおよびロボットシステムを提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
(適用例1)
本発明のロボットは、第1面に設けられた基台と、
前記基台に設けられたロボットアームと、を備え、
前記ロボットアームは、第n(nは1以上の整数)アームと第(n+1)アームとを有し、
前記第nアームは、第n回動軸周りに回動可能であり、
前記第(n+1)アームは、前記第nアームに、前記第1回動軸の軸方向と異なる軸方向である第(n+1)回動軸周りに回動可能に設けられ、
前記第nアームの長さは、前記第(n+1)アームの長さよりも長く、前記第(n+1)回動軸の軸方向から見て、前記第nアームと前記第(n+1)アームとが重なることが可能であり、
前記基台と前記ロボットアームとの接続部分が、前記第1面よりも鉛直方向上側に位置していることを特徴とする。
これにより、第n+1アームの先端を第n回動軸周りに180°異なる位置に移動させる場合にロボットが干渉しないようにするための空間を小さくすることができる。
また、ロボットを設置スペースの床、作業台、地上等に設置することにより、その設置のための構成を簡素化することができ、また、ロボットの設置作業を容易かつ迅速に行うことができる。
(適用例2)
本発明のロボットでは、前記第nアームを回動させず、前記第(n+1)アームを回動させることにより、前記ロボットアームの先端を第1位置から、前記第(n+1)回動軸の軸方向から見て前記第nアームと前記第(n+1)アームとのなす角度が0°となる状態を経て、前記第n回動軸周りに180°異なる第2位置に移動させることが可能であることが好ましい。
これにより、ロボットアームの先端を第1位置から第2位置に移動させる場合にロボットが干渉しないようにするための空間を小さくすることができる。
(適用例3)
本発明のロボットでは、前記ロボットアームの先端は、水平方向に移動可能であることが好ましい。
これにより、多彩な作業を行うことができる。
(適用例4)
本発明のロボットでは、前記ロボットアームの先端は、鉛直方向に移動可能であることが好ましい。
これにより、多彩な作業を行うことができる。
(適用例5)
本発明のロボットでは、前記第1面は、水平面と平行であることが好ましい。
これにより、ロボットを設置するための構成を簡素化することができ、また、ロボットの設置作業を容易かつ迅速に行うことができる。
(適用例6)
本発明のロボットシステムは、第1面を有するセルと、
前記第1面に設けられた基台および前記基台に設けられたロボットアームとを有するロボット、とを備え、
前記ロボットアームは、第n(nは1以上の整数)アームと第(n+1)アームとを有し、
前記第nアームは、第n回動軸周りに回動可能であり、
前記第(n+1)アームは、前記第nアームに、前記第1回動軸の軸方向と異なる軸方向である第(n+1)回動軸周りに回動可能に設けられ、
前記第nアームの長さは、前記第(n+1)アームの長さよりも長く、前記第(n+1)回動軸の軸方向から見て、前記第nアームと前記第(n+1)アームとが重なることが可能であり、
前記基台と前記ロボットアームとの接続部分が、前記第1面よりも鉛直方向上側に位置していることを特徴とする。
これにより、第n+1アームの先端を第n回動軸周りに180°異なる位置に移動させる場合にロボットが干渉しないようにするための空間を小さくすることができる。これによって、セルの小型化を図ることができ、ロボットシステムを設置するための設置スペースを小さくすることができる。
また、ロボットをセル内の床、作業台等に設置することにより、その設置のための構成を簡素化することができ、また、ロボットの設置作業を容易かつ迅速に行うことができる。
本発明のロボットシステムの実施形態を示す斜視図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの斜視図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの概略図である。 図1に示すロボットシステムの正面図におけるロボットの図である。 図1に示すロボットシステムの正面図におけるロボットの図である。 図1に示すロボットシステムの正面図におけるロボットの図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの作業の際の動作を説明するための図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの作業の際の動作を説明するための図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの作業の際の動作を説明するための図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの作業の際の動作を説明するための図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの作業の際の動作を説明するための図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの作業の際の動作を説明するための図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの作業の際の動作を説明するための図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの作業の際の動作を説明するための図である。
以下、本発明のロボットおよびロボットシステムを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のロボットシステムの実施形態を示す斜視図である。図2は、図1に示すロボットシステムのロボットの斜視図である。図3は、図1に示すロボットシステムのロボットの概略図である。図4〜図6は、それぞれ、図1に示すロボットシステムの正面図におけるロボットの図である。図7〜図14は、それぞれ、図1に示すロボットシステムのロボットの作業の際の動作を説明するための図である。
なお、以下では、説明の都合上、図1、図4〜図14中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図1〜図14中の基台側を「基端」または「上流」、その反対側(ハンド側)を「先端」または「下流」と言う。また、図1、図4〜図14中の上下方向が鉛直方向である。また、図2では、セル内に設置されていない状態のロボットが図示されている。また、図7〜図14では、セルは、作業台のみが図示されている。
図1に示すロボットシステム100は、セル5と、セル5内に設けられたロボット(産業用ロボット)1とを有するロボットセル50を備えている。ロボット1は、ロボット本体(本体部)10と、ロボット本体10(ロボット1)の作動を制御する図示しないロボット制御装置(制御部)とを備えている。
このロボットシステム100は、例えば、腕時計のような精密機器等を製造する製造工程等で用いることができる。また、ロボット1は、例えば、当該精密機器やこれを構成する部品の給材、除材、搬送および組立等の各作業を行うことができる。
なお、ロボット制御装置は、セル5内に配置されていてもよく、また、セル5の外部に配置されていてもよい。また、ロボット制御装置がセル5内に配置されている場合、そのロボット制御装置は、ロボット本体10(ロボット1)に内蔵されていてもよく、また、ロボット本体10とは、別体であってもよい。また、ロボット制御装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)が内蔵されたパーソナルコンピューター(PC)等で構成することができる。
〈セル〉
図1に示すように、セル5は、ロボット1を囲む(収納する)部材であり、移設を容易に行えるようになっている。このセル5内において、主に、ロボット1が組立等の作業を行う。
セル5は、セル5全体を例えば床等の設置スペースに設置させる4つの足部54と、4つの足部54に支持されている枠体部51と、枠体部51の下方に設けられた作業台(台部)52とを有している。また、セル5を鉛直方向から見たときのセル5の外形形状は、特に限定されないが、本実施形態では、正方形である。なお、前記外形形状は、例えば、長方形等でもよい。
枠体部51は、鉛直方向(図1中上下方向)に延在している4つの支柱511と、4つの支柱511の上端に設けられた枠状の上部513とを有している。
作業台52は、本実施形態では、直方体形状をなしており、その6面に四角形(矩形)の板体を有している。この作業台52は、鉛直方向から見て、その4隅が枠体部51の4つの支柱511に支持されている。ロボット1は、この作業台52の作業面521において、各作業を行うことができる。
また、作業台52は、ロボット1を支持する部材であり、作業台52の作業面(第1面)521に、後述するロボット1の基台11が固定(支持)されている。この作業面521は、水平面と平行な平面である。
また、作業台52を省略し、例えば、セル5内に床を設け、その床の床面を第1面とし、床面に、ロボット1の基台11が固定(支持)されていてもよい。なお、前記床面は、水平面と平行な平面である。
また、作業台52よりも上側の隣り合う支柱511同士の間、すなわち、枠体部51の4つの側面および上部513には、それぞれ、例えば作業者や粉塵等の異物が枠体部51内に侵入しないようにするために安全板(図示せず)等が設置されていてもよい。
また、セル5は、足部54を有していなくてもよい。その場合には、作業台52が、直接、設置スペースに設置されていてもよい。
〈ロボット〉
図2〜図4に示すように、ロボット本体10は、基台(支持部)11と、ロボットアーム6とを有している。ロボットアーム6は、第1アーム(第1アーム部材)(腕部)12、第2アーム(第2アーム部材)(腕部)13、第3アーム(第3アーム部材)(腕部)14、第4アーム(第4アーム部材)(腕部)15、第5アーム(第5アーム部材)(腕部)16および第6アーム(第6アーム部材)(腕部)17(6つのアーム)と、第1駆動源401、第2駆動源402、第3駆動源403、第4駆動源404、第5駆動源405および第6駆動源406(6つの駆動源)とを備えている。なお、第5アーム16および第6アーム17によりリストが構成され、第6アーム17の先端には、例えば、ハンド91等のエンドエフェクターを着脱可能に取り付けることができるようになっている。
ロボット1は、基台11と、第1アーム12と、第2アーム13と、第3アーム14と、第4アーム15と、第5アーム16と、第6アーム17とが基端側から先端側に向ってこの順に連結された垂直多関節(6軸)ロボットである。なお、以下では、第1アーム12、第2アーム13、第3アーム14、第4アーム15、第5アーム16および第6アーム17をそれぞれ「アーム」とも言う。また、第1駆動源401、第2駆動源402、第3駆動源403、第4駆動源404、第5駆動源405および第6駆動源406をそれぞれ「駆動源」とも言う。
図1および図4に示すように、基台11は、セル5の作業台52の作業面521に固定される部分(取り付けられる部材)である。この固定方法としては、特に限定されず、例えば、複数本のボルトによる固定方法等を採用することができる。
また、本実施形態では、基台11の先端部に設けられた板状のフランジ111が作業面521に取り付けられているが、基台11の作業面521への取り付け箇所は、これに限定されず、例えば、基台11の基端面(図4中の下側の端面)であってもよい。
ここで、このロボット1は、基台11が作業面521に設置されているので、基台11とロボットアーム6との接続部分、すなわち、後述する軸受部62の中心(図5参照)は、作業面(第1面)521よりも鉛直方向上側に位置している。
また、第1アーム12と第2アーム13との接続部分、すなわち、第2アーム13を回動可能に支持する図示しない軸受部の中心は、軸受部62の中心よりも鉛直方向上側に位置している。
なお、基台11には、後述する関節171が含まれていてもよく、また、含まれていなくてもよい(図3参照)。
また、第1アーム12、第2アーム13、第3アーム14、第4アーム15、第5アーム16および第6アーム17は、それぞれ、基台11に対し独立して変位可能に支持されている。
図2〜図4に示すように、第1アーム12は、屈曲した形状をなしている。第1アーム12は、図4の状態で説明すると、基台11に接続され、基台11から後述する第1回動軸O1の軸方向(鉛直方向)であって図4中上側に延出した第1部分121と、第1部分121の図4中の上端から第2回動軸O2の軸方向(水平方向)であって図4中右側に延出した第2部分122と、第2部分122の第1部分121とは反対の端部に設けられ、第1回動軸O1の軸方向(鉛直方向)であって図4中上側に延出した第3部分123と、第3部分123の第2部分122とは反対の端部から第2回動軸O2の軸方向(水平方向)であって図4中左側に延出した第4部分124とを有している。なお、これら第1部分121、第2部分122、第3部分123および第4部分124は、一体で形成されている。また、第2部分122と第3部分123とは、第1回動軸O1および第2回動軸O2の双方と直交する方向から見て(図4の紙面手前から見て)、ほぼ直交(交差)している。
第2アーム13は、長手形状をなし、第1アーム12の先端部、すなわち、第4部分124の第3部分123とは反対の端部に接続されている。
第3アーム14は、長手形状をなし、第2アーム13の先端部、すなわち、第2アーム13の第1アーム12が接続されている端部とは反対の端部に接続されている。
第4アーム15は、第3アーム14の先端部、すなわち、第3アーム14の第2アーム13が接続されている端部とは反対の端部に接続されている。第4アーム15は、互いに対向する1対の支持部151、152を有している。支持部151、152は、第4アーム15の第5アーム16との接続に用いられる。
第5アーム16は、支持部151、152の間に位置し、支持部151、152に接続されることで第4アーム15と連結している。
第6アーム17は、平板状をなし、第5アーム16の基端部に接続されている。また、第6アーム17には、その先端部(第5アーム16と反対側の端部)に、エンドエフェクターとして、例えば、腕時計等のような精密機器、部品等を把持するハンド91が着脱可能に装着される。このハンド91の駆動は、ロボット制御装置により制御される。なお、ハンド91としては、特に限定されず、例えば、複数本の指部(フィンガー)を有する構成のものが挙げられる。そして、このロボット1は、ハンド91で精密機器、部品等を把持したまま、アーム12〜17等の動作を制御することにより、当該精密機器、部品を搬送すること等の各作業を行うことができる。
図2〜図4に示すように、基台11と第1アーム12とは、関節(ジョイント)171を介して連結されている。関節171は、互いに連結された第1アーム12を基台11に対し回動可能に支持する機構を有している。これにより、第1アーム12は、基台11に対し、鉛直方向と平行な第1回動軸O1を中心に(第1回動軸O1周りに)回動可能となっている。第1回動軸O1は、基台11が取り付けられた作業台52の作業面521の法線と一致している。また、第1回動軸O1は、ロボット1の最も上流側にある回動軸である。この第1回動軸O1周りの回動は、モーター401Mを有する第1駆動源401の駆動によりなされる。また、第1駆動源401はモーター401Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター401Mは電気的に接続されたモータードライバー301を介してロボット制御装置により制御される。なお、第1駆動源401はモーター401Mとともに設けた減速機(図示せず)によってモーター401Mからの駆動力を伝達するように構成してもよく、また、減速機が省略されていてもよい。
また、第1アーム12と第2アーム13とは、関節(ジョイント)172を介して連結されている。関節172は、互いに連結された第1アーム12と第2アーム13のうちの一方を他方に対し回動可能に支持する機構を有している。これにより、第2アーム13は、第1アーム12に対し、水平方向と平行な第2回動軸O2を中心に(第2回動軸O2周りに)回動可能となっている。第2回動軸O2は、第1回動軸O1と直交している。この第2回動軸O2周りの回動は、モーター402Mを有する第2駆動源402の駆動によりなされる。また、第2駆動源402はモーター402Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター402Mは電気的に接続されたモータードライバー302を介してロボット制御装置により制御される。なお、第2駆動源402はモーター402Mとともに設けた減速機(図示せず)によってモーター402Mからの駆動力を伝達するように構成してもよく、また、減速機が省略されていてもよい。また、第2回動軸O2は、第1回動軸O1に直交する軸と平行であってもよく、また、第2回動軸O2は、第1回動軸O1と直交していなくても、軸方向が互いに異なっていればよい。
また、第2アーム13と第3アーム14とは、関節(ジョイント)173を介して連結されている。関節173は、互いに連結された第2アーム13と第3アーム14のうちの一方を他方に対し回動可能に支持する機構を有している。これにより、第3アーム14は、第2アーム13に対して、水平方向と平行な第3回動軸O3を中心に(第3回動軸O3周りに)回動可能となっている。第3回動軸O3は、第2回動軸O2と平行である。この第3回動軸O3周りの回動は、第3駆動源403の駆動によりなされる。また、第3駆動源403は、モーター403Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター403Mは電気的に接続されたモータードライバー303を介してロボット制御装置により制御される。なお、第3駆動源403はモーター403Mとともに設けた減速機(図示せず)によってモーター403Mからの駆動力を伝達するように構成してもよく、また、減速機が省略されていてもよい。
また、第3アーム14と第4アーム15とは、関節(ジョイント)174を介して連結されている。関節174は、互いに連結された第3アーム14と第4アーム15のうちの一方を他方に対し回動可能に支持する機構を有している。これにより、第4アーム15は、第3アーム14(基台11)に対し、第3アーム14の中心軸方向と平行な第4回動軸O4を中心に(第4回動軸O4周りに)回動可能となっている。第4回動軸O4は、第3回動軸O3と直交している。この第4回動軸O4周りの回動は、第4駆動源404の駆動によりなされる。また、第4駆動源404は、モーター404Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター404Mは電気的に接続されたモータードライバー304を介してロボット制御装置により制御される。なお、第4駆動源404はモーター404Mとともに設けた減速機(図示せず)によってモーター404Mからの駆動力を伝達するように構成してもよく、また、減速機が省略されていてもよい。また、第4回動軸O4は、第3回動軸O3に直交する軸と平行であってもよい、また、第4回動軸O4は、第3回動軸O3と直交していなくても、軸方向が互いに異なっていればよい。
また、第4アーム15と第5アーム16とは、関節(ジョイント)175を介して連結されている。関節175は、互いに連結された第4アーム15と第5アーム16の一方を他方に対し回動可能に支持する機構を有している。これにより、第5アーム16は、第4アーム15に対し、第4アーム15の中心軸方向と直交する第5回動軸O5を中心に(第5回動軸O5周りに)回動可能となっている。第5回動軸O5は、第4回動軸O4と直交している。この第5回動軸O5周りの回動は、第5駆動源405の駆動によりなされる。また、第5駆動源405は、モーター405Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター405Mは電気的に接続されたモータードライバー305を介してロボット制御装置により制御される。なお、第5駆動源405はモーター405Mとともに設けた減速機(図示せず)によってモーター405Mからの駆動力を伝達するように構成してもよく、また、減速機が省略されていてもよい。また、第5回動軸O5は、第4回動軸O4に直交する軸と平行であってもよく、また、第5回動軸O5は、第4回動軸O4と直交していなくても、軸方向が互いに異なっていればよい。
また、第5アーム16と第6アーム17とは、関節(ジョイント)176を介して連結されている。関節176は、互いに連結された第5アーム16と第6アーム17の一方を他方に対し回動可能に支持する機構を有している。これにより、第6アーム17は、第5アーム16に対し、第6回動軸O6を中心に(第6回動軸O6周りに)回動可能となっている。第6回動軸O6は、第5回動軸O5と直交している。この第6回動軸O6周りの回動は、第6駆動源406の駆動によりなされる。また、第6駆動源406の駆動は、モーターとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター406Mは電気的に接続されたモータードライバー306を介してロボット制御装置により制御される。なお、第6駆動源406はモーター406Mとともに設けた減速機(図示せず)によってモーター406Mからの駆動力を伝達するように構成してもよく、また、減速機が省略されていてもよい。また、また、第6回動軸O6は、第5回動軸O5に直交する軸と平行であってもよく、また、第6回動軸O6は、第5回動軸O5と直交していなくても、軸方向が互いに異なっていればよい。
以上、ロボット1の構成について簡単に説明した。
次に、第1アーム12〜第6アーム17の関係について説明するが、表現等を変え、種々の視点から説明する。また、第3アーム14〜第6アーム17については、これらを真っ直ぐに伸ばした状態、すなわち、最も長くした状態、換言すれば、第4回動軸O4と第6回動軸O6とが一致しているか、または平行である状態で考えることとする。
まず、図5に示すように、第1アーム12の長さL1は、第2アーム13の長さL2よりも長く設定されている。
ここで、第1アーム12の長さL1とは、第2回動軸O2の軸方向から見て、第2回動軸O2と、第1アーム12を回動可能に支持する軸受部62の図5中の左右方向に延びる中心線621との間の距離である。
また、第2アーム13の長さL2とは、第2回動軸O2の軸方向から見て、第2回動軸O2と、第3回動軸O3との間の距離である。
また、図6に示すように、第2回動軸O2の軸方向から見て、第1アーム12と第2アーム13とのなす角度θを0°にすることが可能なように構成されている。すなわち、第2回動軸O2の軸方向から見て、第1アーム12と第2アーム13とが重なることが可能なように構成されている。
そして、第2アーム13は、角度θが0°の場合、すなわち、第2回動軸O2の軸方向から見て、第1アーム12と第2アーム13とが重なった場合、基台11が設けられた作業台52の作業面521および第1アーム12の第2部分122と干渉しないように構成されている。なお、基台11の基端面が作業面521に取り付けられている場合も同様に、第2アーム13は、作業面521および第1アーム12の第2部分122と干渉しないように構成されている。
ここで、前記第1アーム12と第2アーム13とのなす角度θとは、第2回動軸O2の軸方向から見て、第2回動軸O2と第3回動軸O3とを通る直線(第2回動軸O2の軸方向から見た場合の第2アーム13の中心軸)61と、第1回動軸O1とのなす角度である。
また、第1アーム12を回動させず、第2アーム13を回動させることにより、第2回動軸O2の軸方向から見て角度θが0°となる状態(第1アーム12と第2アーム13とが重なった状態)を経て、第2アーム13の先端を、第1回動軸O1周りに180°異なる位置に移動させることが可能である(図7参照)。すなわち、第1アーム12を回動させず、第2アーム13を回動させることにより、ロボットアーム6の先端(第6アーム17の先端)を図7(a)に示す第1位置から、角度θが0°となる状態を経て、第1回動軸O1周りに180°異なる図7(e)に示す第2位置に移動させることが可能である(図7参照)。なお、第3アーム14〜第6アーム17は、それぞれ、必要に応じて回動させる。
また、第2アーム13の先端を第1回動軸O1周りに180°異なる位置に移動させる際(ロボットアーム6の先端を第1位置から第2位置に移動させる際)は、第1回動軸O1の軸方向から見て、第2アーム13の先端およびロボットアーム6の先端は、直線上を移動する。
また、第3アーム14〜第6アーム17の合計の長さL3は、第2アーム13の長さL2よりも長く設定されている。
これにより、第2回動軸O2の軸方向から見て、第2アーム13と第3アーム14とを重ねたとき、第2アーム13から第6アーム17の先端を突出させることができる。これよって、ハンド91が、第1アーム12および第2アーム13と干渉することを防止することができる。
ここで、第3アーム14〜第6アーム17の合計の長さL3とは、第2回動軸O2の軸方向から見て、第3回動軸O3と、第6アーム17の先端との間の距離である(図5参照)。この場合、第3アーム14〜第6アーム17は、図5に示すように、第4回動軸O4と第6回動軸O6とが一致しているか、または平行である状態である。
また、図6に示すように、第2回動軸O2の軸方向から見て、第2アーム13と、第3アーム14とが重なることが可能なように構成されている。
すなわち、第2回動軸O2の軸方向から見て、第1アーム12と、第2アーム13と、第3アーム14とが同時に重なることが可能なように構成されている。
このロボット1では、上記のような関係を満たすことにより、第1アーム12を回動させず、第2アーム13、第3アーム14を回動させることにより、第2回動軸O2の軸方向から見て第1アーム12と第2アーム13とのなす角度θが0°となる状態(第1アーム12と第2アーム13とが重なった状態)を経て、ハンド91(第6アーム17の先端)を第1回動軸O1周りに180°異なる位置に移動させることができる。そして、この動作を用いて、効率良く、ロボット1を駆動することができ、また、ロボット1が干渉しないようにするために設ける空間を小さくすることができ、また、以下に述べるような種々の利点を有する。
また、ロボット1は、前述したような構成を有しているため、ロボット1の設置スペース、すなわち、セル5を従来よりも小さくすることができる。これにより、セル5を設置するための設置スペースの面積(設置面積)、すなわち、セル5を鉛直方向から見たときのセル5の面積Sを、従来よりも小さくすることができる。具体的には、面積Sを、例えば従来の面積の64%以下にすることができる。そのため、セル5の幅(水平方向方向の一辺の長さ)Wを、従来の幅より小さく、具体的には、例えば、従来の幅の80%以下にすることができる。なお、前述したように、本実施形態では、鉛直方向から見たときセル5が正方形をなしており、このため、図1中の縦方向におけるセル5の幅(奥行き)Wと、図1中の横方向におけるセル5の幅(横幅)Wとが同じであるが、これらは異なっていてもよい。その場合には、いずれか一方または両方の幅Wを、例えば、従来の80%以下にすることができる。
また、面積Sは、具体的には、637500mm未満であるのが好ましく、500000mm以下であるのがより好ましく、400000mm以下であるのがさらに好ましく、360000mm以下であるのが特に好ましい。このような面積Sであっても、第2アーム13の先端を第2回動軸周りに180°異なる位置に移動させる場合にロボット1がセル5に干渉しないようにすることができる。そのため、セル5の小型化を図ることができ、ロボットシステム100を設置するための設置スペースを小さくすることができる。このため、例えば、ロボットセル50を複数配列することにより製造ラインを構成した場合、その生産ラインの長さいが長くなることを抑制することができる。
また、特に、400000mm以下の面積Sは、人間が作業する作業領域の大きさとほぼ同等または同等以下である。このため、面積Sが400000mm以下であると、例えば、人間とロボットセル50との交換を容易に行うことができ、よって、人間とロボットセル50とを交換することで、製造ラインを変更することができる。なお、面積Sは10000mm以上であるのが好ましい。これにより、ロボットセル50内部のメンテナンスを容易にすることができる。
また、幅Wは、具体的には、850mm未満であるのが好ましく、750mm未満であるのがより好ましく、650mm以下であるのがさらに好ましい。これにより、上述した効果と同様の効果を十分に発揮することができる。なお、幅Wは、セル5の平均幅(枠体部51の平均幅)である。なお、幅Wは100mm以上であるのが好ましい。これにより、ロボットセル50内部のメンテナンスを容易にすることができる。
また、ロボット1は、前述したような構成を有しているため、セル5の高さ(鉛直方向の長さ)Lを、従来の高さより低くすることができる。具体的には、高さLを、例えば従来の高さの80%以下にすることができる。
また、高さLは、具体的には、1700mm以下であるのが好ましく、1000mm以上1650mm以下であるのがより好ましい。前記上限値以下であると、セル5内でロボット1が動作した際の振動の影響をより一層抑制することができる。なお、上記の高さLとは、足部54を含むセル5の平均高さである。
次に、ロボット1が行う給材、除材、搬送、組立等の作業およびその作業の際のロボット1の動作の構成例を2つ説明する。この場合、図8に示すように、作業台52の図8中左側にベルトコンベア7が設置されているものとする。なお、ベルトコンベア7は、搬送物に粉塵等が付着しないように、図示の構成よりも高い位置に設置されていてもよい。
まず、1つ目の作業では、複数の基板(ワーク)8が垂直に配置されたラック80が作業台52に載置されており、ロボット1は、そのラック80から基板8を取り出し、ベルトコンベア7に搬送する。この場合、ラック80は、ロボット1の第1回動軸O1を中心にして、ベルトコンベア7の基板8を搬送する位置から約180°回動した位置に配置されている。
この作業では、まず、ロボット1は、図8に示すように、ラック80に配置されている基板8の凸部81をハンド91で把持し、図9に示すように、基板8の垂直な姿勢を保ちつつ、基板8(ロボットアーム6の先端)を鉛直方向上方に移動させ、最後に、図10に示すように、基板8を水平な姿勢にする。
次に、ロボット1は、図11に示すように、基板8の水平な姿勢を保ち、また、基板8(ロボットアーム6の先端)の高さ(鉛直方向の位置)を一定に保ちつつ、基板8を水平方向であってベルトコンベア7の方向に移動させる。
この際は、ロボット1は、第1アーム12は、回動させず、第2アーム13と、第3アーム14と、第5アーム16とを回動させる。このため、第1回動軸O1の軸方向から見て、第2アーム13の先端およびロボットアーム6の先端は、直線上を移動する。なお、必要に応じて、第1アーム12、第4アーム15、第6アーム17のうちの任意のものを回動させて微調整を行ってもよい。
次に、ロボット1は、図12に示すように、基板8の上下を反転させる。そして、ロボット1は、図13に示すように、基板8の水平な姿勢を保ちつつ、基板8を鉛直方向下方に移動させ、図14に示すように、べルトコンベア7に載置する。
そして、基板8は、ベルトコンベア7により、次のセルの位置まで搬送され、例えば、蒸着等の所定の処理が行われる。
2つ目の作業では、基板8に対して蒸着等の所定の処理が行われた後、ベルトコンベア7により搬送されてきた前記基板8を把持し、ラック85に搬送し、垂直に配置する。つまり、2つ目の作業は、ロボット1の動きが1つ目の作業と逆である。
以降、前記と同様の動作が繰り返される。
以上、2つの例を挙げて説明したように、ロボット1は、ロボットアーム6の先端を鉛直方向および水平方向に移動させることができ、また、第1アーム12は、回動させず、第2アーム13と、第3アーム14と、第5アーム16とを回動させることにより、第1回動軸O1の軸方向から見て、第2アーム13の先端およびロボットアーム6の先端が直線上を移動するので、狭い作業領域においても作業を行うことができる、すなわち、ロボット1が干渉しないようにするための空間を小さくすることができる。
以上説明したように、このロボットシステム100では、ロボット1は、第1アーム12を回動させず、第2アーム13、第3アーム14等を回動させることにより、第2回動軸O2の軸方向から見て第1アーム12と第2アーム13とのなす角度θが0°となる状態(第1アーム12と第2アーム13とが重なった状態)を経て、ハンド91(ロボットアーム6の先端)を第1回動軸O1周りに180°異なる位置に移動させることができるので、ロボット1が干渉しないようにするための空間を小さくすることができる。これにより、セル5の小型化を図ることができ、ロボットシステム100を設置するための設置スペースを小さくすることができる。そして、例えば、ロボットシステム100を生産ラインに沿って、単位長さ当たりに多く配置することができ、生産ラインを短縮することができる。
また、ハンド91を移動させる場合、ロボット1の動きを少なくすることができる。例えば、第1アーム12を回動させないか、または、第1アーム12の回動角度を小さくすることができ、これにより、タクトタイムを短縮することができ、作業効率を向上させることができる。
また、ロボット1の基台11をセル5内の作業台52に設置することにより、ロボット1をセルの天井や壁に設置する場合に比べて、ロボット1の重心の位置が低くなり、ロボット1の振動の影響を小さくすることができる。すなわち、ロボット1の動作による反力により発生する振動を抑制することができる。
また、ロボット1の基台11をセル5内の作業台52に設置することにより、その設置のための構成を簡素化することができ、また、ロボット1の設置作業を容易かつ迅速に行うことができる。
また、ロボット1の基台11をセル5内の作業台52に設置することにより、ロボット1をセルの天井や壁に設置する場合に比べて、ロボット1から出た粉塵等が作業における対象物に付着することを抑制することができる。
以上、本発明のロボットおよびロボットシステムを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前記実施形態では、ロボットは、セル内に設置されているが、本発明では、これに限定されず、例えば、セルが省略されていてもよい。この場合、基台11の固定箇所としては、例えば、設置スペースの床、作業台、地上等が挙げられる。
また、前記実施形態では、第1面は、水平面と平行であるが、本発明では、これに限定されず、例えば、水平面に対して傾斜していてもよい。すなわち、第1回動軸は、鉛直方向に対して傾斜していてもよい。
また、前記実施形態では、特許請求の範囲に規定した第n回動軸、第nアーム、第(n+1)回動軸、第(n+1)アームの条件(関係)について、nが1の場合、すなわち、第1回動軸、第1アーム、第2回動軸、第2アームにおいて、その条件を満たす場合について説明したが、本発明では、これに限定されず、nは、1以上の整数であり、nが1以上の任意の整数において、前記nが1の場合と同様の条件を満たしていればよい。したがって、例えば、nが2の場合、すなわち、第2回動軸、第2アーム、第3回動軸、第3アームにおいて、前記nが1の場合と同様の条件を満たしていてもよく、また、nが3の場合、すなわち、第3回動軸、第3アーム、第4回動軸、第4アームにおいて前記nが1の場合と同様の条件を満たしていてもよく、また、nが4の場合、すなわち、第4回動軸、第4アーム、第5回動軸、第5アームにおいて前記nが1の場合と同様の条件を満たしていてもよく、また、nが5の場合、すなわち、第5回動軸、第5アーム、第6回動軸、第6アームにおいて前記nが1の場合と同様の条件を満たしていてもよい。
また、前記実施形態では、ロボットアームの回動軸の数は、6つであるが、本発明では、これに限定されず、ロボットアームの回動軸の数は、例えば、2つ、3つ、4つ、5つまたは7つ以上でもよい。すなわち、前記実施形態では、アーム(リンク)の数は、6つであるが、本発明では、これに限定されず、アームの数は、例えば、2つ、3つ、4つ、5つ、または、7つ以上でもよい。
また、前記実施形態では、ロボットアームの数は、1つであるが、本発明では、これに限定されず、ロボットアームの数は、例えば、2つ以上でもよい。すなわち、ロボット(ロボット本体)は、例えば、双腕ロボット等の複数腕ロボットであってもよい。
また、本発明では、ロボット(ロボット本体)は、他の形式のロボットであってもよい。具体例としては、例えば、脚部を有する脚式歩行(走行)ロボット等が挙げられる。
1……ロボット
10……ロボット本体
100……ロボットシステム
11……基台
111……フランジ
12、13、14、15、16、17……アーム
121……第1部分
122……第2部分
123……第3部分
124……第4部分
151、152……支持部
171、172、173、174、175、176……関節
301、302、303、304、305、306……モータードライバー
401、402、403、404、405、406……駆動源
401M、402M、403M、404M、405M、406M……モーター
5……セル
50……ロボットセル
51……枠体部
511……支柱
52……作業台
521……作業面
54……足部
6……ロボットアーム
61……直線
62……軸受部
621……中心線
7……ベルトコンベア
8……基板
80……ラック
81……凸部
91……ハンド
O1、O2、O3、O4、O5、O6……回動軸
θ……角度
S……面積
W……幅
L……高さ
L1、L2、L3……長さ

Claims (6)

  1. 第1面に設けられた基台と、
    前記基台に設けられたロボットアームと、を備え、
    前記ロボットアームは、第n(nは1以上の整数)アームと第(n+1)アームとを有し、
    前記第nアームは、第n回動軸周りに回動可能であり、
    前記第(n+1)アームは、前記第nアームに、前記第1回動軸の軸方向と異なる軸方向である第(n+1)回動軸周りに回動可能に設けられ、
    前記第nアームの長さは、前記第(n+1)アームの長さよりも長く、前記第(n+1)回動軸の軸方向から見て、前記第nアームと前記第(n+1)アームとが重なることが可能であり、
    前記基台と前記ロボットアームとの接続部分が、前記第1面よりも鉛直方向上側に位置していることを特徴とするロボット。
  2. 前記第nアームを回動させず、前記第(n+1)アームを回動させることにより、前記ロボットアームの先端を第1位置から、前記第(n+1)回動軸の軸方向から見て前記第nアームと前記第(n+1)アームとのなす角度が0°となる状態を経て、前記第n回動軸周りに180°異なる第2位置に移動させることが可能である請求項1に記載のロボット。
  3. 前記ロボットアームの先端は、水平方向に移動可能である請求項1または2に記載のロボット。
  4. 前記ロボットアームの先端は、鉛直方向に移動可能である請求項1ないし3のいずれか1項に記載のロボット。
  5. 前記第1面は、水平面と平行である請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロボット。
  6. 第1面を有するセルと、
    前記第1面に設けられた基台および前記基台に設けられたロボットアームとを有するロボット、とを備え、
    前記ロボットアームは、第n(nは1以上の整数)アームと第(n+1)アームとを有し、
    前記第nアームは、第n回動軸周りに回動可能であり、
    前記第(n+1)アームは、前記第nアームに、前記第1回動軸の軸方向と異なる軸方向である第(n+1)回動軸周りに回動可能に設けられ、
    前記第nアームの長さは、前記第(n+1)アームの長さよりも長く、前記第(n+1)回動軸の軸方向から見て、前記第nアームと前記第(n+1)アームとが重なることが可能であり、
    前記基台と前記ロボットアームとの接続部分が、前記第1面よりも鉛直方向上側に位置していることを特徴とするロボットシステム。
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