JP2016186385A - 複合部材の製造方法、およびグロープラグの製造方法 - Google Patents

複合部材の製造方法、およびグロープラグの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016186385A
JP2016186385A JP2015065970A JP2015065970A JP2016186385A JP 2016186385 A JP2016186385 A JP 2016186385A JP 2015065970 A JP2015065970 A JP 2015065970A JP 2015065970 A JP2015065970 A JP 2015065970A JP 2016186385 A JP2016186385 A JP 2016186385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
fitting
ceramic
metal
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015065970A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6511315B2 (ja
Inventor
悟史 大口
Satoshi Oguchi
悟史 大口
将憲 大坪
Masanori Otsubo
将憲 大坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2015065970A priority Critical patent/JP6511315B2/ja
Publication of JP2016186385A publication Critical patent/JP2016186385A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6511315B2 publication Critical patent/JP6511315B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

【課題】金属部材にセラミック部材を圧入する際の圧入荷重を低減し、圧入により接合した金属部材とセラミック部材との間の接合力を高める。【解決手段】金属部材(3、14)にセラミック部材(1)が嵌め込まれた複合部材の製造方法は、金属部材(3、14)にセラミック部材(1)を圧入する圧入工程と、圧入工程に先立って行なわれる付着工程とを備える。付着工程は、金属部材(3、14)とセラミック部材(1)の少なくとも一方の表面であって、圧入工程において金属部材(3、14)とセラミック部材(1)とが接する領域に、アルキレンオキサイド基を繰り返し単位として有する物質であって、アルキレンオキサイド基の繰り返し数が20以上である物質を付着させる。【選択図】図4

Description

本発明は、金属部材にセラミック部材が嵌め込まれた複合部材の製造方法、および、グロープラグの製造方法、に関するものである。
グロープラグの一種として、セラミックヒータを備えるグロープラグが知られている。このようなグロープラグを製造する際には、一般に、セラミック部材であるセラミックヒータを、筒状等の金属部材に圧入する動作が行なわれる。このように金属部材にセラミック部材を圧入する際には、圧入荷重を高く設定しすぎるとセラミック部材が損傷する可能性があるため、圧入時のセラミック部材の損傷を抑えるためには、圧入荷重をできるだけ低くすることが望ましい。そのため、従来から、セラミック部材と金属部材の少なくとも一方に対して圧入前に滑剤を塗布することにより、圧入の際の摩擦を低減し、圧入荷重の低減が図られていた(例えば、特許文献1参照)。
特許第3176459号 特開2004−107768号公報
滑剤は、圧入時には圧入荷重を低減させるが、圧入後に金属部材とセラミック部材との間に滑剤が存在すると、圧入により接合された両部材間の接合力が損なわれ得る。そのため、従来は、圧入後に熱処理を行なって、滑剤を分解除去していた。しかしながら、従来知られる滑剤は一般的に熱安定性が高く、熱処理によって十分に分解除去することが困難な場合があった。特に、圧入に用いるセラミック部材の種類等によっては、熱処理の温度として採用可能な温度に上限があるため、熱処理温度を抑えつつ、滑剤を十分に分解除去することが望まれていた。また、従来知られる滑剤は、圧入荷重低減の効果が不十分な場合があり、圧入時の圧入荷重をより低くすることが望まれていた。このような課題は、グロープラグを構成するセラミックヒータを含む部材間の接合に限らず、金属部材にセラミック部材を圧入する際に共通する課題であった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、金属部材にセラミック部材が嵌め込まれた複合部材の製造方法が提供される。この複合部材の製造方法は、前記金属部材に前記セラミック部材を圧入する圧入工程と;前記圧入工程に先立って、前記金属部材と前記セラミック部材の少なくとも一方の表面であって、前記圧入工程において前記金属部材と前記セラミック部材とが接する領域に、アルキレンオキサイド基を繰り返し単位として有する物質であって、アルキレンオキサイド基の繰り返し数が20以上である物質を付着させる付着工程と;を備える。
この形態の複合部材の製造方法によれば、金属部材にセラミック部材を圧入する際の圧入荷重を低減して、圧入時におけるセラミック部材の損傷を抑えることができる。さらに、圧入工程の後に熱処理を行なうならば、アルキレンオキサイド基を繰り返し単位として有する物質を容易に分解除去して、金属部材とセラミック部材との間の接合力を高めることが可能になる。
(2)本発明の他の形態によれば、金属部材にセラミック部材が嵌め込まれた複合部材の製造方法が提供される。この複合部材の製造方法は、(1)に記載の複合部材の製造方法により、前記金属部材に前記セラミック部材を圧入した複合部材を得る工程と;前記圧入工程の後に、前記複合部材を熱処理する熱処理工程と;を備える。
この形態の複合部材の製造方法によれば、金属部材にセラミック部材を圧入する際の圧入荷重を低減して、圧入時におけるセラミック部材の損傷を抑えることができる。また、金属部材とセラミック部材の少なくとも一方の表面に付着させた、アルキレンオキサイド基を繰り返し単位として有する物質を、熱処理工程により分解除去することが可能になり、セラミック部材と金属部材との間の接合力を向上させることができる。
(3)本発明のさらに他の形態によれば、セラミックヒータと、該セラミックヒータが嵌め込まれた金属製の筒状部材と、を備えるグロープラグの製造方法が提供される。この製造方法は、(2)に記載の複合部材の製造方法により、前記金属部材である前記筒状部材に、前記セラミック部材である前記セラミックヒータが嵌め込まれた部材を、前記複合部材として製造する工程を備え;前記熱処理工程は、50〜400℃の温度範囲で行なう。
この形態のグロープラグの製造方法によれば、筒状部材にセラミックヒータを圧入する際の圧入荷重を低減して、圧入時におけるセラミックヒータの損傷を抑えることができる。また、筒状部材とセラミックヒータの少なくとも一方の表面に付着させた、アルキレンオキサイド基を繰り返し単位として有する物質を、熱処理工程により分解除去して、セラミックヒータと筒状部材との間の接合力を向上させることが可能になる。さらに、熱処理工程を50〜400℃の温度範囲で行なうことにより、熱処理に起因するセラミックヒータの損傷を抑えることができる。
本発明は、上記以外の種々の形態で実現可能であり、例えば、本願に係る複合部材の製造方法若しくはグロープラグの製造方法を利用して製造したグロープラグ、金属部材にセラミック部材を圧入する圧入方法、または、金属部材とセラミック部材とを接合する接合方法、などの形態で実現することが可能である。
本発明の実施形態としてのグロープラグの概略構成を表わす断面模式図である。 グロープラグの先端部を拡大して示す断面模式図である。 グロープラグの製造方法を表わす工程図である。 図3のステップS100〜S120を表わす説明図である。 サンプル1〜8について圧入荷重を測定した結果を示す説明図である。 熱処理後の接合力を測定した結果を示す説明図である。
A.グロープラグの構成:
図1は、本発明の実施形態としてのグロープラグ50の概略構成を表わす断面模式図である。また、図2は、グロープラグ50の先端部を拡大して示す断面模式図である。本実施形態のグロープラグ50は、ディーゼルエンジンを始めとする内燃機関に取り付けられて、内燃機関の始動時における点火を補助する熱源として機能する。なお、グロープラグ50は、他の用途として、例えばディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)の再活性バーナーシステムにおいて用いることもできる。
図1に示すように、グロープラグ50は、主な構成要素として、主体金具4と、外筒3と、ヒータ素子1と、中軸6と、リング14と、金属リード部17と、を備えている。本明細書では、図1におけるグロープラグ50の中心軸である軸線O方向の下方側をグロープラグ50の「先端側」と呼び、上方側を「後端側」と呼んで説明する。
主体金具4は、軸線Oに沿って延びる略円筒状の部材であり、本実施形態では、炭素鋼によって形成されている。主体金具4の内部には、軸線Oに沿って主体金具4を貫通する軸孔41が形成されている。また、主体金具4の外周面には、雄ねじ部5が形成されている。この雄ねじ部5が、内燃機関のシリンダヘッド(図示せず)のプラグ取り付け孔に形成された雌ネジに螺合することによって、グロープラグ50が内燃機関に固定される。
外筒3は、軸線Oに沿って延びる略円筒状の金属製部材である。外筒3の内部には、軸線Oに沿って外筒3を貫通する軸孔42が形成されている。軸孔42の内径は、ヒータ素子1の外径と同等、あるいはヒータ素子1の外径に比べて若干小さく形成されており、軸孔42内にヒータ素子1が圧入により嵌め込まれる。外筒3にヒータ素子1を圧入する動作については、後に詳しく説明する。外筒3の後端部は、主体金具4の軸孔41の先端部に嵌め込まれ、主体金具4の先端部と外筒3の後端部とが溶接される。
ヒータ素子1は、セラミックヒータであり、軸線Oに沿って延びる略円柱状の部材である。ヒータ素子1は、その中ほどの部位において外筒3内の軸孔42内に嵌め込まれている。ヒータ素子1において、上記中ほどの部位よりも先端側の部分は、外筒3の先端から突出している。上記中ほどの部位よりも後端側の部分は、主体金具4の軸孔41内に収容されている。ヒータ素子1は、絶縁部13と導電部11とを備え、導電部11に電力が供給されることによって発熱する。
絶縁部13は、絶縁性のセラミックによって形成されている。本実施形態では、絶縁部13は窒化珪素によって形成されている。ただし、絶縁部13は、窒化珪素に限らず、例えば、アルミナやサイアロン等の他の絶縁性のセラミックによって形成されてもよい。この絶縁部13は、ヒータ素子1の基体を成す部位である。
導電部11は、絶縁部13の内部に埋設されており、軸線O方向に伸長すると共に先端側を頂点にして折り曲げられたU字状の構造であり、通電によって抵抗発熱する導電性のセラミックによって形成されている。本実施形態では、導電部11は、炭化タングステン(WC)によって形成されている。ただし、導電部11は、炭化タングステン(WC)に限らず、例えば、二珪化モリブデンや二珪化タングステン等の他の導電性のセラミックによって形成されてもよい。
U字状に形成された導電部11の一方の端部は、ヒータ素子1の側面で露出して、第1の電位側の接続端子(マイナス側接続端子)12bを形成する。また、導電部11の他方の端部は、ヒータ素子1の側面で露出して、上記した一方の端部よりも高電位になる第2の電位側の接続端子(プラス側接続端子)12aを形成する。第1の電位側の接続端子12bは、第2の電位側の接続端子12aよりも先端側の位置において、ヒータ素子1の側面で露出している。導電部11の第1の電位側の接続端子(マイナス側接続端子)12bは、ヒータ素子1が外筒3内の軸孔42内に嵌め込まれることにより、軸孔42の内壁に接触し、導電部11と外筒3とが電気的に接続される。なお、本実施形態では、第1の電位側の接続端子12bおよび第2の電位側の接続端子12aは、導電部11の他の部位と同じ材料で形成されており、導電部11の一部として形成されている。ただし、第1の電位側の接続端子12bおよび第2の電位側の接続端子12aは、導電部11の他の部位とは別体で形成されていてもよい。
中軸6は、軸線Oに沿って延びる形状を有し、導電性材料によって形成される棒状の部材である。中軸6は、主体金具4の軸孔41内で、ヒータ素子1よりも後端側の箇所においてヒータ素子1から離間して配置されている。中軸6は、例えば、SUS430等の金属材料によって形成することができる。中軸6の外径は、主体金具4の軸孔41の内径よりも小さく形成されており、中軸6と軸孔41の内壁との間には、両者を電気的に絶縁する空隙が形成される。
リング14は、導電性材料で形成された円筒状部材であり、主体金具4の軸孔41の内部で、ヒータ素子1の後端部に組み付けられる。ヒータ素子1の後端部がリング14に嵌め込まれることにより、ヒータ素子1の側面に露出する第2の電位側の接続端子(プラス側接続端子)12aがリング14の内壁に接触し、導電部11とリング14とが電気的に接続される。リング14は、例えば、SUS410、SUS630等の金属材料によって形成することができる。
金属リード部17は、屈曲した形状で軸線O方向に延びる金属片によって形成されて、主体金具4の軸孔41内に配置されている。金属リード部17の先端部は、リング14に接合されており、後端部は、中軸6に接合されている。これにより、ヒータ素子1の導電部11の第2の電位側の接続端子(プラス側接続端子)12aが、リング14および金属リード部17を介して中軸6に電気的に接続される。金属リード部17とリング14あるいは中軸6との間の接合の方法としては、例えば抵抗溶接やろう付けを採用することができる。金属リード部17が屈曲した形状であることにより、ヒータ素子1の発熱に伴って加熱/冷却サイクルが加わった場合でも、金属リード部17は、その屈曲部分において、ヒータ素子1および中軸6の膨張/収縮を吸収することができる。その結果、金属リード部17とリング14あるいは中軸6との接合部に過度の応力が集中して接触不良や断線等の不具合が生じることを抑制できる。
既述したように、主体金具4の後端部内側には、ヒータ素子1に電力を供給するための中軸6が、主体金具4と絶縁状態で配置されている。図1に示すように、本実施形態では、中軸6の後端側外周面と主体金具4の内周面との間にセラミックリング31を配置し、その後方側にガラス充填層32を形成して、中軸6を固定している。また、中軸6のガラス充填層32と接触する外周面部分には、ローレット加工等による凹凸が施されている(図では網掛けを描いた領域)。さらに、中軸6の後端部は主体金具4の後方に延出し、その延出部に絶縁ブッシュ8を介して端子金具7がはめ込まれている。該端子金具7は、加締め部9により、中軸6の外周面に対して導通状態で固定されている。
以上のように構成されたグロープラグ50では、端子金具7から電力が供給されると、中軸6、金属リード部17、リング14および第2の電位側の接続端子12aを通じて導電部11に電力が供給され、ヒータ素子1が発熱する。このとき、導電部11の第1の電位側の接続端子12bは、外筒3、主体金具4、および内燃機関のシリンダヘッドを通じて接地される。
B.グロープラグの製造方法:
図3は、本発明の第1の実施形態のグロープラグ50の製造方法を表わす工程図である。グロープラグ50を製造する際には、まず、リング14の後端側から先端側に向かってヒータ素子1の先端を挿入し、リング14内にヒータ素子1を圧入する(ステップS100)。これにより、導電部11のプラス側接続端子12aがリング14の内壁に接触して、導電部11とリング14とが電気的に接続される。
その後、外筒3における軸孔42の後端側から外筒3内へとヒータ素子1を圧入し、外筒3の先端からヒータ素子1の先端部を突出させる(ステップS110)。これにより、導電部11のマイナス側接続端子12bが軸孔42の内壁面に密着され、導電部11と外筒3とが電気的に接続される。
その後、上記したリング14および外筒3にヒータ素子1を圧入した構造全体を熱処理する(ステップS120)。本実施形態のグロープラグの製造方法では、上記したステップS100からステップS120の工程に特徴がある。すなわち、ステップS100およびステップS110において、圧入の際に滑剤を用い、ステップS120において、熱処理により滑剤を分解除去することに特徴がある。これらの圧入工程および熱処理工程については、後にさらに詳しく説明する。なお、本実施形態のリング14および外筒3が、課題を解決する手段における「金属部材」に相当し、ヒータ素子1が、「セラミック部材」に相当する。また、ステップS100でリング14内にヒータ素子1を圧入して得られる部材、および、ステップS110で外筒3内にヒータ素子1を圧入して得られる部材が、課題を解決する手段における「複合部材」に相当する。
次に、リング14の後端部と金属リード部17の先端部との接合、および、金属リード部17の後端部と中軸6との接合を行なう(ステップS130)。そして、主体金具4の軸孔41内に中軸6を挿入して(ステップS140)、外筒3の後端部に主体金具4の先端部を組み付ける(ステップS150)。このとき、外筒3と主体金具4の間は、例えば、溶接やろう付けにより接合すればよい。
その後、主体金具4および中軸6の後端部の間に、セラミックリング31およびガラス充填層32を配置し、中軸6の後端にさらに端子金具7を取り付けて(ステップS160)、グロープラグ50を完成する。
C.圧入および接合の工程:
図4は、図3のステップS100〜S120を表わす説明図である。図4の(a)工程および(b)工程が、図3のステップS100(以後、第1の圧入工程とも呼ぶ)に相当し、図4の(c)工程および(d)工程が、図3のステップS110(以後、第2の圧入工程とも呼ぶ)に相当する。また、図4の(d)工程が、図3のステップS120の熱処理工程に相当する。また、図4の(a)工程および(c)工程が、課題を解決する手段における「付着工程」に相当する。
本実施形態では、第1の圧入工程および第2の圧入工程において、滑剤を用いている。すなわち、第1の圧入工程の際には、ヒータ素子1の表面と、リング14の内壁面の少なくとも一方であって、第1の圧入工程においてヒータ素子1とリング14とが接する領域に、滑剤を付着させる。また、第2の圧入工程の際には、ヒータ素子1の表面と、外筒3の内壁面(軸孔42の表面)の少なくとも一方であって、第2の圧入工程においてヒータ素子1と外筒3とが接する領域に、滑剤を付着させる。滑剤は、圧入の際の摩擦を低減させて、圧入荷重を抑えるためのものである。そのため、ヒータ素子1の表面に滑剤を付着させる場合には、例えば、ヒータ素子1の先端部から、少なくともヒータ素子1の側面上におけるリング14あるいは外筒3が配置される箇所まで、滑剤を付着させればよい。図4では、(a)工程と(c)工程のいずれにおいても、ヒータ素子1の側面全体に滑剤を塗布する様子を示している。
また、本実施形態では、第1の圧入工程の後、および、第2の圧入工程の後に、熱処理を行なうことにより、圧入工程で用いた滑剤を分解除去している。このように、滑剤を分解除去することにより、圧入後のヒータ素子1とリング14との間の接合力、および、ヒータ素子と外筒3との間の接合力を、高めている。なお、図3および図4では、第1の圧入工程および第2の圧入工程の後に熱処理工程を行なっているが、各々の圧入工程を行なう毎に、熱処理工程を行なうことも可能である。また、リング14および外筒3にヒータ素子1を圧入して、さらに他の構成部材の組付けを行なった後に、熱処理工程を行なうことも可能である。ただし、他の構成部材の組付けに先立って熱処理工程を行なうならば、他の構成部材の組み付けの際に、リング14および外筒3とヒータ素子1との間の接合力が確保できるため望ましい。
本実施形態では、滑剤として、長鎖状の親水性基であるポリアルキレンオキサイド基を有する物質を用いている。より具体的には、アルキレンオキサイドから誘導される繰り返し単位(以下、アルキレンオキサイド基とも呼ぶ)を有する物質であって、アルキレンオキサイド基の繰り返し数が20以上である物質を用いている。上記ポリアルキレンオキサイド基は、1種類のアルキレンオキサイド基を繰り返し単位として単独で有していてもよく、複数種類のアルキレンオキサイド基を繰り返し単位として有していてもよい。複数種類のアルキレンオキサイド基を繰り返し単位として有する場合には、ポリアルキレンオキサイド基は、2種以上のポリアルキレンオキサイド基から成るブロック共重合体であってもよく、2種以上のアルキレンオキサイド基から成るランダム共重合体であってもよい。なお、滑剤が有するポリアルキレンオキサイド基における繰り返し数は、例えば、質量分析法を利用した解析により求めることができる。
本実施形態では、上記のように、アルキレンオキサイド基の繰り返し数が20以上であるポリアルキレンオキサイド基を有する滑剤を用いることで、既述した第1の圧入工程および第2の圧入工程において、リング14あるいは外筒3と、ヒータ素子1との間の摩擦を低減し、圧入荷重を低減している。このように圧入荷重を低減できることにより、圧入荷重が高すぎることに起因するセラミック部材の損傷を抑制可能になる。ポリアルキレンオキサイド基を有する物質は、一般に、アルキレンオキサイド基の繰り返し数を多くするほど粘度が上昇する。そのため、アルキレンオキサイド基の繰り返し数を20以上にして滑剤の粘度を高めることで、圧入時に、外筒3とヒータ素子1と間の摩擦面で滑剤が安定して膜状に存在することが可能になり、圧入荷重を低減する効果が高まると考えられる。
ここで、滑剤の粘度は、一般に、分子量が大きいほど高くなる。そのため、滑剤において繰り返し単位として用いるアルキレンオキサイド基の炭素数が大きいほど、また、滑剤を構成するポリアルキレンオキサイド基において、炭素数が大きいアルキレンオキサイド基の割合が大きいほど、滑剤の粘度が高まり、圧入荷重低減効果を高めることができる。本実施形態では、最も炭素数が小さいアルキレンオキサイドであるエチレンオキサイドから誘導される繰り返し単位のみによってポリアルキレンオキサイド基を構成する場合であっても、繰り返し数を20以上とすることにより、圧入荷重低減効果を十分に得ることができる。
なお、滑剤の粘度が高すぎる場合には、滑剤のハンドリング性が低下する。そのため、滑剤を構成するポリアルキレンオキサイド基におけるアルキレンオキサイド基の繰り返し数は、例えば、70以下とすることが望ましく、60以下とすることがより望ましく、50以下とすることがさらに望ましい。また、滑剤を構成するポリアルキレンオキサイド基は、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、あるいはブチレンオキサイドから誘導されるアルキレンオキサイド基から選択される1種または2種以上のアルキレンオキサイド基によって構成されることが望ましい。
本実施形態では、上記のようにポリアルキレンオキサイド基から成る親水基を有する滑剤を用いているため、圧入工程の後に熱処理工程を行なうことにより、滑剤を容易に分解除去することができる。そのため、圧入工程の後に熱処理工程を行なうことにより、ヒータ素子1とリング14との間の接合力、および、ヒータ素子1と外筒3との間の接合力を高めることができる。本実施形態の滑剤が容易に熱分解可能である理由の一つは、本実施形態の滑剤が有するアルキレンオキサイド結合(エーテル結合)の結合力が比較的弱いことであると考えられる。例えば、従来知られる滑剤として、アルカンを主原料とするワックスが挙げられるが、本実施形態の滑剤が有するアルキレンオキサイド結合(エーテル結合)は、上記したアルカンにおける分子内の結合に比べて結合力が弱い。そのため、本実施形態の滑剤は、圧入工程後の熱処理工程によって、容易に分解除去可能と考えられる。
熱処理工程は、所望の接合力が得られる程度に滑剤を分解除去できればよいが、例えば、50℃以上で行なうことが望ましい。熱処理工程の温度を高める程、滑剤(ポリアルキレンオキサイド基)が分解除去され易くなり、圧入したセラミック部材と金属部材との間の接合力を高めることができる。
ただし、熱処理温度を高くし過ぎると、熱処理時に、セラミック部材が損傷する場合がある。例えば、本実施形態のヒータ素子1は、導電部11と絶縁部13という異なるセラミック材料によって構成された複数の部位から成る。そのため、熱処理温度が高すぎる場合には、導電部11と絶縁部13との間の熱膨張率差に起因して、ヒータ素子1が損傷する(割れる)場合がある。このようなセラミック部材の損傷を抑制する観点から、熱処理工程の温度は、例えば500℃以下が好ましく、400℃以下がより好ましい。
なお、本実施形態では、ヒータ素子1の表面において、第1の電位側の接続端子12bおよび第2の電位側の接続端子12aが露出している。熱処理の温度が高すぎる場合には、これらの接続端子の露出部が酸化して、露出部における電気抵抗が高まる可能性がある。そのため、本実施形態のようにセラミックヒータを備えるグロープラグの製造方法においては、上記熱処理工程の温度は、350℃以下とすることが好ましく、300℃以下とすることがさらに好ましい。
本実施形態の滑剤を構成する分子は、長鎖状の親水性基であるポリアルキレンオキサイド基の他に、さらに、疎水基を有していてもよい。滑剤が分子内に疎水基部分を有していても、部材間の摩擦および圧入荷重の低減に関わるのは、主として既述した親水基部分であり、この親水基部分が熱処理により分解除去されれば、セラミック部材と金属部材との間の接合力が高まる。そのため、疎水基部分の構成に特に制限はない。滑剤が有する疎水基は、例えば、高級アルコール、脂肪酸、アルキルフェノール等によって構成することができる。滑剤全体の性能に影響を与え難いという観点から、滑剤が有する疎水基は、例えば、直鎖の官能基であるアルキル基とすることが好ましい。
滑剤が、疎水基を有することなく親水基のみによって構成される場合には、滑剤は、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、あるいは、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールとすることができる。
滑剤が、親水基と共に疎水基を有する場合には、滑剤は非イオン界面活性剤となる。このような滑剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル等を挙げることができる。
滑剤は、上記した疎水基を有しない物質および疎水基を有する物質の中から選択される、複数の物質を含む混合物であってもよい。
また、滑剤は、上記したポリアルキレンオキサイド基を有する物質に加えて、さらに添加剤を含有していてもよい。滑剤に加える添加剤としては、例えば、アルカン、アルコール、エーテル、エステル、脂肪酸などの有機物を用いることができる。あるいは、モリブデン(Mo)系、硫黄(S)系、亜鉛(Zn)系の潤滑剤添加物から選択される少なくとも1種の物質を用いてもよい。ただし、用いる添加剤は、熱処理工程において分解される物質であることが望ましい。
図4の(a)工程あるいは(c)工程において、セラミック部材および/または金属部材の表面に滑剤を付着させる際には、例えば、既述した滑剤を、水や有機溶媒などの溶剤に溶かした後に、セラミック部材および/または金属部材に塗布すればよい。あるいは、滑剤を、例えば45〜100℃程度に加熱して、軟化あるいは溶融させた後に、セラミック部材および/または金属部材に付着させてもよい。
以上のように構成された本実施形態のグロープラグの製造方法によれば、アルキレンオキサイド基を繰り返し単位として有する物質であって、アルキレンオキサイド基の繰り返し数が20以上である物質を、セラミック部材および/または金属部材の表面に付着させて、圧入を行なっている。これにより、圧入荷重を低減して、圧入時におけるセラミック部材の損傷を抑えることができる。また、圧入時に上記物質を滑剤として用いることにより、圧入後に熱処理工程を行なうことで滑剤を容易に分解除去することが可能になり、セラミック部材と金属部材との間の接合力を高めることができる。
なお、滑剤を構成する物質が、既述したポリオキシプロピレングリセリルエーテルのように、分子全体が直鎖状ではなく枝分かれ構造を有している場合には、枝分かれ構造のいずれかの枝において、「アルキレンオキサイド基の繰り返し数が20以上」の要件を満たせばよい。これにより、圧入荷重を低減すると共に接合力を向上させる同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、第1の圧入工程および第2の圧入工程の双方において、ポリアルキレンオキサイド基を有する既述した滑剤を用いているが、いずれか一方の圧入工程のみにおいて既述した滑剤を用いることとしてもよい。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・変形例1:
上記した実施形態では、グロープラグの製造のために、ポリアルキレンオキサイド基を有する既述した滑剤を用いたが、この滑剤を異なる用途に適用してもよい。グロープラグの構成部材以外であっても、金属部材にセラミック部材を圧入する場合、あるいは金属部材にセラミック部材を圧入して接合する場合に適用すれば、実施形態と同様の効果が得られる。
・変形例2:
実施形態で示した滑剤を用いて圧入工程を行なう際に、圧入に用いる金属部材の形状は、実施形態のリング14あるいは外筒3と同様に断面円形の筒状とする他、例えば、側面の一部において軸方向に切れ込みが入った断面C形状の筒状であってもよい。また、貫通孔を有する金属部材に代えて、セラミック部材の挿入方向に延びる凹部を有する金属部材を用いて、当該凹部内にセラミック部材を圧入することとしてもよい。
アルキレンオキサイド基を繰り返し単位として有する物質であって、アルキレンオキサイド基の繰り返し数が異なる種々の物質を滑剤として用いて、外筒3にヒータ素子1を圧入し、圧入の際の圧入荷重を測定して、滑剤として圧入荷重を低減する効果を評価した。また、外筒3にヒータ素子1を圧入した後に、種々の温度で熱処理を行ない、熱処理後の外筒3とヒータ素子1との間の接合力を評価した。
<圧入荷重測定に用いたサンプル>
滑剤として用いたときの圧入荷重低減の効果を調べるために、サンプル1〜8の8種の滑剤を用いた。サンプル1〜サンプル7は、エチレンオキサイド基(EO基)を繰り返し単位とする親水基を有している。これらの各サンプルの親水基におけるエチレンオキサイド基の繰り返し数(以下、EO基の数とも呼ぶ)は、サンプル1が12、サンプル2が20、サンプル3が25、サンプル4が30、サンプル5が41、サンプル6が45、サンプル7が47である。
また、サンプル1〜5およびサンプル7,8は、アルキル基から成る疎水基を有している。各サンプルの疎水基を構成するアルキル基の炭素数(以下、Cの数とも呼ぶ)は、サンプル1が12、サンプル2が22、サンプル3が12、サンプル4が22、サンプル5が12、サンプル7が12、サンプル8が22である。
上記のように、サンプル1〜5、およびサンプル7は、非イオン界面活性剤であるポリオキシエチレンアルキルエーテルである。また、サンプル6は、ポリエチレングリコールである。また、サンプル8は、アルカンの一種であるドコサン(C2246)である。
<圧入荷重測定>
各サンプルを滑剤として用いて外筒3にヒータ素子1を圧入した際の圧入荷重を、以下のようにして測定した。各サンプルは、既述した各物質を80℃に加熱して軟化あるいは溶融させ滑剤として用いた。各滑剤は、外筒3の内壁面(軸孔42の表面)全体と、ヒータ素子1の表面全体に塗布した。サンプル毎に外筒3とヒータ素子1とをそれぞれ30個ずつ用意して、各サンプルを滑剤として用いて外筒3にヒータ素子1を圧入する動作を、サンプル毎に30回行なった(n=30)。圧入の動作は、25℃±5℃にて、エレクトロプレスを用いて行なった。そして、圧入荷重のピーク値(最大荷重)を測定してサンプル毎に平均値を求め、各サンプルの圧入荷重とした。
図5は、サンプル1〜8について上記のようにして圧入荷重を測定した結果を示す説明図である。図5では、サンプル1における圧入荷重の値を100としたときの相対値として、各サンプルの圧入荷重の値を示している。図5から分かるように、アルキレンオキサイド基として最も分子量の小さいエチレンオキサイド基を繰り返し単位として有する滑剤において、繰り返し数を20以上とすることで、圧入荷重を大きく低減できることが確認できた。すなわち、エチレンオキサイド基の繰り返し数が20以上であるサンプル2〜7は、エチレンオキサイド基の繰り返し数が20未満であるサンプル1、および、エチレンオキサイド基を繰り返し単位とする親水基を有しないサンプル8と比較して、非常に小さい圧入荷重を示した。このように、エチレンオキサイド基の繰り返し数が20以上であることにより圧入荷重を低減できる効果は、滑剤が疎水基を有するか否か、あるいは、疎水基の種類にかかわらず、得られる効果であった。すなわち、疎水基を有しないサンプル6は、親水基と共に疎水基を有するサンプル2〜5およびサンプル7と同等の圧入荷重低減効果を示した。
<接合力の測定>
既述したサンプル4を滑剤として用いて外筒3にヒータ素子1を圧入した後、種々の温度で熱処理を行ない、熱処理後の外筒3とヒータ素子1の間の接合力を測定した。熱処理は、50℃、100℃、200℃、300℃、400℃、600℃の温度条件で行ない、熱処理後の接合力を、熱処理なしの場合と比較した。熱処理の条件ごとに外筒3とヒータ素子1とを30個ずつ用意して(n=30)、サンプル4を滑剤として用いて外筒3にヒータ素子1を圧入した。その後の熱処理は、各温度にて90分間行なった。接合力の測定の際には、外筒3を固定しつつ、オートグラフを用いて圧入方向とは逆向きにヒータ素子1を押した。そして、ヒータ素子1を押す際の荷重を次第に上げながら、ヒータ素子1が外筒3に対して移動を開始したときの荷重を測定した。熱処理の条件ごとに用意した30個の試料における上記荷重の平均値を、各熱処理条件における接合力とした。
図6は、サンプル4について上記のように熱処理条件を異ならせて接合力を測定した結果を示す説明図である。図6では、熱処理を行なわなかった場合の接合力を100としたときの相対値として、各熱処理温度毎に接合力の値を示している。図6から分かるように、圧入後に50℃以上で熱処理することにより、外筒3とヒータ素子1との間の接合力を、大きく向上させられることが確認できた。また、熱処理により接合力を高める効果は、熱処理温度が高いほど大きくなることが確認できた。なお、熱処理温度を600℃にした場合には、熱処理の時点でヒータ素子1が割れてしまい、接合力を測定することができなかった。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…ヒータ素子
3…外筒
4…主体金具
5…雄ねじ部
6…中軸
7…端子金具
8…絶縁ブッシュ
9…加締め部
11…導電部
12a…プラス側接続端子
12b…マイナス側接続端子
13…絶縁部
14…リング
17…金属リード部
31…セラミックリング
32…ガラス充填層
41…軸孔
42…軸孔
50…グロープラグ

Claims (6)

  1. 金属部材にセラミック部材が嵌め込まれた複合部材の製造方法であって、
    前記金属部材に前記セラミック部材を圧入する圧入工程と、
    前記圧入工程に先立って、前記金属部材と前記セラミック部材の少なくとも一方の表面であって、前記圧入工程において前記金属部材と前記セラミック部材とが接する領域に、アルキレンオキサイド基を繰り返し単位として有する物質であって、アルキレンオキサイド基の繰り返し数が20以上である物質を付着させる付着工程と、
    を備えることを特徴とする複合部材の製造方法。
  2. 金属部材にセラミック部材が嵌め込まれた複合部材の製造方法であって、
    請求項1に記載の複合部材の製造方法により、前記金属部材に前記セラミック部材を圧入した複合部材を得る工程と、
    前記圧入工程の後に、前記複合部材を熱処理する熱処理工程と、
    を備えることを特徴とする複合部材の製造方法。
  3. セラミックヒータと、該セラミックヒータが嵌め込まれた金属製の筒状部材と、を備えるグロープラグの製造方法であって、
    請求項2に記載の複合部材の製造方法により、前記金属部材である前記筒状部材に、前記セラミック部材である前記セラミックヒータが嵌め込まれた部材を、前記複合部材として製造する工程を備え、
    前記熱処理工程は、50〜400℃の温度範囲で行なうことを特徴とする
    グロープラグの製造方法。
  4. セラミックヒータと、該セラミックヒータが嵌め込まれた金属製の筒状部材と、を備えるグロープラグであって、
    請求項1に記載の複合部材の製造方法により、前記金属部材である前記筒状部材に、前記セラミック部材である前記セラミックヒータを圧入して得られることを特徴とする
    グロープラグ。
  5. セラミックヒータと、該セラミックヒータが嵌め込まれた金属製の筒状部材と、を備えるグロープラグであって、
    請求項2に記載の複合部材の製造方法により、前記金属部材である前記筒状部材と、前記セラミック部材である前記セラミックヒータとを接合して得られることを特徴とする
    グロープラグ。
  6. 請求項3に記載のグロープラグの製造方法により製造したグロープラグ。
JP2015065970A 2015-03-27 2015-03-27 複合部材の製造方法、およびグロープラグの製造方法 Active JP6511315B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015065970A JP6511315B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 複合部材の製造方法、およびグロープラグの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015065970A JP6511315B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 複合部材の製造方法、およびグロープラグの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016186385A true JP2016186385A (ja) 2016-10-27
JP6511315B2 JP6511315B2 (ja) 2019-05-15

Family

ID=57203584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015065970A Active JP6511315B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 複合部材の製造方法、およびグロープラグの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6511315B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06256782A (ja) * 1993-02-01 1994-09-13 Lubrizol Corp:The 金属/セラミック潤滑用のチオカルバメート
JP2004251613A (ja) * 2003-01-28 2004-09-09 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグ及びグロープラグの製造方法
JP2008533278A (ja) * 2005-03-15 2008-08-21 イーコラブ インコーポレイティド 低発泡性コンベヤー潤滑剤組成物および方法
JP2010254957A (ja) * 2009-03-30 2010-11-11 Fujifilm Corp 潤滑剤組成物、金属表面用潤滑膜、金属表面用摩擦低減剤、磁気記録媒体および新規ポリエーテル化合物
JP2013001870A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Pilot Corporation 水性ボールペン用インキ組成物及びそれを用いたボールペン

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06256782A (ja) * 1993-02-01 1994-09-13 Lubrizol Corp:The 金属/セラミック潤滑用のチオカルバメート
JP2004251613A (ja) * 2003-01-28 2004-09-09 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグ及びグロープラグの製造方法
JP2008533278A (ja) * 2005-03-15 2008-08-21 イーコラブ インコーポレイティド 低発泡性コンベヤー潤滑剤組成物および方法
JP2010254957A (ja) * 2009-03-30 2010-11-11 Fujifilm Corp 潤滑剤組成物、金属表面用潤滑膜、金属表面用摩擦低減剤、磁気記録媒体および新規ポリエーテル化合物
JP2013001870A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Pilot Corporation 水性ボールペン用インキ組成物及びそれを用いたボールペン

Also Published As

Publication number Publication date
JP6511315B2 (ja) 2019-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100987305B1 (ko) 디젤 엔진용 예열 플러그에 특히 적합한 복합 도체
JP4536065B2 (ja) グロープラグ
JP5503015B2 (ja) グロープラグ及びそのグロープラグの製造方法
JP6265570B2 (ja) セラミックスヒータ型グロープラグの製造方法及びセラミックスヒータ型グロープラグ
JP5632958B2 (ja) セラミックグロープラグ
JP2000356343A (ja) セラミックヒータ型グロープラグ
JP4093175B2 (ja) グロープラグ
JP5485843B2 (ja) グロープラグ及びその製造方法
JP6511315B2 (ja) 複合部材の製造方法、およびグロープラグの製造方法
JPH0942671A (ja) セラミックグロープラグ及びその製造方法
CN114787484B (zh) 具有电加热片的催化器装置的支撑销
JP6245716B2 (ja) セラミックスヒータ型グロープラグの製造方法及びセラミックスヒータ型グロープラグ
JP2002270349A (ja) セラミックヒーター装置及びその製造方法
WO2003052323A1 (fr) Bougie de prechauffage pour moteur diesel et procede de fabrication de ladite bougie de prechauffage
JP4425017B2 (ja) ヒータ
EP1477740A2 (en) Heater
JP5643611B2 (ja) セラミックヒータの製造方法、及び、グロープラグ
JP6253609B2 (ja) スパークプラグ
JP6270185B2 (ja) セラミックスヒータ型グロープラグの製造方法及びセラミックスヒータ型グロープラグ
JP2023130199A (ja) 内燃機関用のスパークプラグ
JPH11287441A (ja) グロープラグ及びその製造方法
JP2002158082A (ja) セラミックヒーター装置
JP4019004B2 (ja) セラミックヒータ及びそれを用いたグロープラグ
JP3620061B2 (ja) セラミックヒータ素子、セラミックヒータ及びセラミックグロープラグ
JP6697271B2 (ja) セラミックグロープラグ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6511315

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250