JP2019098298A - 逆浸透膜のシリカスケール抑制方法 - Google Patents

逆浸透膜のシリカスケール抑制方法 Download PDF

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Abstract

【課題】河川水や地下水などのシリカを含む水を供給水として逆浸透膜で処理して純水を製造する際に、シリカスケールを抑制して膜性能の安定化を図る。【解決手段】シリカを含有する供給水を逆浸透膜に通水する水処理において、逆浸透膜への供給水量をVFm3/d、濃縮水量をVCm3/d、供給水中のシリカ濃度をCSmg/Lとした時、以下の(1)式の関係が成り立っている場合に、逆浸透膜の透過流束を0.6m/d以下に設定すると共に、3日に1回以上の頻度で背圧弁を開いて設定透過流束の1/3以下で供給水を通水する圧力開放通水を行う逆浸透膜のシリカスケール抑制方法。CS×VF/VC>120 (1)【選択図】図3

Description

本発明は逆浸透(RO)膜のシリカスケール抑制方法に係り、詳しくは、河川水や地下水などのシリカを含む水を供給水としてRO膜で処理して純水を製造する際に、RO膜のシリカスケールを抑制して膜性能の安定化を図る方法に関する。
RO膜システムによる分離、精製は、蒸発や電気透析を用いたシステムに対して省エネルギープロセスであり、海水、かん水の淡水化や、工業用水および超純水の製造、排水回収などに広く用いられている。RO膜で阻止された物質は膜面で濃縮される。シリカなどのスケール生成のポテンシャルを持った無機成分が溶解度以上に濃縮されると、スケールが膜に付着することが知られている。スケールの付着によって、透過流束や阻止率といったRO膜性能の低下が起こることから、一般的には、シリカなどがスケール生成濃度以上にならないように運転条件が管理されている。
シリカスケールのRO膜への付着を抑制する方法として、酸性条件での運転がある。即ち、RO膜の供給水のpHを5付近として運転することによって、シリカスケールの生成速度が遅くなり、膜性能が安定化する。しかし、この方法では、供給水に酸剤を添加しなければならず、また、濃縮水や透過水のpHを中性に戻すためにアルカリ剤が必要となるため、薬品コストがかかる。また、酸性条件では、RO膜の阻止性能が悪くなるという問題もある。
シリカを分散させる薬剤も提案されているが、中性付近で有効なものが見出されていない。
特許文献1,2では、供給水のランゲリア指数をスケール生成し難い値とし、定期的にフラッシングを行うことで、RO膜へのスケール付着抑制を試みている。しかし、この方法では、供給水のランゲリア指数を調整するための操作が必要である。また、特許文献1,2には、スケールの付着抑制に有効な透過流束の記述はない。更には、スケール分散剤についても構造上の記述はない。
特開2015−160179号公報 特開2016−179442号公報
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するRO膜のシリカスケール抑制方法を提供することを目的とする。即ち、本発明では、供給水中に存在するシリカがRO膜で濃縮することによってスケール化し、透過流束や脱塩率などの膜性能が低下する恐れがある際に、スケールが発生し難い運転条件とすると共に、生成したスケールを膜面から剥離させる運転を行うことにより、更にはシリカを分散させてスケールの生成を抑制する薬剤を併用して、膜性能の安定化を図る。
本発明者は、シリカスケールの生成とRO膜への付着を抑制する方法について鋭意検討し、透過流束(フラックス)を0.6m/d以下に設定し、3日に1回以上の頻度でRO膜の背圧弁を開放する圧力開放通水を行うことにより、シリカスケールによる膜性能の低下を抑制できることを見出した。
更には、スケール抑制剤として、ホスホン酸などのリン酸基を有するものや、アクリル酸(AA)、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(AMPS)、N−tert−ブチルアクリルアミド(tBuAAm)の3元共重合体などのスルホン酸基を有するものを供給水に添加することで、透過流束等の膜性能の低下をより一層確実に抑制することができることを見出した。
背圧弁を開放すると、その間透過水が得られず、水回収率が低下する。本発明では、その間にRO膜の濃縮水側から排出される水を供給水として再利用することで、水回収率の低下を抑えることができる。この場合、濃縮水中には、膜面から剥離したスケール成分が存在している可能性があるため、精密濾過(MF)膜や限外濾過(UF)膜に通して、スケール成分を除去してから再利用することが好ましい。
本発明はこのような知見に基づいて達成されたものであり、以下を要旨とする。
[1] シリカを含有する供給水を逆浸透膜に通水する水処理において、該逆浸透膜への供給水量をVFm/d、濃縮水量をVCm/d、該供給水中のシリカ濃度をCSmg/Lとした時、以下の(1)式の関係が成り立っている場合に、該逆浸透膜の透過流束を0.6m/d以下に設定すると共に、3日に1回以上の頻度で、該逆浸透膜の背圧弁の開度を大きくして、該設定透過流束の1/3以下で該供給水を通水する圧力開放通水を行うことを特徴とする逆浸透膜のシリカスケール抑制方法。
CS×VF/VC>120 (1)
[2] 1日当たりの前記圧力開放通水の時間が10分以上である[1]に記載の逆浸透膜のシリカスケール抑制方法。
[3] 前記供給水中にシリカを分散させる薬剤を添加することを特徴とする[1]又は[2]に記載の逆浸透膜のシリカスケール抑制方法。
[4] 前記シリカを分散させる薬剤が、リン酸基もしくはスルホン酸基を有することを特徴とする[3]に記載の逆浸透膜のシリカスケール抑制方法。
[5] 前記圧力開放通水を行った際に前記逆浸透膜の濃縮側から得られる水の一部もしくは全てを前記逆浸透膜の供給水として再度使用することを特徴とする[1]ないし[4]のいずれかに記載の逆浸透膜のシリカスケール抑制方法。
[6] 前記濃縮側から得られる水の一部もしくは全てを、精密濾過膜又は限外濾過膜に通水した後、前記逆浸透膜の供給水とすることを特徴とする[5]に記載の逆浸透膜のシリカスケール抑制方法。
本発明によれば、RO膜処理によってシリカが溶解度以上の濃度に濃縮される場合であっても、RO膜へのシリカスケールの付着を抑制することができ、透過流束等のRO膜性能を長期に亘り安定に維持することができる。また、背圧弁開放時の濃縮水を供給水に戻すことで水回収率を維持することもできる。
図1(a)は、実施例で用いた平膜試験装置の構成を示す模式図であり、図1(b)は、この平膜試験装置の密閉容器の構造を示す断面図である。 比較例1,2における透過流束比の経時変化を示すグラフである。 実施例1〜6及び比較例3における透過流束比の経時変化を示すグラフである。 実施例1,7,8及び比較例3における透過流束比の経時変化を示すグラフである。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明のRO膜のシリカスケール抑制方法は、シリカを含有する供給水(以下「RO供給水」と称す場合がある。)をRO膜に通水する水処理において、RO膜への供給水量をVFm/d、濃縮水量をVCm/d、供給水中のシリカ(SiO)濃度をCSmg/Lとした時、以下の(1)式の関係が成り立っている場合、即ち、供給水中のシリカがRO膜で溶解度(通常シリカの溶解度は25℃において120mg/Lである。)以上に濃縮されるような場合に、該RO膜の透過流束を0.6m/d以下に設定すると共に、3日に1回以上の頻度で、背圧弁の開度を大きくして、該設定透過流束の1/3以下で該供給水を通水する圧力開放通水を行うことを特徴とする。
CS×VF/VC>120 (1)
本発明において、1日当たりの圧力開放通水の時間は10分以上であることが好ましく、また、RO供給水中には、シリカを分散させる薬剤を添加することが好ましい。シリカを分散させる薬剤としては、リン酸基もしくはスルホン酸基を有するものが好適である。また、圧力開放通水を行った際のRO膜の濃縮側から得られる水の一部もしくは全てをRO膜の供給水として再度使用することで水回収率を維持することができ、この際、前記濃縮側から得られる水の一部もしくは全てを、MF膜又はUF膜に通水して濾過処理した後、RO供給水とすることが好ましい。
[作用機構]
本発明による作用機構は以下の通りである。
(1) 設定透過流束を0.6m/d以下として、間欠的に圧力開放通水を行うことで、膜面のシリカスケールを剥離させる。即ち、RO膜装置は、後述の図1(a),(b)に示されるように、密閉容器内がRO膜で原水室と透過水室とに仕切られ、原水室に原水導入配管と濃縮水排出配管が接続され、透過水室に透過水排出配管が接続されている。原水導入配管には、高圧ポンプが設けられ、一方、濃縮水排出配管には背圧弁が設けられており、高圧ポンプによる加圧力(供給水量)と、背圧弁の開度を調節することで、膜の透過流束が調整され、所定のRO供給水量に対して、所定の透過水量で透過水を得ることができる。
本発明では、RO膜に供給水を給水する高圧ポンプの運転を継続した状態で間欠的に背圧弁の開度を大きくする圧力開放通水を行う。背圧弁の開度を大きくすると、RO供給水は高圧ポンプの加圧力で勢いよく背圧弁側(濃縮水側)へ流れ、この供給水の掃流で膜面に付着したスケールを剥離させ、濃縮水排出口側へ排出することができる。
(2) シリカスケールの生成抑制に有効なリン酸基又はスルホン酸基を有するシリカ分散剤を添加して、シリカのスケール化を抑制する。
(3) 圧力開放通水時の濃縮水の一部又は全てを供給水として再利用することにより、背圧弁開放運転を行った上で、水回収率を維持する。
[RO膜]
本発明において、シリカスケール抑制対象となるRO膜の材質、膜型式等には特に制限はなく、水処理分野で一般的に使用されているものであれば、本発明を適用してシリカスケール抑制効果を得ることができる。
[供給水]
本発明で対象とするRO膜の供給水は、シリカを含み、RO膜で濃縮されてシリカ濃度が溶解度以上となるような水であり、例えば河川水、地下水、排水回収水、冷却水ブロー水などが挙げられる。
本発明は、シリカをCSmg/L含むRO供給水を供給水量:VFm/d、濃縮水量:VCm/dでRO膜処理する際に下記式を満たすような、シリカスケール析出傾向の高いRO供給水のRO膜処理に適用される。
CS×VF/VC>120 (1)
なお、本発明では、設定透過流束と間欠的な圧力開放通水により、シリカスケールを抑制するため、RO供給水のpHを酸性にする必要はなく、RO供給水のpHは5〜9、特に6〜8とすればよい。ただし、pHを酸性にした方が効率的である。
[設定透過流束]
本発明においては、上記式(1)を満たす場合において、RO膜の設定透過流束を0.6m/d以下とする。この設定透過流束が0.6m/dを超えると、以下の圧力開放通水を行っても、シリカスケールの抑制効果を十分に得ることができない。RO膜の設定透過流束は0.6m/d以下であればよく、過度に設定透過流束を低くすると処理効率が悪くなることから、0.3〜0.6m/dの範囲とすることが好ましい。
[圧力開放通水]
本発明では、上記の透過流束を設定した上で、3日に1回以上の頻度で、RO膜の背圧弁の開度を大きくして、設定透過流束の1/3以下で供給水をRO膜に通水する圧力開放通水を行う。
圧力開放通水の頻度は3日に1回以上であればよく、RO供給水のスケール化傾向、圧力開放通水の時間、圧力開放通水時の透過流束等との関係において適宜設定される。
圧力開放通水時の透過流束は、背圧弁の開度によって調節することができる。
圧力開放通水時の背圧弁の開度を大きくして圧力開放通水時の透過流束を小さくするほど、圧力開放通水の頻度を小さく、かつ圧力開放通水時間を短くすることができる。逆に圧力開放通水時の背圧弁の開度が小さく、圧力開放通水時の透過流束が大きいほど、一般的には、圧力開放通水の頻度を大きく、かつ圧力開放通水時間を長くする必要が生じる。
通常の場合、圧力開放通水時には、背圧弁を全開又は半開以上とし(透過流束=0〜0.3m/d)、圧力開放通水の頻度を3日に1〜72回、1日当たりの圧力開放通水の時間は10分以上、例えば10〜60分(この圧力開放通水時以外の時間は設定透過流束での通常の通水となる。)とすることが好ましい。
なお、圧力開放通水は上記の条件を満たせば、定期的に行ってもよく、不定期的に行ってもよいが、RO供給水の水質やRO膜の運転条件に大きな変動がない場合定期的に行うのが好ましい。
[シリカ分散剤]
本発明においては、RO供給水に供給水中のシリカを分散させる薬剤(シリカ分散剤)を添加することで、より一層優れたシリカスケール抑制効果を得ることができる。
シリカ分散剤としては、水中のシリカを分散させる作用のあるものであればよく、特に制限はないが、リン酸基を有する化合物等のリン含有化合物、スルホン酸基を有する化合物等のイオウ含有化合物がシリカの分散効果に優れることから好ましい。
具体的には、リン酸基を有する化合物としては、ホスホン酸基を有する化合物が好ましく、例えば、ニトリロトリメチレンホスホン酸(NTMP)、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸(HEDP)、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸(EDTP)、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸(PBTC)、アミノメチレンホスホネート(AMP)、ポリアミノポリエーテルメチレンホスホネート(PAPEMP)、ホスホノポリカルボン酸(POCA)、1,2−ジヒドロキシ−1,2−ビス(ジヒドロキシホスホニル)エタン(DDPE)、2−ジヒドロキシジヒドロキシホスホニル−2−ヒドロキシプロピオン酸(DHHPA)、1,3−ビス[(1−フェニル−1−ジヒドロキシホスホニル)メチル]−2−イミダゾリジノン(BPDMI)、2,3−ビス(ジヒドロキシホスホニル)−1,4−ブタン二酸(BDBA)、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸(DTPMPA)、ヘキサメチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸(HDTMP)、ビス(ポリ−2−カルボキシエチル)ホスホン酸、及びこれらの水溶性塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩等を挙げることができる。
また、スルホン酸基を有する化合物としては、スルホン酸基を有するポリマーが好ましく、スルホン酸基とカルボキシル基を有する重合物が挙げられる。スルホン酸基とカルボキシル基を有する重合物としては、スルホン酸基を有する単量体と、カルボキシル基を有する単量体との共重合物、或いは、更に、これらの単量体と共重合可能な他の単量体との三元共重合体が挙げられ、このうち、スルホン酸基を有する単量体としては、2−メチル−1,3−ブタジエン−1−スルホン酸などの共役ジエンスルホン酸、3−(メタ)アリルオキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸等のスルホン酸基を有する不飽和(メタ)アリルエーテル系単量体や2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−ヒドロキシ−3−アクリルアミドプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸、メタリルスルホン酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、イソアミレンスルホン酸、又はこれらの塩など、好ましくは3−アリルオキシ−2−ヒドロキシ−1−プロパンスルホン酸(HAPS)、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(AMPS)が挙げられ、これらの1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
一方、カルボキシル基を有する単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ビニル酢酸、アトロパ酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ヒドロキシエチルアクリル酸、コハク酸、エポキシコハク酸又はこれらの塩など、好ましくはアクリル酸、メタクリル酸が挙げられ、これらの1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
また、これらの単量体と共重合可能な単量体としては、N−tert−ブチルアクリルアミド(tBuAAm)、N−ビニルホルムアミドなどのアミド類が挙げられる。
特に、アクリル酸(AA)と2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(AMPS)をAA:AMPS=70〜90:10〜30(モル比)の割合で共重合させた共重合物、AAとAMPSとN−tert−ブチルアクリルアミド(tBuAAm)等のアミド類を、AA:AMPS:アミド類=40〜90:5〜30:5〜30(モル比)の割合で共重合させた共重合物、AAと3−アリロキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(HAPS)を、AA:HAPS=70〜90:10〜30(モル比)の割合で共重合させた共重合物などが挙げられるが、何らこれらに限定されるものではない。
スルホン酸基を有するポリマーの重量平均分子量は、1,000〜30,000であることが好ましい。重量平均分子量が1,000未満であると分散効果が不十分であり、30,000を超えると、このポリマー自体がRO膜に吸着し、膜閉塞の要因となるおそれがある。
これらのシリカ分散剤は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
RO供給水にシリカ分散剤を添加する場合、シリカ分散剤の添加量は、RO供給水の水質や水回収率、設定透過流束、圧力開放通水の頻度等の運転条件等によっても異なるが、通常の場合、固形分(有効成分)濃度として0.05〜10mg/L程度となるように添加することが好ましい。シリカ分散剤の添加量が少な過ぎると十分なシリカの分散効果を得ることができず、多過ぎるとシリカ分散剤がRO膜の負荷となったり膜汚染の原因となったりする場合がある。
[濃縮水の再利用]
圧力開放通水時には、背圧弁の開度を大きくすることでRO膜を透過するRO膜供給水量は少なくなり、その殆どが濃縮水側に排出されることとなる。この濃縮水は、圧力開放通水でRO膜から剥離させたシリカスケールを含む場合もあるが、スケール以外は未処理のRO膜供給水とほぼ同等の水質であり、濃縮度も低いことから、この水の一部又は全量をRO供給水側に循環して供給水として再使用(再処理)することが、圧力開放通水を行うことによる透過水量の低減を防止して回収水量を確保する上で好ましい。
この場合、圧力開放通水時にRO膜の濃縮水側から得られる水には、RO膜から剥離したスケールが含まれる場合があるため、これをMF膜又はUF膜で濾過し、スケール成分を除去した後、RO供給水とすることが好ましい。この場合に用いるMF膜又はUF膜には特に制限はなく、通常の水処理における除濁膜として用いられるものであればよく、いずれも使用可能である。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
以下の実施例及び比較例におけるRO供給水、シリカ分散剤、RO膜、実験装置、運転条件は、以下の通りであり、経時後の透過流束を初期透過流束で除した透過流束比で膜性能を評価した。
(1) RO供給水
塩化ナトリウム100mg/L、炭酸水素ナトリウム84mg/Lの水溶液に、塩化カルシウムをカルシウム濃度が10mg/Lとなるように、ポリ塩化アルミニウムをアルミニウム濃度が0.1mg/Lとなるように添加すると共に、メタケイ酸ナトリウムをシリカ濃度が35mg/Lとなるように添加し、最終的に塩酸と水酸化ナトリウムでpH7.0に調整したものをRO供給水とした。
(2) シリカ分散剤
以下のシリカ分散剤I〜Vを用いた。RO供給水にこれらのシリカ分散剤を添加する場合、シリカ分散剤は固形分として1.156mg/L添加した。
シリカ分散剤I:ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸、分子量727、イタルマッチ社製
シリカ分散剤II:AAとAMPSとtBuAAmの三元共重合体、重量平均分子量5,000、ダウ社製
シリカ分散剤III:AAとAMPSの二元共重合体、重量平均分子量11,000、ダウ社製
シリカ分散剤IV:ポリマレイン酸、重量平均分子量800、BWA社製
シリカ分散剤V:エチレンジアミン四酢酸、分子量292、キシダ化学社製
(3) RO膜
日東電工製超低圧RO膜「ES20(膜面積:8cm)」を使用した。
(4) 実験装置
図1(a),(b)に示す平膜試験装置を用いた。
この平膜試験装置において、RO供給水は、配管11より高圧ポンプ4で、密閉容器1のRO膜をセットした平膜セル2の下側の原水室1Aに供給される。図1(b)に示すように、密閉容器1は、原水室1A側の下ケース1aと、透過水室1B側の上ケース1bとで構成され、下ケース1aと上ケース1bとの間に、平膜セル2がOリング8を介して固定されている。平膜セル2はRO膜2Aの透過水側が多孔質支持板2Bで支持された構成とされている。平膜セル2の下側の原水室1A内はスターラー3で攪拌子5を回転させることにより攪拌される。RO膜透過水は平膜セル2の上側の透過水室1Bを経て配管12より取り出される。濃縮水は配管13より取り出される。原水室1A内の圧力は、給水配管11に設けた圧力計6と、濃縮水取出配管13に設けた背圧弁(圧力調整バルブ)7により調整される。
(5) 運転条件
設定透過流束は各例毎に1.0m/d又は0.6m/dとし、回収率75%(4倍濃縮)となるように、ポンプ送水量、背圧弁を調節した。
いずれの場合も、供給水のシリカ濃度CS=35mg/L、供給水量VF/濃縮水量VC=4であり、CS×VF/VCは140で、式(1)を満たす。
各実施例及び比較例の運転条件は以下の通りである。
比較例1:透過流束を1.0m/dに設定して、通常通水した(圧力開放なし)。
比較例2:透過流束を1.0m/dに設定して、1日に1回1時間、背圧弁を開放(圧力開放)した。この圧力開放時の透過流束は0m/dであった。
比較例3:透過流束を0.6m/dに設定して、通常通水した(圧力開放なし)。
実施例1:透過流束を0.6m/dに設定して、1日に1回1時間、背圧弁を開放(圧力開放)した。この圧力開放時の透過流束は0m/dであった。
実施例2:RO供給水にシリカ分散剤Iを添加した以外は、実施例1と同様に行った。
実施例3:RO供給水にシリカ分散剤IIを添加した以外は、実施例1と同様に行った。
実施例4:RO供給水にシリカ分散剤IIIを添加した以外は、実施例1と同様に行った。
実施例5:RO供給水にシリカ分散剤IVを添加した以外は、実施例1と同様に行った。
実施例6:RO供給水にシリカ分散剤Vを添加した以外は、実施例1と同様に行った。
実施例7:RO供給水に圧力開放時の濃縮水を全量戻した以外は、実施例1と同様に行った。
実施例8:RO供給水に圧力開放時の濃縮水を孔径0.45μmの親水性PVDF膜(MF膜)で濾過して全量戻した以外は、実施例1と同様に行った。
図2〜4に各例の透過流束比の経時変化を示す。
図2より、透過流束を1.0m/dに設定した比較例2では、背圧弁を開放しても、圧力開放を行わない比較例1と透過流束比の経時変化には殆ど差異がないことが分かる。
図3より、透過流束を0.6m/dに設定すると、圧力開放で、実施例1のように透過流束比の低下が抑制されることが分かる。また、シリカ分散剤I〜IVを添加した実施例2〜5では、さらに透過流束比の低下が抑制されている。特に、スルホン基を有し、イオウを含有するシリカ分散剤II,IIIや、ホスホン酸系でリンを含有するシリカ分散剤Iを用いると、透過流束比の低下は効果的に抑制される。なお、シリカ分散剤Vを用いた実施例6は、シリカ分散剤を用いていない実施例1と透過流束比の経時変化に大差はない。
図4より、背圧弁開放時に濃縮水を供給水側に戻した実施例7では、僅かに透過流束比が低くなる傾向が見られるが、親水性PVDF膜で濾過して戻した実施例8では透過流束比は実施例1と同等である。
1 容器
2 平膜セル
2A RO膜
2B 多孔質支持板
3 スターラー
4 高圧ポンプ
5 攪拌子
6 圧力計
7 背圧弁(圧力調整バルブ)
8 Oリング

Claims (6)

  1. シリカを含有する供給水を逆浸透膜に通水する水処理において、該逆浸透膜への供給水量をVFm/d、濃縮水量をVCm/d、該供給水中のシリカ濃度をCSmg/Lとした時、以下の(1)式の関係が成り立っている場合に、該逆浸透膜の透過流束を0.6m/d以下に設定すると共に、3日に1回以上の頻度で、該逆浸透膜の背圧弁の開度を大きくして、該設定透過流束の1/3以下で該供給水を通水する圧力開放通水を行うことを特徴とする逆浸透膜のシリカスケール抑制方法。
    CS×VF/VC>120 (1)
  2. 1日当たりの前記圧力開放通水の時間が10分以上である請求項1に記載の逆浸透膜のシリカスケール抑制方法。
  3. 前記供給水中にシリカを分散させる薬剤を添加することを特徴とする請求項1又は2に記載の逆浸透膜のシリカスケール抑制方法。
  4. 前記シリカを分散させる薬剤が、リン酸基もしくはスルホン酸基を有することを特徴とする請求項3に記載の逆浸透膜のシリカスケール抑制方法。
  5. 前記圧力開放通水を行った際に前記逆浸透膜の濃縮側から得られる水の一部もしくは全てを前記逆浸透膜の供給水として再度使用することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の逆浸透膜のシリカスケール抑制方法。
  6. 前記濃縮側から得られる水の一部もしくは全てを、精密濾過膜又は限外濾過膜に通水した後、前記逆浸透膜の供給水とすることを特徴とする請求項5に記載の逆浸透膜のシリカスケール抑制方法。
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