JPH09109776A - 車両用トノカバー装置 - Google Patents

車両用トノカバー装置

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Publication number
JPH09109776A
JPH09109776A JP29224195A JP29224195A JPH09109776A JP H09109776 A JPH09109776 A JP H09109776A JP 29224195 A JP29224195 A JP 29224195A JP 29224195 A JP29224195 A JP 29224195A JP H09109776 A JPH09109776 A JP H09109776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tonneau cover
luggage room
rail
roller
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP29224195A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Kashiwagi
直樹 柏木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP29224195A priority Critical patent/JPH09109776A/ja
Publication of JPH09109776A publication Critical patent/JPH09109776A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トノカバーを、後部座席の前後に設けた取付
け孔に脱着しなければならず、その作業は困難であると
共に、脱着作業の際にトノカバーの端部でラゲッジルー
ムの内側面に傷付ける虞がある。 【解決手段】 トノカバー1の両端部に、該トノカバー
1を支持する回転可能なローラ4を設ける。また、前記
ラゲッジルーム2の上縁に、前記ローラ4に適合するレ
ール7を設け、該レール7によって、前記ローラ4を介
して前記トノカバー1の移動を案内するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体後部のラゲッ
ジルームの上方を開閉可能に覆うトノカバーを備えた車
両用トノカバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の後部座席の背もたれ部分を倒し、
その容積を拡大可能なラゲッジルームに適合可能な車両
用トノカバー装置にあっては、ラゲッジルームの拡縮に
応じてトノカバーの車体に対する取付け位置を変更可能
にしてある。例えば、実開昭63−189753号公報
には、車室内の後部座席の直後及び後部座席の前方の左
右側部に、トノカバーの両端部を脱着自在に取付ける取
付け孔を設け、ラゲッジルームの容積変化に応じ、後部
座席前後の取付け孔に、トノカバーの両端部を選択的に
取付け可能にしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例にあっては、相当の重量を有するトノカバーを、後
部座席の前後に設けた取付け孔に脱着しなければなら
ず、その作業は容易ではない。また、脱着作業の際にト
ノカバーの端部でラゲッジルームの内側面に傷付ける虞
がある。
【0004】本発明は斯かる従来の実情に鑑みて案出さ
れたもので、取付け位置を容易に変更可能な車両用トノ
カバー装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、車体後
部のラゲッジルームの上方を開閉可能に覆うトノカバー
を備えた車両用トノカバー装置において、前記トノカバ
ーの両端部に、該トノカバーを支持する回転可能なロー
ラを設ける一方、前記ラゲッジルームの上縁に、前記ロ
ーラに適合するレールを設け、該レールによって、前記
ローラを介して前記トノカバーの移動を案内するように
してある。
【0006】また、前記ラゲッジルームの上縁に設けた
レールの一端部には、前記トノカバーの移動を阻止する
停止機構を付属させてある。
【0007】更に、前記トノカバーの両端部には、前記
レールの側面に接してトノカバーの移動を案内するガイ
ド部材を設けてある。
【0008】ここで、このトノカバーは、車体後部のラ
ゲッジルームの上縁に形成したレール上にその両端がロ
ーラを介して支持されており、このレールによってその
移動が案内される。また、レールの所定位置にはトノカ
バーの移動を一時的に停止可能な手段を設けることが可
能で、その所定位置に停止したトノカバーから引出され
るトノカバーシートによってラゲッジルームの上方を開
閉可能に覆うことが可能である。
【0009】前記トノカバーの停止位置は、例えば、後
部座席を着席可能な状態にした場合にラゲッジルームの
上方を覆うことが可能な第1の位置と、後部座席の背も
たれ部分を倒し、その容積が拡大したラゲッジルームの
上方を覆うことが可能な第2の位置及びラゲッジルーム
の上方を解放可能な第3の位置とが選択可能である。ま
た、前記第1の位置よりも車体の僅かに後部側及び第2
の位置よりも車体の僅かに後部側にそれぞれ第4及び第
5の停止位置を設けることにより、トノカバー(詳しく
はトノカバーシート)でラゲッジルームの上方を覆って
いるとき、トノカバーを第4位置または第5位置に移動
させることによって、車室内側からラゲッジルーム内の
収容物を取出す作業を容易に行うことができる。
【0010】したがって、ラゲッジルームの容積の拡縮
に応じてトノカバーの車体に対する取付け位置を変更す
るに際し、トノカバーの着脱を伴うことなく、レール上
を移動させることによって容易に変更可能である。ま
た、その移動は回動可能なローラによって円滑に実施さ
れる。
【0011】また、前記レールの一端部に設けた停止機
構によって、トノカバーの移動が停止可能で、トノカバ
ーはその停止位置に確実に保持される。
【0012】更に、トノカバーの移動時に、トノカバー
の移動速度が両端において遅速を生じてトノカバーに移
動方向の倒れを生じる虞がある場合に、ガイド部材がそ
の倒れを防止して、円滑な移動を成就する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳述する。
【0014】図1は本発明の車両用トノカバー装置の要
部を示す断面図、図2は同じく斜視図、図3は車両のラ
ゲッジルームの要部を示す斜視図である。図において1
はトノカバーで、このトノカバー1は車体後部のラッゲ
ジルーム2の上方を開閉可能に覆うようになっている。
このトノカバー1の両端部にはマウントカバー3が備え
られ、このマウントカバー3よりも軸方向端部側に、こ
のトノカバー1を支持する回転可能なローラ4が設けて
ある。このローラ4は截頭円錐状で、大径側端部には環
状の鍔5が設けてあり、この鍔5を設けた大径側が前記
マウントカバー3側に位置するように取り付けてある。
また、前記マウントカバー3の下端には後述するレール
7の側面7aに接してトノカバー1の移動を案内するガ
イド部材6を設けてある。
【0015】7は前記ラゲッジルーム2の上縁に形成し
たレールで、このレール7は前記ローラ4に適合するよ
うに、ラゲッジルーム2の内面側にやや傾斜した段状に
形成してある。このレール7の所定位置には窪み8A,
8B,8Cが設けられ、レール7に案内されるトノカバ
ー1の移動を所定位置で一時的に停止可能である。これ
ら窪み8A,8B,8Cの形成位置は、図外の後部座席
を着席可能な状態にした場合にラゲッジルーム2の上方
を覆うことが可能な第1位置Aと、後部座席の背もたれ
部分を倒し、その容積が拡大したラゲッジルーム2の上
方を覆うことが可能な第2位置B及びラゲッジルーム2
の上方を解放可能な第3位置Cとが選択してある。した
がって、第2位置Bと第3位置Cとはレール7の両端に
位置している。
【0016】前記後部座席の背もたれ部分を倒し、その
容積が拡大したラゲッジルーム2の上方を覆うことが可
能な第2位置Bには、前記トノカバー1の移動を阻止す
る停止機構9を付属させてある。この停止機構9は図4
に示すように、第2位置Bの近傍に軸10を設け、この
軸10に枢支された略L字状の停止部材11と、この停
止部材11の回動を停止させるフック部材12と、この
フック部材12によって停止した位置から前記停止部材
11を復帰させるばね部材13とを主要素として構成し
てある。前記停止部材11の一方の腕11aには前記ロ
ーラ4の外周を受ける窪み14及び前記フック部材12
に係合する爪15が形成してある(図5参照)。
【0017】斯かる構成によれば、トノカバー1がレー
ル7上の窪み8Aで得られる第1位置Aに在る状態か
ら、このトノカバー1を窪み8Bで得られる第2位置B
に移動させるには、窪み8A内に在るトノカバー1の両
端を軽く持ち上げてレール7上に載置し、このレール7
を介して第2位置Bに移動させる。このとき、トノカバ
ー1はレール7上にその両端がローラ4を介して支持さ
れており、レ−ル7によって案内されるから、小さな力
を与えることによって容易に移動可能である。
【0018】また、窪み8B内に移動したトノカバー1
は、停止機構9によって他の位置への移動が禁止され
る。即ち、停止機構9の停止部材11は常態において図
4の二点鎖線で示す状態にあり、停止部材11の一方の
腕11aはレール7上に起立している。この状態でトノ
カバー1のローラ4が一方の腕11aに当接してこれを
押すことで、停止部材11はばね部材13のばね力に抗
して反時計方向に回動し、図4の実線で示す位置に至
り、ローラ4が窪み8B内に収容される。停止部材11
が回動して実線で示す位置に至ることで、一方の腕11
aに形成した爪15がフック部材12に係合し(図5
(A)参照)、この停止部材11の回動が阻止される。
これによって、窪み8B内に収容されたトノカバー1の
ローラ4は、停止部材11の他方の腕11bによって窪
み8B内から抜け出すことが阻止されるから、トノカバ
ー1の移動が禁止されるのである。
【0019】停止機構9によるトノカバー1の移動禁止
を解除するには、図5(B)に示すように、フック部材
12を停止部材11の爪15から外すことによって達成
される。これによって停止部材11はばね部材13のば
ね力によって図4の二点鎖線で示す位置に戻ろうとす
る。そこで、窪み8B内に在るトノカバー1を軽く持ち
上げて再びレール7上に戻すことによって停止部材11
は二点鎖線で示す常態に戻る。レール7上のトノカバー
1は、このレール7上を移動させることで、第1位置A
及び第3位置Cに容易に移動させることができる。
【0020】したがって、ラゲッジルーム2の拡縮に応
じてトノカバー1の車体に対する取付け位置を変更する
に際し、トノカバー1の着脱を伴うことなく、レール7
上を移動させることによって容易に変更可能である。ま
た、その移動は回動可能なローラ4によって円滑に成就
される。
【0021】また、前記レール7の一端部に設けた停止
機構9によって、トノカバー1の移動が停止可能で、ト
ノカバー1はその停止位置に確実に保持される。
【0022】更に、トノカバー1の移動時に、トノカバ
ー1の移動速度が両端において遅速を生じてトノカバー
1に移動方向の倒れを生じる虞がある場合に、ガイド部
材6がその倒れを防止して、円滑な移動が達成できる。
【0023】更にまた、トノカバー1の両端に設けたロ
ーラ4が截頭円錐形状であるために、トノカバー1が左
右のレール7間の中央位置に自動調心され、トノカバー
1の移動方向に倒れが生じることを可及的に防止でき
る。
【0024】図6は本発明の別の実施の形態を示す図面
で、この実施の形態が前記実施の形態と変わるところ
は、前記レール7よりも下側に第2の段部16を設けて
ラゲッジルーム2の内側面2aを内側寄りに形成したも
のである。なお、他の構成は前記実施の形態と略同一で
あるから、同一構成部分には同一符号を付し、その重複
する説明を省略する。
【0025】斯く構成することにより、前記実施の形態
で述べたと同様の作用・効果が得られるのに加え、第2
の段部16によってトノカバー1から引出されるトノカ
バーシート17を案内すると共に、トノカバーシート1
7とラゲッジルーム2の内側面2aとの間の隙間を可及
的に少なくすることができ、ラゲッジルーム2内に収容
した荷物等を確実に隠蔽することができる。
【0026】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの形態に限られるものではなく、
発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例え
ば、截頭円錐形状のローラ4を使用した実施の形態につ
いて述べたが、円筒状のローラを使用してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、ラゲッジルームの拡縮に応じてトノカバーの車体に
対する取付け位置を変更するに際し、トノカバーの着脱
を伴うことなく、レール上を移動させることによって容
易に変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す車両用トノカバー装
置の要部の断面図である。
【図2】同じく斜視図である。
【図3】ラゲッジルームの要部を示す斜視図である。
【図4】停止機構の説明図である。
【図5】図4のD−D線断面図で、フック部材が爪に係
合した状態を示す図(A)、フック部材が爪から外れた
状態を示す図(B)である。
【図6】本発明の別の実施の形態を示す要部の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 トノカバー 2 ラゲッジルーム 4 ローラ 6 ガイド部材 7 レール 9 停止機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部のラゲッジルームの上方を開閉
    可能に覆うトノカバーを備えた車両用トノカバー装置に
    おいて、前記トノカバーの両端部に、該トノカバーを支
    持する回転可能なローラを設ける一方、前記ラゲッジル
    ームの上縁に、前記ローラに適合するレールを設け、該
    レールによって、前記ローラを介して前記トノカバーの
    移動を案内するようにしたことを特徴とする車両用トノ
    カバー装置。
  2. 【請求項2】 前記レールの一端部には、前記トノカバ
    ーの移動を阻止する停止機構を付属させてなる、請求項
    1記載の車両用トノカバー装置。
  3. 【請求項3】 前記トノカバーの両端部には、前記レー
    ルの側面に接してトノカバーの移動を案内するガイド部
    材を設けてなる、請求項1乃至請求項2記載の車両用ト
    ノカバー装置。
JP29224195A 1995-10-13 1995-10-13 車両用トノカバー装置 Pending JPH09109776A (ja)

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JP29224195A JPH09109776A (ja) 1995-10-13 1995-10-13 車両用トノカバー装置

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JP29224195A JPH09109776A (ja) 1995-10-13 1995-10-13 車両用トノカバー装置

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JPH09109776A true JPH09109776A (ja) 1997-04-28

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ID=17779297

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JP29224195A Pending JPH09109776A (ja) 1995-10-13 1995-10-13 車両用トノカバー装置

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005231619A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Bos Gmbh & Co Kg 車両室内用機能ユニット
US7481478B2 (en) 2006-12-15 2009-01-27 Hyundai Motor Company Combination type cargo screen movable front and rear
JP2009241755A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Mazda Motor Corp 自動車のトノカバー装置
WO2012128157A1 (ja) * 2011-03-22 2012-09-27 株式会社ニフコ トノカバーロック機構
JP2016188028A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 トヨタ紡織株式会社 車両荷室構造
KR102245191B1 (ko) * 2019-10-24 2021-04-27 주식회사 서연이화 러기지 보드 위치고정 구조

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