JP2016188019A - 車両用センタコンソール - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却用熱交換器の配設スペースと物品収納部の深さを確保できると共に、空調ユニットをセンタコンソール内にコンパクトに配設することができる車両用センタコンソールを提供する。
【解決手段】センタコンソール(1)は、その前部上面にシフト装置(4)のシフトレバー(4a)が突出して設けられ、該シフトレバー(4a)の後方上面に物品を収納可能な物品収納部(6)(7)を有し、ブロア(21)は、シフト装置(4)を支持する台座部(13)の下方に設けられ、熱交換器(24)は、その上端部(24a)が車両前後方向において台座部(13)と物品収納部(6)(7)の間に設けられたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用センタコンソールに関し、特に、車体フロア面のセンタトンネルの上面に設けられたセンタコンソールに関する。
従来、自動車等の車両は、車室内の温度を調節するために、車両前方のインストルメントパネル内に空調ユニットを搭載している。この空調ユニットは、一般に、モータによって駆動されるブロアによって取り込んだ空気をエバポレータやヒータコア等の熱交換器によって冷却または加熱し、冷風、暖風またはこれらの混合風として、インストルメントパネルに設けられた吐気口から車室内に送風するように構成されている。
一方で、近年、例えばSUV(Sport Utility Vehicle)等の大きな車体を持つ車両が広く使われている。このような車両は、室内空間が大きいので後席までは空調が行き届き難い。
これに関連して、例えば特許文献1には、インストルメントパネル内の空調ユニットのエバポレータとヒータコアの間に、後席空調用ダクトの端部を接続し、ヒータコアを通過前の冷風を後部空調用ファンを介して後席に導くことによって、後席を効率良く冷房できるようにした空調装置が開示されている。また、例えば特許文献2には、エバポレータが略垂直状に配置された空調ユニットにおいて、車両用冷温蔵庫への通路が開口する位置を工夫することで、インストルメントパネル内の空調ユニットを小型化する技術が開示されている。
特開2008−081024号公報 特開2006−088842号公報
しかしながら、特許文献1に開示された空調装置では、インストルメントパネル内の空調ユニットの熱交換器を前席と後席で共用しており、一般に熱交換器はサイズが大きいほど冷却または加熱能力が高いので、インストルメントパネル内の限られたスペースに配置可能なサイズの熱交換器を有する空調ユニットでは、SUV等の車体の大きな車両の場合には、後席への空調風の温度を十分に調整することが難しい。
このような場合にも後席への空調風の温度を十分に調整可能とするためには、インストルメントパネル内に配設される空調ユニットとは別に、熱交換器を備えた後席用の空調ユニットをインストルメントパネルから車両後方に延びるセンタコンソール内に設けることが考えられる。
しかし、一般にセンタコンソールは、左右をシートに挟まれ、下方の車体フロア面にはセンタトンネルが上方に隆起し、上面にはシフトレバーやスイッチ類、物入れ、アームレスト等の様々なものが併設されている。そのため、センタコンソール内に空調ユニットを単に配設するだけでは、これを収容するセンタコンソールが大型化して車室内の居住性が低下するおそれがある。
そこで、センタコンソール内に空調ユニットをコンパクトに収容する必要があるが、特許文献2に開示された空調ユニットでは、エバポレータが略垂直状に配置されているので、エバポレータのサイズがセンタコンソールの上面に設けられたカップホルダや小物入れなどの物品収納部の下端によって制限され、十分な冷却性能があるエバポレータを空調ユニット内に配設できない、または、物品収納部として十分な深さを確保できないおそれがある。
そこで、本発明は、エバポレータの配設スペースと物品収納部の深さを確保できると共に、空調ユニットをセンタコンソール内にコンパクトに配設することができる車両用センタコンソールを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、
ブロアと該ブロアの後方に空気を冷却するための冷却用熱交換器とを有する車両前後方向に延びる空調ユニットが内部に配設された車両用センタコンソールであって、
前記センタコンソールは、その前部上面にシフト装置のシフトレバーが突出して設けられ、該シフトレバーの後方上面に物品を収納可能な物品収納部を有し、
前記ブロアは、前記シフト装置を支持する台座部の下方に設けられ、
前記熱交換器は、その上端部が車両前後方向において前記台座部と前記物品収納部の間に設けられた
ことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の車両用センタコンソールにおいて、
前記熱交換器は、その上端部が前上方に傾斜して設けられた
ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の車両用センタコンソールにおいて、
前記熱交換器は、その後部が前記物品収納部の下方に設けられた
ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用センタコンソールにおいて、
前記熱交換器は、その上端部が前記物品収納部の下端よりも上方に位置する
ことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用センタコンソールにおいて、
前記熱交換器は、前記空調ユニットの上面から突出している
ことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の車両用センタコンソールにおいて、
前記熱交換器の上端部の上方には、車両搭載機器を操作するためのスイッチが設けられた
ことを特徴とする。
上記の構成により、本願の請求項1に記載の発明によれば、ブロアを台座部の下方に配設し、冷却用熱交換器の上端部と物品収納部の車両前後方向の位置をずらすことで、冷却用熱交換器の配設スペースと物品収納部の深さを確保できると共に、空調ユニットをセンタコンソール内にコンパクトに配設することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、冷却用熱交換器はその上端部が前上方に傾斜して設けられているので、サイズの大きい冷却用熱交換器をその高さを制限して空調ユニットに配設することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、冷却用熱交換器はその後部が物品収納部の下方に設けられているので、熱交換器と物品収納部の高さ方向のスペース確保。物品収納部をより前方の使い勝手がよい位置に配設することできる。
また、請求項4に記載の発明によれば、冷却用熱交換器はその上端部が物品収納部の下端よりも上方に位置するので、より大きな冷却用熱交換器を空調ユニットに配設することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、冷却用熱交換器は空調ユニットの上面から突出しているので、より大きな冷却用熱交換器を空調ユニットに配設することができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、冷却用熱交換器の上端部の上方には車両搭載機器を操作するためのスイッチが設けられており、冷却用熱交換器の上端部の上方のスペースを有効活用することができる。
本発明の実施形態に係る車両用空調装置が設けられたセンタコンソールの斜視図である。 センタコンソールの車両前後方向での縦断面図である。 同空調ユニットの主要な構成を示す車両前後方向の縦断面図である。 同空調ユニットの右側面図である。 同空調ユニットの平面図である。 同空調ユニットの底面図である。 同空調ユニット下方の車体フロア面の平面図である。
以下、本発明を適用した車両用空調装置の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、図中に適宜記す矢印F、Rは車両前後方向の前方向、後方向をそれぞれ示す。
本実施形態の車両用空調装置は、FR(フロントエンジン−リヤドライブ)車または四輪駆動車等の乗用車における車室内のセンタコンソール内に設けられるものであり、このセンタコンソールの構造を図1に示す。
車室内には、左右前席の運転席と助手席(図示しない)を隔てるように、前方のダッシュボード(図示しない)の下部から後方(図中矢印R)に向かって延びるセンタコンソール1が設けられている。
本実施形態の場合、図1に示すように、車体フロア面2の車幅方向中央部には、車両前後方向に延びるプロペラシャフトや排気管等(図示しない)を内側に収容するためのセンタトンネル3が上側に凸状をなして設けられており、センタコンソール1は、このセンタトンネル3に沿ってその上部に設けられている。
センタコンソール1は、下方に開口し、センタトンネル3の上面との間に空間を備えた箱状の収納部分である。
センタコンソール1の上面の前方(矢印F)には、車両の変速操作を行うことが可能なシフト装置4のシフトレバー部4aが突出して設けられており、該シフトレバー部4aの後方には、ナビゲーション等の車両搭載機器を操作するための操作スイッチ5が装着されている。
また、センタコンソール1の上面において、操作スイッチ5の後方には、カップやボトル等を収納するための左右2つのカップホルダ6が一体的に形成されている。
また、センタコンソール1の上面において、カップホルダ6の後方には、小物を収納するための前席用の小物入れ7が設けられている。この小物入れ7は、センタコンソール1の上面に一体的に形成された上方に開口する収納部7aと、センタコンソール1にヒンジ結合され、収納部7aの開口部を開閉するための開閉リッド7bと、を有している。開閉リッド7bは、閉じられた状態でその上面部が運転席または助手席に着座した前席乗員のアームレストとなるように構成されている。なお、図1、図2は、閉じられた状態の開閉リッド7bを示している。
さらに、小物入れ7の後方にあるセンタコンソール1の背面の上方には、後述する後席用のリヤ空調ユニット10を後席乗員が操作するためのリヤ空調スイッチ8が装着されており、該空調スイッチ8の下方には、リヤ空調ユニット10からの空調風が車室に吐出される吐出口9が設けられている。
図2に示すように、上述のセンタコンソール1の内部には、車体フロア面2に設けられたセンタトンネル3の上面に車両前後方向に延びるように設けられたリヤ空調ユニット10と、該リヤ空調ユニット10の空調風を後方へ案内する空調ダクト11、12と、が設けられている。
リヤ空調ユニット10は、その主要部を構成するユニット本体20を備える。ユニット本体20は、車室内から取り込んだ空気を下流に送風するための送風部20aと、送風された空気を冷却または加熱することにより、冷風、暖風またはこれらの混合風である空調風とする空調部20bと、空調風を後席に吐出するための吐出部20cと、により一体的に構成されている。
シフト装置4は、その下方においてセンタトンネル3上に設けられた台座部13によって支持され、該台座部13を介して車体フロア面2に固定されている。台座部13は、その下方の空間にリヤ空調ユニット10の送風部20aが収容されるように構成されている。
次に、リヤ空調ユニット10の内部構造について、図3を参照しながら詳細に説明する。なお、図3は、図5のリヤ空調ユニット10のB−B断面での断面図を示す。
図3に示すように、リヤ空調ユニット10は、その車両前方(矢印F)にある送風部20aに、ブロア21と、該ブロア21を回転駆動するブロアモータ22と、を備えている。ブロア21とブロアモータ22は、車幅方向に互いに対向して設けられている。なお、以下の説明では、車幅方向において、ブロア21が設けられている側を「ブロア側」、これと反対にブロアモータ22が設けられている側を「モータ側」という。
ブロア21は、車幅方向の軸周りを回転し、円周方向に多数のフィンが設けられ、該フィンの回転により半径方向に空気を押し出す遠心式ファン21aと、該ファン21aの外周及び一側面を覆う渦巻状のスクロールケース21bと、を備える。
ブロアモータ22は、ブロア21のスクロールケース21bの背面に取り付けられており、ファン21aの回転軸と同軸上に配置された出力軸(図示しない)を備え、該出力軸は、その回転トルクがファン21aに伝達されるように、スクロールケース21bの背面から内部に挿通され、ファン21aの回転軸と連結されている。また、ブロアモータ22は、略円柱状の外形を有し、ブロア21のスクロールケース21bよりも外径が小さい。さらに、ブロアモータ22は、空調スイッチ8の風量操作に応じて、その回転速度を制御できるように構成されている。
リヤ空調ユニット10は、送風部20aの後方の空調部20bに、液冷媒を霧状に噴射するエキスパンションバルブ23と、冷却用熱交換器として、エキスパンションバルブ23によって霧状に噴射された冷媒の気化熱によって空気を冷却するエバポレータ24と、を備えている。
エバポレータ24は、その上端部24aが前上方に傾斜する、すなわち、その上端部24aが上流側(前方F)に、その下端部24bが下流側(後方R)に寄るように車両前後方向に傾いた姿勢で配置されている。
エバポレータ24の上端部24aと下端部24bには、注入された冷媒を各チューブに分流するための上方側及び下方側タンクが設けられ、これらタンクの間には、内部を冷媒が流通し、外表面に多数のフィン(図示しない)が接合された複数のチューブ(図示しない)が設けられており、エバポレータ24は、このフィン間を流通する空気が該チューブ内で蒸発する冷媒によって冷却されるように構成されている。
エキスパンションバルブ23は、コンプレッサ(図示しない)から高温高圧に圧縮された液冷媒を供給するための冷媒供給パイプ25と、冷媒を排出するための冷媒排出パイプ26と、が接続されている。また、エバポレータ24は、その冷媒流路の入口と出口がエキスパンションバルブ23と連結パイプ23a、23bを介してそれぞれ接続されている。
上述の構成によれば、コンプレッサから冷媒供給パイプ25を介してエキスパンションバルブ23に供給された液冷媒は、エキスパンションバルブ23によって霧状に噴射され、連結パイプ23aを介してエバポレータ24に供給される。エバポレータ24に供給された霧状の冷媒は、チューブ内で空気と熱交換することによって気化する。エバポレータ24のチューブ内で気化したガス冷媒は、連結パイプ23bと冷媒排出パイプ26を介してコンプレッサに戻され、コンプレッサで高温高圧に圧縮され、凝縮器(図示しない)で冷却及び液化されてレシーバ(図示しない)に一旦貯留される。貯留された液冷媒は、レシーバからエキスパンションバルブ23及びエバポレータ24へ再び供給される。
リヤ空調ユニット10は、エバポレータ24より前方に、スクロールケース21bの吹出口21dから吹き出された空気をエバポレータ24まで案内するための前方通風路27が設けられている。
図5に示すように、前方通風路27は、モータ側の側面27bがブロア21からエバポレータ24に向けてモータ側に拡大するように設けられている。
リヤ空調ユニット10は、エバポレータ24より後方に、エバポレータ24によって冷却された空気を後述するエアミックスドア34まで案内するための後方通風路29が設けられている。図5に示すように、後方通風路29は、そのブロア側の側面29aが、前方通風路27のブロア側の側面27bよりもモータ側にオフセットされている。
リヤ空調ユニット10は、エバポレータ24の下流側に、加熱用熱交換器として、内部を流通するエンジン冷却水との熱交換により、エバポレータ24を通過してきた空気を再加熱するためのヒータコア30を備えている。
ヒータコア30には、エンジン(図示しない)で暖められて温水となった冷却水をこのヒータコア30に供給するための給水パイプ31と、空気の加熱に用いた冷却水をヒータコア30からラジエータ側に排出するための排水パイプ32と、が接続されている。
リヤ空調ユニット10は、ヒータコア30の上方に、ヒータコア30を迂回して空気を下流側へ案内するためのバイパス通路33が形成されている。
リヤ空調ユニット10は、ヒータコア30を通過して加熱される温風と、ヒータコア30を迂回してバイパス通路33を通過する冷風との流量比率を調節するためのエアミックスドア34を備えている。
エアミックスドア34は、車幅方向の軸34aの周りを所定の角度範囲で回動可能な平板状の回動式ドアであり、その角度に応じて流量比率を変更することができる。
エアミックスドア34は、図4に示すように、リヤ空調ユニット10におけるエバポレータ24より後方のブロア側の側面に配設された駆動機構35によって所望の角度となるように回動される。駆動機構35は、空調スイッチ8での温度操作に応じて、その回動する角度が制御できるように構成されている。
リヤ空調ユニット10は、空調部20bの下流側にある吐出部20cに、空調風を後席の上方へ吐出するための上方吐出口36と、空調風を後席の下方へ吐出するための下方吐出口37と、上方吐出口36と下方吐出口37から吐出される空調風の流量比率を変更するためのモードドア38と、を備えている。
モードドア38は、車幅方向の軸38aの周りを回動可能な平板状の回動式ドアであり、その角度に応じて流量比率を変更することができる。図3に示すように、モードドア38が角度dを向くとき、上方吐出口36から吐出される空調風の流量比率が最大となり、角度eを向くとき、下方吐出口37から吐出される空調風の流量比率が最大となる。
図4に示すように、モードドア38は、リヤ空調ユニット10におけるエバポレータ24より後方のブロア側の側面に配設された駆動機構39によって所望の角度となるように回動される。駆動機構39は、空調スイッチ8における上方吐出口36から吹き出すフェイスモード、下方吐出口37から吹き出すフットモード等の吐出口モードの切り替え操作に応じて、その回動する角度が制御できるように構成されている。
次に、リヤ空調ユニット10の車体フロア面2への組付け構造について、図5を参照しながら説明する。
リヤ空調ユニット10は、ユニット本体20を車体フロア面2のセンタトンネル3の上面に固定するための複数の第1〜4固定部41〜44を備えており、これら固定部41〜44はユニット本体20に一体的に設けられている。
図5に示すように、ブロアモータ22の外径がブロア21のスクロールケース21bの外径よりも小さいので、平面視において、モータ側の側部におけるブロアモータ22とエバポレータ24との間には凹設部20dがあり、該凹設部20dに第1固定部41が設けられている。第1固定部41は、凹設部20dに設けられているので、ユニット本体20のモータ側の側面から車幅方向外側に向けて突出しないように構成されている。
また、第2固定部42は、モータ側の側部の後端部に設けられており、ユニット本体20のモータ側の側面から車幅方向外側に向けて突出しないように構成されている。
また、第3固定部43は、ブロア側の側部であって、車両前後方向において第1固定部41と第2固定部42の間、好ましくは、エバポレータ24より後方の通風路におけるブロア側の側面であって、エバポレータ24より前方の通風路の対応する側面に対して車幅方向のモータ側にオフセットされている部分に設けられている。
また、第4固定部44は、モータ側の側部の前端部に設けられており、ユニット本体20のモータ側の側面から車幅方向外側に向けて突出しないように構成されている。
上述の第1、第2、第4固定部41、42、44及びブロアモータ22は、車幅方向で略同一位置に設けられている。
図6に示すように、リヤ空調ユニット10のユニット本体20は、その底面20eに、ウレタン等の弾性部材からなるシート状のシール部材45を備えている。シール部材45には、各種パイプ25、26、28、31、32を通すための複数の貫通穴45a〜45dが形成されている。
ここで、車体フロア面2のセンタトンネル3の上面について、図7を参照しながら説明する。
図7に示すように、センタトンネル3の上面には、リヤ空調ユニット10を支持するための支持部材14〜17が立設して固定されている。各支持部材14〜17は、センタトンネル3の上面においてリヤ空調ユニット10の各固定部41〜44に対応する位置に設けられており、その中心線が鉛直方向を向いたスタッドボルト14a〜17aをそれぞれ有している。
また、センタトンネル3の上面において、リヤ空調ユニット10のシール部材45と対向するシール面部3aには、車室外に開口された複数の開口部3b〜3eが設けられている。各種パイプ25、26、28、31、32は、これら開口部3b〜3eを介して車室外に延びている。
上述のリヤ空調ユニット10は、各固定部41〜44と対応する支持部材14〜17とをナット等の締結手段46によって上方から固定することにより、センタトンネル3の上面に固定される。
リヤ空調ユニット10を支持部材14〜17を介してセンタトンネル3の上面に上方から固定すると、シール部材45は、リヤ空調ユニット10の底面20eとセンタトンネル3のシール面部3aとの間に挟み付けられる。このとき、センタトンネル3の上面の開口部3b〜3eの周囲にシール部材45が圧縮された状態で配設されているので、開口部3b〜3eの周囲はシールされた状態となる。
なお、センタトンネル3の上面の開口部3b〜3eは、シール性を向上させるため、支持部材17を開口部3b〜3eの側方に設け、平面視で支持部材14〜17のスタッドボルト14a〜17a(第1乃至第3固定部41〜43)の中心同士を直線で結んで囲まれた三角形の領域S内に、各開口部3b〜3eの中心が位置するように設けるのが好ましい。
次に、センタコンソール1内でのリヤ空調ユニット10の配置について、図2を参照しながら説明する。
図2に示すように、リヤ空調ユニット10は、センタトンネル3の上面と、シフト装置4、操作スイッチ5、カップホルダ6、小物入れ7及び操作スイッチ8の下面との間の空間Aに収容されるように構成されている。
本実施形態では、リヤ空調ユニット10のエバポレータ24は、その上端部24aが空調ユニット10の上面から上方に突出して設けられていると共に、その下端部24bがカップホルダ6の下方に設けられ、エバポレータ24全体として、その上端部24aが上流側(前方F)に、その下端部24bが下流側(後方R)に傾斜するように配置されている。この上端部24aは、車両前後方向において台座部13とカップホルダ6の間に配置されているので、カップホルダ6の下端部6aよりも上方に位置しているが、カップホルダ6の下端部6aとは干渉していない。また、上端部24aの上方には、比較的サイズが小さい操作スイッチ5が設けられている。
以上のように、本実施形態によれば、ブロア21を台座部13の下方に配設し、エバポレータ24の上端部24aとカップホルダ6や小物入れ7の車両前後方向の位置をずらして配置することで、エバポレータ24の配設スペースとカップホルダ6や小物入れ7の高さ方向のスペースを確保しながら、リヤ空調ユニット10を車両前後方向の長さの増加を抑えてセンタコンソール1内にコンパクトに配設することができる。
また、本実施形態によれば、エバポレータ24を傾斜して配置しているので、冷却能力を高めるためにエバポレータ24を大型化しても、リヤ空調ユニット10の高さの増加を抑えることができる。
また、本実施形態によれば、エバポレータ24はその後部がカップホルダ6や小物入れ7の下方に設けられているので、エバポレータ24とカップホルダ6や小物入れ7の深さを確保することができる。また、エバポレータ24の上端部24aが前方に傾斜しているので、カップホルダ6及び小物入れ7をより前方の使い勝手がよい位置に配設することができる。
また、本実施形態によれば、エバポレータ24はその上端部24aがカップホルダ6や小物入れ7の下端よりも上方に位置するので、より大きなエバポレータ24をリヤ空調ユニット10に配設することができる。
また、本実施形態によれば、エバポレータ24はリヤ空調ユニット10の上面から突出しているので、より大きなエバポレータ24をリヤ空調ユニット10に配設することができる。
また、本実施形態によれば、エバポレータ24の上端部24aの上方には操作スイッチ5が設けられており、エバポレータ24の上端部24aの上方のスペースを有効活用することができる。
なお、本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、車両用空調装置は乗用車に搭載されているが、これに限るものではなく、例えば、建設機械用車両、農業機械用車両等に搭載されてもよい。
また、本実施形態では、リヤ空調ユニット10は、車室内の空気を取り込んで空調を行うものであるが、これに限るものではなく、車室内または車室外の空気の少なくともいずれか一方を取り込んで空調を行うものであってもよい。
以上のように、本発明によれば、エバポレータの配設スペースと物品収納部の深さを確保できると共に、空調ユニットをセンタコンソール内にコンパクトに配設することができる車両用センタコンソールを提供できるので、車両用センタコンソール、またはこれを搭載する車両の製造技術分野において好適に利用される可能性がある。
1 センタコンソール
4 シフト装置
4a シフトレバー
5 操作スイッチ(スイッチ)
6 カップホルダ(物品収納部)
7 小物入れ(物品収納部)
10 リヤ空調ユニット(空調ユニット)
13 台座部
21 ブロア
24 エバポレータ(冷却用熱交換器)

Claims (6)

  1. ブロアと該ブロアの後方に空気を冷却するための冷却用熱交換器とを有する車両前後方向に延びる空調ユニットが内部に配設された車両用センタコンソールであって、
    前記センタコンソールは、その前部上面にシフト装置のシフトレバーが突出して設けられ、該シフトレバーの後方上面に物品を収納可能な物品収納部を有し、
    前記ブロアは、前記シフト装置を支持する台座部の下方に設けられ、
    前記熱交換器は、その上端部が車両前後方向において前記台座部と前記物品収納部の間に設けられた
    ことを特徴とする車両用センタコンソール。
  2. 前記熱交換器は、その上端部が前上方に傾斜して設けられた
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用センタコンソール。
  3. 前記熱交換器は、その後部が前記物品収納部の下方に設けられた
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用センタコンソール。
  4. 前記熱交換器は、その上端部が前記物品収納部の下端よりも上方に位置する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用センタコンソール。
  5. 前記熱交換器は、前記空調ユニットの上面から突出している
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用センタコンソール。
  6. 前記熱交換器の上端部の上方には、車両搭載機器を操作するためのスイッチが設けられた
    ことを特徴とする請求項5に記載の車両用センタコンソール。
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