JP2016188028A - 車両荷室構造 - Google Patents

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【課題】支持部材が複数の位置に固定可能とされるとともに、車両荷室のレイアウトを容易に変更可能な車両荷室構造を提供する。【解決手段】一対のデッキサイドトリム20,20と、面状部材を張設する一対の支持部材と、を備えて構成される車両荷室構造であって、デッキサイドトリム20は、スライドレール30と複数の前側固定部40とを備え、前側固定部40は、スライドレール30側の端部に、スライドレール30の奥面31から車幅方向外側に後退する形で形成された段差部47を有しており、支持部材50Aは、車幅方向外側に伸びる方向に付勢された状態で伸縮可能に設けられ、端部52がスライドレール30から前側固定部40に移動するのに伴って伸長して、スライドレール30における端部52の移動軌跡と一部重なる位置で段差部47に嵌る構成とされていることを特徴する。【選択図】図7

Description

本発明は、車両荷室構造に関する。
従来、車両荷室構造として、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1には、車体側壁に配設されるガイドレールと、トノカバー本体を支持するとともに、その両端にローラを取り付けた複数の棒状芯材等から構成され、上記ローラをガイドレール内にスライド自在に収納してなるスライド式トノカバー装置が開示されている。
実開平2−145538号公報
近年、ユーザーの使用目的に応じて、多様なレイアウトを実現可能な車両荷室構造が求められている。しかしながら、特許文献1に開示の構成では、棒状芯材がガイドレールに沿って移動可能とされるものの、移動した棒状芯材を複数の位置に適宜固定することができず、多様な車両荷室のレイアウトを実現することができない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、支持部材が複数の位置に固定可能とされるとともに、車両荷室のレイアウトを容易に変更可能な車両荷室構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両荷室構造は、車両荷室の側壁をなす一対のデッキサイドトリムと、前記デッキサイドトリムの間にそれぞれ架設されて、可撓性を有する面状部材を張設する一対の支持部材と、を備えて構成される車両荷室構造であって、前記デッキサイドトリムは、少なくとも一方の前記支持部材の端部を車両前後方向に沿って案内するスライドレールと、前記スライドレールの下方に前記スライドレールと連通する形でそれぞれ設けられるとともに、前記一方の前記支持部材の前記端部をそれぞれ固定可能な複数の固定部と、を備え、前記スライドレールは、車幅方向外側に凹むとともに、車両前後方向に沿って延びる溝状に設けられ、前記固定部は、前記スライドレール側の端部に、前記スライドレールの奥面から車幅方向外側に後退する形で形成された段差部を有しており、前記一方の前記支持部材は、車幅方向外側に伸びる方向に付勢された状態で伸縮可能に設けられ、前記端部が前記スライドレールから前記固定部に移動するのに伴って伸長して、前記スライドレールにおける前記端部の移動軌跡と一部重なる位置で前記段差部に嵌る構成とされている。
本発明によれば、支持部材が段差部に嵌るから、支持部材の端部が固定部からスライドレール側に抜け難いものとすることができる。そのうえで、支持部材の端部がスライドレールにおける移動軌跡と一部重なる位置で段差部に嵌る構成とされているから、支持部材の端部がスライドレールにおける移動軌跡と重ならない位置で固定部に固定される場合に比べて、スライドレールの上端から固定部の下端までの全長を小さくすることができる。このため、荷室の限られたスペース内においてもスライドレールと複数の固定部を配設することが可能となり、支持部材の固定位置を適宜変更することが容易である。
上記構成において、前記スライドレールは、前記奥面から突出するとともに、当該スライドレールの延設方向に沿って延びるレール側突条部を有していてもよい。このような構成によれば、支持部材の端面をレール側突条部に対して摺接させることができ、端面が奥面に対して摺接する場合に比べて、支持部材の端部とスライドレールとの間の接触面積を低減して、支持部材を摺動させる際の摩擦抵抗を低減することができる。
上記構成において、前記段差部は、前記スライドレールに繋がる面が、上方に向かうにつれて車幅方向内側に向けて傾斜するものとされていてもよい。このような構成によれば、傾斜面の傾斜角度を変更することで、固定部からスライドレールへ移動する際の荷重を適宜設定することができる。
本発明によれば、支持部材が複数の位置に固定可能とされるとともに、車両荷室のレイアウトを容易に変更可能な車両荷室構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る一対の支持部材の横型配置における荷室のレイアウトを示す斜視図 本発明の一実施形態に係る一対の支持部材の縦型配置における荷室のレイアウトを示す斜視図 本発明の一実施形態に係るデッキサイドトリムを示す平面図 図3のスライドレール及びレール側固定部を示す拡大平面図 一対の支持部材と面状部材を示す平面図 支持部材のスライド態様を示す断面図(図4のA−A線で切断した図に対応) 支持部材の固定態様を示す断面図(図4のA−A線で切断した図に対応)
本発明の一実施形態を図1ないし図7を用いて説明する。なお、図3における右側を車両後方とし、左側を車両前方とするとともに、紙面奥側を車幅方向外側とし、手前側を車幅方向内側として説明する。
車両10は、図1及び図2に示すように、後部に荷室11(車両荷室)が設けられている。荷室11は、車両10の後部開口12からアクセス可能とされている。また、荷室11の車両前方には、シートバックの裏面13Aが鉛直方向に沿って立ち上がる形で後部座席13が配設されている。荷室11の上方には、水平方向に沿って延在する形でトノカバー14が配設されている。なお、トノカバー14は後述するトノカバー係止部23A,23B(図4参照)に係脱可能に係止されており、荷室11は、そのレイアウトに応じて、トノカバー14を取り外して用いることができる。
荷室11は、図1に示すように、側壁をなす一対のデッキサイドトリム20,20と、床面15Aをなすデッキボード15とを備えている。なお、図1においては、手前側のデッキサイドトリム20を省略して示すとともに、デッキサイドトリム20の形状を簡略化して示している。デッキボード15は、水平方向に沿って延在する板状をなし、その上面15Aに荷物を載置可能とされている。デッキボード15の下方には、いわゆるラゲージアンダースペースと呼ばれる収納空間が形成されている。なお、本実施形態では、デッキボード15が1の板状部材で構成されるものを例示したが、デッキボードは複数の板状部材に分割して構成されていてもよい。
デッキサイドトリム20は、図1に示すように、鉛直方向及び車両前後方向に沿って延在する板状をなし、その車幅方向内側を向く面が荷室11内に臨む内面20Aとされている。なお、このようなデッキサイドトリム20は、トランクサイドトリム又はラゲージサイドトリムと呼ばれることもある。一対のデッキサイドトリム20,20は、左右対称に構成されており、以下の説明においては、図1の奥側(車両10の進行方向右側)に位置するデッキサイドトリム20について説明するとともに、手前側(車両10の進行方向左側)に位置するデッキサイドトリムについての説明を省略する。
デッキサイドトリム20には、図3に示すように、その車両前側かつ下側に、ホイールハウスに倣う形で荷室11内に膨出するホイールハウス部21が設けられている。また、デッキサイドトリム20は、その後端部22が後部開口12の開口縁に倣う形とされている。デッキサイドトリム20には、ホイールハウス部21の上方にトノカバー係止部23Aが設けられとともに、後端部22の上部にトノカバー係止部23Bが設けられている。トノカバー係止部23A,23Bには、トノカバー14の被係止部(不図示)が係止され、デッキサイドトリム20の上端部に沿ってトノカバー14を張設可能とされている(図2参照)。
一対のデッキサイドトリム20,20は、ホイールハウス部21,21と、後端部22,22以外の部分を占める一般部24,24が平行状をなして配設されている。そして、デッキサイドトリム20,20は、一般部24,24の間に一対の支持部材50A,50Bをそれぞれ架設可能に設けられている。デッキサイドトリム20において一対の支持部材50A,50Bを架設するための構成については、後に説明する。
一対の支持部材50A,50Bは、図1及び図2に示すように、デッキサイドトリム20,20の間にそれぞれ架設されて、可撓性を有する面状部材55を張設する構成とされている。一対の支持部材50A,50Bは、デッキサイドトリム20,20の間に架設された状態で、互いに平行状をなし、車幅方向に沿って延びる対称軸を軸として左右対称に構成されている。以下の説明においては、一対の支持部材50A,50Bについて、双方が後述するレール側固定部27に固定されるときには、より車両前方に位置する方を支持部材50Aと呼ぶとともに他方を支持部材50Bと呼び、いずれか一方がレール側固定部27に固定され、かつ他方が後述する下側固定部28に固定されるときには、レール側固定部27に固定される方を支持部材50Aと呼ぶとともに下側固定部28に固定される方を支持部材50Bと呼ぶ。また、一対の支持部材50A,50Bの各部の構成を説明する際には、支持部材50Aについて説明して、支持部材50Bについての説明を省略する。
支持部材50Aは、図5に示すように、棒状をなし、その長手方向を車幅方向に一致させた姿勢で配される。支持部材50Aは、車幅方向外側に伸びる方向に付勢された状態で伸縮可能に設けられている。具体的には、支持部材50Aは、パイプ状をなす棒状部51と、棒状部51の両端に配された端部52,52とを有し、デッキサイドトリム20,20の間に架設された状態で端部52の内部に配されたバネ53が棒状部51とデッキサイドトリム20の間で圧縮されることで、端部52が棒状部51から離れる方向に付勢されるとともに、棒状部51から端部52の端面52Aまでの長さが伸縮可能とされている(図6及び図7参照)。このような端部52における伸縮機構は、支持部材50Aの長手方向における両端に設けられており、後述する支持部材50Aの端部52の配置変更と連動して、支持部材50Aがスムーズに伸縮する構成となっている。
支持部材50Aの端部52は、図7に示すように、概ね円柱状の外形をなし、円形をなす端面52Aが鉛直方向及び車両前後方向に沿って延在する姿勢で配されている。つまり、支持部材50Aは、その軸線周りに回転した複数の姿勢で、デッキサイドトリム20に対して固定可能な構成となっている。一対の支持部材50A,50Bは、可撓性を有する面状部材55を介して互いに接続されており、面状部材55が届く範囲内において、互いに独立して移動したり、その姿勢を変更したりすることが可能となっている。
面状部材55は、図5に示すように、柔軟性を有する紐部材を網目状に組んで構成された平面視長方形のネットからなる。面状部材55は、その長辺側端部55A,55Aがそれぞれ支持部材50A,50B(棒状部51,51)に対して係止されて、一対の支持部材50A,50Bの間に介在する形で配されている。面状部材55の短辺側端部55B,55Bには、一対の支持部材50A,50Bの間に架設された伸縮性を有する紐部材が組み付けられており、面状部材55の保形性が確保されている。面状部材55の幅寸法は、後述する前側固定部40Aと後側固定部26の距離、及び、後側固定部26と下側固定部28Cの距離より長いものとされている。なお、一対の支持部材50A,50Bの配置を変更して、面状部材55の配置構成を変更する態様については、後に説明する。
デッキサイドトリム20は、図3に示すように、少なくとも一方の支持部材50Aの端部52を車両前後方向に沿って案内するスライドレール30と、スライドレール30と連通する形でそれぞれ設けられた複数の前側固定部40と1つの後側固定部26と、を備えている。また、デッキサイドトリム20は、少なくとも前側固定部40及び後側固定部26を含み、スライドレール30に連通する形でそれぞれ設けられるとともに、支持部材50Aの端部52をそれぞれ固定可能な複数のレール側固定部27と、レール側固定部27の下方に形成され、支持部材50Bの端部52を固定可能な下側固定部28と、を備えている。
スライドレール30、レール側固定部27、及び下側固定部28の各部は、デッキサイドトリム20の内面20Aから凹む形をなし、デッキサイドトリム20と一体的に設けられている。このような構成によれば、これらの各部をデッキサイドトリム20とともに成形することができ、例えば、デッキサイドトリムとは別部品とされるスライドレール等を、デッキサイドトリムの成形工程とは別の取付工程によってデッキサイドトリムに対して取り付ける場合に比べて、部品点数の削減と、工数の低減に寄与することができる。
スライドレール30は、図4及び図6に示すように、車幅方向外側に凹むとともに、車両前後方向に沿って延びる溝状に設けられている。詳細には、スライドレール30は、内面20Aより奥方(車幅方向外側)に後退する奥面31と、奥面31の上端から内面20Aに向けて立ち上がる上側側面32と、奥面31の下端から立ち上がる下側側面33と、上側側面32と下側側面33との間において内面20Aに開口する開口部35と、を有して構成されている。言い換えれば、スライドレール30は、内面20Aと上側側面32と奥面31とが段差状に構成されるとともに、内面20Aと下側側面33と奥面31とが段差状に構成されている。そして、スライドレール30の幅寸法(上側側面32と下側側面33の間の内径)は、支持部材50Aの端部52がクリアランスを有して嵌る程度の大きさとされている。言い換えれば、スライドレール30は、上側側面32と下側側面33の間の略全域が支持部材50Aの端部52の移動軌跡と一致する領域とされている。
スライドレール30は、図4に示すように、レール本体部36と、レール本体部36を車両後方に向かうにつれて下降する形で延長した延長部37とを有している。詳細には、スライドレール30は、レール本体部36が略水平方向に延びる一方、延長部37がレール本体部36の後端に連通するとともに、レール本体部36の後端から緩やかに湾曲して下方に延びる構成とされている。延長部37は、レール本体部36の後端と後側固定部26の間において、支持部材50Aの端部52を案内可能な構成とされている。
スライドレール30は、図4に示すように、その後端(延長部37の延長先端37A)が後側固定部26側に開放する一方、その前端が閉塞された構成とされている。具体的には、スライドレール30は、その前端に、奥面31から立ち上がるとともに、後述する前側固定部40Aの傾斜面41と対向状をなして前側固定部40A内に繋がる前側側面34を有して構成されている。前側側面34は、支持部材50Aの端部52をスライドレール30と前側固定部40Aとの間で案内可能な構成とされている。このような構成により、後部開口12から離れて位置する前側固定部40Aにおいても、支持部材50Aの端部52を前側固定部40Aに引き込み易く、また、引き抜き易いものとされている。
スライドレール30は、図4及び図6に示すように、奥面31から突出するとともに、当該スライドレール30の延設方向に沿って延びるレール側突条部38(レール側ビード部)を有している。レール側突条部38は、その車幅方向内側の面が断面視円弧状をなし、支持部材50Aの端面52Aに当接する当接面が線状に構成されている。このような構成により、仮に支持部材50Aの端面52Aに当接する当接面が面状をなす場合に比べて、スライドレール30と端部52との当接面積を小さくして、両者の間の摩擦抵抗を低減することができる。レール側突条部38は、スライドレール30の幅方向における中央部のやや上方よりに配設され、後述する前側固定部40の段差部47の上方に位置している。
このようなスライドレール30は、一対のデッキサイドトリム20,20の双方に設けられている。そして、一対のスライドレール30,30は、開口部35,35から支持部材50Aの両側の端部52,52がそれぞれ嵌合する構成とされている。また、スライドレール30は、荷室11の上部、つまり、車両10の後部開口12の後側に立つ平均的な背丈の使用者の肩の位置よりやや低い位置に設定されており、使用者が嵌合した支持部材50Aを前後に移動する際に、端部52を上側側面32に摺接し易い構成となっている。そして、スライドレール30の下方には、スライドレール30の下側に一部重なるとともに、下側側面33から下方に凹むような形で、各前側固定部40が形成されている。
前側固定部40は、図4及び図7に示すように、レール本体部36の下方にレール本体部36と連通する形で設けられるとともに、支持部材50Aの端部52を固定可能な構成とされている。前側固定部40は、スライドレール30(レール本体部36)の延設方向に沿って並列して、複数(本実施形態では4つ)が配設されている。複数の前側固定部40は、スライドレール30の前端から後端に亘って、均等な間隔で配置されている。これらを互いに区別するときは、車両前方から前側固定部40A,40B,40C,40Dと呼ぶ。車幅方向両側に配された一対の前側固定部40A,40Aと、前側固定部40B,40Bと、前側固定部40C,40Cと、前側固定部40D,40Dとは、支持部材50Aをそれぞれ固定可能な構成とされている。つまり、デッキサイドトリム20は、4対の前側固定部40,40のうちいずれか1対を適宜選択して、支持部材50Aを固定することが可能な構成とされている。
前側固定部40は、図4及び図7に示すように、スライドレール30側の端部に、スライドレール30の奥面31から車幅方向外側に後退する形で形成された段差部47を有している。また、前側固定部40は、スライドレール30の下側側面33に繋がるとともに、車両前後方向に対して傾斜する傾斜面41と、傾斜面41の下端に連なるとともに、支持部材50Aの端部52が載置される載置面42と、載置面42の前端から上方に立ち上がる立壁面43と、載置面42の車幅方向外側から車両上方に立ち上がる固定部側奥面44を有している。そして、前側固定部40は、段差部47、傾斜面41、載置面42、立壁面43及び固定部側奥面44とで囲まれる空間が、支持部材50Aの端部52が嵌合する嵌合部45とされている。
段差部47は、図4及び図6に示すように、スライドレール30(レール本体部36)の上側側面32と下側側面33との間に形成されている。具体的には、段差部47は、スライドレール30の幅方向中央部付近を起点として、車室外側に向けて立ち下がるとともに、固定部側奥面44の上端に連なる構成とされている。このような構成により、車両上下方向における段差部47の位置に応じて、スライドレール30における支持部材50Aの端部52の移動軌跡と、前側固定部40における支持部材50Aの端部52のラップ量を適宜設定可能となっている。
段差部47は、図7に示すように、車両上下方向について、スライドレール30における端部52の移動軌跡と、前側固定部40に固定された端部52とのラップ量L1(下側側面33から段差部47までの寸法に相当)が、端部52の外径の1/5以上であって1/2以下程度となるように配設されている。なお、図7においては、スライドレール30における端部52の移動軌跡を2点破線で示している。このラップ量L1は、この値が大きい程、スライドレール30の上端から前側固定部40の下端までの全長L2を小さくすることができる一方、車両上下方向における前側固定部40の立壁面43と傾斜面41の寸法も小さくなることで、支持部材50Aの端部52が前側固定部40からスライドレール30側に抜けやすくなる、という背反がある。本実施形態では、ラップ量L1が1/5以上とされることで、好適に、上記全長L2を小さくすることができるとともに、ラップ量L1が1/2以下とされることで、立壁面43と傾斜面41が、固定された支持部材50Aの端部52の中心軸の位置より上方に延びる構成とすることができ、支持部材50Aの端部52が車両前後方向に移動して、スライドレール30側に抜けることを好適に抑制することができる。
段差部47は、図6及び図7に示すように、鉛直方向かつ車両前後方向に沿って延在する面である奥面31と、奥面31より車幅方向外側に位置する固定部側奥面44とが、段差を有して連なる構成とされている。そして、段差部47は、スライドレール30に繋がる面が、上方に向かうにつれて車幅方向内側に向けて傾斜する段差部側傾斜面47Aとされている。
段差部側傾斜面47Aは、図7に示すように、下方かつ車幅方向内側を向く面とされている。段差部側傾斜面47Aは、支持部材50Aの端部52の外周面に当接して、これを上方から押さえる構成とされる。段差部側傾斜面47Aは、鉛直方向に対する傾斜角が45°程度に設定されている。また、段差部側傾斜面47Aは、その立ち下がり寸法(車幅方向についての寸法)がスライドレール30の深さ寸法より小さい(およそ1/3程度)ものとされている。段差部側傾斜面47Aは、その傾斜角及び立ち下がり寸法に応じて、前側固定部40からスライドレール30へ支持部材50Aの端部52を移動する際に必要な荷重を適宜設定可能な構成とされている。
段差部側傾斜面47Aは、図4に示すように、スライドレール30(レール本体部36)の延設方向、つまり車両前後方向に沿って延設されている。このような構成により、段差部側傾斜面47Aは、車両上方に向かう傾斜角度より、傾斜面41に沿った方向(車両後方かつ上方)に向かう傾斜角度が小さいものとされる。このため、車両走行時の振動等により、支持部材50Aの端部52が車両上方に移動する際の荷重より、後部開口12から支持部材50Aを操作して、支持部材50Aの端部52が車両後方かつ上方に移動する際の荷重を低減することができ、支持部材50Aを傾斜面41に沿って前側固定部40からスライドレール30に移動し易い。
傾斜面41は、図4に示すように、その上端が下側側面33に連なるとともに、車両前方に向かうにつれて下降傾斜する形で延設されている。このような構成によれば、後述する嵌合部45の位置に対して、傾斜面41がスライドレール30に対して繋がる位置を車両後方とすることができ、後部開口12から離れた位置にある前側固定部40に対しても、後部開口12側から支持部材50Aを固定し易い構成を実現することができる。傾斜面41の傾斜角は、車両前後方向、つまり、スライドレール30(下側側面33)の延設方向に対して45°程度とされている。
載置面42は、図4及び図8に示すように、水平方向に沿って延在する面とされ、傾斜面41の下端から車両前方に向けて延設されている。載置面42の延設寸法は、支持部材50Aの端部52の外径と略同じとされる。前側固定部40は、固定部側奥面44が、スライドレール30の奥面31より車室外側に後退して配されるから、仮に固定部側奥面44が奥面31と同一平面上に形成されている場合に比べて、載置面42の幅寸法を大きいものとすることができ、支持部材50Aの端部52が載置面42に安定的に載置される構成とされている。
後側固定部26は、図4に示すように、前側固定部40より下方に位置して、延長部37の延長先端37Aに連通する形で設けられるとともに、支持部材50Aの端部52を固定可能な構成とされている。具体的には、後側固定部26は、概ね支持部材50Aの端部52の外形に倣うようにして車幅方向外側に凹む形をなし、その内面にスライドレール30(延長部37)の下側側面33及び上側側面32がストレート状に繋がる構成とされている。さらに、後側固定部26は、スライドレール30との境界部(後側固定部側境界部26A)が、奥面31から突出するとともに、延長部37の延長先端37Aを塞ぐようにして延びる形をなしている。後側固定部側境界部26Aは、スライドレール30側を向く傾斜面と後側固定部26側を向く傾斜面とが同じ傾斜角を有して、車幅方向内側に突出する形で構成されている。スライドレール30側を向く傾斜面(後側固定部26側を向く傾斜面)は、その傾斜角に応じて、スライドレール30から後側固定部26へ(後側固定部26からスライドレール30へ)支持部材50Aの端部52を移動する際に必要な荷重を適宜設定可能な構成とされている。
ところで、デッキサイドトリム20の後端部22は、図4に示すように、上方に向かうにつれてやや車両前方に向かう形とされている。このため、後側固定部26が、前側固定部40より下方の位置に設定されることで、仮に上下方向について後側固定部26が前側固定部40と同じ位置とされる場合に比べて、後側固定部26をより車両後方の位置に設定することが可能となっている。また、デッキサイドトリム20の後端部22には、上部にトノカバー係止部23Bが設けられており、後側固定部26は、トノカバー係止部23Bの下方に位置して配設されている。
レール側固定部27は、以上説明したように、4つの前側固定部40A〜40Dと、1つの後側固定部26とを含んで構成されている。一方、下側固定部28は、ホイールハウス部21の後方においてデッキサイドトリム20の下端部に設けられている。
下側固定部28は、図4に示すように、複数(本実施形態では3つ)が配設されている。下側固定部28は、上下2段に配置され、下段に配されるものが車両前後方向に2つ並んで配置される構成となっている。これらを互いに区別するときは、上段に位置するものを下側固定部28Aと呼ぶとともに、下段に位置するものを車両前方から下側固定部28B,28Cと呼ぶ。下側固定部28Aは、平面視円形状をなし、単独で、支持部材50Bの端部52の外形に倣うようにして車幅方向外側に凹む形で設けられている。一方、下側固定部28B,28Cは、それぞれ支持部材50Bの端部52の外形に倣うようにして車幅方向外側に凹む形とされるとともに、その間が当該凹み形状より浅い溝状の下側スライドレールで接続されている。
一対の支持部材50A,50Bは、支持部材50Aが複数のレール側固定部27のうち一のレール側固定部27に固定されるとともに、支持部材50Bが複数のレール側固定部27のうち他のレール側固定部27に固定される横型配置と、支持部材50Aが複数のレール側固定部27のうち一のレール側固定部27に固定されるとともに、支持部材50Bが下側固定部28に固定される縦型配置と、に変更可能な構成とされている。
一対の支持部材50A,50Bの配置を変更して、荷室11のレイアウトを変更する態様について説明する。まず、一例として、支持部材50Aを前側固定部40Bに固定する手順、及び、支持部材50Aを前側固定部40Bからスライドレール30へ移動して、その固定を解除する手順ついて説明する。支持部材50Aの端部52を前側固定部40B以外のレール側固定部27に固定する態様は、端部52を前側固定部40Bに固定する態様と同様とされており、その説明を省略する。
支持部材50Aを前側固定部40Bに固定する場合には、まず、支持部材50Aの端部52がスライドレール30に嵌合した状態とする。そして、支持部材50Aをスライドレール30内において、前側固定部40Bに向けてスライドする。スライドレール30における前側固定部40Bに連通する位置で、支持部材50Aの移動方向を車両前方かつ下方に方向転換して、端部52を傾斜面41に沿って前側固定部40B内に引き込む。端部52を引き込む過程で、漸次低くなる段差部側傾斜面47Aの高さに応じて支持部材50Aの長さ寸法が長くなり、最終的には端部52が段差部47に嵌合するとともに、載置面42に載置された状態となる。この位置は、スライドレール30における端部52の移動軌跡に対して、端部52の上側1/3程度の部分が重なる位置とされる。この状態では、支持部材50Aには、両側の端部52,52が両側の固定部側奥面44,44に対して突っ張るようなテンションが掛かっている。また、支持部材50Aは、車両前後方向、車両上下方向及び車幅方向に位置決めされた状態となっている。以上により、支持部材50Aの前側固定部40Bへの固定が完了する。
支持部材50Aを前側固定部40Bからスライドレール30へ移動して、その固定を解除する場合には、支持部材50Aを車両後方かつ上方に移動して、傾斜面41に沿ってスライドレール30側に引き抜く。端部52を引き抜く過程で、漸次高くなる段差部側傾斜面47Aの高さに応じて支持部材50Aの長さ寸法が短くなることで、端部52が段差部47を乗り越える。さらに、端部52が上側側面32の当接する位置まで移動させていくと、端部52がスライドレール30内に至り、端部52の前側固定部40Bへの固定が解除される。
このような態様で、支持部材50Aのレール側固定部27への固定及び固定解除を行うことで、例えば、支持部材50Aを一のレール側固定部27から他のレール側固定部27へ移動する際に、支持部材50Aをスライドレール30又はレール側固定部27から外す必要がない。このため、例えば、支持部材50Aの端部52を押さえて、その長さ寸法を端部52がデッキサイドトリム20の内面20Aより内方位置となる程度に短くしたうえで、支持部材50Aを固定したり、その固定解除を行ったりするという煩雑な作業をする必要がない。また、支持部材50Aを前側固定部40に固定する際には、端部52がスライドレール30や傾斜面41に案内さるから、端部52とレール側固定部27(嵌合部45)との高精度の位置合わせが必要とされない。
続いて、一対の支持部材50A,50Bの横型配置及び縦型配置における荷室11のレイアウトについて順次に説明する。
まず、図1に示すように、一対の支持部材50A,50Bの横型配置において、支持部材50Aを前側固定部40Aに固定するとともに、支持部材50Bを前側固定部40Dに固定する荷室11のレイアウトについて説明する。支持部材50Aと支持部材50Bを、それぞれ上述の手順に沿って前側固定部40Aと前側固定部40Dとに固定する。すると、面状部材55が自重により撓んだ状態(ハンモック状態)となる。この状態では、デッキボード15の上面15Aと、面状部材55の上面とで、荷室11を下部と上部の2つの収容空間に分割することができ、デッドスペースとなりがちな荷室11の上部空間を有効に利用することができる。
また、一対の支持部材50A,50Bの横型配置において、支持部材50Bを後側固定部26に固定した荷室11のレイアウトでは、図3に示すように、後側固定部26がトノカバー係止部23Bの下方に配置されているから、トノカバー14の後端と支持部材50Bとの間に、例えば、使用者の手や小型の荷物が入る程度の隙間が形成される。このため、トノカバー14を張設した状態においても、ハンモック状態の面状部材55の上面に荷物を収容したり、これを取り出したりし易い。
一対の支持部材50A,50Bの横型配置においては、支持部材50Aと支持部材50Bがそれぞれ固定される位置を適宜変更することで、その面状部材55の張設態様(車両前後方向についての寸法、撓み具合等)や、荷室11の分割態様を変更することができる。本実施形態では、5つのレール側固定部27が設定されるから、そのうち2つのレール側固定部27を適宜選択することで、多様な荷室11のレイアウトを実現することができる。
次に、図2に示すように、一対の支持部材50A,50Bの縦型配置において、支持部材50Aを後側固定部26に固定するとともに、支持部材50Bを下側固定部28Cに固定する荷室11のレイアウトについて説明する。支持部材50Aを、上述の手順に沿って後側固定部26に固定するとともに、支持部材50Bを下側固定部28Cに固定する。支持部材50Bを下側固定部28Cに固定する前に、支持部材50Bが下側固定部28Bに固定されていた場合には、支持部材50Bを下側スライドレールに沿って移動して、下側固定部28Cに固定する。また、支持部材50Bが下側固定部28Bに固定されていなかった場合には、支持部材50Bのいずれか一方の端部52を一対の下側固定部28C,28Cのいずれか一方に嵌合させ、続いて、支持部材50Bを押さえてその長さ寸法を短くしつつ、他方の端部52を他方の下側固定部28Cに嵌合させて、下側固定部28Cに固定する。すると、面状部材55が支持部材50Aから垂れ下がるとともに、上下方向に沿って延在した状態となる。この状態では、面状部材55で荷室11の後部開口12の下側部分を閉塞することができ、デッキボード15の上面15Aに載置した荷物等が、後部開口12から荷室11外に落ちる事態の発生を抑制することができる。
また、一対の支持部材50A,50Bの縦型配置において、支持部材50Bを下側固定部28Bに固定した荷室11のレイアウトでは、面状部材55を仕切りとして用いることで、荷室11を車両前部と車両後部の2つの収容空間に分割することができる。さらに、一対の支持部材50A,50Bの縦型配置では、例えば、デッキボード15の下方空間に大型の収容物(例えば、テンパタイヤより大型のグランドタイヤ)が収容され、下段の下側固定部28B,28Cが使用できないような場合であっても、支持部材50Bを上段の下側固定部28Aに固定することが可能となっている。
一対の支持部材50A,50Bの縦型配置においては、5つのレール側固定部27のうちいずれか1つと、3つの下側固定部28のうちいずれか1つを適宜選択することで、多様な荷室11のレイアウトを実現することができる。なお、面状部材55の幅寸法によっては、支持部材50Aと支持部材50Bを、例えば、最も離れて配置される前側固定部40Aと下側固定部28Cとにそれぞれ固定することができない構成であってもかまわない。
続いて、本実施形態の作用・効果について説明する。
本実施形態では、支持部材50Aは、端部52がスライドレール30から前側固定部40に移動するのに伴って伸長して、スライドレール30における端部52の移動軌跡と一部重なる位置で段差部47に嵌る構成とされている。このような構成によれば、支持部材50Aが段差部47に嵌るから、支持部材50Aの端部52が前側固定部40からスライドレール30側に抜け難いものとすることができる。そのうえで、支持部材50Aの端部52がスライドレール30における移動軌跡と一部重なる位置で段差部47に嵌る構成とされているから、支持部材50Aの端部52がスライドレール30における移動軌跡と重ならない位置で前側固定部40に固定される場合に比べて、スライドレール30の上端から前側固定部40の下端までの全長L2を小さくすることができる。このため、荷室11の限られたスペース内においてもスライドレール30と複数の前側固定部40を配設することが可能となり、支持部材50Aの固定位置を適宜変更することが容易である。
また、本実施形態では、スライドレール30は、奥面31から突出するとともに、当該スライドレール30の延設方向に沿って延びるレール側突条部38を有している。このため、支持部材50Aの端面52Aをレール側突条部38に対して摺接させることができ、端面52Aが奥面31に対して摺接する場合に比べて、支持部材50Aの端部52とスライドレール30との間の接触面積を低減して、支持部材50Aを摺動させる際の摩擦抵抗を低減することができる。
また、本実施形態では、段差部47は、スライドレール30に繋がる段差部側傾斜面47Aが、上方に向かうにつれて車幅方向内側に向けて傾斜するものとされている。このため、段差部側傾斜面47Aの傾斜角度を変更することで、前側固定部40からスライドレール30へ移動する際の荷重を適宜設定することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、スライドレールが延長部を有する構成を例示したが、これに限られない。例えば、スライドレールはレール本体部のみを有して構成されていてもよい。また、上記実施形態では、デッキサイドトリムが後側固定部と、下側固定部を有する構成を例示したが、後側固定部又は/及び下側固定部を有していない構成であっても本願発明を適用可能である。
(2)上記実施形態では、段差部側傾斜面が、支持部材の端部の外周面に当接する構成を例示したが、これに限られない。例えば、段差部側傾斜面は、前側固定部に固定された支持部材の端部との間に隙間を有して配されるとともに、支持部材が上方に移動した際に、その外周面に当接可能とされていてもよい。
(3)上記実施形態以外にも、段差部の配設位置、形状は適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、段差部は、車両上下方向について、スライドレールにおける端部の移動軌跡と、前側固定部に固定された端部とのラップ量(下側側面から段差部までの寸法に相当)が、端部の外径の1/5以上であって1/2以下程度となるように配設されている構成を例示したが、段差部におけるラップ量はこれに限られない。また、上記実施形態では、段差部側傾斜面が、スライドレールの延設方向に沿って延設される構成を例示したが、段差部側傾斜面は、各前側固定部に固定される支持部材の端部の外周面に倣って延設されるとともに、各前側固定部毎に設けられていてもよい。
(4)上記実施形態では、前側固定部の傾斜面が車両前方に向かうにつれて下降傾斜する形で延設されるものを例示したが、これに限られない。例えば、前側固定部の傾斜面は、車両後方に向かうにつれて下降傾斜する形で延設されていてもよい。
(5)上記実施形態では、載置面が水平方向に沿って延在する構成を例示したが、これに限られない。例えば、載置面は、支持部材の端部の下面の形状に倣う形で湾曲するものであってもよい。
(6)上記実施形態では、立壁面が載置面の前端から上方に立ち上がる構成を例示したが、これに限られない。例えば、立壁面は、傾斜面と線対称をなして上方に向かうにつれて車両前側に傾斜する傾斜面とされていてもよい。
(7)上記実施形態以外にも、前側固定部の形状、配置および、配設数は適宜設定可能である。
(8)上記実施形態以外にも、レール側突条部の配設位置、形状、配設数は適宜変更可能である。
(9)上記実施形態では、支持部材がバネの弾性力により車幅方向外側に伸びる方向に付勢された状態で伸縮可能に設けられるものを例示したが、支持部材が伸縮可能とされる態様はこれに限られない。
11…荷室(車両荷室)、20…デッキサイドトリム、30…スライドレール、38…レール側突条部、40,40A,40B,40C,40D…前側固定部(固定部)、47…段差部、47A…段差部側傾斜面(スライドレールに繋がる面)、50A,50B…支持部材、52…端部、55…面状部材

Claims (3)

  1. 車両荷室の側壁をなす一対のデッキサイドトリムと、
    前記デッキサイドトリムの間にそれぞれ架設されて、可撓性を有する面状部材を張設する一対の支持部材と、を備えて構成される車両荷室構造であって、
    前記デッキサイドトリムは、
    少なくとも一方の前記支持部材の端部を車両前後方向に沿って案内するスライドレールと、前記スライドレールの下方に前記スライドレールと連通する形でそれぞれ設けられるとともに、前記一方の前記支持部材の前記端部をそれぞれ固定可能な複数の固定部と、を備え、
    前記スライドレールは、車幅方向外側に凹むとともに、車両前後方向に沿って延びる溝状に設けられ、
    前記固定部は、前記スライドレール側の端部に、前記スライドレールの奥面から車幅方向外側に後退する形で形成された段差部を有しており、
    前記一方の前記支持部材は、
    車幅方向外側に伸びる方向に付勢された状態で伸縮可能に設けられ、
    前記端部が前記スライドレールから前記固定部に移動するのに伴って伸長して、前記スライドレールにおける前記端部の移動軌跡と一部重なる位置で前記段差部に嵌る構成とされていることを特徴する車両荷室構造。
  2. 前記スライドレールは、前記奥面から突出するとともに、当該スライドレールの延設方向に沿って延びるレール側突条部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両荷室構造。
  3. 前記段差部は、前記スライドレールに繋がる面が、上方に向かうにつれて車幅方向内側に向けて傾斜するものとされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両荷室構造。
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