JP2016187788A - 逆浸透膜を用いた水処理方法及び水処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
(2) 硬度成分を含む原水に、酸化剤の溶存下、スケール防止剤を添加した後に合成高分子系複合膜モジュールにより処理する方法(特許文献2)。実施例を参酌すれば、RO膜給水の電導度、pH、硬度、検出遊離塩素濃度を測定しているが、上記(1)と同様、分散剤との関係、給水中のフミン酸やフルボ酸等の有機物等についての考慮はなされていない。
(3) 水道水に炭酸カルシウム、硫酸カルシウム及びシリカを添加した、総溶存固形分(TDS)1200mg/l、870mg/lSO4、230mg/lCa、90mg/lHCO3、45mg/lSiO2の供給水に、高分子スケール防止剤化合物(ポリアクリル酸−2エノトリート150)を20mg/lの濃度で添加したものを高圧海水用のRO膜で処理する方法(特許文献3の実施例)。この方法は、超低圧ないしは低圧RO膜ではなく、高圧海水用のRO膜を用いている点で本発明とは別異の技術である。
(4) カルシウム硬度100mg−CaCO3/L以上、酸消費量(pH4.8)100mg−CaCO3/L以上、かつLangelier指数>0の被処理水を膜分離処理する方法において、該被処理水に凝集剤を添加し、pHを8.0〜9.5に調整して凝集処理し、凝集処理水を膜分離処理する方法。この方法は、膜分離処理に先立ち、被処理水を高pH条件に調整してカルシウムと炭酸イオンを析出、沈殿させることにより、被処理水中のカルシウム及びMアルカリを除去してスケール生成の可能性を排除するものであり、工程数が多い。
即ち、本発明は以下を要旨とする。
<水質条件I>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L
ポリマー系スケール分散剤濃度:3〜50mg/L as Solid
<水質条件II>
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下
ポリマー系スケール分散剤濃度:3〜50mg/L as Solid
<水質条件III>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下
ポリマー系スケール分散剤濃度:3〜50mg/L as Solid
ポリマー系スケール分散剤A:AAとAMPS及び/又はHAPSとを、AA:AMPS及び/又はHAPS=50〜99:1〜50(モル比)の割合で共重合させた共重合物
ポリマー系スケール分散剤B:AAとAMPS及び/又はHAPSとその他の単量体とを、AA:AMPS及び/又はHAPS=50〜99:1〜50(モル比)、かつ、AAとAMPS及び/又はHAPSとその他の単量体の合計:その他の単量体=100:5〜30(モル比)の割合で共重合させた共重合物
<水質条件I>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L
ポリマー系スケール分散剤濃度:3〜50mg/L as Solid
<水質条件II>
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下
ポリマー系スケール分散剤濃度:3〜50mg/L as Solid
<水質条件III>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下
ポリマー系スケール分散剤濃度:3〜50mg/L as Solid
ポリマー系スケール分散剤A:AAとAMPS及び/又はHAPSとを、AA:AMPS及び/又はHAPS=50〜99:1〜50(モル比)の割合で共重合させた共重合物
ポリマー系スケール分散剤B:AAとAMPS及び/又はHAPSとその他の単量体とを、AA:AMPS及び/又はHAPS=50〜99:1〜50(モル比)、かつ、AAとAMPS及び/又はHAPSとその他の単量体の合計:その他の単量体=100:5〜30(モル比)の割合で共重合させた共重合物
<水質条件i>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L
<水質条件ii>
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下
<水質条件iii>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下
ポリマー系スケール分散剤A:AAとAMPS及び/又はHAPSとを、AA:AMPS及び/又はHAPS=50〜99:1〜50(モル比)の割合で共重合させた共重合物
ポリマー系スケール分散剤B:AAとAMPS及び/又はHAPSとその他の単量体とを、AA:AMPS及び/又はHAPS=50〜99:1〜50(モル比)、かつ、AAとAMPS及び/又はHAPSとその他の単量体の合計:その他の単量体=100:5〜30(モル比)の割合で共重合させた共重合物
なお、本発明においてRO膜の給水とは、RO膜モジュールに導入される水であり、以下「RO膜給水」、又は単に「給水」と称す。また、本発明による水処理の対象となる水を「原水」と称す。
本発明の逆浸透膜を用いた水処理方法は、RO膜を用いた水処理方法において、RO膜の給水の水質が特定の水質条件を満たすことを特徴とする。
本発明において、水処理の対象となる原水としては特に制限はなく、RO膜による処理が適用されるすべての水に適用可能であり、工業用水、市水(水道水)、井戸水、各種排水を対象とすることができる。本発明は特に排水回収の分野におけるRO膜による水処理に好適であり、例えば、ビル空調や、化学工業、製紙工業、製鉄工業、電力工業等の工業プロセスにおいて使用される冷却設備からの冷却排出水が挙げられる。冷却排出水としては、代表的には、冷却塔のブロー水が挙げられるが、その他、循環冷却水系から排出されるすべての排出水が挙げられる。この場合、例えば、循環冷却水系の循環配管から循環冷却水の一部又は全部を引き抜いて本発明に従ってRO膜処理した後当該循環冷却水系に戻すようにしても良い。また、冷却塔の冷却水や循環冷却水の濾過装置に冷却水を送給する配管から分岐して排出した排出水を原水とすることもできる。その他、ボイラ用の給水システムに適用できる。
原水は、そのままRO膜給水とすることもできるが、前処理として除濁処理を行ってもよい。
除濁処理の手段については特に制限はないが、好ましくは後述のRO膜給水の水質条件に影響を及ぼすことなく、RO膜汚染の原因となる原水中の濁質やコロイダル成分を除去することができる点において、精密濾過(MF)膜、限外濾過(UF)膜、濾過器、保安フィルタ、及びストレーナのいずれかを用いて行うことが好ましく、これらは2以上を組み合わせて用いてもよい。例えば、ストレーナで粗大な濁質や異物を除去した後、MF膜又はUF膜といった除濁膜で除濁処理してもよく、この場合には、ストレーナによる処理で、後段のMF膜又はUF膜が粗大な濁質や異物で破損するのを防止することができる。
ストレーナの形状には特に制限はなく、Y型、バケット型などいずれの形状のものをも使用することができる。
ストレーナの孔径は100〜500μmであることが好ましい。ストレーナの孔径が100μmより小さいとストレーナの閉塞が激しくなり、500μmを超えるとストレーナを透過した粗大な濁質や異物が後段の除濁膜を破損させる可能性が高くなり、好ましくない。
MF膜の孔径は、UF膜の分画分子量と同様の理由から、好ましくは0.2〜0.01μm程度である。
本発明で用いるRO膜は、好ましくは超低圧もしくは低圧用のポリアミド系RO膜であって、1MPaの運転圧力での100〜3000mg/L、好ましくは500mg/LのNaCl水溶液の脱塩率が97〜99.8%、特に97〜99%で、純水フラックス30t/日以上のRO膜である。
このようなRO膜であれば、後述の水質条件I〜IIIを満たす給水を処理した場合において、スケールの析出を防止し、50〜90%程度の高い水回収率を維持して長期に亘り安定なRO膜処理を行える。
RO膜の形状については特に制限はなく、中空糸型、スパイラル型など、いずれのものも使用可能である。
本発明では、下記水質条件I又はII、好ましくは下記水質条件IIIを満たす水をRO膜給水とする。
<水質条件I>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L
ポリマー系スケール分散剤濃度:3〜50mg/L as Solid
<水質条件II>
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下
ポリマー系スケール分散剤濃度:3〜50mg/L as Solid
<水質条件III>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下
ポリマー系スケール分散剤濃度:3〜50mg/L as Solid
給水のpHが4.0未満であると、RO膜による塩類等の除去率が低下し、透過水側にリークするおそれがある。給水のpHが7.0以上であると、炭酸カルシウム系スケール等のスケール析出の問題があり、水回収率が低下する。
従って、原水のpHが4.0〜7.0を外れる場合には、適宜酸又はアルカリを添加してpHを4.0〜7.0、好ましくは4.5〜6.5に調整する。
給水のCa硬度が1200mgCaCO3/Lより高いと、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム系スケール析出の問題があり、水回収率が低下する。LSI(ランゲリア指数)等で計算したときに炭酸カルシウムの析出のおそれがある場合はpHを下げることでMアルカリを下げられ、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムの析出のリスクを低減することができる。
従って、被処理水のCa硬度が1200mgCaCO3/Lを超える場合には、軟化処理やアルカリ凝集沈殿等を施すことで調整できる。Ca硬度は150〜1200mgCaCO3/L、好ましくは150〜1000mgCaCO3/Lである。
給水のMアルカリ度が600mgCaCO3/Lより高いと、炭酸カルシウム系スケール析出の問題があり、水回収率が低下する。
従って、原水のMアルカリ度が600mgCaCO3/Lを超える場合には、酸添加等のpH調整により調整できる。Mアルカリ度は50〜600mgCaCO3/L、好ましくは50〜500mgCaCO3/Lである。
給水の硫酸イオン濃度が1200mg/Lより高いと、硫酸カルシウム系スケール析出の問題があり、水回収率が低下する。
従って、原水の硫酸イオン濃度が1200mg/Lを超える場合には、イオン交換処理等により調整できる。硫酸イオン濃度は100〜1200mg/L、好ましくは100〜1000mg/Lである。
給水のシリカ濃度が150mg/Lより高いと、シリカ系スケール析出の問題があり、水回収率が低下する。従って、給水のシリカ濃度は0〜150mg/L、好ましくは0mg/Lを超え150mg/L以下である。
給水のシリカ濃度が150mg/Lを超える場合には、その析出速度を遅延させ、析出を抑制するために、RO膜給水のpHを4.0〜5.5に下げることが好ましい。
給水の波長260nmの吸光度(50mmセル使用時)が2.5より高いと、RO膜が閉塞し易くなり、水回収率が低下する。即ち、波長260nmの吸光度(50mmセル使用時)は水中のフミン酸、フルボ酸の含有量の指標となるものであり、この値が大きいことはフミン酸、フルボ酸の含有量が多いことを表す。
フミン酸、フルボ酸などのカルボキシル基を有する天然高分子とCa等の多価カチオンが共存するとイオンコンプレックスを形成し、見かけ高分子化してRO膜を閉塞させる原因となる。
分散剤が存在すると多価カチオンが分散するため、フルボ酸などの多価カチオンのコンプレックスが解消されて閉塞しにくくなるが、吸光度2.5を超えると、その効果も低下する。
なお、給水の吸光度が2.5以下であっても、0.5を超える場合には、給水のpHを5.5〜7.0、特に5.5〜6.5とすることが好ましい。このpHの範囲であれば、フミン酸やフルボ酸が酸解離してRO膜の閉塞が抑制されるとともに、冷却水中のCaが分散剤により効果的に分散し、コンプレックスを形成し難くなる。
ポリマー系スケール分散剤を存在させることにより、スケール成分を分散させてスケールの析出を防止することができるが、その濃度が3mg/L as Solid未満では十分な分散効果が得られない。ポリマー系スケール分散剤濃度は高過ぎても、ゲル化してRO膜を閉塞させるおそれがあるため50mg/L as Solid以下とする。好適なポリマー系スケール分散剤濃度は給水の他の水質条件によっても異なるが、通常5〜30mg/L as Solid程度である。
従って、原水中のポリマー系スケール分散剤濃度が上記範囲となるように必要に応じてポリマー系スケール分散剤を添加するか、或いは、ポリマー系スケール分散剤濃度が高過ぎる場合には別途希釈する。
本発明に好適なポリマー系スケール分散剤については後述する。
本発明においては、上記の通り、RO膜給水が前述の水質条件I又はII、好ましくはIIIを満たすように、例えば原水又は給水の水質を測定し、その測定結果に基づいて、各々の水質項目が水質条件I又はII、好ましくはIIIを満たすように調整を行う。
このRO膜給水の水質管理及び水質調整は連続的に行ってもよく、間欠的に行ってもよい。また、間欠的に行う場合、定期的、不定期的、いずれのタイミングで行ってもよいが、定期的に行うことが好ましい。また、手動で行ってもよく自動的に行ってもよいが、各水質項目の測定値が入力される制御装置によりフィードバック制御することが好ましい。
スケール分散剤としては、一般に、ヘキサメタリン酸ソーダやトリポリリン酸ソーダ等の無機ポリリン酸類、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸やホスホノブタントリカルボン酸等のホスホン酸類等も提供されているが、本発明では、ポリマー系スケール分散剤、好ましくはスルホン酸基とカルボキシル基を有する重合物を用いることが好ましい。これは、リンを含む分散剤の場合、Ca硬度が高くなった場合に、リン酸Caスケールを析出させる可能性があるためである。
ポリマー系スケール分散剤A:AAとAMPS及び/又はHAPSとを、AA:AMPS及び/又はHAPS=50〜99:1〜50(モル比)の割合で共重合させた共重合物
ポリマー系スケール分散剤B:AAとAMPS及び/又はHAPSとその他の単量体とを、AA:AMPS及び/又はHAPS=50〜99:1〜50(モル比)、かつ、AAとAMPS及び/又はHAPSとその他の単量体の合計:その他の単量体=100:5〜30(モル比)の割合で共重合させた共重合物
本発明においては、原水又はRO膜給水にスライムコントロール剤を添加してもよい。即ち、RO膜給水はスライムコントロール剤を含むものであってもよい。
これらの結合塩素剤についても、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
なお、原水が冷却排出水である場合、新たにスライムコントロール剤を添加してなくても、既に原水中にスライムコントロール剤が含まれている場合はそれを利用してもよい。
このフェノール性高分子としては、ビニルフェノールの単独重合体、変性ビニルフェノールの単独重合体、ビニルフェノールと変性ビニルフェノールとの共重合体、ビニルフェノール及び/又は変性ビニルフェノールと疎水性ビニルモノマーとの共重合体のようなポリビニルフェノール系重合体;フェノールとホルムアルデヒドの重縮合物、クレゾールとホルムアルデヒドの重縮合物、キシレノールとホルムアルデヒドの重縮合物といったフェノール系樹脂;が挙げられるが、本発明では、特に特開2010−131469号公報、特開2013−255922号公報、特開2013−255923号公報等に記載されるノボラック型フェノール樹脂にレゾール型の2次反応を行って得られた反応物を用いることが好ましい。
これらのフェノール性高分子の添加量は、原水の水質により異なり、特に制限はないが、有効成分濃度として0.01〜10mg/L程度とすることが好ましい。
本発明においては、RO膜給水の水質の制御でRO膜のスケール傷害を防止することができるが、長期間処理を継続することで、RO膜が閉塞し、水回収率が低下してくる場合がある。RO膜の前段に前述の除濁膜を設けた場合、この除濁膜についても膜閉塞で濾過水量が低下する場合がある。この場合には、これらの膜を洗浄処理することで閉塞物を除去し、処理水量を回復させることができる。洗浄処理に使用する薬品としては閉塞物質、膜素材に応じて適宜選択することができ、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、次亜塩素酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、クエン酸、シュウ酸等を選択することができる。
本発明の逆浸透膜を備える水処理装置は、RO膜モジュールを備える水処理装置において、RO膜の給水の水質が前述の水質条件I又はII、好ましくはIIIを満たすことを確認する手段及び/又は該RO膜の給水の水質を前述の水質条件I又はII、好ましくはIIIを満たすように調整する手段を備えることを特徴とするものであって、RO膜モジュールのRO膜、その前処理の除濁手段、ポリマー系スケール分散剤、その他の処理については、本発明の逆浸透膜を用いた水処理方法の説明において、前述したものを採用することができる。
本発明の逆浸透膜用分散剤は、本発明の逆浸透膜を用いた水処理方法の説明において前述したポリマー系スケール分散剤よりなり、下記水質条件i又はii、好ましくは下記水質条件iiiのRO膜給水に用いられるものであり、このような水質条件を満たすRO給水中のポリマー系スケール分散剤濃度が3〜50mg/L as Solid、好ましくは5〜30mg/L as Solidとなるように添加することにより、RO膜におけるスケール傷害を防止して、長期に亘り高い水回収率でRO膜による水処理を行うことができる。
<水質条件i>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L
<水質条件ii>
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下
<水質条件iii>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下
このRO膜は、1MPaの運転圧力での500mg/LNaCl水溶液の脱塩率が99.5%で、純水フラック43t/日の膜である。
また、除濁用のMF膜としては、クラレ製「ピューリアGS(親水化PVDF、孔径0.02μm、外圧式)」を用いた。
RO膜による水回収は、いずれの実施例及び比較例においても100時間行った。
ポリマー系スケール分散剤aを添加し、pHを7.8から6.5に調整した、下記水質の排水を、MF膜で除濁処理した後、RO膜を用いて水回収を行ったところ、スケール析出の問題はなく、水回収率を65%としても安定に処理を継続することができた。
pH:7.8(→6.5に調整)
Ca硬度:1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:500mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:1200mg/L
シリカ濃度:20mg/L
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時)1.0
ポリマー系スケール分散剤濃度:20mg/L as Solid
ポリマー系スケール分散剤aを含む下記水質の冷却水ブロー水を、MF膜で除濁処理した後、pHを5.5まで下げた上でRO膜を用いて回収処理を行ったところ、スケール析出の問題はなく、水回収率を70%としても安定に処理を継続することができた。
pH:9.0(→5.5に調整)
Ca硬度:400mgCaCO3/L
Mアルカリ度:300mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:500mg/L
シリカ濃度:50mg/L
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時)1.0
ポリマー系スケール分散剤濃度:20mg/L as Solid
実施例1において、ポリマー系スケール分散剤aが含まれない場合の水質である排水を、実施例1と同様にして処理したところ、硫酸カルシウムスケールの析出があり、水回収率は45%で安定した。
実施例2において、ポリマー系スケール分散剤aが含まれない場合の水質である冷却ブロー水を、実施例1と同様にして処理したところ、硫酸カルシウムスケールの析出があり、水回収率は40%で安定した。
実施例1において、排水のpH調整を行わず、pH7.8のままとしたこと以外は同様にして処理したところ、炭酸カルシウムスケールの析出があり、水回収率は30%まで低下した。
実施例1において、ポリマー系スケール分散剤aの代りにポリマー系スケール分散剤xを用いたこと以外は同様にして処理したところ、分散剤がRO膜に付着し、水回収率は45%で安定した。
実施例1において、吸光度が4.0であること以外は同様の水質の排水を同様に処理したところ、有機物ファウリングにより、RO膜の処理水量が大幅に低下したため、水回収率は40%で安定した。
Claims (26)
- 逆浸透膜を用いた水処理方法において、逆浸透膜の給水の水質が下記水質条件Iを満たすことを特徴とする逆浸透膜を用いた水処理方法。
<水質条件I>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L
ポリマー系スケール分散剤濃度:3〜50mg/L as Solid - 逆浸透膜を用いた水処理方法において、逆浸透膜の給水の水質が下記水質条件IIを満たすことを特徴とする逆浸透膜を用いた水処理方法。
<水質条件II>
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下
ポリマー系スケール分散剤濃度:3〜50mg/L as Solid - 逆浸透膜を用いた水処理方法において、逆浸透膜の給水の水質が下記水質条件IIIを満たすことを特徴とする逆浸透膜を用いた水処理方法。
<水質条件III>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下
ポリマー系スケール分散剤濃度:3〜50mg/L as Solid - 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記逆浸透膜が、超低圧もしくは低圧用のポリアミド系逆浸透膜であって、1MPaの運転圧力での100〜3000mg/LNaCl水溶液の脱塩率が97〜99.8%で、純水フラックス30t/日以上の逆浸透膜であることを特徴とする逆浸透膜を用いた水処理方法。
- 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記逆浸透膜処理の前処理として除濁処理を行うことを特徴とする逆浸透膜を用いた水処理方法。
- 請求項5において、前記除濁処理を精密濾過膜、限外濾過膜、濾過器、保安フィルタ、及びストレーナのいずれかで行うことを特徴とする逆浸透膜を用いた水処理方法。
- 請求項1ないし6のいずれか1項において、前記ポリマー系スケール分散剤が、アクリル酸(以下「AA」と略記する。)、メタアクリル酸、マレイン酸、イソブチレン、3−アリルオキシ−2−ヒドロキシ−1−プロパンスルホン酸(以下「HAPS」と略記する。)、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(以下「AMPS」と略記する。)およびこれらの誘導体よりなる群から選ばれる1種類以上の単量体を重合してなることを特徴とする逆浸透膜を用いた水処理方法。
- 請求項7において、前記ポリマー系スケール分散剤が下記ポリマー系スケール分散剤A及び/又はポリマー系スケール分散剤Bであり、その分子量が1,000以上50,000以下であることを特徴とする逆浸透膜を用いた水処理方法。
ポリマー系スケール分散剤A:AAとAMPS及び/又はHAPSとを、AA:AMPS及び/又はHAPS=50〜99:1〜50(モル比)の割合で共重合させた共重合物
ポリマー系スケール分散剤B:AAとAMPS及び/又はHAPSとその他の単量体とを、AA:AMPS及び/又はHAPS=50〜99:1〜50(モル比)、かつ、AAとAMPS及び/又はHAPSとその他の単量体の合計:その他の単量体=100:5〜30(モル比)の割合で共重合させた共重合物 - 請求項1ないし8のいずれか1項において、前記逆浸透膜の給水がスライムコントロール剤を含むことを特徴とする逆浸透膜を用いた水処理方法。
- 逆浸透膜モジュールを備える水処理装置において、該逆浸透膜の給水の水質が下記水質条件Iを満たすことを確認する手段及び/又は該逆浸透膜の給水の水質が下記水質条件Iを満たすように調整する手段を備えることを特徴とする逆浸透膜を備える水処理装置。
<水質条件I>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L
ポリマー系スケール分散剤濃度:3〜50mg/L as Solid - 逆浸透膜モジュールを備える水処理装置において、該逆浸透膜の給水の水質が下記水質条件IIを満たすことを確認する手段及び/又は該逆浸透膜の給水の水質が下記水質条件IIを満たすように調整する手段を備えることを特徴とする逆浸透膜を備える水処理装置。
<水質条件II>
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下
ポリマー系スケール分散剤濃度:3〜50mg/L as Solid - 逆浸透膜モジュールを備える水処理装置において、該逆浸透膜の給水の水質が下記水質条件IIIを満たすことを確認する手段及び/又は該逆浸透膜の給水の水質が下記水質条件IIIを満たすように調整する手段を備えることを特徴とする逆浸透膜を備える水処理装置。
<水質条件III>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下
ポリマー系スケール分散剤濃度:3〜50mg/L as Solid - 請求項10ないし12のいずれか1項において、前記逆浸透膜が、超低圧もしくは低圧用のポリアミド系逆浸透膜であって、1MPaの運転圧力での100〜3000mg/LNaCl水溶液の脱塩率が97〜99.8%で、純水フラックス30t/日以上の逆浸透膜であることを特徴とする逆浸透膜を備える水処理装置。
- 請求項10ないし13のいずれか1項において、前記逆浸透膜モジュールの前段に除濁手段を有することを特徴とする逆浸透膜を備える水処理装置。
- 請求項14において、前記除濁手段が精密濾過膜、限外濾過膜、濾過器、保安フィルタ、及びストレーナのいずれかであることを特徴とする逆浸透膜を備える水処理装置。
- 請求項10ないし15のいずれか1項において、前記ポリマー系スケール分散剤が、アクリル酸(以下「AA」と略記する。)、メタアクリル酸、マレイン酸、イソブチレン、3−アリルオキシ−2−ヒドロキシ−1−プロパンスルホン酸(以下「HAPS」と略記する。)、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(以下「AMPS」と略記する。)およびこれらの誘導体よりなる群から選ばれる1種類以上の単量体を重合してなることを特徴とする逆浸透膜を備える水処理装置。
- 請求項16において、前記ポリマー系スケール分散剤が下記ポリマー系スケール分散剤A及び/又はポリマー系スケール分散剤Bであり、その分子量が1,000以上50,000以下であることを特徴とする逆浸透膜を備える水処理装置。
ポリマー系スケール分散剤A:AAとAMPS及び/又はHAPSとを、AA:AMPS及び/又はHAPS=50〜99:1〜50(モル比)の割合で共重合させた共重合物
ポリマー系スケール分散剤B:AAとAMPS及び/又はHAPSとその他の単量体とを、AA:AMPS及び/又はHAPS=50〜99:1〜50(モル比)、かつ、AAとAMPS及び/又はHAPSとその他の単量体の合計:その他の単量体=100:5〜30(モル比)の割合で共重合させた共重合物 - 請求項10ないし17のいずれか1項において、前記逆浸透膜モジュールの給水にスライムコントロール剤を添加する手段を有することを特徴とする逆浸透膜を備える水処理装置。
- 逆浸透膜の給水に添加されるポリマー系スケール分散剤であって、下記水質条件iを満たす逆浸透膜の給水に用いられることを特徴とする逆浸透膜用分散剤。
<水質条件i>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L - 逆浸透膜の給水に添加されるポリマー系スケール分散剤であって、下記水質条件iiを満たす逆浸透膜の給水に用いられることを特徴とする逆浸透膜用分散剤。
<水質条件ii>
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下 - 逆浸透膜の給水に添加されるポリマー系スケール分散剤であって、下記水質条件iiiを満たす逆浸透膜の給水に用いられることを特徴とする逆浸透膜用分散剤。
<水質条件iii>
pH:4.0〜7.0
Ca硬度:150〜1200mgCaCO3/L
Mアルカリ度:50〜600mgCaCO3/L
硫酸イオン濃度:100〜1200mg/L
シリカ濃度:0〜150mg/L
波長260nmの吸光度(50mmセル使用時):2.5以下 - 請求項19ないし21のいずれか1項において、前記逆浸透膜が、超低圧もしくは低圧用のポリアミド系逆浸透膜であって、1MPaの運転圧力での100〜3000mg/LNaCl水溶液の脱塩率が97〜99.8%で、純水フラックス30t/日以上の逆浸透膜であることを特徴とする逆浸透膜用分散剤。
- 請求項19ないし22のいずれか1項において、前記給水が除濁処理された水であることを特徴とする逆浸透膜用分散剤。
- 請求項19ないし23のいずれか1項において、前記ポリマー系スケール分散剤が、アクリル酸(以下「AA」と略記する。)、メタアクリル酸、マレイン酸、イソブチレン、3−アリルオキシ−2−ヒドロキシ−1−プロパンスルホン酸(以下「HAPS」と略記する。)、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(以下「AMPS」と略記する。)およびこれらの誘導体よりなる群から選ばれる1種類以上の単量体を重合してなることを特徴とする逆浸透膜用分散剤。
- 請求項24において、前記ポリマー系スケール分散剤が下記ポリマー系スケール分散剤A及び/又はポリマー系スケール分散剤Bであり、その分子量が1,000以上50,000以下であることを特徴とする逆浸透膜用分散剤。
ポリマー系スケール分散剤A:AAとAMPS及び/又はHAPSとを、AA:AMPS及び/又はHAPS=50〜99:1〜50(モル比)の割合で共重合させた共重合物
ポリマー系スケール分散剤B:AAとAMPS及び/又はHAPSとその他の単量体とを、AA:AMPS及び/又はHAPS=50〜99:1〜50(モル比)、かつ、AAとAMPS及び/又はHAPSとその他の単量体の合計:その他の単量体=100:5〜30(モル比)の割合で共重合させた共重合物 - 請求項19ないし25のいずれか1項において、前記給水がスライムコントロール剤を含むことを特徴とする逆浸透膜用分散剤。
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