JP2016188801A - 膜厚測定装置および膜厚測定方法 - Google Patents

膜厚測定装置および膜厚測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基板に形成された有機膜の膜厚分布を短時間で測定すること。
【解決手段】実施形態に係る膜厚測定装置は、照射部と、撮像部と、制御部とを備える。照射部は、有機膜が形成された基板上の照射領域に紫外光を照射する。撮像部は、紫外光の照射を受けた照射領域を撮像する。制御部は、撮像部によって撮像された撮像画像の輝度分布に基づいて有機膜の膜厚分布を求める。
【選択図】図6

Description

開示の実施形態は、膜厚測定装置および膜厚測定方法に関する。
従来、有機EL(Electroluminescence)の発光を利用した発光ダイオードである有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)が知られている。かかる有機発光ダイオードを用いた有機ELディスプレイは、薄型軽量かつ低消費電力であるうえ、応答速度や視野角、コントラスト比の面で優れているといった利点を有していることから、次世代のフラットパネルディスプレイ(FPD)として近年注目されている。
有機発光ダイオードは、基板上の陽極と陰極の間に有機EL層を挟んだ構造を有する。有機EL層は、例えば陽極側から順に、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層が積層されて形成される。かかる積層構造の形成にあたっては、例えば正孔注入層、正孔輸送層および発光層をそれぞれインクジェット方式を用いて塗布するといった手法が用いられる(特許文献1参照)。
ここで、有機発光ダイオードの製造工程では、基板に塗布された有機EL層の膜厚の測定が行われる場合がある。かかる膜厚測定の手法としては、例えば、対象物に探針を接触させることによって膜厚を測定する接触式や、対象物に光を照射し、その反射光を利用して膜厚を測定する光学式が知られている。
特開2008−233833号公報
しかしながら、従来の膜厚測定手法は、接触式および光学式のいずれも高速処理が難しく、膜厚の分布を短時間で測定することが困難である。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、基板に形成された有機膜の膜厚分布を短時間で測定することができる膜厚測定装置および膜厚測定方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る膜厚測定装置は、照射部と、撮像部と、制御部とを備える。照射部は、有機膜が形成された基板上の照射領域に紫外光を照射する。撮像部は、紫外光の照射を受けた照射領域を撮像する。制御部は、撮像部によって撮像された撮像画像の輝度分布に基づいて有機膜の膜厚分布を求める。
実施形態の一態様によれば、基板に形成された有機膜の膜厚分布を短時間で測定することができる。
図1は、有機発光ダイオードの構成の概略を示す断面模式図である。 図2は、有機発光ダイオードのバンクの構成の概略を示す平面模式図である。 図3は、有機発光ダイオードの製造方法の主な工程を示すフローチャートである。 図4は、本実施形態に係る基板処理システムの構成の概略を示す平面模式図である。 図5は、本実施形態に係る膜厚測定装置の構成の概略を示す平面模式図である。 図6は、照射部および撮像部の構成の一例を示す模式図である。 図7は、膜厚測定装置で撮像される撮像画像の説明図である。 図8は、バンク内における有機EL層の膜厚分布を示す図である。 図9は、バンク内における有機EL層が紫外光を受けて発する蛍光の輝度分布を示す図である。 図10は、膜厚測定の測定ポイントの一例を示す図である。 図11は、第1変形例に係る照射部および撮像部の構成を示す模式図である。 図12は、第2変形例に係る照射部および撮像部の構成を示す模式図である。 図13は、第3変形例に係る照射部および撮像部の構成を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する膜厚測定装置および膜厚測定方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.有機発光ダイオードの構成および製造方法>
まず、有機発光ダイオードの構成の概略およびその製造方法について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、有機発光ダイオード500の構成の概略を示す断面模式図である。図2は、有機発光ダイオード500のバンク540の構成の概略を示す平面模式図である。図3は、有機発光ダイオード500の製造方法の主な工程を示すフローチャートである。
図1に示すように、有機発光ダイオード500は、基板としてのガラス基板G上で、陽極510および陰極520の間に有機EL層530を挟んだ構造を有している。
有機EL層530は、陽極510側から順に、正孔注入層531、正孔輸送層532、発光層533、電子輸送層534および電子注入層535が積層されて形成される。
具体的にはまず、陽極形成処理(図3のステップS101)において、ガラス基板G上に陽極510が形成される。陽極510は、例えば蒸着法を用いて形成される。なお、陽極510には、例えばITO(Indium Tin Oxide)からなる透明電極が用いられる。
つづいて、バンク形成処理(図3のステップS102)において、陽極510上にバンク540が形成される。バンク540は、例えばフォトリソグラフィ処理やエッチング処理等によって形成される。
図2に示すように、バンク540は、行方向および列方向に複数形成される。そして、バンク540の内部には、後述するように有機EL層530と陰極520が積層されて画素が形成される。バンク540には、例えば感光性ポリイミド樹脂が用いられる。
つづいて、バンク540内の陽極510上に有機EL層530が形成される。具体的には、正孔注入層形成処理(図3のステップS103)において、陽極510上に正孔注入層531が形成される。そして、正孔輸送層形成処理(図3のステップS104)において、正孔注入層531上に正孔輸送層532が形成される。
そして、発光層形成処理(図3のステップS105)において、正孔輸送層532上に発光層533が形成される。なお、発光層533には、R発光層、G発光層およびB発光層が含まれる。
そして、電子輸送層形成処理(図3のステップS106)において、発光層533上に電子輸送層534が形成され、電子注入層形成処理(図3のステップS107)において、電子輸送層534上に電子注入層535が形成される。
本実施形態では、正孔注入層531、正孔輸送層532および発光層533はそれぞれ、後述する基板処理システム100において形成される。基板処理システム100では、インクジェット方式による有機材料の塗布処理、有機材料の減圧乾燥処理、有機材料の焼成処理が順次行われて、これら正孔注入層531、正孔輸送層532および発光層533が形成される。
また、電子輸送層534および電子注入層535は、それぞれ例えば蒸着法を用いて形成される。
そして、陰極形成処理(図3のステップS108)において、電子注入層535上に陰極520が形成される。陰極520は、例えば蒸着法を用いて形成される。なお、陰極520には、例えばアルミニウムが用いられる。
そして、ステップS101〜S108を経て形成された積層構造を大気中の水分等と遮断するため、封止処理が行われる(図3のステップS109)。
このような成膜工程〜封止工程を経て製造された有機発光ダイオード500では、陽極510と陰極520との間に電圧が印加されることによって、正孔注入層531で注入された所定数量の正孔が正孔輸送層532を介して発光層533へ輸送される。
また、電子注入層535で注入された所定数量の電子が、電子輸送層534を介して発光層533へ輸送される。そして、発光層533内で正孔と電子が再結合して励起状態の分子を形成し、発光層533が発光することとなる。
<2.基板処理システムの構成>
次に、本実施形態に係る膜厚測定装置を備えた基板処理システム100の構成について図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る基板処理システム100の構成の概略を示す平面模式図である。なお、図4では、膜厚測定装置200を分かりやすく示すため、膜厚測定装置200を所定のパターンで塗りつぶして示している。
図4に示すように、基板処理システム100には、予め陽極形成処理およびバンク形成処理(図3のステップS101およびS102参照)を経て陽極510とバンク540が形成されたガラス基板Gが搬入される。そして、基板処理システム100では、図3のステップS103〜S105に相当する各処理が行われ、ガラス基板G上に正孔注入層531、正孔輸送層532および発光層533が形成された後、電子輸送層形成処理へ向けて搬出される。
図4に示すように、基板処理システム100は、搬入ステーション110と、処理ステーション120と、搬出ステーション130とを一体に接続した構成を有している。搬入ステーション110は、複数のガラス基板GをカセットC単位で外部から搬入し、カセットCから処理前のガラス基板Gを取り出す。
処理ステーション120は、ガラス基板Gに対して正孔注入層形成処理、正孔輸送層形成処理および発光層形成処理の各処理を施す処理装置121〜123を備える。搬出ステーション130は、処理後のガラス基板GをカセットC内に収納し、複数のガラス基板GをカセットC単位で外部へ搬出する。
なお、搬入ステーション110、処理ステーション120および搬出ステーション130は、一方向に沿って図4に示すように配置される。
搬入ステーション110は、カセット載置台111と、搬送路112と、基板搬送体113とを備える。カセット載置台111は、複数のカセットCを一列に載置自在である。すなわち、搬入ステーション110は、ガラス基板Gを複数保有することができる。
搬送路112は、Y軸方向に延伸させて設けられる。基板搬送体113は、かかる搬送路112上を移動可能に、かつ、Z軸方向およびZ軸まわりに移動自在に設けられ、カセットCと処理ステーション120との間でガラス基板Gを搬送する。なお、基板搬送体113は、例えばガラス基板Gを吸着保持しつつ搬送する。
処理ステーション120は、正孔注入層形成部121と、正孔輸送層形成部122と、発光層形成部123とを備える。正孔注入層形成部121は、正孔注入層形成処理を行う処理装置である。正孔輸送層形成部122は、正孔輸送層形成処理を行う処理装置である。発光層形成部123は、発光層形成処理を行う処理装置である。これら処理装置121〜123は、例えば搬入ステーション110側から図4に示すように配置される。
正孔注入層形成部121は、塗布装置121aと、バッファ装置121bと、減圧乾燥装置121cと、熱処理装置121dと、温度調節装置121eとを備える。塗布装置121aは、ガラス基板Gに形成された陽極510上に正孔注入層531を形成するための有機材料を塗布する装置である。
かかる塗布装置121aでは、インクジェット方式でガラス基板G上の所定の位置、すなわちバンク540の内部に有機材料が塗布される。かかる有機材料は、正孔注入層531を形成するための所定の材料を有機溶媒に溶解させた溶液である。
バッファ装置121bは、複数のガラス基板Gを一時的に収容する装置である。減圧乾燥装置121cは、塗布装置121aで塗布された有機材料を減圧乾燥する装置である。なお、減圧乾燥装置121cは、複数積層されて例えば5個設けられている。
また、減圧乾燥装置121cは、例えばターボ分子ポンプ(図示略)を有しており、かかるターボ分子ポンプによって内部雰囲気を例えば1Pa以下まで減圧して、有機材料を乾燥するよう構成されている。
熱処理装置121dは、減圧乾燥装置121cで乾燥された有機材料を熱処理して焼成する装置である。なお、熱処理装置121dは複数、例えば20段に積層されて設けられている。また、熱処理装置121dは、その内部にガラス基板Gを載置する熱板(図示略)を有しており、かかる熱板によって有機材料を焼成するよう構成されている。
温度調節装置121eは、熱処理装置121dで熱処理されたガラス基板Gを所定の温度、例えば常温に調節する装置であり、複数設けられる。なお、正孔注入層形成部121において、これら塗布装置121a、バッファ装置121b、減圧乾燥装置121c、熱処理装置121dおよび温度調節装置121eの数や配置は、任意に選択可能である。
また、正孔注入層形成部121は、基板搬送領域CR1〜CR3と、受渡装置TR1〜TR3とを備える。基板搬送領域CR1〜CR3は、例えばベルトコンベアであり、それぞれ隣接して設けられる各装置へガラス基板Gを搬送する。
具体的には、基板搬送領域CR1は、かかる基板搬送領域CR1に隣接する塗布装置121aおよびバッファ装置121bへガラス基板Gを搬送する。また、基板搬送領域CR2は、かかる基板搬送領域CR2に隣接する減圧乾燥装置121cへガラス基板Gを搬送する。
また、基板搬送領域CR3は、かかる基板搬送領域CR3に隣接する熱処理装置121dおよび温度調節装置121eへガラス基板Gを搬送する。なお、基板搬送領域CR1〜CR3にはそれぞれガラス基板Gを搬送する基板搬送装置(図示略)が、水平方向、鉛直方向および鉛直軸まわりに移動自在に設けられている。
受渡装置TR1〜TR3はそれぞれ順に、搬入ステーション110および基板搬送領域CR1の間、基板搬送領域CR1およびCR2の間、基板搬送領域CR2およびCR3の間に設けられ、これらの間でガラス基板Gを受け渡しさせる。
正孔輸送層形成部122は、塗布装置122aと、バッファ装置122bと、減圧乾燥装置122cと、熱処理装置122dと、温度調節装置122eとを備える。塗布装置122aは、ガラス基板Gに形成された正孔注入層531上に正孔輸送層532を形成するための有機材料を塗布する。
かかる塗布装置122aでは、インクジェット方式でガラス基板G上の所定の位置、すなわちバンク540の内部に有機材料が塗布される。かかる有機材料は、正孔輸送層532を形成するための所定の材料を有機溶媒に溶解させた溶液である。
バッファ装置122b、減圧乾燥装置122c、熱処理装置122dおよび温度調節装置122eについては、バッファ装置121b、減圧乾燥装置121c、熱処理装置121dおよび温度調節装置121eとほぼ同様の構成であるので、詳細な説明を省略する。
ただし、正孔輸送層形成部122では、熱処理装置122dおよび温度調節装置122eの内部は、低酸素かつ低露点雰囲気に維持される。ここで、低酸素雰囲気とは、大気よりも酸素濃度が低い雰囲気、例えば酸素濃度が10ppm以下の雰囲気を言う。また、低露点雰囲気とは、大気よりも露点温度が低い雰囲気、例えば露点温度が−10℃以下の雰囲気を言う。なお、かかる低酸素かつ低露点雰囲気は、例えば窒素ガス等の不活性ガスを用いて維持される。
正孔輸送層形成部122において、これら塗布装置122a、バッファ装置122b、減圧乾燥装置122c、熱処理装置122dおよび温度調節装置122eの数や配置は、任意に選択可能である。
また、正孔輸送層形成部122は、基板搬送領域CR4〜CR6と、受渡装置TR5およびTR6とを備える。なお、正孔注入層形成部121と正孔輸送層形成部122との間は、受渡装置TR4を介して接続される。
ここで、基板搬送領域CR4〜CR6および受渡装置TR4〜TR6は、上述した基板搬送領域CR1〜CR3および受渡装置TR1〜TR3とほぼ同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
ただし、上述したように、熱処理装置122dおよび温度調節装置122eの内部は、低酸素かつ低露点雰囲気に維持されるため、基板搬送領域CR6の内部もまた低酸素かつ低露点雰囲気に維持される。
また、かかる基板搬送領域CR6と基板搬送領域CR5とを接続する受渡装置TR6は、ガラス基板Gを一時的に収容し、内部雰囲気を切り替え可能に、すなわち低酸素かつ低露点雰囲気と大気雰囲気とを切り替え可能に設けられたロードロック装置として構成される。
発光層形成部123は、塗布装置123aと、バッファ装置123bと、減圧乾燥装置123cと、熱処理装置123dと、温度調節装置123eと、膜厚測定装置200とを備える。
塗布装置123aは、例えば2個設けられ、ガラス基板Gに形成された正孔輸送層532上に発光層533を形成するための有機材料を塗布する。かかる塗布装置123aでは、インクジェット方式でガラス基板G上の所定の位置、すなわちバンク540の内部に有機材料が塗布される。かかる有機材料は、発光層533を形成するための所定の材料を有機溶媒に溶解させた溶液である。
バッファ装置123b、減圧乾燥装置123c、熱処理装置123dおよび温度調節装置123eについては、上述したバッファ装置122b、減圧乾燥装置122c、熱処理装置122dおよび温度調節装置122eとほぼ同様の構成であるので、詳細な説明を省略する。
膜厚測定装置200は、温度調節装置123eを経て発光層533が形成されたガラス基板Gのうち検査対象として抜き出された任意の1枚に対して紫外光を照射し、かかる紫外光の照射を受けたガラス基板Gの撮像画像に基づいて有機EL層530(「有機膜」の一例に相当)の膜厚分布を測定する装置である。
なお、膜厚測定装置200で行われる検査は、ガラス基板Gへ紫外光を照射する破壊検査となるため、検査対象としたガラス基板Gは検査後、廃棄してよい。膜厚測定装置200の具体的な構成については、図5以降を用いて後述する。
発光層形成部123において、これら塗布装置123a、バッファ装置123b、減圧乾燥装置123c、熱処理装置123d、温度調節装置123eおよび膜厚測定装置200の数や配置は、任意に選択可能である。
また、発光層形成部123は、基板搬送領域CR7〜CR10と、受渡装置TR8〜TR11とを備える。なお、正孔輸送層形成部122と発光層形成部123との間は、受渡装置TR7を介して接続される。
ここで、基板搬送領域CR7〜CR9および受渡装置TR7〜TR9は、上述した基板搬送領域CR4〜CR6および受渡装置TR4〜TR6とほぼ同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。
受渡装置TR10は、基板搬送領域CR9および搬出ステーション130の間に設けられ、これらの間でガラス基板Gを受け渡しさせる。なお、受渡装置TR10は、ガラス基板Gを一時的に収容し、内部雰囲気を切り替え可能に、すなわち低酸素かつ低露点雰囲気と大気雰囲気とを切り替え可能に設けられたロードロック装置として構成されることが好ましい。
受渡装置TR11は、基板搬送領域CR9およびCR10の間に設けられ、これらの間で検査対象となるガラス基板Gを受け渡しさせる。基板搬送領域CR10は、かかる基板搬送領域CR10に隣接する膜厚測定装置200へ検査対象となるガラス基板Gを搬送する。
搬出ステーション130は、カセット載置台131と、搬送路132と、基板搬送体133とを備える。カセット載置台131は、複数のカセットCをY軸方向に一列に載置自在である。すなわち、搬出ステーション130は、ガラス基板Gを複数保有することができる。
搬送路132は、Y軸方向に延伸させて設けられる。基板搬送体133は、かかる搬送路132上を移動可能に、かつ、Z軸方向およびZ軸まわりに移動自在に設けられ、処理ステーション120とカセットCとの間でガラス基板Gを搬送する。なお、基板搬送体133は、例えばガラス基板Gを吸着保持しつつ搬送する。また、搬出ステーション130の内部は、低酸素かつ低露点雰囲気に維持されているのが好ましい。
また、基板処理システム100は、制御装置140を備える。制御装置140は、例えばコンピュータであり、制御部141と記憶部142とを備える。記憶部142には、基板処理システム100において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部141は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部142に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理システム100の動作を制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置140の記憶部142にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、例えばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。なお、制御部141は、プログラムを用いずにハードウェアのみで構成されてもよい。
<3.膜厚測定装置200の構成>
次に、膜厚測定装置200の構成について、図5を用いてより具体的に説明する。図5は、本実施形態に係る膜厚測定装置200の構成の概略を示す平面模式図である。なお、以下においては、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図5に示すように、膜厚測定装置200は、閉鎖空間201を有する。閉鎖空間201は、光のない暗所に維持される。検査対象となるガラス基板Gは、かかる閉鎖空間201へ例えば基板搬送領域CR10からの搬入口である開閉シャッタ(図示略)を介して搬入される。
また、膜厚測定装置200は、ステージ202と、移動機構203と、計測ヘッド204とを備える。移動機構203は、ガイドレール203aと、鉛直部材203bと、水平部材203cと、可動ブロック203dと、昇降部203eとを備える。計測ヘッド204は、照射部10と、撮像部11とを備える。照射部10および撮像部11は、計測ヘッド204の筐体204a内に配置される。
ステージ202は、搬入されたガラス基板Gを載置して保持する。ガイドレール203aは、ステージ202の幅方向(X軸方向)の両側に、Y軸方向に延伸させて一対設けられる。
移動機構203を構成する鉛直部材203bは、Z軸方向に延伸した形状の部材であり、ガイドレール203aに沿ってX軸方向にスライド可能に一対設けられる。水平部材203cは、鉛直部材203bの上端部に架け渡される。
可動ブロック203dは、計測ヘッド204を吊り下げた状態で支持しつつ、水平部材203cに沿ってY軸方向にスライド可能に設けられる。昇降部203eは、計測ヘッド204が備える撮像部11を鉛直方向(Z軸方向)に沿って移動させる。
このように、移動機構203は、計測ヘッド204をガラス基板Gの主面方向(すなわち、XY平面方向)に沿って移動可能に、かつ、計測ヘッド204の撮像部11をガラス基板Gの主面に対して垂直な方向(Z軸方向)に沿って移動可能に設けられる。なお、移動機構203は、その動作を前述の制御装置140の制御部141によって制御される。
次に、計測ヘッド204が備える照射部10および撮像部11の構成について図6を参照して説明する。図6は、照射部10および撮像部11の構成の一例を示す模式図である。なお、各構成要素の寸法は、技術の理解の容易さを優先させるため、必ずしも実際の寸法に対応していない。
照射部10は、ガラス基板Gに対して斜め上方から紫外光を照射する向きに配置される。照射部10は、紫外光の光源(図示せず)を有する。照射部10から照射される紫外光の波長は、例えば365nmである。かかる波長の紫外光を用いることで、膜厚測定装置200の内部にオゾンが発生するのを抑制することができる。
照射部10は、ガラス基板G上のバンク540内に形成された有機EL層530(ここでは、発光層533)に向けて紫外光を照射する。以下、バンク540および有機EL層530を含め、照射部10からの紫外光が照射されるガラス基板G上の領域を照射領域22という。照射領域22は、少なくとも1つのバンク540をカバーする程度の広さであればよい。
撮像部11は、ガラス基板Gの主面に対して当該撮像部11の光軸が垂直となる向きに配置される。本実施形態において、撮像部11は、有機EL層530(照射領域22)の鉛直上方に配置される。撮像部11には、種々のカメラを用いることができるが、例えばエリアスキャンカメラが用いられる。そして、撮像部11は、照射部10からの紫外光が照射されたガラス基板Gの照射領域22を撮像する。撮像部11で撮像された撮像画像は、制御装置140の制御部141に出力される。
撮像部11のレンズ11aには、紫外光を遮断する紫外光遮断フィルタ12が取り付けられる。紫外光遮断フィルタ12としては、上記波長の紫外光の進行を遮断するものであれば、任意のフィルタを用いることができる。ガラス基板Gの照射領域22で反射した紫外光は、紫外光遮断フィルタ12によって撮像部11への入光が遮断される。
このように、本実施形態に係る膜厚測定装置200では、ガラス基板Gに対して斜め上方から紫外光を照射する向きに照射部10が配置されるので、当該照射部10から照射領域22に紫外光31を適切に照射することができる。しかも、照射領域22で反射する紫外光31が強くなり過ぎないので、紫外光遮断フィルタ12で紫外光31を確実に遮断することができる。したがって、撮像部11で撮像される撮像画像において、有機EL層530とガラス基板Gとのコントラストを高めることができる。
また、照射部10をガラス基板Gに対して斜め上方に配置することにより、拡散光の影響によって撮像画像の品質が低下するのを防止することができる。さらに、撮像画像の品質を高めるうえで、照射部10とガラス基板Gとの間に集光レンズ(図示せず)を配置する等の導光手段をとってもよい。
なお、本実施形態に係る膜厚測定装置200は、1つのバンク540内に形成された有機EL層530の膜厚分布を測定する。このため、本実施形態に係る膜厚測定装置200は、例えば50倍程度の倍率のレンズ11aを使用して、ガラス基板Gをミクロ観察する。
<4.膜厚分布の測定方法>
次に、以上のように構成された膜厚測定装置200を用いて行われる発光層533を含む有機EL層530の膜厚分布の測定方法について図7〜図9を参照して説明する。図7は、膜厚測定装置200で撮像される撮像画像の説明図である。図8は、バンク540内における有機EL層530の膜厚分布を示す図である。図9は、バンク540内における有機EL層530が紫外光を受けて発する蛍光の輝度分布を示す図である。
膜厚測定装置200は、照射部10からガラス基板G上の照射領域22に紫外光が照射される。そうすると、照射領域22にある有機EL層530が紫外光を吸収して発光する(図7参照)。
そして、膜厚測定装置200は、撮像部11を用いて照射領域22を撮像する。このとき、照射領域22で発光した有機EL層530の可視光成分30と照射領域22で反射した紫外光31は、鉛直上方に進行するが、上記紫外光31は紫外光遮断フィルタ12によって遮断される。
撮像部11によって撮像された撮像画像は、制御装置140の制御部141に出力される。そして、制御部141では、撮像画像に基づいて有機EL層530の膜厚分布が測定される。
ここで、従来の膜厚測定方法としては、例えば、対象物に探針を接触させることによって膜厚を測定する接触式や、対象物に光を照射し、その反射光を利用して膜厚を測定する光学式が知られている。
しかしながら、接触式では、探針の針圧精度による誤差や急激な段差部分での測定誤差が生じるおそれがある。また、光学式では、測定対象が多層膜の場合に、背面膜の影響などにより誤差を生じるおそれがある。また、接触式および光学式のいずれも、高速処理が難しく、膜厚分布を短時間で測定することが困難である。
一方、本出願人は、有機EL層530が紫外光を受けて発する蛍光の輝度と、有機EL層530の膜厚とに相関関係があることを見出した。例えば、図8には、図7に示すa点およびb点を結ぶ直線L上における有機EL層530の膜厚分布を示している。この膜厚は、従来の接触式での測定方法により測定したものである。また、図9には、有機EL層530が発する蛍光の直線L上における輝度分布を示している。
図8および図9に示すように、有機EL層530から発せられる蛍光の輝度は、有機EL層530の膜厚が厚い部分(たとえば、a点やb点)ほど高く、膜厚が薄い部分ほど低い。このように、有機EL層530から発せられる蛍光の輝度分布と、有機EL層530の膜厚分布との間には相関関係があることがわかる。
そこで、本実施形態に係る膜厚測定装置200では、撮像部11によって撮像された撮像画像の輝度分布に基づいて有機EL層530の膜厚分布を求めることとした。
具体的には、制御部141は、撮像部11から撮像画像を取得すると、ガラス基板G上の1つのバンク540内における有機EL層530の輝度分布を撮像画像から算出する。そして、制御部141は、算出した輝度分布に基づき、上記バンク540内における有機EL層530の膜厚分布を算出する。
例えば、制御部141は、記憶部142に記憶された変換係数を用いて輝度分布を膜厚分布に変換してもよい。変換係数は、例えば、同一のサンプルを用いてそれぞれ測定した膜厚分布および輝度分布の結果から導き出すことができる。
本実施形態に係る膜厚測定装置200によれば、従来の接触式や光学式の膜厚測定方法と比較して、有機EL層530の膜厚分布を短時間で測定することができる。すなわち、接触式や光学式の膜厚測定方法は、いずれもスポット測定であるため、膜厚分布を得るためには、測定ポイントを変えながら測定を複数回行う必要がある。したがって、接触式や光学式の膜厚測定方法では、例えば1つのバンク540内に形成された有機EL層530の膜厚分布を短時間で測定することが困難である。
これに対し、本実施形態に係る膜厚測定装置200では、1つのバンク540内に形成された有機EL層530が発する蛍光を撮像部11によって撮像し、かかる撮像画像の輝度分布に基づいて有機EL層530の膜厚分布を求めることとした。これにより、本実施形態に係る膜厚測定装置200は、測定ポイントを変えることなく、1回の測定で、1つのバンク540内に形成された有機EL層530の膜厚分布を測定することができる。したがって、本実施形態に係る膜厚測定装置200によれば、有機EL層530の膜厚分布を短時間で測定することが可能である。
また、本実施形態に係る膜厚測定装置200によれば、図8に示したような膜厚の2次元プロファイルに限らず、1つのバンク540内に形成された有機EL層530全体の膜厚分布(すなわち、3次元プロファイル)を短時間で測定することも可能である。また、膜厚測定装置200によれば、撮像画像または輝度分布のデータを記憶部142に記憶しておくことで、膜厚の測定ポイントを事後的に追加することも可能である。
次に、1枚のガラス基板Gに対し、上述した膜厚測定を複数の測定ポイントで行う場合の例について図10を参照して説明する。図10は、膜厚測定の測定ポイントの一例を示す図である。図10に示すように、膜厚測定装置200は、1枚のガラス基板Gに対して複数の測定ポイント(ここでは、ポイントP1〜P6)で上述の膜厚測定を行うこととしてもよい。
測定ポイントP1〜P6間の計測ヘッド204の移動は、例えば、移動機構203を用いて行われる。なお、ステージ202がガラス基板GをX軸方向およびY軸方向へ移動可能に構成されている場合には、ステージ202を用いてガラス基板Gを移動させることによって、計測ヘッド204を相対的に移動させてもよい。
有機EL層530が発する蛍光の輝度は、有機EL層530の膜厚だけでなく、有機EL層530が受ける紫外光の強度や照射時間にも依存する。このため、膜厚測定を複数ポイントで行う場合には、紫外光の照度、照射時間、ガラス基板Gと照射部10との間のギャップ等を測定ポイント間で揃えることが好ましい。
これらの測定条件を揃えることで、各測定ポイントにおける膜厚測定の結果同士を比較することが可能となる。例えば、制御部141は、測定ポイントP1〜P6における膜厚の最大値と最小値との差(または比率)が所定の閾値を超える場合に、基板処理システム100による有機EL層530の塗布処理に異常があると判定し、塗布装置121a、122a、123aによる処理を中断させる等の異常対応処理を行ってもよい。
なお、膜厚測定装置200は、1つの測定ポイントにおいて、膜厚の最大値と最小値との差(または比率)が所定の閾値を超える場合に、上記の異常対応処理を行ってもよい。
上述してきたように、本実施形態に係る膜厚測定装置200は、照射部10と、撮像部11と、制御部141とを備える。照射部10は、有機EL層530が形成されたガラス基板G上の照射領域22に紫外光を照射する。撮像部11は、紫外光の照射を受けた照射領域22を撮像する。制御部141は、撮像部11によって撮像された撮像画像の輝度分布に基づいて有機EL層530の膜厚分布を求める。したがって、本実施形態に係る膜厚測定装置200によれば、ガラス基板Gに形成された有機EL層530の膜厚分布を短時間で測定することができる。
<5.照射部の配置の変形例>
膜厚測定装置200が備える照射部10の配置は、紫外光31が照射領域22に適切に照射されれば、任意に選択できる。以下では、照射部10の配置の変形例について図11〜図13を参照して説明する。図11は、第1変形例に係る照射部10および撮像部11の構成を示す模式図である。図12は、第2変形例に係る照射部10および撮像部11の構成を示す模式図である。図13は、第3変形例に係る照射部10および撮像部11の構成を示す模式図である。
例えば、図11に示すように、照射部10は、照射領域22の鉛直下方に配置されていてもよい。かかる場合、照射部10から照射領域22に紫外光31を適切に照射することができる。しかも、図6に示した膜厚測定装置200と同様に、照射領域22を透過する紫外光31を弱めることができ、紫外光遮断フィルタ12で紫外光31を確実に遮断できる。その結果、撮像部11で撮像される撮像画像において、有機EL層530とガラス基板Gとのコントラストを高めることができる。
また、膜厚測定装置200には、照射部10からの紫外光31の光路を照射領域22に向ける光路変更部が設けられてもよい。例えば、図12に示すように、撮像部11の下方において、反射鏡などの光路変更部40が設けられてもよい。あるいは、例えば図13に示すように、撮像部11のレンズ11aの下部において、照射部10の光源に接続されたドーム型の照明である光路変更部41が設けられてもよい。いずれの場合でも、照射部10からの紫外光31の光路は光路変更部40,41によって照射領域22に向かうように変更される。したがって、照射部10から照射領域22に紫外光31を適切に照射することができ、撮像部11で撮像される撮像画像において、有機EL層530とガラス基板Gとのコントラストを高めることができる。
<6.その他の変形例>
上述した実施形態では、発光層形成処理後かつ電子輸送層形成処理前のガラス基板Gに対して膜厚測定を行う場合の例について説明したが、膜厚測定は、例えば、正孔注入層形成処理後かつ正孔輸送層形成処理前のガラス基板Gや、正孔輸送層形成処理後かつ発光層形成処理前のガラス基板Gに対して行ってもよい。かかる場合には、膜厚測定装置200を正孔注入層形成部121や正孔輸送層形成部122に配置すればよい。
このように、封止工程を終える前のガラス基板Gに対して膜厚測定を実施することにより、膜厚不良を早期に検出して効率よく製造ラインを改善させることが可能となる。
また、膜厚測定装置200は、電子輸送層形成処理後のガラス基板Gに対して膜厚測定を行うこととしてもよい。かかる場合には、膜厚測定装置200を基板処理システム100と別体に設けることとしてもよい。
また、上述した実施形態では、膜厚測定装置200を独立した装置として基板処理システム100内に配置した場合の例について説明したが、例えば、膜厚測定装置200の移動機構203および計測ヘッド204を塗布装置121a,122a,123aの内部に組み込んでもよい。また、基板搬送領域CR1〜9の上方に膜厚測定装置200の計測ヘッド204を配置してもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
G ガラス基板
10 照射部
11 撮像部
12 紫外光遮断フィルタ
100 基板処理システム
141 制御部
142 記憶部
200 膜厚測定装置
540 バンク

Claims (8)

  1. 有機膜が形成された基板上の照射領域に紫外光を照射する照射部と、
    前記紫外光の照射を受けた前記照射領域を撮像する撮像部と、
    前記撮像部によって撮像された撮像画像の輝度分布に基づいて前記有機膜の膜厚分布を求める制御部と
    を備えることを特徴とする膜厚測定装置。
  2. 前記制御部は、
    前記基板上の1つのバンク内に形成された前記有機膜の輝度分布を前記撮像画像から求め、求めた前記輝度分布に基づき、前記バンク内における前記有機膜の膜厚分布を求めること
    を特徴とする請求項1に記載の膜厚測定装置。
  3. 前記制御部は、
    前記輝度分布に所定の変換係数を乗じることによって前記膜厚分布を求めること
    を特徴とする請求項1または2に記載の膜厚測定装置。
  4. 前記撮像部は、
    紫外光を遮断するフィルタを備えること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の膜厚測定装置。
  5. 前記照射部は、
    前記照射領域に対して斜め方向から紫外光を照射する向きに配置され、
    前記撮像部は、
    前記照射領域に対して光軸が垂直となる向きに配置されること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の膜厚測定装置。
  6. 前記撮像部は、
    前記照射領域の上方に配置され、
    前記照射部は、
    前記照射領域の下方に配置されること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の膜厚測定装置。
  7. 前記照射部から照射される紫外光の光路を前記照射領域に向ける光路変更部
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の膜厚測定装置。
  8. 有機膜が形成された基板上の照射領域に紫外光を照射する照射工程と、
    前記紫外光の照射を受けた前記照射領域を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程によって撮像された撮像画像の輝度分布に基づいて前記有機膜の膜厚分布を求める測定工程と
    を含むことを特徴とする膜厚測定方法。
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